元スレ京太郎「原村部長は仏頂面」和「はいはい」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
701 = 1 :
照「なにしろ咲はかわいいから、クラスでも大人気のはず」
咲「……」
照「同性の友だちはもちろん、男子からも言い寄られてたりして……アレ、なんかちょっとムカついてきたぞ」
咲「……」
照「というわけだから咲。ちょっと適当な友だちと、明日にでもお話しさせて?」ニコニコ
照「大丈夫、電話でお話しするだけだから。強制的に卓に着かせたりしないから」ニッコニッコ
照「さ、誰を紹介してくれるのかな?」ウキウキ
咲「……それじゃあとりあえず、高鴨穏乃ちゃんで」
照「あれっ!?」
カン!
702 = 1 :
クラスと部活で微妙にキャラ違う人っていましたよね
ご一読ありがとうございました
703 :
咲さんェ…
704 :
麻雀関連以外の友達は…
705 :
和と咲さんは部活以外に友達いなさそうだよね…
京太郎は本編と咲日和で友達の存在が確認されてるけど
706 :
クラスメイト……
同じクラス……
クラス(階級)……
クラス(雀士としての高み)……
708 :
おつおつ
咲ちゃんのスランプ解消はまだ?和が照に相談するかとも思ったがしなかったのか省略されただけなのか
709 :
個人的には
咲ちゃんは小中学からの友人が少数いて自分から積極的にはいかない
のどっちは転校が多くて友達はいつの間にかあんまり作らなくなって少ない
タコスは一部を除いて交友関係広く浅く
京ちゃんはクラスのお調子者の一人
こんなイメージ
710 :
乙
咲さんは麻雀でトラウマ背負って内向的になってしまったけど
結局は麻雀を通さないと友達作るの難しいんだよきっと
そこに触れずにある程度親しくなったのが京ちゃん
きっかけを貰って、1日で強行突破したのがのどっち
ていうことだと思う
711 :
通称嫁田君も咲ちゃん呼びだったし、中々辛辣な返しを(京太郎に)したりと京太郎からの繋がりで友達は結構いそうだけどね咲ちゃん
なお京太郎を介さない場合はお互い話が弾まない模様
712 :
それいわゆる『友達の友達』ってやつじゃないですかやだー
713 :
リンシャンカイホーされるぞ、逃げろーっ!
てなこと言われてみんな逃げるマンガ見たことあるぞ
714 :
リンシャンカイホーって書かれるとあの京太郎が思い出される
715 :
なんか京太郎が東京の大学に進学しても、一人暮らしの京太郎のとこに入り浸る照と連れ戻す末原さんという状況が想像できる
照はお菓子目当てで、京太郎はなんだかんだで世話焼いて、やっぱポンコツの世話が天職か
716 :
>>704
クラス替え直後でまだ慣れてないだけだから(震え声)
>>708
まあスランプはそう簡単には治りませんよ
>>710
麻雀関連なら2、30人は友だちいるでしょうね
それでは大変遅くなりましたがテルー襲来編を続けていきましょう
717 :
〈宮永照〉
照「あ、このようかんもおいひい」モグモグ
京太郎「食った質量はどこに消えてるんですかね……」
優希「暴食のホムンクルスかなにか?」
和「……今日一日で、照さんに抱いていた様々なイメージが崩れ去りました」
咲「あ、あははは。お、お姉ちゃんは明日も試合あるんだよね?」アセアセ
照「ある。多分中堅で出る」ヒョイパク
京太郎「プロリーグって事前にオーダー決めないんでしたっけ?」
718 = 1 :
照「少なくともトップリーグはそうみたいだね」パクパク
優希「予め相手に教えておくのは先鋒だけだじぇ」
咲「交代のタイミングもいろいろなんだよね?」
和「必ず交代しなければならないのが二半荘ごとの開始時。要するに、1チーム最低5人は出場しなければいけないわけです」
京太郎「ほー」
咲「へー」
優希「……麻雀部なら常識として知っておいてほしかったじぇ」
照「はー」メモメモ
和「……いえあの、麻雀プロなら常識以前の問題として知っておいてください」
719 = 1 :
和「お時間の方大丈夫ですか?」
照「余裕。全然。この後の予定は家帰ってお菓子食べるだけだから」
