元スレ京太郎「俺が三年生?」淡「えへへ、だーい好き!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
301 = 204 :
怜やるやん
302 = 1 :
園城寺さんダブルっすか
未来読んでますね、これは
というわけでおいとまします
303 = 273 :
これでも取れないのか
309 = 279 :
乙です
ある程度狙える人もいる範囲なら兎も角偶奇なんて運だからなあ
310 = 272 :
乙です
怜もEND決めたか
315 = 264 :
>>310
怜は6-5だからコンマ次第だな
……連続補正とか欲しいよね(チラッ
317 :
・二年、二月十四日、テンパリングとテンパることは別物である
京太郎「へへ、見てくれよこのチョコの数」
「お、これはなかなかの量だな」
「やるじゃない、このモテ男っ」
京太郎「やめろって……でも嬉しいよな、たとえ友チョコといえどもさ」
「……」
「……」
京太郎「なんだよ、二人して顔見合わせて」
「お前は本当にしょうがないやつだな」
「どうしてこうなっちゃったのかしらね?」
318 :
京太郎「なんで俺が呆れられなきゃいけないんだかな」
一「きっと須賀くんの(将来の)心配をしてくれてるんじゃないかな?」
京太郎「心配ねぇ……まぁ、心配はさせてたかもな」
一「ボクも色んな意味で心配かな」
一(そのうち刺されるんじゃないかってね)
京太郎「そういや、お前がキッチンの方にいるってのも珍しいよな」
一「そ、そうかもね」
京太郎「つってもバレンタインか。身内に配るチョコを生産中と見た」
一「う、うん、そうなんだ。透華とかにさ」
一(本当は他の人の分はもう出来てるんだけど……)
一(須賀くんのを作ってるなんて、本人を前にして言えないよね)
一(ほんともう、なんでこんな時に来ちゃうかな……)
319 = 1 :
京太郎「ぼーっとしてて大丈夫か? チョコ冷えるぞ」
一「え、あ……っとと、危なかったぁ」
京太郎「そんなテンパるなよ。落ち着けって」
一「はぁ……ま、いいけどさ」
京太郎「しかし、テンパリングとはまたこってんな」
一「今日はお休みで暇だしね」
京太郎「他の奴らも休みだったっけ?」
一「純くんは外出てるよ。今頃いっぱいチョコもらってるんじゃないかな?」
京太郎「ちくしょう、羨ましいなあいつ」
一「須賀くんだってチョコもらってるじゃん」
京太郎「あいつ絶対本命も受け取ってるだろ……」
一「……ボクは突っ込まないよ?」
京太郎「女同士だからって考えは甘いぞ?」
一「あ、ごめん。むしろそっちは思い至らなかったよ」
320 = 1 :
一「……それでさ、いつまでここにいるの?」
京太郎「え、邪魔だったか?」
一「見られてると落ち着かないかな」
京太郎「手先器用だし大丈夫だって」
一「テンパると手元狂っちゃうでしょ?」
京太郎「もうテンパってるだろ」
一「あのさ、テンパリングをテンパるとは普通言わないからね?」
京太郎「ごもっともだ……やれやれ」
一「なにかあった……じゃなくて、なにかやったの?」
京太郎「ちょっと待て。俺がなにかしたのは確定かよ」
一「違うの?」
京太郎「まぁ、違わないな」
一「ほらね?」
京太郎「ちょっと龍門渕をからかいすぎてさ……出口塞がれて逃げられないんだよ」
一「須賀くんって本当に楽しそうだよね」
321 = 1 :
『須賀京太郎! 隠れてないで出てきなさい!!』
京太郎「やべっ、こっち来た」
一「逃げたほうがいいんじゃない?」
京太郎「……だな」
透華「見つけましたわっ!」ガチャッ
京太郎「捕まってたまるか!」ダッ
透華「お待ちなさい!」ダッ
一「ふぅ……やっと静かになったよ」
322 = 1 :
京太郎「ひ、ひどい目にあったぜ……死ぬかと思った」フラフラ
京太郎「あそこまで手加減なしで来るとは……」
一「あれ、無事だったんだ」
京太郎「なんとかな……」
一「あんまり怒らせちゃダメだよ?」
京太郎「楽しくてつい」
一「つまり自業自得かな?」
京太郎「……そうとも言うな」
一「そうとしか言わないよね……はい、これ」
