元スレ新ジャンル「強がりな寂しがり屋」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
401 = 14 :
女「占いなんて、組み合わせと確率でしょう? そんなの早々当たるわけないわ」
男友「の割には目を明々後日の方向へ反らすんだな」
――ゴッ!!
男友「おふっ!?」
女友「どうしたの男友くん、脛を抱えて!?」
男友「ちょ、お、お前、視覚からよく脛が見えるな、おい――」
――ゴッゴッゴッ!!!
男友(静かにしてます……)
女友(よろしい、あとで褒美を進ぜよう)
男友(このサド……サード、サード!!)
女友(あ゛ぁ゛ん!?)
男友「あはははー、このコーヒー、スゲーまろやかー」
402 = 14 :
女友「あ、何となく思ったんだけど、男くん、最近アルバイトでも始めた?」
男「え? あ、いや……」
男友「先週、カブに乗ってるの見たけど、あれって新聞配達だろ?
隠すことねーよ」
女「え?」
男「男友、それは内緒だって……」
男友「ん? どうして、新聞――あ、すまん、バイト禁止だわ」
久女「良いんじゃない? バイトの一つや二つ。
夏休みだし、もともとうちの学校、隠れて結構やってる人いるよ」
女友「へー……ほしいものでもあるの?」
男「いや……ほしいものって言うか……」
女「……」
403 = 14 :
男「……買おうと思ってたものはあったんだけど……」
女友「けど?」
女「……」
男「……いや……えっと、生活費に充てようかなって」
男友「本当かー? どうせ女に誕生日のお祝い買おうとしてたんだろ?」
女「あ……」
男「……」
女友「んー……二人とも、仲直りしちゃったら?」
男「え?」
女「……」
女友「さっきから、目が合うと反らすし、それでもずっとみようとしてるし、
でも全然話さないし……ケンカでもしちゃったんでしょ?」
男「ケンカは、してない……」
男友「嘘つけ、ばればれだっつーの――」
男「本当にケンカなんてしてない、ただ……」
男「こっそりケーキとかプレゼント用意して、驚かせようと思って、バイト始めたら、
意外とハードになって……」
男「学校でもほとんど寝てたから、女にちょっと悪いことしたなって思って、
ばつが悪くて話せなかっただけなんだ」
女友「ふーん……」
404 :
女友「ね、女ちゃん、分かったでしょ?」
男「え?」
女「……ええ、朝起こしに行くのも、お昼作るのも、学校で話しするのも、
全部飽きられたのかと思ったの……」
女「妹ちゃんが帰ってきた時も、妹ちゃんみたいに、私も見てほしいな、って思って……
すごく利己主義なわがままだわ……」
男「そんなことないよ……」
久女「何も話してくれない男君に、不安を覚えたんだよね……?」
久女「それで、そんな不安な時に、私の文句が聞こえちゃったらしくて……。
ごめんね、二人とも……」
男友「男、これも二人を心配してのことだ、許してやってはくれないか?
本人も深く反省してるらしい」
久女「男君が、すごくひどいことしてるんじゃないかって思っちゃったから……
ごめんなさい……」
男「いや、俺は怒ってないよ……
それでも、女に寂しい思いをさせたことに変わりはないから……」
女「その、それで……何か、振りまわしてごめんなさい……
嫌がらせとか、男を占有したかったとかというわけじゃないの……」
女「また独りになったのかと思ったら、ちょっと怖かっただけなの、ごめんなさい……」
男「あ、うん……俺も、ちょっと……不安にさせすぎて、悪かったと思う……」
405 = 14 :
鞍井「……何か、ムカつく」
男友「!?」
女友「ちょ、鞍井さん……」
久女「雰囲気ぶち壊しだよ……」
鞍井「そうじゃなくて、どうしてほら、こう……あーーー!!
じれったいの、どうせこのままじゃ居づらいでしょ!?」
男・女「は、はぁ……」
鞍井「よし、ゲームセンター行こう!
講習前半も終わって、ちょうどいい息抜きの機会だ! 異論は認めない!」
一同(エゴイスト……ゲームしたいだけじゃないの!?)
