元スレ京太郎「俺が三年生?」咲「私だって幼馴染だもん……一応」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
601 :
方言解説スレみたいのがあったけど
微妙に参考にならない感じが
602 :
だいたい福岡と佐賀がまじってるんだよなぁ
603 :
もう方言に関しては見て見ぬふりをするみなさんの優しさをあてにします
実際関西弁とかも書いてて首をかしげることがありますし
それじゃ、ちょっとだけやります
604 :
正直最近の佐賀市の人はあんなに方言キツくないから木吉さんが佐賀のどこらへんの出身なのか……
605 = 1 :
・中学三年、初夏、空白
京太郎(照ちゃんが姿を消して何ヶ月かが過ぎた)
京太郎(それなのに俺はまだ立ち止まったままだ)
京太郎(前に出ようとすると、隣にある誰かがいたはずの空白を嫌でも突きつけられる)
京太郎(久ちゃんも照ちゃんももういない)
京太郎(そんなことは痛いほどわかってるというのに……)
606 = 1 :
京太郎「ただいまー」
「あ、おかえりなさーい」
京太郎「ポッキーいる? 半分余しちゃって」
「あんたねぇ……買い食いはいいけど、毎度毎度お母さんを太らせる気?」
京太郎「ごめんごめん、なんか全部食べるのに抵抗あってさ」
「とりあえず冷蔵庫で冷やしとくからあとでおやつにどうぞ」
京太郎「はいよー」
607 = 1 :
「そういえば、あんた進路どうするの?」
京太郎「さぁ? スポーツ推薦ってのもなくなっちゃったし」
「担任の先生も心配してるわよ? 受験するなら準備しなきゃだし」
京太郎「んなこと言われてもな……まぁ、どうにかするよ」
「とか言ってなんにも考えないパターンでしょ。お母さん、お見通しだからね?」
京太郎「うっ……」
「しょうがない子ねぇ……そうだ、私が決めてあげる! えっとね……」パラパラ
京太郎「強制進行ですか」
「清澄なんてどう? ビビッときちゃった」
京太郎「たしかに通い易くはあるけど……学力的にちょっときついかも」
「母さんの直感けっこう当たるわよ? 彼女だってすぐに――」
608 = 1 :
京太郎「それは……いいよ」
京太郎「疲れたから休んでる。晩飯できたら呼んで」
「呼んだらちゃんと降りてきなさいよー」
京太郎「わかってるよ」
「あちゃー、ちょっと迂闊だったかな?」
「もう表面上はわりかし元気なのにねぇ……」
609 = 1 :
「先輩っ、ずっと前から好きでしたっ! わ、私と付き合ってください!」
京太郎「あー、ごめん」
「どうしてですか!? 受験で忙しいなら終わるまで待ちますから!」
京太郎「そういうことじゃないんだよ」
「じゃあなんで……!」
京太郎「なんというかな……」
京太郎「わかりにくいかもしれないけど、俺には君と一緒にいる未来ってのが思い浮かばないんだよ」
610 = 1 :
「なんですかそれ……適当なこと言わないでください!」
京太郎「参ったな……他にどう言えばいいんだ」
「あの、ほんのお試しでいいんです。形からでも全然私は……」
京太郎「それはダメだ。好きでもないのに付き合うなんて君に失礼だし」
「私は構いません」
京太郎「俺が構う」
「……どうしてもダメなんですか?」
京太郎「多分、こういうのは理屈じゃないからさ」
「先輩は私のこと、嫌いなんですか?」
京太郎「嫌いじゃない。嫌いになるほどよく知らないってのもあるけど」
「……じゃあ、やっぱり――」
611 = 1 :
「――宮永先輩、なんですね」
京太郎「……違う」
「私、ほんとバカだなぁ。いなくなってチャンスかもって告白したのに……」
京太郎「だから――」
「時間とらせちゃってごめんなさい。それじゃ……」タタッ
京太郎「……照ちゃんは関係ないっての」
612 = 1 :
京太郎「あ~、なに意地張ってんだよ俺」
京太郎「あそこでうんって言ったら人生初彼女だったのに……」
『京ちゃん、ポッキー』
『京ちゃんの意地悪……』
『京ちゃん、あーんして?』
京太郎「……やっぱダメか」
京太郎「無理だよ……こんなの、どうやって埋めればいいんだよ……」
