のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,331,473人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ新ジャンル「魔王の婿」

    新ジャンル覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    1 2 3 4 5 6 7 8 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    1 :

    VIPに立てた
    魔王「勇者にベホマ」みたいなスレの何かしらなもの
    PCにウィルス入ってログとかバックアップとか全部消えたので
    思い出せないから最初から始めます。

    韓国製のトロイの木馬。[ピーーー]!!

    2 = 1 :

    勇者「やっと・・・辿りつたぞ・・・」

    魔王「世界の半分をやるから婿になれ」

    勇者「世界の半分なんているか!?願うのは世界平和だけだ!!」

    魔王「じゃぁ、戦争やめるから、私の婿にならんか?」

    勇者「え?」

    魔王「お前が婿になるなら。
       もう、人間の世界を攻撃するのはやめてやると言っているんだ」

    勇者「・・・そ、そんな言葉信じられるか!!?」

    魔王「では、逆に聞こう。お前は、何のためにココに来た?」

    勇者「お前を倒して世界を平和にするためだ」

    魔王「人間が住む世界を平和にするためか・・・」

    勇者「そうだ!!そのためにココまで来たんだ!!」

    魔王「世界平和の為に自己犠牲して、ここまで来たのか?」

    勇者「そうだ!!世界が平和になるなら俺は何でもしてやる!」

    魔王「何でもだな?」

    3 = 1 :

    魔王「・・・」ピッピッピ

    勇者「な、何をしているんだ!?」

    魔王「まぁ、待っていろ」

    名前:★魔王チャン★

    題名:

    本文:勇者を私の婿にする代わりに戦争をやめようと思う。
    王タソも、それで良いなら返信頂戴☆ミ

    「わ!!?魔王チャンからメーウきたぁ♪」

    「・・・ふむふむ」

    4 = 1 :

    王の側近「王様、何とメール来たのですか?」

    「魔王チャンが結婚決まったんだって!!」

    王の側近「それは、本当ですか!?」

    「うん、勇者さんと結婚するんだってー」

    王の側近「それはまた、驚きですね・・・結婚式とかいつなんでしょうね?」

    「気になるよね!!ちょっと聞いてみるー!」

    「・・・」ピッピッピ

    5 = 1 :

    名前:王タソ
    題名:結婚おめでとう!!
    本文:結婚おめでとー!!
    結婚式はいつするの!!?
    勇者は、ちょっと怒りっぽかったりするけど、
    根は良い子だと思うから仲良くお幸せにね!!

    魔王「返信きたゾ!見てみろ、どうだ、私が言っていたことに嘘は無かっただろ」

    勇者「・・・胡散臭い。それに、戦争の事に王は触れてないじゃないか!?」

    魔王「あ、本当だ。あいつは、こう言うところ抜けてるからな・・・」

    6 = 1 :

    魔王「・・・仕方ない」ッピッピッピ

    ちょっと待ってろ

    ・・・

    「また、魔王チャンからメール来たよぉ」

    側近「あ、私も、お祝いメール送っておきます!」

    「あ、ついでに、何かこっちの方で獲れる花で欲しいのないか聞いておいて!」

    ・・・

    魔王「側近からも、お祝のメールが来たな。取りあえず、返事を返さなくては・・・」

    勇者「あの・・・」

    魔王「ちょっと、待っててくれ側近にお礼のメールを返すから」

    7 = 1 :

    勇者「・・・」

    魔王「・・・」ピッピッピ
    ~♪
    魔王「・・・」ピッピッピ

    ・・・

    勇者「・・・」イライラ

    悪魔神官「よければ、こちらで、お茶でもどうぞ」

    勇者「・・・敵からの物なんて飲めるか!!」

    悪魔神官「え・・・そんな・・・酷いです!!」ウルウル

    勇者「あ・・・ご、ごめんなさい!!?い、いただきます!!」

    悪魔神官「グス、はい、どうぞ・・・お口に合うか分かりませんが・・・・グス」

    勇者「ありがとうございます・・・あ、美味しい。」

    悪魔神官「本当ですか!?これ、こっちでしか取れないハーブを使った紅茶なんですよ!!」

    勇者「とても、美味しいですよ!」

    悪魔神官「お口にあって良かったです♪」

    8 = 1 :

