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    元スレP「俺達、もう別れよう」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 :

    女には殴らなあかん時がある

    102 = 95 :

    律子嬢はフラれた時どうなってしまうんやろか・・・

    103 :

    律子お願いします

    104 = 71 :

     
      ザーーーッ……

    P「…酷い雨だな」

    P「……………」

       
    ガチャッ…

    真美「…やっほー。兄ちゃん」

    P「来てくれたか、真美」

    真美「そりゃあんな真剣な声で電話貰っちゃあ…ね」

    105 = 71 :

    真美「放っておいたら自殺でもするんじゃないかと思って、超ダッシュで来ちゃったよ」

    P「ははっそりゃありがたいが、18にもなって廊下を走るもんじゃないぞ?雨の日は特にな」

    真美「あはは、そうやって兄ちゃんに怒られるのも久しぶりなカンジだね」

    P「んなことねーよ。お前も亜美も…俺にとってはずっと出会った頃のイタズラ小娘のままだ」

    真美「小娘ね。カノジョにしておいてそんなこと言っちゃうんだ」

    真美「やーい兄ちゃんのスーパーロリコン~」

    P「結婚出来る年齢になったんだからロリコンじゃねえって押し通したのはお前だろうが…」

    106 = 71 :

    真美「あの時のこと思い出すよ。…こんな感じの土砂降りだった」

    真美「一番亜美との差が開いてた時期で…事あるごとに比較されて」

    真美「心がどんどん荒んで、壊れそうになってた時に……あの事件があって」

    真美「誰にも会いたくなくて、会わす顔が無くて、部屋の隅っこで蹲ってる時に……兄ちゃんは真美を見つけてくれたよね」

    真美「あの時真美、すっごくビックリしたんだよ?兄ちゃんには真美の居場所が分かるセンサーが付いてるんだ!って」

    P「…覚えのある手口だったからな。散々イタズラを食らって得た経験を生かしただけのことだよ」

    真美「もう、相変わらず女心が分かってないなー」

    真美「……多分、あの時だったんだと思う。真美が本当の意味で、兄ちゃんのこと好きになったのは――」

    P「…………」

    真美「兄ちゃん、辛いのは分かってる。けど……これだけは聞かせて」



          「真美じゃ……代わりになれないのかな?」

       
        

    107 = 71 :

    P「…………っ!」ギリッ…

    真美「……………」ニコッ…

    P「……………ぐっ…」


           「……………あぁ」


    真美「…………」スッ(目を閉じる)

    P「俺が好きなのは亜美だ。真美、お前じゃ………ない」


        「だから真美とはもう―――付き合えない」


    真美「……………そっか」アハハッ

    108 :

    >>99
    ぷちますを見過ぎてるせいかぶん殴るりっちゃんが容易に想像できてしまう・・・
    あっちのりっちゃん、バックドロップとかローリングソバットとかできるし

    109 :

    これきっついやつや

    110 :

    アカン

    111 :

    うわぁ…

    112 :

    あーあ…

    113 :

    真美「いんがおーほーって言うんだっけ。こーゆーの」

    真美「自分の為に、散々亜美を犠牲にして、亜美の気持ち踏み躙ったツケが……帰って来ちゃった」

    P「違う!!お前はただ……!」

    真美「違わないよ。真美は最初から全部分かってやってたんだもん」

    真美「双子だからね。小学校の時ほどじゃないけど、それでも痛い位に分かってたよ」

    真美「亜美が兄ちゃんのこと…どう思ってるかなんて、ずっと分かってた」

    114 = 113 :

    真美「だから兄ちゃんがそんな顔する必要無い。これは、罰なんだよ」

    真美「ホントなら、涙流して捨てないで!って縋りつくところなんだろうけど…真美にはそんな権利、無いから」

    P「抱え込むな…悪いのは全部俺だ。罵ってくれていいし、ブン殴ってくれていいんだ」

    真美「あはは、兄ちゃんもしかしてドMだったの?」

    P「今限定なら…そうかもな。お前のそんな笑顔見させられるより、ずっとマシだ」

    真美「………おっけー。じゃあちょっと目を閉じて、歯食いしばってくれる?」ぐるぐる

    P「う……も、もう大人の体なんだから、加減はしてくれよ?」タラリ

    真美「アハハ、なっさけないなぁ。大丈夫大丈夫、跡は残らない程度にするから」

    P「…分かった。来い」スッ(目を閉じる)

    真美「いっくよ~~~!」ダタダタダタッ!!


        チュッ


    P「!?」

    115 = 113 :

    P「~~~っぷはっ!ばっお前、真美!」

        ギュッ…!!!

