元スレ新ジャンル「強がりな寂しがり屋」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 14 :
(視聴覚室)
男友「ここで授業できるのって、何か新鮮だな」
女友「ねー」
男「英文流すのも、他の部屋よりはいいと思ったんじゃない?」
女「まあ、体育館でバスケ部がボール投げてる中で、
放送室から英文流す光景もシュールよね」
男「うーん……想像つかないけどね」
女「本気にしないで、冗談だから」
男「あ、そう……」
男(普段から冗談なんてめったにしゃべらないくせに)
……
男友「お、始まるな、またあとでな」
男「うん」
英語教師「はい、講習はじめますよー。黙ってねー、ほらそこ、だーまーるー!」
202 = 14 :
(昼休み)
男友「あー、昼休みだー……」
女友「んもう、みっともないよ、男友くん」
男友「はん、俺だけじゃないぜ、ほら、男だって――」
男「(1)の答えはこれで合ってる?」
女「そうね。じゃあ、この条件が入るとどうなるかしら?」
男「えっと……こう、かな?」
女「そうね、こうすると文の情報を捕捉できるわね? これが――」
男友「はいはいはいはいはい、ご飯にしようぜ二人とも。
夏休み、しかも大事な大事なお昼の時間までローマ字並べてたら脳みそとろとろになるぞ」
男「もうちょっとだから待っててよ」
男友「……女友、俺、みっともなかったわ」
女友「分かればよろしい。
女ちゃん、お昼の準備しておくね」
女「ええ」
203 = 14 :
男「よっしゃー、終わった。女さん、ご飯にしようよ」
女「『女さん』?」
男「う……ごめん……お、女、ご飯に……しようか?」
女「ふふふふっ、ええ、そうしましょう」
男「肉詰めピーマン、手間かからなかった?」
女「まあ……でも、食べたい物を食べるのに、苦労は惜しむことはないわ。
冷凍ものやインスタントばかりなのも、体調に障りそうだし」
男「立派立派」
女「それに……男と交換できるから、ちょっと見栄張ってるのかもしれないわ」
男「……ありがとう」
女友「……ねえ、男友くん……お弁当作ってきてあげよっか?」
男友「ん……おう、頼んでみてやるか……」
女友「『お願いします』は?」
男友「……おねがいします」
女友「良いよー」
男(バカップルだけど、バカップルだけど! 何か人のこと言えない気がする……)
……
204 = 14 :
(夏期講習 英語一日目終了)
女「お疲れ様」
男「お疲れ様ー」
女友「男友くんの魂が抜けてるよ」
男友「やべーなー、女友に食われちまうー」
女友「んもう、帰っちゃうよ」
男友「待ってー、すぐ用意すっからー」
女「男、今日、寄って行ってもいいかしら?」
男「え? うん……あ、ごめん、しばらく予定があって、無理なんだ……」
女「そうなの……」
男「いや、本当にごめんね?」
女「良いのよ、都合がつかなくなるのは仕方のないことだもの。
私のわがままって言うのもあったから、気にしないで」
205 = 14 :
(男宅)
男「ふぅ……明日からバイトだ、今日は早く寝よう。
女さんにメールしておいた方が良いかな……一応、しておくか」
男『しばらく用事があって、学校帰りに時間ないけど、講習終わったら大丈夫だから』
男「……ちょっとだけ、運転の練習しておこう」
――。
男「うん、大丈夫そうだね」
男「……新聞屋ってことは、やっぱりカブなんだろうね」
……
