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    元スレ京太郎「『安価で先輩とイチャイチャする』っと」ゆみ「おい」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    651 = 1 :

    京太郎「副将戦は中堅戦が終わった時と点差がほぼ変わらず。勝敗は大将戦に委ねられました!」

    ゆみ「いよいよ宮永の登場か……しかし宮守の姉帯は随分背が高いな」

    京太郎「2m弱くらいでしょうか。自分の身長も結構高いほうだと思っていたんですが、私よりも高いですね」

    ゆみ「まああれより高いというのはそうそういないだろうな」

    京太郎「さて、雑談の間に末原選手が3連続和了。逃げ切りに向けて好調です」

    ゆみ「とにかくスピードを上げるというのは正解だな。打点も低くないし」

    京太郎「このまま東場は末原選手が逃げ切ってしまうのかー!」

    ゆみ「そう簡単にはいかないだろうな……お、宮永カンをしたか。そのまま嶺上開花か。さすがだな」

    652 = 1 :

    京太郎「南1局は末原選手のリーチに姉帯選手がおっかけ。そのまま姉帯選手が末原選手の捨て牌を一発ロン和了りしました」

    ゆみ「末原は運が悪かったな。あの手に負けてしまうとは」

    京太郎「引き続き南2局も末原選手が先制リーチしました。以前好調ですね」

    ゆみ「ああ。……しかしまた姉帯がおっかけたな」

    京太郎「ああっと! またもや末原選手が一発で振り込んだー! 2局続けて不運な展開となりました」

    ゆみ「……2連続でおっかけられて一発か」

    京太郎「好調なだけに辛いですね。さて、岩戸選手と宮永選手がツモ和了りをして南3局一本場に入りました」

    ゆみ「末原はまたリーチをするのか。確認のためだろうが……」

    京太郎「先程と同じく姉帯選手が追っかけリーチ! 末原選手はまた振り込んでしまいました!」

    ゆみ「点差に余裕があるとはいえ少し警戒してもよかったようには思うな」

    京太郎「おっかけられると必ず振り込んでしまうということですか?」

    ゆみ「おそらく次にツモる牌が姉帯の当たり牌になるんだろう。それが自分の当たり牌だったり誰かが鳴いてずらしてくれたりすればいいんだろうが、迂闊にリーチは危ないように思う」

    京太郎「なるほど。さて、前半戦はオーラスに突入。末原選手は再び聴牌して……リーチしましたね」

    ゆみ「さすがに試すのはもう十分な気がするが……案の定姉帯に振り込んだな。早い順目だし姉帯が聴牌していないと読んだのだろうか」

    京太郎「姫松高校は以前トップですが、少しずつ差が縮まってきました! 後半戦はまだまだわかりません!」

    653 = 1 :

    京太郎「後半戦はは姉帯選手の4副露から裸単騎のツモから始まりました」

    ゆみ「もしやこれもおっかけリーチと同じようなものか……? 複数持っているのかもしれないな」

    京太郎「その言葉を証明するかのように再度4副露からの裸単騎でツモ和了り! 宮守女子がついにトップに躍り出ました!」

    ゆみ「怒涛の和了りだな。こうも次々と打ち方を変えられると対応するのも大変だろう」

    京太郎「このまま宮守女子が逃げ切るのか! まだまだ目が離せません!」

    ゆみ「ああ……どうやら永水も黙っていないようだぞ」

    京太郎「おっと。再び副露を始めた姉帯選手でしたが、完成する前に石戸選手が跳満! こちらも負けておりません!」

    ゆみ「守りが堅い選手という前情報だったが、攻撃の方も十分なものがあるようだな」

    京太郎「いやあ凄いですね」

    ゆみ「ああ……ところで目線が少しずれていないか?」

    京太郎「と、とんでもない! 真面目に解説してますよ! おもちで倒すなんて凄いなとか思ってません!!」

    ゆみ「ほう」ゴッ

    京太郎「さ、さあ! 続いて東2局も石戸選手が制しました! 索子の清一色です!」

    ゆみ「他家に索子が1つも入っていないのが異様だな……自分の手も速くなるだろうが一色に染めるほうが基本的には速いだろうし」」

    京太郎「他の選手は辛い戦いになりそうですね」

    ゆみ「ああ。だがさすがは大将を任された選手だ。みんな全く諦めていない」

    京太郎「その言葉のとおりに今度は末原選手が和了りました。再びトップに返り咲けるか!」

    ゆみ「なんとなく宮永がサポートした感じがあるな。そろそろ宮永も動きそうだ」

    654 = 1 :