    P「今更っ…こんなことしたってお前が辛…「兄ちゃん…!!」ボロボロ

    P「なっ………亜美!?一体何が……」


         バタン


    P「扉が……」

    亜美「兄ちゃん!兄ちゃん…!!」ギュウウウ…!!

    亜美「真美は、真美は……!」

    116 :

    悲しすぎる
    傷心の真美は俺が貰っていくよ

    117 = 113 :

      

      ザーーーーーッ…  パチ、パチ、パチ、パチ

      
    真美「おめでとーだね、亜美」

    真美「ホント、何よりのハッピーエンドだよ」


    真美『真美が合図したらさ、亜美はダッシュで入って来て、兄ちゃんに抱きついてキスしちゃって』

    真美『それで兄ちゃんがビックリしてる間に、真美はささっと出て行くから。後は二人でご自由にどーぞ』

    亜美『そ、そんなの出来る訳…!』

    真美『最後にする為だよ、亜美。もう皆じゅーぶん傷ついた』

    真美『私に引導を渡してよ――亜美』


    真美「全く、なーんでこんなこと思いついちゃったのかなぁ」

    真美「折角最後の二人っきりの時間だったのにね」テクテク…

    118 = 113 :

    真美「今頃二人はいちゃつき倒してる訳かぁ。ムカツクなー」

    真美「まーでも、二人のキスシーン見て、ずーっとあった胸のムカムカは大分スッキリしたし」

    真美「今日は久しぶりにゆっくり眠れそーだよ」

    真美「なんだ、思ってたより全然平気じゃん。これならホントにハッピーエンド――

    小鳥「真美ちゃん!?」

    真美「おっピヨちゃんじゃんキグーだね。どしたの?お化けでも見つけたみたいな顔して」

    小鳥「い、いやだって、何で真美ちゃんこんな土砂降りなのに…


        「―――傘もささずに歩いてるの?」


    真美「あ……」ボタボタ…

    119 = 113 :

    真美「そっか…どーりで何か体が重いと……」ヨロッ

    小鳥「真美ちゃん!」バシッ

    真美「っと、今度はよろけちゃった。ありがと、ピヨちゃん」

    真美「おっかしいなぁ。来る時はちゃんと傘さしてたのに、何で置いて来ちゃったんだろ……」

    小鳥「―――っ!真美ちゃん、貴方……」

    真美「おっかしいなぁ。ホントおかしいよ……スッキリしてる……ハズなのに」ツーーーッ…

    小鳥「…………ッ!!」ギュッ!!!



       ザーーーーーーッ…
       
      「しょうがないなぁ、じゃあ兄ちゃんとは亜美が結婚してあげる!」

      「だったら真美も結婚してあげる!重婚でWロリコンだね、兄ちゃん!」

      「お前達なぁ……」

      「「あははははははっ!」」

    120 = 113 :

    P「はい、カアアアアアアアアット!!!」

    小鳥「プロデューサーさんお疲れっしたぁ!!!」

    P「いえいえ今回は俺大してセリフもなかったですから。見れてはないですけど、小鳥さんもラストシーンで出てたんでしょう?」

    小鳥「えぇ。今回出番無いかと思いきや、最後に美味しい役目を与えてもらいました。柔らかかったぁ…」げへへ

    P「しかしまさかあそこで亜美が友情出演してくるとは…。真美も考えましたね」

    小鳥「なお、キスシーンの際にはPさんに透明のビニールを被せてましたので、ご安心ください」

    P「誰に言ってるんです?」

    小鳥「いやーでもホントせっつなかったですねぇ!そこに至るまでの話も全部見たいですよ私は!」

    P「まぁそれは想像で補ってもらうということで」ハハハ

       ギイィ……

    P「おぅ律子。真美が風邪引かないようにちゃんとケアを…左からの右!?」バシンベシンッ!!

    121 = 113 :

    P「あつつ…一向に痛みに慣れる気配が無いあたり、流石律子のビンタ…」

    小鳥「…というかPさん、怒らないんですか?理由分かってないんですよね?」

    P「律子が何も言わないってことは、言えないような理由なんでしょう」

    P「でも殴らずにいられないということなら、俺はそれを受けるだけです」

    P「俺は信頼してますから、律子のこと」キラッ

    小鳥「イッケメーン!(?)」

    P「とはいえ俺自身で原因を無くす努力は必要ですけどね。一体何を怒っているのか…」

    小鳥「多分最後まで食らいつづける確信を得ながら、エントリー4番ナンバー!」

    122 :

