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    元スレP「俺達、もう別れよう」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 131 :

    P「…………」

    雪歩「あ、あれ?ぐすっ…お、おかしいな……」

    雪歩「プロデューサーの負担に……ならないように…カッコよく、さらっと……」

    雪歩「うけいれるづもり…だったのに……ざいごまで、こんな……」



        「やっぱり私は…ダメダメですぅ……」ペタン ボロボロ



    P「ぐっ………」ジワ…

    152 = 131 :

    雪歩「…すーーーっ。はーーーーーっ」

    雪歩「ごめんなさい、プロデューサー。お見苦しい所をお見せしてしまって……」

    P「雪歩が謝ることなんて一個も無い。悪いのは全部オレだ」

    P「本当にすまない。この通りだ」ペコッ

    雪歩「駄目ですよ。許しません」

    P「う………」

    雪歩「だって…謝られて、それを許してしまったら……それまでの私とプロデューサーが」

    雪歩「全部嘘になってしまいそうな気がして……」

    153 = 131 :

    P「―――っ!」

    P「そ、そんなことあるわけ無いだろ!たしかに俺と雪歩は恋人だったさ!!」

    P「俺は雪歩のことが大好きで、雪歩のことが何よりも大事で――それで……」

    P「俺は…………」

    雪歩「……………」ニコッ…

    雪歩「ありがとうございます。プロデューサー」

    雪歩「今の言葉、本当に嬉しかったです。これから、生きて行く励みになります」

    P「雪歩………ううっ」ブワッ

    154 = 131 :

    雪歩「泣かないでください、プロデューサー。私は十分に幸せでしたから」

    雪歩「元々…本来は無いような、奇跡の時間」

    雪歩「プロデューサーが私を気遣って、受け入れてくれたおかげで出来た」

    雪歩「泡沫の夢のようなものだったんですから…」

    P「それは違う!!!俺は本当に雪歩を――!!」

    雪歩「…………」ウルウル… ニコッ…



          「さよならです、プロデューサー」

          「幸せな時間を――ありがとうございました」

      
        

    155 = 131 :

    P「……………」ウツロ テク…テク…

    P「!」

       「うあああああああっ!!」

    P「……………」

    P「…………」ザッ

    小鳥「待ちぃや。色男」ギロリ

    156 = 131 :

    P「…………」ピク…

    小鳥「お前、あの声聞いてなんか思うことないんか?」

    小鳥「男と女のことに、他人が口出すような野暮はすんなてオジキからも言われとる」

    小鳥「P君がそう決めたんなら、余程の事情があるんやろて」

    P「だったら…黙ってろよ」

       ガシッ!!

    小鳥「けどなぁ!!俺はオジキ程物分かりよう出来てないんや…」

    小鳥「家族同然のお嬢を地獄の底に叩き落とされて、腸が煮えくり返っとんねん」

    小鳥「エンコの一つも詰めてもらわな、おさまりがつかへんわ…!!」

    157 = 131 :

    小鳥「…………」チャキッ…

    P「…好きにしろよ」

    P「丁度今俺も……俺を殺したくて仕方がない気分だった…!!」

    小鳥「えぇ覚悟や。じゃあ死ねやぁ!!!」


        ドスッ!!!


        

    158 = 131 :

    P「ぐふっ…!!おい…何の真似だ……?」

    小鳥「何がやねん。おもちゃに決まっとるやろこんなもん」ヒョイッ パシッ

    小鳥「お前がお嬢を袖にしようなんて考えるほどトチ狂ったって聞いたから」

    小鳥「一発ブン殴って、目ぇ覚まさせたろうと思って、出てくるとこ待ち構えてたのに」

    小鳥「出て来た男は狂うどころか死人みたいな顔してたんでな。こらもう一回殺して生き返らせなアカン思って」

    小鳥「殺したっただけや。感謝せえやボケェ」

    159 :

    こっちでやってたのか

    160 :

    相変わらずピヨの迫真の演技が笑える

    161 = 131 :

    小鳥「大体、結果はアレとはいえ、お嬢が折角頑張って面子保とうしたことを」

    小鳥「俺が台無しにする訳にはいかへんしなー」

    P「ふざけたことばっかぬかしやがって…ここにもう来れないことは残念だが」

    P「お前の顔を見なくて済むことだけは、清々するぜ」

    小鳥「なんや。憎まれ口叩く元気戻っとるやん」

    小鳥「あのなぁP…被害者面してんちゃうぞ」

    小鳥「お前がどんだけ傷付いてるか知らんけど、あくまでおまえは加害者や」

    小鳥「お嬢の心をズタズタにした極刑物の極悪人や」

    P「分かってるよんな事は……」

    小鳥「だったら、シャンとしとけや。極道は常に堂々と道歩くもんや」

    小鳥「お嬢がこれで良かったなんて勘違いできる程…デカい幸せ掴まな、今度こそホンマに殺したんで?」

    P「…………あぁ」ザッ スタスタスタスタ


    小鳥「ちっ世話の焼ける奴ばっかやで。あー俺もどっかにええ人転がってへんかなー」カランコロン

    162 = 131 :