    京太郎「宮永選手。リーチを姉帯選手におっかけられましたが、その引いた牌をカン。嶺上開花でツモ和了りです!」

    ゆみ「長野でも見せた相手の支配の及ばない場所からのツモ和了り。見事だな」

    京太郎「続く南1局、南2局もカンを有効活用して制し、ついにトップに躍り出て南3局に入りました!」

    ゆみ「やりたい放題だな」

    京太郎「この南3局でもカン……おや、ツモ切りですね」

    ゆみ「意図はよくわからんが、さっきの宮永からはプレッシャーを感じた。何か目論見があってのことだろう」

    京太郎「この後にドラを引くとかでしょうか……おっと、宮永選手ではなく末原選手が和了った!! 倍満で姫松高校2位に浮上!!」

    ゆみ「……まさかこのためか?」

    京太郎「予想外の展開ですが和了ったのは宮永選手ではなく末原選手! 長く続いた熱戦もいよいよオーラスです!」

    ゆみ「最後も熱戦をきた……宮永が嶺上開花のみで和了ったな」

    京太郎「随分とあっさ……宮永選手が得意技で試合を決めたー! 準決勝に進むのは清澄高校と姫松高校です!!」

    ゆみ「誤魔化したな」

    655 = 1 :

    ゆみ「……疲れたな」

    京太郎「疲れましたね」

    ゆみ「これでもだいぶ飛ばしていたはずだが、喋り続けるというのは大変なものなんだな」

    京太郎「やっぱりアナウンサーってプロですね。でもゆみさんの解説よかったですよ」

    ゆみ「何度も見ているからな。それっぽいことも言えるさ」

    京太郎「いやいや、それでもわかりやすかったですよ。本当にプロみたいでした」

    ゆみ「そういえば君は加治木プロと呼んでいたな」

    京太郎「え? はい、まあそれはアナウンサー役ですから」

    ゆみ「……少し寂しかった」フイッ

    京太郎「……ああもう、ゆみさん可愛い!!」ダキッ

    ゆみ「わっ! だ、抱きしめろとは言っていない!!」ワタワタ

    京太郎「言ってるようなもんですよ。ゆみさん~!」ギュー

    ゆみ「ば、ばか……」

    >>658

    656 :

    生徒と先生として演技して合う(先生はどっちらでもよい)

    657 = 1 :

    先鋒から大将まで全部やる必要はなかったと今さらながら思った
    安価なら下

    658 :

    >>621

    659 = 1 :


    658 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/03(日) 21:45:17.68 ID:Nanoyo-YM
    爪を切ってもらうといいと思うのよー


    京太郎「爪ですか。ゆみさんは伸びてます?」

    ゆみ「いや。牌を扱うのだから気を使うようにしているよ」

    京太郎「おお、切りそろえられている……」

    ゆみ「京太郎はどうなんだ?」

    京太郎「あはは……」スッ

    ゆみ「伸びているな」

    京太郎「たまたま切るのを忘れてしまって」

    ゆみ「たまたまでこうはならないだろう。それじゃあ私が切るよ」

    京太郎「はい」

    660 = 1 :

    ゆみ「じゃあ手を出してくれ」

    京太郎「爪切り持ち歩いてるんですね」

    ゆみ「ああ。まあ女子なら珍しいというほどではないと思うよ。特に麻雀は指先を使うしな」

    京太郎「そういうもんなんですか……じゃあお願いします」

    ゆみ「ああ」パチン

    京太郎「人にやってもらうのって小さいころ以来です」

    ゆみ「私も母親にしてもらったのが最後だな」パチン

    京太郎「深爪されないか少し緊張しますね」アハハ

    ゆみ「大丈夫。気をつけるよ」パチン

    京太郎「あはは。わかってますよ」

    ゆみ「……しかしスラっとした指をしているな。男っぽくない」パチン

    京太郎「そうですか? まあ男としてはあんまり嬉しくはないですけど」アハハ

    ゆみ「少し羨ましいな」パチン

    京太郎「いやいや。ゆみさんのがずっと綺麗ですよ。比べ物になりませんって」

    ゆみ「は、恥ずかしいじゃないか」パチン

    京太郎「うおお!? ゆ、ゆみさん! 危ないですって!!」ドキドキ

    ゆみ「す、すまん。気をつける」ワタワタ

    京太郎(余計なことは言わないようにしよう)