    >>108
    いや、それはPが無茶苦茶やったならしょうがないとは思うけれど、
    今回は仕事の話でオーディションだし、プロデューサーがその仕事にあったアイドルを選ぶわけだから、
    こんなところでPを殴るのは冷静な律子らしくはないかなって話。あくまで個人の感想だけれども。

    123 :

    ギャグなんだからもっと方の力抜けよ
    あとビニールシートがあってもあまり安心できないと思います

    124 :

    間に広辞苑挟むくらいしないとな

    125 :

    お前ここは初めてか?力抜けよ

    126 :

    つまらないマジレスすると、メタ的なバランス取りじゃないのか。

    物語の中ではPはただ役目を果たしてるだけだが、お話の都合でアイドル泣かせてるわけだから。

    127 :

    メタで言うならりっちゃんが憎まれ役でヘイト引きつけてる感じ
    振られたアイドル自身がやってたらもうちょい違ったかもね

    劇中劇が面白いから期待支援

    128 :

    りっちゃんも恋する乙女だから…

    129 :

    最終的にりっちゃんデンプシーロール放ちそう

    130 :

    あっきつき!あっきつき!

    131 :

    P「……………」

    春香「思いつめた顔してどうしたんですか?プロデューサーさん」

    P「春香…」

    春香「あ、これって先週のライブの映像ですか?もうDVD用の編集に取り掛かってたんですね」

    春香「仕事熱心なのは良いことですけど、根を詰め過ぎちゃダメですよ」

    春香「プロデューサーさんは放っておくとすぐ無理ばかりしちゃうんだから」

    P「…別に編集作業をしてた訳じゃないよ。ただ、春香を見ていただけで」

    春香「え、えぇっ///?」

    春香「そ、そんな画面越しに見なくても私ならいつでもその…」ゴニョゴニョ

    132 :

    VIP落ちてて悲しかったから嬉しい

    133 = 131 :

    P「……………」じっ

     ワーワー!! ハルカチャーン!! ハルカッカー!! キャーキャー!!

    P「………やっぱり、そうなんだな」ボソッ

    春香「そ、そうだ。私今日もクッキー作ってきたんですよ」

    春香「ちょうど良い時間ですし、一緒にお茶にしましょう」

    P「いや、いいよ」

    春香「もう、だから根を詰め過ぎちゃダメだって言ってるじゃないですか」

    P「そうじゃなくて、春香のクッキーは要らない」

    春香「なっ…!ヒドいですよプロデューサーさん!」ぷんすか

    春香「たしかに私ドジは多いですけど、お菓子作りに関しては失敗したことないんですから!」

    春香「そ、それに……『彼女』の作ったお菓子を要らないなんて、彼氏として失格なんじゃないですか!?」

    P「だから、だよ」

    春香「え?」

    134 = 131 :

    P「前の…アイドルとそのプロデューサーの関係だった時の」

    P「同僚を気遣っての、差し入れのクッキーなら喜んで受け取る」

    P「だが…恋人に対するプレゼントのクッキーは、もう要らない」

    春香「な……なにを言ってるんですか?プロデューサーさん……」

    春香「そんなの、まるで………」

    P「あぁ、その通りだよ」


     
         「―――別れよう、春香」



    春香「―――っ!?」

    135 = 131 :

    春香「え…………?」カタカタ

    P「俺達はこのままじゃ駄目になる」

    P「元の関係に戻るのが、お互いの為だ」

    春香「ま、待ってくださいプロデューサーさん」

    P「そうだよな、急にそんなこと言ったって切り替えられないよな」

    P「大丈夫。律子も大分余裕が出来てきてるから、一人くらい増えても大丈夫だよ」

    春香「だいじょ…?な、何を言って……」

    P「事務所で顔を合わすことがあるのは仕方ないが、それは俺が極力外で仕事するようにすれば…「プロデューサーさん!!」

    春香「さっきから何を…何を言ってるんですか?らしくないですよ、そんな酷い冗談言うなんて……」

    136 = 131 :

    春香「も、もしかして今日ってエイプリルフールでしたか?あっそれともドッキリ!?」

    春香「もー間を置かなさすぎですよプロデューサーさん。この間響ちゃん相手に百連発やったばっかりじゃ…」

    P「冗談でも嘘でもドッキリでも無い」

    P「俺がそんな下らないことの為に、こんなことを言う人間だと思うのか?他でもない、自分の恋人に」

    春香「お、思いません。思いませんけど……そうじゃないとおかしいじゃないですか……」

    春香「て、訂正するなら今の内ですよ?そりゃちょっとは怒っちゃいますし、少しゲンメツしちゃいますけど」

    春香「それ位のことで、私はプロデューサーさんのことを嫌いになんてなりませんから」

    P「……………」

    春香「だ、だから早く……嘘だって……」

    春香「言ってくださいよぉ……」ジワッ…

    137 = 131 :

