元スレ春香「いつからだろう」
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101 = 83 :
響「春香は午後からだったよな?」
春香「そうだよ」
響「まだ朝だぞ?」
春香「えへへ、ランニングしてたんだ」
響「そうなのかー」
響「自分と一緒だな!」ニコッ
春香「え?」
春香「響ちゃん今から仕事だよね?」
響「なんくるないさー」
響「自分、プロデューサーに言われて頑張るって決めたからな!」
春香「プロデューサーさんに?」
響「響チャレンジは絶対に成功しろって」
春香「え、響チャレンジ?」
春香「生っすかサンデー打ち切りになったよね?」
響「あれ?春香はまだ聞いてなかったのかー?」
響「1週間前に生っすかサンデーの再開が決まったんだぞ!」
響「それで自分どんなに難しいチャレンジでも絶対に成功しようって再開が決まってからランニング始めたんだ!」
響「自分絶対に成功して見せるから楽しみにしてるんだぞ!」
春香「響ちゃん…」
春香「うん、楽しみにしてるね!」
響「へへっ」
響ちゃんもがんばってるんだ…
私もがんばらなくちゃ!
さっきまでの疲れが吹き飛んだ気がした。
春香「でも、ライブの事も忘れないでね」
響「うぅ、忘れてないぞ」
春香「冗談、冗談」
それじゃ、と仕事に向かう響ちゃんを見送った私はソファーに腰掛け一息ついた。
102 = 83 :
千早「いけてるわよ春香。読んでくれでありがとう!今日はもう寝るお」
103 :
面白いぞ頑張れ
104 :
乙乙
105 :
春香「うーんそうかなー?今日も少しずつ投下します。」
106 = 105 :
春香「いつも通りの響ちゃんだったな…」
春香「小鳥さん、皆変わったって言ってたけど響ちゃんはそんなに変わってるようには見えなかったな…」
ま、いっか
春香「………午後からがんばるぞ!」
107 = 105 :
……………………
……………………
……………………
P「とりあえずライブのダンスを踊ってみるんだ」
午後の仕事を終えた私は、プロデューサーさんと居残り練習をしていた。
カチッ
プロデューサーさんが機械のスイッチを押して音楽がなりだす。
♪~~~~~~~~
???ー????ー
春香「…」タッ
???ー??ー??
春香「…」タッタッタ
?????ーー??ーー
春香「…」タッタッ
P「…ストップ」
P「少し動きが速い、もうちょっとゆっくりだ」
春香「はい」
P「もう一回いくぞ」
♪~~~~~~~~
???ー????ー
春香「…」タッ
P「ストップ」
P「だから速いと言ってるだろ!」
春香「…はい」
そうしてハードな練習が長く続いた。
108 = 105 :
………………………
春香「はぁ…」トホホ…
プロデューサーさんハードすぎます。
練習が終わり事務所に着いた時には夜になっていた。
プロデューサーさんは自分の席に着くと、スケジュールの確認をした後何かをノートに書き始めた。
春香「何を書いてるんですか?」
P「なんでもない」
P「それより明日からライブまで全体練習だ。」
春香「………はい」
P「次リーダーとしてダメだと思ったら容赦無く降ろす、いいな」
春香「………」
ピリリリリ、ピリリリリ
P「ん?」
その時プロデューサーさんの携帯に電話がかかってきた。
P「社長からか…」
P「今日はもう帰ってていいぞ」
そういってプロデューサーさんは席を外した。
109 = 105 :
春香「………」
容赦無く降ろす…か
「もしもし、社長?」
「はい………はい…」
春香「あれ?」
さっき何書いてたんだろう
「それなら社長室にあるかと…」
「はい、わかりました」
ガチャ、バタン
春香「………」
間がさした私はノートを開いてしまった。
110 = 105 :
ペラ………ペラ………
○月○日
今日の付き添いは響と亜美と真美と…………
春香「………日記?」
そこには今日の出来事が書いてあった。