京太郎「チョコ……ああ、さっき作ってたやつ」
一「これで少し元気だしなよ」
京太郎「だな。ありがたく友チョコ受け取っておくよ」
一「……友チョコ」
一(ま、今はそれでいいや)
京太郎「早速食べていいか? 正直腹減って」
一「お好きにどうぞ」
323 = 1 :
京太郎「ひ、ひどい目にあったぜ……死ぬかと思った」フラフラ
京太郎「あそこまで手加減なしで来るとは……」
一「あれ、無事だったんだ」
京太郎「なんとかな……」
一「あんまり怒らせちゃダメだよ?」
京太郎「楽しくてつい」
一「つまり自業自得かな?」
京太郎「……そうとも言うな」
一「そうとしか言わないよね……はい、これ」
京太郎「チョコ……ああ、さっき作ってたやつ」
一「これで少し元気だしなよ」
京太郎「だな。ありがたく友チョコ受け取っておくよ」
一「……友チョコ」
一(ま、今はそれでいいや)
京太郎「早速食べていいか? 正直腹減って」
一「お好きにどうぞ」
324 = 1 :
あら、最後二重になった……
というわけで二年のバレンタインでした
眠いのでおやすみなさい
326 :
おつう
ふふふビールがが炭酸飲料水みたいにあまいぜ
331 :
・二年、二月二十三日、普段余裕ぶってる人は不意打ちに弱かったりする
京太郎「一太ー、帰んねーの?」
一太「ぼくには使命がある……」
京太郎「使命?」
一太「そう……実はこの前、プロ麻雀カードの新しいのが出たんだ」
京太郎「あー、あれ。お前も集めてたんだな」
一太「そして今日というこの日……ぼくは必ず手に入れてみせるぞ」
一太「――うたたんのレアカードをっ!」
京太郎(これ、本人からカード送られてきたなんて言ったら殺されるな……)
京太郎(この前は義理チョコ送りつけてきたし)
一太「ふぅ……少し熱くなってしまったみたいだ。じゃ、ぼくは行くよ」
京太郎「お、おう……手に入るといいな」
一太「任せてくれ」グッ
京太郎(なんていい笑顔……夜空に浮かんでたら完璧だな)
京太郎(あ、それじゃ死んでるか)
332 = 1 :
久「内木くん、気合入ってるわねぇ」
京太郎「あいつはこれからせんべいとの戦いに明け暮れるんだとよ」
久「お菓子にトレカ付けるとか阿漕な商売じゃない」
京太郎「そんなの関係ないんだよ。きっとあいつはやるぜ?」
久「ま、日が日だしね」
京太郎「今日ってなんかあったっけ?」
久「たまには雑誌でも読んだら?」
京太郎「失礼な。漫画ならたまに立ち読みするわ」
久「……店に対して失礼なのはどっちなのやら」
京太郎「お堅いこと言うなって」
久「とにかくこれ、読んでみたら?」
京太郎「お、はやりん表紙。持って帰ってもいいのか?」
久「私は読んだから。それじゃ、また明日ね」
京太郎「ああ、じゃあなー」
333 = 1 :
京太郎「雑誌ねぇ……」ペラッ
京太郎「はやりんのグラビアでも載ってるんだったら毎回買うけどな」
京太郎「お、三尋木プロの特集か……なになに?」
――プルルル
『三尋木プロ』
京太郎「……なんつーか、またタイムリーな」
京太郎「もしもし」
咏『でさ、なんか感想とかないわけ?』
京太郎「開口一番なんだよ」
咏『悲しいねぃ、せっかく真心込めて贈ったのに』ヨヨヨ
京太郎「泣き真似泣き真似」
334 = 1 :
京太郎「ま、チョコはおいしかったよ」
咏『お返しに期待しても良かったり?』
京太郎「高校生にたかるな社会人」
咏『じゃあ推理作家になるってのは?』
京太郎「三尋木京太郎サスペンスか……」
咏『婿入りする?』
京太郎「冗談はさておいてだな」
咏『……冗談、ねぃ』
京太郎「常識的なお返しなら期待しててくれよ」
咏『というと、三倍返しじゃね? 知らんけど』
京太郎「そっちに都合がいい常識だなぁ」
咏『あ、お小遣いの三ヶ月分でいーよ?』
京太郎「指輪でも買えってのか……ってか、だから高校生にたかんなっての」
咏『ま、別に高いものがほしいわけじゃないしねぃ』
京太郎「真心込めてクッキーでも送るよ」
咏『そこはアメでいいんじゃね?』
京太郎「アメ? まぁいいけどさ」
335 = 1 :
京太郎(もしかしてアメって人気だったりするんだろうか?)
