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    元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×7
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    851 :

    わかってはいたけど胸が痛いな

    852 :

    涙出てきた
    乙です

    853 :

    咲さんは最近、某スレでスカート穿いた男扱いされてたからこの結果は順当

    854 :

    あんなの……まな板が泣いています

    855 :

    竜華お姉ちゃん……うっ頭が

    856 = 28 :

    >>853
    え、なにそれは

    >>854
    まぁ仲直りしたからこそのね

    >>855
    前例があったのか・・・



    今日はなしです
    流石に昨日の今日ではプロットもなにもできてませぬ

    857 :

    あいあい

    859 :

    一番好きなキャラとか言っといて一人称を間違えるという痛恨のミスがががが



    さてと、行こう

    860 = 28 :

     


    ピロン


    「そーいや昼飯って食べた?」

    『まだー。行きがてらどっかで食べて行かない?』

    「俺もそのつもりだった」
    「なに食べる?」

    『別になんでもいいわよ』
    『ファミレスとかマックとか、テキトーで』

    「ファミレスだと居座っちゃいそうだな」

    『あーたしかにね』

    「駅前のマックで簡単にすますか」

    『りょうか~い』

    「じゃあいまから行くぜ~」

    『は~い!舞ってま~す!』

    「いや踊ってなくてもいいぞ?」

    『は?』
    『あ、変換ミス!!いちいちツっこむなっ!!』



     

    861 = 28 :

     


    ◆ ◆ ◆


    京太郎「……よしっ」

    ピンポーン

    「はーい」

    ガチャ

    京太郎「迎えに来たぜっ!」

    「あ、うん」

    京太郎「あれ?反応薄いな」

    「ごめん、ちょっと声にビックリして」

    京太郎「失敗した……せっかく気合入れたのに…」

    「そんなことより」

    京太郎「そんなことって、ひどくね」

    「なにか言うことないの?」

    京太郎「へ?」

    「ほらっ」

    京太郎「あぁ……、よくお似合いです、お嬢様」

    「うむ、よろしい……なんてね」

    京太郎「その服、はじめて見るな」

    「ふふ~、かわいいでしょ?」

    京太郎「いいな……うん、いい…」

    「よかった…」

    京太郎「………」
    京太郎(俺のためにオシャレしてくれてるって思うと……たまんねーな)

    862 = 28 :

     
    「京太郎?」

    京太郎「あぁ…悪い。じゃあ行こうぜ」

    「ね、京太郎…」

    京太郎「ほら憧、手」

    「ぁ…うん!」

    京太郎「あ、待った」

    「え…なに…?」

    京太郎「ゴホン……お嬢様、お手をどうぞ」スッ

    「ぁ……」

    「ふふっ、ばーか」

    京太郎「なっ!?バカとはなんだ、バカとはっ」

    キュッ

    京太郎「ぁ…」

    「ちゃんとエスコートしていただけるかしら?」

    京太郎「お、おぅ!任せとけっ!」

    「さ、行きましょ」

    京太郎「あぁ!」

    「♪~」

    863 = 28 :

     

    ………



    「……」チラッ

    京太郎「………」

    「京太郎」

    京太郎「うん?」

    「昨日って…何してたの?」

    京太郎「えっ…昨日か?えっと……いや、特に何もしてないぞ」

    「そう…」

    京太郎「憧は…部活だったよな」

    「うん。あ、そうだ」

    「昨日ね、部活帰りに和と友達とご飯食べに行ったの、お好み焼き」

    「一緒に行った友達が大阪の子でね、その子に連れてってもらったんだけどね」

    京太郎「……」

    「すっごい美味しかったの!店長さんも大阪の人らしくって、本場の味ってやつ?」

    京太郎「………」

    「………京太郎、聞いてる?」

    京太郎「へ?あ、あぁ聞いてるよ。お好み焼きだろ?」

    「………」

    京太郎「今度連れてってくれよ」

    「ぇ、ぁ……も、もちろん!そのつもりだったし!」

    京太郎「ははっ、楽しみにしとくよ」

    「期待してていいわよ」



    京太郎「ふぅ…」
    京太郎(いかんいかん、切り替えないと……今日は憧に……)

    「……」ジー

    864 = 28 :

     