    春香「今日までずっと…上手くいってたじゃないですか……」

    春香「気持ちを隠してるのに耐えられなくなって、勇気を振り絞ってプロデューサーさんに告白して」

    春香「絶対無理だって思ってたのに、受け入れてもらえて…私、すっっっごく嬉しかったんですよ?」

    P「…………」

    春香「初めてオーディションに受かった時よりも、初めて自分のCDが発売してる様子を見た時よりも…」

    春香「皆で初めてライブをやった時よりも…ずっとずっと、嬉しかったんですよ!?」

    P「…………」ギリッ

    春香「世の中にこんな幸せなことがあるんだって。今まで以上に毎日がキラキラして見えてきて」

    春香「本当にすっごく楽しくて…幸せで……なのに!」

    春香「急に……こんなのって無いですよ……」

    138 = 131 :

    春香「どうしてですか……?私、なにかプロデューサーさんを怒らせるようなことやっちゃいました?」

    春香「だったらちゃんと言葉にして言って下さい!こんな、挽回の機会も無いまま突き放すなんて…酷いです」

    P「…春香が悪い訳じゃないよ。まして嫌いになった訳でもない」

    P「春香は初めて会った時から変わらず、俺の自慢のアイドルだ」

    春香「だったらどうして!?」

    P「…何をそんなに拘ることがある。もう春香は立派なトップアイドルだ」

    P「俺が居ようが居まいが、一人で十分やっていけるよ」

    春香「答えになってません!プロデューサーさんは私のたった一人の…恋人なんですよ!?」

    春香「これから二人でもっと!たくさんたくさん!素敵な思い出を作っていく…私の……!!」じっ

    139 = 131 :

    P「………って本当は…」ボソッ

    春香「えっ?何ですか!?」

    P「いや…なんでもない」

    P「春香、お前の夢は何だ?」

    春香「え?そ、それは勿論、トップアイドル…」

    P「そうだ。それがお前の夢だ」

    P「誰よりも純粋にアイドルへの憧れを持っていて」

    P「誰よりもアイドルの仕事が大好きで、それに向かっていつだって全力で一生懸命」

    P「事務所の為に、ファンの為に、そして何より自分の為に」

    P「大好きなアイドルをやって、輝いている。それが天海春香だ」

    春香「プロデューサーさん…?」

    140 = 131 :

    P「…さっき春香は言ったよな」

    P「俺と付き合えて、オーディション通過よりもCD発売よりも、皆とのライブよりも嬉しかったって」

    春香「はい、だって本当に…」

    P「そんなのは単なる勘違いだ。ただ舞い上がって熱が昇って、浮ついた気分になっているのを勘違いしただけ」

    P「春香にとって一番大事なのは、アイドルの仕事だ」

    P「それの成功させて積み重ねて、どんどん上のステージに上がっていって、より多くのファンを魅了することが第一」

    P「それ以外のことは、些事だ。その些事がステージを昇る邪魔をしているなら、排除するのは当然だろ?」

    春香「プロデューサーさんは些事なんかじゃありません!いくらプロデューサーさんでも怒りますよ!?」

    P「些事だよ。いや、それより悪い。今の俺は、春香を縛るただの邪魔な鎖だ」

    春香「邪魔なんかじゃありません!プロデューサーさんと恋人になってからの方が、お仕事だって楽しく出来てます!」

    春香「それに私!プロデューサーさんが傍に居てくれるならアイドルなんて――


        パンッ!!


    春香「え………」ジンジン…

    141 :

    VIPで読んだ時も思ったけど、
    神のみのかのんちゃんの最初の攻略を思い出すんだよな
    この春香ルート

    142 = 131 :

    春香「痛っ……プ、プロデューサーさん……?」

    P「誰だお前は……お前は、俺が惚れた春香じゃない」

    P「消えろ。二度とそんな淀んだ目で、天海春香を名乗るな」

    春香「…………ぁ…」ヨロヨロ…


      テク……テクテク……  ギィッ………バタン


    P「………これで良い、これで良いんだ」

    P「俺には『天海春香』を守る使命が―――」 

    143 = 131 :

