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元スレいろは「わたし、葉山先輩のことが…」葉山「…俺は彼の代わりにはなれない」
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新生徒会長 一色いろはに生徒会としての初めての大きな仕事が与えられた
内容は他校と合同イベントを開催する、というものである
まだ生徒会長になったばかりのうえまだ1年生
どのように進めていけばいいのか不安で仕方がない
だが、成り行きでなったとはいえ仕事をしないわけにはいかない
しかし時は無情にも第一回の合同会議を迎えてしまう
最初ということで、顔合わせと少しの作業で済んだのだが、彼女の顔色は優れない
その理由は2つ
生徒会長として何をしていけばいいのかまだわからないこと
生徒会役員といまいち打ち解けていないこと
「はぁ…」
思わず溜息が漏れる
役員と打ち解けてないことで会議中でも気まずく、合同会議にもかかわらず
こちらからの意見は何もなかった
「しかも向こうの会長なーんか微妙なんですよねー」
似たようなことばかり言っていて有意義な話し合いには到底思えなかった
「…はぁ。どーしよ。とりあえず打ち解けることが先…でも…はぁ」
先のことを考えると溜息が止まらなかった
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1407216582
内容は他校と合同イベントを開催する、というものである
まだ生徒会長になったばかりのうえまだ1年生
どのように進めていけばいいのか不安で仕方がない
だが、成り行きでなったとはいえ仕事をしないわけにはいかない
しかし時は無情にも第一回の合同会議を迎えてしまう
最初ということで、顔合わせと少しの作業で済んだのだが、彼女の顔色は優れない
その理由は2つ
生徒会長として何をしていけばいいのかまだわからないこと
生徒会役員といまいち打ち解けていないこと
「はぁ…」
思わず溜息が漏れる
役員と打ち解けてないことで会議中でも気まずく、合同会議にもかかわらず
こちらからの意見は何もなかった
「しかも向こうの会長なーんか微妙なんですよねー」
似たようなことばかり言っていて有意義な話し合いには到底思えなかった
「…はぁ。どーしよ。とりあえず打ち解けることが先…でも…はぁ」
先のことを考えると溜息が止まらなかった
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1407216582
* * *
次の日さっそく生徒会で集まり会議を始める…のだが
「えぇっと。どうしたらいいですか…ねぇ?」
その言葉に対する役員たちの反応は悪い。
「あはは…。いきなりこんな大仕事って困っちゃいますよねぇ~」
副会長がそれに答える
「あぁ。始まったばかりなのにな」
「ですよねぇ~」
そこで会話はプツリと止まる
とても生産的な会話が出来ているとは思えない
「あ~…あ!めぐり先輩に聞いてきましょうか!」
「でももう引退した人に頼るのも気が引けるよねー」
「まぁ受験生ですし、さすがに悪いですよねー」
また別の役員が反応をしてくれるがそこから会話が発展する気配はない
「じゃ、じゃあ他に頼れる人とかっ」
「会長」
「は、はい!」
そこで副会長がいろはを呼ぶが
「……いや、なんでもない」
「あ、そ、そうですか」
一体何を言おうとしたのか。いやうすうす分かってはいる
外部に頼ろうとしている事になにかいいかけたのだろう
「…今日はこのくらいにしておきましょう!次の合同会議でなにか動きがあるでしょうし、
各自でアイデアを考えておくということで…どうですか?」
「まぁ…そうだな」
副会長の同意を合図に他の役員も帰る支度をし、
それぞれ控えめにおつかれーといって解散していく
手を振り、はにかんでいたいろはは机に突っ伏し脱力する
「っぷはぁぁー。あーもう無理。限界。助けて葉山先輩ー」
と、いいつつも葉山に頼るつもりなどさらさらなく、これからどうしようかと考えていたのだが
「戸部先輩は使え…頼りになるけどアホだし。あ、いるじゃん。手伝ってくれそうな人」
意地悪い笑みを浮かべると帰り支度を済ませる
「次の会議は明日だから、放課後に行けばいいよね。泣いて頼めばこっちのもんですよ!」
「確か…奉仕部、だよね」
その足取りは幾ばくか軽かった
各自でアイデアを考えておくということで…どうですか?」
「まぁ…そうだな」
副会長の同意を合図に他の役員も帰る支度をし、
それぞれ控えめにおつかれーといって解散していく
手を振り、はにかんでいたいろはは机に突っ伏し脱力する