    ◆ ◆ ◆



    「こんな街中に水族館があるなんて…」

    京太郎「想像つかねーよな。水族館って言ったら海ってイメージだし」

    「そうそう。ね!帰りにちょっと買い物とかしていこうよ!」

    京太郎「あぁ、むしろそっちだけでも一日二日潰せそうだな」

    「やっぱり都会だなぁ」

    京太郎「だなぁ。ダメだな、いまだにお上りさん感覚が抜けない」

    「あはは、わかる。あたしも」

    京太郎「お、あれだな」

    「え?これ?」

    京太郎「あぁ」

    「駅と目と鼻の先じゃない。これが水族館だなんて、言われなきゃわかんないわよ」

    京太郎「ほんとにな。でも書いてあるだろ?」

    「うん……ここでイルカショーもやってるの?」

    京太郎「あぁ、すげーよな」

    「は~……まだ信じられない」

    京太郎「ま、入ってのお楽しみってことで」

    865 = 28 :

     




    「動物園と比べると、やっぱり高いのね」

    京太郎「やっぱりいろいろ金がかかるんだろう、空調だけじゃなくて水温調節もあるし」

    「あ、ここも年間パスあるわよ」

    京太郎「いくら?」

    「えっと…2回分ね」

    京太郎「え、安くね!?」

    「まぁ元が高いしね」







    「うわぁ…!」

    京太郎「おぉ…!」

    「別世界にきたみたい……!」

    京太郎「すっげぇ…」

    「ほらっ京太郎!はやくはやくっ!」

    京太郎「そんな引っ張るなって」

    866 = 28 :

    とりあえずここまでで



    大事なところなので続きもできるだけ早くやりたい

    867 :


    とうとう告白か

    868 :


    勝負所だな

    871 = 28 :

     





    京太郎「おぉ!オウムガイ!」

    「これっていまもいるんだ」

    京太郎「は?」

    「アンモナイトとか、そういう時代の生き物かと思ってた」

    京太郎「あぁそういうことか」

    「でもその仲間よね?」

    京太郎「そうなんじゃないか?俺もよく知らないけど」

    872 = 28 :

     





    「ねぇ、どこにいるのこれ」

    京太郎「ん~……あ、いた」

    「えー?どこよー」

    京太郎「そこの岩の影」

    「むむ~……」

    京太郎「!」
    京太郎(無意識なんだろうが、憧の顔近っ)

    「あ、いた!」

    京太郎「かわいいな…」ボソッ

    「ん?」

    京太郎「あ、いやなんでもない」

    873 = 28 :

     





    「わぁ……キレイ……」

    京太郎「これ全部クラゲなんだよな……すげぇ」

    「宝石が泳いでるみたい…」

    京太郎「お、詩人ですね」

    「なによぅ、茶化さないでよね」

    京太郎「悪い悪い。でもほんとに綺麗だな」

    「うん……あ、そうだ!ねぇ京太郎、写真撮ろうよ!」

    京太郎「おぉ、そうだな」

    「ちゃんとキレイに撮れるかな?」

    京太郎「どうだろ、カメラの性能次第だな」

    「じゃあ、はい。ヨロシク~」

    京太郎「あいよ」

    874 = 28 :

     





    「すっごい!トンネルになってるー!」

    京太郎「下から見上げるってすげー新鮮だな。あ、マンタだ」

    「あっ、亀がいる!大っきい!」

    京太郎(かわいい……、そういえば)キョロキョロ

    「何あれ!?鼻ギザギザなんだけど!サメ?」

    京太郎(奇跡的に誰もいないな……今しかない…!)

    「ねぇほら!京太ろ…」

    京太郎「なぁ、憧」

    「え、なに?」

    京太郎「………」

    「京太郎…?」

    京太郎「ごめん、俺さっき嘘ついた」

    「え……」

    875 = 28 :

     
    京太郎「来る途中にさ、昨日の話しただろ?」

    京太郎「俺、特に何もしてないって言ったけど…ごめん、あれ嘘」

    「………」

    京太郎「昨日、咲がうちに来たんだ」

    京太郎「それで………あいつに告白された」

    「そう…」

    京太郎「……驚かないんだな?」

    「えっと…うん」

    京太郎「はぁー………ほんとに知らなかったの俺だけか」

    「……それで」

    京太郎「え?」

    「京太郎はなんて答えたの?」

    京太郎「……言わなくても分かるだろ?」

    「京太郎の口から言ってほしい」

    京太郎「……」

    「………」ジッ

    京太郎「断ったよ」

    キュッ

    876 = 28 :

     






    京太郎「俺が好きなのは憧だから」






     

    877 = 28 :