男「そろそろ寝ようか……女さんからメールは来てないか……。
怒ってるのかな? 違うよね……?」
男「……お休み」
206 = 14 :
(翌朝 バイト終了後 新聞屋)
店長「お疲れ様、ありがとう助かったよ」
男「いえ、先輩が丁寧に教えてくださったので、分かりやすかったですよ」
先輩「いやいや、それでも君は物覚えが良かったよ、
しばらくは私が着くけど、すぐに一人でできるんじゃないかな?」
男「早く慣れるように頑張ります」
店長「うん、頼もしいよ、じゃあまた明日も頼むね」
男「はい」
男(あー……緊張した……)
男(……まだ少し時間あるや、早く帰って仮眠取ろう)
207 = 14 :
(男宅)
男「女さんからメール来てたんだよね……今返しても、寝てるよね……」
女『気にしてないよ(^^
何が忙しいのか知らないけど、体を壊さないようにしてね(^^;
明日も頑張ろうね(^0^/』
男「……なんて送ったらいいのかな……」
男『ごめん、ちょっとメール見れなかったm( - -;)m
今日もよかったらうちにおいで(^^)』
男「……ご飯だけ作って、ちょっと寝よう……」
……
男「スパゲッティか……ツナ缶……あ、そうだ、和風スパゲッティにしよう……」
男「……今日は女さん、何を作ってくるだろう……」
男「……期待してるな、俺……」
……
男「おー、エスカ○プは飲みやすい……グ□ンサンは合わなかったからな……」
男「さて……7時くらいに起きるとしようか……」
男「……グー……」
208 = 14 :
――。
女「男ー、起きてるの?」
男「あ、寝過ごした……ちょっと待ってて、女さん」
女「さんはいらない」
男「7時45分……寝過ごした……いらっしゃい」
女「寝てたの?」
男「いや、ちょっと仮眠。
寝過ごしちゃったけど……」
女「私が居てよかったわね、メールも帰ってこないから、少し心配したわ」
男「え?」パカッ
女『今から家出ます(^^
もう寄っても大丈夫?
準備はできてる?』
男「あ、ごめん……」
女「……大丈夫?」
男「全然問題ないよ、上がって」
女「……9時頃起こすから、もう少し寝たらどう?」
男「……そうしようかな……」
209 = 14 :
――。
女「男、そろそろ時間よ、出ましょうか?」
男「あ、うん、ありがとう――!?」
女「な、何?」
男「いや、うん……起こしてくれてありがとう」
男(膝枕して寝ちゃったんだっけ、俺? 嬉しいけど、恥ずかしいな……)
女「……行きましょう」
男「うん」
210 = 14 :
(学校 視聴覚室)
男「あ、今日のところ理解できてる」
女「そう、よかったじゃない」
男「まあね……女さん……女に教えてもらってばかりなのも、ちょっと悪い気がして。
ちょっと頑張ってるんだ」
女「そう……学力が着いたのなら、いいんじゃないの?」
男「うん」
男友「おー、二人とも早いな」
女友「おはよう」
女「おはよう」
女友「ん? 喧嘩でもした?」
女「え?」
男「俺と女さ……がってこと?」
女友「違うの? 違うんだったら、それに越したことはないんだけど……」
男友「男が調子悪いのかもな」
男「あ、うん、それはちょっとあるかも」
女「……」
……
英語教師「授業でもやったけどー、『If』は省略できるからね。
省略した後は、倒置が起こることに注意してね」
男「……倒置、っと……」
男「……」カクッ・・・カクッ・・・
男(いかん、少し寝てたっ!?)
