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    元スレP「俺達、もう別れよう」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    753 :

    多分やしわすれてるんだよ(震え声)

    754 :

    まだか・・・

    さすがに落ちるんじゃないだろうかこのスレ・・・

    755 :

    せめて板のルールくらいは読んでから書き込もうな

    756 :

    「はぁっはぁっ!」ダダダダッ!!

      カンカンカン!  ガチャッ  バタン!

    「はぁっ…はぁっ……」ゼェゼェ

      テクテク… ペタン

    「なに、やってんだろ。自分…」クシャッ…

    「こうなるのを…報いを受けるのを望んでた癖に」

        『………い…今なら、まd』

    「せめてカッコ良く、サッパリ別れてあげようと思ったのに」

    「あんな…みっともない……」

    757 = 756 :

    「サイテーだ…自分」

    「優しさに甘えてふらふらして、次郎の気持ちもPの気持ちも踏み躙って…貴音まで!!」ガシャン!!

    「独りになるって…決めたのに!それが自分のケジメだって!」

    「なのに……なのに」


        
       「――どうしてこんなに胸が苦しいんだ…!?」ぶわっ 



    「うっ…ぐっ…!!ひっく…ああぁ」

    「うあああああああああっ!!!」



       ――カンカンカン…  ガチャッ



      

    758 = 756 :

    響編終わり。
    まぁ…頑張れば伝わる人には伝わるのかなぁ。
    次郎は響の沖縄時代のごにょごにょ。

    嘘吐いてすみませんっした。明日か明後日には終わらせます(恐らく)

    759 :

    ごにょごにょっていうかケンカ友達じゃないのか乙

    760 :

    次郎は公式には従兄弟で真に似ているんでなかったか?

    761 :

    これはねーわー

    762 :

    なんだろうね、響回だけ特に思い付かなかったから適当でいいやと感じるこの内容…

    763 :

    投下まで時間がかかったんだ、察してやれ

    764 :

    まぁここまで書いてくれたんだ

    765 = 756 :

    P「はいカーーーット!!」

    小鳥「おっつかれさまでしたー!!」

    P「遂に全員分やり切りましたね。小鳥さんもホントお疲れ様です」

    小鳥「いえいえ、こんな楽しい仕事ならいくらでもどんと来いですよ」

    小鳥「というかその前に、響ちゃん編について解説をお願いします。私聞きたいことたっくさんあるんですから!」

    P「あはは、まぁそうでしょうね。演出と雰囲気作りに凝りまくった結果、ラストにきて今迄で一番の異色作になりましたから」

    P「開幕を振るシーンでやることに拘らなければ、もうちょっと分かりやすく情報を出せたでしょうけどね」

    小鳥「でもやりたかったから仕方がない、ですね!」フフッ

    766 :

    狙いすましたかのように>>765で始めるセンス…俺でなきゃ見逃しちゃうね

    767 = 756 :

    P「…結果的にこれで良かったかはちょっと自信無いんですけどね」

    P「ヒキは強い反面、肝である所の『落差』を端から捨てる演出ですから。引き算に拘り過ぎた感も…」ブツブツ

    小鳥「今迄同様にヒントは色々出てましたから、ちゃんと察することは出来る作りになってたと思いますよ?」

    P「そう言ってもらえると助かります」ははっ

    小鳥「まぁ私がちゃんと察せていたかは、答え合わせをしてみないとなんですけど…ズバリ!」

    小鳥「今回のお話って、振られたのはPさんの方なんですか?」

    小鳥「響ちゃんのことが未だ大好きでありながら、響ちゃんの幸せの為に身を引いた…胸を引き裂く様なNTR展開」じゅるり

    P「NTRって言うなら、次郎からすれば俺の方がNTRした側ですけどね」

    小鳥「つまりNTRれた後にNTR返したと…!」ブシュッ!