京太郎「アンタお菓子食う以外の予定ないんすか?」
和「ならば……大変不躾なお願いだとは思うのですが」
照「打ちたい?」
咲「……」
優希「……」
京太郎「……」
和「……はい」
720 = 1 :
照「いいよ。というか、頼まれなくてもこっちから頼もうかと思ってた」
和「! ありがとうございます!」
照「面子はもちろん、清澄の誇るトリプルエースで揃えてくれるよね?」
優希「……おいのどちゃん、本気か?」
和「私はいつでも本気です」
咲「お姉ちゃん、なんでかもったいぶって、家では私となかなか打ってくれなかったんだけど……」
咲「最初から、こうするつもりだったんだね」
照「特に深い考えはない。『雀士宮永咲』の調子がどうこうとかは、私には関係ない」
咲「……」
京太郎(やっぱお見通しか)
721 = 1 :
照「ただそこに雀卓があって、強い雀士がいて、楽しい闘いができる」
照「私が麻雀を打つ理由は――それだけだよ」ゴッ
優希「っ」ゾクッ
照「うすうす気が付いてるとは思うけれど」
和「……」ビリビリ
照「私、高校時代とは比べものにならないほど、強くなってるから」
京太郎(後ろで見てるだけなのに、腕の震えが止まんねぇ……)ブルッ
照「咲。天江衣さんに、私はプロで勝ってるよ。確かあの日は満月だった」
咲「ッ!!」ギリッ
722 = 1 :
「それじゃあ、麻雀を楽しもう?」
723 = 1 :
照「終局だね」パタン
咲「……」
優希「……」
和「……」
京太郎「……」
ムロマホ「「……」」
後輩「「「「「……」」」」」
シーーーーーーン
724 = 1 :
京太郎(マジかよ、おい)
京太郎(勝てないとは思ってた。三人がかりでもキツいだろうとは、素人目にもわかってた)
京太郎(ただ……こんな……こんな結果……!)
ムロ「さ……三人同時に、トビ終了……ッ!」
照「……」
京太郎(全国1位と、5位と、7位だぞ)
京太郎(揃いも揃って、日本の女子高生で十指に入る化物どもだぞ)
京太郎(その三人で、半荘一回も持たないとか、ウソだろ……!?)
725 = 1 :
照「……」
優希(……誰だ、この人。こんな雀士私は知らない)
優希(私が二年前に闘った『宮永照』と、今私と打ったこの人とじゃあ)
優希(レベルが、なにもかもが、違いすぎる。天と地だ)
和「……」グッタリ
京太郎(一半荘打った程度で疲れてる和なんて初めて見たな……)
和(忠告は予め受けていました。かつてとは比べものにならない、と)
和(それを受けて上方修正した想定を、なお上回る実力差)
和(このザマでは咲のスランプどうこうの話じゃあない……!)
726 = 1 :
咲「……」チラッ
照「……」ポリポリ
咲「……」
照「?」
咲(プロの世界には、お姉ちゃんより強い人、どのぐらいいるんだろう?)
咲(中堅。今日の試合で、お姉ちゃんのポジションは中堅だった)
咲(中堅。多分あれがそのまま、チーム内でのお姉ちゃんの立ち位置だと思う)
咲(中堅、かぁ。このお姉ちゃんでさえ、中の上か、せいぜい上の下……)
727 = 1 :
シーーーーーーン
照「……」
京太郎(それにしてもこの空気の中、憎らしいほど平然としてやがるぜ)
京太郎(今日のポンコツぶりでまったく忘れかけてたけど)
京太郎(この人は近い将来、日本の女子麻雀界を背負って立つほどの存在なんだよなぁ……)
照「……」ブツブツ
京太郎「ん?」
照「……」ブツブツブツ
京太郎「……」ソーッ
728 = 1 :
照「……」
照(言えない……この空気じゃ言い出し辛い……)
照(久々に咲と打つからってなんかテンション上がっちゃって)
照(直前のリーグ戦がなんかいい具合の調整になっちゃって」
照「今日この瞬間に限っては、人生でも一、二を争うレベルの絶好調だった、とか」
照「今さら言い出し辛い……」
京太郎「あの」
照「え、あ、な↑にっ?(裏声)」
照「ふ、ふふふ、ふふふのふ。さてはプロの世界の奥深さに慄いちゃったのかな」フフン
京太郎「後半、声に出てました」
照「」
729 = 1 :
咲「……ぷっ」
和「ふふ」
優希「あはははは!」
照「え、あ、え」