    神官「よければ、こちらもどうぞ♪」

    勇者「え、と。これは?」

    神官「ベリーパイです!」

    勇者「ですよね?」

    神官「あ・・・パイとか嫌いでしたか?」

    勇者「いえ、こんなところまで来てあるとは思ってなかったので・・・」

    神官「お口に合うか分かりませんが、どうぞ♪」

    9 = 1 :

    勇者「いただきます・・・」

    神官「どうですか・・・?」

    勇者「美味しい・・・」

    神官「あ、甘さ控え目に作ってるので、
        ちょっと甘さ足りてないかもって思ったけど良かったです!」

    勇者「とても、ちょうど良いです!
       甘すぎると、僕、胸やけしてダメ何ですよ。凄い、美味しいです。」

    神官「これ、魔王さまの為の味付け何ですよ。
        魔王さまも甘すぎるの好きじゃないんですよ♪」

    勇者「ふーん・・・そうな、あ゛!?」

    神官「どうしました!?もしかして、私の作ったパイが・・・」

    勇者「じゃなくて、魔王との話、まだ終わってなかった!!」

    10 :

    魔王「・・・」ピッピッピ

    勇者「おい、話はどうなった?」

    魔王「んん?あぁ、式か。お前の話も聞いておこうか」

    勇者「式?お前が、戦争をやめる証拠だ。証拠がないなら、この場でたたっ斬るぞ」

    魔王「あぁ、忘れていた。王と側近とのメールが盛り上がってしまってな」

    勇者「・・・それ、本当に王なのか?」

    魔王「そんなに、私を信じられないのか?」

    勇者「魔王の事なんか信じられるわけないだろ!?」

    魔王「私の婿の癖に酷いことを言うな・・・」

    勇者「誰が、お前の婿になった!!」

    魔王「・・・分かった。ちょっと待ってろ」

    11 = 10 :

    ~♪

    「あれ?魔王チャンから電話かかってきた・・・」

    魔王『王、戦争の権だけど、そっちは合意で良いんだよな?』

    「うん、良いよ~。それよりもオメデトウ!!」

    側近「王さま!!私にも代わってくださいよ!」

    「あー側近チャンに代わるねぇ。」

    魔王『分かった。』

    側近「この度は、おめでとうございます。勇者を大切にしてやって下さい。」

    魔王『あぁ、ありがとう。もちろん、大切にするさ。』

    ・・・

    魔王「な?」

    勇者「電話の声はこっちに聞こえて来ないので何を話してるのか、まったく分かりません。」

    12 = 10 :

    魔王「仕方ないな、こっちに来い」

    勇者「な、なにをす・・」

    魔王「電話に代わるだけだ、ここに座れ」ポンポン

    勇者「な、何で、お前の膝の上に座らなきゃいけないんだ!?」

    魔王「良いじゃないか座れ」グイ

    勇者「うわ!?な、・・な、なにするんだ///」

    魔王「ほら、電話だ。」

    13 = 10 :

    勇者「わ//あ、も、もしもし//」

    『むふふー♪もう、ラブラブなんだねぇ♪』

    勇者「え?え?本当に王様何ですか!?」

    『私以外に誰が居るって言うのぉ?』

    勇者「あ、はい。申し訳ありません・・・」

    『結婚するんだってー?おめでとう!!』

    勇者「え?いえ・・・それより、何で魔王の電話番号知ってるんですか!?」

    『魔王チャンと友達だからに決まってるでしょ!』

    勇者「じゃぁ、何で戦争なんか・・・」

    『話したら長くなるから、それは今度ね?』

    勇者「待って下さい!戦争はどうなったんですか?」

    『戦争は、さっき、魔王チャンがやめるって言ったから、戦争終わりだよ?』

    勇者「・・・そう・・なんですか・・・良かったです・・・ウゥ」

    魔王「・・良かったな」ギュウ

    勇者「はい・・・うぅぅ」

    魔王「まぁ、そういうことだ。後で、平和条約とかモロモロの話の為にそっち行くからな」

    『うん、分かったー♪待ってるねぇ!!』

    魔王「じゃぁな」

    ッピ

    14 = 10 :

