元スレ京太郎「原村部長は仏頂面」和「はいはい」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
651 = 1 :
優希「おいどういうことだ犬ぅ!!」
和「お、お知り合いだったんですか!?」
京太郎「今初見だっつったばっかだろーが!」
ムロ「で、でもでも、宮永先輩と副部長は、幼なじみなんですよね!?」
マホ「ほほー! それなら昔どっかで会っててもおかしくありませんねっ!」
京太郎「咲との付き合いは中学からだっつーの! 多分この人が上京した後の話だ!」
照「ねえねえ京ちゃん。君、高校卒業したら私のマネージャーにならない?」
652 = 1 :
京太郎「アンタはちょっと黙っててください! 今事態の収拾つけてるところ……で……」
照「あ、そうなの。ゴメンね」(´・ω・`)
京太郎「……」
和「……」
優希「……」
ムロ「……」
マホ「……」
後輩「「「「「……」」」」」
653 = 1 :
「「「「「ええええええええええええええぇぇええええええええええええええぇえええええええええええええええええっっっ!!!!!!!!!?!???!?!!?!?」」」」」
654 :
スカウトキター!!
655 = 1 :
咲「えーっと、要するにね。かくかくしかじかというわけで」
和「はあ。商店街のアイドル京ちゃん、ですか」
優希「そこで京太郎に目を付けた、と」
京太郎(アイドル扱いされてるとは知らなかった)
和「というか咲! もうちょっと早く介入してきてください!」
咲「なんか割り込むタイミング見失っちゃって」
優希「本音は?」
咲「黙ってた方が面白いかなーって」
和「……! …………!!!」←憤りのあまり言葉にならない
656 :
やっほぉおおおおおおおお
657 = 1 :
優希「先輩先輩! 一応言っとくと、コイツに性染色体Yとしての機能を求めるのは無駄だじぇ……ですよ!」
京太郎「さすがにあんまりだろその言いようは!!」
照「ああ大丈夫、心配しないで。『そういうの』は求めてないから」
咲「……お姉ちゃん、彼氏とかいないの?」
照「ナンパされてお茶までなら結構するんだけどね」
和「えっ」
照「なぜか私が口を開いた瞬間、潮が引くようにみんな去っていくの」モグモグ
咲「……」
京太郎(別に俺だって、貧乳はお断りだからいいけどさ)イジイジ
658 :
そういう問題じゃないだろwwww
659 = 1 :
京太郎「あー、えー、それで……マネージャーってのはいったいなんの話なんですか?」
照「恭子がうるさいの。『いい加減アンタの面倒ばっか見てられへん』って」ポリポリ
京太郎「恭子?」
咲「……横浜ロードスターズの、末原恭子さんだよ」ボソ
和「姫松女子の大将を務めていた方ですね」
京太郎「ああ、咲の天敵か」
咲「あの人にだけは一生勝てる気がしません……」カタカタ
照「実力は咲の方が上なのに。不思議だね」
優希「魔物に付き纏われる星の下にでも生まれてるのか、あの人……」
660 = 1 :
照「恭子自身は今一軍半ぐらいの選手なんだけど、同期だからって理由だけでゴールデンルーキーたる私のお世話を上から押し付けられちゃって」パクパク
照「練習の時も自然に私と組まされるから、常時カタカタいってるような感じで、でも実力はモリモリ上がってて」ボリボリ
照「そんなこんなでだいぶ苦労してるみたい」モグモグ
和「よくもまあ、そこまで他人事みたいに話せますね……」
優希「ある種、尊敬に値するな」
照「それである日、とうとう我慢の限界が来ちゃったみたいで、さっきの台詞が出たの。かわいそうな私」
京太郎(かわいそうな末原さん)ホロリ
661 = 1 :
照「とはいえ、恭子には恭子のプロ人生があることだし。確かにいつまでも迷惑はかけられない」