「っぷはぁぁー。あーもう無理。限界。助けて葉山先輩ー」
と、いいつつも葉山に頼るつもりなどさらさらなく、これからどうしようかと考えていたのだが
「戸部先輩は使え…頼りになるけどアホだし。あ、いるじゃん。手伝ってくれそうな人」
意地悪い笑みを浮かべると帰り支度を済ませる
「次の会議は明日だから、放課後に行けばいいよね。泣いて頼めばこっちのもんですよ!」
「確か…奉仕部、だよね」
その足取りは幾ばくか軽かった
* * *
ディスティニーランドに行けとチケットを貰ったのはいいが、この4人と行くのはさすがにきつい。
「あの仲良し?3人と一緒に行けとか平塚先生もエグイこと言いますよねー」
雪ノ下さんが年パス持っててよかったーと思いつつ余ったチケットを握り歩く
向かう先は部活中の葉山がいるであろうグラウンド
「いやぁ。こんな賭けみたいなことするつもりなかったんだけどなー」
賭け。一色いろはのような計算高い人間は賭けるようなことは好まない
当然金の掛かったギャンブルではない
今回でいう賭けというのは、葉山にアタックするということだ
部活のかわいい後輩マネージャーとして葉山に近づいているのだが、彼は表面上では親しげにしつつも、
どこか1歩引いたとこにいるように思えた
そんな相手を遊び(あわよくばデート)に誘ってもやんわり断られるのが関だ
なぜ彼女がこんな攻勢に出たかと言えば…この間の出来事のせいだろう
奉仕部に寄った彼女が偶然にも聞いてしまった比企谷八幡の本音、願い
言葉数は少なかれどその思いはよく伝わってきた
いつも周りに好かれるために行動し、自分のイメージのために生きてきた彼女のこころを動かすには充分だった
そのことが今回の賭けにでた理由である
しかし今回はあくまで仕事としてのお願いだ。失敗してもダメージはない
それに奉仕部面々とは交友がある。勝算は高いように思える
心の中で大丈夫大丈夫と祈っていると目的の姿が目に入る
「あ、葉山せんぱーい!」
「あぁ、いろはか。どうかしたか?」
相変わらず皆を虜にするにこやかな笑みを浮かべている
うん。かっこいい。………あれ?こんだけだっけ?
いやいや!…好き。好き?あれ?
「いろは?」
突然固まったいろはをみて不思議に思った葉山が声をかけてくる
「は!いえいえなんでもないです!あ、それよりこれ!見てくださいよ~」
「これは…ディスティニーのチケットか?どうしたんだこれ?」
「いえいえ実はですねー、生徒会の仕事の参考になるってことで平塚先生に渡されたんですけど1枚余ってて、
それで奉仕部の方々と行くことになってるんですけどそのー、気まずくて?だから葉山先輩についてきてほしいかなーなんて」
「奉仕部と…。そうか。じゃあせっかくだし無料券もらえるなら行こうかな」
「ほんとですか!やったー!」
と喜ぶ一色であったが、ここは人目に付くグラウンド。そううまくいくはずもなく…
「よっいろはす~。ん?ディスティニーランドのチケットじゃん!はやとくんどうしたのこれ?」
「あぁ、戸部。実はディスティニーに取材にいくことになってな」
「ちょ、なにそれ羨ましすぎっしょ!っべーこれは俺も行くしかないっしょ~」
「ははっ、言っとくがこれは仕事だぞ?」
「とかいって~半分くらいは遊びみたいなもんっしょ!いろはす!俺もいっていいべ?」
突然の戸部の襲来に不機嫌そうないろはだったが、すぐに取り繕う
「え!あ~でもすみません、チケットもうないんですよ~」
「まじか~。あ、じゃあ優美子たちも誘ってみんなで遊び行くべ!俺たちは自腹になっけどさ」
は?なぜそうなる
と言いたいところをグッと抑え、やんわりとお断り体制に入る
「それもいいですね~。でも今回は仕事なのでちょっと…」
「まぁいいじゃないか。遊びながらでも取材はできるわけだし。最近こいつらと遊ぶ時間も取れてなかったしな」
「さっすがはやとく~ん話がわかる!」
「はぁ…そういうことなら」
葉山に言われてはどうしようもないのか、渋々と承諾する
「んじゃ!ちょっくら優美子たちに連絡いれてくるわ!」
「おいおい、今は部活中だぞ?」
「っべ~!テンションあがりまくりで忘れてたわ~」
「おいおい。いろは、集合場所とか決まったら連絡頼む。じゃあ部活戻るな」
「りょうかいで~す…。あぁ」
困り顔で微笑みながらそういうと2人はコートに戻っていく
残されたいろはは戸部を恨みがましい目で見つつ、三浦との諍いを想像して頭を抱える
「え!あ~でもすみません、チケットもうないんですよ~」
「まじか~。あ、じゃあ優美子たちも誘ってみんなで遊び行くべ!俺たちは自腹になっけどさ」
は?なぜそうなる
と言いたいところをグッと抑え、やんわりとお断り体制に入る
「それもいいですね~。でも今回は仕事なのでちょっと…」
