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    元スレ憧「吹き抜ける風」

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    みんなの評価 : ★★
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    351 :

    乙です
    いつも楽しみにしてます

    352 = 1 :

    >>333
    とんでもないミス発見。


    咲 河

    北東8s9m2m中西発1m(リーチ)

    ↓正しくは


    北東8s9m2m中3s発1m(リーチ)


    これで宜しくです。

    353 = 351 :

    おつおつ

    354 :

    おつー
    咲ちゃんかっこいいこれはスカッとするな

    355 :

    面白くて一気読みしちゃったぜ
    続き超期待

    356 :

    朝も早いですが投下します。
    取り敢えず今回の投下で県予選編は終わりです。

    357 = 1 :

    咲が奈良県予選を破壊しつくして、ひとまずこの話は一区切り付くのだけど、流石にそれじゃあ味家がないのでその後の経過を簡単に纏めておく。

    大会が終わった後の閉会式は、はっきり言って葬式状態だった。啜り泣く者、肩を抱き合って慰め合う者、物凄い目つきで私達を睨み付ける者など……親の葬式でももう少しは活気に満ちてるんじゃないだろうか。

    で、その閉会式、壇上に上がったのは阿知賀とAB校だった。得点は晩成もABと同じなのだけど、上家優先で晩成は入賞から漏れた。まさか壇上から二重の意味で泣く晩成レギュラー陣を見るとは思わなかった。

    ところで、この惨状を僅か一時間で作り上げた事の張本人、宮永咲はと言うと……

    「は?帰った?」

    「は、はい……いつの間にか居なくなっていて……多分副将戦が終わった直後に帰ったのかなって……」

    「あ、あの大会MVP選手のトロフィーは……」

    「ごめんなさい!後日取りに行かせますから!」

    358 = 1 :







    これがその時の会場の反応を再現したものである。空白……圧倒的空白で、誰も彼も物も言えず口をポカーンと開けていた。特に、咲と一時間強制的に麻雀を楽しまされた三人は真っ白になっていた。どの位白かったかと言うと、轟盲牌で白ノミをやったとき並に白かった。

    結局女の事も有り、大会が終わった後も打ち上げなんて気分になれず直帰した。で、寝た。以上までが私の知る限りの事の顛末である。

    他にも語るべき事は有るのだけれど、それはまたの機会に譲る。今から話すのは、最後に少しだけ変化した人間関係について。

    359 = 1 :

    翌日

    「……」

    「あ、宮永さん。おはよー」

    「うん。おはよう憧ちゃんは?」

    「風邪だって。それより聞いたよー?なんか昨日凄かったらしいね?大会史上二人目の天才の誕生だってテレビが騒ぎまくってたよ」

    「ふーん。そうなんだ」

    「近い内に学校にまで取材が来るかもよ」

    「じゃあ、暫く学校は休もうかな?」

    「いや来なさいよ!」

    「そこはテストの成績でカバーすれば――」


    「宮永さん……」

    「……ん。ごめん、また後で」

    「はいはーい」



    廊下

    「……宮永さん、麻雀本当に強かったんだ……」

    「少なくともあなたよりは、ね」

    「うん……そうだね」

    「……」

    「その……ごめんなさい!宮永さんから麻雀奪ってしまって……」

    「奪うっていうのは正確じゃないかな。別にあなたの言葉に傷付いて麻雀を辞めるほど、私は繊細じゃないよ」

    「で、でも……私のせいで……」

    360 = 1 :

    「……まあ、確かに沢山傷ついたかな」

    「っ……」

    「傷付いて、すれ違って……そのお陰で本当の言葉が聞けた。私の欲しいモノが見つかった」

    「それって……」

    「恥ずかしいから全部は言わない。でも、私はあなたが思ってるほどには女ちゃんのことは嫌いじゃないよ」

    「つっ!」ジワッ

    「だから……みんなを全国に連れて行ってあげて」

    「……ごめん。それは無理」

    「?」

    「さっき退部届を出してきた」


    「なっ……何考えてるの!?」

    「退部理由は、牌を見たらトラウマで手が震えて牌が持てないって書いといた」

    「全国はどうするつもり?」

    「……私じゃ無理、かな。私じゃあの舞台には立てないよ。宮永さんだって解ってるでしょ?」

    「……」

    「私じゃ役に立てない。私じゃみんなの足を引っ張っちゃう」

    「……」

    「宮永さん……新子さんを宜しくお願いします」タッ

    361 = 1 :