咲「お、お姉ちゃんは相変わらずだなぁ……!」
優希「いやーちょっと安心したじぇ。ショックはショックだったけど」
和「ええ。実力だの調子うんぬんだのは関係なしに……その抜けっぷりを見ると安堵させられますね」クスクス
照「」ガーン
730 = 1 :
マホ「場の雰囲気が一気に和やかになりましたっ」ホッ
ムロ「まさか宮永プロはここまで計算に入れて……?」
照「あっ、そ、そう! それそれ実はそのとおり! なんもかんも計算ど」
京太郎「いやそれはない」
優希「ないじぇ」
咲「ないね」
和「ないです」
照「」ガーン
731 = 1 :
咲「遠いなぁ、お姉ちゃんは……改めて思い知らされちゃった」ニコ
咲「そう簡単には追いつかせてもらえそうにないね」
和「……」ニコ
照「生半可はおろか一級品の覚悟を決めても、そうそう私には追いつけないよ」
照「なにしろ私は、咲と違って努力の人だから」フンス
京太郎「どの口が言いますか」
照「京ちゃんひどい」シクシク
京太郎「京ちゃん言うな!」
咲「とにかく、うんっ。私の決意も固まったよ」
咲「お姉ちゃん。いつか私もお姉ちゃんに、天江さんに、末原さんに追いついてみせるんだからね!」ビシッ
照(恭子は周回遅れだけどね)
732 = 1 :
カーカー
照「ん。いい時間になったから帰ろうかな」
優希「明日はテレビで応援してます、照先輩!」
照「テレビ? 会場来てくれないの?」(´・ω・`)
咲「私はもちろんおと……両親と行くけど」
京太郎「清澄麻雀部は咲を除いて17人もいますからね。さすがにチケット代が……」
照「そんなの私が手配するよ」
和「えっ!? い、いえしかし、そんな」ワタワタ
733 :
長かったからとりあえずあわあわの所だけ読んできた
ちょーよかったよー
734 = 1 :
照「遠慮しなくていい。家族や友だちを呼ぶぐらいはプロならみんなやってる」
和「友だちといっても『妹さんの友だち』でしょう」
優希「そういうのもアリなんですか?」
照「? そんなことないよ?」
京太郎「やっぱダメなんじゃないすか」
照「ああ、いや……そっちじゃなくて、友だち」
咲「??」
照「だって一緒におしゃべりして、一緒にお菓子食べて、一緒の卓に座ったんだもん」
735 = 1 :
「清澄のみんなはもう――私の友だちだよ?」
736 = 1 :
京太郎「……」
優希「……」
和「……」
咲「……」
ムロマホ「「……」」
後輩「「「「「……」」」」」
シーーーーーーーン
照「あ、あれ? なんか外した?」アセアセ
737 = 1 :
マホ「」バタン
照「ひゃう」ビクッ
マホ「……」ピクッピクピク
照「ゆ、夢乃さん?」
マホ「う、うへ、えへへ……て、テルテルと友だち……マホ幸せすぎて……あへへ……」ピクピク
ムロ「ああっ! マホが感動のあまり泡を吹いて倒れた!!」
照「えええええええええ!?」ガーン
738 = 1 :
ワーワーギャーギャー
咲「……」
和「私、一つわかったんですけど」
咲「え?」
京太郎「ん。宮永ポンコツ姉妹の見分け方だろ」
優希「ああ。それなら私もわかった」
咲「えっ!?」
739 = 1 :
優希「ギャルゲーで攻略されそうなのが妹で」
和「攻略しそうなのが姉です」
咲「えええええっっ!?!?」ガビーン
京太郎「コミュ力のあるなしで見分けてもいいぞ」
咲「それはやめてください」
和「……まあ、なんにせよいいお姉さんですね」クス
カン!
740 = 1 :
受け攻めどっちかっていったらそりゃ攻めですよね
ご一読ありがとうございました
741 :
乙
てるーは受けだと思うわ
744 :
乙
>>740
そらのどっちよ
まあ>>741が言うように姉妹逆だと思うわ
745 :
個人的にはてるーは誘い受けで咲はへたれ攻め
746 :
乙
姉妹2人とも受け攻めどっちもいけるんじゃね?
747 :
え、のどっち?どこどこ?
749 :
おつ!
やはり天使だったな……
750 = 733 :
追いついた
すばらです!
みんなの評価 : ★★★×5
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