元スレ瑞鳳「あすなろ抱き?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
瑞鳳「ってなに?」
提督「こう、後ろから覆いかぶさるようにして抱きしめるやつ、知らない?」
瑞鳳「私は初めて聞いたな~」
提督「瑞鳳って今いくつ?」
瑞鳳「最近お酒が飲めるようになったくらいの年齢です」
提督「じゃあ知らないのか、お前が生まれる前か生まれた直後くらいにやってたドラマが元ネタだからな」
瑞鳳「あ!」
提督「ん?」
瑞鳳「よく島風ちゃんや雪風ちゃんが提督の背中に飛び乗ってるよね!あれみたいな感じ?」
提督「あれはただじゃれてきてるだけだよ、まったく浪漫のひったくれもない」
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2 = 1 :
瑞鳳「浪漫?」
提督「ああ浪漫だ、あすなろ抱きには男の浪漫が詰まっているといっても過言ではない…」
提督「夜、仕事から帰ってくると妻が台所で夕飯の支度をしているんだ」
瑞鳳(なんか語り始めた…)
提督「『あなたお帰りなさい、もうすぐでお夕飯出来ますからちょっと待っててくださいね』って笑顔で言われるんだ」
瑞鳳「…」
提督「そして後ろを向いている妻をこうぎゅっと抱きしめるんだよ」
提督「『きゃ、あなた…もう仕方ないわね…』って言いながらそのまま静かに抱かれてくれるんだよ…」
提督「ああ、浪漫だね…男の浪漫だね…」
3 = 1 :
瑞鳳(ずいぶん具体的な浪漫…)
瑞鳳(う~んでもこれは…)
提督「なんて話してたら休憩も終わりなので仕事を再開しよう」
瑞鳳「…ふむ、あすなろ抱きか…」
提督「瑞鳳?」
瑞鳳「ん?ああなんでもないなんでもないよ!さ、仕事しよ♪」
提督「お、おうそうだな…」
4 = 1 :
。。。。。。。。。
提督「よし、これで仕事終わりかな」
瑞鳳「ふぅ、お疲れ様~」
提督「お疲れ、あ~デスクワークは肩が凝るな~…」
瑞鳳「ふむ、ならばこの瑞鳳めが提督の肩を揉んでしんぜよう」
提督「おお瑞鳳よ、なんとありがたいか。それではお願いしようぞ」
瑞鳳「それでは失礼…」ギュッギュ
提督「お~効く~」
5 = 1 :
瑞鳳「ずいぶん凝ってますね~」ギュッギュ
提督「ああそこそこ…あ゛あ゛~」
瑞鳳「…」ギュッギュ
瑞鳳「…」スッ
提督「あれ?もう終わり?」
6 = 1 :
瑞鳳「ぎゅ、ぎゅ~///」ダキシメ
提督「おう!?」
瑞鳳「あ、あすなろ抱き~なんつって…」///
提督「お、おおこういうのもなかなか…」
提督(瑞鳳体温高いな…あったかい)
瑞鳳「…提督」ギュー
提督(うおお!?耳元で囁かれるとやばいなこれ!?)
7 = 1 :
提督「ちょ、ちょっと瑞鳳?」
瑞鳳「ん~なに~?」
提督「あ~その…瑞鳳もさ、肩、凝ってるんじゃないか?」
瑞鳳「…あ」
瑞鳳「うん…ちょっと凝ってるかも…」
提督「…肩もみ、してやろうか?」
瑞鳳「お、お願いします」///
8 = 1 :
提督「それじゃあ失礼…」ギュッギュ
瑞鳳「あ、気持ちいい…」
提督「…」ギュッギュ
提督「…」スッ
瑞鳳「っ!」ドキッ
提督「スーハー…」
瑞鳳「…」ドキドキ
提督「瑞鳳…」ダキシメ
瑞鳳「あ…」///
提督「…」ギュー
9 :
とりあえず脱いだ
10 = 1 :
瑞鳳(背中から伝わってくる、提督の体温、提督の心音…)
瑞鳳(それに、この包み込まれる感覚…)
瑞鳳(心地いい…)
提督「…瑞鳳」
瑞鳳「っ!!!??」ビクッ
瑞鳳(な、なにこれ!!?なにこれっ!!??)
瑞鳳(耳元で私の名前囁かれただけなのに、体の芯から痺れるような感覚が一瞬で全身に駆け巡った…)
11 = 1 :
提督「…瑞鳳」ギュー
瑞鳳「ふあっ」ビクン
瑞鳳(!!?今変な声出ちゃった!?)
