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    元スレ京太郎「俺が三年生?」咲「私だって幼馴染だもん……一応」

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    みんなの評価 : ★★★
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    901 = 1 :



    小蒔「どうして、私じゃないんですか……?」


    京太郎「おい、起きてるなら――」


    小蒔「――っ!」ゴッ


    京太郎「がっ」ズシャ

    「ダメ、届かないわ……今のは小蒔ちゃんの心が流れ出しただけ」

    「下手に刺激したらどうなるか……」


    小蒔「あの時、桜の木から落ちた私を受け止めてくれたのに」

    小蒔「あの時、食べかけのお饅頭で間接キスをしたのに」

    小蒔「あの時、手をつないで参拝したのに」

    小蒔「あの時、お姫様抱っこしてくれたのに」

    小蒔「あの時、名前で呼んでくれたのに」


    小蒔「どうして……どうしてどうしてどうしてっ!!」ゴッ

    902 = 1 :



    京太郎「……なぁ、あれも全部本心ってことだよな」

    「ええ、心の闇を刺激して力を増幅させようとしているのね……」

    京太郎「そうか、わかった」ヨロッ

    「なにを、するつもりですか?」

    京太郎「目を覚まさせる」


    京太郎「全部とは言わないけど、責任は俺にある」

    京太郎「気持ちにはなんとなく気づいてたんだ」

    京太郎「そんで認識のズレがあることにも気づいてた」

    京太郎「でも、言えなかった。なんつーか、純真すぎてさ」

    京太郎「言ったら悲しそうな顔するんじゃないかって思っちゃったんだ」

    京太郎「そんなの言い訳にもならないけどさ」

    903 = 1 :



    「そう……でも、あなたが傷つくときっと小蒔ちゃんが悲しむわ」

    京太郎「でもこのままじゃ永遠に帰ってこなくなる……そうじゃないのか?」

    「……」

    「……」

    京太郎「そんな顔すんな。なんとかしてやるさ」

    「あなたに、九面の神の加護を」

    「ごめんなさい……」


    京太郎「さて、どうする?」


    小蒔「どうしてどうしてどうして……!」


    京太郎(はちきれそうなぐらい、向こうの力が高まってるのがわかる)

    京太郎(さっきの対局の影響か?)

    904 = 1 :



    小蒔「なんでなんでなんで……!」


    京太郎(強い揺さぶりってどうすりゃいいんだよ)

    京太郎(具体的な手段はさっぱりだ)


    小蒔「京太郎様京太郎様京太郎様……」ポロッ


    京太郎(……泣いてる、のか?)

    京太郎(参ったな……)


    京太郎「是非もない、か」

    京太郎「待ってろ、今行く」


    小蒔「いや、いやいやいやっ!」ゴッ


    京太郎「うぐっ」

    905 = 1 :



    小蒔「見ないで、見ないで……」ポロポロ

    京太郎「ったく、実は起きてんじゃないだろうな」

    小蒔「こんな私、見ないで……」

    京太郎「ま、スイカには塩振った方が甘さが引き立つ……そんなもんだろ」

    小蒔「いやぁ……」

    京太郎「夢よりも現実がいい……だから俺を呼んだんだろ?」


    京太郎(眠り姫……スリーピングビューティだっけか?)

    京太郎(白雪姫でも……方法は一緒だな)


    『あ、でもこれっていわゆる関節キスなんでしょうか?』

    『すみません、そういうのは好きな人にだけしなさいってお母様が……』


    京太郎(間接キスは好きな人と……)

    京太郎(ならさ――)


    小蒔「――んむっ」


    京太郎「これは、どうなんだよ」

    906 = 1 :



    小蒔「う、あ……京太郎、様?」

    京太郎「やっとお目覚めか?」

    小蒔「ずっと、夢を見ていました……甘くて苦くて、幸せで辛い夢を」

    京太郎「だろうな」


    小蒔「でも、京太郎様の声がここに引き戻してくれたんです」

    小蒔「とても暖かい感触が――」スゥ


    京太郎「おいっ」

    「もう大丈夫。疲れて眠っただけよ」

    「良かった、本当に」

    京太郎「そうか……じゃあ――」フラッ


    「お疲れ様」ガシッ

    「感謝してもしきれませんね」

    「そうね……」


    京太郎「――」スゥ


    907 = 1 :