京太郎「照ちゃん、どうして……」
「――もしかして、須賀か?」
613 = 1 :
京太郎「あん?」
「ひどい顔だな……どうした、話ぐらいは聞いてやれるが」
京太郎「加治木……だよな」
ゆみ「そうだ、加治木だ。久しぶりだな」
京太郎「ああ……悪いけど、一人にしてくれないか」
ゆみ「君がそう言うなら仕方ないが……」
京太郎「それじゃあ……」フラフラ
ゆみ「やっぱりダメだな」ガシッ
614 = 1 :
ゆみ「ちょっと来てもらおうか」グイッ
京太郎「おい、離せよっ」
ゆみ「今の君は見るに耐えないのでな」
京太郎「じゃあどっかいけよ。俺もいなくなるから」
ゆみ「見る前ならそうできたさ。でももう見てしまった以上、放置という選択肢は消えたよ」
京太郎「……勝手にしろよ」
ゆみ「そうさせてもらう」
615 = 1 :
ゆみ「さぁ、着いたぞ」
京太郎「ここって……」
『インターミドル個人県予選試合会場』
ゆみ「スポーツ観戦でもしていれば嫌な気分も吹き飛ぶと思ったのだが、近くではこれぐらいしかなくてね」
京太郎「麻雀とスポーツじゃ全然違うだろ」
ゆみ「競技人口は似たようなものじゃないか?」
京太郎「……俺にはもうここに来る理由はないってのに」ボソッ
ゆみ「とりあえず中に入るぞ」グイッ
京太郎「おわっ」
616 = 1 :
ゆみ「あそこの席が空いているな座ろうか」
京太郎「はいはい」
ゆみ「ところで、須賀は麻雀に詳しいのか?」
京太郎「普通」
ゆみ「そうか……私はほとんどわからなくてな」
京太郎「じゃあなんでここにつれてきたんだよ……」
ゆみ「まあいいじゃないか。始まったみたいだな」
京太郎「……はぁ」
617 = 1 :
ゆみ「東四局というのが終わったな。これで半分なのか」
京太郎「そうだな」
ゆみ「点差もはっきりしてきたな。トップは上……なんて読むんだあれ」
京太郎「さぁね」
ゆみ「さっきから生返事だな。ちゃんと見てみれば麻雀も面白いぞ?」
京太郎「知らねぇよ」
ゆみ「ほら、いいからちゃんと見てみろ」
京太郎「わかったわかった、見りゃいいんだろ――」
618 = 1 :
『上埜久』
京太郎「マジ、かよ……」
ゆみ「トップの彼女、随分と楽しそうに打っているな。生き生きしている」
京太郎「……」
ゆみ「大丈夫か? 顔色が悪いが……」
京太郎「ちょっと、外の空気吸ってくる」
ゆみ「そうか、無理強いをして悪かったな」
京太郎「……じゃあな」
619 = 1 :
京太郎「久ちゃん……」
久『私のこと、絶対忘れないでね』
京太郎「麻雀、やってたのか」
京太郎「しかもあんな楽しそうにさ」
京太郎「でも、こんな姿は見せられないよな……」
京太郎「……よし、決めた」
京太郎「清澄、行ってみるか」
620 = 1 :
京太郎(進路を決めたことで前を向けたのかどうかはわからない)
京太郎(だけど、久ちゃんにカッコ悪いところは見せられない)
京太郎(最初はそんなことを考えてた気がする)
京太郎(そして県予選が終わったら久ちゃんと話そう)
京太郎(そう思ってたのに……)
621 = 1 :
選択済みエピソード
・一年
入学式、久との再開
春、美穂子登場
春、二人のあいだにある壁
美穂子再び
初夏、久との対立
初夏、美穂子への依頼
初夏、美穂子との特訓
初夏、決戦前夜
決戦
初夏、リスタート
夏、新たな出会い
夏、欠けた月
夏、初めての執事(アルバイト)
夏、衣の麻雀講座
今宵、月が満ちるとも
夏休み、遠征初日
夏休み、松実姉妹
夏休み、遠征二日目――鹿児島
夏休み、眠り姫
夏休み、遠征三日目――大阪
夏休み、目覚めぬ未来
夏休み、遠征四日目――岩手
夏休み、八尺(実際には六尺五寸)
夏休み、遠征最終日――東京
夏休み、グランドマスター
夏の始まり
エピローグ
その後の美穂子
秋、バイト執事再び
秋、衣の誕生日(略してころたん)
秋、膝枕の日
秋、祭りの後で
秋、恋敵?
冬、雪の降り始め
冬、年の初めに
冬、画面の向こう側
冬、節分の前の日
冬、アラフォー(予備軍)
三月八日、一年後の誕生日
三月十五日、好みのタイプは?