    放課後

    穏乃「え!?女さん麻雀部辞めたの!?」

    「うん……今日、顧問の先生が教えてくれて……」

    穏乃「そっか……まあ、あの人達程じゃないにせよ地獄見たからな……」

    「……」

    『私っ……宮永さんに酷いことをっ……お願いします!責任をっ、責任を取らせてっ』

    「……寂しくなっちゃったね」

    「うん……そうだね」

    穏乃「って言うか今日の部活どうします?憧は風邪で休みだし……」

    「そうだね……三人じゃ普通の麻雀は出来ないし……三麻する?」

    「キタコレ!」

    穏乃「あー。一種消えて一番嬉しいのは玄さんですよね……」

    「手牌がシンプルな形になって動きやすくなるからドラ爆には持ってこいだよ!」フンス

    「じゃあ、マンズ抜いちゃうね」

    穏乃「あーあ。後一人いれば玄さんのドラ爆喰らわずに済んだのに……」

    362 = 1 :

    バタン



    「打てますか?」


    「」

    「……三麻の方がマシかも」

    「穏乃ちゃん。確か、私と打ちたかったよね?」

    穏乃「待って!あれを見せられた後だと流石に決心が鈍って――」

    「麻雀って楽しいよね?」

    穏乃「」

    「」

    「」

    363 = 1 :

    新子家



    「げへへ……咲、いい足してるじゃない……っは!?」ガバッ

    「あ、あれ?なんか外が赤い……」

    「当たり前でしょ。今夕方よ」

    「が、学校は……?」

    「とっくに終わり」

    「な、なんで起こしてくれなかったのよ!」

    「熱が少し有ったからね。でも、もし学校行ってうたた寝したらひどい目に遭ってたと思うけど?」

    「へ?」

    「寝言。ヒドかったわよ。咲ー今日はお医者さんごっこしよとか、痴漢プレイだとか、挙げ句の果てには『私、実は貧乳派なんだ』とか――」

    「なに恥ずかしい寝言暴露してるのよ!?っあーもう!ちょっと学校行ってくる!」

    (多分言うならこの機会しかない。これを逃したらまた……)

    「もう完全下校時間まであんまりないわよ!」

    「ちょっと告白してくるだけだからすぐ済む!」

    「待ちなさいってば!憧、まだ風邪治ってないんだから――」

    「もう手遅れになって後悔するのは嫌なのよ!」

    364 = 1 :

    学校 廊下

    穏乃「」

    「」

    「」レイプメ

    「ごめん、ちょっと跨ぐわよ!」



    ガラッ


    「咲!まだ居る!?」

    咲は居た。あの日、初めて咲と出会ったみたく、窓辺で本を読む咲。風が吹いた。少し冷たい。何もかもが、あの日と同じだった。

    「うん、私はここにいるよ」

    ただ少し違うのは、これが初対面ではないということ。あの日から何度も傷付いてすれ違って、それで漸く心からの願い事に気付いたということ。

    「昨日はありがとう……来てくれるって、信じてた」

    「ううん……私がもう少し早く自分のことに気づけば良かった。そうすれば、憧ちゃんは大切な友達をなくさなくて済んだのに……」

    「でも、咲のお陰で一番大切な物までは失わずに済んだ」

    それは私の今居る場所で、咲の居る阿知賀女子麻雀部という一番大切な居場所で……

    「咲……」

    365 = 1 :

    足を一歩踏み出す。また風が私の横を吹き抜けていった。

    「私は咲が欲しい……」

    あの日、私はその風を掴む事が出来なかった。何度も失敗して、失敗して……だから、今度は二度と離さないように咲の体を抱きしめる。

    「うん…」

    「咲の全てが欲しい」

    「うんっ」

    強く、力の限り強く、細くて柔らかい体を抱きしめる。

    「咲が好きなの」

    「うんっ」

    「……私と、付き合って下さい」

    漸く見つけた……私の欲しいもの……





    「はい、喜んで」




    366 = 1 :

    とりあえずこれで一区切りです。全国編も現在書き溜を作っている途中です。本当はイチャコラ:麻雀=8:2くらいの比率でやりたかったのですが……

    全国編では糖分を多めにする予定です。では、毎度の事ながら支援して下さっている方、ありがとうございます。

    368 :

