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    元スレ憧「吹き抜ける風」

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    452 :

    すみません、なかなか時間が取れなくて……

    大学の試験終わったら更新します。

    453 :

    りょうかいでっす

    454 :

    了解

    455 :

    待ってます

    456 :

    お待たせして申し訳ありませんでした。時間が空いてしまった上に分量も少な目ですが、今晩投下します。

    457 = 1 :

    失礼、sage忘れました……

    458 :

    >>1はsageてなくても問題ないと思うが…
    待ってる

    460 :

    たのしみじゃ

    461 :

    おお!待ってます

    462 :

    セーフだよね……まだ夜だし?

    463 = 1 :

    女が退部したことで運営に提出したオーダー表が無効になっていることに気付いたのは、オーダーの再提出期間を三日ほど過ぎた日のことだった。

    穏乃「……なあ。この場合って……」

    「……余裕で棄権扱いね」

    穏乃「アコー!?」

    「咲といちゃついてる場合じゃなかったぁぁ……」

    「やっちゃった……」

    という訳で現在、阿知賀女子麻雀部はみんなより一足先に葬式気分を味わっていた。

    穏乃「駄目だ……運営に連絡しても『規則は規則だから』って、とりあってくれない……」

    「な、なんでこんなことに……」

    「顧問の先生が間違えて運営からの手紙を自宅に持って帰ってしまったみたいで……今日になって気付いたみたいなの……」

    464 = 1 :



    ???「カナちゃんのカは勘当のカ~……ん、なんだしこれ?」

    インターハイに関する重要なお知らせ



    ???「どうせ詐欺の手紙だし!私の方で処分してしまった方がいいし!」



    「――という訳なの」

    「……寧ろよく捨てられなかったわね」

    穏乃「はぁ……和と全国で遊びたかったな……」

    「全国のお餅を……」

    「せっかく咲と全国に行けると思ったのに……」

    「み、みんな!元気だしてよ……」

    「……こんなときだし、宥姉も怒っていいわよ。最後の年だったんだし」

    「うっ……それはそうだけど……」

    「……はぁ。咲になんて説明しよう……気が重い」

    465 = 1 :

    …………。
    ………。

    「――という訳で、今週末は長野の龍門渕に遠征することになったから」

    「なんで!?」

    「いやね、なんかあの後龍門渕透華って人から電話がかかってきて」

    「もんぷち?」

    「そう、すっごいお金持ちのお嬢様らしいんだけど……最初は咲と闘いたいっていう電話だったのよね。でも――」





    透華『はぁ!?そんな理由で全国を棄権ですの!?』

    「……はい。それで申し訳無いのですけれど、今の私達に勝っても目立たない――」

    透華『……いえ、これは寧ろ好都合なのでは?』ボソッ

    「え?」

    透華『なんでもありませんわ。それより、大会出場をかけて私達と一勝負いたしません?』

    466 = 1 :

    「なんでも龍門渕って運営の理事もやってるらしくてね。龍門渕の天江衣に誰か一人でも勝てたら、阿知賀の出場に便宜を図るって」

    「……取り敢えず顧問の先生は頭冷やそうか?」

    「まあまあ。今頃職員会議でたっぷり絞られてるし……それより、天江衣だけど?」

    「さあ。私も去年の大会MVP選手ってことくらいしか知らないよ」

    「……気をつけて。天江衣は神代小薪や大星淡、宮永照と並ぶ魔物だから。奈良の決勝卓の比じゃないわよ」

    「……大丈夫。私は負けないよ、絶対に……」

    「咲……」

    「絶対に、負けない……例え相手が誰だろうと……」

    「そっか……私が心配することじゃなかったか……それじゃ、また明日」

    「うん、お休みね……」


    ガチャン


    467 = 1 :

    「……遠征で長野まで、か」

    「お金、足りるかな……」

    (1、2、3……駄目だ。今月だって怪しいのに……)チラッ





    (麻雀で稼いだお金を使えばなんとかなるけど……)

    「このお金を使ったら完全な人でなし、になっちゃうよね……」

    (短期のバイト増やそうかな……)


    コンコン


    (へ、誰だろ?こんな夜遅くに?)