    勇者「うぅぅ・・・」

    魔王「存分に私の胸で泣くが良い。」ギュウ

    勇者「はぃ・・・エグッ・・・せか、・・・へわ・・に・・・ウグッ」

    側近「良かったですね・・・」ウルウル

    勇者「ほ、んとうに・・・よかっ・・た・・・エグッ」

    魔王「もう、戦いのことは考えなくて良いんだ。」

    勇者「エグッ・・は・・ぃぃ・・・エグ・・・」

    魔王「私とこれから幸せに暮らそうな。」

    勇者「・・・エグッ・・・はぃ・・・エグッ・・・え?」

    15 = 10 :

    魔王「え?とは何だ。約束しただろ?」

    勇者「え・・・?」

    魔王「世界平和になるなら、私の婿になると言っただろ?」

    勇者「・・・言ッたっけ?」

    魔王>>2にて、勇者「そうだ!!世界が平和になるなら俺は何でもしてやる!」
       と言ったではないか?」

    勇者「でも、世界平和は、お前が勝手に王としただけだし・・・」

    魔王「いや、話の流れ的に、お前が婿になる代わりに世界平和になったってことだろう!?」

    勇者「・・・でも、書面とかで交わした訳じゃないし」

    魔王「・・・ぬぅ、そう言うなら、王ともまだ、書面で平和を条約を交わせたわけではないんだぞ!?」

    勇者「そんなの、卑怯だぞ!?」

    魔王「あぁ、分かった。戦争取りやめは取りやめだ。王の所に行ってくる」

    勇者「な!?」

    魔王「テレポ」

    16 = 10 :

    「あ、魔王ちゃんと勇者だ、おめでとう!!」

    側近「おめでとうございます。」

    勇者「え?なんで?あれ?」

    魔王「いや、結婚はなくなってしまったんだ・・・」

    「え、なんでなの!?勇者が怒りっぽいから?」

    魔王「勇者は、私のことを騙してたんだ・・・」

    「え~!!ひど~い!!」

    側近「勇者さんって、ひどい人だったんですか!?信じてたのに・・・」

    勇者「いや、ちょ、違・・・」

    魔王「世界平和になったら、結婚してくれるって言ったのに、嘘をついてたと言うんだ・・・」

    「最低・・・」

    側近「・・・見損ないました。クズですね。」

    魔王「だから、戦争やめるって言うのを取り消そうと思ってだな・・・」

    勇者「待っ・・・」

    17 = 10 :

    パーン

    勇者「イタッ!?」

    「勇者タン、そこに正坐しなさい。」

    勇者「・・・え」

    「良いから、正座しなさい。」

    勇者「はい・・・」

    「人を騙すことは、最低な行為だってのは分かるよね?」

    勇者「はい・・・」

    「ましてや、女の子を騙す男は最低です!!」

    側近「そうです!!騙された方の気持ちも考えてください!!」

    「そう、側近ちゃんなんか、数え切れないほど男に騙されたせいで
      心が穴ぼこだらけになっちゃったんだからね!!?」

    側近「う・・・」ブワ

    勇者「・・・(さらりと、側近さん泣かせた・・・)」

    18 = 10 :

    「ほら、側近ちゃんを見なさい。こんなに辛そうでしょぉ!?
      騙されるってことは、こんなに辛いことなの」

    側近「ウゥ・・・」

    勇者「・・・はい」

    「返事ばっかしてるけど、分かってるの!?」

    勇者「ごめんなさい」

    「自分が悪いことしたと思ってるなら、きちんと魔王チャンに謝りなさい!!」

    勇者「ごめんなさい」

    魔王「・・・わかってくれれば良いんだ」

    「それに、国民に世界が平和になるって発表しちゃってるの!?分かる!?」

    勇者「・・・(本音が出た・・)」
    魔王「・・・(本音が出た・・)」
    側近「・・・(その本音の為に、傷が広げられた・・・)」

    19 = 10 :

