のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,863人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ穏乃「うおおおおおおお!!燃えてきたぁぁぁぁぁぁ!!」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 = 82 :

    晴絵(音が…)スッ

     ガチャ…

    「おや?珍しい来客だね…」

    「ハルエにお姉ちゃん?どうしたの?」

    穏乃「先生ぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!」

    晴絵「お、おおう…この感じ…懐かしい…」

    102 = 82 :

    晴絵「じゃなくて!みんなこそどうして…?」

    「……」プイッ

    晴絵「あれ?キミ…ネクタイの子!?」

    「!」

    晴絵「すぐわかった!大きくなったねー!」

    「……」カァァ

    103 = 82 :

    穏乃「麻雀部ッッッ!!!!」

    晴絵「!」

    穏乃「また!!!作りました!!!」

    晴絵「……」

    「さしずめ、新生・阿知賀女子学院麻雀部といったところさ」フッ

    「この五人でインターハイを目指す!」

    晴絵「インハイ…本気で…?」

    「大まじめらしいよー?」

    104 = 82 :

    晴絵「インハイ…か」ドクン

    穏乃「インハイです!!!!」

    晴絵「……!」ギュッ

    晴絵「私もいっしょに行かせてくれないかな?インハイに…!」

    「え…?無理でしょ年齢的に…」ヒーフーミー…

    穏乃「その展開ッッッ燃えるッッッ!!!歳など熱意の前には無意味ですよね!?!?!?」

    晴絵「いやそーゆー意味じゃなくて…コーチとかマネージャーとかさ…」

    105 = 82 :

    「教員なれば?」

    晴絵「再就職先!」

    「…なっ…!なんでいまさらインターハイなんですか!?それより自分自身のために…!」

    晴絵「んー?いやぁ…そうすることが、ひいては自分のためにもなるかも、とか」

    「は…?」

    晴絵「情けない話さ…日本リーグで打ってても、ここ一番になると『あの時』のことを思い出しちゃうんだよね…」フッ

    106 = 82 :


     ― あの時 ―

    晴絵『ぁ…う…』ガクガク

    健夜『虫螻め…羽を?がれた羽虫宜しく惨めに這い摺れ。地を舐め己が矮小さを思う様味わうがいい…』ズズズ

    晴絵『ぅぐっ…――』

    107 = 82 :

    晴絵「……」トオイメ

    「あれやばくない…?目が完全に死んでるんだけど…」ボソボソ

    「あったかくないね…」コショコショ

    晴絵「…ま、そんなトラウマも、あんたたちといっしょに全国に行けたら…インハイを間近で体験できたら、少しはケジメをつけられるんじゃないかってね」

    「そんな曖昧な理由でインハイにいきたいんだ…?」

    晴絵「うん。見せてほしい。あんたたちが全国の舞台で戦うところを…」

    「……」

    108 = 82 :

    「まぁでも、経験者が指導してくれたらこっちとしても助かるよね」

    「それじゃ決まり、だね」フッ

    「皆で力を合わせて、行こうじゃないか!」

    「……」コクン

    「当然!」

    「そうだね…」

    穏乃「よっしゃあああああああああ!!!!」

    穏乃「行くぞぉぉぉぉぉぉ!!!!全国ッッッ!!!!!」

    111 :

    穏乃可愛いよ穏乃

    113 :


    もしかして咲ちゃん中二の人?

    114 :


    こんな暑苦しい奴が友達なら毎日楽しいだろうなw

    115 = 82 :

    >>113
    たぶんイエス
    一応繋がってる設定

    116 = 82 :


    晴絵「よし!そんじゃ阿知賀女子麻雀部正式活動開始だ!」

    穏乃「よっしゃあ!!!」

    晴絵「さて、団体戦は出るとして個人戦にも出るってやつは…いないか」

    晴絵「県予選まであとわずか…ぶっちゃけフツーはムリ!」

    「ええぇ…」

    「ま、晩成がいるからね…」

    117 = 82 :

    晴絵「じゃあどうするか?どうしたら勝てると思う?」

    穏乃「友情!!努力!!!すなわち勝利!!!!」

    晴絵「青いねぇ…だが嫌いじゃないよ!!!」

    穏乃「熱い想いと!!!固い絆で!!!不可能すらも可能にする!!!アツいぜッッッ!!!」

    晴絵「言うじゃないか!!!」

    「…なんかハルエにしずの熱血が移っちゃってない?」

    「あったかいのはいいことだよー」

    「暑苦しい連中だよまったく…」

    118 = 82 :

    晴絵「そんじゃ奈良県予選の歴史を変えたこの私が相手してやるッ!!ビシバシいくぞ覚悟しろォ!!!」

    穏乃「押忍ッッッ!!!」

    「やかまし…」

    119 = 82 :


    「つっかれたー…もう腕あがんないわ…」

    穏乃「貧弱ゥ!!!!ぐんぐんグルト飲め!!!!」

    「飲んでも変わらんでしょ…」

    穏乃「ああああああああああああああ!!!!」

    「なにいきなりどした?あ、あれ晩成の…」

    120 = 82 :