鞍井「男君」
男「え?」
鞍井「ホッケーで負けたらシメる……」
男「いや、無茶苦茶な!?」
鞍井「うふふふふ」キラキラ
男(逆らったら色々抹殺されそう……)
ホッケー編で男懲らしめてきます。多分。
今回はここできるです、ながらくお待たせしましたすいませんでした。
406 :
乙でした
いやー、なんというか待ったかいがあったというか
とにかく良かった
408 :
おつ
410 :
乙だぜ
415 :
焦っちゃやーよ
まあ、待ち遠しいけど
417 :
元祖の方、乙
@翌日
乙「男さん、具合はいかがですか?」
男「は?」
乙「昨日、途中で帰られたので」
男「あ、ああ……まあ、寝たらよくなったさ」
乙「そうですか」
男「悪いな、心配かけて」
乙「いえ……健康が第一ですよ」
男「だよな」
男(よし、今日も晩飯作りに行くか)
乙「男さん、連休お暇ですか?」
男「予定はないぞ」
乙「もしよかったら、明日、×××まで行きませんか?」
男「×××?何で?」
乙「カラオケとか、ボーリングが、男女ペアだと割引なんです」
男「はぁ、なるほど」
男(おとりかよ)
乙「駄目ですか?」
男(断るのも悪いし、夕方頃に戻れれば大丈夫だよな)
男「よし、行くか」
乙「本当ですか?ありがとうございます」
418 = 33 :
@放課後、女部屋
女「あ、美味しい」
男「お世話どうも」
女「お世話じゃないよ、本当に美味しい」
男「なら良いんだけどな」
女「熱っ」
男「でも、同じ料理ばっかで悪いな」
女「でも三色ゼリーよりはるかに良いよ」
男「ゼリー?」
女「あ、料理できなかったからね」
男「ああ、二時間チャージ、十秒キープってやつね」
女「うん」
419 = 33 :
@食後
女「ごちそうさま」
男「洗っとく」
女「悪いよ……」
男「明日作りにきたとき、洗ってあると楽だからな」
女「明日も来てくれるんだ」
男「ああ」
男「なあ、女」
女「うん?」
男「明日、ちょっと出かけるから、夕方くらいからになるけど、良いか?」
女「……うん、大丈夫」
男「寂しくないか?」
女「平気、平気」
男「そか……何か買ってくるからさ」
女「どこか行くの?」
男「ああ、×××まで」
女「良いなぁ……一人?」
男「いや、乙と」
女「乙、さん……」
男「知り合い?」
女「演習で少し話したけど……」
男「まあ、俺はただのダシだけどな」
女「……」
420 = 33 :
@女部屋
女「ごめん、今日はもう……帰って……」
男「え?」
女「……具合、悪いの」
男「大丈夫か?病院行くか?」
女「大丈夫だから」
男「……じゃあ、せめて薬でも――」
女「本当に大丈夫だから、はやく!!」
男「な、おい……」
ガチャン
男「……具合、大丈夫なのか?」
男「それとも、俺、何かしたのか?」
男「……まあ……どっちにしろ、今日は退いたほうが良いか……」
女「……本当はもう少しだけ居たかったなぁ……」
男「……やっぱり身に覚えはないんだがな……」
421 = 33 :
@翌日、駅前
男「おーす」
乙「お待たせしました……待ちましたか?」
男「ん、そんなでもない」
乙「そうですか?」
男「×××までは……270円か」
乙「270円……」
男「良いよ、払っとく」
乙「え?でも」
男「帰りに払えばチャラだろ?」
乙「ええ……ありがとうございます」
男「気にすんな」
男(……乙の律儀さ、最近カワイイな……)
乙「……?」
男(……まあ、それ以上はない……かな)
422 = 33 :
@女アパート
女「……うん……」
女「……男は、乙さんとデート、か……」
女「……嫉妬?」
女「……駄目だな、私……」
女「ダシってことは……付き合ってるわけじゃないんだ……」
女「……治ったら、私ともデートしてくれる、かな……」
女「……えへへ、こんなに好きになってたんだね……」
女「……ぐすん……」
423 = 33 :
@電車
男「まずは昼飯だな」
乙「そうですね」
男「美味い店とかは知ってるのか?」
乙「ええ、まあ……八件ほど」
男「そんなに!?」
乙「向こうは人が多いですからね」
男「ああ……」
424 = 33 :
@×××駅前
男「よし、飯だ飯」
乙「まだ早いかもしれませんね」
男「早めにすませば混む時間避けれるぞ」
乙「そうですね……何を食べたいですか?」
男「……和食かなぁ」
乙「好きですね」
男「変か?」
乙「いいえ、私も好きですよ」
男「……」
男(何か、今日……堕ちる予感)