    「だから、戦争再開するの困るから、勇者タンは魔王ちゃんと結婚しなさい。」

    勇者「いや、それは・・・」

    「・・・あのことバラすよ」ボソ

    勇者「結婚します!?いや、させてください!!」

    魔王「その言葉、待っていたぞ・・・。」

    「良かった、良かった♪」

    側近「・・・(良くありません・・・)」シクシク

    20 = 10 :

    魔王「・・・」カキカキ

    「ん、ありがとう♪」

    魔王「これで、平和条約とかのサインは終わったことだし帰ることにするぞ」

    勇者「・・・」

    「そっか、もっとゆっくりしていけば・・・なんて言える立場じゃないもんねぇ」

    魔王「そうだな、平和になったことを伝えたり。仕事が増えてしまってるからな」

    勇者「・・・」

    「じゃぁ、結婚式には呼んでね!!」

    側近「お幸せにー」

    魔王「ありがとう」

    勇者「こんなん、思ってたんとチガーウ!!」

    21 :

    長い風呂だな

    22 = 10 :

    神官「おかえりなさい。魔王さま。勇者さま。」

    勇者「・・・あれ?なんでボクが一緒に帰ってきたのに驚かないの?」

    神官「え?何の事でしょう?」ニコニコ

    魔王「まぁ、そう言うことだ」

    23 = 10 :

    魔王「さて、式についてだが、いつ挙げるとしようか?」

    勇者「断る」

    魔王「なんだ、まだ我がまま言ってるのか」

    勇者「敵の親玉と結婚なんて出来るか!?」

    魔王「正確には、元親玉だ」

    勇者「どっちも変わらん!!」

    魔王「そう、かりかりするな」

    勇者「突然、こんな事になれば誰でも混乱くらいするだろ!?」

    魔王「まぁ、よい。ここに座って、色々じっくり決めようじゃないか」ポンポン

    勇者「もういい・・・」

    24 = 10 :

    勇者「お前を倒して、俺も死ぬ!!」

    神官「完全に我を忘れてますね」

    魔王「仕方ない、立場を分からせてやる必要があるか・・・」

    勇者「くそ、上から見やがって!!!」

    魔王「じゃぁ、こうしよう。私にお前が勝てたら、結婚の話は忘れてやる」

    勇者「分かった、じゃぁ、魔王が勝ったら諦めて、俺死ぬよ」

    神官「魔王さま!!もしかした、この子分かってません!!」

    25 = 10 :

    神官「勇者さま。勇者さま。よく聞いて下さい?
        勇者さまが勝ったら、勇者さまが自由になる
        魔王さまが勝ったら、勇者さまは諦めて魔王さまと結婚する
        分かりましたか?」

    勇者「それは、ずるくないか?」

    魔王「どこがずるいと言うんだ?」

    勇者「なんで、俺が負けたら結婚しなきゃいけないんだよ・・・
        もっと、正々堂々と勝負しろ!!」

    神官「魔王さま!!魔王さま!!この子は馬鹿か、とても、ずる賢い子だと思います!!」

    勇者「何のことを言ってるのかさっぱり分からない!!」

    魔王「大丈夫だ、それも含めて愛して見せよう。」

    勇者「くそ!!馬鹿なフリしても愛想つかさないのかよ!!バーカ!!バーカ!!」

    魔王「可愛いだろ?」

    神官「はい、可愛いかもしれません・・・//」

    26 = 10 :

    魔王「まぁ、ルールは理解してるんだな?」

    勇者「分かったよ・・・それでやってやるよ・・・」

    魔王「じゃぁ、ゴングを鳴らしてくれ」

    神官「はーい」

    カーン!