    取り敢えず全部読んだけど、咲の強さがいまいち解らないんだけど。
    原作よりもご都合主義的な鬼ヅモと運で勝っているようなイメージがある。

    369 :

    乙です
    それではだめなのか

    370 :

    麻雀描写書くと>>368みたいにイチャモンつけてくる輩が出てくるから
    イチャイチャメインで良いよ

    371 :

    おつ!
    >>364で不憫な穏宥玄に悪笑ってしまったww

    372 :

    おつおつー
    砂糖吐かせてみろよオルァ

    373 :

    これは他の代表校の様子を見て見たいなw

    374 :

    あらたそとレジェンドは出番あるでしょうか?

    375 = 1 :

    区切りがついたので返事をば。

    >>368
    このスレの咲の麻雀は「むこうぶち」の傀に出来るだけ似せるように作ってあるので、専ら流れ中心の麻雀となっております(多分、純君とキャップを足して2でかけたような感じですか)。こちらの文書力の無さと相まって、多分むこうぶちを知ってないと「は?」となる恐れがありまして……


    >>370
    イチャイチャも麻雀も頑張ります。

    >>371
    夕暮れ時の校舎で放置されてる時点でどうかと思うの。

    >>372
    よろしい、ならば戦争だ。糖尿病にしてやんよ。

    >>373
    その当たりも書く予定です。

    >>374
    出来れば出したいな……下手したら憧咲で終わる可能性からはそっと目を逸らしつつ。

    376 :

    乙乙
    1が書きたいように書いていいのよ?
    ただちょっと糖分摂取が必要なのよ

    377 :

    憧咲のイチャラブ楽しみにしてる

    378 :

    >>53の一本場で19500ってどういうことですか?

    379 :

    細けぇこたぁ気にすんなし!

    380 :

    >>378
    高レートの卓だと、一本1500点というのもあるらしいですよ。

    381 :

    ほえー...
    初めて知った

    382 :

    >>380
    2本場って書いてあって1本場の点数で上がって3本場が始まったことじゃないかな(適当)

    383 :

    闘牌シーンは何かの丸コピペ?

    384 = 1 :

    >>382

    むこうぶちという作品がありまして……取りあえず一巻を読んでみて下さい。実際に一本1500点で動いてるシーンがあります。

    >>383

    麻雀シーン(戦術とか)はむこうぶちを参考に作ってありますが、手牌とか河、実際の牌の動きとかは完全オリジナルですよ。

    385 = 382 :

    >>384
    >>382に関しては>>53を見てくださいな

    386 = 1 :

    >>385
    とんだ御無礼をいたしました!正しくは一本場です。

    387 :

    そんなことより憧咲のイチャラブはよ

    388 = 1 :

    7時くらいに投下します。取りあえずR-18には至らないR-18で書いてみましたが、甘さが足りなかったら言って下さい。

    389 = 381 :

    よろしい、待っていよう

    390 = 1 :

    投下しまーす。
    場面は、県大会時点から少しだけ時間が経ったものと見て下さい。

    391 = 1 :

    県大会が終わり、身の回りの事が少しずつ変化し始めた。麻雀部のこと、期末テストのこと、あと私と咲の関係など。


    【次はあなたが幸せになる番】


    包丁がまな板をたたく音で目が覚めた。目を開けるとそこには、可愛いらしいエプロンを付けた咲がいた。

    「あ、起こしちゃった?」

    チラッと振り返りながら、優しく笑う咲。

    「んー……おはようのキスは?」

    「無いから。今里芋煮てるから手が離せないし」

    「ガード堅いなあ……」

    「緩いよりはいいでしょ?」

    確かに誰でも彼でもにガードが緩いよりはいい。でも……

    「と言いつつ後ろがガラ空きなんだけど」ギュッ

    「ん……」

    料理で手が放せない咲を後ろから抱きすくめる。

    「ま、待って……」

    「いいじゃない、恋仲なんだから」

    「もう……」

    392 = 1 :