……春香はまだこういうところがダメみたいだ。まだまだ指導が足りない
春香「プロデューサーさん…」
ちゃんと私達のことをおもって指導してくれてたんですね。
嫌われていたわけじゃなかった…
それがとても嬉しかった。
111 = 105 :
いつから日記書いてるんだろう
最初のページに戻る
ペラ………ペラ………
○月○日
今日から765プロのプロデューサーとして働くことになった。カメラマンとしてアイドルたちの素顔を…………
春香「へぇ……」
私達のプロデューサーになった頃から日記書いてたんだ。
少し日記に興味が出てしまった私はどんどんページをめくっていった。
ペラ………ペラ…………
ペラ………ペラペラ…
ペラペラペラペラ……
○月○日
今日からハリウッドの研修が始まった。
春香「………!」
春香「………これって」
プロデューサーさんのハリウッドでの出来事
私は反射的に文字を辿っていった。
112 = 105 :
今日からハリウッドの研修が始まった。
俺を含め100人ほど研修に来ているらしい。
俳優志望など他の目的で研修に来ている人も含めるともっと増える。
気を引き締めないといけないな。
○月○日
今日は施設の案内やルール説明、その他もろもろ~~
春香「………」
113 = 105 :
○月○日
今日から本格的に活動が始まった。
通訳の人から話を聞いたが、やはりレベルが違う。
いや、通訳なしでも言葉はまだよく分からないが話す言葉一つ一つからもの凄く高い意識が伝わってくる。
○月○日
今日は本物のハリウッドの人達の演技を見ることができた。
映像で見るのとは全然違う。表情、目の鋭さ、動き、どれをとっても一流だ。
これはみんなにも見て欲しい。
春香「プロデューサーさん…」
私はどんどんページをめくった。
114 = 105 :
○月○日
今日は研修生を同じ研修に来たプロデューサーが担当するというイベントがあった。
俺が担当したのはアメリカ人だ。
言葉は分からないが、だいたいニュアンスで分かる。
しかし、少し冷たいな…緊張しているのか?
115 = 105 :
○月○日
今日も同じイベントがあった。今度はそれぞれが担当した研修生を指導してちょっとした競争をするらしい。
偶然にも俺が担当するのはこの前と同じ人だ。
116 = 105 :
○月○日
だいぶここの雰囲気にも慣れてきた。けど、少し周りが冷たすぎる気がする。
117 = 105 :
○月○日
おかしい、1人の研修生が目眩で倒れたが誰も助けようとしない。
俺が手を伸ばすとそいつは手を払って何処かへ行った。
周りにいた数人は俺を見て笑っていた?
なんなんだ。
118 = 105 :
○月○日
なんなんだこいつらは。まるでお互いが敵でしかない。
いや、それはそうなんだが関わりを持とうともしないのは少し寂しい。
○月○日
何かが違う気がする。
まるでお互いがお互いを蹴落とし合う雰囲気だ。
競い合うのとは違う。
誰かが怪我をすれば喜び、成功すれば僻む。
みんな、そうなのか…?
119 = 105 :
○月○日
○月○日
春香「あれ?」
次の日から日記が書かれていない
春香「もう終わりかな?」
ペラ…………ペラペラ
○月○日
あれから1ヶ月がたった。
春香「あ………」
文はそこで終わっている
春香「それだけ…?」
ペラ……ペラ…………
春香「あ……」
また何か書いてあった。
○月○日
嫌だ。
春香「……………え?」
120 = 105 :
ペラ………ペラペラ
○月○日
イヤダ
春香「……え」
○月○日
イヤダイヤダイヤダ
春香「ちょ、ちょっと…」
…なんなの?
一体何が
○月○日
アーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
春香「うっ………」
ペラペラペラペラペラペラペラペラ
耐えられなかった私は即座にページをめくった。
121 :
やはり掘られたのか・・・・
122 = 105 :
プロデューサーさん………
プロデューサーさん!
