男「うぅ…注射怖いよぅ…」
猫「ふみぅ…」
女「………まだ、言ってるの？」

ｶﾞﾁｬ

女「ただいま」
猫「みぃ…」
男「おじゃましまーす」

女「はい、エサ」
猫「みぃ！…はぐはぐっ」
男「おー…よく食べるねぇ」
女「健康診断、問題なかったし、食欲もあるから大丈夫ね」
猫「はぐはぐ」
男「…おなかすいたなぁ」

女（…そういえば、この部屋に他人が入ってくるのって初めてかもしれない）

男「もう、お腹いっぱい？」
猫「みぃ」

女（…自分の部屋に誰かいるって…なんか違和感あるな………違和感…いわかん）

女「………なんで、あなた私の部屋までついてきてるの？」
男「え？………そうだね、なんでだろ…」
猫「ふみぅ…」
女「って！…ダメっ！！！」
男「ふぇっ？」
猫「ふみっ？」
男「え？猫？」

女「覚えなさいっ！！…ここがあなたのトイレよっ………ほらっ…覚えたっ？…」
猫「み、みぃー…」
男「…女さん、こわい」
女「…怒るときにはちゃんと怒る。しつけの基本よ」
男「女さん、おかーさんみたいだねぇ」
女「………確かに母親のようなものかも」
男「でも、僕のおかーさんはいつも優しかったよー。夏のあつい日にね、アイス、買ってくれたんだー」
女「………そう、よかったわね」
男「うんっ！」

ふみっ！

男「さてっと！そろそろ帰るねー」
女「…そう」
男「また、たまに猫に会いに来てもいい？」
女「特に支障はないわ。事前に連絡さえしてくれたら」
男「うん、じゃ、明日学校で！」
女「ええ」
男「じゃーねぇ」
猫「みぃ」
女「…あなたの、『おかーさん』って」
男「え？」
女「あ、ごめん…なんでもない………『おかーさん』によろしくね」
男「………じゃあね」

女（…おかーさん、か………ちゃんと愛されて育ったんだろうな）

(´；ω；`)うりゅりゅー

猫「みぃ」
女「…ここは、私のベッド」
猫「みぃ」
女「………あなたのベッドは…」
猫「ふみ？」
女「………これは、しつけの一環であって、別に猫と会話してるわけじゃない…」
猫「みぃ」
女「………」
猫「みぅ………ZzzZzz」
女「………まぁ…いいか」

しょうがねーなー
ほらよ

ｶﾞﾁｬ

猫「みぃっ！」
女「…ただいま。なにも壊してない？」
猫「みぃっ！みぃっ！」
女「はいはい。ご飯でしょ…えっと………あ、水、替えないと」
猫「みぃっ！」
女「…ちょっと、ジャマ、そこ、のいて」
猫「みぃっ！みぃっ！」
女「………抱き癖、つけるの良くないらしいんだけど」
猫「みぃっ！」
女「………よっと」
猫「ふみゅ～」
女「………ごはんごはんっと」

猫「みぃ！」
女「…あなたとボール遊びはしない」
猫「みぃ！みぃ！」
女「………そんなにねだっても、すぐ飽きるくせに」
猫「みぃ！みぃ！」
女「絶対しない」
猫「みぃ」
女「………しないわよ？」
猫「みぃ…」
女「………」
猫「…」
女「…一回だけなら」
猫「みぃっ！！」

女「………そんなにねだっても、すぐ飽きるくせに」
女「絶対しない」
女「………しないわよ？」
女「………」
女「…一回だけなら」

卑猥です＞＜

追い付いた支援
ぬこの名前はトトちゃん？

猫「みぃ！」
女「ただいま………！？」
猫「ふみ？」
女「あれほど…あれほど…爪とぎは爪とぎ器でしろと………」
猫「みぃ」
女「っ！！」
猫「みっ！？」
女（…怒るな…落ち着いて………今怒っても、なんで怒られたのかわからないから…しつけにならない）
猫「みぃっ！みぃっ！」
女（………怒る？………………おこってる？…私…猫に？）
猫「…ふみぃ？」
女「…まさか、ね………さ、ごはんでしょう？とりあえず、そこ、のいて、ジャマ」
猫「みぃっ！みぃっ！」

猫のAAでも探してくるか

昨日の竜と女のひとかね

便乗支援

　　　／l、
　　 ("ﾟ. ｡ ﾌ ……支援、してくれるの…？
　　 ｣　 "ヽ
　　()ιし(~)～

男「女さんっ」
女「どうしたの？」
男「さいきん猫、げんき？」
女「…おとつい、来たでしょう」
男「あ、そだっけ？」
女「…元気すぎて困るくらい元気よ」
男「今日の放課後もオジャマしていい？」
女「…いいけど」

　　　／l、
　　 (ﾟ､ ｡｀ﾌ いま出番無しなの、悲しくないわ
　　 ｣　 "ヽ
　　()ιし(~)～

>>64
ログだけ取ってまだ読んでない

ｶﾞﾁｬ

女「…？」
男「おじゃましまーすっ！猫ー！」
女「…ただいま」
男「あれ？寝てるのかな？」
女「………そうかも」
男「猫ー？」
女「…めずらしい」
男「女さーん、猫、ベッドにいないよ？」
女「…そう、じゃあ、私のベッドに」
男「…あれ？一緒のベッドってダメって、女さん言ってなかったっけ？」
女「………ダメって言っても勝手に乗ってくるのよ」

