私的良スレ書庫
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元スレ武内P「結婚するなら、ですか」
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「っ……!?」
動揺、そして、緊張が私を支配した。
プロダクション内の一角。
私の視線の先に、一人の少女が壁にもたれかかりうずくまっていた。
あの、特徴的な髪型は見覚えがある。
「大丈夫ですか!」
思わず、大声が出た。
走り寄る時の革靴が立てる音が、廊下に響き渡った。
彼女に駆け寄り、すぐさま腰を落とし顔色を確認する。
「っ……!」
彼女の顔は真っ青になっていた。
額には脂汗が浮かび、何かに耐えるように、唇は引き締められている。
その歪んだ表情は、彼女の体調に異変が起きている証拠。
一刻も早く、何とかしなくてはならない。
「すぐに、人を呼びます!」
携帯電話を取り出し、画面を立ち上げる。
パスコードを入力するのが、こんなにももどかしいと思ったのは初めてだ。
「待って……!」
だが、彼女は震える声で私の行動を制止した。
その目に込められた意思は、まるで体の弱さを感じさせない、とても強いもの。
流石はアイドルと言った所なのだろうが、そうも言っていられない。
「いえ、待てません」
担当は違えど、私はプロデューサー。
アイドルを助けるのは、プロデューサーの……いや、
今にも崩れ落ちそうな少女を助けるのに、理由など必要では、無い。
「待って! お願い――って、あっあっあっあっ!?」
……なんだ、この素っ頓狂な声は?
私は、思わず携帯電話を操作する手を止めた。
「あの、大丈夫ですか!?」
明らかに、彼女には異常が起きている。
しかしこれは……貧血や、体調不良とは、また違った症状に感じる。
だが、その正体はわからない。
「大丈夫……セーフ……出てない……漏れてない……!」
わかりたく、無かった。
彼女が此処に蹲っていたのは、その、便意が限界を迎えたからなのだろう。
しかし、大なり小なり、これは由々しき事態だ。
「……トイレまで、行けそうですか?」
由々しき事態ではあるのだが、先程までの焦りの反動か、
私は自分でも意外な程、事態に冷静に対処する事が出来た。
「……むり」
また、彼女を波が襲ったのだろう。
涙目で上ずった声を出す彼女は、フルフルと首を横に振った。
その視線は、私に助けを求めている。
「そう……ですか」
冷静に対処出来てはいるが、良い解決策が浮かぶ訳ではない。
だが、思考を止めるという事は、諦めるも同義。
「私が、手を貸しても……でしょうか?」
一人では立って歩けないのならば、いくらでも手を貸そう。
彼女の手を引き、トイレまでの道をゆっくりと歩んでいこう。
「駄目……触られたら――出る」
「……成る程」
カチリと、私の思考が止まった音が聞こえた気がした。
「……」
右手を首筋にやり、ほんの数秒だけ、心を休める。
この癖がいつ付いたのかは記憶にないが、少しだけ、落ち着いた。
「落ち着いて、聞いて下さい」
震える彼女に、可能な限り、優しく語りかける。
本音を言えば、助けを呼ぶフリをしてこの場から逃げ出したい。
「……な、何……?」
だが、彼女はアイドルなのだ。
そして、私はプロデューサー。
「この場で、していただきます」
漏らすなど、彼女が許してもファンが許さない。
漏らすなど、神が見逃しても私が見逃さない。
「っ……!」
私の視線で、今の言葉が本気だと理解したのだろう。
