元スレ京太郎「俺が三年生?」咲「私だって幼馴染だもん……一応」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
401 = 1 :
優希「目標補足! 咲ちゃん、行くじぇ」
咲「い、いいのかな、こんなことして」
優希「のどちゃんが口を割らない以上他に方法はないっ」
咲「えぇ」
優希「お、目標の家から誰か出てきたじぇ」
咲「あれってお父さん、なのかな」
優希「あの厳つい顔に渋い声……きっと強キャラだじぇ」
咲「強キャラって……」
京太郎「お、いたいた」
402 = 1 :
咲「先輩!?」ビクッ
京太郎「お前らも家庭訪問か?」
優希「うんにゃ、ストーキング中だじぇ」
咲「普通にストーキングって言っちゃった!」
京太郎「まぁ、するよな。心配だしな」ウンウン
優希「先輩はわかってくれると思ってたじぇ」
咲「えぇ……」
和『――っ!』
『――』
京太郎「言い合いしてるな……」
優希「のどちゃんがヒートアップしてるじぇ」
咲「なんて言ってるのかはよく聞こえないけど」
403 = 1 :
和「――もういいですっ」
「和、待ちなさい!」
優希「……走っていっちゃったじぇ」
咲「原村さん、泣いてた」
京太郎「やっぱり家族間のトラブルか……」
咲「家族……」
優希「追うじぇっ」ダッ
咲「私は……」
京太郎「お前も行ってやれ。友達なんだろ?」
咲「……先輩は?」
京太郎「俺はこっち。向こうからしたら全然ガキだけど、一応年長者だからな」
咲「お願いします……家族がわかりあえないなんて悲しいですから」ペコッ
京太郎「咲……おう、任しとけ」
404 = 1 :
和「どうして、なんでわかってくれないんですか……」
和「私は、もっと麻雀がしたい……みんなと一緒にいたいだけなのに」
和「また友達と離れ離れになるなんて……!」
優希「のどちゃん……」
和「ゆーき……どうして」
優希「そんなこと、私が許さないんだじぇ」
和「……聞いてたんですね」
優希「戻るじぇ。そんでもってあのわからず屋をひっぱたいてやる!」
和「やめてください!」
優希「どうして!」
和「いいんです、私がもっともっと頑張ればきっとお父様だって……」
優希「のどちゃん!」
咲「二人共、多分もう大丈夫」
優希「咲ちゃん?」
和「それは一体……」
咲「だって、あの人がいるから」
405 = 1 :
「和……一体どうしてしまったんだ」
京太郎「失礼、ちょっといいですか?」
「君は……どちらさまかな?」
京太郎「清澄高校麻雀部の副部長、三年生の須賀京太郎です」
「なるほど、和の先輩というわけか。君のような男が近くにいるのか……」ジロッ
京太郎「あー……これ、自毛です。父親の方の遺伝で」
「そうか……不躾な目で見てしまってすまない。和の父の原村恵だ」
京太郎「いえ、そう言って信じてもらえるだけでありがたいですよ」
恵「それで、私に一体何の用だ?」
京太郎「わかっているでしょ、和さんのことですよ」
恵「……君には関係のないことだ」
京太郎「部員のケアも俺の役目ですから」
恵「それなら尚更だ。和は東京の進学校へと転校させる」
京太郎「……なるほど、そういうことか」ボソッ
恵「だから君には――」
406 = 1 :
京太郎「ふざっけんじゃねえ、この野郎っ!!」
恵「――っ」
京太郎「――って、言いそうなところですよね」
恵「……君は私をからかっているのか?」
京太郎「いやいや、俺は原村さんの言いたいことはよくわかります」
恵「ほう?」
京太郎「要するに、和さんの将来を心配してるんですよね」
恵「……」
京太郎「たしかに、麻雀を続けていく将来に不安を覚えてもしょうがない。親なら当然だ」
恵「わかっているのなら口を出さないでもらいたいな」
