私的良スレ書庫
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元スレいろは「わたし、葉山先輩のことが…」葉山「…俺は彼の代わりにはなれない」
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なんかこの雪乃、激しく違う…
いろはは悪くないのになんなんだろうこの違和感…
いろはは悪くないのになんなんだろうこの違和感…
ハハ、クオリティ低wwwwwwww
自覚はあるし無駄なことし過ぎた結果むちゃくちゃだったな
まあ八幡の攻略難易度落とすための茶番だと馬鹿にしてくれ
むしろここから見始めればいいまである
自覚はあるし無駄なことし過ぎた結果むちゃくちゃだったな
まあ八幡の攻略難易度落とすための茶番だと馬鹿にしてくれ
むしろここから見始めればいいまである
「……ふぃー」
一色いろは、現在自販機前で休憩中
生徒会主催のイベントから数日
わたしたちの仕事はまた作業ゲーよろしく延々と書類に目を通す作業が続いていた
正直、前回の失敗はだいぶ堪えました。
一応立ち直ってはいるんですが、なんとなく先輩に会い辛いといいますか……
やらかしてしまった手前ニコニコするのが億劫といいますか、
大胆な行動もしてしまいましたし。
「お、会長おつかれー」
「あ、どうもお疲れ様でーす」
今声をかけてくれたのは生徒会の人ではなく、委員会の人。
てっきり、みんなからは白い目で見られるのかと思っていたわけですが、
割と友好的……というかなんというか。前よりも好印象っぽいです。
とにかく悪目立ちはしてないのが救いです。
それはなぜか副会長たちにきいてみたんですけど、頑張ってた姿を評価された的なテキーラ?
たしかに、わたしってちゃんと仕事するように見えませんしねー。
こいつちゃんとやってんなー、てのを見せれてラッキーです。
でも、あの時のことを思い出すとぐわぁーってなります。
これが黒歴史というやつでしょうか。
先輩もあれからなんにもアクションないですし。
えー、まさかあんなことしておいてなんにも感情抱いてないとかありますかー?
……ありそうでこわい。なんか仕事のためなら何でもしそうな人ですし。
「ん?一色か」
「へ?あ、先輩!」
えへへー、おっといけない。ニヤケ顔気をつけなくては。キリッ!
なんという偶然。これは運命感じちゃいますね!
……なーんて。ここの自販、先輩よく使ってるの知っててここにいたんですけどね。
買うものは決まって甘ったるいMAX缶コーヒー。
なんかわたしストーカーみたいだな。でもこうでもしないと会えない先輩のキャラが悪い!
「あれー?もしかして部室追い出されちゃったりしますー?」
「ちげーよ。甘いもん飲みたくなったから買いに来ただけだ。
……お前こそ仕事から逃げ出したのか?ちゃんと働いてもらわなきゃ困るぞ。俺が働く羽目になる」
「逃げてませんよー。てゆーか心配が自分のためって……さすがですね」
「まあな。俺は自分の負担を減らすためなら労力を惜しまない」
とかいってー、なんだかんだ自分が背負い込むんですからこの人はー。
そこが好きなんですけどね。口にしませんけど。
先輩は缶コーヒーを手に入れるとその場から立ち去ろうとする。
「じゃあな一色」
「もういっちゃうんですかー?もっとお話ししましょうよ」
「なにも話す話題がない。それに一応部活中だ。おまえも仕事戻んなくていいのか」
「どうせ依頼なんか滅多にこないじゃないですか。心配しなくてももう少ししたら戻りますよー」
しぶっていた先輩だが、結局少し離れたところに腰を下ろす。
もーかわいいなー。
「そんな離れなくても、もっとこっちきたらいいじゃないですか」
「近寄る理由もないだろ」
「離れる理由もありません」
うぐ、とうめき声を漏らす。
といってもその距離が埋まるわけではないですが。
……まぁ、こっちから近づけばいいんですけどね。
わたしは、んしょ、んしょ、と先輩のほうに近づく
「……ちけぇよ」
「えー?でもこのほうが話しやすくないですかー?」
「別に離れてても一緒だろ」
「またまたー、それに近いっていってもゼロ距離じゃないですし、
意識しすぎですよ。ぶっちゃけキモいです」
「悪かったな。こちとら自意識の化け物なんで」
「なんですかそれ」
しばらく他愛のない話が続く。このままずっとここにいたいのもやまやまですが、
さすがに仕事をほっぽりだしとくわけにはいきませんので、ここらでお開きですかね。
「んじゃ、そろそろ戻るわ。お前もしっかりやれよ」
