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元スレ武内P「ムラムラ、ですか」

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251 = 184 :

莉嘉「きっと、お姉ちゃんだったら凄いの見せてくれるよ!」

みりあ「うんうん! だって、美嘉ちゃんだもん!」

莉嘉「そう! アタシの憧れの、カリスマJKアイドル☆」

みりあ「きっと、見たこと無いのを見せてくれるよ!」

莉嘉・みりあ「ねーっ♪」


美嘉「未央……未央?」

未央「悪気の無い、あの期待に満ちた目……!」


莉嘉・みりあ「わくわく♪ わくわく♪」キラキラッ!


未央「美嘉ねぇ……ガンバ!」グッ!

美嘉「未央、アンタ……他人事だと思ってぇ!」


武内P「……」

252 = 184 :

美嘉「じゃ、じゃあ……アタシが、お手本を見せるから!」

未央「み、美嘉ねぇ……無理はしないでね?」

美嘉「わ、わかってるケド……でも……!?」

莉嘉・みりあ「わくわく♪ わくわく♪」

美嘉「……こうなったら、やるしかない、よね」


美嘉「良い? よーく見とくんだよ★」

美嘉「カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉の――」

美嘉「――だーれだっ★」

美嘉「……をね!」ビシッ!


莉嘉・みりあ「はーいっ!」

未央「絶対に! 絶対に、無理はしないでね!?」

未央「私、嫌だからね!? フォローしないからね!?」


武内P「……」

253 = 184 :

美嘉「それじゃあ……行くよ★」

スウッ―…


未央「っ!? はっ!? 美嘉ねぇが消え――」


美嘉「……」

武内P「……」


未央「――たと思ったら、プロデューサーの背後に!?」

莉嘉「出たっ! お姉ちゃんの、カリスマウォークっ☆」

みりあ「うんうん! 闇ある所、光あり! 悪ある所、正義ありー!」

莉嘉「芸能界の闇に染まらない、輝く光の魔法のウォーキング☆」

みりあ「でも、大事な誰かにだけは、気付いて欲しいのかもしれないね!」

莉嘉・みりあ「ねーっ!」

未央「何それ!?」


未央「ねえ、何それ!!?」

254 = 184 :

莉嘉「後ろをとって、お姉ちゃんはどうするんだろ!」

みりあ「きっと、すっごい事をするに違いないよ、莉嘉ちゃん!」


美嘉「……」

…ススッ


未央「えっ? 美嘉ねぇ?」

未央「ねえ……どうして、シャツと上着をまくって――」


美嘉「――!」

ズボッ!

武内P「っ!?」


未央「――その中にプロデューサーの頭を入れた!?」

莉嘉・みりあ「すっ……すご――い!!」

未央「いや、凄いけど! 確かに凄いけれども!?」

255 = 184 :

美嘉「……!……!」

ぎゅううっ!

武内P「んーっ!?んんーっ!?」ジタバタ!


莉嘉「凄い凄い! アレなら、誰かわかんないよ!」

みりあ「うんうん! さっすが美嘉ちゃんだね!」

未央「美嘉ねぇ――っ! 何してんの!? 美嘉ねぇってば!」


美嘉「んあああああ誰ああああああっ!?///」

ぎゅううっ!

武内P「んんーっ! んんんーっ!」


未央「恥ずかしいならやめなさいって!」

未央「期待に応えようと無理しすぎだってぇ!」

256 = 184 :

美嘉「ああああ素肌にうわああああっ!?///」

ぎゅううっ!

武内P「んんーっ! んんーっ!」ジタバタ!


莉嘉「どうしたの、お姉ちゃん!? 素肌に!?」

みりあ「あっ! 髪の毛が、チクチクするのかな!?」

未央「そういう細かい事じゃないと思うよ!?」


美嘉「だだっだだだ誰ああああ誰ええええっ!?///」

ぎゅううっ!

武内P「んーんんんっ!? んーんんんんーっ!?」


未央「プロデューサーも話聞いてたから!」

未央「やってるの美嘉ねぇだってバレてるってぇ!」

257 = 184 :

美嘉「……!……!……!……!」パクパク!

ぎゅううっ!