    勇者「・・・む」ジリジリ

    魔王「ハァ!!」

    勇者「ウワァッァァッァッァ!!?(え?)」

    魔王「ふぅ・・・」

    勇者「・・・(え?即効?)」

    魔王「結婚だな」

    神官「勇者さまの戦闘不能を確認しました!!」

    カンカンカーン!!

    27 = 10 :

    魔王「ザオラル・・・さて、勇者よ。結婚してくれるな・・・」

    勇者「ハァハァ・・・死んだかと思った・・・今、良く分からないけどGって文字が見えた・・・」

    魔王「では、婚姻届にサインを・・・」

    勇者「書面などを交わして、正式に交わした約束とかって訳じゃないし、あんな対決無効だ!」

    魔王「・・・まだ、立場を分かってないようだな・・・」

    勇者「世界平和になってしまえば、こっちのものだ!お前なんかと誰が結婚するか!!」

    魔王「・・・ハァ!」

    勇者「アウ!?」

    神官「勇者さま再ノックダウンを確認しました!!魔王さまのタイトル防衛です!!」

    カンカンカーン!!

    28 = 10 :

    魔王「ザオラル・・・」

    勇者「フハ!?はぁはぁ・・・今度はGAMEOって文字まで見えた・・・」

    魔王「さて、結婚する気になったか?」

    勇者「は!?ここは何処だ!?」ガシャ

    魔王「ここは、お前と私の愛の巣だ」

    勇者「・・・むしろ、この両手に両足に嵌められてるのは何?」

    魔王「拘束具だ」

    勇者「え?なんで?」

    魔王「お前が、聞きわけが悪いからだ」

    勇者「そっか、よし、はずしてくれ」

    魔王「結婚するか?」

    勇者「それは、ちょっと・・・」

    魔王「そうか、そこで反省していろ」

    勇者「ちょ、待って!!」

    29 = 10 :

    魔王「なんだ、気が変わったか?」

    勇者「すみませんでした。これを外して頂きたいです。」

    魔王「結婚する気になったのか?なってないのか?」

    勇者「ずるいぞ!!それと、これとは別の話だろ!!」

    魔王「仕方ない・・・」

    勇者「あ・・・ありがとう」

    魔王「私は、こう見えても一応、王なんだ。公務があるから忙しいんだ。そこで反省してろ」

    勇者「はずせぇぇえっぇぇ!!!」

    30 = 10 :

    ・・・
    勇者「なんで、こんなに外れないんだよ・・・」ガシャガシャ

    神官「・・・勇者さま」

    勇者「あ、悪魔神官さん。これ、外して貰えますか!?」ガシャ

    神官「え・・・と、勇者さまが死んでないか見回りに来ただけなので・・・」

    勇者「ちょっと、片手だけで良いか!!お願いします!」ガシャガシャ

    神官「それは、ダメです・・・それにしても、ずっと暴れてたんですか?」

    勇者「これ、外れないかな?って思って」ガシャ

    31 :

    凍死したか

    32 :

    神官「あ!あ!ダメですよ!!それ、どんな魔物でも外せない拘束具なんですよ!!」

    勇者「それでも、このままじゃ惨め過ぎる・・・んん!!」

    神官「・・・あ・・・血が出てるじゃないですか・・・」

    勇者「まぁ、それなりにがんばってるから」

    神官「・・・見せてください」

    勇者「それくらい良いよ・・・」

    神官「お願いです・・・見させて下さい・・・」

    勇者「大丈夫だって・・・」

    神官「そんなに・・私って信用できないですか・・・?」ウルッ

    33 = 32 :

