元スレ提督「妹が来るそうだ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
扶桑「避妊はしっかりしてくださいね」
扶桑「私、まだ身重になるつもりはありませんので」
何を言い出すかと思えば――。
随分と強欲なことだと、『彼』は思った。
子どもは欲しくない。でも、男とは交わる。
それはつまり、快楽を得るためだけに股を開くということだ。
――この阿婆擦れめ。
『彼』はそう思いつつも、口角を上げ、歯を見せて嗤った。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1432370126
2 = 1 :
※関連SS
提督「母上がお越しになる?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432207757/
3 :
続編?剃れとも世界観が同じ他所の鎮守府?
4 = 1 :
??「そんなに孕みたくないのなら――」
??「ゴムぐらいは、つけてもらわないとな?」
にやつく男をむっとした顔で見上げ――。
それでも、扶桑は言われた通りに避妊具の封を切り、男の一物に被せた。
いくら表面を取り繕うとも、彼女もまた、待ちきれないのだ。
切なく疼く女陰を広げ、扶桑はちろりと唇を舐めた。
5 = 1 :
扶桑「あっ、ああっ!」
扶桑「私、私、もう……!」
ギシギシと音を立て、ベッドを軋ませる男と女。
生まれたままの姿となり、汗みどろになって局部を打ち合わせる二人は、十数分の結合の末、絶頂の予感に震えていた。
??「くっ……中に出すぞ、扶桑!」
扶桑「ああっ、ああああっ!!」
犬のように這い蹲り、シーツを握り締める扶桑。
彼女の中に、男はたっぷりと――精を、解き放った。
6 = 1 :
扶桑「…………えっ!?」
四肢を硬直させ、快楽の余韻に浸っていた扶桑は――。
すぐにも、己の中に「じわり」と広がる感覚に、顔を青ざめさせた。
扶桑「そんな……っ!? ゴ、ゴムをつけたのに……!?」
信じられない、という顔で振り向いた扶桑は、男のにやけた顔から全てを悟った。
扶桑「避妊には気をつけてくださいと……!」
??「ああ? 気をつけただろうが?」
??「ゴムが破けたんだ。俺のせいじゃねえなあ?」
扶桑「……っ!!」
7 = 1 :
わなわなと身体を震わせた扶桑は――。
すぐにも腰を抜かし、ぺたん、とベッドに座り込む。
すると、彼女のほとからは、どろり、どろりと、餅のように白濁した粘液が垂れ――。
プルルルル
プルルルル
プルルルル
扶桑「……」
??「……」
二人「はあ~っ」ガックリ
8 = 1 :
提督「こんな時に誰だ、一体」
提督「せっかく、『鬼畜孕ませプレイ』を楽しんでいたのに……」
扶桑「余韻が大事なのに……」
扶桑「はあ……不幸だわ」
プルルルル
提督「まあ、直通の電話だ」
提督「出ないわけにはいかないな」ハァ
提督「もしもし?」ガチャ
9 = 1 :
提督「ん? ああ、お前か」
提督「久しぶりだな。元気にしていたか?」
提督「私は変わりない。いつものままさ」ハハハ
提督「……なに? おお、そうか!」
提督「うんうん、待っているぞ!」
提督「ああ、ああ」
提督「ああ。ではな!」カチャン
提督「ふふふ」ニコニコ
扶桑(……誰だったのかしら?)キョトン
10 :
妹ってより義妹だよなぁ
11 :
母上は父選びしたものな。義妹だわ
12 :
なんという特殊なプレイを……
13 = 1 :
扶桑「提督? どうかされましたか?」
扶桑「そのように浮き足立って……」
提督「ん? ああ、それがな」
提督「この泊地に、妹が来るんだよ!」ニコォ
提督「新人研修の一環として、一ヶ月間、私の補佐官を務めるそうだ」ニコニコ
提督「いやあ、こんな偶然もあるものなんだな!」ニコニコ
扶桑「まあ……そうでしたか」
14 :
うれしそう(小波)
15 :
ペロッ これはシスコン!
