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    元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人」

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    みんなの評価 : ★★★×7
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    701 :

    あまあま

    702 :

    お互いを壁紙にし合う間柄って世間一般では交際してると言うと思う

    703 :

    甘くないとはいったい…うごごご!

    704 :

    乙です
    これで付き合ってないとか(苦笑い)
    甘くないってのは、砂糖じゃなくて人工甘味料を使ってるからカロリーが低いって事じゃないですかね?
    人工甘味料は味覚としてはやたら甘く感じるし

    705 :

    須賀と新子?恋人同士だろ?

    706 :

    甘くないでこれなら甘いだったらどうなるのか…

    707 :

    ブラックコーヒーかと思ったらMAXコーヒーだったでござる

    708 :

    ドンッ

    709 :

    もうつきあってんだろこれぇ

    711 :

    えーそんなに甘いかー?
    せいぜい微糖じゃないかー?



    とりあえずまたできた分だけ
    短いしそんなに甘くないよ

    712 = 28 :

     





    「キリンって縦に長いからヒョロヒョロなイメージあったけど……」

    京太郎「すげーマッシヴだな…」

    「でもこの巨体を支えるわけだから筋肉が無くちゃダメよね」

    京太郎「ゾウもデカかったけど、また違ったデカさだなぁ」

    「ゾウはこんなムキムキーって感じじゃないもんね」

    京太郎「ゾウは皮膚が分厚いんだよ。ゾウとかカバとか…あとサイとかは」

    「いわゆるお相撲さん体型みたいな感じなわけね」

    京太郎「おぉ…あれがライオンとかを一撃必殺するというキリンの後ろ足か」

    「それにしても……何を思ってこんなに首を伸ばしたのかしら」

    京太郎「そりゃ生きるためだろうよ。生存競争だよ」

    「このオシャレ模様も生きるため?」

    京太郎「遠目だったり茂みの中だったりだと保護色みたいになるんじゃね?チーターとかヒョウとかもいわゆる斑模様じゃん」

    「あ、そっか。たしかに」

    京太郎「シマウマの縞模様も遠目だと灰色に見えるらしいし、一見ファンキーなカラーリングにもちゃんと意味があるんだよ」

    「シマウマって地肌は黒いのよ?知ってた?」

    京太郎「それくらい常識だろ」

    「じゃあキリンの鳴き声!」

    京太郎「キリンはモーって鳴く。こいつら偶蹄目だから牛に近い」

    「ぐぬぬ……」

    京太郎「ちなみにさっき言ってたシマウマは馬よりロバに近いんだぞ」

    713 = 28 :

     





    京太郎「おぉ…!オカピはじめて見た……!!」

    「そういえば珍しいのが見たいって言ってたわね」

    「なになに……世界三大珍獣のひとつで森の貴婦人とも呼ばれる……へぇ、キリンの仲間なんだ」

    京太郎「なるほど……たしかに顔はキリンに似てるな」

    「脚の模様、ストッキングでも履いてるみたいね」

    京太郎「ははーん、それで貴婦人か」

    「いやそれは多分違うでしょ」

    京太郎「思ったより小さいんだなぁ」

    「ふ~ん………、京太郎京太郎!」

    京太郎「んー?」

    「問題です!」

    京太郎「へっ?」

    「さっきオカピは世界三大珍獣と言いましたが、残りの2つは何でしょう?」

    京太郎「パンダだろ?あれ、あと1個なんだ?」

    「あ、説明見ちゃダメよ!書いてあるから!」

    714 = 28 :