    「で、なんであんたは入院してるわけ?」

    京太郎「世界の命運をかけた戦いに巻き込まれてな」

    まこ「見事なインフレですね」

    「はぁ……アホらし。それじゃあ、もうホテルに戻るから」

    京太郎「薄情者ー」

    「じゃああんたは大馬鹿者ね」

    京太郎「うーむ、何も言い返せない」

    まこ「まあまあ、先輩も疲れてますし、わしらもホテルに延長の手続きしないと」

    「そうね……もう無茶しないでよね」

    京太郎「善処します」

    「ぷっ、なによその政治家発言」

    京太郎「遺憾の意って必殺技もあるぞ」

    まこ「それは遠まわしに不満言ってるだけじゃ……」


    「さ、京太郎も元気そうだし、行くわよ」

    まこ「それじゃ」

    京太郎「ああ、大したケガじゃないから今日中には出てくるよ」

    「わかったからおとなしくしてること。いい?」

    京太郎「うぃーっす」


    908 = 1 :




    京太郎「入院とか久しぶりすぎてな」

    京太郎「……中二のとき以来だっけ」


    コンコン


    京太郎「どうぞ」

    「失礼するわ」ガラッ

    京太郎「石戸か……体に問題はないか?」

    「ええ、私や巴ちゃんには……」

    京太郎「……おい、それって」


    「……ついてきて、もらえるかしら?」


    909 = 1 :




    小蒔「霞ちゃん、こちらはだれですか?」キョトン


    京太郎「……マジか」

    「目覚めてからこの状態なの」

    「須賀さんの記憶だけがすっぽり抜け落ちてて……」


    小蒔「もう、私を除け者にして内緒話なんてひどいです!」


    「ごめんなさいね。すぐ終わるから」

    小蒔「あとで私ともお話してくださいね」

    「ええ……」


    「解離性健忘症だそうよ」

    京太郎「……」

    「辛い記憶を締め出したんだって言っていました」

    京太郎「人から忘れられるのって案外辛いんだな……けど」


    910 = 891 :

    マジかよ…

    911 :

    Oh……

    912 = 1 :

    「あなたはそれでいいの?」

    京太郎「ま、忘れちまえばファーストキスだってリセットだしな」

    「そんな……」


    京太郎「ともかく、元気そうでよかったよ。んじゃ、俺は自分のとこに戻るわ」


    「……」

    「強がり、なのかな?」

    「平気なはずないわ」

    小蒔「あの、今の方は?」

    「ああ……私と巴ちゃんの友達なの」

    小蒔「わぁ、男性のお友達なんてすごいですね!」


    小蒔「……でも、私、あの方を見てからなんだか胸の奥が……」


    「小蒔ちゃん……」

    「姫様、やっぱり」


    小蒔「そもそも私、なんでインターハイに出場したんでしたっけ?」


    913 = 1 :

    京太郎「元気になるならそれが一番だろ、きっと」


    「あなたはそれでいいの?」

    京太郎「ま、忘れちまえばファーストキスだってリセットだしな」

    「そんな……」


    京太郎「ともかく、元気そうでよかったよ。んじゃ、俺は自分のとこに戻るわ」


    「……」

    「強がり、なのかな?」

    「平気なはずないわ」

    小蒔「あの、今の方は?」

    「ああ……私と巴ちゃんの友達なの」

    小蒔「わぁ、男性のお友達なんてすごいですね!」


    小蒔「……でも、私、あの方を見てからなんだか胸の奥が……」


    「小蒔ちゃん……」

    「姫様、やっぱり」


    小蒔「そもそも私、なんでインターハイに出場したんでしたっけ?」


    914 = 1 :




    小蒔「みんな早くー! 電車出ちゃいますよー!」


    小蒔「帰ったら海……楽しみです」

    小蒔「この麦わら帽子をかぶって……えへへ」フワッ


    小蒔「あ、帽子が」


    小蒔「待ってください!」

    小蒔「そこの方、その麦わら帽子を……!」


    「よっと」


    小蒔「おお、ないすきゃっちですね」

    「ま、この程度だったら楽勝だな。ほれ」

    小蒔「ありがとうございます!」

    「……帽子、似合ってるな」

    小蒔「えへへ、そうですか?」

    915 = 1 :