16 = 1 :
扶桑「……って、妹!?」ビクッ
扶桑「提督の親族の方ですかっ!?」
提督「ん? ああ、そうだ」
提督「6つ離れた妹でな」
提督「会うのはもう、久しぶりで……」
提督「って、あれ? 扶桑?」
提督「慌てて出て行って……何かあったのだろうか?」キョトン
17 = 1 :
~翌日 軍港にて~
提督「さて、連絡によれば、そろそろ船が見えるはずだが……」
提督「……」
提督「ところで、どうしたんだ、お前たち?」
提督「そのようにかしこまって……」
吹雪「い、いえっ」プルプル
睦月「補佐官殿が着任されますのでっ!」プルプル
如月「私たちも、相応の対応を、と」プルプル
提督「???」
18 = 1 :
提督「あっ、見えたぞ!」ニコッ
艦娘「っ!!!!」ビクゥッ!!
長門(つ、つ、遂に来てしまった!)プルプル
陸奥(お義母さまの――娘っ!!)プルプル
時雨(あの人の血を引いているということは……!)ガタガタ
夕立(きっと鬼神みたいな人っぽい~!)ブルブル
ザザザザザザザ……
19 = 1 :
ザザザザザザ……ザァァァ
ガラガラガラ……バン!
カン カン カン カン
スタ
T妹「……」
T妹「お久しぶりです、兄上」
提督「ああ!」
北上(えっ! うそっ!?)
大井(かわいいっ!!!!)
瑞鶴(お人形さんみたい……)
翔鶴(そのくせ、長い黒髪、白い軍服と帽子が凛々しくて――)
20 = 12 :
これが成長するとあれになるのか……
21 :
アームストロング家の妹も華奢な体で
ピアノ持ち上げるしな
22 = 1 :
提督「元気そうだな、妹」
T妹「はい。兄上もお変わりなく」
提督「いやいや、変わったぞ。嫁がたくさんできた」ハッハッハッ
T妹「……そのことですが」
鈴谷「え~っ、うっそ、かわいいじゃ~ん!」ドヤドヤ
三隈「本当に愛くるしいですわね」ドヤドヤ
球磨「緊張して損したクマ!」ドヤドヤ
多摩「ママさんとは似ても似つかぬ可憐さにゃ」ドヤドヤ
T妹「……」
T妹「下がれ、艦娘ども」ギロッ
艦娘「えっ」ビクッ
24 :
間違いなく血筋だ
25 = 12 :
【悲報】成長するまでもなく母親と同じだった
26 = 1 :
T妹「艦娘ごときが馴れ馴れしいぞ」
T妹「軍規を忘れたか? それとも守るつもりがないのか?」
T妹「兄上はどうだったが知らんが、私が来た以上――」
T妹「風紀の乱れは、決して許さん」ギンッ!
比叡(ひ、ひえええ~!?)
霧島(この気迫は、まさに――!)
榛名(お義母さま――!?)
27 = 1 :
天龍「おいおい、新米少尉様が言ってくれるじゃねえか」
提督「っ!?」
天龍「センパイへの遠慮ってやつをどこに落として来たんだ?」ポンポン
天龍「ママのお腹の中か? ……え~?」ギロッ
龍田「ちょっ、天龍ちゃん!?」グイッ
天龍「まあ、いいからオレに任せとけって」ヒソヒソ
天龍「こういう生意気な奴は、最初にガツンと言うに限るんだ」ヒソヒソ
28 :
何故地雷を踏み抜いてしまうのか・・・
29 = 1 :
天龍「オラッ、威勢が良かった割には、ブルって声も出ねえのか!」
天龍「何とか言ったらどうだ! あ~ん?」グイッ
T妹「……」
T妹「……愚かな」
天龍「あ゛あ゛!?」グイッ!
天龍「……って、あっ?」
グルンッ!!
ズドオオオオオオオオオオンッッッッ!!!!!
龍田「天龍ちゃああああん!?」
30 :
デスヨネー
31 = 3 :
知 っ て た
32 = 1 :
金剛「ノォォォォォッ!?」
金剛「テンリューがスケキヨ・オブジェになっちゃったヨー!?」
龍田「天龍ちゃん、天龍ちゃん、しっかり!」グイグイ
天龍「あがががが……!?」ビクビク
長門(コ、コンクリートをぶち抜くほどの投げ技……!)
陸奥(お義母さまだわ! ここにプチお義母さまがいるっ!!)