「まぁいいじゃないか。遊びながらでも取材はできるわけだし。最近こいつらと遊ぶ時間も取れてなかったしな」
「さっすがはやとく~ん話がわかる!」
「はぁ…そういうことなら」
葉山に言われてはどうしようもないのか、渋々と承諾する
「んじゃ!ちょっくら優美子たちに連絡いれてくるわ!」
「おいおい、今は部活中だぞ?」
「っべ~!テンションあがりまくりで忘れてたわ~」
「おいおい。いろは、集合場所とか決まったら連絡頼む。じゃあ部活戻るな」
「りょうかいで~す…。あぁ」
困り顔で微笑みながらそういうと2人はコートに戻っていく
残されたいろはは戸部を恨みがましい目で見つつ、三浦との諍いを想像して頭を抱える
* * *
ディスティニーランド当日
三浦と睨み合いながらもそれなりに楽しく園内を回っていた
ふと気になり、奉仕部のメンツを見やる
いろはが彼らを正確に認識したのは生徒会長の一件からなので、それ以前の仲はわかりかねるが、
どうも喧嘩しているようだった。それがこの間解消されたようで、ぎこちないながらもどこか楽しそうだった
先輩 雪ノ下さん 結衣さん
私にはないものを持っている。それがなにかわからないけど
でも、この3人がとても綺麗なものに見えた
同時に自分はこの中に入れないと思い、胸が痛んだ
って、いや。別に入りたいわけじゃないですけどね?
ただなんか…こう。うらやましいなぁ。
先輩。私って先輩にどう思われてるんでしょうか。可愛い後輩?ないな。あざとい後輩?あるよ。
そこで自分の考えていたことにハッ!となる
いやいやいやいや!なに!?違うでしょ!いや違わない!
そう、『葉山』先輩のことだから。うん。間違っても腐敗した方の先輩ではない。
そして、一つの思いが芽生えた。野望と言ってもいいかもしれない
比企谷八幡が求めた"本物"
そして彼女もまたそれを求めた
私も、本物が、欲しい
だから葉山先輩を…
それは自らを誤魔化しているようでもあった
手に入らないものから目をそらし、目を曇らせ、目を伏せた
彼女自身よくわからなくなっていた
だが決意した
おそらく、この魔法の国の効果もあったのだろう
「……戸部先輩、ちょっといいですか?」
「おー、どした、いろはす」
間違っているのかもしれない
それでもやらずにはいられないと思った
「……え、マジ?」
葉山隼人に告白する決意を
* * *
パレードが終わり花火が打ち上がろうとしている。
いろはは、八幡や戸部達とは少し離れた場所にいた。傍には葉山もいる。
あらかじめ戸部に頼んで2人きりにしてもらえるようにしたのだ。
「あれ、戸部達とはぐれたか?」
「…みたいですね。あの、葉山先輩」
「うん?あまり遠くに行ってないといいが…」
「あの!少し…お話し、いいですか?」
声は震えていたと思う。
こんな経験初めてだった。
自分は傷を負わないように。
プライドを傷つけないように。
告白は相手にさせようと思っていた。
まさか自分からしようと思うなんて思ってもみなかった。
「あぁ」
葉山は短くそう答えると、いつもの笑顔を消し、真剣な顔になる
だがその顔はどこか痛々しいものをみるような、申し訳なさそうな顔つきだった
正直もう吐きそうだった
だがここまで来て今更退けない
「わたし、その…ですね」
しかし、いざとなるとなかなか言葉が出てこない
ふとある光景を思い出す
実際は声しか聞いていないのでその場を見ていたわけではないが、
必死になりながら、うまく言葉もまとめられず泣きながら思いをぶつけていた人の光景を
もう震えはなくなっていた
「わたし、葉山先輩のことが…好きです」
葉山はその言葉をきくとゆっくりと目を閉じる
あぁーこれはだめかー。
と思い、なにか言おうとしたのだがその前に葉山が口を開く
「…俺は彼の代わりにはなれない」
何を言っているのか理解できなかった
「…は、へ?」
「君は…君が好きなのは俺じゃない」
意味がわからない。なぜそんなことをいうのか
何を根拠にいっているのか
「いや、え?わたしは葉山先輩のことを…」
葉山は優しい笑みを浮かべている
「いろはの気持ちは素直にうれしいし、いい子だと思ってる。薄々気づいてた。
でも、今はもう違うだろう?君が本当に好きなのは…」
「待って…ください。なに、を」
「…すまない。いらないことを話してしまったな。
好きになってくれてありがとう。でもごめん。」
「いぇ…わたし、すみません」
もうこの場にいることが耐えられず、気がついたら走り出していた
途中驚いた顔をした先輩方を見かけたが構わず走り続けた
残された葉山は、誰に言うでもなく呟いた
「最低だな…らしくない。ただ一言いえば済んだものを……」
* * *
帰りの電車の中。先の一件で周りは御通夜ムード。
どうもすみません!空気悪くしちゃって!泣いてもいいですか!