武内P「んーんんんんっ! んーんんんんーっ!?」ジタバタ!


莉嘉「! お姉ちゃん、何か言ってる!」

みりあ「口パクなのは……何か、理由があるのかな!?」

未央「あれは……」


美嘉「……!……!……!……!」パクパク!

ぎゅううっ!

武内P「んーんんん! んんー! んんー!」


タ……ス……ケ……テ……!


未央「どうやって!? ねえ、どうやって!?」

258 :

美嘉「……!……!」パクパク!

ぎゅううっ!

武内P「んーんんんっ! んんんんっ!」ジタバタ!


ミ……オ……!


莉嘉「未央ちゃん! お姉ちゃんの言ってるコト、わかるの!?」

みりあ「ねえねえ! 美嘉ちゃん、何て言ってるの!?」

未央「わ、私の名前を呼んでる……!」


美嘉「……!……!……!」パクパク!


コ……ン……ド……!


未央「う……ううっ……!?」


美嘉「……!……!……!……!……!」パクパク!


オ……ゴ……ル……カ……ラ……!


未央「わかんない……わかんないよ!」

未央「何を奢ってもらえば割に合うのか、わかんないよ!」

259 = 258 :

美嘉「んみっ、未央ーっ!/// はやく!/// はや――くっ!///」

ぎゅううっ!

武内P「んっ!? んんんんんっ!? んんっ!?」ジタバタ!


莉嘉「もう、さっきの口パクで作戦は伝わってるんだよね!?」

みりあ「早くしてあげて! もう、美嘉ちゃん限界みたい!」

未央「無理だって! 何も作戦なんて無いって!」

未央「頭から手を離して、開放するしか無いんじゃないの!?」


美嘉「無理――っ!/// そんなの無理――っ!///」

ぎゅううっ!

武内P「んんんんっ! んんん――っ!?」ジタバタ!


未央「だったらどうすりゃ良いのさ!?」

260 = 258 :

美嘉「あああああっ!///んんあああっ!///」

ぎゅううっ!

武内P「……」

…ピタッ


莉嘉「! Pくんの……動きが止まった!?」

みりあ「プロデューサー……どうしたのかな!?」

未央「なっ、何かする気!? でも、この状況で……」


武内P「!」

グァシィッ!


未央「じっ、自分の首を締めて――」


武内P「」

…だらんっ


未央「――自分で気絶した!?」

261 = 258 :

美嘉「えっ? えっ、あっ、えっ!?」

…スポッ!

武内P「」

…ドサッ!


未央「ぷっ、ぷ……プロデューサ――っ!?」


莉嘉・みりあ「……すっ――」

莉嘉・みりあ「――すっごーい! すごいすごい!」

莉嘉「お姉ちゃん位のカリスマになると、相手が気絶するんだ!」

みりあ「うんうん! TOKIMEKIがエスカレートしすぎちゃうんだね!」


美嘉「えっ!?……ま……まあ――」

美嘉「――この位余裕っしょ★」ビシッ!


未央「言ってる場合!?」

262 = 258 :

武内P「」

未央「プロデューサー! しっかり! おーい!」

ペチペチッ!

武内P「……ん」

未央「! 気がついた! 大丈夫、プロデューサー!?」

武内P「……本田さん?」


武内P「先程のは……まさか、本田さんが?」


未央「へっ?」

未央「……」

未央「いやいやいやいや!? 違うよ!? 私じゃないよ!?」

263 = 258 :

武内P「……いえ、ですが」

未央「やったのは、私じゃなくて――」バッ!


……シーン…


武内P「本田さん以外……誰も、居ませんので」


未央「……!?」

未央「こっ、声! 声、私のじゃなかったよね!?」


武内P「ほとんど聞こえない状態で、抱えられていたので……」


未央「……!?」

264 = 258 :

武内P「……本田さんは、少し、スキンシップが過剰な所があります」

未央「待って! お説教モードに入らないで!」

武内P「……わかりました」

未央「わかってくれた!? 誤解、とけた!?」

武内P「しかし……今後、このような事の無いよう、お願いします」

未央「だから、私じゃないんだって!」


未央「犯人は――……」

未央(あっ、でも……私がここで話したら……)

未央(……美嘉ねぇ、絶対困るよね)

未央(逃げ出すくらいだもん……きっと、すっごく困る)


武内P「……話してください、本田さん」


未央(でも、まあ――)


未央「うん! 美嘉ねぇだよ!」グッ!