     
    京太郎「えー……あっれ~?ダメだ、全然出てこない」

    「正解はコビトカバでしたー」

    京太郎「コビトカバ~?」

    「だってそう書いてあるもん」

    京太郎「全然ピンとこねー」

    「それはあたしも思ったけど……コビトカバは向こうにいるみたいよ」

    京太郎「じゃあちょっと見に行こうかね」





    京太郎「小さいカバだな」

    「そりゃあコビトカバだからね」

    京太郎「でもそれだけだな」

    「なんかあれね、レア感が無いわね」

    京太郎「小さいだけだもんな」

    「でもあっちの本当のカバと比べるとたしかに全然サイズ違うわね」

    京太郎「本当のとか言ってやるなよ。こっちだって本当にカバだよ」

    715 = 28 :

     


    ◆ ◆ ◆


    ~お土産屋さん~


    「わぁ…!」

    京太郎「すげー…壁一面ぬいぐるみ」

    「なんかもう見てるだけで幸せになる~」

    京太郎「ははは、なんだその乙女みたいなリアクションは」

    「むっ!なによ悪いの?」

    京太郎「いやいや可愛いらしくていいと思いますよ?」

    「バカにしてる」

    京太郎「してないってば」

    「もうっ」

    京太郎「ほんとにしてないって。憧も女の子だなーって思っただけだよ」

    「はいはい、わかりました」

    京太郎「憧もやっぱり家にぬいぐるみとかあったりするの?」

    「実家にはあるわよ。でもこっちには持ってきてないから…」

    京太郎「じゃあ1個くらい欲しいんじゃないか?」

    「そうね……せっかくだし買っちゃおうかな」

    716 = 28 :

     
    京太郎「じゃあ……やっぱりパンダ?」

    「う~~~~ん………」

    京太郎(ところでぬいぐるみっていくらくらいするんだ………!?こんな高いの!?)

    「ライオンも捨てがたいし……あ、キリンもかわいい」

    京太郎(これより一回り小さいサイズは………あ、これなら出せるな)

    「あっ!!」

    京太郎「ん?」

    「この子!この子にする!」

    京太郎「トラ?」

    「ほらっ!かわいくない?」

    京太郎「ふむ……憧、そいつちょっと見せて」

    「ん、はい」

    京太郎(うん、これなら大丈夫)

    「京太郎?どしたの?」

    京太郎「じゃあこいつ、憧にプレゼントするよ」

    「えっ…………えぇぇ!!?」

    「そ、そんな!悪いわよ!」

    京太郎「いいからいいから」

    717 = 28 :

     
    「で、でもっ!!」

    京太郎「プレゼントしたいんだよ。俺が、憧に。ダメか?」

    「……………そんな風に言われたらもう何も言えないじゃない」

    京太郎「いいんだって、それで。俺は憧に喜んで欲しいんだからさ」

    「京太郎……」

    京太郎「じゃあこいつ買いに行こうぜ」

    「ぅ、うん…………あっ、ちょっと待って!」

    京太郎「ん?どうした?」

    「えっと…………あっ、いた!」

    京太郎「??」

    「あの、あのね?やっぱりこっちにしたいんだけど……」

    京太郎「まぁ憧の好きなのでいいんだけど……なんか小さいのに高くないか?」

    「これ2頭セットなのよ。オスとメスで」

    京太郎「あーそういうことか。2つも欲しがるとは、この欲張りさんめ」

    「それでね、あたしも半分出すから」

    京太郎「…………は?」

    京太郎「いやいやいやいやいやいや、それじゃ意味ないだろ。俺の話聞いてた?」

    京太郎「たしかにちょっと高くなったのには引っかかったけど、そんな気にしなくても…」

    718 = 28 :

     
    「いいからいいからっ」

    京太郎「いやよくないって」

    「お願い?半分出させて?」

    京太郎「でもなぁ……」

    「ね?」

    京太郎「………はぁ、わかったよ」

    「ありがとう、京太郎」

    京太郎「も~…カッコつけようと思ったのにすげーカッコわりいよ、俺」

    「……京太郎はいつだってかっこいいわよ」

    京太郎「へ?えっと……そうか?」

    「うん…」

    京太郎「あ、ありがとう………ってなんでお礼言ってんだろ」

    「ぷっ…あはは、ほら京太郎!行きましょ!」

    京太郎「あ、おい待てって!」




    京太郎(やべぇ顔が超熱い…!)