京太郎「でも、俺は和さんの気持ちもわかる」
恵「結局、君は何が言いたい」
京太郎「どっちも自分の主張を通そうとするだけじゃ、話は進まない」
407 = 1 :
京太郎「だから、妥協案を用意しようかなって」
恵「妥協案だと?」
京太郎「うちの部が全国優勝したら、和さんの転校の話は白紙にしてください」
恵「……なるほど、たしかにいい落としどころだ」
京太郎「全国優勝してしまえるほど強ければ、続けることに異論はない。そうですよね?」
恵「だが、これは私たち家族の問題だ。私の考えだけで君の提案をのむわけにはいかないな」
京太郎「それだったら多分大丈夫ですよ……ほら」
和「……」
恵「和……」
京太郎「それじゃ、俺は帰ります」
和「先輩……」
京太郎「どこから聞いてたかはわからないけど、俺はここまでだ」
和「ありがとう、ございます」
京太郎「気にすんな。いつも通り好き勝手やってただけだから」ポン
京太郎「じゃ、頑張れよ」
408 = 1 :
恵「……今回は私も急ぎすぎた」
和「私も、自分のことばかりで……」
恵「夏までだ。それまでに私が納得する結果を出せ」
和「はい」
恵「……頑張りなさい」
和「……はいっ」
恵「ところで、須賀京太郎くんといったか」
和「先輩が、なにか?」
恵「いい先輩を持ったな」
和「……私も惚れ直しました」ボソッ
恵「ん? 今なんと……」
和「な、なんでもありませんっ」タタッ
恵「の、和っ、待ちなさい!」
『三年、初夏、最後の県予選』
409 = 1 :
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
夏、初めての執事(アルバイト)
夏、衣の麻雀講座
今宵、月が満ちるとも
夏休み、遠征初日
夏休み、松実姉妹
夏休み、遠征二日目――鹿児島
夏休み、眠り姫
夏休み、遠征三日目――大阪
夏休み、目覚めぬ未来
夏休み、遠征四日目――岩手
夏休み、八尺(実際には六尺五寸)
夏休み、遠征最終日――東京
夏休み、グランドマスター
夏の始まり
エピローグ
その後の美穂子
秋、バイト執事再び
秋、衣の誕生日(略してころたん)
秋、膝枕の日
秋、祭りの後で
秋、恋敵?
冬、雪の降り始め
冬、年の初めに
冬、画面の向こう側
冬、節分の前の日
冬、アラフォー(予備軍)
三月八日、一年後の誕生日
三月十五日、好みのタイプは?
三月十六日、初めてのお出かけ
三月、おもちと温泉と
三月、温泉のあとのマッサージ(意味深)
・二年
部活動紹介、まこ入部
春、学食にて
美穂子との再会
初夏、ストーカー?
初夏、池田の逆襲
初夏、タイムリミット
初夏、県予選開始
初夏、団体戦決着
初夏、縺れた糸
初夏、まこの苦労日記
初夏、ライバル
夏、全国へ
夏、ワールウィンド
・三年
優希との出会い
春、和の初恋?
春、インハイチャンプ
初夏、最後の一人
初夏、不和
和の悩み
咲との微妙な関係
優希の好物
初夏、合宿
初夏、家庭訪問@原村家
・EX
小学五年、幼馴染
中学二年、三月、照との別れ
410 = 1 :
『三年、秋、天照大神』の解放条件を一部満たしています
三年編のインターハイを終わらせることで完全に解放されます
現在選択可能エピソード
1・二年、夏、奈良の王者
2・三年、初夏、最後の県予選
>>+2
412 :
2
414 = 1 :
2で了解
ちなみに京太郎には長野のメイン四校の中にあと一人、高校より前の知り合いがいます
それではおやすみなさい
416 :
おつー
もう一人知り合いか。
かおりん先輩かな?
417 :
乙
誰だろ
418 :
乙
のどっちのヒロイン力の高さよ
後の一人はここまで誰も出てない鶴賀の誰かかな?