    「京太郎ー、そろそろ時間ー!」


    「それじゃ、俺も電車の時間あるから」

    小蒔「は、い……」トクン


    『――っと、ギリセーフ……大丈夫か? お転婆姫さんよ』

    『手、つなぐ? さっきはできなかったし』

    『ありがとな……小蒔』

    『やっとお目覚めか?』


    小蒔(今の人、たしか霞ちゃんたちのお友達)

    小蒔(でも、それだけじゃなくて……)

    小蒔(胸の奥が熱い……切なくて嬉しくてはちきれそう)

    小蒔(どうして? 知らない人なのに……)

    小蒔(言いたいことがあるはずなのに、言葉が出てこない)

    小蒔(何か言わなきゃ、あの人が行っちゃう……!)

    916 = 1 :



    小蒔「京太郎様!」


    京太郎「……え?」


    小蒔「お名前と連絡先、教えていただけませんかっ」


    京太郎「……はは、名前、今言ったじゃん」

    小蒔「あ、れ……私どうして」カァァ

    京太郎「まあいいや……須賀京太郎だ」

    小蒔「えっと、私は……」

    京太郎「知ってるよ……」


    京太郎「まただけどよろしくな、小蒔」


    917 = 1 :




    初美「はぁ、やっと追いついたのですよ」

    「姫様、意外に足速い……」

    「黒糖分が……」

    「もう、迷子になったらどうするの?」


    小蒔「……京太郎、様」


    「小蒔ちゃん?」

    「もしかして記憶が……」


    小蒔「みんな、聞いてください……」

    小蒔「私、運命の人に出会っちゃいました!」




    『二年、秋、次の目標』が解放されました

    918 = 1 :

    選択済みエピソード

    ・一年
    入学式、久との再開
    春、美穂子登場
    春、二人のあいだにある壁
    美穂子再び
    初夏、久との対立
    初夏、美穂子への依頼
    初夏、美穂子との特訓
    初夏、決戦前夜
    決戦
    初夏、リスタート
    夏、新たな出会い
    夏、欠けた月
    夏、初めての執事(アルバイト)
    夏、衣の麻雀講座
    今宵、月が満ちるとも
    夏休み、遠征初日
    夏休み、松実姉妹
    夏休み、遠征二日目――鹿児島
    夏休み、眠り姫
    夏休み、遠征三日目――大阪
    夏休み、目覚めぬ未来
    夏休み、遠征四日目――岩手
    夏休み、八尺(実際には六尺五寸)
    夏休み、遠征最終日――東京
    夏休み、グランドマスター
    夏の始まり
    エピローグ
    その後の美穂子
    秋、バイト執事再び
    秋、衣の誕生日(略してころたん)
    秋、膝枕の日
    秋、祭りの後で
    秋、恋敵?
    冬、雪の降り始め
    冬、年の初めに
    冬、画面の向こう側
    冬、節分の前の日
    冬、アラフォー(予備軍)
    三月八日、一年後の誕生日
    三月十五日、好みのタイプは?
    三月十六日、初めてのお出かけ
    三月、おもちと温泉と
    三月、温泉のあとのマッサージ(意味深)

    919 = 1 :

    ・二年
    部活動紹介、まこ入部
    春、学食にて
    美穂子との再会
    初夏、ストーカー?
    初夏、池田の逆襲
    初夏、タイムリミット
    初夏、県予選開始
    初夏、団体戦決着
    初夏、縺れた糸
    初夏、まこの苦労日記
    初夏、ライバル
    夏、全国へ
    夏、ワールウィンド
    夏、奈良の王者
    夏、修羅の国のクールビューティー
    夏、大阪の魔物
    夏、大阪の姉妹
    夏、神代の姫
    夏、一番目と二番目
    夏、スリーピングビューティ
    五月十日、膝枕とおんぶ