照「菫がプロ入りしてくるにはあと三年待たなきゃいけないし」
咲「弘世さんのことはもう放っておいてあげようよぉ」シクシク
照「うん、それも一理あるね」
優希「一理……?」
照「そこで一念発起して、個人マネージャーを付けよう、という結論に至った次第でして」
和「……一念発起した結果、自分自身で更生しよう、という結論には至らなかったわけですか」
照「私は身の程を弁えているので」フンス
京太郎「ツッコミどころ多すぎんだろ……」アタマカカエ
662 = 1 :
照「で、どう京ちゃん?」
京太郎「まずその呼び方やめてください。死ぬほどむず痒いです」
照「´・ω・`」
京太郎「そんな顔してもダメ!」
照「えー」
優希「すでに名コンビの香りが漂ってるんですが」ヒソヒソ
和「言わないであげてください。須賀くんがかわいそうすぎます」ヒソヒソ
咲「京ちゃんならいけると思うんだけどなー」
和「なにしろ咲の腐れ縁をやっているぐらいですからね……」
663 = 1 :
京太郎「俺はよく知らないんすけど、麻雀プロにマネージャーってよくあることなんですか?」
照「さあ?」
京太郎「さあ、て」
ムロ「あ、私聞いたことあります。トッププロの中でも特に人気のある人は、マスコミ向けの事務所と契約することがあるって」
マホ「先輩物知りー!」
京太郎「(いたのかムロマホ)おう、説明ありがとうな」
照「ありがとう」ペコ
京太郎「本来アンタが説明するべきことなんだよ!!」
664 = 1 :
照「それで。どう、須賀くん?」モキュモキュ
照「君なら多分、東京でプロと契約するよりもよっぽど、私のニーズに合うと思う」パクパク
京太郎「話が唐突すぎて頭が痛いです……でも、ちょっと考えさせてください」
咲「あ」
和「えっ」
優希「お?」
照「比較的前向きに検討してくれる、と受け取ってもいいのかな」
京太郎「……プロの付き人、正直な話興味はありますね。今のところ、興味の域を出るもんじゃありませんけど」
照「なるほどなるほど」ヒョイパク
京太郎「そろそろ口に物詰めるのやめません?」
665 = 1 :
照「わかった。今はこれ以上の話はしない。これ、一応渡しておくから」つ名刺
京太郎「普通に受験生になるつもりでいたんで、すぐにどうこうってお返事はできませんけど……」
照「志望校は?」
京太郎「第一志望は東京の方です」
照「それなら、大学通いながらでも別にいいよ」
京太郎「あの……宮永さんは全国を飛び回るトッププロでいらっしゃるはずですよね?」
照「気が向いた時にだけ身の回りの世話をしてくれればいいから」
京太郎「んなマネがいてたまるか!! 人生を左右する選択肢かと思ったらただのバイトの誘いじゃないですかー!!」ガビーン
666 :
でも横浜ってことは咏たんいるんだよな
もしかして末原さん咏たんにまでちょっかいかけられてたり…
667 = 1 :
照「他には自宅の掃除とか洗濯とか……あ、あとお菓子とかも作ってくれると嬉しいな」
京太郎「ただの家政夫じゃねーかッ!!!」
照「いいじゃん、家政夫京ちゃん。似合う似合う」パチパチ
京太郎「似合いたくねぇぇぇ……っ!」
咲(でも似合う)
優希(これは似合う)
和(間違いなく似合います)
カン!
668 :
×マネージャー
○飼育係
669 = 1 :
※京太郎に飼育い……付き人フラグが立ちました
やっぱ京ちゃんは誰かのお世話してるのが似合いますね
テルテル襲来編はもう少し続きます
この人は動かしてて楽しいです
だからこそ人気キャラなのかもしれません
ご一読ありがとうございました
673 :
見える…照のマネージャー見習いとして過ごした一年後、シロを飼ってるチームから引き抜かれる様子が!!
674 :
>>673
横浜にシロもいる可能性・・・?