瑞鳳(やばい…本当これ…すごい…)
瑞鳳(病み付きになっちゃいそう…)
12 = 1 :
提督「…」
提督(これ、抱きしめてる方もいいな。瑞鳳のことを包み込んでいる感覚が…)
提督(…良い匂いだ)
提督(これ、癖になりそうだ…)
提督「瑞鳳…」ギュ
瑞鳳「提督…」
13 = 1 :
青葉「青葉帰港しました~!!!!」ガチャ!
提督「あ」
瑞鳳「え」
青葉「あ」
提督「」
瑞鳳「」
青葉「」
カシャ
14 = 1 :
青葉「青葉見ちゃいましたあああああああああああああああああ!!!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!
提督「うおおおおおおおいいい!!なに撮ってんだてめええええええ!!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!
瑞鳳「まって青葉ちゃあああん!!!!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!
川内「夜戦~夜戦~♪」
青葉「ごめんなさいどいてください!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!
川内「きゃっ!!」
川内「いたたた…今の青葉?なんだよもう…」
提督「川内!?今青葉が通らなかったか?」
川内「え、うん通ったけど?」
瑞鳳「ばっかも~んそいつがルパ…いやなんでもないです」
15 = 1 :
川内「え?なにまた青葉に弱み握られたの?」
提督「頻繁に弱み握られてるような言い方止めてほしいんだけどな!今はそれどころじゃない!川内!」
川内「なに?」
提督「青葉を捕まえてくれたら今度夜戦前提の作戦組んでやる!」
川内「えっ本当!?」
提督「ああ本当だ!夜戦の神に誓ってもいいぞ!」
川内「よっしゃあ!じゃあ捕まえてくるね!!」
川内「瞬身の術!!」
16 = 1 :
~10秒後~
川内「捕まえてきたよ~」
青葉「ワレアオバ!ワレアオバ!」
瑞鳳「川内ちゃんなんか超越した存在になってるね」
提督「夜戦の神様に愛されてるからな」
川内「いやあ」///
17 :
艦これやってる世代はあすなろ白書知らなそう
18 = 1 :
提督「さて、さっき撮ったカメラを渡してもらおうか」
青葉「う~別にいいじゃないですかこれくらい~」
提督「駄目だ!さあ渡せ!」
青葉「う~…はい」つカメラ
提督「よし、フィルム外して…」
青葉「ああスクープが…」
提督「スクープなら他の奴にしな、ていうか反省しろ馬鹿」
青葉「うう…はい」
川内「じゃあ私は戻るね~提督さっきの約束お願いね~」
提督「おう、青葉も戻っていいぞ」
青葉「うう~悔やまれる…」
19 = 1 :
提督「…ふう」
瑞鳳「一件落着だね~なんか疲れちゃった…」
提督「そうだな、まったく迂闊だった」
瑞鳳「ねえ…提督?」
提督「なに?」
瑞鳳「あのさ、また、しない?」
提督「しないって、なにを?」
瑞鳳「…あすなろ抱き」
提督「!あ、ああそのだな…」
瑞鳳「…嫌?」
提督「…嫌なわけない」
瑞鳳「それじゃあ…」
提督「今度は、鍵しめてからやろうな」
瑞鳳「う、うん!」パァ
20 = 1 :
青葉「…」
青葉「…」ニヤッ
21 = 1 :
。。。。。。。。
<後日>
【鎮守府新聞】
提督と瑞鳳!二人きりの指令室であすなろ抱き!!
○○月××日、司令室で提督と瑞鳳があすなろ抱きをしているところを…
提督「」
瑞鳳「」
青葉「あ、司令官!今日の新聞はみてくれましたか」提督「青葉ああああああああああああ」
提督「どういうことだてめえ!あの時写真は消しただろう!」
青葉「司令官甘いですね、あの時とっさにデジカメでもとっておいたのでそっちの方は残ってたんですよ」
提督「なあ!?くそ!今すぐ消せ!」
青葉「嫌です~それにもうすでにバックアップもとってありますし、それにもうこの新聞鎮守府内全体にわたってますから」
瑞鳳「え、ええええ///」
22 = 1 :
金剛「テートクー!!」ガチャ
提督「うお!金剛どうした!?」ビクッ
金剛「瑞鳳ばっかりずるいデス!!私にもあすなろ抱きしてくださーい!!」
瑞鳳「ちょっ!」
提督「こ、金剛落ち着け!これは違うんだよ!!」
金剛「違わないデスよ!!この新聞にちゃんと載ってるじゃないデスかー!!」
提督「だからこれは青葉が…おい青葉!ってあれ青葉どこ行った!?」
ソレデハワタシハコレデ、ワレアオバー
提督「あおばあああああああああああ!!!」
23 = 1 :
加賀「ここは譲れません」
提督「うおお加賀!?いつの間に俺の前にいたんだ!?」
金剛「HEY加賀!そこをどいてくださーい!」
加賀「譲れないといったでしょう、諦めて帰ったらどう金剛さん?」
金剛「ヌヌヌ…厄介な相手デス…」
提督「おいお前ら、いい加減に…」
テートク!!!!!!!!!!!!!
