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    元スレ京太郎「俺が三年生?」久「私が幼馴染じゃ不満?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    まず注意書き

    ・このスレは京太郎主人公の安価スレです

    ・いわゆる設定改変してるので上記の内容も含めて苦手な方は注意

    ・安価ですがバトルや成長要素はありません でも好感度はあるかも

    ・息抜き用のスレなので結構適当です



    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1421331009

    2 :

    機体

    3 = 1 :

    まずは前に京太郎カプスレの方に書いたのを置いときます

    4 :

    ふむ

    6 :

    お、やるのか

    7 = 1 :

    京太郎「よーっす。今日も早いな、宮永」

    「うるさい人がいたら本が読めませんから」パタン

    京太郎「ああ、片岡とかな」

    「あと馴れ馴れしく声をかけてくる先輩も」

    京太郎「もしかして、俺のこと?」

    「他に誰が?」

    京太郎「……ぉう、昔はもっと可愛げがあったはずなのに」

    「知りません」プイッ


    優希「せんぱーい、ターコースー!」


    京太郎「おっと、この火の玉娘め、しっかりと嗅ぎつけやがったか」

    優希「当然だじぇ! それよりも早く早くっ」

    京太郎「よーしよしよし。今出してやるからな」

    優希「先輩大好きだじぇっ」

    京太郎「はいはい、ありがとな」

    「……ふん、別にいいもん」


    「おはようございます」


    「おはよう、原村さん」

    京太郎「はよーっす。一年生組の中では最後だな」

    優希「んぐんぐ、のどちゃんは部員としての自覚が足りないじぇ」

    「優希はタコスのために早く来てるだけでしょう」

    優希「それもあるかな?」

    「私の見立てでは八割方そうですね。それはともかく、他の先輩方は?」

    「染谷先輩は先生に頼まれたことがあるって」

    京太郎「久ちゃんは学生議会の用事だってさ」

    「むっ」

    「どうかしたんですか?」

    「な、なんでもない(あの人のことはそう呼ぶのに……)」

    8 = 1 :

    京太郎「面子もそろったし始めるか?」

    優希「タコスも補給したし、今の私に敵はいないんだじぇ!」

    「そういうことは南場で失速しないようになってから言ってください」

    京太郎「おっし、今日は負けねーぞ」

    「飛ばされないように頑張ってくださいね。ゲームが終わっちゃいますから」

    京太郎「俺だって日々成長してるってことを見せてやるよ!」



    京太郎「」

    「せ、先輩しっかりしてください」

    「……だから言ったのに」

    優希「あ~、散々だじぇ。全部東風戦だったらいいのに……」


    まこ「お、やっとるのぅ」


    「染谷先輩、おはようございます」

    「おはようございます」

    優希「おはようなんだじぇ……」

    京太郎「ァ……うぅ」

    まこ「……なんというか、結果が良く分かる光景じゃのぅ」

    「須賀先輩はこんなですし、交代して打ちません?」

    まこ「そうさな……ほれ、しっかりせんか」

    京太郎「ぁう……まこっちゃん?」

    まこ「仇は取ったるけぇ。なに、いつものことじゃ、少し休んどれ」

    京太郎「はは、まこっちゃんはいつも俺の味方してくれるよな。嬉しいぜ」

    まこ「大袈裟じゃ大袈裟。はよどかんかい」


    「……むぅ」

    優希「咲ちゃんどうしたんだじぇ? 不機嫌オーラがひしひしと伝わってくるじょ」

    「なんでもないから……」

    優希「そうか?」

    9 = 1 :