     
    「っ!」

    京太郎「…////」

    「京太郎……////」

    京太郎「あ、憧の返事を、聞きたいんだけどっ!」

    「ふぇ!?……い、言わなくても分かってるでしょ」

    京太郎「わかんねぇ。俺、鈍感だからさ」

    「もう…なにそれ」

    京太郎「……」

    「………うん」

     

    878 = 28 :

     






    「あたしも…京太郎が好き、大好き」






     

    879 = 28 :

     
    京太郎「ッ!」

    「////」

    京太郎「よかった。ダメだったらどうしようかと」

    「そんなこと思ってもなかったくせに」

    京太郎「いやいや思ってたぜ?純正九蓮宝燈和了るくらいの確率は」

    「なにそれ、ダメだったら死んじゃってたわけ?」

    京太郎「はははっ、かもよ?」

    「もう……ふふっ」

    京太郎「改めてこれからよろしくな、憧」

    「うん、幸せにしてあげるから」

    京太郎「へっ!?」

    「なんてね、えへへ」

    京太郎「いやそれ、男の俺のセリフじゃね?」

    「……咲に頼まれたから」

    京太郎「えっ…?」

    「実は昨日…咲から電話があってね」

    京太郎「ッ!?」

    「だからあたし、全部知ってたの」

    京太郎「そうだったのか……」

    「ごめんね」

    京太郎「憧が謝るようなことじゃないって」

    「うん……」

    880 = 28 :

     
    「浮気したら泣くから」

    京太郎「泣くだけ?」

    「だって…京太郎のこと嫌いになんてなれないし……」

    京太郎「ッ!……心配しなくても浮気なんてしないって」

    「うん…」

    京太郎「そもそも俺、浮気とかできるほど器用じゃないし」

    「……それもそうね」

    京太郎「そう簡単に納得されるのもちょっとシャクだな」

    「あははっ」

    京太郎「ははっ………なぁ、憧」

    「なに?」

    京太郎「いまからちょっと昔話をしようと思う」

    「昔話?」

    京太郎「そ、昔の話だからな」

    「??」


    京太郎「俺さ、和のことが好きだったんだ」


    「えっ……」

    881 = 28 :

     
    京太郎「高1の2学期が始まる前…あのインハイの後くらいに告白もした」

    「っ!?」

    京太郎「まぁフラレたんだけど…」

    京太郎「そのときあいつ、『いまはそういうことを考えられない』とか思わせぶりな断り方するもんだから、俺も諦めがつかなくて」

    「………」

    京太郎「そのあともあいつ、俺への接し方とか全然変わらなくて…あいつらしいだろ?」

    京太郎「でもそれで、あぁ俺のことはなんとも思ってないんだなって、さすがの俺でも気づくわけで…」

    京太郎「けじめをつけるためにもう一回告白した。2年の春だったな」

    「!……」

    京太郎「今度は、俺のことは友達としか見れないってはっきり言われて、俺もすっきりした」

    京太郎「この頃になると、俺もあいつのことはもう好きな子から仲の良い友だちに変わってたからさ」

    「……」

    京太郎「それで今に至る感じ」

    「そう、だったんだ」

    京太郎「あぁ」

    882 = 28 :

     
    「………どうして」

    京太郎「ん?」

    「どうしてあたしに話したの?」

    京太郎「………、他の誰かから聞くより俺の口から話したほうがいいと思って」

    「……」

    京太郎「和がわざわざこんな話するとは思わないけどさ」

    「うん…」

    京太郎「あとは……憧には隠しごとしたくないから」

    「ぇ……」

    京太郎「まぁ、自己満足だな。ごめん」

    「うぅん、話してくれてよかった。ありがと」

    京太郎「そっか…」

    「うん……あのね、京太ろ…」
    京太郎「いまになって考えてみれば…」

    「え……?」

    京太郎「好きって言うより憧れとかそういう気持ちのほうが強かったのかなって思う」

    「そっか……」

    883 = 28 :

     
    京太郎「つまり何が言いたいかと言うとだな…」


    「??」


    京太郎「そのときの気持ちとは比べ物にならないくらい、いま俺は憧のことが好きだってこと」


    「っ~~////」


    「あ、あたしだって負けないくらい京太郎のこと、好きだからねっ!」


    京太郎「お、おう…////」


    「「//////」」


     

    884 = 28 :