    勇者「わ!?わ!?泣かないでください!!すみません!!すみません!!」

    神官「い、良いんです・・・私は、どうせ・・・貴方方、人間の方とはなれないんです・・・」

    勇者「え・・・いや・・・そんなつもりじゃ・・・」

    神官「私は、所詮魔物なんです・・・勇者さまと、お友達になりたいなんて・・・
        魔物のくせに・・・馬鹿な夢を見てた私が悪かったんです!!」

    タッタッタッタ

    勇者「あ・・・待って下さい!!」

    勇者「・・・凄い罪悪感だ・・・魔物なんて、敵だったはずなのに・・・」

    勇者「なんで、こんな事になっちゃったんだろ・・・」

    勇者「・・・やっぱり謝ろう・・・」

    34 = 32 :

    魔王「神官が、泣いていたな・・・」

    勇者「・・・お、俺が悪いんだ・・・」

    魔王「ほぉ、そうか、反省したか。さて、結婚式はいつにする?」

    勇者「違うって、神官さんに、酷いことを言っちゃったんだ・・・」

    魔王「分かっている。どうするんだ?お前は・・・」

    勇者「きちんと、頭を下げて謝りたい」

    魔王「そうか、分かった・・・」

    勇者「なんか・・・拘束したのはお、お前だけど、すまないな・・・」

    魔王「良いんだ・・・別に。気にするでない」

    勇者「お前らも、人間と似た心を持っているんだな・・・」

    魔王「お前がそういう風に考えてくれるのは、とてもうれしいぞ」

    勇者「・・・俺は、身勝手だったのかもしれない・・・」

    魔王「お前は、お前なんだ。お前のペースで私を理解してくれれば良い」

    勇者「で、拘束具を外そうとしてくれないんだ?」

    魔王「誰が外すと言ったんだ?」

    勇者「流れ的に、普通は外すだろう!!?」

    魔王「お前は、何を言っているんだ?」

    勇者「えーーーーーーーー!!!?」

    35 = 32 :

    勇者「いやいやいや・・・外してくれないと頭下げて謝れないでしょ?」

    魔王「そうだな。もしくは首をはね落とすかだな?だが、お前は首だけでは喋れないだろ」

    勇者「うん、そうだよ。だから、外してくれるんじゃないの?」

    魔王「どうしてだ?」

    勇者「神官さんに頭を下げて謝る為に?」

    魔王「じゃぁ、まず私と結婚すると誓って拘束具を外してもらわないといけないな」

    勇者「あぁ、そう来るのかぁー」

    魔王「普通に考えるとそうなるだろ?」

    勇者「そうかー、そうだよねー・・・」

    魔王「そうだぞ?何を言ってるんだ。おまえは」

    勇者「すごい無駄な会話をした・・・」

    魔王「私は、お前と話すのは好きだぞ」

    勇者「もう、既に噛み合ってないな」

    36 :

    VIPでのスレは知らなかったけど応援しますね
    途中から本文よりタイトル&メル欄のが楽しみなのは内緒ですがねww

    37 :

    あれ?

    続きはまだか??

    38 :

    魔王「なんだ、その顔は?」

    勇者「別に・・・・・・・」

    魔王「そんなに拘束具を外して欲しければ、私と結婚すると誓えば良いだろう」

    勇者「・・・魔物は出会ったその日に結婚するの?」

    魔王「出会ったと言っても、ずっと昔から私達はお互いを知っているだろ?」

    勇者「うん、憎み合っていたけどな」

    魔王「私は憎んでいないぞ?愛おしく思い待っていた」

    勇者「じゃぁ、何で戦争をやめなかったんだよ!!」

    魔王「・・・・・その話は嫌いだ」

    勇者「・・・・・(まただ、魔物なのに・・・こんな顔をするんだよ・・・)」

    魔王「・・・」

    勇者「・・・結婚」

    魔王「なんだ!?する気になったのか?」

    勇者「違ッ!?早ッ!?結婚って言葉に食いつくの早すぎだろ?」

    魔王「なんだ。紛らわしいやつだ。で、何だ?」

    勇者「結婚以外を交換条件に拘束具を外してくれないか?」

    39 = 38 :