    ――――――


    「さあ、楽しい部活の時間よ! ……ってもう始まってるか」

    まこ「おう、ようやっと来たか」

    「おはようございます。ポン」

    優希「むむむっ、おはようなんだじぇ」

    「……おはようございます。カン……ツモ」

    優希「あぁーまただじぇ!」

    「流石ですね」

    まこ「点差が詰まってきたのぅ。こりゃうかうかしちゃおれんか」

    「なんか反応薄いわね……そういえば京太郎は?」

    まこ「ベッドでお休み中じゃ」

    「あら、寝ちゃってるのか……こんな無防備な寝顔さらしちゃってさ」

    まこ「くれぐれも悪戯はせんように」

    「わかってるわよー」


    「……でもぶっちゃけ暇なのよね」

    「ほっぺたつつくぐらいならいいかな?」ツンツン

    「……小学校の頃は柔らかかった気がするんだけどね」

    「にしてものん気に寝ちゃって……私まで眠くなっちゃうじゃない」

    「……横で寝るのもオーケーよね」


    まこ「あいつはまた……」

    優希「さ、さすがの私でもあれは無理だじぇ」

    「……そんなオカルト、ありえません」ボソッ

    「――っ、カンっ!」

    10 = 1 :

    ――――――


    京太郎「んぁ……俺、寝てたのか?」

    京太郎「なんか腕が重い……って久ちゃんかよ」

    京太郎「どういう状況だよこれ」

    京太郎「とりあえずベッドから出るか」

    「……」ギュウウウ

    京太郎「……抜けない。てか起きてるだろ、久ちゃん」

    「あら、ばれちゃった?」

    京太郎「力の入れ方が露骨すぎ。腕痺れたから放してくれよ」

    「やぁよ。部活中に寝てる不届きものへの処罰なんだから」

    京太郎「そうか、ならしゃあないな」

    「てなわけでもう少し抱き枕になりなさい」

    京太郎「部活中にこんなことしてる部長は許されるのかよ」

    「いーの。なんたって部長なんだから」


    京太郎(なんか小学校の時とあんま変わんないな)

    京太郎(でも、腕に当たる感触は変わったかな?)


    「あ、なんかエロイこと考えたでしょ」

    京太郎「バカ言うな。久ちゃん相手に今更……」

    「ウソ吐くの下手ねぇ」クスクス

    京太郎「……嘘じゃねぇよ」

    「そう? なら手っ取り早く確かめる方法があるんだけど」サワサワ

    京太郎「ばっ、おまっ、どこ触ってんだよ!」

    「やぁねぇ、幼馴染同士のちょっとしたスキンシップよ」

    京太郎「他のやつもいるんだぞ!?」

    「みんな対局に集中してるわよ。大きな声出さなきゃばれないから」

    京太郎「そういう問題じゃねぇよっ」

    11 = 1 :

    ――――――


    優希「は、破廉恥だじぇ……」

    「これは、少しお話を聞く必要がありそうですね」

    「あの人……もう我慢できないっ」


    まこ「あー、もうどうなっても知らんぞ」


    カンッ

    13 = 1 :

    とまぁ、こんな感じですね

    安価はどの話を見るかを選んでもらうことになります
    話を進めるごとにそのエピソードにまつわる他の話も解放されてく感じです
    そんじゃあ早速

    1・一年、入学式、久との再開
    2・二年、部活動紹介、まこ入部
    3・三年、優希との出会い

    >>+2

    15 :

    17 = 1 :



    ・一年、入学式、久との再会


    京太郎「あれ、もしかして久ちゃん?」

    「……あんた誰よ」

    京太郎「俺だよ、須賀京太郎」

    「須賀、京太郎……あ、もしかして小学校の」

    京太郎「そうそう! 転校するまで同じクラスだった須賀だよ! また同じクラスになれるなんてな!」

    「あー、とりあえず静かにしてくれる?」

    京太郎「へ?」

    「みんな見てるじゃない……!」

    京太郎「あっ」


    18 = 1 :