「言われなくてもわかってますよーだ。あ、そうだ先輩」
「あ?」
「今度の休みに、一緒にお買いもの行きましょうよ」
「断る」
「それを断ります」
「……なんだそのドヤ顔。うぜぇ……」
「な、ドヤ顔なんかしてません!てゆーかうざいとか酷すぎません!?」
ちょっとグサッっときたのは秘密。
「つっても、休みが無理な理由があるからな。小町たちの遊びに付き合わなきゃいかん」
「小町……って妹さんですよね?家族でお出かけですか?」
「いや……、雪ノ下とか由比ヶ浜とかな。妹の奴完全に受験終わった空気出しててな」
「え?……あー、そう、ですか」
うあー、聞きたくなかったなー。
とすると、受験おつかれパーティー的な感じでしょうか?……いいなぁ。
わたしも参加したいんですけど、先輩以外の人と仲いいわけじゃないですし……。
あまり表に出すつもりはなかったのですが、うなだれてしまったようで、
それを見かねた先輩が声をかけてくる。
「……その買い物っての、休みじゃなきゃだめなのか?」
「……はへ?」
先輩は、あー、なんていいながら頭をがしがし掻いている。
「買い物、放課後とかじゃだめなのか?」
「……いえ。いえいえいえ全然だめじゃないです!むしろ今のはポイント高いです!」
「……おまえ小町と会ったことないよな?」
なにいってるんですかね。
でもそんなことはどうでもいいです!はぁ?この人ほんとに先輩ですか?
まさかこんな展開誰が予想できたでしょう。
「まあいい。んで、いつにするよ」
「そうですね、今日はちょっと厳しいので……。明後日なら多分いけますね!」
「じゃあその日に。そんじゃあな」
「はい!お疲れ様でーす!」
ふえへへへーい。
ちょっとまってやばい。顔がやばい引きつりそう。
こんな顔だれかに見られたらやばいです。もう、先輩のせいで仕事に遅れが出てしまいます。
……ふふ、放課後デートですよこれ。完全に。
もしかして先輩もうだいぶ落ちてたりします?……お人好しだからそれはないかー。
とりあえずもう少しここで休まないと。今の自分を人に見られるわけにはいきませんからね。
さっさと仕事を片付けて、明後日思いっきり遊びましょう。よし!がんばります!
そのあと、帰りの遅かったわたしは副会長に怒られてしましましたがそれは秘密で。
ちょっと一旦とめ
総武って公立だっけ私立だっけ?まあどっちでもいいよねいろはかわいいし
総武って公立だっけ私立だっけ?まあどっちでもいいよねいろはかわいいし
支持してる人だって間違いなく多いから好きなようにやってくれ
ということで支援
ということで支援
見てる奴はいるんだから変なやつの煽りに乗らずにちゃんと完結頼むわ
* * *
HQ HQ こちらいろは ターゲットを捕捉 これより追跡を始める
「おい、なにやってんだ」
「えへへー。先輩いつ気付くかなーみたいな。……気づくの早すぎですよ」
「ぼっちの気配察知能力舐めんなよ?あと、あざとい」
はい、というわけで約束の日。放課後先輩とデートです。
絶対否定されますけどね。
待ち合わせ場所は駅前なわけですが、このひとも相変わらずですねー。
前のように校門で待ち伏せしようと思っていたら、それを見こされて
先に行かれてしまいました。軽く傷つくんですけど……。
「ほら、いくぞ。で?何買うつもりなんだ」
「はい?いや、とくに決まってないですけど」
「は?じゃあなんで誘ったんだよ……」
「先輩とお出かけしたかったからですがなにか?」
「なんでちょっと半ギレなんだよ……。つーか俺じゃなくて好きな奴誘えよ」
「まあまあ(笑)」
ここはスルーでいきましょう。とりあえず動いてしまえばこっちのもんです。
「とりあえずララポいきましょう」
「はぁー。まあいいか、たまには」
「んふふ~、そういう先輩好きですよ」
「うっせ。好きとか軽々しく言うな」
「軽くないのでいいです」
「は?」
「ほらほら先輩、いきますよ!」
あわわわ。つい口がすべっちゃいました。
でも逆に意識させること、できたかな?
* * *
「はい、とーちゃーく。あざといは禁止ですよ」
「あざとい」
さーて、この出不精さんをどう楽しませましょうかね。
人嫌いでこもりがち、本をよく読む先輩には~
………あれ、結構きついかも。なにがいいんだろ。
「先輩、どっかいきたいとこあります?」
「家」
「ちょ、来たばっかなんですけど……」
しかも一文字で返されるとか。
「じゃあわたしがルート決めちゃってもいいですかね?」
「好きにしろ。もともとお前の買い物に付き合ってるんだからな」
前半と後半録音したいですね。……ってわたし完全にキモい。ジョークですよ?