○月○日
ハリウッド研修が始まって3ヶ月。社長から連絡があった。
春香「………!」
研修の様子はどうなのか、体の調子は大丈夫か、いろいろ心配してくれているらしい。
あの子たちの為にも、キミの為にも今回の研修で思う存分学んでくれたまえ、か。
そうだった、俺がここに来たのはその為だ。
ここで頑張らないでどうするんだ。
○月○日
今日は~~~~~~
春香「……………」
パタッ…
ノートを閉じた私はそのまま事務所を出た。
123 = 105 :
春香「………」トボトボ…
………なんともいえない
春香「…………」
春香「プロデューサーさん」
何で平気な顔をして帰って来たんですか
辛いなら辛いと言っていいんです
私達のために自分を犠牲にしないでくたさい
春香「…ただいま」ガチャ
プロデューサーさんも必死に頑張っている。
春香「…ごちそうさま」
でも分からないんですよね、どうすればいいか。
春香「…………」ザーーーー
私達に失望したと言いながら本当は…
春香「………」
でも、やっぱりこんなやり方プロデューサーさんらしくないですよ…
カチッ
照明を消した私は眠りについた。
124 = 105 :
千早「ええ、私が保証するわ春香。今日はもうねるお!」
>>121
笑わせてもらいました
126 :
如何なる理由があろうともいずれ変化は生じる
それがどう見えようともアイドルの彼女たちにとっては成長となるだろうし
Pも同様だろうが、変わらない状態を日常としてただ元通りにはなってほしくない
転んでもただでは起きあがらない気概を見せてくれ…
乙
127 :
なかやまきんに君と同じ道を辿ったか
128 :
♀となったから情所不安定になり八つ当たりか…
ホモらしい
129 :
春香「私帰るね千早ちゃん。今日も少しずつ投下します」
130 = 129 :
……………………
春香「………」
すっきりしない朝だった。
春香「………」
一夜明けてだいぶ落ち着いた。
でも、冷静になればなるほど不安が大きくなる。
春香「……」ガチャ
支度を済ませた私は事務所へ向かった。
131 = 129 :
春香「………」トボトボ
雨が降るわけではない、でも晴れるわけでもない、一面の曇り空だ。
気分が優れないまま事務所に着いた。
春香「おはようございます」ガチャ
伊織「……」
貴音「おはようございます、春香」
春香「2人とももう来てたの?」
既に伊織と貴音さんが来ていた。
まだ集合時間には軽く1時間以上はある。
伊織「もうじゃないわよ」
貴音「……」ズズーッ
伊織「あんたが一番早く来ないでどうするのよ」
春香「……」
伊織「あの2人も一向に来ないし…」
伊織「これじゃ竜宮小町も一緒じゃない」
伊織「全く…やる気あるわけ?」
…どうしたの?
わからない…わからない
春香「…な、なんで」
春香「そんなに怒ってるの?」
伊織「は?」
伊織「あんたね…」
伊織「プロデューサーが帰ってきて最初のライブ、どれだけ重要なものなのか分かってるわけ!?」
伊織「新たな指導が加わって、気持ちを入れ替えないとやっていけるわけないでしょ!?」
春香「そ、それは…」
でも…
春香「…伊織は今のままでライブ成功すると思う?」
伊織「何が言いたいの?」
春香「おかしいよ…皆無理してる」
伊織「………」
132 = 129 :
春香「このままじゃ皆バラバラになっちゃう…」
伊織「………」
伊織「あんたが言いたいのはそれだけ?」
春香「え?」
伊織「あんたがそんなんだからダメなのよ」
春香「え?」
伊織「ちょっと甘えすぎなんじゃない?」
…甘えてる?