    「それで、なんでついてくるわけ?」

    京太郎「久しぶりに会ったんだからさ、色々話したいことあるんだよ」

    「そう。でも私にはないからほっといて」

    京太郎「そうつれないこと言わないでさー」

    「二度も言わせないで。それともナンパしてるつもりなの?」

    京太郎「ナンパって……わかったよ、じゃあ一つだけ聞かせてくれ」

    「手短に済むならね」


    京太郎「どうして大会、途中で棄権しちゃったんだ?」

    「――っ」


    京太郎「名字だって変わってるし……何があったんだよ」

    「それで二つ目ね……もう行くわ」

    京太郎「待てよ久ちゃん!」

    「その呼び方やめてもらえる? あと――」


    「さっきの質問、今度したらぶっ飛ばすわよ……!」



    京太郎「……本当にどうしちまったんだよ、久ちゃん」



    『・一年、春、美穂子登場』が解放されました

    19 :

    サガフロ2思い出した
    期待

    20 = 1 :

    こんな感じに短いエピソードを小出しにしてく感じです

    現在選択可能エピソード

    ・一年
    入学式、久との再開――済
    春、美穂子登場

    ・二年
    部活動紹介、まこ入部

    ・三年、
    優希との出会い


    済がついたのは選択不可


    >>+2

    22 :

    美穂子

    24 = 4 :

    1年春

    25 = 19 :

    これ時系列に沿わず選択したりすると隠しシナリオとか出てくるの?
    このままだと多分時系列通りに安価つくと思うんだけど

    26 = 1 :

    基本時系列通りに進みますが
    中学時代の話は条件を満たすことで部分部分解放されてくと思います

    唐突に話を思いつくこともありえるので必ずしも時系列通りに進むとも限りませんが

    27 = 1 :



    ・一年、春、美穂子登場


    京太郎「いやー、今日もいい天気で絶好の下校日和だな。てなわけで一緒に帰ろうぜ」

    「悪いけど用事があるから一人で帰って」

    京太郎「それ嘘だよな? だって久ちゃんが嘘吐くとき、いつも髪いじってたし」

    「……とにかくついてこないで。あとその呼び方もやめて」


    京太郎「あらら、行っちゃったか」

    「竹井さん、感じ悪いよね。誰に対しても素っ気ないし」

    「須賀くんもあんな人ほっといてさ、私たちと遊びに行かない?」

    京太郎「お、そりゃいいね」

    「じゃあ――」

    京太郎「――でも、今日は遠慮しとく。また今度誘ってくれよ」



    京太郎「久ちゃーん、待てよー。一緒に帰ろうぜー」

    「ついてくるなって言ってるでしょ!」

    京太郎「だーかーらー、一緒に帰るだけだって!」

    「あーもう、しつこいっ!」

    京太郎「あだっ」


    28 = 1 :




    美穂子「風越にあの人はいなかった。あれほど強い人ならと思ったのだけど……」


    『ついてくるなって言ってるでしょ!』


    美穂子「あら? 今の声、聞き覚えが……」


    『だーかーらー、一緒に帰るだけだって!』

    『あーもう、しつこいっ!』

    『あだっ』


    美穂子「間違いないわ。あの人はあの時の……たしか名前は上埜さんだったかしら?」

    美穂子「それとあの男子生徒……あれが聞くところによるナンパなのかしら?」

    美穂子「力に任せて強引に迫る男性もいると聞くわ」

    美穂子「……はっ、上埜さんが危ないっ」


    29 = 1 :




    京太郎「いててて、まさか空き缶を投げてくるとは……」

    京太郎「参ったね。こうも嫌われるとどうしたものやら」


    美穂子「あ、あのっ」


    京太郎「なんですか?」

    美穂子「あ、ああいうのはいけないと思いますっ」

    京太郎「ああ、たしかにいきなりはびっくりするよな(空き缶のことだよな?)」

    美穂子「ならどうして……あんなやり方しなくてもいいはずなのに」

    京太郎「まったくだよな。勘弁してほしいぜ。人に物を投げるのはドッジボールくらいだよな」

    美穂子「……あの、ちゃんと聞いてます?」

    京太郎「もちろん。酷いことするよな」

    美穂子「もしかして誤魔化そうとしてます?」

    京太郎「誤魔化すって、なにを?」

    美穂子「やっぱりそうなんですね!」

    京太郎「うおっ」


    京太郎(いや、なんか微妙に話がかみ合ってないような……)

