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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」照「ずっとずっと、愛してる」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 420 :

    姫子キター
    しよう(ゲス顔)

    452 = 418 :

    エンディングへの道が見えましたね

    453 = 414 :

    してもしなくても一緒や!(やけ)

    454 :

    全てが罠に見えてきた

    455 :

    事情を話した京太郎は――勿論下着の件は伏せたが、鶴田姫子と名乗る少女に連れられて再び哩の部屋に訪れた。

    どうやら彼女と哩は同棲しているらしく、いつもは二人一緒にいるとのことだが、今日と昨日は偶然巡り合わせが悪いようだ。


    「君が須賀くんね。部長から話は聞いたけん、ゆっつらーとしてて?」

    「ああいえ、お構いなく」


    菓子折を渡すと、目の前に出される麦茶。

    お構いなく、というか構うのを止めて貰わないと下着を返すタイミングがない。

    そんな京太郎の心境に構いなく、姫子は京太郎のすぐ隣に座った。

    女の子らしい、シャンプーの匂いが鼻を擽る。

    肩が僅かに触れ合っている。耳を澄ますとお互いの呼吸の音が聞こえそうだ。


    「あの……?」

    「んー?」


    ――近くないですか?

    と、言えたら楽だが言いにくい。

    ニッコニッコと満面の笑みを浮かべる姫子を前にすると、喉に出かかった言葉が引っ込んでしまう。


    「……何でもないです」

    「んー♪」


    初対面の筈なのに妙に上機嫌だ。

    何処となく居心地の悪さを感じて、それを誤魔化すように京太郎は麦茶を飲み干した。

    456 = 401 :

    夏にならなくても熱くなったら麦茶作るよねー(棒)

    458 :

    普段からリザべで繋がっているから京太郎よりはっきりと自分たちが鎖で繋がっていることを自覚してんだな(震え声)

    459 = 449 :

    やったね京ちゃん、またパンツが増えるよ(白目)

    460 :

    今度は白かな

    461 = 418 :

    ベージュ

    462 :

    前張りじゃないかな

    463 :

    家に帰ると履いていたパンツが女性物になっていたのであった

    464 :

    パンツではなくブラという可能性

    465 = 1 :

    「ところで、部長って?」

    「部長は部長――って、ああ。そいね」


    間を持たせる為に京太郎が質問をすると、姫子は得意気に腕を組んだ。


    「ふっふっふ、聞いて驚くことなかれ! 何と我らが部長こと白水哩は――あの新道寺麻雀部の部長ばい!」

    「はぁ……?」

    「……アレ?」


    力説する姫子だが、京太郎は首を傾げることしか出来ない。

    一種の滑った空気が流れ、姫子は怪訝な顔を浮かべた。


    「須賀くん、もしかして麻雀は……?」

    「さっぱりです、役もわかりません……あ、牌を凄い力で握って白くする技とかは聞いたことありますよ」

    「――なんて、こと」


    絶句する姫子だが、京太郎にはその理由がわからない。

    頭上に浮かべる疑問符が増える。


    「――須賀くん!」

    「うわっ」


    いきなり両手を姫子に掴まれる。

    爪が食い込んで少し痛い。


    「おねーさんがばっちり教えてあげるけんね! 安心してよかよ!!」

    「え? え、え?」


    わけも分からないまま、姫子に引き摺られるようにPCの前に座らされる。


    「熱血指導ばい!」

    「は、はいぃ……?」


    そのままネット麻雀のアカウントを作らされて、強制的に「指導」が始まる。

    ある意味で病的な姫子の熱気にとり憑かれたようにマウスを操作し続けて――ある対局の途中で、急激な眠気に襲われて、京太郎の意識は沈んでいった。

    466 = 420 :

    ナルコレプシーかな?

    467 :

    おっ、大丈夫か?大丈夫か?

    468 :

    まずいですよ!

    470 :

    ラブコメの主人公は好きな女の子の近くにいると眠くなるらしいからしょうがないね

    471 :

    天丼かよォ!(歓喜)

    472 = 410 :

    女子寮で、しかも先輩と話してると疲れるから眠くなってもしゃーない

    473 :

    てか、京太郎……その技、一般人にゃ使えねーよ!

    474 :

    一回寝たことある部屋だと警戒心薄くなるししょうがないよね

    475 :

    「ど、どうもでした……」

    「そいぎ、またー」


    ツヤツヤな笑顔で見送る姫子とは対象的に、京太郎の頬はげっそりとやつれていた。

    恐らくネット麻雀の途中で疲れて寝落ちしたのだと思うが、それにしては妙に体が怠い。


    「風邪かな……季節の変わり目は体調崩すって言うし」


    今日も寝汗を多くかいたのだろう、シャツが肌にベトベトと張り付く。

    早く家に帰ってシャワーを浴びて休もう。


    「……にしても、意外と楽しかったな。麻雀」


    打つ、というよりは打たされた、という感じで基本的なルールも覚えていないが。

    役を作って上がれた時は気持ちが良かった。

    本格的に始めてみてもいいかもしれない。


    「姫子さんのネト麻のアカウントも教えて貰ったし――ん?」


    先程、姫子が京太郎のカバンに入れたネト麻のIDを書いた紙。

    確認してみようとカバンの中を探ると、覚えの無い感触が指に当たった。


    「何だコレ――え゛」


    取り出してみて、絶句する。


    「え、え? 」


    それは、中学の頃に馬鹿話をしている時に存在を知ったもの。

    つい好奇心で画像検索してしまった、女性が行為に用いる『玩具』

    恐らく、前回の下着のように偶然紛れ込んだのだろうが、つまりコレの持主は――


    「うわわっ!?」


    慌ててソレをカバンの奥に突っ込み、何が何だか分からなくなって走り出す。

    混乱する頭の中でも、ただ一つ分かったことは――また、あの部屋に返すべきものが増えたということだけ。




    「くしゅっ」

    「風邪?」

    「いえ……きっと、須賀くんです♪」

    「むぅ」

    476 = 402 :

    たすけてすばら先輩

    477 :

    なんやこの変態ども……(驚愕)

    478 = 458 :

    これは、ちょっとしたホラーですよ

    480 = 393 :

    京ちゃん!長野に帰ろう!