春香「じゃあ伊織は今の方がいいの?」
春香「このまま皆バラバラになってしまう方がいいの?」
伊織「バラバラってね…」
伊織「あんたみたいにウジウジされても皆まとまらないわ」
春香「バラバラな皆が作るステージなんか見ても、お客さんは楽しくない!」
伊織「ただの仲良しこよしが作るステージなんか面白くないわ」
春香「………」
春香「じゃあ、何で目の下に真っ黒な隈ができてるの?」
伊織「………」
春香「楽しい?」
伊織「もういいわ…」スタスタ…
春香「………」
春香「……はぁ」スタ…
私は力なくソファーに座った。
133 = 129 :
貴音「……」ズズーッ
春香「貴音さん…」
春香「朝からラーメンですか」フフッ
貴音「はい」ズズーッ
春香「…食べ過ぎですよ」
春香「…!」
貴音さんが食べているカップ麺の横に空になったカップが3つ重ねてある。
…ほんとに食べ過ぎですよ
春香「前より食べるようになりましたね?」
貴音「はて…」ピタッ
貴音「そうですか?」
春香「………」
春香「ねぇ、貴音さん」
春香「貴音さんはどう思う?」
貴音「……」
貴音「ふむ………」
貴音「わたくしにはどうすればいいかなどわかりません」
春香「………」
貴音「ただ…」
貴音「両者とも目的地を見失ってる、そんな気が致します」
春香「そっかぁ…」
春香「………」
その時事務所の階段を上がってくる音がした。
134 = 129 :
雪歩「おはようございます」ガチャ
春香「………」
伊織「………」
貴音「おはようございます、雪歩殿」
雪歩「えっと…お茶いれますね」トテトテ
貴音「……」ズズーッ
なんなんだろうこの雰囲気
雪歩「はい、どうぞ」コトッ
春香「……あ、ありがとう」
雪歩「おはようございます、春香さん」
春香「えっ?」
雪歩「挨拶聞こえてなかったみたいなので」
春香「あ、おはよう…雪歩」
雪歩「どうかしたんですか?」
春香「なんでもないよ」
雪歩「うーん…」
135 = 129 :
雪歩「今日からまた全体練習ですね」
………全体練習
ライブに向けての練習
皆でする練習
春香「雪歩…」
雪歩「はい?」
春香「雪歩は今の765プロをどう思う?」
雪歩「…え?」
雪歩「そうですね…」
雪歩「うーん…」
雪歩「ライブの練習で頭がいっぱいで…」
雪歩「よくわからないです」
春香「……」ズズ
雪歩「え、えっと」
春香「雪歩」
雪歩「はい!」
春香「これお湯だよ?」
雪歩「…………え」
ガサゴソガサゴソ…
雪歩「うわーー…」
雪歩「すみません春香さん、お茶っ葉入れ忘れました!」
春香「もう…」
雪歩「すぐ入れ直しますね!」トテトテ
春香「………」
(ダメダメな私は穴を掘って埋まってますぅ~)
春香「………」
雪歩「すみません、春香さん」コトッ
春香「雪歩、変わったね」
雪歩「え?」
春香「いつものはどうしたの?」
雪歩「いつもの?」
春香「ほら、あれだよ」
ガタッ
春香「穴を掘って埋まってますぅ~…って」
私はその場に立ってやって見せた。
136 = 129 :
雪歩「…はい?」
春香「私、あっちの方が雪歩らしいって思うな」
雪歩「えっと…」
雪歩「私、そういうの辞めました」
春香「え?」
雪歩「私いつも迷惑かけてばかりで…」
雪歩「今回のライブは練習とかいろいろ、もう足引っ張りたくありません」
雪歩「本気でやりたいんです」
春香「足引っ張ってなんか…」
春香「いや、でも雪歩らしくな」
雪歩「私らしいってなんですか?」
春香「え?」
雪歩「さっきからどうしたんですか?」
春香「…無理してるよ雪歩」
雪歩「無理も何もしてません」
雪歩「ただ…」
雪歩「私はただ頑張りたいだけで」
春香「じゃあ何でそんなに寂しそうなの?」
雪歩「………」
春香「春香ちゃん」
雪歩「え?」
春香「春香ちゃんって呼んでよ」
春香「もともとそう呼んでたんだし、歳一緒だし…それに、さんを付けるなら私の方が」
雪歩「で、でもリーダーに向かってそんなことは」
春香「雪歩」
春香「これは、リーダー命令よ」
137 = 129 :
千早「待って春香、わっほい!今日はもう寝るお」
138 :
乙です
春香1人が変化を受け入れられないように見えるのが面白いな
139 :
おつおつ
いやしかし、読んでて心にくるなぁこれ…
140 :
春香「じゃあね千早ちゃん。今日も少しずつ投下します。」
141 = 140 :
雪歩「………」
雪歩「リーダー命令…」