仕方ないとは、自分でもわかっているのだろうが、
彼女は、信じられないものを見るような目を私に向けていた。
それ以外に何か方法があるのならば、はい、私もそうしていただきたいです。
「……どうぞ」
蹲る彼女の足元に、スーツの上着を敷く。
廊下に直接ぶち撒けるよりは、マシな結果になってくれると、そう、信じている。
着心地が良く、最近ではお気に入りの一着だったのだが、仕方がない。
アイドルの――彼女のためならば。
「……」
無言で、見つめ合う。
彼女からは、甘い、チョコレートの香りが漂っていた。
「……」
バレンタインデー。
その行事では、アイドルの彼女達が、普通の、等身大の少女の笑顔を見せてくれた。
義理堅い彼女達は、私にもチョコレートを贈ってくれ、
日々、少しずつではあるがありがたく、大切にそれを頂いている。
彼女も恐らく、その残りを片付けようと思い、少し食べすぎてしまったのだろう。
「う……うぅっ……!」
青かった顔は、真っ赤に染まっている。
覚悟を決めたと、そういう事なのだろう。
「それでは……私は、離れています」
チョコレートの食べ過ぎには、十分に注意しなければならない。
チョコレートに含まれる成分は、取りすぎるとお腹を壊す原因になる。
特に、調子がすぐれない時はそれが顕著で、普段からあまり体調の良くない彼女の事だ。
摂り過ぎたチョコレートが、彼女の腸にTrancing Pulseとなって走り抜けたのだろう。
事が済み次第……注意しなければ、なりませんね。
「待っ……て……!」
腰を上げ、離れようとした私を止める声。
その声は、もう限界寸前と言った様子。
待ちたくない、今すぐに離れたいという気持ちを胸の奥に押し込む。
「……!……!」
もう、声もハッキリ出ていない。
……いや、微かだが、聞こえる。
私は再び彼女の前に膝をつき、顔を寄せて、それに耳を傾けた。
「ひとりに……しないで……」
とても弱々しい声。
そして、普段の彼女からは微塵も想像出来ない、圧倒的なパワー。
「……!?」
私は、ネクタイを捕まれ、この場から離れるという選択肢を放棄させられた。
「待ってください……待ってください……!」
ここで、彼女の手を振りほどく事は簡単だ。
いかに力を込めているとは言え、相手は十代の少女。
成人男性の私が本気で抵抗すれば、難なくそれを行える。
「ほぅ……ふぅ……!」
だが、それを行った瞬間、目の前の爆弾は弾けてしまう。
何故、どうして私を巻き込むのですか!
「そばに……」
うどんに。
――落ち着け! まだ、何か方法はあるはずだ!
まだ! まだ――
「……いたいよ」
熱い吐息が、私の鼻孔をくすぐった。
濃厚なチョコレートの香りの向こうで、見た目だけはチョコレートに似た、
幸せの残滓がビチャリビチャリと生成されていく。
せめて、その姿だけは見るまいと、きつく目を閉じた。
欲を言えば、鼻も塞ぎたい。
「泣いちゃってもいい?」
彼女の声は、先程までの抑圧されたものではなかった。
焦りも不安も無く……そこには、ただ、羞恥と悲しみだけが広がっていた。
「……どうぞ」
そのような声を出されては、こう答える他、無い。
ネクタイをグイと引き寄せ、私の胸に縋り着き、顔を見せずに泣く彼女。
普段の私ならば、アイドルとプロデューサーの関係が、とすぐさま離れていただろう。
……だが、それは出来なかった。
「……」
巻き込まれた憤り、そして、異臭に苦しむ表情を見せられないからだ。
染みは、どんどんと広がっていく。
あと、どれくらいかな?