未央(知ったこっちゃないよね)



おわり

265 = 258 :

一行消えてました
>>263の最後の行に、


未央「ねえ、記憶もちょっと飛んでるの!?」


を追加で

266 :


美嘉ねぇマジハイスペックポンコツカリスマかわいい

267 :

なんだこのカオスww

270 :

まだちゃんみおの疑いが晴れたわけではないから
無実を証明するためにも同じ事をして感触の違いを確認してもらわないとな

271 :

感触だけでは分からないかもしれないから匂いをかいで確かめてもらおう

272 :

うむ

273 :

こんないい匂いではありませんでしたとか言ってしまって美嘉憤死

274 :

えプロデューサーなるもの、担当アイドルの香水の銘柄とかわかるものではないの?
利きアイドルみたいな

275 :

えっお前わからないの?
なおまゆP

276 :

>>274
書きます


武内P「利きアイドル、ですか」

277 = 276 :

未央「そう! プロデューサーなら、わかって当然!」

未央「見た目や声に頼らずに、誰か当ててもらうよん!」

武内P「……なるほど」

武内P「これは……皆さんが、そう望んだ事なのでしょうか?」

CPアイドル達「はいっ!」


武内P「私が、椅子に鎖で縛り付けられたのは――」

ガチャガシャガチャガシャッ!

武内P「――そのためですか?」


CPアイドル達「はいっ!」


武内P「……」

278 = 276 :

武内P「本田さん」

未央「えっ、何?」

武内P「何故、鎖なのでしょうか?」

ガチャガシャッ!

未央「えっ? だって、縄だったら引きちぎって逃げそうじゃん?」

CPアイドル達「うんうん!」


武内P「……」

ガシャンッ!

武内P「……わかりました」

武内P「誰か判別出来るよう、努力します」


CPアイドル達「いえーい!」


武内P「……」

279 = 276 :

未央「さあさあ、それじゃあ目隠しをするよ!」

武内P「……はあ、わかりました」

未央「あ、ちなみにだけど」

武内P「?」

未央「わかんないのが、普通なんだけどさ?」

未央「外れたら外れたで、結構ショックだと思うんだよね」

武内P「えっ?」


CPアイドル達「プロデューサー! ファイトォォォ~……」

CPアイドル達「おーっ!!」


武内P「……」

武内P「……!?」

280 = 276 :

武内P「あの、ショックと言われましても……!」


……シン…


武内P「……」

武内P(返事がない……もう、利きアイドルは始まっているのか)

武内P(確か、皆さんは5m以上離れた位置に並んでいた)

武内P(恐らく、その位置からこちらに歩いてきて……)

武内P(何かをし、私に判別させよう、と)

武内P(……そういう事でしょうね)


サファッ、サファッ


武内P「――諸星さんです」


「にょわっ!?」

281 = 276 :

「どっ、どうしてきらりんだってわかったのぉ!?」


武内P「スカートの、衣擦れの音です」

武内P「諸星さんは、他の方よりも身長が高い分、スカート丈も長いです」

武内P「加えて、今日の服装も、生地の多いロングスカート」

武内P「必然的に、歩く時の衣擦れの音も、その特徴が出ます」

武内P「なので……諸星さんだと、そう、判断しました」

武内P「正解で、間違いないと……そう、思います」


「……あ……はい、合ってるゆ」


武内P「……」


「……!?」

ザワザワッ……!