春香「うん」
リーダー命令…
(リーダーに向かってそんなことは)
そういう雪歩にとってこれは逆らえないだろう
雪歩「………」
やがて雪歩は口を開いた。
142 = 140 :
雪歩「……」
雪歩「春香……さん」
春香「ううん、春香ちゃん」
雪歩「………」
雪歩「は……」
雪歩「春香………ちゃん?」
春香「ううん?」
雪歩「………」
雪歩「…春香ちゃん」
春香「うん、雪歩!」
雪歩「あ……」
どこか懐かしいような…
そんな表情をしていた
雪歩「なんか…久しぶり」
春香「ふふ」
一瞬だけ、かつての雰囲気に戻った気がした
そう、一瞬………
でもそれがとても長いものに思えた
ガチャッ
「おはようございまーす」
「おはようございます…」
「おはようなのー」
「あ、お茶いれますね」トテトテ
「亜美、こっちに来なさい」
「は、はい」
春香「あ……」
人が集まると同時に騒がしくなり、心地よい雰囲気はかき消された。
143 = 140 :
「春香?」
春香「響ちゃん…」
響「今日はランニングしてないのか?」
春香「う、うん…」
春香「響ちゃんは?」
響「もうやってきたぞ」
春香「へ、へぇーそうなんだ…」
響ちゃん既に事務所に来てたんだ…
春香「響ちゃん頑張ってるね」
響「へへ、自分この調子でライブも頑張るぞ!」
春香「…うん」
春香「がんばろうね」
響「あ、雪歩…自分もお茶欲しいぞ」スタスタ
スタスタ…ユラッ…
春香「…え、響ちゃん?」
気のせいかな…
今一瞬揺らめいた気がしたけど
ガチャッ
「あらあら~ついたわね」
「おはようございます」
「おはようございますー!」
また事務所に人が集まる。
まだまだ集合時間には余裕はあるけど、皆集まったようだ。
「あずさ!」
「…は~い」
「遅すぎ」
「…あら~これでも迷わないようになったんですよ」
「響、あれ持ってきましたか?」
「持ってきたぞ~今日は醤油ラーメンだったな」
相変わらず皆別々で話し、集まることはない。
春香「……あれ?」
そんな中、美希は1人で何やら眺めていた。
144 = 140 :
春香「何見てるの美希?」
美希「春香…」
春香「スケジュール表?」
美希「うん」
春香「ライブ…もうすぐだね」
美希「……」
美希「ミキね、ハニ…プロデューサーに嫌われちゃったの」
春香「え?」
美希「最近全然構ってくれないの」
春香「……」
美希「ハニーっていったら、怒鳴られちゃった」
プロデューサーさん…
本当はどう接すればいいか分からないんですよね?
…そうですよね?
美希「だから、次のライブで絶対認めてもらうの」
美希「ミキ、最近全然居眠りしてないし、本気なの」
美希「だからごめんね、春香に構ってる暇はないの…」
春香「………」
ガチャ
「皆来てるー?」
春香「!」
律子さん…と、プロデューサーさん。
P「分かってると思うが、今日からまた全体練習だ」
P「ライブまであと1週間ちょっとしかない」
P「今日から俺も時間がある時は指導する」
P「気を引き締めろ、いいな」
全員「…はい!」
ゾロゾロ………
みんなが移動するなか、私は中々動けなかった。
皆が何を考えてるのか、どうしたいのか、全く分からない。
全体練習が怖い………
千早「…春香?」
春香「あ…千早ちゃん」
千早ちゃんに呼びかけられて、我に返る。
145 = 140 :
千早「みんな移動してるわよ」
春香「う…うん」
千早「…?」
千早「…春香?」
春香「ねぇ千早ちゃんはライブについてどう思ってるの?」
千早「え?」
千早「ダンスのステップアップ…それだけよ」
春香「……」
千早「もういくわ…」スタスタ
春香「……」
春香「……」スタスタ
私は無言で練習場へと歩き出した。
146 = 140 :
今日はもう寝るお!
147 :
乙。
春香もリーダー命令を使うあたり悪い方向に変わっているな。他のアイドルの変化も雪歩が穴掘りしない、あずささんの方向音痴改善、美希の昼寝癖の解消などいい面もある。まあP自身のメリハリの付け方に問題がある気はするが。
148 :
乙です
練習の成果、結果次第で良くも悪くも転がりそう
アイドルの皆も、春香も、Pも…
149 :
乙乙
続きがすごく気になる
150 :
リーダー命令とは…春香は表面上だけ取り繕うつもりか…?
みんなの評価 : ★
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