    京太郎(にしても、この子超可愛い)

    京太郎(ちょっと怒った顔も……なんというかグッとくるし)

    京太郎(胸も大きいし、やっぱ付き合うんだったらこんな子が良いよなー」


    美穂子「ま、まさか……上埜さんのみならず私にまで……!」

    京太郎「あれ? もしかして口に出してた?」

    美穂子「でもこれで上埜さんから手を引いてくれるのなら……」


    京太郎(……なんか目を閉じて固まっちゃったよ)

    京太郎(なにこれどういう状況?)

    京太郎(キスとかそんなんじゃないのはわかるけど……)


    京太郎「あの、もしもーし?」

    美穂子「わ、私はどうなっても構いません。だから……」

    京太郎「えっと、君大丈夫?」ポン

    美穂子「ひゃっ」

    京太郎「うおっ」


    美穂子「や、やっぱりダメっ!」タタッ


    30 = 1 :




    京太郎「……行っちゃった。結局何だったんだ? どっかで見たことがあるようなないような」

    京太郎「そういや上埜さんって言ってたよな。てことは久ちゃんの知り合いか?」

    京太郎「それにあれ、風越の制服だったな。ということは……」


    京太郎「……うん、考えてみてもよくわからん。明日久ちゃんに聞こう」


    『一年、春、二人のあいだにある壁』が解放されました

    31 :

    (はるるが出てくるのかと)

    32 :

    エピソード名は基本的に『学年+時期+α』で構成されます
    勘違いさせたなら申し訳ない
    てか全国のキャラクターのほとんどは三年のエピソードでしか出せないというか

    現在選択可能エピソード

    ・一年
    入学式、久との再開――済
    春、美穂子登場――済
    春、二人のあいだにある壁

    ・二年
    部活動紹介、まこ入部

    ・三年、
    優希との出会い


    済がついたのは選択不可


    >>+2

    33 :

    あえてまこ入部

    34 :

    春、二人のあいだにある壁

    35 = 1 :



    ・一年、春、二人のあいだにある壁


    京太郎「いやー、今日もいい天気だ! てなわけで久ちゃん、外で昼でもどうだ?」

    「私は学食派だからまた今度ね」

    京太郎「と思ったけど学食で食べるのもいいよな、うん」

    「はぁ……先に行ってるからこれでなにか飲み物お願い」

    京太郎「ま、マジですか? ついに久ちゃんがデレた!?」

    「ほら、早く行く」

    京太郎「待ってろよ、速攻で買ってくるから!」


    「……バカみたい」



    京太郎「おうっと、さすがに混んでるな……」

    京太郎「さて、久ちゃんはっと……見当たんないな」

    京太郎「うーむ、どこら辺に座るとか聞いといた方が良かったか?」

    京太郎「ま、地道に探しますか」


    36 = 1 :




    「校舎裏……ここなら見つからないはず」

    「こんなとこで一人で昼ごはんか……笑えてくるわね」

    「……」

    「ウソ、笑えないっての。なにやってんだか、私」


    『あれ、もしかして久ちゃん?』

    『久ちゃーん、待てよー。一緒に帰ろうぜー』

    『いやー、今日もいい天気だ! てなわけで久ちゃん、外で昼でもどうだ?』


    「……久ちゃん久ちゃんってうっとおしいのよ。あれから何年経ったと思ってるんだか」


    「久ちゃーん!」


    「あーもう、耳にこびりついて……って」

    京太郎「悪い遅くなった!」

    「あんた、どうしてここに」

    京太郎「一緒に食べる約束したろ。はい、お茶」

    「ありがとう……じゃなくて!」

    京太郎「いやー、学食混んでたな。あれじゃ席取れねぇわ。でも場所変えるなら連絡くれよ……ってアドレス知らないか」

    「バカなの? 騙されたって気づきなさいよ」

    京太郎「あーやっぱりかー。でも言質は取ったんだから一緒に食べてもらうからな」

    「……はぁ、勝手にして」


    37 = 1 :