    481 = 407 :

    逃げよう

    482 :

    こわい

    483 = 448 :

    初日は寝汗だけ、二日目は謎の倦怠感。
    つまり、京太郎の初めての相手は……。

    484 = 401 :

    ツヤツヤだと

    485 :

    それから、モノを彼女たちの部屋に返しに行く度に、何故か持ち物が増えて帰って来て。

    まさか、無意識のうちにあの部屋の持って帰ってるのか――? だなんて、自分が恐ろしくなっても答えは出ない。

    色んな意味で眠れない京太郎の夜は続き――



    「ついに、明日……か」

    ベッドで横になって天井を見上げながら呟く。

    新道寺高校。

    京太郎が通うことになる高校の入学式が、明日に迫っていた。


    「……咲はどうなってるかなぁ」


    手紙でのやり取りからは元気にしていることが伝わってくる。

    しかし、長野と福岡での手紙はどうしてもタイムラグが出来る。

    咲が携帯を使ってくれれば此方ももっと楽に連絡が取れるのだが。


    「……まぁ、どうしようもないか」


    ――そして、電気を落として目を閉じると同時に、自らを縛り付けるあの鎖の感覚。

    重みが増しているように感じたけれど、京太郎には何も出来ない。

    京太郎はただ何も考えず、自分が眠りに付くのを待った。

    486 = 401 :

    持ち物増えていったのか、無意識とか考えたら怖いよな
    もう行くの止めたらいいんだよ! ww

    色んな意味に[田島「チ○コ破裂するっ!」]は入ってないんだろうなぁ……・

    487 = 401 :

    saga忘れてた

    488 = 420 :

    パンツコレクション…

    489 :

    京太郎が新入生として新道寺高校に入学してから一週間が経過した。

    初めは浮き足立っていた新入生たちも、そろそろ新しい環境に慣れてきた頃だが――


    「やっべ、俺もアイツを笑えねーなコレ……」


    ――京太郎は、迷子になっていた。

    今でこそ共学の新道寺高校だが、かつては女子校だった。

    その影響で施設も未だに女子向けのものが多く――平たく言えば、男子トイレの数が少ない。

    校内を彷徨い歩き、何とか最悪の事態は免れた京太郎だが、気が付けば見覚えのない廊下を歩いていた。


    「あら、新入生?」


    だが、そんな京太郎に救いの手を差し伸べる者がいた。

    2年生の女子生徒で、真面目そうな雰囲気を漂わせている。

    2年生のクラスの前を新入生の男子生徒が歩いていることを不思議に思ったようだ。


    「なにか先輩に用事ですか?」

    「いえ、そういう訳ではないんですけど……」

    「……んん?」


    そして、京太郎に話し掛けた女子生徒が首を傾げる。

    彼の言葉には訛りが感じられない。


    「……失礼ですが、出身は?」

    「? 長野ですけど――」

    「すばらっ!」

    「……すばら?」


    急にハイテンションになる先輩に目が点になる京太郎。

    学校内で言えば、京太郎にとってコレが始めての上級生との触れ合いだった。

    490 :

    すばら先輩が最後の希望だ

    491 :

    すばらっ!
    咲に手紙で迷う気持ち解るって書かないとなww

    492 :

    すばら先輩は以前の話でも女神だったからな

    493 = 491 :

    >>492
    丁度このスレになってからの最初の短編だな

    494 :

    自分関係だけなら修羅場無視するけど他で修羅場が発生するとすばら先輩も危ない気もする
    京太郎以外全員監禁して仲良く全員で京太郎とお付き合いさせたり

    495 :

    話し掛けてきた2年生、花田煌の後に付いて廊下を歩く。

    こうして迷子になったところを先輩に助けてもらうのは、これで2回目だ。


    「じゃあ、花田先輩も長野出身なんですか?」

    「ええ、中学は高遠原というところに通っていました。が、ふむ……」


    煌が京太郎の顔を見つめ、目を細める。


    「須賀くんは姫子や、白水部長のことは知っていますか?」

    「ええまぁ、二人とも知ってますけど」

    「部屋に行ったことは?」

    「まぁ、何度か」

    「ふーむ、成る程」


    歩きながらも、考え込むように顎に手を添える煌。

    やがて納得がいったのか、手をポンと打ち付けた。


    「成る程! 二人の彼氏とは、須賀くんのことだったんですね!」

    「……は、はい? 何ですと?」

    「ご存知ないのですか? 2、3年の間では結構噂になってますけど」


    初耳である。

    驚きに京太郎の足が止まる。

    496 :

    何人も侵してはならない聖域
    それがすばら先輩たからな

    497 :

    二人の彼氏ってのもスゲーよな
    僕も所有されたいです!(涙目)

    498 :

    ファッ!?

    499 :

    今明かされる周知の事実

    500 :

    もうすでに外堀は埋められていた…リザベーション待ったなし


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