    ・三年
    優希との出会い
    春、和の初恋?
    春、インハイチャンプ
    初夏、最後の一人
    初夏、不和
    和の悩み
    咲との微妙な関係
    優希の好物
    初夏、合宿
    初夏、家庭訪問@原村家
    初夏、最後の県予選

    ・EX
    小学五年、幼馴染
    中学二年、初夏、ゆみとの出会い
    中学二年、夏、試合観戦
    中学二年、三月、照との別れ
    中学三年、初夏、空白

    920 = 1 :

    『三年、秋、天照大神』の解放条件を一部満たしています

    三年編のインターハイを終わらせることで完全に解放されます


    現在選択可能エピソード

    1・二年、秋、次の目標

    2・三年、初夏、鏡


    >>+2

    922 = 891 :

    1

    923 = 1 :

    1で了解

    今回で夏の話はおしまいです
    京太郎と小蒔のファーストキスの話でした
    これで一番進んでるって意味ではリードしましたね

    それじゃ、遅くまでありがとうございました
    おやすみなさい

    926 :

    おつー

    記憶喪失ネタはやはりどこか物悲しいな。
    小蒔ちゃんにとっては二度目の初恋になるのか。

    小蒔if期待

    927 :

    姫様リードかそれでも物理的な距離はどうしようもないな

    928 :

    おつー
    てるーがNo1だと思ってたら姫様がぶっちぎって行かれた
    こんなに熱い掌返しを続けてやっちまうと俺、腱鞘炎になっちゃうよ...

    931 :

    姫様悲しいけど良かった

    932 :

    高2インターハイでは照と直接コミュニケーションを取ることは無かったんだな。

    933 :

    ヒロイン「私には勝利の神がついているから」
    という壮絶なバトルロイヤルが起きた2年目

    3年目も割とひどいことに

    934 :


    小蒔物哀しい話だった

    935 :

    切ないなぁ…

    936 :

    ハギヨシが実は19歳という衝撃の事実
    ということはこっちの京太郎が1年生のとき、ハギヨシは高3だったそう

    937 :

    >>936
    公式で?
    衝撃なんだけど

    938 :

    >>937
    http://www.sciasta.com/ritz/
    立のブログ參照

    939 :

    ハギヨシが高校生だったとかそんなん考慮しとらんよ……
    ま、まぁ、どっかの漫画には高校通いながら執事してる人もいるし?

    とりあえず風呂入ったらやります

    940 :

    まさか未成年だとか普通思わないよね
    高卒?で執事やってるとかハギヨシの過去が気になって仕方ない

    941 :

    まぁ、社会人だって明言した覚えもないし……ないよな?

    それじゃ、始めます

    942 :

    大学に通いながら執事をしている可能性

    943 = 1 :



    ・二年、秋、次の目標


    「暇ね……」

    京太郎「暇だな……」

    「なんで新入部員、現れないのかしら」

    京太郎「なんでって、そりゃあれがまずかったんだろ」

    「……ちょっと頑張っただけじゃない」

    京太郎「頑張りすぎだ。おかげで怖がってだれも寄り付かなくなったろ」

    「だって新入部員の実力はみないといけないじゃない」

    京太郎「だったら少しは手加減しろって。全員飛ばしてどうすんだよ」

    「仕方ないじゃない……嬉しかったんだもん」

    京太郎「まぁ、そうだよな」

    「部長も同じ気持ちだったのかな……」

    京太郎「さぁな……でも、喜んでくれたことは確かだろ」

    944 = 1 :



    まこ「おはようです」


    京太郎「お、染谷か。今日は遅かったな」

    「とはいっても暇なんだけどね」

    まこ「掃除当番ですよ。それより、お客さんです」

    「入部希望者!?」

    まこ「えっと、学外の人で」

    「なーんだ」


    「なんだっていうのは酷いよね……」


    「あれ、まさか……」

    京太郎「部長じゃないっすか!」


    部長「久しぶり、正確には元部長だけどね」

    945 = 1 :