    768 = 756 :

    P「注釈を加えるなら、劇中でも言ってましたけど俺は響の為に身を引いた訳では無いんですよね」

    P「当然次郎の為でも無い。電話後の貴音との会話シーンを入れてれば、その辺りもっと分かりやすかったかなぁ…」

    小鳥「やはり響ちゃん編では貴音ちゃんが鍵を握って来ますか…!」

    P「立ち位置としてはかなり複雑なキャラでしたね。響の為を想っていることは確かですが、嫉妬の炎も確実に存在して…」

    P「響も完全に貴音の言葉を信じていた訳では無いんでしょうけど、完全に嘘ということは有り得ないとは思っていた感じですね」

    小鳥「あぁっもうっ!何となく流れと心情が想像出来ちゃいますけども!」ゴロゴロ…!

    769 :

    オッケー

    770 = 756 :

    ~15分後~ 

    P「…だから『本当に』好きなのはどっちみたいな、単純な話では無いんですよね」

    P「そういう意味では、響はラストでちゃんと失恋出来たんだと思います」

    小鳥「響ちゃんもまた振られていたと…。うむむむむ…でもそれならあの終わり方は……」ウムム

    P「ま、解釈は色々あって良いと思いますけどね」

    P「その為に次郎という人物を具体的に描写しなかった所はありますし」

    P「響との関係性にしても、俺の中での設定は有りますけどそれを明かすのは野暮ってことで」

    小鳥「それは分かりますけどぉ……うん、やっぱりアニメにしましょう!2クールあれば足りますか!?」

    771 :

    狙ってるに決まってんだろあっひゃっひゃ
    更新してない間もちょくちょく見に来てんだからよぉあっひゃっひゃふぅぅん!!

    ハッピーエンドは許さない

    772 = 771 :

    これで全員何もありませんでした!で終わったら拍子抜けもいいところだぜ

    演技だからってそれで済むと思うか?
    あっひゃっひゃ

    楽しみだヴァイ!

    773 = 756 :

    P「しかし響も良い演技してくれましたね」

    P「立ち上がる所の、感情を無理矢理飲み下す『間』の取り方と」

    P「その直後の強がりの笑顔は、まさに完璧と言って良い演技でしたよ」

    小鳥「私もあそこ凄くぐっと来ました!」

    小鳥「表情と体の動きだけで、繊細な感情が直に伝わるんだから凄いですよね。演技かどうかは置いといて」

    P「そこ置いとく必要あります?」きょとん

    小鳥「そうえば、律子さんは?」

    P「小鳥さんが響の所に行ってる間に来てましたよ。アイアンクローでした」    

    774 = 771 :

    一通り演じただけで終わるわけないよな

    さあ今からどんな修羅場が待っているのか

    そして、その中で制するもの、敗北してしまうもの

    そのなかでそれぞれの思いはどうなるのか
    敗北したものにはどんな苦しみが待っているのか


    楽しみだヴァイ!

    775 = 756 :

    小鳥「なるほど。じゃあこれで完全にオーディション終了ですね」

    小鳥「改めてお疲れさまでした、プロデューサーさん」

    P「そこまでで1セットみたいになってるのは釈然とはしませんが…ハイ、改めてお疲れ様です。小鳥さん」

    小鳥「そもそもの目的はドラマのオファーを受ける子を決める為のオーディションでしたけど」

    小鳥「全員終わってみて、プロデューサーさんは誰が一番相応しいと思ってるんですか?」

    P「そもそもも何もずっと目的はそれでしたが……決めるのは難しいですね」

    P「情けない話ですが、絞ることすら全く出来てません」

    P「詭弁でも親バカでも無く、全員が全員。見る者の魂を震わせる…本当に素晴らしい演技をしていましたから」

    小鳥「全くの同感です。半分は」

    776 = 762 :

    小鳥さんにやらせよう

    777 = 756 :