    魔王「それは、却下だ」

    勇者「俺の持ってる物で譲れるものがあったら、何でも譲るから・・・」

    魔王「・・・・・・」

    勇者「そっか、そうだよな・・・やっぱ、ダメ・・・」

    魔王「分かった、良いぞ。正し外してやるのは1日だけだ。
       その間に神官に謝るなり、一人で結婚について考えるなり好きにして良い」

    勇者「あ、ありがとう!いや、待て、お礼をいうのもちょっと違う気がするが・・・ありがとう・・・」

    魔王「さて、何を貰おうか・・・」

    勇者「俺が持ってる物は、どうせ戦争が終わったら使わない物ばかりだ・・・
        好きなだけ選んでくれ・・・」

    魔王「取りあえず。耳だな。」

    勇者「え・・・」

    魔王「耳を貰う事にする。心をよこせと言っても無駄な話だろ?」

    勇者「そんな・・・」

    魔王「今すぐに寄越せとは言わない。私はそこまでは鬼では無い。」

    勇者「角は生える癖に・・・」

    40 = 38 :

    魔王「耳を失うのが嫌なら諦めるが良い」

    勇者「う゛・・・」

    魔王「どーせ人間は心の傷の痛みなど分からないのだろうなぁ!!」

    勇者「・・・分かったよ・・・片耳くらいくれてやる!!」

    魔王「両耳だ。それ以下は無い」

    勇者「う・・・」

    魔王「神官はあれでも私の側近だ。要するに王のものだ。
       アイツに無礼を働いた奴は殺されてもおかしくはないのだぞ?」

    勇者「・・・・・・」

    魔王「両の目と言わぬだけ優しいと思え」

    勇者「わ、分かった・・・だから、これを外してくれ」

    魔王「こんかいは血の契約を交せ。お前が契約契約うるさくて堪らないからな」

    勇者「裏目にでた・・・」

    41 = 38 :

    ・・・

    勇者「クッソー!!卑怯者め!!ばか!!ばか!!」

    魔王「たかだか、1cm斬っただけ泣くとは思わなったんだ。すまなかった・・・」

    勇者「き、斬られるって分かってなかったから心の準備が出来てなかっただけだもんね!!」

    魔王「まぁ、よい。拘束を外してやってくれ、私は公務に戻る。」

    神官「はい、分かりました♪」

    勇者「え?」

    魔王「寂しくなったらいつでも私の膝の上に来て良いからな」

    勇者「あれ?」

    神官「では、外しますよ?」

    勇者「あ、ありがとう・・・」

    神官「いいえ♪気にしないでください♪」

    勇者「神官さんって、えと・・・さっきの神官さんですよね?」

    神官「はい、そうですよ?」

    勇者「あれれー?」

    42 = 38 :

    神官「はい?」ニコニコ

    勇者「・・・さっき、僕がしてしまった態度に傷ついてちゃったのかと思ってた・・・」

    神官「はい、確かに傷つきましたよ。」ニコニコ

    勇者「あ・・・そうなんだ・・・ごめんなさい・・・」

    神官「良いですよ!?」

    勇者「あれ?なんか違和感が?」

    神官「あ、血が出てるので見せて貰いますね?」

    勇者「は、はぁ・・・」

    神官「ペロ・・・」

    勇者「!!!?」

    神官「ん///美味しい//」

    勇者「な、なんで舐めてるんですか!!?」

    神官「だめ・・チュパ・・・ですか・・・?」

    勇者「いや、ダメというか・・・汚いし・・・」

    神官「大丈夫です!それに、好きなんです・・・」

    勇者「え・・・?」

    43 = 38 :

    ・・・

    勇者「結構、立ちましたけど、まだ、治らないんですか?////」

    神官「なふぃ・・・ん//・・がですか?」

    勇者「え・・・治療じゃないんですか?」

    神官「趣味です//」

    勇者「趣味ですか・・・」

    神官「・・・じゃぁ、続きを・・・」

    勇者「あの、聞きたいことがあるんですけど・・・」

    神官「はい、なんれすか?」

    勇者「あ、もう舐めるのやめて貰えますか?」

    神官「・・・はい?」

    勇者「えと、本当にさっきは、すみませんでした」

    神官「何の事ですか?」

    勇者「酷い態度をとったことです・・・」

    神官「あ、それは、魔!!?・・・王さまと取引してした事なので、全然気にしなくて良いですよ!」

    勇者「ちょっと待て、色々と突っ込むところがある」

    44 = 38 :