おわり
下品ゲージの溜まりを察知されるのは、気恥ずかしいものがありますね
奥井雅美さんの曲は昔から好きだったので、「Trinity Field」がドンピシャでした
ので、あと一人ですね
>>42は明日書きます
おやすみなさい
奥井雅美さんの曲は昔から好きだったので、「Trinity Field」がドンピシャでした
ので、あと一人ですね
>>42は明日書きます
おやすみなさい
>>58
ドラクエの次はカウボーイビバップも良さげですね
ドラクエの次はカウボーイビバップも良さげですね
何故こいつらは限界まで便意を堪えてしまうのか(堪えきれたとは言ってない)
加蓮の話はとても楽しみにしていたけど思ってたのの斜め下のがきたw
いつか清いなおかれを書いてくだしあ
いつか清いなおかれを書いてくだしあ
専務「そうだ」
武内P「待ってください! その、何かの間違いでは?」
専務「私が、冗談でそんなことを言うと思うか?」
武内P「いえ……それは……」
専務「君は、求められているのだ」
武内P「……」
武内P「待ってください! その、何かの間違いでは?」
専務「私が、冗談でそんなことを言うと思うか?」
武内P「いえ……それは……」
専務「君は、求められているのだ」
武内P「……」
武内P「私が……」
専務「アイドル――クローネのメンバーに求められている」
武内P「それは……彼女達も担当しろ、と?」
専務「ああ、初めはそれに近い要求だった」
武内P「初めは、ですか?」
専務「その通り。だが、今では……」
武内P「……」
専務「アイドル――クローネのメンバーに求められている」
武内P「それは……彼女達も担当しろ、と?」
専務「ああ、初めはそれに近い要求だった」
武内P「初めは、ですか?」
専務「その通り。だが、今では……」
武内P「……」
武内P「クローネと言うと……速水さん、でしょうか」
専務「無論、彼女も君を求める人間の一人だ」
武内P「……」
専務「ご褒美のキス、それが彼女の言い訳なのは知っているか?」
武内P「……はい」
専務「彼女は、最初は冗談交じりに私にそれを求めてきてな」
武内P「……」
武内P「ん?」
専務「無論、彼女も君を求める人間の一人だ」
武内P「……」
専務「ご褒美のキス、それが彼女の言い訳なのは知っているか?」
武内P「……はい」
専務「彼女は、最初は冗談交じりに私にそれを求めてきてな」
武内P「……」
武内P「ん?」
武内P「あの……専務に、ですか?」
専務「ああ」
武内P「しかし、それが何故……私に?」
専務「なに、簡単な話だ」
武内P「……」
専務「そんなもの、キミにねだりなさいと私が言ったからだ」
武内P「成る程……そうでしたか」
武内P「……」
武内P「待ってください?」
専務「ああ」
武内P「しかし、それが何故……私に?」
専務「なに、簡単な話だ」
武内P「……」
専務「そんなもの、キミにねだりなさいと私が言ったからだ」
武内P「成る程……そうでしたか」
武内P「……」
武内P「待ってください?」
武内P「あの、何故、私に!?」
専務「私も彼女も、同じ性別なのはわかりますね」
武内P「それは……はい」
専務「女同士でのキスは、私が嫌だったからだ」
武内P「待ってください! 私に振る理由になっていません!」
専務「それに、ご褒美とは言え、キスは照れくさい」
武内P「専務! 話を聞いて下さい、専務!」
専務「私も彼女も、同じ性別なのはわかりますね」
武内P「それは……はい」
専務「女同士でのキスは、私が嫌だったからだ」
武内P「待ってください! 私に振る理由になっていません!」
専務「それに、ご褒美とは言え、キスは照れくさい」
武内P「専務! 話を聞いて下さい、専務!」
武内P「専務は、私を逃げるダシに使ったのですか!?」
専務「不満か?」
武内P「はい……とても、不満です」
専務「だが、話はそれだけではない」
武内P「まだ何かあるのですか!?」
専務「当たり前でしょう。これだけならば、苦労はしない」
武内P「……!?」