419 :
あーこれはあれっスねやっぱり桃子さんとかいうステルス美少女しかいないっス
420 :
乙
遂にやえさんとエンカウントするんですね、やったー
鶴賀の知り合いか…
本命…かおりん
対抗…モモ
大穴…ムッキー
かな?
421 :
娘がピンクで全国には銀とか青とかいるのになぜ金髪は不良と見られるのか…
のどかわいい!既に惚れてたんやな
422 :
おつおつー!
これで惚れるなってほうが無理よの
424 :
乙です
のどっちもよかったけど不意打ちうけたタコスも可愛かったな
後の1人はモモだといいなあ
425 :
のどっちとクロチャーのヒロイン力の高さ…
中の人的にも絡みあるしいいね!
この京太郎イケメンすぎるだろ…。
俺が女だったら10秒で落ちてる
426 :
ここでダークホース的存在の哩ちゃん
427 :
はやりんが京太郎に惚れてたり一ちゃんと双子の兄妹だったり久が年上の幼馴染だったり
塞が小学校時代のクラスメートだったり和は部下だったり夫婦だったり勇者と魔王だったり幼馴染だったり
和父に崇められたりすばらに仕えられてたりのよりんの英雄だったり結婚したり
咲とはやっぱり幼馴染だったり優希が部下だったり霞さんが部下だったり上司だったり
姫様と恋人同士だったり許嫁だったり憧がメイドだったりハギヨシと親友だったり
キャップの主だったり透華に惚れていたり淡の弟だったり踏まれてたりまこの生徒だったり
豊音とシロと中二病的な三角関係だったり衣が妹だったり穏乃に惚れてたり
軽く調べるだけでこんな時間です
ちょっと遅いけど少しだけやります
428 :
勇者と魔王だったりするよな
429 = 1 :
・三年、初夏、最後の県予選
京太郎「よし、みんな準備オーケーだな?」
まこ「忘れもんはないかー」
優希「タコスは完備してるじぇ」
和「問題ありません」
咲「お財布は……あった」ホッ
京太郎「概ねバッチシだな……咲はまこっちゃんと持ち物の確認すること」
咲「だ、大丈夫だもん」
まこ「はいはい、こっちじゃこっち」
咲「だからっ」ズルズル
430 = 428 :
咲かわいい
431 = 1 :
京太郎「あっちは任せるとして、俺はそろそろ久ちゃん呼んでくるよ」
和「……咲って呼んでましたね」
優希「幼馴染だって聞いたじぇ」
和「幼馴染……」
優希「ちなみに部長も幼馴染だとか」
和「……ちょっと、羨ましいですね」
優希「大丈夫、のどちゃんにはあの二人にないものがある!」
和「……」サッ
優希「なぜ胸を隠すのか」
和「このあとの展開が見えたので」
優希「さー、タコスを食べてリフレッシュだじぇい」
和「誤魔化せてないですからね、全然」
432 = 1 :
久「……」
京太郎「日向ぼっこか?」
久「一緒にどう?」
京太郎「それもいいけど、そろそろ出発だろ」
久「残念ね」
京太郎「ようやっとだな」
久「泣いても笑ってもこれで最後なのよね……」
京太郎「団体戦は最初で最後だな」
久「そうね……でも、不思議と不安はないの」
京太郎「去年とは大違いだな……荒川と打ったあとはやばかったのにな」
久「あーあー、聞きたくなーい」ブンブン
京太郎「はは、心強いチームメイトがいるから今年は大丈夫ってか?」
久「そうね……」
433 = 1 :
久「……ねぇ、あの時にもし――」
京太郎「ストップ。そんなの今更だろ」
久「なによ、人のこと振っておいて」
京太郎「明らか正気じゃなかったしな」
久「じゃあ今だったら?」
京太郎「どうだろうな……てか、する気もないだろ」
久「さぁ、どうでしょうね」
京太郎「じゃあ行くぞ、みんな待ってる」
久「ねぇ、手」
京太郎「ん、外に出るまでな」スッ
久「はーい」ギュッ
434 = 1 :
優希「着いたじぇー!」
京太郎「はしゃいでんなー」