    「……どなたですか?」


    ガチャッ……


    黒服「……お久しぶりです」

    「黒服さん……」

    黒服「チェーンも掛けずドアを開けないで下さい……少しは用心を……」

    「そんな事を言うためにわざわざ?」

    黒服「……話があります。上げて貰えませんか?」

    468 = 1 :



    「ごめんなさい、あまりいい茶葉が無くて……」コトッ

    黒服「……頂きます」ズズッ

    黒服「……はぁ」ホッコリ

    「……黒服さん?」

    黒服「し、失礼!つい――」

    「つい?」

    黒服「――いえ、なんでもありません。それより今日はお願いがあって来ました」

    「……仕事、ですか?私はもう――」

    黒服「いえ、そうではなくて」

    「?」

    黒服「ちょっと組の方でゴタゴタがあって、早急に資金が必要なんです」

    「はい?」

    黒服「単刀直入に言います。宮永さん、あなたが麻雀で稼いだお金を格安で譲って欲しい」

    「へ?あの、それって……」

    黒服「今、お手持ちは?」

    「た、多分3000万くらい……」

    黒服「ではその金を30万で譲って頂きたい」

    「べ、別に構いませんけど……」

    469 = 1 :

    黒服「――契約成立です。では、ここに」スッ

    黒服「3000万は?」

    「そこのカバンですけど……」

    黒服「――確かに。鞄は明日お返しします。では」


    ガチャッ


    「行っちゃった……」

    (なんだったんだろ?)

    黒服「言い忘れていましたが」

    「うひゃぁ!?」

    黒服「そのお金はあなたが麻雀で稼いだお金ではありません。何に使っても問題無いかと」

    「え?」

    黒服「……それだけです。では、改めて」


    バタン


    「……」ポカーン

    「な、なんだったの?」

    (いや、それよりも……)

    「気を使って……くれたのかな?」

    470 = 1 :



    黒服「いつも通りだ。この金は――」

    部下「解ってますよ。宮永さんの口座に入れときゃいいんでしょ……にしてもやり方がめんどくさいですね。部活の小遣いを渡したいならそう言えばいいものを……」

    黒服「……俺達はやくざだぞ。いいからさっさと――」

    部下「へいへい……あ、宮永さんの周辺警護増やしときましょうか?」

    黒服「そうだったな……取り敢えず、10人に増やせ」

    部下「了解……ったく、どこからあの金の情報が漏れたんだか……お陰で宮永さんに特攻する馬鹿が出て来るし……」グイッ

    デブ「ひっ……ひい!?」

    部下「運が無かったな……お前が狙った金の持ち主は、組長のお気に入りなんだよ……」

    デブ「ゆ、許して……」

    部下「死ね」


    …………。
    ……。

    471 = 1 :

    今日はここまで。待ってて下さった方、ありがとうございます。

    472 :

    乙 待ってた!

    473 = 472 :

    乙 待ってた!

    477 :

    乙です。

    取り敢えず、可能ならこの顧問にはキツイ雷を落としてやって下さい。

    478 = 1 :

    いやー!憧vs衣の牌譜がどっかいったー!

    度々で申し訳ありません。もう少し待って……

    479 :

    どんまいw

    480 :

    おぉう...
    どんまいよ

    481 :

    出来たら今日投下します。
    本当はもっと憧の牌は動くはずだったのに……

    483 :

    遅れて申し訳有りませんでした……
    今から投下します

    484 = 1 :

    龍門渕邸


    透華「ハギヨシ。準備の方は?」

    ハギヨシ「抜かりなく」

    透華「そうですの……後は阿知賀の皆さんが到着するのを待つだけですわね」ハァ

    「なんだか浮かない顔だね」

    透華「……これで良かったの、かと」

    「?」

    透華「幾ら衣の遊び相手を集めるとはいえ……相手の弱みにつけ込むような――」

    「……そうでもないかもよ」

    透華「……?」

    「窓を見てみたら」


    ガヤガヤ……


    『それにしても助かったわ』

    『うん……龍門渕さんには感謝しないとね』

    『天江衣……おまけに全国トップクラスの人と打たせて貰えるなんて……』

    『おもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもちおもち』ハアハア

    「ね?透華が罪悪感を感じる必要は無いんだよ」

    485 = 1 :

    透華「一人屋敷に絶対に入れたくない方がいたのですが……まあ、今は一の言葉を信じておきましょう」フフ



    …………。
    ……。

    穏乃「頼もー!」バタン

    「おもちー!」バタン

    透華「よくおいでなさいましたわ……私が龍門渕透華です」

    (あれが龍門渕透華……)

    (そしてあっちのが……)

    「遠路、大儀……」ニヤリ

    穏乃(天江衣……去年のMVP選手……!)