三月十六日、初めてのお出かけ
三月、おもちと温泉と
三月、温泉のあとのマッサージ(意味深)
・二年
部活動紹介、まこ入部
春、学食にて
美穂子との再会
初夏、ストーカー?
初夏、池田の逆襲
初夏、タイムリミット
初夏、県予選開始
初夏、団体戦決着
初夏、縺れた糸
初夏、まこの苦労日記
初夏、ライバル
夏、全国へ
夏、ワールウィンド
夏、奈良の王者
夏、修羅の国のクールビューティー
・三年
優希との出会い
春、和の初恋?
春、インハイチャンプ
初夏、最後の一人
初夏、不和
和の悩み
咲との微妙な関係
優希の好物
初夏、合宿
初夏、家庭訪問@原村家
初夏、最後の県予選
・EX
小学五年、幼馴染
中学二年、初夏、ゆみとの出会い
中学二年、夏、試合観戦
中学二年、三月、照との別れ
中学三年、初夏、空白
622 = 1 :
『三年、秋、天照大神』の解放条件を一部満たしています
三年編のインターハイを終わらせることで完全に解放されます
現在選択可能エピソード
1・二年、夏、大阪の魔物
2・三年、初夏、鏡
>>+2
624 :
1
625 :
よっ
626 = 1 :
1で了解
次は関西弁祭りですね
そんじゃ、おやすみなさい
630 :
乙です。ここから最初に繋がるのか
633 :
乙です
最近見てなかったからもう次スレ行ったのかと思ってた
次スレ行ってなくてよかった
634 = 1 :
・二年、五月十日、膝枕とおんぶ
怜「暇ー」
竜華「テレビ見る?」
怜「そういうのじゃなくて、単純に外出たい」
竜華「せやけど入院中やしなぁ……」
怜「もう……そんなんちょっと学校で倒れただけやん。今なら草野球の四番バッターやれるで」
竜華「今度は元気アピール? いつものはどしたん?」
怜「あ……ごほっ、ごほっ! うぅ……急にめまいが」
竜華「ならおとなしくせなあかんな」
怜「ぶーぶー」
竜華「まぁ、膝枕ぐらいはオーケーやで」
怜「じゃあそれで」
635 = 1 :
怜「あー、気持ちえーなー」
竜華「お気に召した?」
怜「やっぱ膝枕といえば竜華やな」
竜華「褒めてもなんも出ぇへんよ?」
怜「もう十分もらっとるしー」
竜華「他に何かリクエストある? 外出たい以外で」
怜「んー……あ、そや」
怜「ちょっと背中貸してくれへん?」
636 = 1 :
怜「んー、楽ちん楽ちん」
竜華「おんぶするなんて久しぶりやな」
怜「重い?」
竜華「むしろ前より軽く感じる」
怜「ダイエット成功やな。病弱ダイエットで本出したら売れるかな?」
竜華「不謹慎、ダメ、絶対」
怜「こんなんただのパーティージョークやって」
竜華「パーティー要素が見当たらへんな」
怜「そこらへんは気にしない方向でー」
竜華「もう……それで、乗り心地どう?」
怜「せやな……悪くないってとこ」
竜華「……なんか評価微妙」
怜「竜華は全体的にやわっこいから力強さが足りないねん」
竜華「え……うち太った?」
怜「たしかに脂肪が溜まっとるわ、このへんとか」モミモミ
竜華「ちょっ、胸揉むなっ!」
637 = 1 :
怜「てなわけで、残念ながら竜華にはおんぶナンバーワンの称号はあたえられません」
竜華「それ初耳なんやけど」
怜「うん、今考えた。ちなみに膝枕ではナンバーワンやから、心配せんでもええで?」
竜華「はぁ……ちなみにおんぶナンバーワンは?」
怜「うーん……」
怜「竜華の好きな人と同じ……なんちゃって」
638 = 1 :
てなわけで誕生日おめでとう
そして今日は更新ありません
それじゃ
642 :
トキってうんこ漏らしておんぶされたんだっけ?
643 :
それは別世界線の話だな
644 :
怜たんイェイ~
おつですー
645 :
好きな人と話を向けられた時のりゅーかの反応はどこいったぁぁぁっ
あと、ぬっかの子の反応読んで
「言動がイケメンてか、言ったことを好意的に解釈されるの『が』イケメンだからなんだよなぁ」と思った俺は悪くないはず
646 :
お前は悪い
みんなの評価 : ★★★
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