元スレ新ジャンル「完璧な許婚」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
651 = 590 :
>>649
友「これで次回の数学はもらったな!次は歴史教えてくれ」
女「化学の記号問題を擬人化して!」
男「歴史は丸覚えだし化学の擬人化って……考えとく」
友「歴史と歴史の間にあったトリビアを織り交ぜて説明してくれ!」
男「また明日な」
友・女「じゃなー」バタン
男「さてと……」ガチャ
許婚「ぐすっ……ぐすん」
男「………許婚の美味しいご飯が食べたいなー」
許婚「・・・・・・今何と?」
男「許婚の美味しいご飯が食べたいです」
許婚「男様が名前で呼んでくださったー!!」
男「部屋で跳ねないで、苦情がくるから」
652 = 590 :
>>651
許婚父親「………おかしい、おかしいぞこの手紙!!これは儂が確めに行かねばならぬわ」
ギャァーンキュリギュリガジュー…ン
男「で…が……でして」
ギュリキュリキュリギャァーン
許婚「男様は……でず…です」
許婚「うるさーい!!男様、お隣りが超うるさいです!」
男「殴られるのはいやです」
許婚「私が話をつけてきます」
男「拳で?」
許婚「そう拳で……ってちゃんと話し合いします!!いざ出陣」ガチャ…バフッ
許婚父親「ぬふー……ん」
許婚「ち、父上!!」
許婚父親「ふんやっぱりな」
653 = 620 :
私怨
654 = 590 :
>>652
許婚父親「貴様名前は!」
男「男です」
許婚父親「父親はいつ亡くなった!」
男「10年前に事故で」
許婚父親「儂は5年前にその父親と逢っとる!!」
許婚「えーーー!!???」
男「わーびっくり(棒読み)」
許婚「しかし男様に写真を見せると確かに『これは小さい頃の写真だ』って」
許婚父親「儂がいっておるのはその隣りに写っておる坊主の事だ!!つまりお前はお隣りの漢の許婚なのじゃ!!!!」
許婚「えーーーー!!!!!」
655 = 643 :
せっせっせーのフォイフォイフォイ
656 = 640 :
許婚「晩御飯、何にしましょうか」
男「んー、なんでもいいよ」
許婚「主婦にとってその言葉って、結構困るんですけどね」
男「毎日寿司とかって言っても困るくせに」
許婚「そりゃぁ、そうですけどねー」
男「しかし、こんなのでもちゃんと料理が作れるとは」
許婚「ちょ、こんなのってなんですか!?」
男「誉めてるの」
許婚「あっ、あたりまえですっ! 私は完璧な許嫁なんですからっ!」
男「結婚したら許婚って言わないんじゃないの?」
許婚「そしたら、完璧な母親になりますからいいんですー」
男「ちょ、何かステップひとつとばしてるよ!」
許婚「男さんに、本当に認めてもらったときが、私たちが契るときですもの。 ……ね?」
男「(どきっ) ……かっ、勝手に決めるなっ!」
これが最後かもなー……
657 = 642 :
>>656
がんばれ
658 = 590 :
>>654
男「そっかー…短い間でしたがお世話になりました」
許婚「男様はそれでいいのですか!?」
男「許婚がいるなんて聞いた事なかったからなるほどねって」
許婚「私は納得いきません!あんな近所に騒音を撒き散らし人様に迷惑をかけ男様に手を下し…」
許婚父親「喝ーーーー!!!!」
許婚「ひぃ!!」
許婚父親「じゃあ許婚は返してもらうぞ」
男「はぁ……」
許婚「おとこさまー!!!いやー!!!」
659 = 618 :
いやー!!
