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    元スレ京太郎「原村部長は仏頂面」和「はいはい」

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    みんなの評価 : ★★★×5
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    601 = 1 :


    「私は……本当のところ、プロになるつもりだってなかったぐらいだったから」

    「こうしてハルちゃんと同じ世界に来れて、それで今度は、私が後輩たちに夢を与える立場になれた」

    「それだけでも、十分幸せかなって思……」

    「灼ちゃん、最後の最後まで鷺森レーンのこと心配してたもんね」

    「でも結果として、灼ちゃんの選択は正解だったと思うよ?」

    穏乃「そうですよ! お客さん、前よりいっぱい来るようになってますから!」

    「私も今回里帰りして、びっくりした……」

    「ローカル番組にも取り上げられてたわよ。『あの鷺森灼の鷺森レーン!』って」

    「うう、恥ずかし……でもまあ、おばあちゃんの役に立てたなら、よかったかな」ニコ

    602 :

    ムネリンネタはやめて差し上げろ

    603 = 1 :


    穏乃「ねえねえ灼さん、プロってどんな感じですか!?」

    「牌のお姉さん(30)には会えた? あのおもちとお近づきになれるなんて……うひひ、灼ちゃんうらやましい……」ワキワキ

    「相変わらずだね玄は……私の話もいいけど、みんなの近況も聞きたいかな」

    「そう言われたって、麻雀部も相変わらずよ」

    「そうだね。私も大学生活に慣れただけで、あんまり話すことも……あ、そうだ」

    穏乃「なにかあったんですか?」

    「麻雀部にね、パンサーズの愛宕洋榎さんの、妹さんが入ってきたの。絹絵ちゃんっていうんだけど」

    「ぶっ! は、初耳よ宥姉!?」ゴホゴホ

    穏乃「愛宕絹絵さん、って確か……」

    「姫松の人だね。去年は大将だった」

    604 :

    唐突なムネリンで草生える
    (30)はやめてやれよwwww

    605 = 1 :


    「おもちのおっきかった人なのです!」ガタッ

    「いいから座ってろ。宥姉のチームって園城寺怜さんもいたわよね……?」

    「そうだよ~。怜ちゃんと絹絵ちゃんは、大学出てプロを目指したいらしいから~」

    穏乃「清水谷さんとお姉さんを追いかけるつもりなんですね!」

    「うん。それなら私も、できる限り協力しようかなぁって」ゴゴゴ

    (これは……宥さんすごいやる気になってる……)タラリ

    (妹キャラに弱いからなー、お姉ちゃん)

    (今年のインカレの勢力図が、塗り替わるかもわかんないわね……)タラリ

    「……玄は? 玄は女将さんになって、いろいろと環境も変わったでしょ?」

    「ラブリー玄ちゃんはお手伝い歴が長いので、実はそれほど生活環境変わってません!」フンス

    「威張る意味がわからん」

    606 = 1 :


    「それじゃあそうだね、例えば憧なんかは」

    「……」

    「うう」ズーン

    「ちょっと、急にどうしたのよ灼さん」

    「憧はまたファッションのセンスが良くなったと思……」

    「私なんて首都圏に住んでても、いまだに都会のセンスについていけないのに」イジイジ

    「んなことで落ち込まなくても。たぬきさんTシャツ似合ってるのに」

    「あれ着るとチームメイトから生温い目で見られてすごく辛い……」グスッ

    「お、落ち込まないで灼ちゃん?」ナデナデ

    607 :

    これは怜さん、膝枕には困らなそうですね

    608 = 1 :


    穏乃「そーいえば憧、そんな服持ってたっけ?」

    「これこないだ東京で買ったばっかだもん。淡に流行りのショップ連れてってもらったのよ」

    穏乃「え、なにそれ! 私聞いてない!」

    「あんたファッションとか興味ないでしょ?」

    穏乃「うん!」

    「そこで胸張っちゃうあたりが穏乃ちゃんらしいなー」

    「気が合うね、穏乃」ガシッ

    穏乃「はいっ、灼さん!」ガシッ

    「なに通じ合ってんだか……」

    609 :

    なまあったか~い

    610 = 1 :