    661 = 1 :

    ゆみ「よし、終わったぞ」

    京太郎「おお、ヤスリまでかけてもらってピカピカに……」

    ゆみ「……男子にやるべきじゃなかったかもしれないな」クスクス

    京太郎「自分で見ても違和感ありますねこれ……」

    ゆみ「まあそのうち元に戻るさ。さあ次にしよう」

    京太郎「はい」

    >>664

    662 = 656 :

    イメチェンで京太郎は髪を黒へゆみさんは伊達眼鏡をかける(最低三日間は続ける)

    663 :

    暗い部屋で寄り添いながら映画を見る

    664 :

    解説頑張ったなぁ、爪切りもすばらでした
    安価なら>>606

    665 :

    >>612

    666 :


    664 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/03(日) 22:54:53.27 ID:TosakaYSK
    メガネをかけてデート


    ゆみ「メガネを掛けていないことが前提なんだな」

    京太郎「まあ掛けてない人のほうが多いですから」

    ゆみ「……まあいいか。しかしこのために買うというのもな」

    京太郎「大丈夫です。用意してますから!」サッ

    ゆみ「ああうん。この感じは久しぶりだな」

    京太郎「それでどこ行きます?」

    ゆみ「この時間だし買い物でいいか?」

    京太郎「はい。わかりました」

    ゆみ「じゃあいつものところに現地集合で」

    京太郎「一緒に行かないんですか?」

    ゆみ「せっかくいつもと違う姿になるんだし、一緒に行ったんじゃつまらないだろう?」フフッ

    京太郎「そうですね。わかりました!」

    ゆみ「それじゃ先に行っているよ。またな」

    京太郎「はい!」

    667 = 1 :

    京太郎「ゆみさんどこかな」キョロキョロ

    ゆみ「おーい、京太郎?」ポン

    京太郎「あ、ゆみさん! メガネも似合いますね! 知的で合ってます!」

    ゆみ「そうか? ありがとう。君は……」

    京太郎「……」ワクワク

    ゆみ「……普段のほうが好きかな」

    京太郎「ええっ!?」ガーン

    ゆみ「い、いや。カッコよくないわけじゃないんだぞ」

    京太郎「まあ正直自分でもちょっとどうかなってのは思いました」クイッ

    ゆみ「ぶっ!」

    京太郎「笑わないでくださいよー」クイクイッ

    ゆみ「や、やめろ。ツボに……!」プルプル

    京太郎「これだけでもかけた価値があった気がします。さ、じゃあその辺見て回りましょうか」

    ゆみ「あ、ああ」プルプル

    668 = 1 :

    京太郎「結構楽しかったですね。メガネかけてるゆみさんのこと見るのは新鮮でした」

    ゆみ「京太郎のメガネ姿も見慣れてくると結構似合ってるように思えてきたよ」

    京太郎「そうですか?」クイッ

    ゆみ「ぷっ! や、やめろ」アハハ

    京太郎「酷いなあゆみさんは」

    ゆみ「仕方ないだろう……まあ普段と違う自分という感じで楽しかったよ。たまにはいいな」

    京太郎「そうですね。今度は他のメガネも用意しておきますよ!」

    ゆみ「そんなに頻繁にするつもりはないんだが……まあいいか。それじゃあそろそろ帰るよ。メガネありがとう」スッ

    京太郎「……」

    ゆみ「どうかしたか?」

    京太郎「いえ、こうメガネ女子がメガネ外すとギャップがあっていいじゃないですか」

    ゆみ「まあ妹尾がメガネを外したときは新鮮なものがあったな」

    京太郎「今ゆみさんにもそれ感じてるんですよ! 可愛いです!」

    ゆみ「ば、バカか君は! いつもメガネなんて掛けていないだろう!」カアァァ

    京太郎「些細な事です! ゆみさん可愛い!」

    ゆみ「静かにしろ! もう帰るからな!」タタタッ

    京太郎「恥ずかしがり屋だなあ」アハハ

    京太郎「さて、明日のために安価出しておこう」

    >>681

    669 :

