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    元スレ新ジャンル「幸せな長門」

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    1 :

    戦艦長門(長)「長門です」

    「今日もアメリカの人達の船を砲撃する仕事が始まります」

    「戦うために海に出るのはまだちょっと怖いけど」

    「大日本帝国の皆さんのためにがんばりますので、どうか応援してください」




    見ての通りエロはない。

    3 = 1 :

    「晴れ渡った空の下、わたしは乗員さん達と共に戦場へと出航しました」

    「波に揺られて進みます」

    「ゆらゆらゆー」

    「ほっこり幸せ気分です」

    「………」

    「はっ!」

    「寝てませんよ」

    「………ホントダヨ」

    4 = 1 :

    「周りはポカポカお昼寝日和ですが、眠るわけにはいきません」

    「当たり前です。わたしが眠ると大変です」

    「操縦………は乗員さんがやってくれます」

    「敵影………は乗員さんが見つけてくれます」

    「武器………の点検は当然乗員さんの仕事です」

    「………」

    「おやすみなさい」

    6 = 1 :

    「起きたら夜でした」

    「昼夜逆転です。生活リズムの乱れです」

    「このままだとわたし、ニートになってしまうかもしれません」

    「明日からは規則正しい生活をしようと夜空の星に誓います」

    「………」

    「すごく綺麗な星空です」

    「昼夜逆転もいいものですね、はい」

    7 = 2 :

    萌えた

    8 = 1 :

    「戦場に着きました」

    「もう戦闘は始まっているらしく、あちこちで爆発音が響いています」

    「怖いです。心と体の震えが止まりません」

    「体の方はただのエンジンの振動ですけど」

    「乗員さんが落ち着くように3回ほどわたしの体を叩きました」

    「鳴り響く金属音。そんなわたしを生み出した音を聞いているうちに、心の震えは止まりました」

    「止まったのなら、後は進むだけです」

    「がんばりましょう」

    「長門です」

    9 :

    ブーム君だ

    10 = 1 :

    「わたしの砲撃が敵の船に当たりました」

    「爆発です」

    「でも別に芸術だとは思えません」

    「でもでも、乗員の人がよくやったと褒めてくれるのは嬉しいです」

    「だからがんばります」

    「爆発です」

    11 :

    灯台守?

    12 :

    幸せにすべきはどう考えても陸奥だろ

    13 = 1 :

    「今、敵の砲撃がわたしのすぐ近くを飛んで行きました」

    「ちょっとずれたら当たっていたと思います」

    「額を冷や汗が流れ落ちます」

    「額なんてありませんけど」

    「汗も出せませんけど」

    「まあ、そんな気分なんです」

    「爆発するところでした」

    15 = 1 :

    「港に帰ってきました」

    「乗員の皆さんがわたしの体を綺麗にしてくれます」

    「思わず『ふいー』などというオヤジくさい溜息を吐いてしまいます」

    「吐けないですけど」

    「今日沈めた船の数を皆さんとても嬉しそうに話しています」

    「聞いているわたしも嬉しくなってきます」

    「みんな、いい人達です」

    「明日もがんばりましょう」

    「長門でした」

    16 = 1 :

    自分で書いてて方向性が分からなくなった。
    ちょっと書き溜めてからまた投下します。

    18 :

    >>16
    がんがれ!

    19 = 1 :

    再開します。
    保守感謝。
    多分、幸せな結末。

    21 = 1 :

    「わたしの友達が魚雷にやられました」

    「敵を全て追い返した後で、沈んでいく友達を見送ります」

    「乗員の方は皆敬礼をしています」

    「手がないわたしには敬礼は出来ません」

    「それでも何かしたいと思いました」

    「主砲を一発、空に向けて撃ちました」

    「砲弾は、どこかも分からないどこかへ、飛んでいってしまいました」

    22 = 1 :

    「わたしは港に帰ってきました」

    「でも、友達はもう帰ってきません」

    「不思議な感覚です」

    「とても嫌な感覚です」

    「寝ましょう」

    「明日も幸せでありますように」

    「明日は、幸せであれますように」

    23 = 1 :

    「敵攻撃機の爆撃が当たりました」

    「沈むほどの事はありませんが、少しだけ体が破壊されました」

    「痛いです」

    「嘘です。わたしに痛覚神経はありません」

    「わたしの体の破壊された場所で、乗員の方が血を流して死んでいました」

    「不思議な感覚です」

    「とても嫌な感覚です」

    「もしかしたら、これが痛いという事なのでしょうか?」

    「………痛いです」

    「………すごく、痛いです」

    24 = 1 :

    「港に帰って、考えました」

    「砲撃を受けると、人は死にます」

    「痛かったです」

    「アメリカの人達も、痛かったですか?」

    「分かりません」

    「………分かりません」

    「戦艦のわたしには、分かりません」

    25 :

    長門の最期はWikiのページの説明だけで泣ける

    26 = 1 :

    「わたしの壊れた体を港の人達が修理してくれました」

    「いい人達です」

    「優しい人達です」

    「なのに、どうして戦争なんてするんでしょうか?」

    「あんな『痛い事』をどうして続けられるんでしょうか?」

    「知りたいです」

    「教えてください」

    27 = 1 :