     
    京太郎「で、でもさ!すごい偶然だよな」

    「え?」

    京太郎「偶然2人とも和の友だちで…」

    「ぁ……」

    京太郎「偶然2人とも同じ大学でさ…」

    「……ねぇ、京太郎知ってる?」

    京太郎「ん?なにを?」

    「偶然が3つ重なったらそれは運命なんだって」

    京太郎「3つか……1つ足りないじゃん」

    「そ、それは……あ、相性が良かったとか」

    京太郎「それだともう何でもありじゃね?」

    「なによダメなの!?」

    京太郎「まさか。俺だって、憧が運命の人だって思いたいし、思ってるよ」

    「ふきゅ////」

    京太郎「自分から言いだしてふきゅるなよ」

    「だ、だって京太郎が……そういうことさらっと言うのやめてよね!」

    京太郎「えー、じゃあこれからはこういうこと言うのやめるよ」

    「え、やだっ!」

    京太郎「どっちだよ、はははっ」

    885 :

    死にたくなってきた
    何だこの

    886 = 885 :

    途中送信失礼

    何だこのリア充w

    887 = 28 :

    続くー


    ということでいままで言ってませんでしたが

    当スレは京憧 京憧スレ 京憧スレです

    888 :

    >>887

    確かにイッチは京ちゃんスレとしか言ってないなw

    889 :

    マジかー初めて知ったわ

    890 :

    (更)明かされる驚愕の真実

    891 :

    知ってるよー
    乙です

    894 :

    おつ


    誰か壁とブラックコーヒーくれ……

    895 :

    知ってた

    896 :

    知ってた(便乗)


    砂糖吐きそう

    897 :

    >>893
    (太郎が和に)憧(れてた)スレ!



    京憧スレ続きいきます

    898 = 28 :

     


    ◆ ◆ ◆


    ~ショップ~


    京太郎「またぬいぐるみとかプレゼントしてやりたいんだけど…」

    「え?」

    京太郎「今日は入場料が高かった分、あまり余裕が……すまん」

    「そんなっ、謝らないでよ。てゆーかそれに関してはあたしも同じだし」

    「それにね、あたしちょっと考えたんだけど」

    京太郎「ん?なに?」

    「和になにか買っていってあげない?」

    京太郎「和に?」

    「うん。さっきの話の続きじゃないけど、あたしたちがこうなれたのは和がいたからじゃない?」

    京太郎「あぁ、そうだな」

    「だからお礼っていうわけじゃないけど…その、感謝の気持ちをね」

    京太郎「それをお礼って言うんじゃ」

    「あ、そっか……と、ともかく!」

    京太郎「そうだな…うん、いいと思う」

    899 = 28 :

     
    「じゃあなにがいいかな!」

    京太郎「そうだなぁ……あ、エトペンあるじゃん」

    「あー、和好きよねコレ」

    京太郎「あぁ。この辺からなんか選ぶか」

    「う~ん……あ、これよくない?エトペン時計」

    京太郎「へぇ…じゃあこれにしちゃおうぜ」

    「あっさり決まっちゃったわね」

    京太郎「こういうときは直感が大事なんだよ。麻雀も同じだろ?」

    「あはは、たしかにね」

    京太郎「あと俺たちも何か買おうぜ、記念にさ」

    「記念?」

    京太郎「付き合い始めた記念」

    「……ふふっ」

    京太郎「なに?」

    「んーん、本当に付き合うんだなぁって思ったらまた嬉しくなっちゃって」

    京太郎「実感わいてきた?」

    「そんな感じっ」

    京太郎「なにがいいと思う?」

    「う~んそうだな~……」キョロキョロ

    京太郎「あんまり高いのはダメだぞ?」

    「わかってるってば」

    京太郎(憧に任せとこう)

    900 = 28 :

     
    「あ、これカワイイ」

    京太郎「ん?どれ?」

    「ほら、このキーホルダー」

    京太郎「キーホルダーか」

    「ね、京太郎。これお揃いで買わない?」

    京太郎「お揃い?」

    「ダメ…?」

    京太郎「ダメじゃないさ」ナデナデ

    「ぁ……えへへ」

    京太郎「ふ~ん、いろんな色があるんだな」

    「そうだ!京太郎があたしの色選んでよ」

    京太郎「へ?」

    「京太郎のはあたしが選ぶから」

    京太郎「お前、そういうの好きだなぁ」

    「だって楽しいじゃない?」

    京太郎「まぁ憧が楽しいならそれが一番か」

    「京太郎もちゃんと楽しんでくれなきゃダメよ?」

    京太郎「憧が楽しんでれば俺も楽しいから」

    「ふぇ?」


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