    遊園地デート

    670 = 1 :

    間違った>>671
    安価なら下

    671 :

    >>663

    672 = 1 :

    今日はここまでで
    次回はもうちょう早く着たい

    674 = 671 :


    ゆみにメガネは確かに似合いそうだなー

    676 :


    グラサンとかも似合いそう

    677 :


    671 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/04(月) 00:17:16.61 ID:KinCriWKM
    暗い部屋で寄り添いながら映画を見るんじゃ


    京太郎「暗い部屋ですか。暗い部屋というとホラーが定番ですけど……」

    ゆみ「……私と見たいか?」

    京太郎「怖がらないですしねえ」ハァ

    ゆみ「私はミステリーとかサスペンスとかのほうが好きだな」

    京太郎「じゃああえて恋愛物でも見ましょうか」

    ゆみ「別に構わんが何を見るんだ?」

    京太郎「タイタニックで」

    ゆみ「また傷を抉るようなものを……」

    京太郎「見たもの集めてるので恋愛映画のストックはそんなにないんですよ。花男とか君届とか1人で見に行くのはちょっと……」

    ゆみ「まあ男一人で見に行くようなものではないな。いくらなんでもタイタニックは古い気がするが」

    京太郎「ローマの休日だって名作として語り継がれてますから大丈夫ですよ」

    ゆみ「あれは恋愛映画というより一種の芸術として見られているような……」

    京太郎「タイタニックも実はそんな感じで見れるんですよ! というかこれしかないのでこれ見ましょう」

    ゆみ「まあそれなら仕方ないか」

    678 = 1 :

    京太郎「暗い部屋だと雰囲気出ますね」

    ゆみ「そうだな」

    京太郎「ジャックとローズの身分違いの恋ってのが直球で好きなんですよ」

    ゆみ「ああ。死ぬ前に描いた絵が見つかって、おばあさんになったローズが語るという導入も好きだ」

    京太郎「実話をモチーフにしてるだけあって、サブキャラとかもいい味出してて面白いです」

    ゆみ「そうなのか? それは楽しみだ」

    ――視聴終了――

    京太郎「いやあ面白かったですね」

    ゆみ「そうだな。確かに歴史物の再現映画として見てもいいものだった」

    京太郎「でしょう? 当時のものを出来る限り再現してるんですよ。さっき言ったサブキャラとかも本当にいた人がモデルだったりしますし」

    ゆみ「単なる恋愛映画じゃないんだな」

    京太郎「伊達にアカデミー賞取ってたり、史上最高の興行成績だったりしませんよ」

    ゆみ「……しかしまあ、恋愛物としてもやっぱりいいな」

    京太郎「ベタですけどいいですよね。最後の板をローズに譲って沈んでいくところは、男としてこうあるべきって感じです」

    ゆみ「確かに感動的なシーンだな。……ただ君にああいうことはして欲しくないな」

    京太郎「それはまあ2人とも生き残れればいいですけど。どっちかしか生き残れないなら恋人を助けないと」

    ゆみ「わからないわけではないが、私だって君に生き残って欲しいよ」

    京太郎「さすがにゆみさんを犠牲に生き残るなんて出来ません」

    ゆみ「私だってそうだ」

    京太郎「強情ですね……!」

    ゆみ「君の方こそ……!」

    京太郎「……」ムムム

    ゆみ「……」ムムム

    京太郎「……まあこんなことで言い争ってもしょうがないですし、このへんにしときましょうか」

    ゆみ「そうだな。とりあえず豪華客船に乗るのはやめておこう」フゥ

    京太郎「いやその結論はおかしいです」

    679 = 1 :