    顔を真っ白なうなじに寄せる。髪が少しだけ頬に当たってくすぐったかった。仕返しに咲の服に手を突っ込む。

    「ん……ちょっと、どこ触ってるの?」

    「咲の胸だけど?」

    「くすぐったいんだけど?」

    冷静そうに話しているが、さっきから体が小刻みに震えて余裕が無いのが丸分かりだ。更に咲の弱そうな所を揉んでみる。

    「咲って、かなり敏感よね」

    「ふぁっ……!ま、待って……」

    「ああ、ごめんごめん。キスが先だったか。前戯は大切よね」

    「そうじゃなくて!朝いきなりこういうことは、その……」

    「照れる咲も可愛いわね」ハムッ

    「ひゃうっ!?首は止めて……」

    「ん~?」ハムハム

    「あ、後でならやっていいから今は……」

    「え、なんだって?」

    「今の絶対聞こえてたよね!?ねえ!?」

    「聞こえない聞こえない」チュッ

    「ひゃあっ……わ、解ったから。キス、だけだよ?」

    「うんうん!」

    火を止めて私に向かい会う咲。涙目になった咲が私の口を見る。

    「い、行くよ……」

    「バッチ来い」

    そして、薄い桃色の唇がゆっくり近付いてきた。

    393 = 1 :

    「咲……」

    「ん……」

    真っ赤になりながら目を閉じる咲。真っ白な肌が、今は熟れていた。

    (いいわー照れた咲を見ながらのキスって……しまった!咲に見とれて味を堪能出来なかった!)

    「ふぅ……これで満足してくれた?」

    「咲が可愛い過ぎて満足出来なかった。もう一回」ガバッ

    「え?ひゃあっ」

    その場に咲を押し倒してもう一度咲を食べる。

    「んー」チュー

    「っ……!」

    (舌……入ってくるっ)ゾクッ

    (このままかき混ぜてみようかな?)

    「んー!?」

    「――ぷはっ」

    「よし、取りあえずこれで我慢しておくかな。おーい、起きろ、咲」

    「うぅ……朝からこんな……」マッカ

    「早く起きないと第二ラウンド――」

    「よし腕にりをかけて朝ご飯作るから待っててね大丈夫そんなに時間かからないから!」アセアセ

    「ちぇっ」

    394 = 1 :

    仕方ないので私もパジャマから着替える。

    「着替えたらお皿出すの手伝ってくれる?ちょっと手が離せなくて」

    「ん。解った」

    言うとおりにお皿を出していく。



    私が今居るのは咲が住んでいる六畳間の小さなアパートで、最近は良く咲の部屋に遊びに来るから何も不思議なことはない。では、なぜ私が咲のアパートで一晩過ごしたかというと……咲とゴールインしたからである。以上。


    395 = 1 :

    「咲ー朝ご飯はなに?」

    「んー?ご飯とお味噌汁と……それから煮物だけど」

    「やった!咲の煮物美味しいのよね!」

    咲の作る煮物は格が違う……なんというか、口の中で溶けるのだ。里芋の独等の甘さと煮汁の旨味が口の中に入れた瞬間に弾ける。お陰でご飯が進んで進んで……体重計に写された自分が直視出来なくなる。


    「これはまた運動が必要ね……」ボソッ

    ふと視線を横にやる。咲の部屋の本棚は色々なジャンルの本で溢れていた。

    「咲ってやっぱり文学少女なんだ」

    「人より少し本を読むだけだよ。この部屋、テレビもパソコンもないし」

    「だとしてもよ。体動かさないと運動不足になるわよ」

    「……」

    「何よ、そのじとっとした目は?」

    「そのわざとらしい話題の振り方は何かなって思って」

    (ちぃっ!悟られたか!?)

    「や、やーね。さっきアレだけキスしたじゃない邪な思いなんて無いわよっ」

    「ふーん……」

    漸く里芋が煮上がったのかコンロの火を止めてこちらにやってくる咲。因みに今居るのは布団の上だったりする。ここ重要。

    「憧ちゃん、私の目を見てはっきり「いいえ」って言ってみて」

    「い、い……」

    (近い近い!咲の顔が目と鼻の先に!)