途中戸部先輩グループは乗り換えのため降りたのは幸いだった。
まぁ奉仕部グループと一緒に帰るってのもだいぶ辛いんですけどね。
わたしが逃げ出したあと三浦先輩たちがわたしのとこに来てくれて慰められてたんですけど、
あの人おかんみたいな人ですね。面倒見のいいっていうかババアっていうか。
戸部先輩なんかおろおろしてて、ぶっちゃけキモかったんですけど。
でも気遣いには感謝してます。ツンデレなわたし可愛い!
「では、私はここで」
「あ、あたしもここで」
「お前まだ先だろ」
「明日休みだし、今日はゆきのんち泊まるの」
「あ、そう」
どうやら雪ノ下さんと結衣さんはここで降りるみたいですねー。
…先輩、家どこなんですかね。
「一色、お前駅どこだ」
なんだろう。泣きそうになった。先輩最低ですね。
「先輩。荷物超重いです」
「買いすぎなんだよ……」
なんだかんだいって先輩ってお人好しですよねー。あざといです。
そんな先輩を見て、結衣先輩は微笑む
「うん、そのほうがいいかもね」
「一色さん。くれぐれも気をつけて」
ハハッ!先輩にそんな度胸ないので大丈夫です。
* * *
車内には先輩とわたし2人きり。
「はー……。駄目でしたねー……」
「いや、お前、今行っても駄目なことくらいわかってたろ」
「だって、しょうがないじゃないですか。盛り上がっちゃったんだから」
「意外だな、お前はそういう場の雰囲気に流されないやつだと思ってたぞ」
その言葉に、笑顔で返す
「わたしも意外です。もっと冷めてるんだと思ってました」
「あぁ、お前、恋愛脳に見せかけて、結構クレバーっていうか」
「わたしじゃなくて、……先輩の話です」
「は?」
しばし先輩をみつめ、真剣な顔をする
してるよね?