「そういえば妹さん受験終わったんですよね?なんかプレゼントあげるのどうです?」
「いや、まだ受かったかわかんないんですけど……。
今度パーティーやるし、いつも貢いでるから別にいいんじゃないか?」
「いつも貢いでるんですか……。
んー、でも一緒に食べるお菓子くらいならいいんじゃないですか?」
「まあ一理あるな。だが一色、一つ見落としている。
あいつは俺に渡されたお茶菓子を、本人の知らぬ間に食べちまうようなやつだ」
「わ、わーそうなんですかー。なのに仲いいんですね」
「うちの男は小町のすることなら許しちまうからな」
「なんという家族愛……。わたしもそんな便利な人欲しかったなー」
「言い方に悪意があるんだが……」
ふーむ。じゃあ特に先輩はなにも買うつもりないみたいですね。
なんか連れまわすみたいで気が引けますが、先輩だし、いっか♪
「あ、わたしあっちみたいです!いきましょう!」
「おい引っ張るな。そんなに強くひっぱったら服が破けちゃうだろうが!」
「駆逐系男子ですか……。リアルで聞くとキモいですね」
「お前進撃知ってんのかよ」
それからもしぶしぶ、といった感じの先輩を連れまわすこと数分
ちょっと小腹もすいてきたことですし、カフェに向かいます
「なにか食べます?」
「いや、コーヒーだけでいい」
「んー、わたしは……パフェでも食べましょうかね」
「太るぞ」
「……先輩。刺されますよ。わたしはあんま太らないので気にしませんが」
「お前の方が敵作りそうなもんだが……」
「わたしが周りの好感下げるようなこと言うわけないじゃないですかー」
「その遠回しに『わたしの周り』に俺は入ってない発言とかいいから。知ってるから」
「そうですね。先輩はわたしの傍、ですからね」
「……あほか」
あは、先輩てれてるー。
なんか恋人っぽい雰囲気ですよこれ、いけちゃいますかこれ!
……うん、それで失敗したから抑えますよ今回は。
「あれ?ヒッキー……と、いろは、ちゃん?」
「どうしたの由比ヶ浜さ……あら」
「へ?」
「あ?」
あ、奉仕部メンツがそろった。……じゃなくて!
あれ、これまずいです。修羅場です!
「奇遇ねこんなところで。部活を休んで遊びに来ていたなんて」
「いや、おまえに言われたくないんだけど……」
「あははー、用事っていろはちゃんと買い物だったの?いってくれればいいのにー」
「特に言わなきゃいけない理由もなかったしな。おまえらは?」
「私たちは今度のお疲れ様会の準備のためにちょっと買い物を、ね」
「そうか、悪いな任せちまって」
「いいっていいって!こっちは任せてよ!」
「……それでは、また」
「おう。じゃあな」
「ばいばいヒッキー。いろはちゃんもまたねー」
「あ、さよならでーす」
……あ、あれぇ?
「なんか普通だったんですけど」
「は?何が」
「え?だって……んん?」
てっきり気まずい空気になるものだとばかり……
あれー?わたしの早とちり?いや、でも結衣さんはそうっぽいし……。
それとも眼中にないとか?うーん。
「おーい。なに変顔してんだ」
「別に変顔なんかしてませんよ!ほら、ちょうぷりちーです」
「はいはい、かわいいかわいい」
うわーてきとうだー。
まったくこっちの気も知らないでー。
「ところで先輩」
「どうした」
「もうお腹いっぱいで食べられません」
「……それを俺にどうしろと」
「はい、あーん」
「やめろ。ほんとやめて」
「もったいないですよー?甘いの好きですよね?はい、あーん」
「……勘弁してくれ。別に残してもいいだろ」
「ぶー、しょうがないですねー。はいあーん」
「おまえ馬鹿なの?」
失礼な!
ちょっとした冗談ですよ!
カフェを後にしてまたぶらぶらと店内をまわる
あ、そうだせっかくなので先輩にプレゼントをあげましょう。
いろいろお世話になってますしね。なにがいいかなー。ガンダムとか?