    京太郎「お、それタマゴサンド? 俺けっこう好きだな」

    「そう」

    京太郎「久ちゃんは?」

    「別に」

    京太郎「そういや昨日の小テストどうだった? 俺やばかったんだけど」

    「満点よ」

    京太郎「マジかー。俺も少し勉強した方がいいかな」

    「頑張って」

    京太郎「そういやこの前の体育でさ……」

    「悪いけど、もう食べ終わったから行かせてもらうわ」

    京太郎「ちょっ、待ってくれよ! まだ色々話したいことが……」

    「なら私からも一つ聞かせてもらうわ」


    「あんた、どうして私につきまとうの?」


    「名前の呼び方は一万歩譲っていいとして、そこまで私に構う理由がさっぱりわからないわ」

    京太郎「それは……ほら、幼馴染だし」

    「でもそれだけなはずないわよね。嘘吐くとき鼻をかく癖、残念だけど忘れてないわ」

    京太郎「……よく覚えてんじゃん」

    「それはお互い様だと思うけど」

    京太郎「そうだな……」

    38 = 1 :



    京太郎「俺、中学の頃一時期荒れてたんだ」

    京太郎「もう一人にしてくれオーラ全開でさ」

    京太郎「今の久ちゃん、その時の俺みたいでほっとけないんだ」


    「……なるほどね。冗談じゃないわ」

    京太郎「え……」


    「気持ちはわかるとでも言いたいわけ?」

    「ふざけないで。私の気持ちを私以外の誰がわかるっていうの!?」

    「そんな安っぽい同情なんていらない……もう近づかないで」


    京太郎「久ちゃ――」

    「その呼び方、うっとおしいのよ!」



    京太郎「……はは、やっぱり俺には無理なのかな?」

    京太郎「俺はどうしたらいいんだ……照ちゃん」


    『一年、美穂子再び』が解放されました

    39 = 1 :

    現在選択可能エピソード

    ・一年
    入学式、久との再開――済
    春、美穂子登場――済
    春、二人のあいだにある壁――済
    美穂子再び

    ・二年
    部活動紹介、まこ入部

    ・三年、
    優希との出会い


    済がついたのは選択不可


    >>+2

    40 :

    再び

    41 :

    再び

    42 :

    再び

    43 :

    美穂子再び

    44 = 1 :



    ・一年、美穂子再び


    京太郎「あ゛~、嫌われたー。完璧嫌われたー」

    京太郎「そりゃ幼馴染っても何年ぶりよって話だけどさ」

    京太郎「時間が解決するってか? そりゃそうかもしれないけど……」


    『京ちゃん、一緒に帰ろ?』


    京太郎「……ほっとけるわけないっての」

    京太郎「そうだよな……照ちゃん」

    京太郎「よし、こうなったらなんと言われようが構わない」

    京太郎「要は根気と忍耐だ。絶対諦めないからな!」


    「つ、つまり、あなたは上埜さんのストーカーということですねっ?」


    京太郎「あい?」

    美穂子「近寄らないでっ! わ、私には携帯電話っていう文明の利器があるんですから!」

    京太郎「君はたしか……あー、そういや久ちゃんに聞くの忘れてたな」

    美穂子「そんな馴れ馴れしい呼び方で一方的に迫ってるんですね!?」

    京太郎「いやまぁ、そう言われるとあんまり反論はできないけど」

    美穂子「やっぱり! ひゃっ、110番に……あれ? ボタンを押しても反応が……」

    京太郎「とりあえずその携帯、電源切れてるっぽいよ?」

    美穂子「あ……」


    45 = 1 :