282 = 276 :

「う、うっきゃ~っ!/// Pちゃん、凄いにぃ!///」

「きらりんの事、歩く音だけでわかっちゃうなんて!///」


武内P「当然の結果です」


「きっ、きらりん! プロデューサーの耳を塞いで!」

「そうにゃ! 歩くだけで当てられちゃ、面白くないにゃ!」

「うんうん! 前に立つまで、お願いきらりちゃん!」

「わ、わかったゆ! きらりんに、お任せ~! えいっ!」


武内P「……」

武内P(何も……聞こえない)

283 = 276 :

武内P「……」


武内P「……」

武内P(前に立つまで、という事は……何かをする、と言う意味だろうか)

武内P(鎖で縛りつけ、これ以上、何をしようと言うのだろう)

武内P(……)

武内P(可能な限り……遠くで、当てなければ)

武内P(……何をされるか、わかりませんから)


…フワッ


武内P「――緒方さんです」


「えうっ!?」

284 = 276 :

「あ、あの……なんで、わかったんですか……!?」


武内P「匂いです」

武内P「緒方さんは、今日、三村さんとお茶をしましたね?」


「は、はい……しました、けど……」

「あっ! その時の、ケーキの匂いですか!?」


武内P「それもあります」

武内P「ですが、それに加えて、青葉の香りが混じっています」

武内P「これは、緒方さんがお茶の時に、四葉のクローバーを探していたため」

武内P「青葉の香りが割合多めに感じたので……」

武内P「緒方さんだと、そう、判断しました」


「あっ……えっと、その……合ってます」


武内P「……」


「……!?」

ザワザワッ……!

285 = 276 :

「ぷ、プロデューサー……そんな事まで、わかっちゃうんですね……///」

「え、えへへ……照れくさいけど、な、なんだか……嬉しいです///」


武内P「当然の結果です」


「にょ、にょわっ!? び、ビックリして手を離しちゃってたにぃ!」

「いや~、さすがにあれは驚くでしょ。でも、中々やるじゃんか」

「でもさー、Pくん、次も匂いで当てちゃいそうじゃない?」

「じゃあ……わたしも当てられたから、プロデューサーの……は、鼻をつまむね///」


武内P「……」

武内P(目も、耳も、鼻も……きかない)

286 = 276 :

武内P「……」


武内P「……」

武内P(皆さんは……この状態で、私にどうしろと?)

武内P(……だが、諦めてはいけない)

武内P(皆さんは、私の……大切な、アイドルなのだ)

武内P(その、笑顔のためならば――!)


…つんっ!


武内P「――新田さんです」


「違います」


武内P「鎖の上からも、正確に乳首をつついてくる」

武内P「これは、新田さんにしか出来ない芸当です」

287 = 276 :

「違います」

つんつんつんつんっ!


武内P「やめてください、新田さん」

武内P「そして――」


「……」

つんつんつんつんっ!


武内P「――アナスタシアさん」


「ニェッ、ニェート! 違い、ます!」

つんつんつんつんっ!

「アーニャは、そんな事しない、です!」

つんつんつんつんっ!


武内P「今、私の耳は聞こえていませんが」

武内P「お二人とも、否定しながら乳首をつつき続けていますね?」


「……!?」

ザワザワッ……!

288 = 274 :

セブンセンシズかな

289 = 276 :

「あっ、アーニャちゃん! ひるんじゃ駄目!」

「ですが、美波! バレバレ、です!」

つんつんつんつんっ!


武内P「これ以上、続けるつもりでしたら」

武内P「……検討します」


「「……何を?」」

…ピタッ!


武内P「検討させて頂きます」


「「……」」


武内P「やめていただけて、何よりです」


「……!?」

ザワザワ…!

290 = 276 :

武内P「諸星さん、耳を聞こえるようにして頂けますか?」

武内P「……はい、ありがとうございます」

武内P「緒方さん、あの、鼻をつまむのも……はい」

武内P「……はい、ありがとうございます」


武内P「皆さん、もう、十分ではないでしょうか?」

武内P「利きアイドル……成功という事で」


「……」


武内P「……」

291 = 276 :

武内P「……ちなみに、ですが」

武内P「人数が、増えていますね?」


「……増えてないけど?」


武内P「諸星さん、緒方さん」

武内P「どちらでも良いので……目隠しを取って頂けますか?」

武内P「……はい、ありがとうございます」


CPアイドル達「……」

クローネ達「……」


武内P「……」

292 = 276 :

