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    元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」照「ずっとずっと、愛してる」

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    みんなの評価 : ★★
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    402 :

    信じて送り出した京ちゃんが(ryの続きキター

    403 :

    ついにきたか…!(ガタッ

    404 :

    長い髪を二つに纏めた少女――白水哩に先導されて道を歩く。


    「すいません、ホント」

    「気にせんでよか」


    買い物に出掛けたところ、いつもの道に見知らぬ男が困り顔でウロウロしていたので気になって声をかけてみた、とのこと。

    引っ越して来たばかりで道が分からず迷子になったと正直に話すと、哩が道案内をしてくれることになった。


    「そいに、私の後輩にも一人長野から来んしゃったのが居る」

    「へぇ」


    所々に訛りはあるが、余所者の自分にも聞き取れるように配慮して話しているような話し方。

    見知らぬ土地でも親切な人はいるものだと、京太郎は胸が温かくなった。


    「……そうだ」


    帰ったらコレを手紙のネタにしよう。親切な人がいた、と。

    もしかしたら長野にもこの人みたいに親切な人がいて、お前が迷子になっても助けてくれる人がいるかもな――なんて。

    手紙の文面を頭に思い浮かべながら、色んな意味で出掛けてみて良かったと、京太郎は思った。


    「ここばい!」

    「ありがとうござ――え?」


    そして、少女に先導されて辿り着いた場所。

    そこは、自分の家の近所ではなく、これまた見知らぬ建物の前だった。

    405 = 401 :

    咲への手紙のネタができてよかった

    406 :

    ああ、遂に捕食の時間か…

    407 :

    あああああああ
    リザベはやめてくれえ

    408 :

    あー、出会い安価判定高コンマ省略されてら

    409 = 402 :

    すばら先輩に会えたらまだワンチャン…

    410 :

    すばら先輩がヤンデレでないとは言っていない

    411 :

    「ごめん!」

    「ああいえ、そんな謝らないで下さいよ!」


    テーブルを挟んで頭を下げる哩を慌てて止める。

    どうやら道案内をする筈が、いつもの感覚でつい友達を招くように自分の住む寮に連れて来てしまったらしい。


    「ぬっか日にこんな連れ回して……」

    「いえ、そんなことは」


    哩に出された麦茶を啜る。

    確かに、春先にしては暑い日の中で必要以上に歩き回ることになったが、こうしてお茶を淹れて貰った上に携帯の充電までさせて貰っているのだ。

    これで文句を言おうものなら罰当たりというものである。


    「折角張り切ったのに……」


    だがしかし、当の本人はそう思ってはいないようで。

    出会った時のクールな印象とは打って変わってしょげている哩に、京太郎の頬が緩む。

    ――意外と抜けたところがある人かもしれない。

    美人な人だけあって、その仕草から生まれるギャップは中々のものだ。


    「あ! お茶お代わりいる!?」

    「ああいえ、大丈夫で――」


    そして、どうにかして挽回しようと躍起になっているらしかった。

    頭を上げたかと思うと、空になった京太郎のコップを持って、止める間もなく台所に向かう哩の姿に言葉を失う。


    「九州の女性って強引な人が多いのかなぁ……?」


    手持ち無沙汰になった京太郎は天井を見上げて――急激に訪れた眠気に負けて、意識を失った。

    412 :

    うん、美味しい!

    413 :

    はっはっは、この展開の早さよ
    笑うしかねぇ(白目

    414 :

    強引(意味そのままく)

    415 :

    た、ただ学校見学させてくれるだけかも知れんし。
    ホテルとかの類いと決まった訳じゃないし(震え声)

    416 = 401 :

    急激に眠くなる程、美味しい麦茶だったんだな!

    417 = 402 :

    初対面でアイスティーだと…!?

    418 :

    暖かい日に冷たいお茶頂いたら気持ち良くなって眠くなるのも当然だよね

    420 :

    慣れない土地で疲れてるからね、仕方ないね

    423 :

    「……本当に、ありがとうございました」

    「そいぎ、また今度ー」


    玄関で手を振る哩に頭を下げて、女子寮を後にする。

    京太郎の目が覚めた時にはすっかり日も暮れていて、充電の完了した携帯には両親からの留守電とメールが残されていた。


    「いい人……だったなぁ」


    哩から見れば自分は初対面であるにも関わらず自宅で爆睡した男だ。

    それなのに風邪を引かないようにタオルケットまで掛けてくれて、気遣ってくれた。


    「綺麗な人は心も綺麗だとか――くしゅっ」


    柄にもないことを呟いて、吹いて来た風に身を震わせる。

    昼間は少し暑い日だったが、夜は少し肌寒い。

    寝汗のせいか首筋も湿っているし、少し窮屈な体勢で眠ったせいか体が締め付けられたような感覚がある。


    「……ちょっと速く帰るか」


    携帯を開き、自分の家までのルートを検索する。

    きっかけさえあれば、自分の通って来た道は思い出せる。

    少しだけ歩く速度を早めて、京太郎は家に帰った。



    「……」


    遠くから自分を見つめる瞳と、鎖の擦れた音。

    まだ、気が付かない。

    425 = 421 :