専務「不満か?」
武内P「はい……とても、不満です」
専務「だが、話はそれだけではない」
武内P「まだ何かあるのですか!?」
専務「当たり前でしょう。これだけならば、苦労はしない」
武内P「……!?」
専務「彼女は、私が選んだクローネのメンバーだ」
武内P「そう……ですね」
専務「その選ばれた人間が、キスだけで満足して良いのか?」
武内P「待ってください」
専務「キスだけでなく、身も心も虜にするべき……違うか?」
武内P「待ってください!」
専務「そう言ったら、速水奏は更に輝きを増した」
武内P「輝けば良いものではありません、専務!」
武内P「そう……ですね」
専務「その選ばれた人間が、キスだけで満足して良いのか?」
武内P「待ってください」
専務「キスだけでなく、身も心も虜にするべき……違うか?」
武内P「待ってください!」
専務「そう言ったら、速水奏は更に輝きを増した」
武内P「輝けば良いものではありません、専務!」
専務「フッ……君もいずれ見る事になるだろう」
専務「彼女の――速水奏の、あのギラギラとした輝きをな」
武内P「せめて! せめて、キラキラまでにしてください!」
専務「不満か? 彼女に迫られるのは」
武内P「不安です! 何をされるのかが!」
専務「身だしなみには気をつけなさい」
武内P「身だしなみに気をつけたから、何になると!?」
専務「彼女の――速水奏の、あのギラギラとした輝きをな」
武内P「せめて! せめて、キラキラまでにしてください!」
専務「不満か? 彼女に迫られるのは」
武内P「不安です! 何をされるのかが!」
専務「身だしなみには気をつけなさい」
武内P「身だしなみに気をつけたから、何になると!?」
専務「それに、君を求めているのは彼女だけではない」
武内P「待ってください! 他にも居るのですか!?」
専務「君は、鷺沢文香を知っているな?」
武内P「それは……はい」
専務「おとなしい性格だと思っていたが、中々どうして……フフッ」
武内P「専務、笑い事ではありません!」
専務「何を言う。他人事だから、私はとても笑えるが?」ニヤリ
武内P「……嫌な、笑顔です」
武内P「待ってください! 他にも居るのですか!?」
専務「君は、鷺沢文香を知っているな?」
武内P「それは……はい」
専務「おとなしい性格だと思っていたが、中々どうして……フフッ」
武内P「専務、笑い事ではありません!」
専務「何を言う。他人事だから、私はとても笑えるが?」ニヤリ
武内P「……嫌な、笑顔です」
専務「彼女は、以前君にフォローされた事をとても感謝している」
武内P「あれは……当然の事をしたまでです」
専務「だが、彼女はそれだけだとは思っていない」
武内P「……」
専務「キミに、何かお礼がしたいと私に相談してきてな」
武内P「そう……だったのですか」
専務「彼女が言うには、自分には差し出せる物が無い、と」
武内P「……」
武内P「あれは……当然の事をしたまでです」
専務「だが、彼女はそれだけだとは思っていない」
武内P「……」
専務「キミに、何かお礼がしたいと私に相談してきてな」
武内P「そう……だったのですか」
専務「彼女が言うには、自分には差し出せる物が無い、と」
武内P「……」
専務「だが、彼女も、私が選んだクローネのメンバーだ」
武内P「そう……ですね」
専務「その選ばれた人間が、何も差し出せるものがない?」
武内P「……」
専務「冗談ではない。容姿、スタイル共に完璧だ」
武内P「……待ってください」
専務「その身一つだとしても、とても価値のあるものでしょう?」
武内P「待ってください! 明らかにけしかけています!」
武内P「そう……ですね」
専務「その選ばれた人間が、何も差し出せるものがない?」
武内P「……」
専務「冗談ではない。容姿、スタイル共に完璧だ」
武内P「……待ってください」
専務「その身一つだとしても、とても価値のあるものでしょう?」
武内P「待ってください! 明らかにけしかけています!」
専務「あの様子ならば、すぐにでもわかる事でしょう」