    小鳥「ハイ、カアアアアアアアット!!!!」

    小鳥「プロデューサーさんお疲れ様でしたっ!!いやー今回は長台詞も多くて大変でしたね!」

    小鳥「若干クドくはありましたけど、感情が伝わってくる名演…って、どうしたんですか?」

    P「いやちょっと…素で凹んでしまいまして」ずーん……

    小鳥「あー……だ、大丈夫ですよ!」

    小鳥「ビンタだって漫才師さんのツッコミみたいに、音は派手だけど全然痛くないやつでやったんでしょ?」

    P「それはそうなんですけど…演技でやってるとはいえ、自分に対する自己嫌悪が凄くて」

    P「そうじゃねえだろ!お前春香を何だと思ってんだ!と…。正直、流れ無視してハッピーエンドに繋ごうかと葛藤してました」

    小鳥「分かりますけど、他の子振ってる以上それはやっちゃ駄目ですよ。さ、元気出して下さい」

    小鳥「律子さんも…今回は来ないみたいですし、それではエントリー5番っ!!」

    144 = 131 :

    P「うん…やっぱり雪歩の淹れてくれたお茶は美味しいな」

    雪歩「ふふっお粗末様です」

    P「雪歩と居ると本当に落ち着くよ。美希なんかと居る時はいつも構え構えーってうるさくて」ソワソワ

    雪歩「…………」

    P「この萩原邸も、初めて来た時は正直ビビってたけど」

    P「何度も来る内にすっかり第二の自分の家みたいに――「プロデューサー」

    P「っ!ど、どうした雪歩?」

    雪歩「嘘は…止めてください。私が嘘が嫌いなこと、プロデューサーは知ってますよね?」

    145 = 131 :

    P「嘘なんて…俺はホントにここが自分の家みたいに思って」

    雪歩「それは知っています。お父さんに気に入られて、ウチで開かれる宴会に急に呼ばれても」

    雪歩「嫌な顔は全く見せずに走って来て、お弟子さん達と楽しく騒いでる所、私見てましたから」

    雪歩「お酒が過ぎて喧嘩になっちゃったりしたこともありましたけど…何の遠慮も無くPさんが暴れている所を見て」

    雪歩「何故か私は凄く、嬉しかったんです」フフッ

    P「雪歩…」

    雪歩「何故か…じゃ無いですね。理由は分かってます」

    雪歩「私は寂しかったんですよ。他の子みたいに、友達を家に呼んで遊ぶということに、ずっと憧れてました」

    雪歩「でも普通は怖がって…来てくれたとしてもずっと緊張して、早く帰りたがるばかり」

    146 :

    穴掘って埋まってしまいます

    147 = 131 :

    雪歩「そんな中で…プロデューサーは違いました」

    雪歩「お父さんやお弟子さん達を色眼鏡で見ず、一人の人間として接してくれて…私は嬉しかったんです」

    雪歩「この人となら、幸せな家庭を作っていけそう…実は、そんな恥ずかしいことを考えたりもしてました」カアアッ

    P「……………」

    雪歩「それなのに」

    P「!」

    雪歩「今日のプロデューサーは他の人達と同じで、ずっと緊張して居心地悪そうにしています」

    雪歩「何か後ろめたいことがあるかのように……違いますか?」

    P「…雪歩には敵わないな」

    雪歩「これでも彼女ですから。プロデューサーのことは……分かりますよ」ウツムキ

    148 = 131 :

    P「…………」ゴクッ トンッ!

    P「雪歩。俺は今日、お前に大事な話があって来たんだ」

    雪歩「はい、そう聞いています」

    雪歩「でも……」


        「こんなに改まって言われると、まるで別れ話を切り出されるみたいですね」


    P「………っ!!」

    149 = 131 :

    雪歩「…つまらない冗談ですよ。気にしないでください」ニコッ…

    P「…………」ウツムキ

    雪歩「…っ……」ズキ

    雪歩「あ、お茶が空になってますね。私、新しい物を…」スクッ

    P「雪歩」

    雪歩「…………ぃ…」ビクッ…

    P「本当に済まない」ペコッ

    P「俺と………」



         「……別れてくれ」

        
     

    150 = 131 :

    雪歩「…………………あははっやっぱり、そうでしたか」

    雪歩「もしかしたら違うんじゃないかーっと思って…勇気を振り絞って、ここに来たんですけど」

    雪歩「現実は…やっぱりそう甘くはなかったですね」あはは…

    P「雪歩……」

    雪歩「気にしないでください、プロデューサー。覚悟は…出来てましたから」

    雪歩「いつかこんな日が来るんだろうなって、思ってましたから……それが、今日だっただけ……で」ブワッ

    雪歩「ぜ……ぜんじぇん、たいじたごとじゃ……」ボロボロ


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