T妹「……」
T妹「まだ、何か言いたい者はいるか?」
艦娘「いえいえいえいえいえいえいえ!」ブンブンブン!!
33 :
そうか提督は立場が上なのか
多分
34 :
兄は兄でかつ上司だから敬ってるわけだな
35 :
勇次郎の次は勇一郎かよww
36 :
ブラコンとシスコンなら仕方ないな…ってか母親よりは大丈夫と提督が思ってるだけで普通じゃない件、完全に感覚が麻痺してるなww
37 = 1 :
T妹「この際だから言っておくが、」
T妹「貴様ら艦娘を、私は義姉と認めはしない」
T妹「それどころか、兄上を堕落に導く魔女だと思っている」
T妹「兄上は日ノ本を守る稀代の知将ぞ」
T妹「その兄上を誑かすなど、言語道断」
T妹「私の目が黒いうちは――」
T妹「兄上に手は出させぬからな」ギロッ
T妹「そのつもりでおけ」
艦娘「は、はいぃ……!」ブルブル
38 = 1 :
T妹「それでは兄上、行きましょう」
T妹「私の部屋に案内してください」スタスタ
提督「あ、ああ」
提督「お、お前らっ! 『そういうこと』だ!」
提督「喧嘩を売るようなことはせず――」
提督「あと、天龍に修復剤をぶっかけてやってくれ~!」タタタッ
大和「は、はいっ!」
39 :
さすがにこれは酷いなあ
ここからどうなるか
40 :
タイソーなこと言ってる気がするけど
要はブラコンじゃねぇか!!
41 = 34 :
艦娘には手を出させないが、自分は手を出すということだな
42 = 1 :
大和「……」
大淀「これはまた……」
明石「すごいお方が来ましたね……」
武蔵「直接的被害が出ただけ、義母上を上回るというか……」
扶桑「提督は『かわいい妹』とおっしゃってましたが……」
山城「これから先が思いやられそうですね、姉さま……」
天龍「あばばば……!?」ビクビク
龍田「天龍ちゃん! 天龍ちゃぁ~ん!!」
43 = 1 :
~客室~
提督「どうしたんだ?」
提督「駄目じゃないか、いきなり喧嘩しちゃ」
T妹「……」プイッ
提督「黙っていては分からないだろう」
提督「お前は母上と違って、お淑やかな子だと思っていたんだがな」ハァ
T妹「……兄上が悪いのです」ボソッ
提督「ん? 何か言ったか?」
T妹「いいえ」
44 = 1 :
T妹「それはそうと、兄上」
T妹「私は研修のためにここに来ましたが」
T妹「兄上の生活態度を上に報告する役目も仰せつかっています」
提督「え゛? そうなのか?」アセッ
T妹「はい」
T妹「前代未聞の重婚を、上は不安視しています」
T妹「トラック泊地は重要拠点の一つ。浮かれた気分のままでは指揮官は務まりません」
T妹「万が一にも作戦指揮に支障が出るようなら――」
T妹「結婚の取り消しもやむなしだと」
提督「そんなっ!?」
45 = 1 :
T妹「この一ヶ月で結果を出してください」
T妹「乱れた生活を正し、真摯に提督業に向き合い」
T妹「若者の規範となるように、常に心がけて行動してください」
T妹「そうすれば、私は『問題なし』の判を押しましょう」
提督「……なるほど」
提督「分かった!」
46 :
提督もあの母上からの血を受け継いでる訳だし、本気出せば物凄い実力を秘めてる訳だよな?
途中で家出みたいな事をしていなければの話だが
47 :
ばっか本気出してないだけに決まってるだろ
48 :
重婚が前代未聞だと………
49 = 15 :
本気ならこないだ出したじゃないか(前作)
50 = 1 :
提督「私も最近、浮かれているなと思っていたのだ」
提督「いくら新婚とはいえ――快楽に身を委ねてはいけない」
提督「仮にも私はこの泊地を預かる提督なのだ」
提督「身も心も、前以上に引き締めねばな!」キリッ
T妹「兄上」キュン
提督「妹よ、私の行動に目を光らせるがいい」
提督「兄はお前に恥じない男となるぞ!」ドンッ
みんなの評価 : ☆
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