シレイカーン!!!!!!!!!!!!
チョットジャマヨ!!!!!!
アカーン!!!!!!!!
ギャーギャー!!!!
提督瑞鳳「っ!?」ビクッ
24 = 1 :
加賀「あの新聞を読んでみんな来たようね、まったく…」
提督「な、なんで来るんだよ…」
瑞鳳「むう~」
金剛「HEY提督!私をあすなろ抱きしてみんなにみせつけてやるデース!」
加賀「それは私の役目です」
金剛「はぁ?」
加賀「おん?」
瑞鳳「んもう!私が最初なんだからあ!!」
提督「おいおい、もう勘弁してくれ…」
25 = 1 :
展開思いついたらまた書く
じゃあの
26 :
乙です。
おかしいな。あすなろ抱きしても体温も匂いも感じられないんですけど、やっぱりディスプレイ越しじゃあ無理なのか。
27 :
おつ
>>26
オゾンの匂いとディスプレイの温度があるだろう?
28 :
乙です。
あすなろなついな……さて家の犬を抱っこするか、暖かいなぁ。
29 :
わんこは体温高いから冬場抱っこすると暖かくて幸せになれるよね。
加賀さんはきっと抱きしめると暖かいと思うよ。取り敢えず焼き鳥が作れるくらいにはw
30 :
上手に焼けました~ってやかましいわ
31 :
じゃあおれはウチのぽいぬでも抱っこするわ
32 :
>アカーン!!!!!!!!
某お祭り男みたいな叫び声出したの誰だ!?
33 :
誰って まないtゲフンゲフン駆逐艦だろ?
34 :
乙 また書いてくれ~
瑞鳳かわいいいいいいいい
35 :
そういや来年2月に「瑞の海、鳳の空」ってタイトル的に瑞鳳が主人公っぽい小説が角川スニーカー文庫から出るみたいだな
36 = 34 :
マジかよww完全に瑞鳳が主役やんww
37 :
瑞鶴と鳥海と鳳翔と(ry
38 :
テイトクトアスナロダキー
朝潮「…」
ズイホウガシテモラエタンヤッタラウチモシテモラエルンチャウカナ…
朝潮「…」
アスナロダキッポイ!!
朝潮「…」
朝潮(あすなろ抱きとは…なんでしょうか?)
39 = 38 :
朝潮(私が長時間遠征に行っている間に鎮守府内であすなろ抱きというものが流行ったみたいです)
朝潮(あすなろ抱き…どういうものなのでしょうか?)
荒潮「あら、朝潮帰ってたのね~おかえりなさい」
朝潮「ただいま荒潮、ああそうです、荒潮に聞きましょう」
荒潮「私に?なにかしら?」
朝潮「あすなろ抱き…という言葉を鎮守府内でよく聞くのですが、あすなろ抱きとはなんでしょう?」
荒潮「あらーそういえばちょうど朝潮が長時間遠征に言ってた時期と被るのね~」
荒潮「えっとね、あすなろ抱きっていうのは…」
荒潮「…」
荒潮「!」ピコーン
荒潮「ごめんなさい、私もよく知らないの~」
40 = 38 :
朝潮「そうですか…」
荒潮「でもでも、提督なら知ってると思うわ~聞いてみたらどうかしら?」
朝潮「司令官ですか、ちょうど遠征報告書も提出しないといけないから、丁度いいですねその時聞いてみます」
荒潮「それがいいわ~」
朝潮「それでは私はこれで、荒潮ありがとう」
荒潮「しっかり聞いてくるのよ~♪」フリフリ
41 = 38 :
。。。。。。。。。
提督「今日は朝潮が帰ってくる…ありがたいよ」
瑞鳳「朝潮ちゃんが帰ってくるのがそんなに嬉しいの?」
提督「うちの駆逐艦どもは個性が強いというか我が強いというか…たまに手が付けられなくなるんだよ…」
提督「そんななか朝潮みたいな真面目なタイプ、まあ真面目すぎるところもあるが、そういうやつがいるとありがたいんだよ」
提督「朝潮が俺のいう事を真面目に聞いてるのをみて、他の奴らもいう事聞いてくれるようになるからな」
提督「ある種の癒しの存在だよ朝潮は…」ハァ
瑞鳳「癒し、かあ…」
瑞鳳(そういえば、あすなろ抱きされた時に感じた感覚も、私にとって”癒し”みたいなものだったのかな)
提督「最近まで嵐のような展開が続いたからな(主に青葉のせい)、朝潮の存在はありがたい」
42 = 38 :
トントン
提督「入れ」
朝潮「失礼します。朝潮、長時間遠征よりただ今帰還しました。こちら報告書になります」ビシッ
提督「おうお疲れ様朝潮…おおどうやらいい結果に終わったようだな。お前に任せてよかったよ」
朝潮「ありがとうございます!」
提督「疲れてるだろう、今日はゆっくり休んでくれ」
朝潮「はい!…あの、すみません一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
提督「なんだ?」
提督(癒しの存在の質問だ、なんでも答えてあげよう)ニコニコ
43 = 38 :
朝潮「あすなろ抱きとは、なんでしょうか?」
提督「」
瑞鳳「」
提督瑞鳳(癒しの存在がとんでもない爆弾抱えてやってきたああああああああああ!!)