男の子ですし難しいですねー。
マフラーとか季節にあってるんですけど、ちょっと重いかな。
あんまお金のかかるものは受け取ってもらえなさそうですし。
男子高校生といえば数珠ですか?戸部先輩あたりつけてそうですよね。
でも、先輩はつけないだろうし、つけてたらそれはそれで……。
むしろ数珠つけてる人馬鹿にしてそうですね。正直わたしも理解しがたいです。
小物……とか。あ、実用的なものとかいいですね。
となるとコップとか食器類でしょうか。
「先輩ここからちょっと別行動でもいいですか?」
「ああいいぞ。おれもちょっとみたいとこあるしな」
「じゃあちょうどいいですね。では、30分後にまた会いましょう」
「りょーかい」
てなわけで、先輩と別れ目的のものを買いに行きます。
……先輩のみたいものってのが気になりますけどね。
* * *
「お待たせしました~」
「おつかれさん」
お目当てのものを購入し先輩と合流する
「先輩早いですね」
「まあ買うもの決まってたからな」
「じゃあちょっと待たせちゃいましたか?」
「いんや、てきとーにぶらついてたから問題ない」
「そうですか。それじゃそろそろ帰りますか」
「だな」
モール内を出て帰宅するために足を進める
けど、帰りたくないなー。
ずっと一緒にいたいです……。さすがに恥ずかしいんで口にできませんけど。
「一色、もう暗いし送るぞ」
……なーんも下心なくこんなこと言える先輩ってすごいですよね。
「なんですか!?暗がりに紛れてなにするつもりですか!?」
「なんもしねーよ……」
「あはは、さすがに悪いので大丈夫です」
「そうか」
「そうです」
しばらく会話もなく歩き続け、次第に別れなければいけないところまでくる。
「それじゃ……ここでお別れですね」
「だな」
「今日はありがとうございました。楽しかったですよ~」
「まあ、俺も楽しかった……かもしれん」
えへへ。素直じゃないですね~。
「そんな先輩にプレゼントです!はいどーぞ」
「んあ?なんで」
「いろいろお世話になってるお礼です。……いらないなら、その」
「あ、いや、ありがとな」
といってわたしの手からブツを受け取る
へっへっへ、どうですか。なんだかんだ拒否しそうな先輩でも、
こういってしまえば受け取らざるを得なくなってしまう。完璧ですね。
「これ、マグカップか?」
「はい、そうです。せんぱいコーヒーとかよく飲むんですよね?
実用的なのを考えてみたんですけど……」
「まあよく飲むな。ありがとな一色」
ほとんど表情を変えない先輩が笑顔になる。それだけで買ったかいがありました。
「あー、お返しと言っちゃなんだが。これ、やるよ」
「へ?なんですか?」
綺麗に包装された包みを渡される
一応許可をとってその場で開けてみると
「わぁ……かわいい。シュシュですか」
「ああ。なんか迷惑かけてるし、その詫びだ。いらなかったら返してくれも―――」
「いえ、ありがとうございます!土下座されても返しません。というか迷惑かけてるのはわたしのほうな気が」
しばらく眺めてて気づく
「もしかして、結衣先輩たちのもってたのも先輩からのですか?」
「あー、まあ一応」
やはり。どうりでたまに見かけたとき大事そうにしてたわけですね。
通常なら、他の子にもあげているというのはマイナスな事実ですが、
この場合はむしろプラスですね。
先輩の求めた"本物"
それがあの二人なのだとしたら、わたしも、もしかしたら―――
そう考えていたらつい、口を開いてしまいました
「先輩のいう本物にわたしは入ってますか?」
「おい、もう忘れてくれっていったろ」
先輩は恥ずかしそうに顔を背けるが、わたしの真面目な態度を察してこちらに向き直る
「わたしは、先輩にとってただの後輩ですか?」
しばらくの無言ののちに小さな声が聞こえてくる
「………ただの後輩にプレゼントなんかするか」
あー、ははは。これは………嬉しいです。というかかわいすぎます先輩!
「もう!先輩のほうがあざといじゃないですか!」
「なにいってんだこいつ」
ですが一色いろはここで焦らなーい。
はやる気持ちを抑えます、抑えましょう、抑えました。
「それでは先輩、おやすみなさい」
「ああ、おやす―――」
その言葉を待たず、ぎゅっと先輩に抱き着く
「は、な、おい一色」
「えへへー照れてるんですか?別に初めてじゃないですしそんな慌てなくても」
と言ってるわたしの顔は真っ赤だろう。暗くてよかった。
「おまえ、新しいやつの攻略するとか言っておきながらこんなことしてていいのか」
「言い方わるいですよねぇ!?わたしが節操ないみたいじゃないですか!」
絶賛攻略中ですがなにか?