    初瀬「あ?あれ、憧?」

    「おーひっさしぶりー!」

    初瀬「お前なんで晩成こなかったんだよ!」

    穏乃「絆ですッッッ!!!!」

    初瀬「ハァ!?なにあんた!?」

    穏乃「決勝で会いましょう!!!!それじゃ!!!!」ドドド

    「あ、待ってよしず!ごめんね初瀬、また!」タタタ

    初瀬「ちょ…!な、なんだったんだ…?」

    121 = 82 :

    晴江「おーしずー憧ー送ってこーかー」

    穏乃「かけっこしましょう!!!!」

    晴絵「さすがに危ないだろ…乗りなよ」

    穏乃「それじゃお言葉に甘えて!!!!」

    「助かるー」


    初瀬「あの制服…阿知賀…?それにあの人…!赤土晴絵!?」

    122 = 82 :

    やえ「どうした?」

    初瀬「あ…小走先輩…」

    やえ「あれか?ジャージの子か?」

    初瀬「え?」

    やえ「店内ですれ違ったけれど…無駄の無い筋肉、優れた体幹、圧倒的な熱を秘めた眼…ありゃ相当デキる…!」

    初瀬(なにが…?)

    やえ「まぁ心配しなさんな。私は小三の頃から一日たりとも鍛錬を欠かしてない…」

    やえ「ニワカは相手にならんよッッッ!!!!」ムキィ!!

    123 = 82 :


    穏乃「来たぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!」

    「全国に来たみたいなテンションだけどまだ県予選だから」

    晴絵「なっつかしーわー」

    「人が多いねぇ~」

    124 = 82 :

    「おや、トーナメント表だ」

    「…いきなり、か」

    穏乃「初戦から晩成!?!?!?そんな…そんな…ッッッ!!!!」

    (やっぱさすがのしずもいきなりは堪えるかな…)

    穏乃「決勝で会おうって言っちゃったのに!!!!ハズカシー!!!!///////」

    「そっちかーい!!」

    125 = 82 :

    初瀬「先輩!頑張ってください!」

    やえ「フッ」ムキッ

    「……」

    穏乃「憧…」

    「関係ないよ。どうせ戦わなきゃならない相手だし」

    穏乃「友と争わなければならない…しかしその非情な運命も乗り越えればそこには以前より強固な絆が!!アツい!!!アツいぜええええええええええええええ!!!!」

    「あんたの頭はそればっかか…」

    126 = 82 :

    「全国に行くなら避けて通れない壁っていうのはその通り」

    穏乃(そうだ…ここまで来たんだ…全国に行くのにこんなところで足踏みしてらんない!!!)

    穏乃(気持ちを強く――!!!)

    穏乃「よっしゃあ!!!燃えてきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    127 = 82 :


    初瀬「常勝ー!!晩成ー!!」ワー

    やえ(あのジャージ娘ではないのか…だがそんなことは卓に就いてしまえば関係ない)

    やえ「お見せしよう!王者の内筋を!!」

    「ツモドラ7…8000オール」フッ

    やえ「…えっ」ムキッ

    128 = 82 :


    「ツモ、中ホンイツイッツードラ1…4000・8000」

    紀子「は?」


    「ロン、タンヤオ三色赤1。5800」

    日菜「へ?」


    「ツモ、3100・6100」

    良子「ほ?」


    初瀬「そん…な…」ポロ…カラン

    129 = 82 :


    穏乃「それだぁぁぁぁぁぁあああロンッッッ!!!!」

    係員「もう少し静かに」

    穏乃「あ、ハイ。12000です」

    由華「ひーっ」


    穏乃「よっしゃあ!!!最初の山は踏破だぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」

    131 :

    乙 面白いね

    132 :

    穏乃可愛いよ穏乃

    おつおつ

    133 :

    乙っす

    134 :

    乙です
    係員に注意されて素直に従うしずかわいい
    元から可愛いけど

    135 :

    おつー!
    まともなのは憧……と玄もかな?一応中身は普通な咲ちゃんタイプみたいだし

    136 :

    咲ちゃん中二の人かよwwww
    テルーの黒歴史って小説だったのか……

    137 :

    穏乃「祝ッッッ!!!全国大会出場ッッッ!!!」

    「とりあえずって感じ…かな」

    「苦難を乗り越えての宿願だからね。喜びもひとしおといったところさ…」フッ

    穏乃「ノンノンノンノンノン!!!全国行ってそれで満足かキミ達!?!?!?違うだろそうじゃないだろ!!!勝ち進むんだよッッッ!!!これからも、この先もッッッ!!!そんで和と遊ぶ!!!燃えるだろぉぉぉ!?!?!?」

    「ハイハイ…しずに言われなくたってわかってるって」

    138 = 137 :

    「肝心の和ちゃんは?」

    穏乃「こちらに新聞がございますッッッ!!!」バササァ!!ビリビリ

    「…破れたじゃあないか」

    穏乃「脆いッッッ!!!」

    「あたしはネットで見たし…長野の優勝校が」

    穏乃「清澄ッッッ!!!!!」

    「和ちゃんの在籍してる学校か…」

    139 = 137 :

    「学校自体は無名もいいとこだけど…」

    穏乃「これでやっと全国の舞台で会える…ッッッ!!!」ボォゥ!!