    「憧ちゃんは、大星さんとは友達なんだね~」

    「淡とはなにかと気が合うのよね。ファッションの好みとか音楽の好みとか」

    「あー、そんな感じするね」

    穏乃「憧、いつの間に大星さんと仲良くなってたの?」

    「むしろあたしゃ、あんたと淡がアドレスすら交換してないことにまず驚かされたわよ」

    穏乃「うっ」

    「それは意外。インハイとかで結構喋ってた印象だったけど」

    「向こうが強烈にシズをライバル視してるのよ……いや、正確には『してた』かな」

    611 = 1 :


    「今は違うの?」

    「あの子も部長になってから、いろいろ大変みたいでねー。大人になったっていうのかな」

    「全国屈指の名門校、その部長だもん。確かに大変だと思……」

    穏乃「私はもっと大星さんと仲良くなりたいんだけどなー」

    「全国に進めば、きっと機会はあると思うよ」ニコ

    穏乃「はいっ! そのためにもがんばります!」

    「その意気その意気! がんばれ阿知賀ー!」ヤンヤヤンヤ

    「……」

    (……憧?)

    612 = 1 :


    深夜


    「……」

    「憧、まだ寝ないの? 明日からまた学校でしょ?」

    「灼さん……」

    「縁側でたそがれてみたりなんかして、青春だね。まあ今は夜中だけど」

    「……」

    「なにか、悩みごと?」

    613 = 1 :


    「わかっちゃいますか?」

    「またそんな、変に改まって……わかるよ。二年も一緒にいたんだから」

    「……二年。そう、二年。灼さんは二年間、私たちの部長だったのよね」

    「より正確には、一年半弱、だけど」

    「はいはい正確にはそうですね、ごめんなさい」クスクス

    「憧……部長の役目は、大変?」

    「……私は」

    614 = 1 :


    穏乃「……」

    「憧ちゃん戻ってこないねー」ゴロン

    穏乃「わ、わわわっ! 玄さん起きてたんですか!?」

    「せっかくの穏乃ちゃんたちとのお泊りだもーん」

    「すぐに寝ちゃったらもったいない、だよね」ニコ

    穏乃「宥さんまで……」

    「憧ちゃん、どうかしたのかな。穏乃ちゃんは知ってる?」

    穏乃「……」ゴロン

    「むむむ、露骨に知ってるって顔だねー」キラーン

    615 = 1 :


    穏乃「やっぱり先輩たちには、隠しごとなんかできませんね」ハァ

    「それじゃあ……?」

    穏乃「憧の悩みごとならわかってます。阿知賀の部長新子憧の悩みは、いつだって一つですから……ねえ、玄さん、宥さん?」

    「なぁに?」

    穏乃「今年の阿知賀は――晩成に勝てると思いますか?」

    「……」

    「……」

    穏乃「……つまりは、そういうことですよね」

    616 = 1 :


    穏乃「春は近畿大会っていう大きなくくりがあったから、晩成に勝つ必要はなかった……らしいです」

    穏乃「それに私自身は、戦っても負けるつもりなんて、ぜんっぜんありません。勝つ気満々です」フンス

    穏乃「……でも、私よりずっと頭のいい憧は、きっと『そう』思ってる。理解できちゃってる」

    穏乃「それって要するに、客観的には、晩成の方が強いってことなんだと思います」

    「……」

    「そうだね……否定はできないね」

    「お、お姉ちゃん!」

    「心が拒んでも、頭が否定できないから。だから憧ちゃんは悩んでる、ってことなんだよね……」

    617 = 1 :


    「私、怖い。怖いの灼さん」

    「……」

    「晩成は強い。強いに決まってる。弱いわけがない」

    「一昨年の、五人が揃ってた阿知賀は強かった。全国でも通用したんだもん、もちろん強いチームだった」

    「その一昨年の阿知賀が、奇襲でどうにか勝ちを拾えたのが、晩成っていうチームだった」

    「そうだったね」

    「去年は宥姉の穴を埋めきれなかった。対策もきっちりされた。大将戦の時点で、敗色濃厚だった」

    「シズが本物のエースだったから紙一重でまくれた。勝負を分けたのはそこだけだった」

    「そう、だったね」

    618 = 1 :