「それじゃ今度こそほんとうに、おやすみなさい」
「……おう。ほんとに送ってかなくてもいいのか」
「なんですか送りたいんですか?もしかして口説いてます?ごめんなさい、もう少しまってください」
「別にそういうわけじゃねーよ。じゃ、きをつけてな」
「はい、先輩こそ」
先輩に手を振ってその場を後にする
確実に前へ進んでる実感から、自然とスキップをしてしまう。
いつものニコニコしてる表情とは別の、なんとも言い難い顔をしてる気がする。
「んー……はぁ」
少し伸びをして息を吐く。その吐息は白くこの場の寒さを物語っている。
それとは裏腹に、わたしの体は熱いままだ。
すごくドキドキします。こんな経験いままでなかったですからね。
ちょっと恥ずかしいような気もします。
ふと目に入ったのは、自販機にあるコーヒー
いつもなら気にも留めなかった飲み物を、気づいたら購入していた
「んく、んく……ふあー、あっま」
なんか久しぶりに飲みましたけど、めちゃくちゃ甘いですねこれ。
胸焼けしそうな甘さが、まさに今の自分の心境のようでくせになりそうだった。
「……明日も会えるかな」
奉仕部でないわたしは、先輩に会う大義名分がないわけですが―――
「うん。もうちょっと攻めてみましょう。手始めに昼食を一緒に……とか」
多分嫌がるであろう先輩の姿を想像して、笑いが込み上げる。
最近は毎日"明日"を楽しみにしている気がする。
次はどんなふうにしようかなー、なんて考えながら甘ったるい液体を胃に流し込んでいた。
うえぇ……むねやけしそう。
***
ハハッwwwいろはすwwwwww
いろはすの今後に乞うご期待(ここで完結ってのは)
いろはすの今後に乞うご期待(ここで完結ってのは)
>>287
ないな
ないな
モデルの稲毛高校に一番近いのは稲浜ショップかマリンピア。
稲浜ショップ内にはラーメン屋があるが、別に美味くない。
稲浜ショップ内にはラーメン屋があるが、別に美味くない。
>>291
千葉人はマイノリティなのだよ
千葉人はマイノリティなのだよ
いろいろ理由をつけて逃げ出す怖がりで難攻不落のヒロイン
ヒロインを狙う計算高くてずる賢い肉食系主人公
順調に間違っているなぁ
ヒロインを狙う計算高くてずる賢い肉食系主人公
順調に間違っているなぁ
「で、どうすればいいと思いますか」
「なぜ俺に聞くんだ……」
またも生徒会室にて、副会長に話をふっかけてみます。
「んと、なんとなく?ですかね」
どことなく先輩と雰囲気が近いからですかね。
勘違いされても困るんで言いませんけど。
「それより、そこに同性がいるだろう」
「えぇ!私ですかぁ!?……そ、その、そういった経験はないのでちょっと」
「おれもないんだが……」
「えーそなの?なんか大人の付き合いとか知ってそうじゃない?」
「なぜそうなる。そういうおまえはどうなんだ」
「僕もないよー。まだ遊んでいたい時期だからねー」
あはは。なんか面白くなってきましたねー。
案外固い人たちかと思えば割と普通に青春したい気持ちもあるのでしょうか。
「以外ですね。城ノ内さんとか経験豊富そうですが」
「びみょーなとこかな。付き合う一歩手前までが楽しいっていうかさ」
「あ、それわかります」
「わかるのか……。それって、その……不健全じゃないのか」
「やだなー副会長ー。純情だなー」
「このくらい普通ですよねー?なにもいけないことはしてませんよー?」
「……うるさい」
なんか副会長って面白いですよね、いろいろと。
「それよりもいろはちゃんの恋路を手伝わないとね。ね?副会長」
「そうだな。仕事に支障が―――おい何見てる」
ふふ。最近は楽しいですね~。
先輩、いまごろ何やってるんだろ。
………ちょっと奉仕部に遊びに、って無理ですよねー。
「弁当でも作ってやるってのはどうだ?」
「やだー副会長かーわーいーいー」
「貴様……」
わなわなと震えてる副課長を本田さんがなだめる
しかし弁当、弁当ですかー。いやーそれはさすがにハードル高いですよ。
いやでも後輩からの差し入れとかポイント高くないですか?
まさにハイリスクハイリターンですね!ドヤァ
「えと、それもありだと思うんですけど、まだはやいかなーなんて」
「たしかに付き合ってもない異性に弁当なんて何ごとかって話だよねー」
「あ、でも一緒にお昼くらいならいいんじゃないかな」
「それも考えましたけど……。前狙ってた人がそこのクラスなんでちょっと」
「メールで呼び出せばいいじゃないか」
「あの人はメールごときで動きません」
「……それはなんか。大変だねー」
多分みなさんびみょーな顔してたと思います。
最近先輩のことばかり考えてたから"普通"が先輩基準になってる気がします。
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