提督「朝潮おおお!その言葉どこで聞いた!?」
朝潮「え、えっと…遠征から帰ってきたら鎮守府内でしきりに聞く言葉なので…」ビクッ
朝潮「それで、荒潮に聞いたら、司令官なら知っていると言っていたので…」
提督(荒潮おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!)
朝潮「な、なにか私聞いてはダメなことを聞いてしまったのでしょうか…?」
瑞鳳「い、いや別に聞いては駄目なことではないんだけど…」
提督「くうう、癒しの存在が…嵐のような存在に…」
44 = 38 :
朝潮(司令官、なにか答えづらそうにしてます…瑞鳳さんも困っていますね…あすなろ抱きとは、一体?)
ズイホウガシテモラエタンヤッタラウチモシテモラエルンチャウカナ…
朝潮「!」
朝潮(そういえば帰ってきたとき先ほどのようなセリフが聞こえたような…)
45 = 38 :
朝潮(このセリフからわかることは、瑞鳳さんはその”あすなろ抱き”ということをしてもらったということ)
朝潮(してもらった?誰にでしょうか…荒潮は司令官に聞けばわかるといいました、という事は…)
朝潮(あすなろ抱きを瑞鳳さんにしたのは、司令官?)
朝潮(しかし、お二人とも言いづらそうにしていますね…司令官、瑞鳳さん…)
朝潮(瑞鳳さんは、秘書艦ですね…)
朝潮「!」ハッ
朝潮「わかりました!」
提督瑞鳳「「え」」ビク
46 = 38 :
朝潮「あすなろ抱きというのを司令官が瑞鳳さんにしているということ、そして瑞鳳さんは秘書艦ということ!」
朝潮「つまり、あすなろ抱きとは!」
朝潮「秘書艦になるための試験、ですね!」
提督「」
瑞鳳「」
47 = 38 :
朝潮「お二人が言いづらそうにしているのは、秘書艦になるための試験方法が公になるのを恐れたからです!」
朝潮「なぜなら試験方法が知られてしまうことにより、試験自体が簡単になってしまい、秘書艦になるためのハードルが低くなってしまうからです!」
朝潮「どうでしょうか!?」
提督「…」
瑞鳳「…」
提督(まったく朝潮は本当に…)フゥ
瑞鳳(本当に…ですね)フゥ
48 = 38 :
提督瑞鳳((真面目系天然キャラ~))ナデナデ
朝潮「え、えっと…なぜ撫でられているのでしょうか?」
提督瑞鳳「「かわいいなあ~」」ナデナデ
朝潮「????」
49 = 38 :
提督「まあそんなに知りたいならしてやろうか?あすなろ抱き」
朝潮「ほ、本当ですか!?」
瑞鳳「ちょ、ちょっとまって提督!」
提督「なんだ瑞鳳?」
瑞鳳「なんだよじゃないよ!朝潮ちゃんにあすなろ抱きするってなんか駄目な感じがするの!事案だよ!」
50 = 38 :
提督「いやいやまてまて、むしろ加賀や金剛みたいなやつらにする方がダメだろう」
提督「それに、俺が子供にそんな劣情を抱くとでも思ってるのか?」
瑞鳳「思いたくない!」
提督「だったら安心しろ、その思いは本当になるから。はっはっは、大丈夫大丈夫!うん!」
瑞鳳(本当に大丈夫かなあ…)
みんなの評価 : ☆
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