    「それで、今年。今年はもう、玄も……灼さんもいない」

    「……」

    「晩成にはいる。あそこは毎年、コンスタントに一人はいる」

    「ドラゴンロードなんて最悪の初見殺しを前に、しっかりとプラス収支を保った、かつてのエース小走プロ」

    「あの人みたいに強かな打ち手が、間違いなくいる」

    「岡橋初瀬さん、だね」

    「……」コクリ

    619 = 1 :


    「今年はシズまで繋げないかもしれない。シズを頭に持ってきても、作ったリードを保てないかもしれない」

    「実力の、戦力の差について、考えれば考えるほど、去年の夏のことを思い出しちゃう」

    「和が急に電話してきて、泣きながらっ、『全国にはいけません、ごめんなさい』って」

    「私、当たり障りのないことしか言ってあげられなくて」

    「今年は私が、その立場になるかもしれなくて!!」

    「……」

    「……怖いよ。怖いよ、灼さん。私、怖いっ……!」

    「晴絵が、灼さんが、宥姉が玄が残していってくれたものを」

    「全部、全部全部全部――私がぶち壊しにしちゃうんじゃないかって!!!」

    620 = 1 :


    「……」

    「どっ、どうしても、それ、それし、か、考えられなく、なっちゃうのぉ……!」グスッ

    「憧」ギュッ

    「ふえっ」ビク

    「憧、大丈夫だよ。大丈夫だから、落ち着いて……」ナデナデ

    「……」

    「大丈夫、大丈夫……」ナデナデ

    「……」ギュッ

    621 = 1 :


    「落ち着いた?」

    「お、お恥ずかしいところをお見せしました///」

    「大丈夫。恥ずかしくなんてない」ニコ

    「……灼さんらしくもなく、根拠のない気休めを気安く言うのね」プイ

    「ふふ。根拠はないかもだけど、実績ならあるよ」

    「実績?」

    「私もね。ハルちゃんがプロに行っちゃって、宥さんも引退しちゃって。去年は不安でいっぱいだった」

    622 = 1 :


    「そんな時、宥さんに相談……というかまあ、無理矢理悩みを聞き出されたというか」

    「えっ!? ゆ、宥姉が無理矢理!?」

    「肝心なところでは、意外と押しが強い人だと思うよ。私もあの時初めて知ったけど」クス

    「それで、今私が憧にしたみたいに、抱きしめられて。頭も撫でられて」

    「私が泣きやむまで、『大丈夫』って。あのあったかい声で、励まし続けてくれたの」

    「……」

    「その後阿知賀女子がどうなったのかは、憧も知ってのとおり……」ニコ

    「知らなかった……」

    623 :


    「もちろん、私と憧じゃ置かれた状況が違うし、麻雀に絶対はない」

    「阿知賀が晩成に勝つ確率は、限りなく低いのかもしれない」

    「……それでも、諦めちゃダメってことよね」

    「部長の私が始まる前から弱気じゃ、勝てるもんも勝てなくなっちゃうし」グッ

    「だから、絶対。絶対勝つって、そう思」

    「『絶対勝つ』、なんて気負わなくてもいい」

    「は?」

    「どんなにがんばったって勝てない時はある。麻雀は本質的にギャンブルなんだから、運にだけは勝てない」

    「ちょ、ちょっと! 人がせっかく意気込んでるっていうのに……!」

    624 = 1 :


    「憧。『絶対』は麻雀にはないの」

    「そ、そりゃあそうだけど」

    「『絶対』は、他のところにあるの」

    「??」

    「あなたたちが最善を尽くして戦って、その結果」

    「仮に、万が一、力が及ばなかったとしても」

    「ハルちゃんが、私たちが積み上げてきたものは、そんなことで『絶対』に壊れたりなんかしない」

    「……!」

    625 = 1 :


    「カッコつけて言ってはみたけど、要するに憧は考えすぎなの」

    「奈良にいくつ高校があると思ってるの。晩成が何年連続で勝ち抜いたと思ってるの?」

    「……」

    「勝って当然の勝負なんてあり得ないんだから」

    「負けたって、なにも恥ずかしいことなんてないんだから」

    「始まってもいない勝負の、過程ならまだしも結末なんて、今から考えなくてもいい」

    「そう、よね。そうなのよ、ね……」ホッ

    626 :