    ゆみ「さて、次に行こうか」

    京太郎「はい。にしても本当に寄り添ってただけでしたね」

    ゆみ「映画に見入っていたな。まあ手はつないでいたから」

    京太郎「映画館じゃないから大胆にしてもよかったのに!」

    ゆみ「映画を見ていたんだから手で十分だろう」

    京太郎「そりゃそうなんですけど! キスくらいさせてくれてもよかったんですよ!?」

    ゆみ「キスしていたら映画が見れないだろう」

    京太郎「わかりました。次はさせてくださいね」

    ゆみ「嫌だよ」

    >>682

    680 :

    >>635

    681 :

    kskst

    682 :

    廃墟デート

    683 = 1 :

    短いですけど今日はここまでで
    また来れたら来ます

    686 :


    682 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/07(木) 00:55:14.34 ID:LockerTKI
    廃墟でデートとかしてみたら?


    ゆみ「廃墟?」

    京太郎「廃墟ブームってあったじゃないですか。軍艦島とかの」

    ゆみ「ああ、確かにあったな。しかしこの辺りに廃墟なんて……」

    京太郎「実は近くに閉鎖された工場が」

    ゆみ「本当に無駄な情報を集めているんだな」

    京太郎「ゆみさんのデートに役立つと思えば無駄な情報なんてありません!」

    ゆみ「こんなことでもなければ使うことはなかったと思うんだが」

    京太郎「あったじゃないですか」

    ゆみ「いやそれはそうなんだが……まあいいか」

    京太郎「じゃあいつ行きます? やっぱ夜ですか?」

    ゆみ「いや夜は危ないだろうから昼間にしよう。許可とかは必要なのか?」

    京太郎「必要だと思いますけど、取れるとは思えないので無許可で行きましょう。危なくなったら逃げる感じで」

    ゆみ「本当に大丈夫なのか?」

    京太郎「何とかなりますよ」アハハ

    ゆみ「不安だ……」

    687 = 1 :

    ゆみ「ここか……」

    京太郎「思ったより入り組んだところですみません」

    ゆみ「いや、まあ廃墟だしすぐ近くにあるとは思っていなかったよ」

    ゆみ「ただこれを見ているとなんとなく胸がそわそわするな」

    京太郎「人が作ったものなのに人がいないっていうところが落ち着かないですよね」

    ゆみ「ああ。自分がいたわけでもないのになぜか寂しく感じる」

    京太郎「ファンがいるっていうのも頷けますよね。じゃあ中に入りましょう!」

    ゆみ「見つかるとマズイからもう少し静かに」

    京太郎「はい」

    688 = 1 :

    ゆみ「……まさに非日常という感じだな」

    京太郎「工場って元々普段見ない機械ばっかりですけど、錆びたりしてると使い道とか全然わからなくて雰囲気出ますよね」

    ゆみ「長野というか、日本じゃないみたいだ。ゲームか映画か何かのようで」

    京太郎「そうですねえ。俺も始めて工場の廃墟を見たときそう思いました」

    ゆみ「中々いいものだな。他のところも見てみよう」

    京太郎「はい。廃墟なんで足元とかは気をつけてくださいね。整備とか全然されてないですから」

    ゆみ「ああ、わかった」

    京太郎「……あ、そうか」

    ゆみ「うん?」

    京太郎「手繋ぎましょう。そしたら安心ですよ」ギュッ

    ゆみ「……そうだな。ありがとう」ニコッ

    689 = 1 :