「あんなの見せられた心動いちゃいますよ」
「何が」
「わたしも、本物が欲しくなったんです」
「聞いてたのかよ」
「声、普通に漏れてましたよ」
「忘れてくれ」
照れてますかね。
ネタにするつもりはないんですけど、たまにはこんな先輩もいいですね。
「忘れませんよ。……忘れられません」
「だから、今日踏み出そうって思ったんです」
結果的には振られちゃったけど、そのおかげで気づけたことがある。
「その、なに。あれだな、気にすんなよ。お前が悪いわけじゃないし」
「なんですか傷心につけ込んで口説いてるんですかごめんなさいまだちょっと無理です」
「ちげぇよ…」
気付いてませんかね?ちょっと踏み込んだ言い方したつもりなんですけど。
「ていうか、まだ終わってませんし。むしろ、これこそ葉山先輩への有効な攻め方です。
みんなわたしに同情するし、周囲も遠慮するじゃないですかー?」
「……お、おう。そういうもんか」
「そういうもんです。それに、振られるとわかってても行かなきゃいけないこともあるんです。あとあれです。
振った相手のことって気にしますよね?可哀想だって思うじゃないですか。申し訳なく思うのが普通です。
……だから、この敗北は布石です。次を有利に進めるための…だから、その、…がんばらないと」
さすがに今日の出来事はこたえたのか、また涙腺が緩む
そんな状態を見ていた先輩は励ますでもなく、ただ一言だけ
「すごいな、お前」
その言葉が何より嬉しかった。
うん、やっぱりこの人じゃなきゃだめだ。
葉山先輩は好きだった。でも本気じゃなかった。本気になった振りをしてた。そう自分に言い聞かせた。
告白したのも、あの人たちを見ているのが辛かったから。多分何でもいいから欲しくなったんだ。
だってわたしが本当に求めた人は、わたしじゃ手に入りそうになかったから。
矛盾してる。本物を求めたのに、それが手に入れづらいものだと知って、仮初のものを求めた。
そう。でも、気づけたから。
逃げないで、近づこうと思った。
わたしが初めて気を許した人
気を遣わなくても苦しくならない人
傍にいると不思議と落ち着く人
先輩が…比企谷先輩が
わたしの本当にもとめた人だ。
「先輩のせいですからね、わたしがこうなったの」
「いや、会長の件はそうだけど他のは」
なにもわかってないであろう先輩に近づき、耳もとで囁く。
「責任、とってくださいね」
書き溜めここまでしかない
正直ここで終わろうと思ってた
一応大まかな流れはあるから待ってくれ
酉つけとく
あと八幡といろは2視点切り替えでやってこうと思ってるけどいいか
正直ここで終わろうと思ってた
一応大まかな流れはあるから待ってくれ
酉つけとく
あと八幡といろは2視点切り替えでやってこうと思ってるけどいいか
全然気になりませんが何か?
いろはが八幡を頼りにしてたのは知ってるだろうし
いろはが八幡を頼りにしてたのは知ってるだろうし
他人には見せない面を八幡には見せてるってのも気がついてたし、
いろはが取りそうもない行動を取ったのは八幡の影響と考えてもおかしくない
いろはが取りそうもない行動を取ったのは八幡の影響と考えてもおかしくない
冬休みが終わり、学校が始まる
あー、いきたくねー
特に学校で嫌なイベントがあるとか、そういうわけではない
奉仕部の面々と顔を合わせるのが辛い、というわけでもない
休み前の奉仕部の居心地の悪さはすでに改善され、以前のように
いや、以前よりも空気が良くなった気がする
まて、俺の存在は空気に等しい。
つまり俺という存在もまた良いものになったということだ。
いやー、俺みたいな人が増えれば空気が澄んでいくわけだなー。
働く気のないぼっち量産とか国終わってんだろ。
先ほどからつまらないうえに、よくわからないことを考えては突っ込むのを繰り返している
こう嫌なことから逃げたいときによくなるね
じゃあ嫌なことってなによ?
ずばり学校に行きたくない。寒いし。それだけ。
休みの間グダグダしていた分、切り替えが難しい。もっと休んでいたい
長期休暇のあとの働きたくなさは異常…は!だから社畜には休みが少ないのか!
ほんとお疲れ様です。
身を削ってまで働くその心意気を尊敬しつつ、
自分は専業主夫になってだらだらすごしてやる。と、思いを強くしました。
そんな軽い逃避をしていたらいつのまにか、校舎についてしまった
さすがにここまでくれば、先ほどまでの学校にたいしての嫌悪は消えうせる。
大人しく勉学に励むとしよう。やだ!社畜の才能あり過ぎ!
あー、いきたくねー
特に学校で嫌なイベントがあるとか、そういうわけではない
奉仕部の面々と顔を合わせるのが辛い、というわけでもない
休み前の奉仕部の居心地の悪さはすでに改善され、以前のように
いや、以前よりも空気が良くなった気がする
まて、俺の存在は空気に等しい。
つまり俺という存在もまた良いものになったということだ。
いやー、俺みたいな人が増えれば空気が澄んでいくわけだなー。
働く気のないぼっち量産とか国終わってんだろ。
先ほどからつまらないうえに、よくわからないことを考えては突っ込むのを繰り返している
こう嫌なことから逃げたいときによくなるね
じゃあ嫌なことってなによ?
ずばり学校に行きたくない。寒いし。それだけ。
休みの間グダグダしていた分、切り替えが難しい。もっと休んでいたい
長期休暇のあとの働きたくなさは異常…は!だから社畜には休みが少ないのか!