    透華「早速ですが今回の麻雀のルール説明をいたします」

    「ルール?大会準拠じゃないんですか?」

    透華「麻雀のルール自体に手は加えません。これから決めるのは、卓に付く方を決めるためのルールですわ」

    486 = 1 :

    前提、これは阿知賀のメンバーの誰かが天江衣に勝つことを目的とするルールである。よって、以下の方法に従い卓に着くメンバーを決める。

    一 龍門渕からは必ず天江衣が卓に着く。それに対し阿知賀からは誰か一人を選出し(以下、これを代表者と称する)、衣の対面に座らせる。

    二 勝敗は天江衣と代表者の点棒の多寡で決する。

    三 選出された阿知賀の代表者は阿知賀、もしくは龍門渕から他家を選ぶ権利を有する。

    四 代表者によって選出された選手は、阿知賀選手は代表者に肩入れしてよいが、龍門渕選手は常に中立の立場に立たなくてはならない。

    五 代表者になれる権利は一人一回までとする。

    六 ルールとマナーを守って楽しく御無礼しよう。

    487 = 1 :

    透華「以上になりますわ」

    「六は要らないでしょう……」

    透華「時間が惜しいですわ。まず最初はどなたが?」

    「はい!」

    「ほう……最初はお前が遊んでくれるのか?」

    「く、玄ちゃん?大丈夫なの?いきなり出て行って」

    「お任せあれ!」

    透華「解りました。では、松実玄さん……他家に誰を座らせるか、選んで下さいまし」

    「ふふん……私のパートナーは決まっているのです。お姉ちゃんと沢村さんなのです!」

    智紀「……」コクン

    「が、頑張るね……」ガクブル

    (意外だったな……てっきりウチを警戒して両脇を阿知賀で埋めてくると思ったのに……)

    488 = 1 :

    (案外正々堂々が好きな人なのかな?)

    (何故……なにやら勝算でも有するか?)

    「ふふーん」オモチ

    「暖かい牌……」オモチ

    智紀「麻雀とは確率のゲーム」オモチ

    「……」ジロッ

    「……」ツルーン

    「はんっ」蔑み

    「( ^ω^)」
    「立直一発平和海底自模タンヤオ三色ドラドラ赤赤」

    「……点棒、いっぱい取られちゃったよ……」サメザメ

    489 = 1 :

    穏乃(つ、強い……玄さんにあがらせないまま跳ばすなんて……)

    (最終的にドラも捨てさせられて……まさに翼を得た焼き鳥ね)

    「ふん、これで解っただろう。胸囲の差は戦力差には繋がらないと」

    「うう……」

    「でも……なんでこんなに強いのに優勝出来なかったの?」

    透華「う……そ、それは……」

    「衣の奴が本気をだしちまったんだ。そしたら……」



    …………。
    ………。
    ……。

    大会

    「烏有無有に帰せばよい!」ゴォォ


    パリン!

    「へ?」

    「うおー!停電か!?」

    「ワハハ……今のは照明が壊れた音だな」

    「ちゅ、中止だ中止!後半戦は明日の朝に持ち越しです!」

    透華・衣「は!?」

    透華「お待ちなさい!中止など……」

    「注意一秒怪我一生!」

    「トーカー……」

    490 = 1 :