211 = 14 :
(夏期講習 英語二日目終了)
女「ほら、男……今日は早く帰って寝るのよ」
男「ごめん、今日くらいはどっか寄れればよかったのにな」
女「いいのよ、体調崩すよりはましでしょう?」
男「うん……」
男(いや、看病してもらえればうれしいけど……こんなの不謹慎だよね……)
男友「俺もあんな風に心配されてぇ」
女友「んもう、男友くんは夜更かしでしょ?」
男友「うぇーい……せめて、モーニングコールお願いできねーかな」
女友「あー、うちに捨てる予定のフライパンがあったようななかったような」
男友「全力で夏期講習に臨むであります少佐!」
女友「うむ、よろしい」
ひとまずここまでなんだ、すまない;
本当に待たせてごめんよみんな;
212 = 191 :
乙です
ゆるりと待ってるから自分のペースでガンバってくらはい
214 :
スレタイを見てまっさきに銀様を思い出したわ
215 :
乙だぜ
ゆっくり待ってるぜ
216 :
二人とも乙
いつまでも待つ
217 :
200越えたぜ
元祖の方乙、こっちも続けるさね
@食卓
男「うまそうだな」
女「鶏肉入れると美味しいんだよ」
男「どれどれ……ああ、うん、美味い」
女「でしょ?」
男「出汁もすげー良い具合だ」
女「今度、出汁使って茶碗蒸し作ろうか」
男「良いな、銀杏も三葉入れて……あ、美味そう」
女「えへへ」
218 = 33 :
@食後、ゲーム中
女「男、そこの角、何かいるんじゃない?」
男「多分いるな……って、あれ!?」
女「わっ、フェイント!?」
男「せこいぜ、うらうらうらっ!!」
女「あ、もうまずいよ!!」
男「まだ大丈夫――あっ、しまった!?」
女「あーあ……負けちゃったね」
男「今日はいつもよりも怖かったな……心臓がまだびくついてるぜ……」
女「そうかな、まだもう少しだけ余裕あるよ」
男「とか言って、帰り道怖くて一緒に帰ってとか言うなよ?」
女「い、言わないもん……ゾンビなんて非科学的なもの……ねぇ……?」
男「あ、怖いんだな……」
女「まあ、一応」
男「あ、そろそろ時間じゃねえの?」
女「まだもう少し」
男「……怖いんじゃねえか」
女「えへへ……」
男「おくろうか?」
女「……お願いします」
219 = 33 :
@女アパート
女「ここが私の部屋だよ、何かあったらおいでー」
男「いや、女子の部屋に簡単に入っちゃ駄目だろ」
女「また女の子、男の子って」
男「……や、関係なくね?」
女「差別良くないよー」
男「差別じゃねーよ、女が無頓着なんだ」
女「そんなことないもん」
男「あのな、男子は全員オオカミだと思え」
女「じゃあ私は狩人になろう」
男「なら安心――じゃねーよ、あほ」
女「心配してくれてるの?」
男「まあな」
女「……えへへ……少し上がる?」
男「いいってば」
220 = 33 :
@部屋前
男「じゃ帰るぞ」
女「あ」
男「あ?」
女「えっと……アドレス交換しようよ」
男「ああ……おう」
女「赤外線ついてる?」
男「ここだな」
女「じゃね」
男「おう、またな」
221 = 33 :
@男部屋
男「電話?……女だ……」
女“起きてるー?”
男「寝てるー」
女“それは残念”
男「アドレス交換したその日に電話って、こどもか」
女“違うよー、明日課題提出だよ、って連絡”
男「あ、持って行くの忘れるところだった……サンキュー」
女“いえいえ、そんだけだよ”
男「……かわいいやつめ」
ふぃー
222 :
乙です
なんかもう癒しのレベルに入ってきた
223 = 33 :
寝れないから続き書く
@男アパート、翌朝
~♪ ~♪ ~♪
男「ん……電話?はい」
女“おはよー”
男「おう」
女“……”
男「朝五時というこんな時間から何か?」
女“……えー?”
男「えー?って言われてもね」
女“……ヴぇー?”
男「……女、ねぼけてる?」
女“えー?あれ電話?もしもしー?”
男「おう」
女“どうしたの?”
男「どうしたのかなー、俺は知らんのだけど」
女“イタ電?”
男「……一回切るから、通話の発信履歴見ような」
224 = 33 :
@男アパート、七時くらい
男「あー、寝れたような寝れなかったような……」
男「ひとまず飯だな」
男「出でよ買いだめパン、お買い得チョコクロワッサン!」
男「……」もくもく
男「腹にたまんない……米炊き忘れた……」
~♪ ~♪ ~♪
男「電話だ……はいハンサムボーイですが」
女“あ、じゃあ間違えました”
男「まあまあ待て待て、何のようだ?」
女“今朝のお詫びに、朝ごはん持って行きたいんだけど、良い?”
