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    元スレ新ジャンル「完璧な許婚」

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    351 = 276 :

    「えっと……」
    許嫁「ハンデ、無いのですよね?」にこっ

    「あ、あう……」
    許嫁「ダメですか?」

    すっ

    (近い、近いよっ。許嫁さん。
     ううう、じっと見られると、顔燃える。
     判ってるのにどきどきする。うぐうう)

    許嫁「……ね?」にこっ
    「ハンデないです……」

    許嫁「年上でも、良いですか?」
    「うう……」こくり

    許嫁「よかったぁ」ぱぁっ
    (なんかいいように操られてる気がする……)

    許嫁「これで『完璧な許嫁』でいられます」

    352 = 164 :

    >>346
    不良「よー男、景気はどうだ?」

    「ボチボチでんなー」

    不良「相変わらず緩いキャラだな、まあいいや次のカモの話なんだけどよー」

    「………僕もう抜けていいですか?」

    不良「どういう意味だぁ?」

    「今まで僕は天涯孤独のような生活をしていました
    しかし昨日僕に家族ができました、その人の為に犯罪はもう犯したくありません」


    不良「チームを抜けるって事か?」

    「はいそのつもりでs」ガンッ


    不良「・・・・・・・残念だなぁ、お前の頭脳と
    俺の力さえありゃ金、女何でも揃うのに」(木刀振り回しながら)
    「やめます」

    353 = 276 :

    「あの……」
    許嫁「はい?」

    「完璧な許嫁って、そんなに大事なんですか?」

    許嫁「ふふふっ」ぴとっ
    「……っ!?」(柔っ、ふにってっ!?)

    許嫁「大事ですよ?」
    「あ、あの。ち、近っ」

    許嫁「それが全部ですから」
    「そんなっ」

    許嫁「年上さんでも良いんですよね? 男さんは」にこり
    「――っ」

    許嫁「いい子いい子しましょうか?」にこにこ
    「うー。結構ですっ」ぷいっ

    だだだだっ。

    355 = 164 :

    >>352
    不良「チーム辞める奴は半死刑だ!お前らやってまぇ!!」

    下っ端「恨まないでよー男」


    「不良さん、半死刑って終ったらどんな感じになるんですか?」
    不良「あ?怖気付いたのかwww骨折れて重傷で動けねえけど死んではいねぇ、それかその反対だwww」

    「顔は狙わないでください」

    不良「辞める奴にそんな遠慮はかけねぇよ!!!」

    ガシッ

    「――――!」

    不良「誰だてめぇ!!」

    許婚「ただの完璧な許婚です」

    356 = 276 :

    ――お風呂

    「うわぁぁぁ」がしゅがしゅ

    「なんかもうっ。何を考えてるのか全く判らんっ!!」

    「理解不能っ。判断停止っ。手に負えませんっ。
     そもそも俺には経験が足りないっての。
     なんダヨそれ、なんでここで一緒に暮らせるか
     全く訳がわからねーっよっ!」

    「ううう」ぶくぶくっ

    (いい子いい子しましょうか?)

    「いい匂いしたなぁ。ぴとってされて……。
     見かけより、ずっと胸大きいのな……」

    (それが全部ですから)

    「……なんであんな事云うんだよ」ぶくぶく

    「わかんね」ぶくぶく

    357 = 276 :

    ――夕刻

    ざあああぁぁあぁ――

    「急に来ましたね」
    許嫁「ええ、助かりました」ふかぶか

    「洗濯物の取り込みくらいでおおげさですよ」
    許嫁「でも、一人だったら間に合わなかったと思いますもの」

    「僕の布団とかもありますからね」
    許嫁「今晩は気持ちよく寝れますよ?」

    「はい?」
    許嫁「柔軟材を変えて干しましたからね。ふわふわです」にこっ

    ふわり

    「あ、ほんとだ。良い匂い」
    許嫁「お揃いです」
    「そうなんです?」

    許嫁「ニットとかと同じ柔軟材ですからね。
     私とおそろいの香りですよ」にこっ

    「……」かぁっ

    358 = 164 :

    >>355
    不良「許婚だと・・・・・・!?」

    クルッ
    許婚「見直しました惚れ直しました!
    昨日今日家に来た私の為に悪の組織から手を引くなんて………私、男様の許婚で良かったです」

    「ああそれは」

    不良「目の前でイチャついてんじゃねえぞクソ野r」バキィッ

    許婚「あなたをここで倒すのは簡単です、壊滅も可です。しかし今日は男様の度量に命じて半死刑で勘弁してあげます」

    不良「ふざけんn」パキクチャグヂュギリギリギリゴキン

    許婚「さあ帰りましょうか♪」

    「爪の間に肉片詰まってるよ」

    許婚「あらいやだ///」

    360 = 276 :