    穏乃「私が考えてることは、自分で言うのもアレだけど、すごく単純なんです」

    穏乃「『麻雀は楽しい』。だから『思う存分遊びたい』。で、『勝ちたい』」

    穏乃「これだけ。ホント、これだけなんですっ」ニカッ

    「穏乃ちゃんらしくていいねー」

    「本当。穏乃ちゃんは変わらないね」


    ガラッ


    「アンタぐらい気楽にやれたら誰も苦労しないってのよ、アホシズ」

    「でもそれって、簡単そうに見えて一番難しいことだと思……」

    627 = 1 :


    穏乃「憧……もうだいじょぶなの?」

    「多分ね。また肩に力が入りすぎてたら、その時はシズが引っぱたいてちょうだい」

    穏乃「うんっ! 思いっきりぶっ飛ばしてあげるからね!」

    「なんだろう微妙に話が噛み合ってないような」

    「んっふっふ~。灼ちゃんはー、憧ちゃんと二人っきりでなにしてたのかな~?」ニヤニヤ

    「昔、私と宥さんがしてたみたいに、イチャイチャしてた」

    「!?」

    「ぶっ!」

    穏乃「?」

    「あー……」ナットク

    628 = 1 :


    「えっなに!? なになにどういうことですのだ!?」

    「私の一番の親友と最愛のお姉ちゃんがキマシタワー!?!?」

    「そんでもってかわいい後輩に寝取られー!?!?!?」

    「ばっ、声でかいわよバカクロ! そんなんじゃないったら!///」

    「なーんだ」チッ

    穏乃「キマシ……? ねと、ねら……??」

    「穏乃ちゃんはこれからも、そのままの穏乃ちゃんでいてね……」ホロリ

    「まあそれはさておき」

    「さておくな!!」

    629 = 1 :


    「……」ズーン

    「そんでもってなんか勝手に落ち込みはじめてるし」

    「だ、大丈夫? お腹痛いの灼ちゃん?」オロオロ

    「……感触が同じだった」

    穏乃「完食?」

    「感触」

    「ん……?」ピコーン

    「なんの感触なの、灼ちゃん?」

    「……」

    630 = 1 :





    「宥さんと憧で、抱きついた時の感触が」




    631 = 1 :


    「」ガタッ

    「こっち見んじゃないわよエロクロ!///」

    「///」

    穏乃「……」ズーン

    「穏乃は知ってたんだね」

    穏乃「はい……最近の憧、どんどん育ってて……」

    穏乃「その上、実はものすごーく着やせするタイプで……」ズズーン

    「ほう、ほほう、ほほうほう!」

    「シズぅぅぅぅ!! 余計なこと言ってんじゃないわよぉぉぉ!!!!」

    632 = 1 :


    穏乃「なんで憧といい大星さんといい片岡さんといい二条さんといい、みんな私を置いていくんだろう」イジイジ

    穏乃「和と真屋さんは最初っからオバケおっぱいだし」イジイジ

    穏乃「もう私の味方は咲ぐらいしか……」イジイジ

    「大丈夫だよ穏乃。私はすべて(ファッションとおもち)において穏乃の味方だから」ギュッ

    穏乃「灼さぁん……!」ダキッ

    「よしよし」ナデナデ

    「こ、この女ったらしが……! そんなとこまで晴絵のレジェンドっぷりを受け継がなくても、ってひゃあああんんっ!///」ビクビクッ

    「くうううっ。このおもちの質を見誤るとは、まさしく松実玄一生の不覚っ」モミモミ

    633 = 1 :


    「ひゃ、ふうん、離せこのセクハラ女将ぃぃ!!///」

    「」モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

    「聞いちゃいねえ! た、助けて灼さ」

    「私とやえ先輩と穏乃で『奈良盆地貧乳雀士同盟』を組めばいいと思……!」グッ

    穏乃「いいですねやりましょう! そしてすべての巨乳に復讐を!」ギュルーン

    「なんか洗脳されてるぅぅぅぅぅ!!! こ、こうなったら宥姉! 宥姉だけが最後の頼」

    「………………今日も阿知賀はあったかいね~」ニコ

    「投げるなああああああああああああああああっっっっ!!!!!!」


    カン!