    「燃えすぎ…。ところで宥姉と灼さんは?」

    「バーニングブレイザーはレジェンドと共に運命に導かれたよ。姉上は押し寄せる歓喜と羨望の波に呑み込まれて消えた」

    「うん。わかんねえ」

    140 = 137 :

    「か…勝手に消さないでよぉ玄ちゃん…」ヨロッ

    「ちょ…大丈夫?」

    「な、なんとか…玄ちゃん、助けてくれないんだもん…ひどいよ…」

    「…フフ…やはり姉上には小生が必要のようだ…」フフフフフ…

    「要するに最近構ってくれなくて寂しかったから意地悪しちゃったってことでしょ」

    「玄ちゃん…(あったかい目)」

    「あっ、憧ちゃんっ!!」アセ

    141 = 137 :

    晴絵「おーそろってるね」

    「噂をすれば導かれしレジェンド」

    晴絵「はぁ?なにそれ?ドラクエか?」

    「?」

    晴絵「嘘だろ…?わかんないの?」ガクガク

    「そういうのいいから」

    晴絵「おっと、そうだった。全国に向けてミーティングするぞー。アツい子も寒い子もイタい子も集まれー」

    142 = 137 :

    晴絵「――昔はねぇ…私の頃は県代表になったら練習試合をしちゃいけなかったんだよ」

    「その言い方なんか年寄りくさーい」

    晴絵「屋上へいこうぜ……久しぶりに…キレちまったよ……」ピキピキ

    「すみませんでした」

    晴絵「茶々いれないの、まったく…で、どこまで話したっけ?ああそう、私の時は練習試合ができなかったけど、ところがどっこい今は規定が変わっててねー」

    晴絵「代表校同士じゃなければ試合してもいい――つまり」ニヤリ

    穏乃「小学生とも打てる!!!」

    「うんそうだね、だからちょっと黙ってようねしず」

    穏乃「うん!!!!」

    143 = 137 :

    晴絵「…こほん。つまり、県予選二位までとなら自由に戦っていいわけだ」

    「フムフム…成程成程」

    「どゆこと?」

    「説明の続きを聞けばわかることさ」フッ

    「当たり前のことをドヤ顔でいうのやめなよ…」

    晴絵(こいつら自由すぎぃ…)

    144 = 137 :

    「それで?」

    晴絵「あ、ああ。だから、これからインハイまでの土日を惜しみなく使って全国のナンバーツー打倒行脚大作戦だ!」

    「なんという絶望的なネーミングセンス…」

    穏乃「ナンバーツーかぁ…」シナッ

    晴絵「たとえば昨年個人戦全国二位の荒川憩…彼女もチーム力の差で団体戦は二位なんだよなぁ…全国一万人の中の二位と戦えるのかーこりゃ燃えるなー」

    穏乃「燃えてきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ボォゥ!!

    「扱いやす…」

    晴絵「それがしずのいいとこでもあるからねぇ」クク

    145 = 137 :

    「でも、それって可能なの?」

    晴絵「全国出場が決まって後援会もできて部費も増えたからね」

    穏乃「ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

    「いきなりなにっ!?」

    「ちょっと静かにしようよ。ハルちゃんの話が進まない」

    晴絵「灼、ええコや…」グスン

    146 = 137 :

    晴絵「差しあたっての問題は親御さんの許可がもらえるかどうかだけだね。それからどことやるか候補を絞って…」

    穏乃「長野ッッッ!!!!!」バァン!!

    晴絵「長野…?うん、まぁよさそうだし…それじゃまずはそこに申し込んでみようか」

    147 = 137 :


     龍門渕

    穏乃「ここが長野の準優勝校…ッッッ!!!」

    ハギヨシ「ようこそいらっしゃいました」スッ

    「わぁ…生バトラーだよ…!」

    「ふつーに執事って言いなよ…」

    晴絵「本日はこちらの要請を受けていただき誠に…」

    ハギヨシ「いえいえ…」

    (で、デカ…うちの店何個分…)

    148 = 137 :

    ハギヨシ「それではこちらへどうぞ。麻雀部の皆様がお待ちです」

    晴絵「どもども」


    透華「――お待ちしておりましたわっ!」

    「なんというセレブオーラ…!」

    「こいつらが奈良の代表か?」

    「こいつらとか失礼だよ純くん」

    149 = 137 :

    智紀「……」

    「……」

    智紀(――こいつ…!)

    (デキる…っ!!)

    「アホらし…」

    150 = 137 :


     ぞわっ

    穏乃「……ッッッ!?!?!?」ゾゾ

    「――遠方より遥々、衣と遊ぶ為に来るとはおもしろいやつら!」ゴォッ!!

    穏乃(…すごい…ッ!!)ゾクゾク

    「さあ!存分に愉しもう!」

    穏乃「……」ニマッ

    穏乃「よっしゃあ!!!やろう!!!」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について