    許嫁「では、男さんにもう1つお願いしましょうか」
    「は、はいっ?」

    許嫁「お布団はこびますから」
    「なんでもします」

    許嫁「そんなにかしこまらないで下さい。
     なんだか私が苛めているみたいではありませんか」ぷぅっ

    「えっと、そんなことはないです。
     いつもお世話になってるから……」

    許嫁「はい」にこり 「では、お布団とシーツを持って、
     ついてきてくださいね」
    「はーい」

    とてとて
     とてとて

    許嫁「こちらですよー」
    「すごくすっきりした部屋ですね」

    許嫁「そうですか?」
    「そういえば、初めて入りました」

    許嫁「何にも無いだけですよ」にこにこ

    361 = 164 :

    >>358
    「取れないね……仕方ない家でゆっくり取るか」

    許婚「そ、そんな事よりさっきの台詞……もう一度だけ私だけにお聞かせ願えますでしょうか」

    「なんの事?」

    許婚「勿体ぶらないでください、その家族がどうとか……」

    「“家族が出来ました、その人の為に犯罪はもう犯したくありません”って話?」

    許婚「私を家族として見てくれていたのですね!」


    「あれは本からの引用です」

    許婚「?」

    「引用です」

    許婚「そ、そうでしたか………」

    「でも助けてくれた時は嬉しかったですよ、ありがとう」

    許婚「は、はい!」

    362 = 276 :

    許嫁「こちらへ入れますから」
    「はい」
    許嫁「降ろしていただければ良いですよ」
    「はい。んしょっと……」

    ぽろっ

    許嫁「あらあら」
    「え、あ。わわっ」(ぱ、ぱんつっ)

    許嫁「そんなに慌てないでも」にこり
    「いえ、その。俺じゃないですっ」

    許嫁「判ってます。男さんはそんなことしません。
     洗濯物が布団にまぎれちゃっただけですよね」

    「は、はいっ」

    許嫁「うろたえすぎですよ」くすっ
    「そんな事は無いですけど」

    許嫁「こんなもの、男さんが望めば幾らでも差し上げますのに」
    「っ」

    許嫁「はい?」にこっ

    363 = 276 :

    ――学校

    男友「おーい、どうだ。リア充」
    「リア充はそっちだろ。彼女いるんだから」

    男友「美人許嫁のほうが彼女より上だ」きっぱり
    「あたしに、なんかっ。文句でもっ。あるのっ!」

    男友「ぎぶっ。すまっ。ごめんなさいっ」
    「うそ臭い」ぎりぎりぎり

    「あはははは」

    男友「まじで、友女さん最高に可愛いです。俺幸せ者なり」
    「……ふんっ。ま、許す」

    「仲いいなぁ」

    男友「ふざけんな。こんな暴力女」
    「なんかいった?」ぎろっ

    男友「何でもございません」
    「ふふんっ」

    365 = 164 :

    >>361
    許婚(天涯孤独な生活を送っていた男さんが私の事を家族と認めてくださったと思ったのに……ちょっと残念)
    許婚「そういえば父上様や母上様はどうなされたのですか?」

    「?父も母も10年前に亡くなったけど」

    許婚「そうでしたか、申し訳ございません」

    「あーあまり気にしてないから」

    許婚(お父上が知ったら悲しむかもしれない、もう少し様子をみよう)

    366 = 276 :

    男友「で、どうなんだ。そっちは。上手く行ってるのか?」
    「どうなの? 許嫁なんてロマンチックよねー」
    「んー」
    男友「歯切れ悪いな」

    「ぼちぼち。べつに……仲は悪くないと思う」
    男友「ふむ」

    「普通だよ。すごく尽くしてくれる同居人……」

    男友「尽くす。いいね! ロマンだね!
     大和撫子は男の憧れだねっ」

    「あんたそんなに頭蓋骨の強度実験したいわけ?」
    男友「水平荷重 390N/m(40kgf/m)は勘弁してくださいっ」
    「建築学部舐めんな」

    「でも、なんかさ……」
    男友「ぎぶっ。やめっ。まて、まって。男が話してる。なに?」

    「不自然だよね」
    男友「そうなん?」

    367 = 276 :

    「俺らと同じ年代って云えば、遊びたい盛りじゃない」
    男友「ふむ」

    「なのに毎日家にいて、掃除して、洗濯して
     家事万端整えて、料理して……ずーっとそれってのもさ」

    「遊びに行ったりしないの?」
    「しないね」

    男友「そういや、いくつだっけ?」
    「2つ、上だと思う」

    男友「学校とかは? 高校出てそのままなのかな?」
    「そういえば知らないや」

    男友「ふぅん」

    「立ち入ったこと聞くようだけど、電話は?」
    「女友は、俺の家の電話も携帯の番号も知ってるじゃない」

    「そうじゃなくて、許嫁さんの携帯は?」
    「……へ?」

    男友「まさか持ってないのか?」
    「……知らないや」

    368 = 276 :