男「十光年でも待つぜ」
225 = 33 :
@男アパート、八時前
男「ごちそうさま」
女「今朝はごめんなさい、何かねぼけてて……」
男「だろうなー、今まであんな経験ねーもん」
女「えへへ……すみません」
女「今日は午後からの講義でよかったね」
男「教授が出張で休講なんだってな」
女「お昼どうする?作ろうか?」
男「百光年でも待つぜ」
女「光年は距離だよー、某ゲームのトレーナーじゃないんだから……」
男「短パン小僧か」
226 = 33 :
@男アパート、パソコン
男「レシピまで教えてもらって、わりーな」
女「作るのも教えるのも楽しいよ」
男「こんな嫁ほしいなー」
女「えぇ!?」
男「あ、わりー、今の変だな」
女「嫁、嫁、嫁……」
男「すまん、続き教えて」
女「う、うん……弱火にしてね、――」
227 = 33 :
@男アパート、十一時くらい
女「簡単にパスタで作っちゃうね」
男「よろしく頼む」
女「~♪」
男「ご機嫌だな」
女「えへへ……」
男「おー……一人暮らしで作れるレベルこえた……」
女「えへへ、張り切っちゃった」
男「イタリア料理なんじゃないのか……?」
女「食べて食べてー♪」
男「おう……あー、うまいわ」
女「本当?」
男「おう、イタリア料理で今のところ一位だ」
女「えへへー」
男(まあイタリアンなんてそうそう食わないからおおまかなんだが)
ペース早い?
228 :
自分のペースでやれって体育教師が言ってた
>>223
俺も寝ぼけて電話したことあるぜ
229 :
こんな大学生活がうらやましい
230 :
うぉぉぉぉ
激しく乙!!
ゆっくりでいいよ!
231 :
逆パターンが気になる。
wktkしてるぜ。
お三方、頑張れっ!!
232 :
寝れないからのぞきにきた
@午後、講堂
男「あ、ここ真剣ゼミでやったところだ、んなわけあるかっ!」
他女>1「男って面白いねー」
他女>2「芸人みたいで笑えるー」
男「え?あ、そう、ありがとう」
男(んなつもりねーよ)
他女>1「男ってさ、いつも一人なの?」
男「ちげーよ、友達は学科違ったり、学部違ったり、キャンパス離れてたりなんだよ」
男(女は女の子だし、誤解招きたくないからな)
他女>2「ここには?」
男「んや、まあ……演習で話はするけど、何か俺浮いてるっぽいしな」
他女>1「えー、んなことないって、あの子じゃあるまいし」
男「あの子?」
他女>2「ちょっと他女1、陰で言うのはまずいって」
男「?」
他女>1「まあ大したことないよ、またね」
他女>2「あ、男、トッポ残りあげる」
男「お、さんきゅ」
男(あの子?浮いてる人他にいるか?)
233 = 33 :
@放課後
男「あ、女だ……一人で帰りか」
男「……世話にはなってるけど、一緒に帰るほど居たら邪魔だよな」
男「……図書館いこう、プレゼンの資料集めだな」
男「学生証忘れた……今日は借りずに利用か、くそっ」
男「……友~、一人は寂しいぞー」
男「あ、卒論見させてもらおう……」
234 = 33 :
@図書館、保管庫
男「しゃー、やるぞー……って言うも、何だこれ……」
男「~!~!!棚にびっしり詰まって卒論取り出せねー……」
乙「コツがあるんですよ、こうしてとれば……はい、どうぞ」
男「おー、ありがとうございました……ふむ、さすが先輩方だ、すばらしい!!」
乙「プレゼンテーションの資料ですか?」
男「ええ……って、乙もいたんだ」
乙「ええ、図書館の本が借りられてしまって、卒業論文をお借りしようと思いまして」
男「真面目なのな」
乙「いえ、男さんほどではありませんよ」
男「はははっ、お世話も良いところだ」
男(そんな判断ができる材料はどこから……)
乙「あちらに机もありますから、移動しませんか?」
男「おう」
235 = 33 :
@保管庫
男「おー、このグラフいただき」
男「……もう少しいるか」
男「……あれ、この棚動かない……?」
乙「あ、それはここのボタンを押すと動きますよ」
ピッ、ゴウーンンッ
男「ボタンで変形とは……ロマンだな」
乙「はい?」
男「いや、何でも」
乙「あ、男さん、お願い聞いてもらっても良いですか?」
男「ん?」
236 = 33 :
@保管庫、続き
男「高いところは脚立なのな」
乙「すいません、脚立が揺れて怖いので、上のほうは探せなかったんです」
男「ご苦労なことで」
乙「えっと……」じー
男(揺れる、てほどぐらつかないと思うがな)
乙「男さん、降りますね」
男「おう、踏み外すなよ」
乙「気をつけまっ、きゃっ!!」
男「おいっ!!」
ガン!!!