    美穂子「ごめんなさいっ!」

    京太郎「わかってくれたんならもういいよ。てか、ストーカーっぽいことしてるのも否定できないし」

    美穂子「でも、なにか理由があるんですよね? あなたみたいに親切な人が、よこしまな目的でそんなことするはずありませんっ」

    京太郎「はは……(携帯の電源入れただけなんですけど)」

    美穂子「だからこの間のも、きっと何かの間違いですよね?」

    京太郎「この間……ああ、あれね」


    京太郎(例の本音駄々漏れ事件だ)

    京太郎(……口のチャックはしっかり閉めなきゃな)


    美穂子「どうかしたんですか?」

    京太郎「あ、ああ……ところで、君は久ちゃんのこと知ってるみたいだけど……中学時代の友達とか?」

    美穂子「いえ、話したこともほとんどないんです……ただ、彼女の打ち筋が忘れられなくて」

    京太郎「打ち筋……ってことは麻雀か」

    美穂子「はい。インターミドルの県予選で同卓しました」

    京太郎「インターミドル……ああ、どっかで見たことあると思ったら……あれ、名前なんだっけ? ふく、福田……」

    美穂子「福路美穂子です」

    京太郎「そうそれだ! 久ちゃんの最後の対局相手の一人!」

    美穂子「私が最後の相手……あの、上埜さんはどうして棄権を?」

    京太郎「俺もそれ聞いたんだけどな……怒らせちゃって」

    美穂子「それでこの前、空き缶を?」

    京太郎「いや、それは俺があまりにもしつこいからって」

    美穂子「久しぶりに会った幼馴染……なんですよね?」

    京太郎「……もしかして疑ってる?」

    美穂子「いえ……でも、そこまで気に掛ける理由には少し弱い気がします」

    京太郎「それ久ちゃんにも言われたんだよなー。そんでまたこっぴどく怒られましたと」

    46 :

    面白い進め方だけどまだるっこしい感じもするなぁ…途中で別の学年のエピ取ると話が取っ散らかりそう

    47 = 1 :



    京太郎(しかも言われたことのほとんどがどっかで聞いたような文句なんだよな)

    京太郎(ほんと、耳に痛かったよ)


    京太郎「でも、ほっとけないからさ。全部が全部理屈で説明できるわけじゃないだろ?」

    美穂子「そう言われたら、なんだかわかる気がします。多分、私も同じことをしたと思いますから」

    京太郎「それじゃあ俺たちは似た者同士ってわけだ。遅れたけど俺は須賀京太郎。よろしくな、みほっちゃん」

    美穂子「み、みほっちゃん?」

    京太郎「あれ、もしかして気に入らなかった?」

    美穂子「そんな風に呼ばれたの、初めてで」

    京太郎「そうか……じゃあ俺のことも気軽に京ちゃんって呼んでもいいからさ」

    美穂子「そ、それはさすがにハードルが……」

    京太郎「んー、ちょっといきなり馴れ馴れしすぎたか?」

    美穂子「あの、でも……京太郎さん、なら」カァァ

    京太郎「」

    48 = 1 :



    京太郎(おいおい待て待て待て!)

    京太郎(なにこの子? 可愛すぎなんですけど!)

    京太郎(ちょっと思い込み強そうだけど性格は良さそうだし)

    京太郎(スタイルも良いし、こんな子と付き合えるなら最高――はっ」


    美穂子「……や、やっぱり」プルプル

    京太郎「……いやまぁ、財布のひもと口は固く閉めとくべきだよな? なんつって」

    美穂子「そんな人じゃないって、信じてたのに……」

    京太郎「……いまさらだけど、話し合いの場を設けるというのは?」

    美穂子「ごめんなさいっ」タタッ


    京太郎「なんちゅうかね、口は禍の元とは良く言ったもんだよな」

    京太郎「……今日はもう帰るか」


    『一年、初夏、久との対立』が解放されました

    49 :

    異様にフランクさまだなここの京ちゃん
    安価下

    50 :

    エヴァの加治さんぽい


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