    京太郎「楽しかったですね」

    ゆみ「ああ、想像よりずっと面白かったよ」

    京太郎「近場にあってよかったですね。遠いと車がないと行きづらいですから」

    ゆみ「そうだな。……ただ昔人が集まっていた証と思うと少し複雑になるな。今は人がいなくなったということの証明でもあるし」

    京太郎「言われればそうですね……逆に考えましょう」

    ゆみ「逆?」

    京太郎「はい。昔は人がたくさんいたんですから、それだけ人を受け入れられるってことです。これから増やすことだって出来るはずですよ」

    ゆみ「昔と違って少子高齢化だったり色々と条件が違うんだが」クスッ

    京太郎「うっ。それはそうですね……」

    ゆみ「……でもいい考え方だな。うん、私はそっちのほうが好きだな。京太郎に諭されてしまった」フフッ

    京太郎「い、いやいや。何の考えもなしに言っちゃっただけですから」

    ゆみ「そういう発想が出来る方がいいと思うよ。何ごとも前向きに考えられる方が素敵だ」

    京太郎「俺はゆみさんみたいに落ち着いて考えられるようになりたいです」

    ゆみ「……じゃあ私たち2人合わせてちょうどいいのかもしれないな」フフッ

    京太郎「……そうですね! そうだと思います!」

    ゆみ「うん、じゃあそろそろ帰ろうか」

    京太郎「はい! おっと、明日の分も忘れずに」カチカチ

    ゆみ「毎回毎回よく忘れないな」

    京太郎「もう日課みたいなもんですから」カチカチ

    ゆみ「酷いのが来ないのを祈っていよう」

    京太郎「来ても断るじゃないですか!」

    ゆみ「まあな」クスッ

    >>692

    690 :

    二人でコスプレ

    692 :

    2人で船に乗ってまったり揺られる

    693 = 1 :


    692 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/10(日) 00:16:48.76 ID:CHNdressS
    2人で船に乗ってまったり揺られる


    ゆみ「長野に船はない!」

    京太郎「旅行とかは……」

    ゆみ「そんな暇はさすがにない」

    京太郎「まあそうですよね」ハァ

    ゆみ「……いつかは乗りたいな。2人で船に揺られるというのは楽しそうだ」

    京太郎「そうですね。将来の楽しみにしましょう」

    ゆみ「ああ」ニコッ

    >>696

    694 :

    >>612

    695 = 690 :

    >>690

    696 :

    組体操

    697 = 692 :

    流石に船は無理だったかー、乗り物にしとこうか迷ったが船っていいよねと思ってしまった

    698 = 1 :


    696 名前:雀士にかわりまして名無士がお送りします[sage] 投稿日:2014/08/10(日) 00:29:15.25 ID:SeyaroATG
    組体操とかどや!?


    ゆみ「どうと言われても」

    京太郎「じゃあやりましょうか」

    ゆみ「2人で!?」

    京太郎「指定されちゃいましたし」

    ゆみ「いや、まあ空しいという以外にやりたくない理由はないんだが……」

    京太郎「さあ、俺はいつでも大丈夫ですよ!」グッ

    ゆみ「なんでそんなにやる気なんだ」

    699 = 1 :

    京太郎「じゃあまずは逆立ちから」

    ゆみ「スカートだからちょっとそれは……」

    京太郎「そんな! このためにやりたかったのに!」

    ゆみ「結局それか!!」

    京太郎「さすがよく気づきましたね……」ゴクリ

    ゆみ「何年スカートを履いていると思っているんだ」ハァ

    京太郎「仕方ない。じゃあトンボやりましょう」

    ゆみ「あの足を合わせて扇みたいになるやつか」

    京太郎「さあっ」

    ゆみ「わかった」

    京太郎・ゆみ「……」バッ

    京太郎「……」

    ゆみ「……」

    京太郎「……」

    ゆみ「……そろそろいいか?」

    京太郎「あ、はい」パッ

    ゆみ「なんだろう。死にたい」

    京太郎「つ、次で最後にしますから! サボテンやりましょう!」

    700 = 1 :

    ゆみ「サボテン? ……ああ。膝の上に立つやつか」

    京太郎「はい。しっかり支えますよ」

    ゆみ「体を反らせばいいんだったか?」

    京太郎「そうですそうです」

    ゆみ「わかった。じゃあ裸足になって……」スッ

    京太郎(な、なんか緊張してきた)ドキドキ

    ゆみ「よし、構えてくれ」

    京太郎「は、はい」グッ

    ゆみ「……じゃあ行くぞっ!」ピョン

    京太郎「っ!」ガシッ

    ゆみ「……」ピーン

    京太郎「……」グッ

    ゆみ「……」

    京太郎「……」

    ゆみ「……そろそろいいか?」

    京太郎「あ、はい。腰持って降ろしますね」グッ

    ゆみ「ああ、ありがとう。……やっと終わった」ハァ-

    京太郎「そんな長くやってないですよ!?」


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