    男友「うーん。まぁ、持ってない人も、いなくは無いか」
    「でも云われてみるとちょっと不自然かなぁ」
    「……」

    男友「ま、そんな気にするものでもないんじゃね?」
    「そかな」

    男友「気になるなら聞けば良いじゃん。
     考え込むような事じゃない」
    「男友は、ほーんとお気楽だなぁ」

    「ん、そだね」
    男友「お気楽バカっていうなっ!」
    「云って無い云って無い。
     いまのは『聞けばいい』に『そうだね』だよ。
     男友のお気楽さは、人を責めないからね」

    「うん、感謝」

    男友「いいや、ちがうね。俺は責めるねっ。
     弱みをえぐるねっ。男がピントずれた弱みをはけば
     すかさず傷口に塩を塗りこむねっ!!」
    「わ! それ面白そう! わたしもやるっ!」

    「いや、そうゆうのは勘弁して欲しいんすけど」

    370 = 212 :

    おー帰ってきてる
    支援わっふる

    371 = 276 :

    男友「なんにせよ、あんまり考える事は無いだろ。
     お前も俺も頭悪いんだから」

    「はい、はいはいっ! 私も悪いですっ!」

    男友「よし、合格っ! 俺らは三人で頭悪いっ!」

    「やったね!」ぱちっ! バチンッ!

    「何でそこでハイタッチ?」

    男友「細かい事は良いんだよ。悩むより前に聞け。
     聞くより前に揉め。揉むより前に脱がせ」
    「それは違う。えいっ」げしっ

    男友「痛っ。……ま、それはともかくよ。毎日弁当
     作ってもらってる相手を、話もしないで疑ってたら
     疲れるだろうってことだ」
    「うんうん」

    「そうだよな」

    男友「おう。男は勢いが肝心だ!」

    「とりあえず、お礼をいわないとなー」

    「プレゼント選びなら時給600円で引き受けるよっ!」

    372 = 276 :

    ごはんしてくるーはらへったー

    373 :

    >>372
    いってら支援

    374 = 285 :

    >>372
    行ってらっしゃーい

    375 = 212 :

    脱がせばいいのか

    376 :

    追い付いたので支援

    377 = 192 :

    378 :

    382 = 212 :

    晩飯長いなw

    385 :

    まーた新ジャンルなのに>>1しか書かないパターンか
    面白そうだから読むけど

    386 = 241 :

    >>385
    これだから携帯は

    387 = 373 :

    >>385
    >>1から読みなおせ

    388 = 276 :

    ――夕刻、帰宅

    ざああああぁあぁあぁぁ――。

    「うー。すげぇ降り。きちーっ」

    「家、真っ暗じゃん。許嫁さん、出かけてるのかな」

    からり、とてて

    「うー、寒っ。許嫁さんいないのかな」

    とてて

    許嫁「――」
    「なんだ、いるじゃ……」

    許嫁「――」
    (――この感じ)

    389 = 285 :

    >>388
    おかえりー

    391 = 194 :

    書き手さんがいっぱい来てくれて嬉しい限りですな

    392 :

    べ、べつに支援じゃないんだからね!

    394 :

    おい、追い付いちまったじゃねぇか
    続きはまだか

    395 = 276 :

    許嫁「――」
    (料理……煮てる? でも、それにしては)

    からり、からり

    許嫁「――ちろ、――ちろ」ぶつぶつ
    (なんだ、かき混ぜてるのか? 見えないけど)

    許嫁「――れて――がい」
    (あの顔……。あの、死んでいる瞳。
     ――。え? ……あれ?
     入ってないっ。あの鍋、何も入ってないっ!!)

    からり、からり

    許嫁「――がい――ちて――がいします」ぶつぶつ

    (どろりとして、ぐったりとした。
     なんであんな浮浪者みたいな、
     死んじゃった人みたいな表情してるんだよっ)

    許嫁「――ちろ――ちちゃえ――」

    からり、からり

    396 :

    まさかのからなべ

    397 = 359 :

    鬱か?鬱なのか?マジなのか?

    399 = 276 :

    (料理は準備と組み立てと、あとは気持ちですから)

    (そう云ってたじゃん。許嫁さんっ。
     ……その『気持ち』って、なんなんだよッ)

    からり、からり

    許嫁「――れて――がい」

    (洞窟の入り口みたいな瞳)

    からり、からり

    許嫁「――くすっ。くすくすくすっ」

    (世界の終わりみたいな笑い声)

    許嫁「――堕ちて」
    「っ!」

    許嫁「……男さん堕ちちゃえ」ぼそりっ

    「――っ!」がくがくがくっ

    400 = 212 :

    許婚さーん!
    鍋はやめて!空鍋は!


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