    小鳥「おっつかれさまさまでしたぁーっ!!!」

    P「お疲れ様です。小鳥さん、さっきの分を軽く取り返す大活躍でしたね」

    小鳥「これまでになく美味しい役が出来て超満足です!」

    P「まぁ雪歩の出番終わって、俺と小鳥さんで話してるだけですから」

    P「本当はこのパート丸々要らないんですけどね」ははは

    小鳥「その間皆は待ちぼうけですからね」

    小鳥「でも楽しかったからいいじゃないですか。Pさんもノリノリだったのに言いっこなしですよ!」

    P「さっきの、話が無駄に長くなってる傾向があるから失恋シーンだけに絞ろうという話はどこへ…」

    163 = 131 :

    小鳥「しかし雪歩ちゃんもまた名演技でしたね~。今までとテイストの違う反応だったけど」

    小鳥「細かい仕草に溢れ出る感情が表れてて、私もうずっとハンカチ持ってましたよ」

    P「特に演技の仕事に力を入れてる雪歩ですから、期待はしてましたけど」

    P「それを遙かに超える素晴らしい芝居でしたよ。思わず本気で泣きそうになっちゃいましたもん」

    小鳥「最後の泣き声も本当に悲痛でしたもんね」

    小鳥「ホントなら残りを見ずにオーディション受かっちゃうレベルですよ」

    P「えぇ、けれどこれまでの皆も甲乙つけがたいレベルですからね」

    P「この分だと残りの皆も凄そうだし、最後の最後まで予想がつきませんよ」ゴクリ

    P「て、律子いつの間に横に。そうだ、雪歩に新しいお茶持って来てくれって伝デコピンっ!?」ビシィッ!!

    小鳥(…これまでの子よりは、多少役に入り込んだ度が高かったのかしら)フム

    164 :

    雪歩と別れた理由が気になる

    165 :

    VIPで投下した分はここまでだっけ?

    166 :

    安価はやくしろ

    167 :

    まとめ

    振られた理由           小鳥

    あずさ→戦地に行くから     ウエイトレス
    美希→婚約者が居るから     婚約者
    真美→亜美が好きだから     事務員
    春香→アイドル天海春香のため  出番無し
    雪歩→メインヒロインのため   お弟子さん

    168 = 167 :

    P「あづづづ…久々に食らうとビックリしますねコレ……」

    小鳥「律子さんもだんだん楽しくなっていってるんじゃないですかねぇ?」

    小鳥「続いては6人目。何だかんだで折り返しですね」

    P「えーと、残ってるのは千早・真・真美・響・貴音・伊織・やよいの7人ですね」

    小鳥「結構やったようで先は長いですけど頑張って行きましょう!」

    小鳥「それじゃあエントリーナンバー6番!入って来て下さい!」

    6番→>>172

    170 :

    自分なら完璧さー!

    171 :

    うっうー

    172 :

    まっこまっこりーん

    173 :

    真美は残ってねーだろ

    174 = 167 :

    訂正
    >>168
    P「えーと、残ってるのは千早・真・亜美・響・貴音・伊織・やよいの7人ですね」

    175 :

    >>167
    あずささんの理由の戦地にいるからだけ空気違っててワロタ

    176 = 164 :

    あぁ…元はvipの安価スレなのね…

    177 :

    ここからか…wktk

    178 :

    真どうしようかなぁ

    179 :

    真パパが婿養子を条件に交際を許すけど、実家をどうしても継がなきゃいけねーとか

    180 = 178 :

    「…………」タッタッタッタ

    P「よぉ。真」

    「プロデューサー!お疲れ様ですっ」

    P「お疲れ様なのはそっちの方みたいだけどな。なんで走ってたんだ?」

    「いやー、思いのほか早くこの公園に着いちゃって」

    「ただじっと待ってるっていうのも性に合わないんで、時間潰しにトレーニングをと」

    P「ははっ時間潰しにトレーニングか。真らしいなぁ」

    「…ウォーミングアップも兼ねて、なんですけどね」ボソッ

    181 :

    来た! 読んでるぞ!