和「さすがに人が多いですね」
まこ「迷子にならんようになー」
優希「もちろんだじぇ」
和「そんな子供じゃありません」
久「それで、宮永さんは?」
まこ「……おらんようじゃの」
優希「きっと隠れ身の術だじぇ」
和「そんなわけないでしょう」
京太郎「あちゃー、こりゃトイレ行って迷子パターンだな」
久「任せていい?」
京太郎「まぁ、慣れてるからな」
久「慣れてる、ね」
京太郎「じゃ、サクッと見つけてくるよ」
435 = 1 :
優希「先輩も忙しい人だじぇ」
まこ「そう思うんじゃったらあまりタコスをせびらんように」
優希「これでも我慢してるじぇ」
まこ「あれでかっ」
和「本当に優希は……それにしても、騒がしくなってきましたね」
久「優勝候補が来たからね……ほら」
一「うわぁ……カメラ一杯」
純「普段あんな格好してるのに、随分及び腰だな」
透華「そうですわ! 目立ってなんぼですわっ!!」
一「えぇ……無茶言わないでよ」
透華「ほら、カメラに向かってピース!」
智紀「バッチリ録画してる」
一「なんで智紀がカメラ構えてるのさ……」
436 = 1 :
久「去年、強豪の風越を破って全国に進んだ龍門渕高校よ」
優希「ほへぇ、でも咲ちゃんクラスはいなさそうだじぇ」
久「……それだったら去年も風越が全国進出してたわよ」ボソッ
まこ「お、その風越も来たようじゃな」
華菜「キャプテン、今年こそは優勝ですよ!」
美穂子「ええ、頑張りましょう」
華菜「おー! ほら、みはるんも」
「恥ずかしいからやめてよ……」
「き、緊張します……」
「ドンと構えていれば大丈夫」
和「あれが……風越の福路美穂子」
優希「知ってるのか、のどちゃん」
和「前に読んだ雑誌に載っていたので」
久「ちょっと話してくるわね」
437 = 1 :
久「美穂子ー」
優希「二人は知り合いだったり?」
まこ「親友といっても差支えはないじゃろうな」
和「去年は二人共個人戦で全国進出したみたいですね」
まこ「まぁ、ライバルでもあるわな……いろんな意味で」
美穂子「久! あなたも団体戦に?」
久「そうそう、ようやくなのよ」
美穂子「なら、今年は去年以上に厳しい戦いになるわ」
久「すっごい一年生が入ったんだから」
美穂子「そう……でも、負けないわ」
久「こっちもね」
美穂子「それで……あなたがいるということは、京太郎さんも?」
久「今は迷子を探してる途中よ」
美穂子「残念ね……」
438 = 1 :
優希「ライバルって……そっちも?」
まこ「いろんな意味でと言ったじゃろが」
和「……あの人も」
透華「失礼」
美穂子「あなたは……」
透華「去年はお世話になりましたわ」
美穂子「はい、こちらこそ」
透華「今すぐ去年の雪辱をと言いたいところですが、それは後のお楽しみにとっておくとして……そこのあなた!」
久「私?」
透華「ふーむ、あなたが……」マジマジ
久「ちょっ、なによ」
透華「自己紹介をと思いまして……私が須賀京太郎の主である龍門渕透華ですわ!」
美穂子「えっ」
久「はぁ!?」
439 :
ああ、雇用主ですもんね
440 :
爆弾発言杉ワロタ
441 :
寝落ちかな?
乙
442 :
地雷処理班早くしないと
443 :
今あらためて1から読んでるんだけど、1年時の遠征で京太郎が周囲に与えた影響で、大会の結果に影響出たりするのかな。
例えば灼が原作より早くブランク埋めたりしたこととか
444 = 1 :
寝落ちしてました
もう遅いので続きはまた今度
445 = 440 :
乙でーす。次回楽しみに待ってます
446 :
おつー
あまり無理せんといてねー
447 :
おつですー
みんなの評価 : ★★★
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