    「長門です」

    「今日もアメリカの人達の船を砲撃する仕事が始まります」

    「本当はこんな仕事、もう続けたくありません」

    「わたしはニートになりたいです」

    「でも、砲撃しないとわたしの内部にいる人が死んでしまいます」

    「みんな、優しい人達です」

    「だから、がんばります」

    「がんばらないといけません」

    28 = 1 :

    「砲撃します」

    「当たりました」

    「爆発です」

    「ごめんなさい」

    「ごめんなさい」

    「ごめんなさい」

    30 = 1 :

    「爆撃を受けました」

    「わたしの体が壊れました」

    「中の乗員の方が死にました」

    「死んで、しまいました」

    「ごめんなさい」

    「ごめんなさい」

    「ごめんなさい」

    31 :

    これは絵本で見たい

    32 = 1 :

    「日本が負けました」

    「戦争に、負けました」

    「もう、戦わずにすみます」

    「もう、痛くなる事はないと思います」

    「嬉しいです」

    「負けた事とかはどうでも良くて」

    「今はただ、嬉しいです」

    33 :

    なんかこう、最終兵器彼女的な切なさだ

    34 = 1 :

    「戦争中、爆撃で壊れた箇所がたくさんあります」

    「早く直さないと、わたしは完璧に壊れてしまうでしょう」

    「でも、戦争はもう終わりました」

    「だからわたしも、もう終わるべきなんでしょう」

    「許されるなら、どうかこの港で………」

    「このまま………」

    35 = 1 :

    「乗員の方達と最後のお別れをします」

    「『直してやれなくてゴメンな』と言われました」

    「『上手く操縦してやれなくてゴメンな』と泣かれました」

    「皆さん、いい人達ばかりです」

    「生き残ってくれて、ありがとうございます」

    「これからもがんばって、生きてください」

    36 = 31 :

    >>33
    通ずるところがあるんだろうな

    37 = 1 :

    「乗員の方達はいなくなりました」

    「わたしはもう、朽ちて沈むだけです」

    「願わくば、この港に沈みたいです」

    「これくらいの希望なら、なんとか叶わないでしょうか?」

    「この程度の幸せなら、望んでもいいでしょうか?」

    「お願いします」

    「ごめんなさい」

    「お願いします」

    38 :

    戦艦長門の最期は泣けるよな……

    39 = 1 :

    「アメリカの人達が、大勢でわたしに乗り込んできました」

    「どうやら出航するようです」

    「あの真暗な海の底が、わたしの最期の場所みたいです」

    「わたしはここで、朽ちて果てたいけど」

    「でも、我侭は言えません」

    「望みは、叶いませんでした」

    「それだけの事です」

    「出航します」

    「長門です」

    40 = 29 :

    うっ…目から汗が…

    42 :

    なんてスレに出会ってしまったんだ・・・!

    43 = 29 :

    今から戦艦長門の最期をwikiで調べようと思ってる奴に告ぐ

    絶 対 や め と け

    44 = 1 :

    「どうやらわたしは新型爆弾の実験に使われるようです」

    「アメリカの人達がそう言っていました」

    「その中に、わたしの砲撃で死んだ人の友人がいました」

    「『こいつを動かしてると思うと反吐が出る』と言っていました」

    「痛いです」

    「でも、がんばります」

    「わたしは、殺しました」

    「いっぱい、いっぱい、殺しました」

    「償いになるかどうかは分からないけど」

    「でも、だから、せめて、がんばります」

    「がんばります」

    45 = 1 :

    「実験場につきました」

    「アメリカの人達も、わたしの中から出て行きました」

    「周りには、わたしと同じ船がたくさんあったけど」

    「だけど、わたしは、一人になりました」

    「正確には、一隻ですけれど」

    「もう、どうでもいい事ですよね」

    46 = 1 :

    「実験が始まりました」

    「1発目です」

    「いきなり、爆発するところでした」

    「熱いです」

    「体が内側から融けていく感じがします」

    「でも、がんばります」

    「わたしには、それしかできませんから」

    「あ、2発目がくるようです」

    「がんば………」

    「………」

    「………」

    47 = 29 :

    ながとぉぉぉぉぉぉぉぉ

    48 = 1 :

    「夜です」

    「わたしはもう、ボロボロです」

    「おそらくもう、朝日を見る事はないでしょう」

    「すごく綺麗な星空です」

    「こんな綺麗な星空の下なのに、どうして戦争なんかが起こるのでしょうか?」

    「彼等は、何を間違えたのでしょうか?」

    「わたしは、何を間違えたのでしょうか?」

    「もし、生まれ変われるのならば」

    「今度は戦艦なんかじゃなくて」

    「武器なんか載せないで、幸せな笑顔をたくさん乗せて」

    「幸せな、笑顔と共に」ボキッ

    49 = 1 :

    「………あ」メリメリッ

    「どうやら、もうダメみたいです」

    「がんばったけど、ダメみたいです」

    「長門です」

    「長門でした」

    「さよなら」

    「ごめんなさい」

    ………

    ………ぽちゃん


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