男「っあー……」
乙「痛た……男さん、大丈夫ですか?」
男「多分……」
男(やーらけー)
乙「あ」
男「お?」
乙「……す、すいません……」
男「お、おう……」
男(胸か!テンプレなハプニングだな、おい)
男(……はははっ、息子よ元気だな、遊ぶ時間じゃないぜ、部屋でおとなしく待っとけ)
237 = 33 :
@保管庫、ハプニング中
乙「怪我されてませんか?」
男「大丈夫、大丈夫……あ、いや、一応医務室で見てくる……」
男(愚息がご迷惑おかけします)
乙「すいませんでした」
男「いやいや、痛いところはねーからさ」
男(胸じゃねぇ、匂いがよかったんだよ……どっちもどっちだな)
乙「あ、私も医務室行きます」
男「いや大丈夫だって!!」
男(息子を寝かしつけたいんたよ!!)
乙「男さんが心配ですし、口も切ったみたいですし……ほら、手に血が……」
男「あ、そう……」
男(あ、何か萎えた)
238 = 33 :
@男アパート
男「何か疲れたー……」
男「……焼きそば作るか、料理の仕方が簡単だ、女に感謝だな」
男「この間の人参と玉葱片付けるか」
男「女に感謝しつつ、いただきまーす」
男「熱っ、うまうま」
男「あ、俺も口切ってた、ソース染みる……」
男「うまいけど、久しぶりに一人か……女何してっかな」
男「……乙良い匂いだったな」
男「……はははっ、落ち着け、俺!!まだゴールデンタイムだ」
男「……でも疲れたから寝よう」
ちょっとだけ鬱展開大丈夫?
239 :
>>238
任せる
240 :
>>238
どっからでもかかってこい
241 :
本を見た後
男「そろそろ再開するしようか」
女「うん、英語も教えてよ」
男「どこらへん?」
女「この英語の歌詞の所」
男「My heart is like a sattelite of yours…えーと、僕の心は君の衛星、みたいな」
女「ふんふん」
男「次のは、君の周りを回ってる、でいいんじゃないかな」
女「脱線するけど発音がそれっぽいね」
男「英語の歌よく聴くから」
女「へえー…今度カラオケも行こうか」
男「いいけど、あんまし行った事ないからなぁ」
女「じゃあ尚更行こうよ」
男「うん」
242 = 108 :
男「……あ、もうこんな時間」
女「帰る?」
男「うん」
女「そっか、そうだね」
男「なんか半分くらいしか勉強しなかったね」
女「私も何か出来たら良かったんだけど、国語とかあんまり教える所ないからね」
男「いいよ、楽しかったし」
女「そう、よかった」
男「じゃあ」
女「あ、玄関まで送る」
女「今日はありがとうね」
男「いいよ、……あのさ」
女「?」
男「女さんがよかったら、今度うちにも来てよ。本棚もあるし」
女「行くよーもちろん」
男「うん、それじゃ、また」
女「またねー」
ガチャン
243 = 108 :
男宅
男「ただいま」
母「おかえりなさい、夕飯出来てるからね」
男「ん」
母「今日は本屋でも行ってたの?」
男「いや、友達の家」モグモグ
母「あら、珍しい」
男「悪かったな」
母「入学してからそういうの初めてじゃない?」
男「そうかもね」
母「まあ安心したわ。なんて名前?」
男「女さんって言うんだけど」
母「ふうん。……友達にさん付け?」
男「女子だから」
母「あ、そう。」
母「って何ィ!?友達すっとばして彼女!?」
男「いや友達だよ」
母「あーあーこれだから若いモンは!!」
男「聞けよ……」
244 = 108 :
自室
男「はぁ……ったく」ボフッ
彼女か……。
もし、女さんがそうだったら、
デートしたりとか……って、今日のもそんなもんか?