660 = 590 :
>>658
男「………家ってこんなに広かったっけ」
男「………………」
友「男!テストどうだった?俺100点!」
男「あ、あぁ」
友「おまっ0点ってどうしちゃったんだよ!フタナリ公式やらなかったのか!!?」
男「あぁ…」
女「男君元気ないね」
他クラス「どうしたんだよ男ー」
DQN「らしくないっすよ男さんwww」
番長「女でも出来たのかwww」
男(あっこの友達って彼女がいたから出来たんだよな………)
661 = 590 :
>>660
女「あっそうだ!今日の帰りみんなでご飯食べに行こうよ!」
友「そりゃいいなー!男予定空いてるだろ」
男「あ、ああ」(メモ帳取り出す)
男「…………!」ペラペラ
友「なんだダメなのか?」
男(自殺方法がたくさんメモっている、ガス、飛び降り、首吊り、青酸カリ………よくやるなぁ)
女「男君?」
男「!?うん………」
男(そうだ、彼女と出会ったその日僕は自殺しようとしてたんだ……)
662 = 620 :
紫煙
663 = 590 :
>>661
友「うめぇなここのお好み焼き!」
女「でしょー!ネットに載ってたの!!」
男「不味い……」
友「男?」
男「あっいや、今日ちょっと体調が悪くて…彼女の料理、美味しかったなぁ)」
男「悪い今日は帰る、お金先払っておくから」
友「おい男!」
男「なんだ?」
友「明日も学校来るよな!!」
男「……あぁ」
女「どうしたの?友君、大声で確認なんかして」
友「なんかいつもの男じゃない感じがした、犯罪犯す前の日みたいな………そんな空気だった」
664 :
携帯紫煙
腹減った。ゼミが終わらない。学食埋まる…
665 :
ほ
667 :
>>501より
――夜明け前
許嫁(着替えと、身の回りの品と……)
許嫁(公共料金の振込用紙は、ここで……)
許嫁(そうだ。歯磨きを……いいか。あれも、私のものじゃない)
許嫁 くすっ
許嫁(私のものなんて、はじめからこの家には
何にもありはしないんですけれどね……)
(そんな……)
許嫁(……あんなに言葉に詰まって)
許嫁(男さんは、本当に子供ですね)
668 = 667 :
だから。
許嫁(だから、赦して差し上げます)
許嫁(……呆れるほど、荷物無いですね)
許嫁(無理もありませんが)
許嫁(唐突に現れて唐突に消えて。
通り雨のようなものですから……。
きっと男さんも見逃してくれますね)
許嫁(見逃して、忘れて)
(許嫁さんっ)
許嫁(忘れて……)
(許嫁さんっ)
許嫁(わたしも良い加減、詮方ない事を……)
670 = 667 :
――前庭
かちゃり
許嫁「えっと。戸締りも、ガスも大丈夫」
許嫁「お世話になりました。……なんて」
男「やっぱり」
許嫁「男さんっ!?」
男「絶対出て行くと思いました」
許嫁「――。
ちがいますよ? ちょっと朝市に仕入れです。
今朝は美味しいマッシュルームオムレツを作ります。
ですから少しだけ留守番しててくださいね」にこっ
男「その言い訳、事前準備のものでしょ」
許嫁「違いますってば」くすくす
許嫁「ほら、私ぜんぜん荷物もっていませんよ?
こんなので出ていくわけないじゃないですか」
男「許嫁さん」ぐっ
671 :
帰ってきてるじゃねーか
おかえりそして期待
672 = 625 :
帰ってきてくれたんですね;;
673 = 667 :
許嫁「まだ朝ですよ?」にこっ
男「まだ明けてもいません。俺、許嫁さんの部屋
見せてもらいましたから」
許嫁「はい?」
男「布団の取り入れの時ですよ。あんな部屋、無いですよ。
幽霊が住んでる部屋じゃないですか、あんながらんとしてて」
許嫁「あははは。酷いですよ、幽霊なんて」にこにこ
男「じゃなければ、『いつ居なくなっても良い』って
思ってる人の部屋でしょう、あれ」
許嫁「――」
男「許嫁さんは完璧主義だから」
許嫁「……」
男「あんな話をして、出ていくつもりだったんでしょう」
許嫁「違いますよ、本当に」
男「信じませんから」
許嫁「どうしたんですか? そんなに怒って
もしかして、添い寝してもらわないと眠れないですか?」くすっ
男「はい、そうです」
674 = 564 :
完璧完璧
676 = 667 :
許嫁「え……?」
男「添い寝してもらいます」ぐんっぐんっ
許嫁「ちょ。男さん……? あの、腕。腕痛いですっ」
男「もうちょっと辛抱してください」
許嫁「靴。ブーツ脱いで無いですっ」
男「足をつかなければいいでしょ」ひょいっ
許嫁「乱暴ですよっ。男さんっ」