専務「彼女の――鷺沢文香の、ありのままの魅力が」
武内P「せめて! せめて、話をする機会を!」
専務「不満か? 彼女に襲われるのは」
武内P「不快です! 貴女の言動が!」
専務「……私は、あまり打たれ強い方ではない」グスッ
武内P「! も、申し訳……いや、謝罪はしませんよ!?」
専務「彼女の――鷺沢文香の、ありのままの魅力が」
武内P「せめて! せめて、話をする機会を!」
専務「不満か? 彼女に襲われるのは」
武内P「不快です! 貴女の言動が!」
専務「……私は、あまり打たれ強い方ではない」グスッ
武内P「! も、申し訳……いや、謝罪はしませんよ!?」
専務「そして、他にも君を求める人間は居る」
武内P「まだ、居るのですか!?」
専務「渋谷凛くんに、アナスタシアくん……当然知っていますね?」
武内P「はい、勿論です」
専務「彼女達は、キミがクローネの仕事に同行しないのを寂しがっている」
武内P「!?」
専務「どうやら、心当たりがあるようだな」
武内P「……はい」
武内P「まだ、居るのですか!?」
専務「渋谷凛くんに、アナスタシアくん……当然知っていますね?」
武内P「はい、勿論です」
専務「彼女達は、キミがクローネの仕事に同行しないのを寂しがっている」
武内P「!?」
専務「どうやら、心当たりがあるようだな」
武内P「……はい」
武内P「クローネは、専務が立ち上げたプロジェクトです」
武内P「それに私が同行するのは……と」
専務「確かに、キミの言うことはもっともだ」
武内P「ですが、それによって……」
専務「彼女達と接する時間が減ってしまっている」
武内P「……その、通りです」
専務「……」
武内P「……」
武内P「それに私が同行するのは……と」
専務「確かに、キミの言うことはもっともだ」
武内P「ですが、それによって……」
専務「彼女達と接する時間が減ってしまっている」
武内P「……その、通りです」
専務「……」
武内P「……」
専務「キミは、それで良いと思っているのか?」
武内P「そうではありません! ありませんが……」
専務「キミは、融通がきかないな」
武内P「……」
専務「仕事で一緒に居る時間が減ったのならば……」
武内P「……」
専務「プライベートで一緒に居る時間を作れば良いでしょう」
武内P「待ってください! それは、いけません!」
専務「? 何故だ?」キョトン
武内P「……!?」
武内P「そうではありません! ありませんが……」
専務「キミは、融通がきかないな」
武内P「……」
専務「仕事で一緒に居る時間が減ったのならば……」
武内P「……」
専務「プライベートで一緒に居る時間を作れば良いでしょう」
武内P「待ってください! それは、いけません!」
専務「? 何故だ?」キョトン
武内P「……!?」
専務「異論は認めない。これは、決定事項だ」
武内P「あまりにも強引すぎます!」
専務「何故だ? 君は、アイドルにチヤホヤされたくないのか?」
武内P「限度というものがあります!」
専務「しかし、彼女達は既にその気だ」
武内P「っ……!」
専務「他にも、君を求める人間はまだまだ居る」
武内P「……」
武内P「あまりにも強引すぎます!」
専務「何故だ? 君は、アイドルにチヤホヤされたくないのか?」
武内P「限度というものがあります!」
専務「しかし、彼女達は既にその気だ」
武内P「っ……!」
専務「他にも、君を求める人間はまだまだ居る」
武内P「……」
専務「何故かはわからないが、彼女達は私に話を持ってくる」
専務「お姫様の望みを叶えるのが、私達の役目だ」
専務「キミは、彼女達が灰被りのままで良いのか?」
武内P「それは……」
専務「何も、彼女達の要求を全て受け入れろとは言わない」
武内P「……よろしいのですか?」
専務「18歳未満のアイドルも居る。橘ありすなど、まだ12歳だ」
専務「キミは、そんな少女になすがままにされるロリコンなのか?」
武内P「待ってください! 彼女に、何を吹き込んだのですか!?」