    719 = 28 :

    今日はこれだけ

    721 :

    乙です

    しかし甘くないとはいったい……うごごご

    722 :

    乙です
    カロリーが微糖並みになる様に人工甘味料を使用しているんだな

    723 :

    人口甘味料もりもりやぞ

    724 :

    おつ
    果たして>>1が本気を出したらどれだけの人が生き残れるのだろうか…

    725 :

    糖尿病の患者はこうして増えていくのか…

    726 :

    すばら

    727 :

    乙~
    これは、逆に甘さ100%を見てみたぞ

    728 :

    おつ


    いかん、甘すぎる……

    729 :

    甘いとかそういうの、おっちゃんもうわからんようになってきた


    またできた分だけ
    短いよ

    730 = 28 :

     


    ◆ ◆ ◆


    京太郎「帰りの電車は空いてて良かったな」

    「あたしは混んでても…混んでて方が……」ゴニョゴニョ

    京太郎「ん?」

    「あ、うぅん!なんでもない!」

    京太郎「しかしぬいぐるみ持って電車に乗るってなかなか恥ずかしいな」

    「そう?」

    京太郎「なんか…すげー見られてる気がした

    「でも…ぬいぐるみ持ってる人がいたら見ちゃわない?」

    京太郎「まぁな」

    「ま、別に恥ずかしいもの持ってるわけじゃないんだし?」

    京太郎「まぁなぁ」

    「今後もあるだろうし、免疫つけといてくれないと」

    京太郎「まぁな~………ん?」

    「……どうかした?」

    京太郎「あ、いや……う~ん?まぁいいや」

    「そう?」

    京太郎「ところで話は変わるんだけど」

    「なに?」

    京太郎「憧さん、この後なにかご予定は?」

    「なにも無いけど…?」

    731 = 28 :

     
    京太郎「もしよかったら…飯食べに行かないか?」

    「ぇ……うん、行く!行きたい!」

    京太郎「よかった。じゃあ、えっと……こっちだな」

    「お店は決まってるの?」

    京太郎「あぁ。俺も行ったことはないから味の保証はできませんけども」

    「なんのお店?」

    京太郎「パスタ。女の子は好きだろ?」

    「まぁ、好きだけど……」

    京太郎「あれ?なんか不服?」

    「京太郎と…京太郎と一緒ならなんだって美味しくなるし……」

    京太郎「!?」

    「な、なーんちゃっ…」

    京太郎「奇遇だな!」

    「ふぇ!?」

    京太郎「俺も憧と一緒ならなんだっ…て………」

    「………、どうしたのよ」

    京太郎「なんか言ってて恥ずかしくなってきた……」

    「…………」

    「そんなこと言われたらあたしも恥ずかしくなってくるじゃない……」

    京太郎「なんか、ごめん…」

    「こ、こちらこそ……」


    「「//////」」

    732 = 28 :

     


    ………



    京太郎「あ、ここだな」

    「へぇ、いい感じなお店じゃない」

    「いらっしゃいませ」

    京太郎「えっと…予約してた須賀ですけど」

    「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」

    「予約してたんだ」

    京太郎「あぁ、だから憧に断られてたら困ってた」

    「こちらがメニューです。お決まりになりましたらお呼びください」

    京太郎「どーも」

    「このお店、どこで知ったの?」

    京太郎「食べログで探した。だから美味しいんだと思う」

    「ふ~ん」

    京太郎「……また変なこと考えてないだろうな」

    「へ?どゆこと?」

    京太郎「いや、違うならいいや」

    「??」

    733 = 28 :