男「お互い様でしょ。許嫁さんだって問答無用で
あんな話をして、問答無用で出て行こうとしてた」
許嫁「冗談だって言ったじゃないですかっ」
男「じゃぁ、これも冗談ですからっ」
がらがらっ
許嫁「爪先でドアなんか開けて……」
男「お行儀の件は後で謝ります」
許嫁「降ろしてくださいっ」
男「はい」
ぽふっ
677 = 667 :
許嫁「きゃっ!」
男「大丈夫でしょ。ベッドですから」
許嫁「……っ」
男「手荒でごめんなさい」
許嫁「そうですか。ふふん。
やっぱりご奉仕が良いんですか」くすっ
男「んーっと。そうなるのかなぁ」
許嫁「……良いですよ。それも勤めですから」
男「許嫁さん、脚ください」
許嫁「はい?」
男「靴脱がせますから」
許嫁「……っ」
男「編み上げブーツ、1人で脱ぐの大変でしょ」
許嫁「……うぅ」かぁっ
男「別に変な動機は無いですからねっ」
678 = 667 :
男「だいたい、ここを出てどこに行くんですか」
許嫁「出て行くつもりなんか無いって云いました」
男「行く場所なんてないんでしょ」
許嫁「……だからっ」
男「俺は汚れたりしませんからね」
許嫁「――っ」
男「だいたいあんな告白程度で俺が汚れたり
許嫁さんが黒かったりするはず無いでしょう。
そりゃ……。
あんなに近くですりすりされたらですね。
その……もにょもにょにもなりますけどね。
童貞舐めたらダメですよ。
妄想の中だと、あんなもんじゃ済まされませんよ。
もう絵にも文章にもかけないほど
けしからん事しまくりですよ。
許嫁さんは……美人だから。
その……。
そういうことですよっ」
許嫁「……」
男「汚れ度で云うなら、俺のほうが汚れですからねっ」
679 = 643 :
男カッコヨス
680 = 590 :
>>663
男「鬱だ、死のう…………」
男「だれかがドアを開けた瞬間首が締まる仕掛けにしよう」ガサガサ
男「今思えば許婚ってのも良かったなぁ………さあいつでも
許婚「男様ー!!!!」ガチャ
来ぐあああぁあああ!!!」
許婚「男様ー!私は帰ってきました!!!」
男「・・・!・・・!!!」
許婚「私は男様と一生を共に過ごしたいのです!!!!」
男「!!!!・・・・・・・・・・・」
許婚「ああ………男様ぁ」ギュ
681 = 618 :
によによが止まらん
683 = 667 :
許嫁「――」
男「それでも納得できませんか」
許嫁「……」
男「じゃぁ、ちゃんと云いますから。
昨晩もいいますけれど。許嫁さんのことが好きです。
お付き合いしてください」
許嫁「お付き合いしてるでしょう? 許嫁として」
男「好きになってください」
許嫁「許嫁には必要ない想いです」
男「俺が欲しいんです」
許嫁「――」
男「ただ欲しいんです」
許嫁「それは、子供の我がままですよ……」
男「ですよね。でも仕方ないでしょ。
手段を選ぶ余裕無いんですから」
許嫁「はい?」
685 = 667 :
男「ちょっとだけでいいから好きになってください」
許嫁「ダメです」
男「じゃないと、このままベッドから出しません」
許嫁「えっと……」
男「出しません」
許嫁「朝ごはんが作れませんよ?」
男「小ネタ抜きで」
許嫁「――ふぅ。つまり、男さんは私としたいんですか?」
男「したいですけど、そういうのも抜きで」
許嫁「私が嘘をついたらどうするんですか?」
男「嘘?」
許嫁「――そうですね。私が、例えば。
『そう』なって。おとこさんに『それ』を囁いて。
一緒に眠って、睦言の帳を過ごして……。
それで居なくなったらどうするんですか?」
男「寂しい気持ちですけど、ずっと待ってます」
許嫁「ずっと?」
男「ずっと」
686 = 667 :
許嫁「それじゃ騙され損じゃないですか」
男「そうかもしれないですね」
許嫁「全然脅迫になって無いですよっ」
男「そうかなぁ」
許嫁「そうですよ。男さんは私の事を誤解してます。
わたしは私のことなんてどうだっていいんです。
たしかにその……まだ未経験ですけれど
守ってきたわけじゃない。
あなたを傷つけるためなら、こんな身体幾らだって
捧げてしまって悔いは無いですよ。
そうでしょ?
だって抱けば男さんは傷つくのだから」
男「そうですね」
許嫁「その後で裏切るくらい容易いですよ」
男「ですね」
許嫁「じゃぁ、なんでそんなに馬鹿なんですかっ」
男「バカに理由は無いでしょ。
頭が悪いからバカなんですよ」
許嫁「――っ」
687 = 625 :
男 覚 醒
688 = 667 :
男「だいたい、許嫁さんだって!