専務「お姫様の望みを叶えるのが、私達の役目だ」
専務「キミは、彼女達が灰被りのままで良いのか?」
武内P「それは……」
専務「何も、彼女達の要求を全て受け入れろとは言わない」
武内P「……よろしいのですか?」
専務「18歳未満のアイドルも居る。橘ありすなど、まだ12歳だ」
専務「キミは、そんな少女になすがままにされるロリコンなのか?」
武内P「待ってください! 彼女に、何を吹き込んだのですか!?」
専務「……吹き込んだとは心外だな」ムッ
専務「私は、大人に憧れる彼女に魔法をかけただけだ」
武内P「専務は、悪の魔法使いですか!?」
専務「頼られるというのは、思いの外気分が良いものだな」ムフー
武内P「私は、その代償として……今、最悪の気分です」
専務「君は、彼女達にどう応える?」
武内P「それは……普通に、いけない事だと断ります」
専務「却下します。傷つけないよう、いい感じに断りなさい」
武内P「……!?」
専務「私は、大人に憧れる彼女に魔法をかけただけだ」
武内P「専務は、悪の魔法使いですか!?」
専務「頼られるというのは、思いの外気分が良いものだな」ムフー
武内P「私は、その代償として……今、最悪の気分です」
専務「君は、彼女達にどう応える?」
武内P「それは……普通に、いけない事だと断ります」
専務「却下します。傷つけないよう、いい感じに断りなさい」
武内P「……!?」
専務「彼女達を傷つけないよう、断りつつ」
専務「私に頼って正解だったと、そう、思うようにしなさい」
専務「君は優秀だ。期待しています」
武内P「……少し、時間を頂けますか」
専務「早くしたまえ。私は、あまり気が長い方ではない」
専務「彼女達もまた同様だろう」
武内P「……」
専務「私に頼って正解だったと、そう、思うようにしなさい」
専務「君は優秀だ。期待しています」
武内P「……少し、時間を頂けますか」
専務「早くしたまえ。私は、あまり気が長い方ではない」
専務「彼女達もまた同様だろう」
武内P「……」
・ ・ ・
専務「――やはり、キミは非常に優秀だったな」
専務「積極的に来られると恥ずかしくて困ってしまう……か」
武内P「……」
専務「そう言う事で、彼女達も満足感を得、さらにやんわりと断れる」
専務「今後の関係に支障が出ることなく、また、歯止めにも繋がる」
武内P「……」
専務「私も、照れたキミを見られたと、彼女達に感謝された」
武内P「……」
専務「――やはり、キミは非常に優秀だったな」
専務「積極的に来られると恥ずかしくて困ってしまう……か」
武内P「……」
専務「そう言う事で、彼女達も満足感を得、さらにやんわりと断れる」
専務「今後の関係に支障が出ることなく、また、歯止めにも繋がる」
武内P「……」
専務「私も、照れたキミを見られたと、彼女達に感謝された」
武内P「……」
専務「この件は、これで片付いたと言っていいでしょう」
武内P「……綱渡りをしている気分でした」
専務「だが、そんなキミに悪い知らせがある」
武内P「……えっ?」
専務「恥ずかしがるキミを積極的にさせるには、どうすれ良いか、と」
専務「彼女達に、相談されてしまってな。だが、私にはわからなかった」
武内P「待ってください」
専務「そこで、キミに質問だ」
武内P「待ってください!」
専務「キミが彼女達に積極的になる方法……その答えは?」
武内P「私に求めないで下さい……!」
おわり
武内P「……綱渡りをしている気分でした」
専務「だが、そんなキミに悪い知らせがある」
武内P「……えっ?」
専務「恥ずかしがるキミを積極的にさせるには、どうすれ良いか、と」
専務「彼女達に、相談されてしまってな。だが、私にはわからなかった」
武内P「待ってください」
専務「そこで、キミに質問だ」
武内P「待ってください!」
専務「キミが彼女達に積極的になる方法……その答えは?」
武内P「私に求めないで下さい……!」
おわり
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