武内P「……ちなみに、ですが」

武内P「次は、速水さんの番でしたね?」


「えっ!?」


武内P「宮本さん、少し前の、速水さんの物真似をお願いします」


フレデリカ「はいはーい♪」

フレデリカ「――あら、ちょうどいい所が空いてるじゃない」クネッ

フレデリカ「――ふふっ、どんな表情をするのか……」クネッ

フレデリカ「――隠れてて、見られないのは、残念だけど……ね」クネクネッ


アイドル達「似てる!」


武内P「……良い、物真似です」


「ちょっと!? そういうのやめてくれる!?」

293 = 276 :

武内P「皆さん」

武内P「私は、皆さんがアイドルとして輝く姿を見たいと、そう、思います」

武内P「そして、貴女の声を聞けないのは、残念でなりません」


アイドル達「……」


武内P「なので、利きアイドルは終わりで……宜しいですね?」


アイドル達「……はい」


武内P「ありがとう、ございます」

武内P「わかって頂けたようで、幸いです」

武内P「……ですので、あの」

ガチャガシャガチャガシャッ!


アイドル達「……」


武内P「この拘束を解いて頂けますか?」

294 = 276 :

武内P「皆さん」

武内P「私はプロデューサーで、貴女達は、アイドルです」

武内P「ですので、今の私の姿を見て、ですね」


アイドル達「……」ジィッ


武内P「――あれ? 色々するチャンスなのでは?」

武内P「という、顔を……しないで頂けますか?」


アイドル達「……」


武内P「待ってください」

武内P「アイコンタクトで会話しないでください」

武内P「……待ってください」

ガチャガシャガチャガシャッ!


アイドル達「……」ジィィッ


武内P「……」

295 = 276 :

武内P「皆さん」

武内P「すぐにでも私の拘束を解かないと、後悔する事になります」

武内P「それでも……良いのですか?」


アイドル達「はいっ!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「ですが……それだけに、残念でなりません」


アイドル達「?」


武内P「時間切れです」


ガチャッ!

ちひろ「おはようござ――」


アイドル達「あっ」


ちひろ「――い……ます」


武内P「千川さん……良い、タイミングです」

ガチャガシャガチャガシャッ!

296 = 276 :

  ・  ・  ・

武内P「千川さん、ありがとうございます」

武内P「おかげで、助かりました」

ちひろ「鎖で縛られて、何事かと思いましたよ!?」

武内P「ええ……ですが、大丈夫だと思っていました」

ちひろ「えっ?」


武内P「千川さんが……必ず来てくれる、と」

武内P「……そう、信じていたので」


ちひろ「……」

ちひろ「……囚われのヒロインみたいな台詞、言わないでください」

297 = 276 :

武内P「彼女たちを刺激しないよう、大声を出さず」

武内P「且つ、千川さんが来るまで保たせよう、と」

武内P「……そう、必死でした」

ちひろ「鎖で縛られてたら……逃げられませんもんね」

武内P「……はい」


武内P「引きちぎった鎖の破片が、ですね」

武内P「万が一、皆さんに当たらないとも……限りませんから」


ちひろ「……」

ちひろ「あ、はい」

298 :

武内P鎖引きちぎれるのかよ

299 = 276 :

ちひろ「でっ、でも! よくわかりましたね!」

ちひろ「私が入室してくるタイミングが!」

武内P「それは……はい」

武内P「千川さんのログイn……出勤時間は、正確ですし」

武内P「何より、それを頼みに時間を稼いでいましたから」

武内P「ドアの外の気配を探るのに、全神経を集中していました」

ちひろ「もし……私が遅刻してたら?」

武内P「……すみません」


武内P「何故、そんな恐ろしいことを言うのですか?」


ちひろ「……」

300 = 276 :

ちひろ「えっと……その、すみません」

武内P「あっ、いえ……こちらこそ」

武内P・ちひろ「……」

ちひろ「まっ、まあ! これで、皆もわかってくれましたよ!」

ちひろ「利きアイドルの結果――」


ちひろ「プロデューサーさんが、腕利きだ、って♪」


武内P「……そう、でしょうか」

武内P「本当にそうならば、今回のような事に、ならなかったのでは、と」

武内P「……そう、思います」


ちひろ「もう、何言ってるんですか!」

ちひろ「そういう時のために、アシスタントの私がいるんです!」


ちひろ「口利きは、任せてください♪」



おわり


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