    翌日

    透華「衣!お願いだから起きて下さいまし!」

    「……」ウツラウツラ

    池田「ロン!一発だし!」

    「ん~……眠い……」

    部長「ツモだ。3000・6000」

    透華「約束したじゃありませんの!もう一度全国に行くって……」

    「んー昏鐘鳴の音が聞こえる……」

    透華「衣ー!?」

    「ロン。リーチ一発七対子……ドラ4で親倍」ニヤリ

    「決着!最後の最後で全国のチケットを掴んだのは清澄高校ー!」

    …………。
    ………。
    ……。

    「という訳だ」

    穏乃「う、うわ……」

    「無念だ……」

    「でしょうね……あ、だから今日の勝負か」

    透華「ええ……全国では闘うことは出来ませんが、せめて衣には……」

    「そうだったんですか……」

    「そう言えば阿知賀の嶺上使いはどうしたのだ?」

    491 = 1 :

    「あ、咲なら遅れて来るわよ。どうしても昼のバイトだけは休めないみたいで夜に合流する予定だけど」

    「それは……」

    「報告が遅れてごめんなさい……」

    透華「いえ、それは宜しいのですが……」

    (大丈夫なのかな?夜になればなるほど衣は強くなるのに……)

    「それは楽しみだ……」



    二時間後……


    「また衣の勝ちだ~」

    「…………ムリ」

    穏乃「駄目だ……勝てない……」

    (シズがここまでボコボコにやられるなんて……)

    「さて、今この場に残るはお前だけだが?」

    492 = 1 :

    「……やってやるわよ。私は絶対に咲と全国に行くんだから」

    透華「では、他家を選んで下さいまし」

    「……」

    「新子さん?」

    (どうする……天江衣は強い。出来れば三人で囲んで抑えつけたいけど、それは無理だって宥が証明した……)

    (咲ならどうするかな……咲なら……)ハッ

    「じゃあ、龍門渕さんと井上さんでお願いします」


    透華「なっ……」

    「いいのか?俺と透華はお前の援護なんかしないぜ?」

    「ええ……普段通り打ってくれれば、それで」

    493 = 1 :




    東1 起親、透華


    (なる程、考えたな……衣の打ち方をよく知らない阿知賀のメンバーを入れるよりは……)チャッ

    透華(衣の打ち方を知っている私達に入らせた方が場を荒らされずに済む……)

    智紀(ただし、この作戦は代表者に実力が備わっている場合だけ成立する……)

    憧 配牌



    345899m35p457s白東


    ドラ9m



    (あ、好配牌。いきなり三色ドラドラが見える)

    4順目



    345899m345p457s南 6s



    (三色にならない方のカンチャンが埋まっちゃったか……)

    (ここからどうするんだろ?ドラ頭確定の打8ワンかな?)

    穏乃(負けるな…アコ)

    「……」タン

    穏乃(打4ソウ?南切って粘っても良かったんじゃ……)

    (それ以前に7ソウなら三色の目も残ったのに……)

    494 = 1 :

    (東1で安牌南を切っての全面戦争なんて却下よ。三色が消える入り目ならその時点で三色は完全に拒否……)

    次順

    透華「リーチですわ!」




    223344567p5556s




    (この人……かなり上手い!)ゾクッ

    「……」タン

    打 南

    穏乃(もしあそこで私みたいに南切ってたら、一発目に安牌無しだ……)

    智紀(それどころか三色を引きずってたら3ソウ引きで6ソウを切るしかなかった……)

    「……」チャッ



    3458899m345p567s 3s


    「……」タン

    (4ソウ切りのお陰で透華の当たり牌を切らずに……)

    495 = 1 :

    憧 手牌



    34599m345p33567s



    (再聴牌……)

    透華(くっ……なかなか来ませんわ……)

    「ツモ!」

    透華「っ!?」


    パラッ




    34599m345p33567s 3s



    「1000・2000」

    (今の和了の凄さは多分後ろから見てないと解らない……この子だけ雀力が別格だ)

    「……漸く多少は楽しめそうな相手がきたか」ゴゴゴ…

    「っ!?」

    (き、来た……この圧迫感……!)

    496 = 1 :

    東2 親 衣

    12順目

    憧 手牌



    223344p77899s東白



    (ま、マズい……8順目からこの形で手が動かない……)

    (クソッ……こっちも手が進まない……!頼むから衣にだけは振ってくれるなよ)

    (今のこの状態で二盃口を追うのは危険……生牌の東と白を抱えた以上降りるしかない……)タン

    透華(手出しで9ソウ……降りましたわね)

    (それで正解だ。ここで振り込まれるよりはずっといい……)

    (阿知賀の新子憧……勘がいいな)


    手牌




    123456789m東東白白



    (また当たり牌を殺してる……でも、幾らロン牌を殺しても……)

    「リーチ」

    (ツモ切りリーチ!?張ってたの?)