女さんといるのは楽しい、けど
これはそういう感情なんだろうか
……なにせ母がいる時には呼ばない方がいいな
めんどくさそうだし
明日もきっと、教室では話せないんだろう
まあ、しょうがない事だよな
男「…………」
男「あ、風呂入ろう」ムク
245 = 108 :
翌日、教室
男「………」
女「男くん、おはよう」
男「!……おはよう」
女>1「?」
女>2「女優しいねwwwwww男に挨拶するなんてwwwwww」
女「別に優しくないよ、友達だから」
女>2「え?」
女>1「それってどういう……」
女「男くん、昨日の本読んだ?」
男「え?あ、うん。面白かったよ(な、なんだ?)」
女>2「……え、ちょっと待って。意味わかんない」
男>1「おーい、女1ー」ズカズカ
女>1「なに?」
男>1「これ、お前にも読んで欲しいんだわ」
女>1「え、これ……漫画……?」
女>2「(これはひどい表紙)」
男「あ、俺が貸したやつ……買ったんだ」
女>1「!!」
男>1「マジぱねぇからこれ、読んでみろよ」
女>2「お、女1?」
女>1「……趣味は……」
女>1「人、それ、ぞれ………」
女「(血涙………)」
男「(でも笑顔なのは何故だ……?)」
246 = 108 :
今日はここまで
最近ちょっと忙しく、中々筆が進まないのだぜ
少ないかもだが待っててくれてた人はありがとう
そしてごめんちゃい
247 = 108 :
ああ、補足を忘れた
>>243の会話の中で、母が女の性別に気付かなかったのは
男が女を名字で呼んでいる為です
(あと男に女友達が出来ると思っていなかった為でもある。蛇足)
だらだらと申し訳ない
また投下しにきます。では
248 :
>>241-247
乙です。
楽しみにしてましたぜwwwwww
続きもwwktkして待ってます。
元祖もちょっと変な所あったから直してます;
明日、というか今日上げられればいいなぁ……。
一応、放置はしてませんよという報告だけ;
249 :
250 = 14 :
一応、あげられるとことまで上げます。
(翌朝)
男「よし、あとこの団地17件配って終わりだ」
先輩「うん、その調子その調子。男君は覚えるのが早くて、こっちもだいぶ楽だよ」
男「いえいえ、先輩のご指導があってこそです、ありがとうございます」
先輩「しかし、夏休みにアルバイトとは、働き者だね。
学校とか、問題ないの?」
男「内緒です、というか、生活費も稼がないといけませんから」
先輩「そうか、大変――
生活費『も』、ってどういうこと?」
男「祝ってあげたい人が居るんですよ、同級生に」
先輩「そりゃ何だい、女の子?」
男「ええ、まあ……ちょっと、そばに居てあげたいというか」
先輩「若いねー、はははははっ」
男「寂しがりなんですよ、その人」
先輩「へぇ……休み中は講義とかあるの?」
男「ありますね」
先輩「……へぇ……ま、何も起こらなきゃいいな」
男「……はい?」
先輩「ほれ、3号棟のおじいさんは朝早いんだから早く行かないと」
男「あ、はい……」
……
(男宅)
男「お、終わった……7時まで寝てよう……」
男「あ、メール確認してないや……来てるかな……グー……」
みんなの評価 : ☆
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