咏ちゃんにテルー、シロ・・・
カオスですわ
675 :
むしろあまりに立派なお世話っぷりに惹かれて、よそから移籍してくるとか……
676 :
咲とは違った動かしかたできるしね 面白い組合せ
677 :
乙
>>675
逆に京太郎を引き抜こうとするとか
678 :
>>677
大台に乗った牌のおねえさんか
怖いな
679 :
そして淡も加わるのか
680 :
話が広がるな
今後の展開が楽しみだわ
681 :
1番書き辛いというか予測付け辛いのは臨海かな
682 :
京太郎安価スレキラー臨海
683 :
あぁ、そっか
アラサーたちはネタじゃなく三十路に入った頃なんだな…
684 :
咏が逆に今度片足アラサーになる頃だっけ?
685 :
>>675
東京にガチ執事がいますからそっちも人気かもしれません
>>681
臨海難しいですよね
でもこのスレ的にはそれほどではないかも
個人的には有珠山が難しいです
>>683
三十路の慕ちゃん…
686 :
〈照のいる日常〉
照「それじゃあこの話は一段落ということで」
和「あの……宮永プロ?」
照「照でいいよ」
和「あ、はい。それでは照さん、本日はどのような御用向きでいらしたのでしょう?」
優希「まさか犬ごときをスカウトするためだけに来た、ということもありますまい」
京太郎「なさそうでもないのが怖いけどな……」
照「用というほどのことでもない。暇だから遊びに来ただけ」ポリポリ
687 = 1 :
優希「……暇?」
京太郎「あなた、遠征中のトッププロですよね?」
和「そもそもOGでもないのにどうして……」アタマカカエ
咲「ご、ごめんねみんな。実をいうと私のせいなの」
照「咲」
咲「いいから、お姉ちゃん」
照「……」モグモグ
優希「どういうことだじぇ?」
688 = 1 :
咲「再びかくかくしかじか」
優希「四角いムーヴ」
京太郎「コンテ新登場」
和「古いです」バッサリ
咲「シリーズの歴史は結構長いから……」
照「お見事。菫や恭子を彷彿とさせる見事なツッコミスキル」パチパチ
和「あなたの妹さんのせいですッ!!」
689 = 1 :
優希「なるほどねー。お姉ちゃんとずっと一緒にいたいってか」ニヤニヤ
京太郎「愛されてるねぇ」ニヤニヤ
咲「///」
和「///」
京太郎「なんでお前まで照れてんだ」
優希「話しかけてやるな京太郎。のどちゃんは今持病の発作と闘ってるんだ」
和「サキサンカワイイ」ボソ
京太郎「哀れなもんだ……」
照「仕方ない。咲がかわいいのが悪い。なにしろ私の妹だし」フンス
690 = 1 :
和「んっ、えっへんおっほん!///」
和「とりあえず照さんは、麻雀部を見学なさっていくということで?」
照「ん。それでいい。今日はもうずっとオフだし」
京太郎「マジか……」
照「マジ」
優希「さすがにちょっと緊張するなぁ」
照「まあまあ、あまり私のことは気にせずに。空気みたいなものだと思って」ボリボリ
咲(お菓子をボリボリ貪る空気……?)
691 = 1 :
優希「ロン!」
照「片岡さんはあの時よりもすごい強くなったね」
優希「へへっ。ありがとうございます!」
照「『打ってて楽しい』っていうのが全身から伝わってくる。片岡さんの麻雀、私は好きだな」
優希「いやぁそれほどでも///」
京太郎「お世辞お世辞」
優希「うるせーやい」
照「……お世辞じゃないんだけどな」モグモグ
京太郎「えっ」
692 :
咲さんかわいい!
693 = 1 :
優希「ふふーん」ドヤァ
照「私と打って最初から最後まで闘志を失わなかった人っていうのは、高校時代本当に珍しかった」
照「片岡さんの他にはそれこそ、辻垣内さんや荒川さんぐらいじゃなかったかな」パク
京太郎「おお、すげえ名前が出たな」
優希「……照先輩や辻垣内先輩をはじめ、強者に叩きのめされるところから私の高校生活は始まったようなものなんで」
照「それが今では、全国7位だっけ? 本当にすごいことだと思うよ」ニコ
京太郎(先輩やけにお前のことを買ってるな)ヒソヒソ
優希(確かに……なんでだろ?)