    哩ちゃんはただのぐう聖だったんやね(棒)

    426 :

    >>遠くから自分を見つめる瞳と、鎖の擦れた音
    GSHさんかな?

    427 :

    早急にすばら先輩を召喚するんだ
    間に合わなくなっても知らんぞ

    428 :

    状況がさっぱり分からんのだが...

    429 = 410 :

    相変わらずテンポがいいな

    430 :

    その日の夜。

    自分の部屋で机に向かう京太郎の筆の進みは、昨夜よりも速い。

    体のダルさはあるが、昨日ほど疲れてはいないし、何よりもネタがある。


    「哩さん、また会えるかな……ん?」


    咲への手紙をキリのいい所まで書き終えて、椅子に背中を預けるとジーンズのポケットに違和感を覚えた。

    財布と携帯以外に、ポケットに何かを入れた覚えはないが――


    「……え゛?」


    ジーンズのポケットから出て来たものに、絶句する。

    黒い下着。女性のもの。絶対に母親のものではないことは断言できる。


    「つーことはだよ……コレって……」


    今日、哩の部屋に上がった時に偶然紛れ込んだとしか考えられない。

    だとすると、コレの持ち主は――


    「うわ……」


    ずるりと、顔を真っ赤に染めて椅子から滑り落ちる。

    心臓がバクバクする。


    「……どーすりゃいいんだ、コレ」


    親には絶対に言えない。

    勿論、咲への手紙にもこんなことは書けない。

    持主に返すにしてもどう渡せばいいのか。

    母親に「さっさと風呂に入れ」と部屋のドアをノックされるまで、京太郎は床の上で大の字に寝転がっていた。

    431 = 414 :

    やったぜラッキースケベや(棒)

    432 = 418 :

    使おう(提案)

    433 = 420 :

    どうやったらパンツが紛れ込むんですかねぇ…

    434 :

    でも哩さんがこっそり忍ばせてくれた下着ならふつう使うだろ?

    435 = 413 :

    ジーンズのポケットってパンツが紛れ込むくらい口が広くてゆるゆるなんですかね……

    436 = 420 :

    はい(真顔)

    437 :

    このときめきは何だろう(白目)

    438 :

    これ姫子はどうなるんだwwww

    439 :

    >>437-438
    残念ながら今回はコンマ無しだ

    440 = 413 :

    まあ、ここは恥を忍んで素直に返しに行って謝るんだ!

    そこ、飛んで火に入る……とか言わないように

    441 = 420 :

    そういえば…洗濯済みのやつなのか否か…

    442 = 418 :

    >>441
    脱ぎたてに決まってるでしょ!!!

    443 = 413 :

    10レスの間にゾロ目6つとかどーなってんの……

    444 :

    コンマ荒ぶりすぎワロタwww

    445 :

    コンマも二人の出会いを祝福してるんだよ(棒)

    446 :

    >>441
    嗅げばいいじゃないか

    447 :

    「これはなんね~?証拠物件として押収するけんね~(自作自演)」

    448 :

    八のゾロ目が沢山あるよ。末広がりで縁起がいいなぁ(白眼

    449 :

    やったね京ちゃん、また哩の部屋に行けるよ
    それと、いつ会ってもいいようにそれは常備しとこうぜ

    450 :

    ……今度、部屋に行った時にこっそり置いて来よう。


    一晩悩んだ末にそう結論付けて、京太郎は再び哩の部屋に行くことに決めた。

    お礼ということで菓子折も持っていけば不自然ではない筈だ。

    色んな意味で眠れない夜を越えて、哩の住む女子寮を訪れた京太郎だが、


    「あ、白水さんいないんですか……」


    運悪く、哩は出掛けているらしかった。

    菓子折については受付に預ければ渡してくれるらしいが、それでは例の下着が返せない。

    まさか菓子折に下着を添えて渡す訳にもいかない。

    京太郎が首を傾げて悩んでいると――


    「部長に何か用?」


    一対のヘアピンで髪を留めた女子に、声を掛けられた。


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