    634 = 1 :

    晩成編の予定はありませんが、奈良だとやえさんが一番好きです
    晩成編の予定はありませんが
    ご一読ありがとうございました

    635 :

    乙ー

    阿知賀もいいなぁ。

    636 :

    乙だあ
    阿知賀はもう一年経てば元こどもクラブの面子が入ってくるんだな

    637 :

    奈良盆地貧乳雀士同盟ってすごく(意味を考えなければ)かっこよく見える
    というか字のバランスがなんかいい、意味を考えなければ

    639 :

    乙ー

    アラシズはギバード桜子ちゃんにも惨敗してそう

    640 :

    ギバ子は何故かめっちゃ淑やかな美人さんに成長してるイメージある

    641 :

    おつー
    異能持ちばっかだからコーチとしては役に立ちそうにないwwせいぜい異能相手の気構えくらいしか身に付かんのじゃなかろうか

    642 :

    異能持ちだけど、基本的な事はちゃんと出来るはずだから……


    644 :


    〈襲来〉


    TV『さあ中堅戦も半ば、ここで横浜宮永が連荘。ノってきました昨年度のルーキーオブザイヤー』

    TV『高卒二年目の若手でありながら、強豪ロードスターズにあってガッチリとレギュラーの座を確保しております』

    優希「宮永先輩すげー!」

    「ふふーん」ドヤァ

    「とはいえ、相手もさすがにトッププロですね」

    京太郎「高校レベルじゃほとんど誰も止められなかったあの連荘が、軒並み二、三回で終わってるもんなぁ」

    645 = 1 :


    優希「その分一発目を高めで狙う傾向にあるみたいだじぇ」

    「守備の固さも相変わらずだし、やっぱりお姉ちゃんはすごいよ!」

    (去年咲を圧倒した天江さんよりも、この人はさらに先を行ってますね)ヒソヒソ

    京太郎(高一の時は素人目にも、この姉妹は同格ぐらいに見えたんだけどなぁ)ヒソヒソ

    (成長したということでしょう、宮永プロの方が)

    京太郎(うへえ……まだ成長し続けてんのかよこのバケモンは)

    (この人を呼べさえすれば、スランプ気味の咲にとって一番の薬になるんでしょうけど……)ブツブツ

    646 = 1 :


    コンコン


    優希「ん? 誰か来たな」

    京太郎「どうぞー、開いてますよー」


    ガチャ


    「……」

    一同「「「「「……」」」」」

    TV『中堅戦終了。リーグ戦首位の横浜は現在、トップに僅差の二位。宮永、個人としては11000のプラスでバトンを繋ぎます』

    「来ちゃった☆」テヘ

    647 = 1 :




    「「「「「えええええええええええええええええええ!!?!?!?!」」」」」



    648 = 1 :


    優希「なっ、なな、ななななな」

    「あ、片岡さん久しぶり。二年前の決勝以来だね」ペコ

    優希「あっいえ、こちらこそお久しぶりです」ペコ

    「あの、これ今、しあ、試合、テレビでっ」

    「ん……これ、録画放送じゃない? 試合なら一時間ぐらい前に終わってるし」

    「えっ!? 新聞新聞……あ、本当です!」

    「咲には言っておいたと思うんだけど」

    「そういえば言うの忘れてた☆」テヘッ

    「またあなたですかこのポンコツチャンピオン!!!」

    649 = 1 :


    ムロ「ほ、本物だ……!」

    後輩「宮永照だ……!!」

    後輩「生テルテルだ……!」

    マホ「……!!!」←感動のあまり言葉にならない

    京太郎「すげー……俺も実物見んのは初めてだわ……」

    「あ」

    京太郎「ん?」

    650 = 1 :


    「京ちゃんだ。やっほー京ちゃん」ノシ

    京太郎「!?」

    「!?」

    優希「!?」

    ムロ「!?」

    マホ「!?」

    後輩「「「「「!?」」」」」


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