    部長「新しい部員さんが入ったみたいで良かったよ」チラッ

    まこ「あ、染谷です」

    部長「よろしく」

    京太郎「お茶でも飲みます? 茶受けは切らしてますけど」

    部長「あ、気にしなくてもいいよ。今日はちょっと寄っただけだから」


    部長「中継、見てたよ。9位おめでとう」

    「ありがとうございます」

    部長「団体戦の方は残念だったけどね」

    京太郎「あー、それはいかんともしがたく」

    部長「部員の方は増えそう?」

    「そ、それは……」

    京太郎「難しそうなんですよね……だれかさんが張り切りすぎたせいで」

    「うっ……」

    部長「そうか……いい宣伝になると思ったんだけどね」

    京太郎「なんかいい案ないですかね?」

    部長「そんな熱心に勧誘してたわけでもないし……あ、そうだ」

    946 = 1 :



    部長「生徒会長になって職権乱用なんていいかも……」


    部長「なーんて、冗談――」


    京太郎「それだっ!」

    「それよっ!」


    部長「――え」

    まこ「あー……」


    京太郎「内木に話聞こうぜ! あいつ選挙出るらしいし」

    「そうと決まれば行くわよ!」


    部長「……まずいこと言ったかも」

    まこ「去年からあんな様子で?」

    部長「もうちょっと落ち着きがあったと思うんだけど」

    まこ「じゃああれですね。きっとタガが外れたんでしょ」

    部長「もしかして苦労してる?」

    まこ「ちょっと……それなり……いや、結構」

    部長「あはは……」


    947 = 1 :




    一太「バカか、君たちは」


    京太郎「名誉毀損で訴えるぞこのロリコン野郎」

    一太「君の言ってること自分に返ってきてるからな!?」

    京太郎「俺は胸が大きいほうが好きだ」

    一太「そっちじゃない!」


    「あなたたち仲いいのね」

    一太「はぁ、はぁ……大体竹井さんはどうしたんだ。そんなこと言うキャラじゃなかったと思うけど」

    「え、やっぱりだめかな? 職権乱用」

    一太「当たり前だろ……生徒会長、じゃなくてこの学校だと学生議会長だけど、それをなんだと思ってるんだ」

    京太郎「そりゃあやっぱりあれだろ」

    「学校を裏から仕切っていて」

    京太郎「おまけに美人ぞろい!」

    一太「バカか君たちは!」


    948 = 1 :




    一太「以上、説明終わり」

    京太郎「はぁ」

    「……」

    一太「君たちが思ってるようなとこじゃないんだよ」

    京太郎「うーん、漫画の読みすぎか」

    「……でも、アピールする機会には恵まれるわね」

    一太「本当にそれだけのためにやるつもりかい?」

    「そうよ……と言いたいとこだけど、ちょっと違う」


    「他にも色々ほしいものがあるからやるの」


    「内申とかね」

    京太郎「おいおい、締まんないな」

    「だって推薦とかもらいやすくなるし」

    京太郎「マジか……いいじゃんそれ」

    一太「まぁ、そこに関しては意見は同じかな」

    京太郎「そうか……」

    949 = 1 :



    京太郎「じゃ、手伝ってくれよ、な?」


    一太「はい?」

    京太郎「だって会長に立候補するわけじゃないんだろ?」

    一太「それはそうだけど……」

    京太郎「じゃ、決定な。利害の一致ってことで」

    一太「一致? 一方通行の間違いだろ!?」

    京太郎「硬いこと言うなって……な、久ちゃん」

    一太「た、竹井さん?」


    「……ごめんっ」


    一太「竹井さん!?」

    京太郎「いやぁ、これで話はまとまったわけだ」

    一太「ちっともまとまってないだろ!」

    「じゃあ私の知り合いに鹿倉って子がいるんだけど……これ、写真」

    一太「……」

    950 = 1 :



    一太「仕方ないね、そこまで言うなら」


    京太郎「内木……」

    一太「勘違いしないでくれよ? これはあまりに君たちが無知だから……」

    京太郎「身長はどれぐらいだった?」


    一太「130ちょっと……いや、130ちょうどってとこかな?」


    京太郎「……」

    「……うわー」


    一太「な、なんだその目は……ぼくはだねっ」


    京太郎「うん、まぁ……頑張ろうぜ!」

    「……そうね!」


    一太「人の話を聞けぇー!」




    『二年、秋、まこの苦労日記その2』が解放されました


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