425 = 33 :
@和食レストラン
男「すき焼き丼なんてあるんだな」
乙「私も初めて見たのがここでした……」
男(これなら栄養も摂れるし、すき焼きの容量で作れそうだ)
乙「先にお箸つけてくださいね」
男「いや、待つよ」
乙「冷めますよ」
男「月並みだが、ニャンコ舌だ」
乙「意外ですね」
男「そうか?」
426 = 33 :
@昼食中
男「乙の天丼も美味そうだな」
乙「え……いりますか?」
男「あ、すまん、本当に美味そうだったから、つい……」
乙「そうですか?」
男「いや、気にせず食ってくれ」
乙「……エビ天、分けます」
男「……いただこうかな、すき焼きの方はどうだ?」
乙「私はお肉と生卵が苦手なんです……」
男「そうなのか……すまん」
乙「いえ、平気ですよ」
427 = 33 :
@昼食後
男「まずはどこ行くんだ?」
乙「えっと……」
男「買い物か、女の子っぽいな」
乙「駄目でしたか?」
男「いや」
乙「……」
男「……」
乙「♪」
428 = 33 :
@洋服店
乙「男さん」
男「お?」
乙「こっちとこっち、どっちが似合いますか?」
男「……」
乙「……あの?」
男「意外と大胆なの選ぶのな」
乙「……!?違います!!」
男「あ、すまん……どっちも合うと思うけどな」
乙「なら、どっちも買いましょう」
男「お金は……まあ、バイト料良さそうだしな」
429 = 33 :
@雑貨店
乙「この椅子、可愛いですね」
男「買って帰れないな……」
乙「そうなんですよ、残念です」
男「お、収納ケースだ……片付けもしたいし、今度ほしいな」
乙「良いですね」
430 = 33 :
@ベンチ
男「歩き疲れたな」
乙「カラオケ行きましょうか」
男「そだな、たまには良いな」
乙「もう少し休んでから行きましょう」
男「んー……カラオケ、部屋で休んだら――」がし
男「……え?」
乙「少しだけ、ですから」
男「お、おう……」
男(腕にしがみつくな……てか胸が……や、やーらけー……)
男(……上目遣いで見るなぁ……)
書けてるのここまで&電池まずいんで切る
携帯からすまんよ
433 :
致命的なミスを見つけて修正……
エアホッケーって、負けた方から攻撃なのに、まったく逆で書いてました……
とにかく遅れてすいませんです……
続き投下~
(ゲームセンター)
鞍井「先客もいるし、先に違うので遊ぼうか」
久女「賛成ー」
男友「女友、格ゲーしようぜ」
女友「え!? 彼女相手にストレート、それも躊躇なしですかっ!?」
男友「いや、強そうだし」
女友「……そんなキャラ確立されてるのか私は」
鞍井「ほら、男君も女ちゃんも」
女「え、ええ……」
男(ゲームはやるけど、牧場○語とか、アクションゲームばっかりだからなぁ……)
鞍井「あ、そうだ」
男(わー、何か思い着いちゃったよこの人)
鞍井「ガンシューティングで勝負しようよ」
男(ほらきた)
鞍井「ふふん、『ゲームが苦手』で、『よからぬことを思いついてるな』と考えてて、
しかもたった今『ほらロクでもないことを』と思ったね?」
男「……勝負しようか」
鞍井「図星か」
434 = 14 :
(ガンシューティングゲーム台)
久女「あ、その角危ない!」
鞍井「くーちゃん、上! 撃たれてるって!!」
男(鞍井さん、ノーダメージ……)
鞍井「あーあ、くーちゃんゲームオーバー」
久女「少ししかやったことないもん、できないって」
鞍井「私初めてこの手のゲームやったけど」
久女「はぁ!?」
男「……器用だよね」
女「え?」
男「あ……鞍井さん、うまいなー、って」
女「……そうね」
435 = 14 :
鞍井「いやー、参った参った、コンビじゃないと難易度急上昇とは」
男「それでもボス手前って……」
久女「ほらほら、次は二人の番だよ」
男「あ――」
女「えっと、どうすればいいの?」
久女「画面の敵を、このコントローラーで撃っていくんだよ」
女「えっと――」
久女「ほら、画面上に――」
鞍井「くーちゃん、男君に説明させたほうが良いんじゃない?」ニマニマ
久女「なるほど、こりゃ失礼」ニマニマ
男「は!?」
女「えっ!?」
鞍井「さーて、太鼓の○人でもやって傍観してますか、くーさんや」
久女「そうですねー、鞍井さんや」
男「……えっと……銃を向けると、ほら」
女「あ、なるほど……」
436 = 14 :
(太鼓の○人台)
鞍井「くーちゃん、今日晩ごはん一緒に食べない?」
久女「んー? 良いよー」
鞍井「……元気なさげー、ミス多いよー」