女（…そうよ…私のベッドで寝てるんだ……うん………はぁっ…怒らないと…しつけ…しつけ…）

男「ねこー？」
女「………いない」

男「えと…猫ー？」
女「うそ…どうして？」
男「…さ、探そう！」
女「え、ええ！」

女「いないっ…どこっ………考えろ…考えろ…どこに…可能性…」
男「…いない………女さんっ」
女「いたっ？」
男「あ、いや、窓、開いてるんだけど…開けた？」
女「え？…あ、その窓は換気用に少し開けて………もしかして、外に？」
男「…かも」
女「え…だって、あの子、一度も外、出したこと無い…車だって、知らない。」
男「………僕、外探してみるからっ…男友たちにも頼んでみるっ！」
女「私もっ」
男「女さんはここにいて。…もしかしたら、自分で帰ってくるかもしれないし！」
女「あ…うん」

ｶﾞﾁｬ

男「…あ、もしもし、男友、あのね」

　　　／l、
　　 (ﾟ､ ｡｀ﾌ ええ、きっかけはわたし
　　 ｣　 "ヽ
　　()ιし(~)～

女（あの窓から外に？………まさか、あんな高いところ…でも…）

女（…外に出てたとして帰ってこれる？）

女（………無理、だよ）

女（…考えるべきは最悪の結果）

女（最悪の………車に轢かれる？他の動物に襲われる？）

女（登校して、帰ってくるまで１０時間くらい…）

女（……………もう…死んでる？）

ししし支援んんｎ

女（――おかしいじゃない）

女（考えるべき最悪の結果は、そうじゃないでしょう）

女（猫が死んだところで、何か問題がある？）

女（それどころか、餌代、その他消耗品、診療代…これらが必要なくなるのだからプラスでしょう）

女（損害が出るとしたら？）

女（あの猫が他人に被害を出した場合？…確か飼い主に責任が生じるはず）

女（でも、あの猫には首輪なんて、つけてないし…万が一、問題が生じていたとしても、どこにでもいる雑種の黒猫だし）

女（私を飼い主と特定できるはずがない）

女（したがって、なにも問題はないでしょう？）

くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ

>>1さん、支援せず黙ってた方がよかったら言ってください

女（…そうよ）

女（いなくなった方が得…それくらいわかってるわ）

女（…普通の人なら、ペットがいなくなったら悲しくて涙を流すのかもしれないけれど）

女（私の目には必要最低限の水分しかない）

女（泣いていないってことは、悲しくなんかないってこと）

女友「よ、おじゃまー」
女「…どうしたの？」
女友「いやさ、男に聞いてさ」
女「…そう。でも、もう、いいの。…きっと、車に轢かれたりして死んでるわ」
女友「あら？」
女「…あんな猫、死んでも構わなかったの。べつに私にとって必要ないものだし」
女友「…あんたねー」
女「…あ、ごめんね………でも、私は」
女友「そんな泣きそうな顔して、そんなこと言ったって強がりにしか見えないって」
女「……泣きそう？」
女友「…あんた、そういう顔できるんだね。初めて見た」
女「うそ…うそよっ………だって、私は」
女友「あのクロネコのこと好きだったんでしょ？」

女（…すき？）

女（…私が？………猫を？）

女（………まさか。そんなの合理的じゃない）

女（あの猫を好きになって、どんなメリットが？…あるわけない）

女（ありえない）

女（………じゃあ、この衝動は何？）

女（今すぐ、外に出て、大声で猫を探したい………死んでるなんて信じたくない…）

女（どんな理論？理屈？）

女（………好き？私が？猫を？）

追いついた紫煙

まさか終わりとかいうなよ・・・

何度でも蘇るさ！！

女友「おーい」
女「あ…ごめん」
女友「………ねぇ、正直に答えて、猫が死んでても構わない？」
女「…ええ、何も、問題ないもの…むしろ」
女友「あ、違う、違う。感情に正直に答えて。いま、あんたはどう“思う”の」
女「…そんなの論理的じゃない」
女友「…感情って論理とかそういうもんじゃないと思うよ…ねぇ、女はさ、猫に死んでて欲しい？」
女「………」
女友「…どうなん？」
女「………死んで？」
女友「…うん」
女「………やだ………………生きてて欲しい、私の傍にいて欲しいよ」
女友「…そか」
女「………ぃやだよっ…家に帰って、あの子が『おかえり』を言ってくれないのなんて、もう…耐えられない」
女友「うん」
女「好き、だったの。…うん、あなたの言うとおり、鬱陶しかったり、困らせられたりしたけど…好きだったの」
女友「…うん」
女「だから、だからねっ」