ほんとお疲れ様です。
身を削ってまで働くその心意気を尊敬しつつ、
自分は専業主夫になってだらだらすごしてやる。と、思いを強くしました。
そんな軽い逃避をしていたらいつのまにか、校舎についてしまった
さすがにここまでくれば、先ほどまでの学校にたいしての嫌悪は消えうせる。
大人しく勉学に励むとしよう。やだ!社畜の才能あり過ぎ!
「あ、ヒッキーおはよ!」
「…おー」
教室に着くと、先に来ていた由比ヶ浜に声をかけられる
まさか声をかけられるとは思っていなかったので、少し驚いた
返事を返すと、おしゃべり中だったのであろう。でさー、と会話に戻る
いや、話しかけられること自体は前からあったっちゃあった。
だが、わざわざ挨拶するために会話を切るなんてことなかった気がする。
それにわざわざぼっちで嫌われ者の俺に、目立つように声をかけるなんて前の彼女からは考えられない。
彼女の中でなにか心境の変化があったのだろう。…まぁ、おれも変わったという自覚はある。
少しすると、小柄の天使が入ってくる
「八幡おはよう!」
「おう!おはよう戸塚!」
おっといけない!俺のクールなキャラが崩れちまうぜ!
え、そんなキャラついてない?ネクラマンサーとかかな。
戸塚は俺のテンションがおかしかったのか、口元に手を当ててクスリと笑う
「久しぶり!雪ノ下さんの誕生日会以来だね」
「そうだな。俺はほぼ家からでないからな」
そう。冬休みと言えば頑なに外に出たがらなかい俺だが、今年は珍しく外に出る機会があった。
一つは戸塚が言ったように雪ノ下の誕生日だ。まぁ、やることはクリパと大差なかったし、
その前にみんなで初詣に行ったくらいか。その時の話は割愛させてもらうとして。
他には……ないな。うん。
あれ?やっぱり家から出てないじゃん。
「もぉ。少しくらい外でなきゃ身体に悪いよ?僕が部活忙しくなかったら遊びに誘ったんだけど……」
Oh ! Shit ! 許さないぞ部活動!
「まぁ…なんだ。暇なときはいつでも誘ってくれ。どうせいつも暇だからな」
「うん!じゃあまたあとでね」
戸塚はにっこり微笑むと自分の席に向かう
いやぁ、朝から癒されましたね。
* * *
何ごともなく授業は終わり放課後、部室へと向かう
由比ヶ浜は三浦たちと話していたし来るのは少し遅れるだろう
部室の戸を開け、中に入ると先客がいる
読んでいた本から目を離しこちらに顔を向ける
「こんにちは」
「うす」
いつもの席に座るとカバンから本を取り出す
「お久しぶりね。由比ヶ浜さんはまだ来ないのかしら」
なんなのん?おまえほんとガハマさん好きだな。
「三浦たちと話してたからな。まぁ、すぐ来るだろ」
「そう。てっきり一緒に来るものだと思っていたから」
「いや。ないだろ、ない」
いや、ほんと。そういうの恥ずいんで。
「お茶は、由比ヶ浜さんが来てからにしましょうか」
そういうと、雪ノ下は読書に戻る
俺もまた取り出した本を読み始める
…のだが。
妙に視線を感じる。恐らく、というか確実に雪ノ下なのだが。
こいつは相変わらずだな。
「どうかしたか」
と、一言聞くと咳払いをしたのちに口を開く。
「その……。今度、あなたの家にお邪魔してもいいかしら」
「は?あー、小町か?」
「え、えぇ。その…お菓子作りの練習を頼まれてしまって」
あいつ……もう受験間近だぞ。マジか☆マヂカ
「もちろんそのあと、私が勉強を見てあげる予定だから心配はいらないわ」
「……まぁ、お前が見てくれるんなら少しくらいいいか」
「小町さんのお願いなのに、あなたの許可を取らなければいけないなんて変な話ね」
「半分保護者みたいなものだからな」
「小町さんも大変ね。こんなめんどくさい人の面倒を見なくてはいけないなんて」
「俺が保護者って意味なんだが」
雪ノ下はクスッと笑うと
「では、次の土曜日。お邪魔するわね」
と言ってまた読書に戻る
特に話したいこともないので、俺も本に目を通し始める
久しぶりだな。ほんと。
しばらくして由比ヶ浜が部室に来る
お腹すいたーというもんだからそこからは小さなお茶会が始まった
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