云ってることもやってることも支離滅裂じゃないですか。
完璧な許嫁とか云って、そもそも許嫁って
結婚をする予定の相手ですよ。
完璧な許嫁は完璧なお嫁さんになるのが当たり前の流れでしょ。
完璧な許嫁だから結婚できないなんてどこのトンチですかっ」
許嫁「――」
男「それに本当に本当の完璧な許嫁だったら
どうして俺のこと振り回すような、いたぶるような
ことばっかり云うんですか。
じゃれてくる犬に嫌がらせするようなっ」
許嫁「自分の事を犬にたとえて惨めじゃないんですか?」
男「この二ヶ月惨め過ぎて慣れました」
許嫁「それは、男さんが余りにも苛立たしかったからです。
云ったでしょ? 羨ましくて、妬ましいですよ。
男さんを。傷つけたくて、汚したいんですっ」
689 = 590 :
>>680
男「なんで帰ってきたの?」
許婚「男様が心配だったから」
男「本物の許婚が見つかったんだからここにいてはいけません」
許婚「今死のうとしていたじゃありませんか!!」
男「そうだけど、、、何で」
許婚「・・・・泣いているのですか?」
男「なんで他人の僕なんかに優しいんだ・・・・・」
許婚「好きですから、大好きですから」
男「君は・・・・優し過ぎる」
690 = 667 :
男「だったら、あんなに手の込んだお弁当
作ってくれなくても良いじゃないですかっ」
許嫁「――っ」
男「あんなに丁寧に。お弁当なのにおかずを何種類も。
バカだって判りますよ。大変じゃないですか、あんなのっ」
許嫁「それは……」
男「洗濯だって、掃除だって、庭の手入れだって。
あんなに丁寧で細やかにやる必要、無いじゃないですかっ」
許嫁「それは、だって。許嫁の務めですから。
『完璧な許嫁』のためには、そういうのが全部必要だから」
男「それが支離滅裂なんですよ。
好かれたいのか嫌われたいのか、バラバラじゃないですか」
許嫁「――っ。それはっ」
男「でもお生憎様です。許嫁さんは餌あげすぎです。
もう好きになっちゃいましたからね。手遅れです」
691 :
クライマックスキタァァァァアアアアアアア
692 = 667 :
許嫁「……泣きそうな顔で、偉そうなことを」
男「放っておいてくださいよっ。
仕方ありません。それじゃ、取って置きの賄賂です」
許嫁「はい?」
男「許嫁さんは、一生ずっと俺のこと汚し続けて、
傷つけ続けて良いですよ。無制限に感受します」
許嫁「……男さんって」
男「絶句しないで下さいよ」
許嫁「本当にバカなんじゃないですか?」
男「疑問形じゃなくていいです。本人が保証します」
許嫁「だって、そんな……」
男「そんな?」
許嫁「男さんに何のメリットも無いでしょう。
そんなことになったら『完璧な許嫁』なんて放棄しますよ?
わたしは男さんが憎いんです。羨ましいんです。妬ましいんです。
ご飯だって作りませんし、掃除だってしてあげませんよ。
男さんは全然得なこと無いじゃないですかっ」
男「でも、許嫁さんにして上げられることって
他になさそうでしょ?」
693 = 667 :
許嫁「……もう」
男「――」
許嫁「男さんは、本当に我がままさんですね」くすっ
男「自覚、あります」
許嫁「おまけに忠犬みたいな人です」
男「酷い云われようだ」
許嫁「毒気が抜かれますよ」
男「すみません」
許嫁「云い付けは、良く聞かないとだめですよ?」
男「えーっと。はい」
許嫁「――仕方ありません。
飽きるまでは、付き合ってあげます」
男「飽きるまで?」
許嫁「ええ。あなたが、私に飽きるまで」くすっ
男「ずいぶんかかりそうですね」
許嫁「私の嫌がらせが尽きるのにだって、
同じくらいかかりますよ」くすくすっ
694 = 620 :
私怨
695 = 665 :
両方クライマックス?
696 = 564 :
あと1時間ちょっとでどこまで・・!?
697 :
2日ルールってことは後1時間?
698 = 667 :
――朝ごはん
許嫁「はい、召し上がれ」
男「えっと」
許嫁「バタートーストと麦茶です」
男「すさまじい勢いでグレードダウンしましたね」
許嫁「ええ。そうですね」にこり
男「え~……」
許嫁「はい?」
男「そのお皿の中身はなんですか?」
許嫁「モツァレラとトマトのオムレツですよ?」
男「――」ぐー
許嫁「欲しいですか?」にこにこ
男「すごく欲しいです」
許嫁「これは、チーズがとろっとして美味しいです」
男「美味しそうです」ぐー
699 = 570 :
帰ってきてる!
しかもクライマックス!
支援!!
700 = 667 :
許嫁「では、今日も云ってみましょう」くすっ
男「うぅぅ」かぁっ
許嫁「冷えるとチーズが固まっちゃいますよ?
このオムレツ、丁寧に優しく焼いたんですけど……」
男「……俺は許嫁さんのこと好きです」ぷいっ
許嫁「腹黒で年上で嫌がらせ好きで
ぜーんぜん完璧には程遠くて
根暗で陰険でやきもち焼きですよ?」
男「それでも好きなんですっ、もう、毎日降参です」
許嫁「メンヘラ気味で放置しておくと
何をしでかすか判りませんよ、わたしは」にこにこ
男「めたくちゃ大好きですっ! 惚れちゃってますっ!!」
許嫁「はい」にこっ 「沢山召し上がれ。オレンジも切りますね」
男「なんだかなぁ。もぐもぐ」
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