694 = 1 :
照「お菓子なくなった」(´・ω・`)
咲「そのペースで食べてたら当たり前だよ……」
京太郎「まさかあの宮永照がお菓子狂だったとはなぁ。どれ、それじゃあなんか作りますかね」
照「えっ」
京太郎「なんかリクエストあります?」
照「え、あ……そ、それじゃあプリンが食べたいなー、なんて言ってみたり」
京太郎「いいっすよ。ちょうど冷蔵庫に作り置きがあったはずなんで」
照「!?」
695 = 1 :
照「おいひい」モグモグ
和「ですね」モグモグ
照「まさか本当に出てくるなんて……清澄の人が羨ましい。いつもこんなの食べてるの?」
和「いつもじゃありません。須賀くんはれっきとした選手です。普段の雑用は下級生に任せてます」ムスッ
照「でもプリン出てきた」
和「……やるなって言っても気が付くとやってるんです」シクシク
照(ますますウチに欲しいなぁ)パク
696 = 1 :
照「今の部長は原村さんだっけ」
和「はい、私ですが」
照「咲は部活では、どう?」
和「まるで親御さんみたいなことを言うんですね」クス
照「……そういう顔をする資格がないのはわかってる。でも、やっぱりあの子は私の妹だから」
和「あ……すいません。そういうつもりで言ったわけでは」アタフタ
照「わかってる。気にしないで」
和「はあ」
697 = 1 :
和「それでその時咲が……」
照「苦労してるんだね。咲のポンコツっぷりは誰に似たものやら」
和(あなたです)
ムロ「あっ、あの! お話中すいませんっ!」
和「あら?」
マホ「宮永プロさん! よろしければ、ささサインいただけましゅか!」ペコ
和「……大丈夫ですか、照さん?」
照「いいよ。書くものある?」
ムロ「ここ、こちらに用意してあります! 色紙も!」
698 = 1 :
照「なんで部室に色紙が……?」サラサラ
和「入学式が終わったばかりの頃、サインを求める新入生がポツポツやってきまして。主に咲目当てで」
照「へえ、テンパったでしょあの子。『ムロちゃん江』、『マホちゃん江』っと」サラサラ
和「それはもう。こちらとしても断りはしたんですが」
照「そういうのは時間が経てば落ち着くよ。はいできた」つサイン
マホ「ありがとうございます! うわー達筆ですねー!」キラキラ
照「ふふん」ドヤァ
ムロ(いや……多分これは……)
和「単純に字が下手なだけでしょう」バッサリ
照「えっ!?」ガーン
699 = 1 :
咲「ふう、ちょっと休憩っ」
照「楽しそうだね、咲」
咲「あ、お姉ちゃん」
照「原村さんたちにもいろいろ話を聞かせてもらったよ。咲が高校生活を過ごしてるのはこういう場所なんだね」
咲「……京ちゃんがこの部室に連れてきてくれて」
咲「和ちゃんが麻雀と向き合わせてくれて」
咲「優希ちゃんが、竹井先輩が、染谷先輩が……ううん、それだけじゃない」
咲「いろんな人が、私に麻雀の楽しさを思い出させてくれた」
照「……」
咲「本当に私――清澄に来てよかった」ニコ
700 = 1 :
照「そっか。よかった」ホッ
照「咲は昔から内向的な子だったから、友だちと上手くやれてるのか心配だった」
咲「お姉ちゃんに言われたくありませーん」ベー
照「私はこの通りの愛されキャラだから」ドヤァ
咲「殴りたいこの笑顔」
照「……明るく楽しくやれてるみたいで、お姉ちゃんとしては一安心」
照「部活の友だちもいい人たちばかりみたいだし、よかったよかった」
咲「でしょー?」
照「だけどできれば他の友だちも……そう、クラスメイトとかも紹介してくれると嬉しいな」
咲「えっ」
みんなの評価 : ★★★×5
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