    神官「はい♪」

    勇者「え?はめられたの?ねぇ?俺ってはめられたの?」

    神官「まさしく、その通りです♪」

    勇者「・・・ちょっと、3分頂戴。すこし泣くから」

    神官「はい、分かりました・・・」

    勇者「うぅ・・・弄ばれた・・・純粋な心が・・・」

    神官「ぺろぺろ・・」

    勇者「あ、涙とか舐めないで、あ、涙とか舐めないで」

    神官「あ、はい」

    勇者「それとなんで、『魔王』の『魔』って所で言ったらいけないって事に気付いたのに言い切ったの?」

    神官「勇者さまの、そんな顔を見たかったからです♪」

    勇者「実家に帰らせていただきます」

    45 :

    >>1は神だな マジで…
    私怨

    46 :

    ひょっとして元スレって魔王と勇者の対決で
    魔王「私と結婚したらこんなに尽くすぞ!」とか会話対決だったやつ?
    あれも短かったけど好きだったな
    ここも独特の世界観で大好きだけどww

    47 :

    vipの時と違う展開かな?
    wktk

    48 = 38 :

    勇者「魔王!!」

    魔王「なんだ?膝に座りに来たか?」

    勇者「またもや嵌めやがったな!!」

    魔王「あぁ、そのことか。騙したままだと悪いと思ってな」

    勇者「!!?・・・お前らなんて最低だ!!」

    魔王「約束も守れない。お前の言える言葉か?」

    勇者「・・・ッ!!?・・・家は家。よそはよそだろ!!?」

    魔王「ずるい大人の言い方をするな。安心しろ私はお前を愛している」

    勇者「・・・もういい。家に帰ることにしたから」

    魔王「夕飯までには帰れよ?」

    勇者「帰る訳ないだろ!!」

    魔王「なんだ帰るのはやめるのか?」

    勇者「いや、そうじゃなくて、家には帰る。魔王のところには帰らないって意味だ」

    魔王「紛らわしい奴だな」

    勇者「じゃぁ、少しの間だけどお世話になりました」

    魔王「変なところ律儀だな」

    神官「やっぱり、この子ちょっと馬鹿かもしれません!!」

    魔王「可愛いだろ?」

    神官「はい、可愛いです・・・//」

    49 = 38 :

    神官「行ってしまわれましたね」

    魔王「あぁ、行ってしまったな」

    神官「止めないんですか?」

    魔王「まぁ、帰ってくるだろ」

    神官「そうですね」

    魔王「勇者とはいえ、侵入者用のダンジョンを丸腰では簡単には抜けられまい」

    神官「はい、拘束具つけるときに邪魔だったので、勇者さまの装備。全部はずしましたものね」

    魔王「夕飯までに帰ってくれば良いが・・・」

    神官「一応、迷子の案内出しておきますね」

    50 = 38 :

    勇者「・・・ハァハァ。もう、2日くらい歩いたかな・・・」

    勇者「装備なしだとやっぱり辛いな・・・」

    勇者「水・・・食べ物・・・あぁ・・・疲れた・・・」

    勇者「・・・ん?」

    =Wanted=
    この顔にピンと来たら
    と、言うか勇者を発見したら
    生きたまま捕獲して魔王の所に連れてくること
    生きたままきちんと魔王の所に連れてきたら
    一つ願いを叶えてやろう

    勇者「・・・魔王の所に行けば、夕飯あるんだよな」

    勇者「・・・くそ!!そんなちっぽけな欲望に負けてたまるか!!」

    勇者「でも、流石に喉が渇いた・・・カラカラだ・・・せめて水飲みたい」


    1 2 3 4 5 6 7 8 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / 新ジャンル一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について