    182 = 178 :

    P「練習熱心なのは結構だが、たまには手を抜くことも必要だぞ?」

    P「俺が言うのもなんだけどな」

    「大丈夫ですよ。ボクだって最近は皆と買い物に行ったりクレープ食べたりしてるんですから」

    「そうだっ!昨日すっごく可愛い服を見つけて買っちゃったんですよ!」

    P「ほー。すっごく可愛い服を…」

    「はい!今度事務所に来て行きますから、感想よろしくお願いしますねっ」

    P「うんまぁ…着て来る前に美希か雪歩に見てもらっとけよ?」アセ

    183 = 178 :

    「プロデューサーのおかげで、最近はスカートでの仕事も増えて来ましたし」

    「父さんのせいで失ってたものを、かなり取り戻すことが出来たって感じですね」

    P「俺からすれば真の親父さんには感謝してるんだけどな。真に野球を教えてくれたおかげで…」

    「それは勿論ボクだって感謝してますよ。………むしろ」

    「今ほど感謝している時は無いかもしれません」

    P「?」

    「プロデューサー。一つお願いがあるんですが、聞いてもらってもいいですか?」

    P「そりゃ勿論。真の頼みなら何だって」

    「ありがとうございます。それじゃあ」



         「――ボクと勝負して下さい」        


      
    P「っ!」

    186 :

    早くしろ

    187 :

    ごめん今日は無理。

    188 :

    ごめん今日も無理。。。

    189 :

    期待して待ってる!
    リアル頑張ってね!

    190 :

    もぅ今日も無理ぃ。。。

    191 :

    どれだけかかってもいいから完結させてくれ

    192 :

    P「勝負?」

    「えぇ、勝負です。1対1で、正々堂々真剣勝負」

    「ボクが負ければ、綺麗さっぱりプロデューサーのことは諦めます」

    P「諦めってお前、何を言って…「ボクが勝ったら――」

     
      「プロデューサーは、ボクと別れるのを止める」


    P「――っ!」

    「どうですか?プロデューサー」

    193 = 192 :

    P「…別れるも何も、俺とお前は」

    「分かってますよ。父さんの許しを得る為の、偽りの恋人」

    「プロデューサーの肘が完治した今、続ける意味も無いごっこ遊びです」

    P「………その通りだ。だかr

    「だから、ボクは提案してるんですよ」

    「ボクが勝ったらごっこ遊びは終えて、ボク達は本物の恋人になる」

    P「…………」

    「これまでの時間だって、ボクにとってはずっと憧れていた、宝石の様な時間でしたからね」

    「付き合うことが出来れば、それだって……ホンモノになる」

    194 = 192 :

    「ボクの過去と未来を勝ち得る為の勝負。受けてくれますか?プロデューサー」

    P「…本物だの偽物だの、過去だの未来だの。真のくせにややこしいこと言ってんじゃねーよ」

    「心外だなぁ。少女漫画ではワリとありがちな話ですよ?」

    P「恋愛の揉め事を勝負で解決するのは、どっちかと言えば少年漫画の領分だと思ってたんだけどな」

    P「どっちにしろ、ヒロイン当人が言うことじゃない」カラン…

    「!…ははっ。これでもずっと、白馬の王子様に助けられるお姫様を夢見てたんですけどね」

    「でも良いんですよ。主人公役でも、或いは悪役でも何でも……」

      
      「プロデューサーを手に入れることが出来るなら、ボクは何だってやってみせます」ザッ


    P「…本気で勝てると思ってるのかとか、お前相手にそんな野暮は言わない」

    P「楽にしてやるよ。来い……真」スッ

    195 :

    三秒後にギブ!ギブギブ!と叫ぶPの姿しか思い浮かばない……

    197 :

    「本当に一打席勝負で良いんですか?ボクから仕掛けた勝負なんですから、もっと…」

    P「要らねーよ。アイドルとはいえ、女子高生の投げる球を一打席で打てないようじゃ」

    P「元よりここで諦めた方が身の為だ」

    「…分かりました。でも、約束は守ってもらいますよ」

    「ボクが勝ったら――」

    P「あぁ。男に二言は無えよ」

    P「だがその前に……」ピシュッ

      「ピヨッ!?」パシッ

    P「んなトコで隠れてる暇があったらキャッチャーと審判でもやれ。出歯鳥」

    198 :

    おやすみ…

    199 = 197 :

    小鳥「気付いてたのか…」

    小鳥「い、いや違うぞ?覗いてた訳じゃなくて、たまたま通りかかったら何か真剣な空気だったから」アタフタ

    P「うるせえよ。そこに草野球用のがあるからとっとと防具着けろ」

    小鳥「いやいや、これ俺なんかが関わって良い勝負じゃ…」

    P「いいよな?真」

    「えぇ。一人くらい証人が居てくれないと後々困っちゃうかもしれないですからね」

    「それが色々お世話になった小鳥さんなら、是非も無いですよ」ニコッ

    小鳥「真ちゃん…」

    P「言っとくが審判は公平にな。俺に肩入れなんかすんじゃねーぞ」

    小鳥「アホか。心配する方向が逆だっつの」

    P「…ならいい」

    小鳥「………?」

    200 :

    この設定なら素直に事務員小鳥でええやん…


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