京太郎「あ、そうだ」
咏『やっぱ婿入りしとく?』
京太郎「そうじゃなくて、誕生日おめでとう」
咏『……』
京太郎「もしもーし?」
咏『ん、ああ……じゃあおにーさんの真心、期待して待ってるぜっ』プツッ
京太郎「……いきなりかけてきて、いきなり切りやがった」
京太郎「にしても、まさか今日が誕生日だったなんてな」
京太郎「一太が張り切るわけだ……電話かけてきたのも案外それが理由だったりしてな」
京太郎「はは、まさかな」
336 = 1 :
えり「三尋木プロ、明日のことで話が……なにかいいことでもありましたか?」
咏「別に、普段通りじゃね?」
えり「あなたがそんな風に笑っているのは珍しいことだと思いますけど」
咏「……笑ってないっての」
えり「ふふ、そういうことにしておきますね」
咏「だからえりちゃんさぁ……」
337 = 1 :
というわけで誕生日おめでとう
眠いのでおやすみなさい
338 :
乙
うたたんイェ~い
しかし「誕生日おめでとう」の言葉だけで満足するとかチョロいなw
340 :
乙
うたたんイェーイ
341 :
乙
うたたんイェーイ
342 :
やっと…やっと…追いついた…
乙
yたたんイェーイ
343 :
こんばんはー
明日は休みだからやりますとも
それじゃ、もうちょっとしたらで
344 :
待ってる
345 :
舞ってる
346 :
んじゃ、そろそろ始めます
347 = 1 :
・三年、冬、素敵な未来の探し方
京太郎「ぐふっ」バタッ
怜「げふっ」バタッ
久「今日はこのぐらいにしておきますか」
竜華「ど、どないしよ、二人が……」オロオロ
久「大丈夫、そのうち復活するでしょ」
怜「う、うちはもうダメや……せめて須賀くんだけでも助けたってや……」
京太郎「バカなこと言ってんなよ、二人で乗り越えるって決めたろっ」
怜「約束、守れへんかった……ごめん」
京太郎「おい、しっかりしろよ、おいっ!」
怜「最後は……名前、で……」ガクッ
京太郎「トキィィイイイっ!!」
348 = 1 :
久「ほらね? まだ平気そうだからもう一冊ぐらい増やそうかな?」
京太郎「それだけはっ」
怜「どうかご寛恕のほどをっ」
久「というわけで、二人なら大丈夫よ」
竜華「ならええけど……」
まこ「小芝居が終わったら出て行かんか。いつまでうちに居座るつもりじゃ」
竜華「部屋貸してくれてありがとうございます」ペコ
まこ「これは丁寧にどうも」ペコ
京太郎「俺らにとってはひたすら都合が悪かったけどなっ」
怜「まったくもってそのとーり」
久「はぁ……あんたたちこそ感謝しなさいよ」
久「もう遅いけど、今晩どこか泊まってくの?」
竜華「あっ……」
京太郎「まさか、考えてなかったパターンか?」
怜「そういえばなんも聞いとらんかったわ」
久「あるわよね、そういう気持ちだけ先走って行動を起こすの」
久(それが誰へのどんな気持ちなのかは置いておくとして)
349 = 1 :
久「ヒッチハイクで岩手まで行こうとか言い出したり」
京太郎「あれは無事着いたからいいだろ」
久「ダーツで行き先決めようとしたり」
京太郎「それは久ちゃんもノリノリだったろ」
まこ「まったくじゃ」ウンウン
久「……まあ、だれにでもそういうことはあるわよね」
怜「なにやっとんねん」
久「それよりも今日の寝床よ!」
まこ「あんたが困っとるわけじゃないけぇのう」
京太郎「それに、もっと差し迫った問題があるだろ」グゥ
怜「……せやな」グゥ
竜華「あ、そういえば……」グゥ
久「ご飯まだだったわね」グゥ
350 = 1 :
まこ「まったく……寝食忘れて勉強かい。さすが受験生」
京太郎「ふっ、受験生か……いやな響きだぜ」
怜「右に同じく」
久「もうちょっとなんだから頑張りなさいよ」
竜華「長野来たらやる気出すって言うたやん」
怜「ごほっ、持病の癪が……」
竜華「また具合悪いふりして」
怜「バレちゃった?」
京太郎「いいからメシ食おうぜ……」
久「そうね……」
京太郎「というわけでまこっちゃん、カツカレー一丁」
まこ「帰れ」
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