    (来やがった……)

    「海底一発ツモ。……裏は乗らん。8000オール」

    (何となくは解ってたけど、やっぱりキツイー)

    (普通ならここで戦意を挫かれるんだけど……)

    (目が死んでない。裏ドラが乗ってない以上、完全に衣の流れじゃないと見たか)

    497 = 1 :

    東2 一本場

    ドラ 8p

    8順目

    透華 手牌



    788m12233p34567s



    透華(くっ……一シャンテンから手が進まない上に手がチュンチャンパイでブクブクですわ……!)

    「リーチ」

    透華「!?」ビクッ

    (察するにトーカの手は逃げられる形になっていない。ならリーチで降り打つがいい)

    透華「くっ……」チャッ

    透華(現物の発……一発だけは避けられましたが、次は……)タン

    「……」チャッ

    789m234888p46s南南北

    (聴牌したけど役無しカンチャン待ち……北南で降りかな)

    「……」チラッ

    透華(くっ……)

    「……」タン

    穏乃(打3ピン!?親リーに無筋だぞ!?)

    (どうしてこのタイミングでそんな牌を……)ハッ
    透華「ぽ、ポンですわ!」

    透華(どうせ下がれない手なら前進してやりますわ!)


    透華 手牌



    788m22p34567s
    ポン 333p(憧)



    「……」タン

    透華「それもポン!」

    498 = 1 :

    透華 手牌




    88m34567s
    ポン333p(憧)
    ポン222p(憧)



    (ドラ傍切ったか……多分ドラ頭での聴牌なんだろうけど……)タン


    打 8m


    「「「!?」」」

    (天江衣に無闇にリーチさせないためにも、もう一頑張りして下さい)

    透華「ポン!」


    4567s
    ポン333p(憧)
    ポン222p(憧)
    ポン888m(憧)



    (と、透華の手牌が急激に大きく……)チャッ

    (掴まされた……!)タン

    透華「ろ、ロン!8300!」

    透華(まさか挑戦者に助けられるなんて……)

    憧 22000

    衣 38700

    透華 24300

    純 15000

    499 = 1 :

    東 3 親 憧

    配牌



    134m1257p234s中中北


    (二シャンテン……親だし中ポンで速攻に見えるけど)

    透華「……」タン

    (今度は中を鳴かない?)

    (前に咲が言ってた……ターツがオーバーするときは鳴かない方が良いって)チャッ



    134m1257p234s中中北 ⑤m



    (鳴いたらみすみす赤を流してた……正解ね)

    8順目



    345m12278p345中中 2p



    (やっぱり聴牌出来ないか……)チラッ

    (ちっ……幾ら流れが見えても鳴けなきゃ意味がねえ……)

    純 河




    白3m8s9s北西7p




    (端牌の整理より3ワンの切り出しが先ってことは……1ワンか2ワンが鳴きたいんじゃないの?)タン

    「っ…ポン!」

    (結果的に鳴けはしたが、今のは鳴かされたか……衣のツモを揺らす為に)

    衣 手牌



    123456789m東東発3s





    500 = 1 :

    (純め~!お陰で衣の発がトーカに流されてしまったではないか~!)タン

    透華(ツモが生牌の発……切りにくいとはいえ純の鳴きで衣から流されてきた牌。処理するならこのタイミングしか有りませんわ)タン

    (これで衣の門混は事実上消滅……だけど)

    (うわ~……龍門渕さん、一体どんな腐ったツモで闘ってたのよ……)



    ツモ 発



    穏乃(もし憧が純さんに鳴かせなければ天江さんが聴牌して、その当たり牌を龍門渕さんが掴んでた……)

    (もう天江衣の聴牌が近いのは明白……ツモで親被りするくらいなら)タン

    「……ロンだ。タンヤオドラドラ……3900」

    (的確な差し込み……意地でも衣にはあがらせない気か)

    (面白い……面白いぞ、阿知賀の中堅!)


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