久女「あはははは、ちょっと難しいの選んじゃったかな?」
鞍井「ふーん……」
久女「私さ――」
鞍井「あ、くーちゃんマズイ!」
久女「え? おっ、あ、わっ!?」
鞍井「上出来、上出来」
久女「間一髪ー、ありがとー」
鞍井「……帰り際、聞いてあげるから」
久女「……うん」
437 = 14 :
(ガンシューティングゲーム台)
男「あ、弾切れ」
女「えっと……」
男「横に傾けて」
女「え?」
男「こんな感じ」そっ……
女「あ……」
男「え? あ、ごめん……」
女「……こう?」
男「うん……」
女「……男」
男「え?」
女「……もっと、寄っても良いかしら?」
男「……うん」
438 = 14 :
女「男、その角、逃げたわよ」
男「女も、上、罠あるから気をつけ――あっ!」バン
女「――危なかったわ、ありがとう」
男「俺も、助けられたからさ……」
女「……フォロー、難しいわね」
男「だね」
女「……あ」
男「まずいっ!」
――ゲームオーバー
久女「終わりー」
鞍井「あらあらそんなに寄り添っちゃって」
男「!?」
女「!?」
鞍井「ははん、仲のよろしいことで」
久女「慣れるのに3ゲームって……男君って意外と不器用だねぇー」
男「……まあ、ね……」
439 = 14 :
(一方の、男友・女友)
女友「男友くん、もう良いでしょ……?」
男友「いや、まだ」
女友「えー……これで何回目? そろそろ限界だよー……」
男友「限界って言うわりには、まだまだ元気そうじゃねーか」
女友「そりゃ……まだ、頑張れなくもないけど……」
男友「じゃあ、いいだろ?」
女友「私、もう疲れたよー……」
男友「俺が満足してねーんだ、もうちょっといいだろ?」
女友「私だって満足してないよー……むしろやりすぎて頭がぼーっとするよー……」
男友「ほら、早く座れ」
女友「んもう、しょうがないなー……あと一回だよ?」
男友「頑張る」
――K.O. Winner, Player 2 !!
男友「はー……疲れた……」
女友「9ゲーム18ラウンドストレート勝ち、男友くん弱ーい」
男友「やっぱつえーじゃん……完敗と認めざるを得ない……」
鞍井(こっちはこっちでバカやってるわ……良いなぁ、私も彼氏ほしいなぁ)
鞍井「彼氏いるとめんどくさそうね」
女友「い、いつからそこに!?」
440 = 14 :
(ホッケー台)
鞍井「はぁーい、おまたせー」
男友「雪辱を晴らしてやる時が来たな!」
鞍井「え? 何の話?」
男友「ボウリングの話だよっ!」
鞍井「……あぁ、弱い人の試合なんて覚えてないよ」
男友「……ぐすん……」
女友「お、男友くん……」
鞍井「チーム割は……いいか、わざわざ言わなくても」
久女「てことで、一回戦はカップル戦だー」
男「え? いきなり!?」
鞍井「ああ、そうか、男には肩慣らししてもらわないとね」
男「え? え!?」
鞍井「負けたらマジでシめるからね、うふふふ」
男(目が笑ってない……)
441 = 14 :
(一回戦 男・女VS男友・女友)
男友「男、この勝負は俺たちがもらった」
男「……根拠は?」
男友「こっちにはこのゲームにふさわしく、雪ん子がいるからな!」
女友「ひ、ひっどーい! んもう、私のこと!?」
男友「ははははっ、お前意外に誰が居る?」
男友(最近立場が逆転してるからな、取り戻さないとヤバいヤバい)
男友「先攻でいくからな、くらえ――」
男「男友、これ、『アイス』ホッケーじゃなくて、『エアー』ホッケー……
氷は無関係……」
男友「は!?」
――。1-0
久女「男友、オウンゴール」
鞍井「……」
男友「……鞍井さま、許しておくんなまし――」
鞍井「……ハン! 弱っ!!」
男友(――!!!)
女友「……痛恨の一撃……」
男「……続けて、いいのかな……?」
442 = 14 :
男「それっ!」
男友「はん、甘いわ小僧!」
男「このっ!」
男友「うぉりゃっ!」
男「くっ!」
男友「ほれほれ」
男「っ!」
男友「隙ありっ!」
男「しまったっ!?」
すかっ
男友「あっ」
――。2-0
久女「ないわー」
鞍井「ないね」
男友「なんでだよっ、これからだろっ!?」
鞍井「双方、嫁置きっぱなしだもん」
男・男友「あ」
女友「んもう」
女「……私も、頼ってほしい……かな」
男「ご、ごめん……」
443 = 14 :
鞍井「さーて、仕切り直し」
女友「行くよっ!」
男「女さん、そっち!」
女「ええ……ふっ!」
――、――、――、――!