     
    京太郎「ほらほら、どれにする?」

    「あっ…うん、そうね。何にしようかな……京太郎は何にする?」

    京太郎「そうだな………」

    京太郎「おっ!これにしよう、小エビとホタテのジェノベーゼ」

    「あははっ、エビだ~」

    京太郎「いいだろー。憧は?」

    「あたしはー………サーモンとほうれん草のフェットチーネ、にしようかな」

    京太郎「フェットチーネってなに?」

    「麺の種類の名前よ。たしか平ぺったいの」

    京太郎「あー、パスタっていっぱいあるもんな」

    「う~ん…でも他のも美味しそう」

    京太郎「じゃあまた来よう。それでいろんなやつ食べればいいさ」

    「そうね。でもその前に食べてみて…」

    京太郎「美味かったら、だな」

    「そーそー。ふふふっ」

    734 = 28 :

     




    京太郎「この前、和んちでケーキ食べたときも思ったんだけど…」

    「なにを?」

    京太郎「やっぱ違うわ、美味い。いつも家でソースかけて食べるのと全然違う」

    「そりゃあね、比べちゃダメよ。別の食べ物だと思わなきゃ」

    京太郎「そんなもんかな……。憧のも美味そうだな」

    「………、一口食べる?」

    京太郎「は?」

    「はい、あーん」

    京太郎「え?えっ、おい!マジで!?」

    「ほーらぁ」

    京太郎「あ、あ~…」

    「なんてね、うっそでーす」パクッ

    京太郎「へ……?」

    「ん~っ♪」

    京太郎「……」ポカーン

    「京太郎?どうかした?」

    京太郎「ぁ、いや……どうもしてない」

    「ふふっ」

    京太郎「うん、おいしい………おいしいです」



    京太郎(………あ、そっか)
    (浮かれてるなぁ、あたし)


    京太郎(俺、いま、ガッカリしてるんだ)
    (しかたないわよね、だってこんなに…)

    735 = 28 :

    今日はこんだけ


    このエピは次で終わるはず
    年内で終わらせたい

    736 :


    こりゃ今夜中にホテルかな

    737 :

    乙です
    これは今夜はホテルだな

    738 :

    来年からは次スレか…

    739 :

    ヘタれんなよアコチャー!

    740 :

    年内にホテルか

    741 :

    おつおつ
    さっさとくっつくんだよぉクリスマスはもう終わっちまったぞ

    743 :

    早く付き合って、どうぞ

    744 :

    何で付き合ってないんですかねぇ…

    745 :

    おつ
    そりゃイケメンと美少女が電車で初々しくもイチャイチャしてたら注目するよ
    俺だって爆発しろと思いながら見る

    746 :

    おつー

    HAHAHA!嘘みたいだが、こいつら付き合ってないんだぜ……

    747 :

    海外では告白という文化が無いらしい
    つまり、この二人はもう付き合っていたんだよ!!

    749 :

    付き合ってるとかそういうのは本人たちの心持ち次第だからね


    12月はまるっとこのエピソードで埋まってしまった
    行きます

    750 = 28 :

     


    ………



    京太郎「どうでした?」

    「美味しかったわよ。合格です」

    京太郎「はははっ、それはよかった。じゃあまた来ような」

    「また来るお店リストに登録しとかなきゃ」

    京太郎「なんだそりゃ。他にはどんな店があんの?」

    「いまのところ一緒に行ったラーメン屋さんと、この前に行ったスイーツ屋さん」

    京太郎「あ、あのラーメン屋なら俺この前一人で行った」

    「え、ずるい!言ってよ!行きたかったー」

    京太郎「あー、わるいわるい。今度また一緒に行こう」

    「約束だからね」

    京太郎「あぁ、約束だ」

    「あたしも先輩にいいお店ないか聞いてみようかな」

    京太郎「先輩とか和とかと行って、いいところがあったら連れてってくれよ」

    京太郎「俺は甘いものも全然行けますんで」

    「そういうところは一人で行けないもんね~」

    京太郎「そうなんだよ。憧がいてくれないとさ」

    「ど~しよっかな~」


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