    「い?」

    「い、いただきます!」ガシッ

    「へっ?ま、待っ――ひゃぁぁああっ!?」

    我慢できませんでした。あと、朝ご飯最高でした。

    396 = 1 :

    「って言うことが昨日有って……あれ?どうしたの、シズ?」

    穏乃「こ、コーヒーを……とびっきり苦い奴を……」オエッ

    「あ、それとさ、咲って完全に受けなのよね。後ろから近付いて胸を揉んだら「ひゃうっ!?」て声出して、後は押し倒してしまえば――」

    穏乃「宥さーん!コーヒーを、コーヒーを!」

    「冷えピタ、冷えピタシートを……」

    穏乃「宥さん!?」


    「大袈裟ね……。昨日見た夢の話してただけなのに」

    穏乃「な、なんだ夢か……」

    「当たり前でしょ。実際はもっと過激なんだから」

    穏乃「上方修正かよ!?」ドンビキ

    「仕方ないな……じゃあ少しだけ教えてあげるわよ」

    穏乃「いや望んでないから」

    「シズは本当にいやらしいわね」

    穏乃「殴っていい?」

    「昨日は一緒にお風呂に入ったんだけど――」


    ガラッ


    「お願い!それ以上部室に入りたくなくなるような話を続けないで!」

    穏乃「み、宮永さん……コーヒー、コーヒーを」

    「そう言うと思って買ってきたよ。はい」

    穏乃「あ、ありがとうございます!」ゴクゴク

    「糖分90%だけど」

    穏乃「!?」ブバッ

    397 = 1 :

    穏乃「」ピクピク

    「ひ、酷い……なんてことを……」

    「はい、宥さーん。あったかカイロですよー。24時間保温のカイロですよ……」ニジリ

    「い、いや……来ないで!」

    「これでさっきの会話は全部忘れちゃいましょうね?」ピタッ

    「いやー!」アッタカーイ

    「……」パタン

    「ふう……これでなんとか」

    「それで咲ってば、体をぴったりくっつけたら真っ赤になって」

    「貧乳を……小さき胸にたゆみ無き愛を……」

    「」チーン

    398 = 1 :

    30分後


    穏乃「う……まだ口の中が甘い」タン

    「……恥ずかしいよ……」スッ

    「まだまだね。この程度だ恥ずかしがってるようじゃ」タン

    「この程度!?」

    「取り敢えず最終的には人前でキスができる程度には――」

    「末永く爆発しやがれだよー」

    「流石に暑すぎる……」チャッ

    (張った……)



    44567m4⑤7p56s中中中 4s



    (一手変わりで満貫がある。けど……)

    穏乃 河



    9s北東4m(1p)(4p)東3p西4s







    北西8m9m7s北9s7m8m東南







    9m北西2m1m7s9s3p東9s

    咲・鳴き
    チー123p
    チー456p




    (多分、穏乃ちゃんは聴牌してる。10順目まで三枚切れの西を持ってたっていうことは、安牌の西を切って手広く構えた……怪しいのは、西切り直後の手出しの4s、その裏筋、3-6sか2-5s……ドラの8sが見えていない以上、ドラアンコの好形かも……)

    399 = 1 :

    「宥姉、早くー」

    「ご、ごめんね……」

    (憧ちゃんと咲はピンズの染め手っぽい……けど咲ちゃんの手の方が早そう。勿体ないけど4ワンを落としていこう……咲ちゃんと穏乃ちゃんにも筋だし)タン

    穏乃「なかなか重たいな……」チャッ

    穏乃 手牌


    22678m222p34888s


    穏乃(まずったな……待ちがモロドラ筋だからリーチしたら出和了は期待出来ないんだよな……)タン

    「……」スッ


    「……」タン



    3m



    (憧ちゃんもマンズで降りた……これで咲ちゃんの混一と穏乃ちゃんのタンヤオ勝負……)チャッ

    (あれ……?この手から3ワン切り?)

    (ん……現物だ)タン

    「……」チャッ

    「リーチ」

    (リーチ!?しかもそれは穏乃ちゃんに対して超危険牌!降りてなかったの!?)チャッ

    400 = 1 :

    ツモ 2ソウ



    (困ったよ……今度は4ワンも切れない。手の中のマンズはさっきの憧ちゃんの3ワンに厳しい……ピンズは咲ちゃんに、ソウズは穏乃ちゃんに……合わせる牌が……中を切っていくしかない……)タン

    「ロン。混一小三元」パタン

    中白白白発発発
    チー123p
    チー456p

    「ラストですね」

    「あうっ……隠しドラアンコより酷い」

    穏乃「がー!せっかくの勝負手が!」パタリ

    「あ、やっぱりソウズは当たりなんだね。止めて良かった……」パタン

    「この形からだと中で振っても仕方ないよ」


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