男「は、早い!?」
女友「それっ!」
――、――、――、――!
女「! 男、お願い!」
男「え!? それ――」
――。2-1
女「あ」
女友「やったよー、男友くん」
男友「やるなー」
鞍井「……男友君、居ない方が強かったりしてね」
男友「そんなっ!?」
444 = 14 :
(最終結果 7-5)
久女「男君チーム決勝戦進出!」
男「女友さん、反射神経鋭すぎる……」
女「追いつけなかったわ……」
女友「いやー、単に女ちゃんの神速パックを跳ね返してただけなんだけどね」
女「……へこんでるけど、いいのかしら?」
女友「ほらほら、元気出してって」
男友「俺、マレットは持つけど、空気としてそばにいるね」
女友「そんなー……」
鞍井「さーて、弱ってるところ悪いけど……男友くん潰そ!」
男友「はん、コイや、返り討ちにしてやる」
男友を除く一同(扱いやすいなぁ)
445 = 14 :
(二回戦 男友・女友VSモブ――久女・鞍井)
久女「さーて、男友君、覚悟はいいかなっ!?」
男友「……みんな俺狙いやがって、俺は女友のものだぞ」
女友「ちょっ――」
久女「はいはい隙あり隙あり」
――。0-1
男友「……」
鞍井「やっぱりやっぱり男友ね」
男友「二回言うな」
男「ボウリングの時もそうだったけど、男友って最初調子に乗って出鼻をくじかれるよね」
女「ええ……でも、ちょっとうらやましいわ」
男「……俺も、女の――なんでもない」
女「……続き、聞いてみたかったわ」
446 = 14 :
鞍井「でも、『空回りじゃない』のは分かってよかったよね」
男「空回りって……」
男(空回り……あれ、俺って、女のためにって思って……
見栄張ってるけど、それって女の存在だけしか見てないんじゃないのか……?)
男(……俺は自分を見てないから、プレッシャーを感じてたんだ、たぶん……
俺と女か……独りじゃないもんな!)
男「女」
女「え?」
男「……もっとそばで、フォロー頼んでも……良い?」
女「……」コクン
447 = 14 :
ちょっとミスったかもしれない;
順番がずれてるっぽいかもしれないんで、一回切ります;
すぐもどる
448 = 14 :
順番がずれてたんではなく、途中課程消してたみたい;
>>445の続きから始めます;
gdgdで申し訳ない……
(5-2 モ――久女・鞍井攻撃側)
男友「口ほどにもねーんじゃねーの? 鞍井様よぉ!」
鞍井「……男君、ちょっといい?」
男「え?」
鞍井「……こっから、一点も取られないで勝ってみせるよ」
男「……? 男友に言えばいいのに」
鞍井「……あのね、相手のことだけを見てればいいわけじゃないの。
10あるうち、10を全部、他人だけにあげてるから駄目なの」
男「……?」
鞍井「……まあ、いいか。続きは後で話すよ」
鞍井「くーちゃん、タガはずそうか」
久女「うん? うん、いいよ」
449 = 14 :
(試合続行)
男友「ほれほれ、早く来いよ」
鞍井「男友君、暑苦しい」
――。
男友「女友、頼んだ」
女友「うん」
――。
鞍井「……」
男友「間に合わないぞ、鞍井様」
男(さっきから鞍井さんにたいしてへりくだりすぎ……ビビリめ)
鞍井「ばーか」
久女「表裏一体だもんね♪」
――。5-3
女友「や、やるぅ……」
――。5-4
――。5-5
男「追いついた……」
450 = 14 :
(5-6 男友・女友からの攻撃)
――、――、――、――、――、――、!
鞍井「とどめー」
――。
男友「むっ!」
久女「ほいさ」
女友「えいっ」
鞍井「あ――」
久女「任せて」
男友「やるじゃねーか!
……女友、フォロー頼む」
女友「え?」
鞍井「油断大敵――」
男友「あ、はずしちゃったー」
鞍井「勝っ――」
女友「んもう、わざと外したでしょ!?」
――。6-6
鞍井「……」
男「取られてるよ?」
鞍井「……まあ、うん……特例、かな」
男「?」
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