「みぃ」

女「――え？」
猫「みぃ」
女友「おやぁ…こんな近くにいたんかい………ソファの裏とは、また古典的なところに隠れてるねぇ」
猫「ふみ？」
女「………」
猫「ふにゃぁぁぁっ」
女友「…良かったね、女」
女「………」
猫「みぃっ！みぃっ！」
女「―――っ！！！！！」

泣いていた。

眼を潤すための涙じゃなくて初めて流す種類の涙。
あの子が生きててくれて嬉しかった。どうしようもなく嬉しかった。

客観的に見れば、とても間の抜けた話。
理屈じゃなくて、論理的でもなくて…

きっと、これがずっと欲しかったもの…『心』なんだと思えた。

ｋｔｋｒ！いや、うん、俺はお前なら戻ってきてくれると信じてたよ、ほんとだよ？

「みぃ」
「なあに、梨花ちゃま？」

女友「――こうして、ラグビー部をはじめとする体育会系部活動総員でおこなわれた
　『黒猫大捜索事件』はその幕を下ろしたのであった」
女「…そういうこと言うの、意地悪だと思う」
女友「実話だし、男友、隣町まで行ってたらしいし」
女「そもそも彼が、ろくに部屋を探さずに出て行ったのが…」
男「ねこーねこー」
猫「みぃっ！！」
男友（…かまない…こいつは俺をかんだりしない…大丈夫だ…クールになれ…いける…
　…今日こそは頭を撫で………………無理か…うん無理だ…）
女「………まぁ、私も確認が足りなかったけど」
女友「そうそう。素直がいちばん」
女「…むぅ」
女友「でもさ、あんた過保護すぎない？」
女「………なにが？」
女友「…学校にペット連れてくるか？」
女「許可、とってある」
女友「………どうやって、とったのか知らないけど…担任が哀れ」
女「そう」
女友「…まぁ、いいんだけどねー」
猫「みぃ」

ブリキ編　おしまい

その頃>>1の両親はこのスレを見て泣いていた

うっひょおおおおおお乙ぅぅうううう

おはようございます。すっかり朝ですね…

オズの魔法使い～学園編～です。
オズの魔法使いとは、異世界からきた少女ドロシーが、カカシ、ブリキコリ、百獣の王を配下にくわえて
敵対する魔女を駆逐していくお話です。こう書くと桃太郎のように見えますね。ふしぎ。
読んだことがない方はどうぞ。

なぜか、ブリキが先に心を手に入れてしまいました…ホントはカカシが先のはずなのに…

らいおん＝男友です。加えてドロシー＝女友。トトは老衰しました。大往生です。先生＝オズなので男じゃないでしょうか、たぶん。

里伽子、いいですよねぇ。…あぁ、女、里伽子にすればよかったんだ……
　　　　　　 ｡｡
　　　　　　ﾟ●゜ ←すげぇ！！

竜と女、知りません…すいません…

支援でもＲＯＭでも大歓迎っす！！じゃんじゃん書き込んでやってください～
返事しなくてもツッコまれたら喜んでます。
他の書き手さんが書いてくれないのがつらいです…ぐすん…

両親も草葉の陰で泣いてるかも…ぐすん…

眠くなりまくりなので寝ます。何度ネコとネモを間違えそうになったことか！！
残ってたら、かかし編という名のラブコメを書きますが…こんな駄スレが昼まで残ってることはないでしょう。

保守・支援してくれた方々、読んでくれた方々に感謝を。
では、皆さま、良い週末をお過ごしください。

乙
お出かけ前の支援age

飯食ってるあいだに終わってるやないか

お疲れ様でした

支援

読んでないけどカカシとブリキって何かいいね

元ネタオズの魔法使いだったのか

寝る前保守

これこそ泣けるスレ

支援

男友「なぁ」
男「んー？」
男友「…ぶっちゃけさー、いやそんなぶっちゃけてないんだけどさー」
男「ん？」
男友「今回の事件で、俺の…その女っつーか、女とのさ」
男「うん、女さんと？」
男友「なんていうか、心の距離ってやつ？かなり縮まったんじゃねーかなーとか」
男「うん？」
男友「ほら、俺さ、猫探しとかして、もはや女にとってただの他人じゃない位置にいるんじゃないかーとか」
男「おー」
男友「このへんで、こっ告白とかしたら、かなりいい返事もらえるんじゃねーかなーとか」
男「こくはく？」
男友「…こう、夕陽の見える屋上でだな…『好きだ』とただ一言ハードボイルドにだな…煙草をこう…煙がな…」
男「はーどぼいるど」
男友「そしたら女がこう言うんだ『あ、誰かと思ったら、ラグビー部の人か』と………ダメじゃん」
男「？」
男友「…やっぱ無理だよ、俺、どう考えても告白とか無理だし…どう考えても振られるし…向こうは名前すら覚えてないかもだし…」
男「んー…じゃあ、僕が代わりに言ってきてあげるよ！男友が『好きだ』って言いたいらしいって」
男友「いいのか！？…あ、でも、その恥ずかしいから名前は伏せといて」
男「わかったー」
男友（…ていうか、こういう告白ってオトコらしさのカケラもないぞ………ダメだ、やっぱり告白は自分で！）

男友「男…お前の申し入れはありがたいが………いない？」