    P「半分?」

    小鳥「いえいえ、続けて下さい」

    P「?…いや本当に、みんな役柄に完全に入り込んでいて」

    P「真に迫ったリアリティのある…。変な言い方ですが、まるで演技じゃないかのような演技を見せてくれました」

    小鳥「デスネー」

    P「逆に…ちょっとショックな位でしたよ」

    P「プロデューサーとして、みんなの実力は十分把握しているつもりだったのに」

    P「俺の想像を遙かに越える演技力を魅せられて……」

    P「俺はみんなのこと、何も分かってなかったんだなって…ちょっと自信無くしちゃいました」ははっ…

    小鳥「全くの同感です。完全に」

    P「フォローしてくれないんですか!?」

    778 = 756 :

    小鳥「でも、それじゃあどうします?誰かは選ばないといけない訳ですし」

    P「俺が考えても決められそうにないので、ドラマの監督さんに見てもらうことにしますよ」

    P「演技力は全員文句無しとはいえ、役のイメージに合う合わないはあるでしょうからね」

    P「折角これ以上無い参考資料が12本も出来た訳ですし、餅は餅屋ってことで」

    小鳥「プロデューサーさんも大概餅屋な気はしますケド、それが良いのかもしれませんね」

    P「よし、そうと決まれば早速編集作業に移りましょうか。ウチの機材じゃ限界ありますけどBGMと効果音位は…」ガチャガチャ

    小鳥「プロデューサーさん、それは私に任せてください」

    P「え?いやでも…」

    小鳥「プロデューサーさんには他にやるべきことが…いえ、プロデューサーさんにしか出来ないことがある筈です」

    779 = 766 :

    フィードバックというかフォローに入るのかな

    780 = 756 :

    P「俺にしか出来ないこと…」

    小鳥「たしかに今日の皆の演技は、本当に見事なものでした」

    小鳥「感情移入を余儀なくされ、心が掴まれて揺さぶられる。素晴らしい演技…けれど」

    小鳥「私はどうしても、思えないんです」

    P「えっ…」

    小鳥「主人公に振られる役。想いが届かず、女の子が悲しい涙を流す…バッドエンド」

    小鳥「それが…765プロのアイドルに合った役だとは…どれだけ素晴らしい演技をしようとも、私には思えません」じっ

    P「…………」

    781 = 756 :

    小鳥「今、この部屋の外に居る皆の物語は、バッドエンドで止まっています」

    小鳥「その続きを描き…涙を拭って、結末を描き変えることが出来るのは」



         「――貴方だけです。プロデューサーさん」ニコッ…



    P「…たしかに、そうですね。アイドルの原点は、笑顔」

    P「765プロのアイドルに――哀しい顔は似合わない」ザッ

    小鳥「行きましょう、プロデューサーさん。微力ながら私もお手伝いさせていただきます」ザッ

    P「えぇ、信じてますよ」


          「――相棒」ニッ


    小鳥「っ~~~!!」ゾクゾクッ!

    小鳥「…まずはウェイトレス役からですね」バッ!

    P「あの日から3年後の喫茶店…。あずささん、今行きますよ」スッ…



          ―――ガチャッ…!!


          

    782 :

    なにこの相棒劇場版2みたいな熱い引き

    783 :

    俺たちの戦いはこれからだ!

    784 = 756 :

    ――数時間後
      

      カタカタカタ  ターンッ!


    小鳥「ふーっ。これでとりあえず響ちゃん編も編集完了ね」

    小鳥「自分用もコピーして…これで完成っと!」

    小鳥「ふー。あ~つっかれたーーー!ビールビールっ!」プシュッ グビグビグビ

    小鳥「悪魔的……!!疲れた体には犯罪的な美味しさだわ…!!」ボロボロ

    小鳥「…それにしても、プロデューサーさんは流石だったわね」

    小鳥(自分で思い付いて言いだしておいて何だけど、あずささんや亜美ちゃんは兎も角)

    小鳥(春香ちゃんや千早ちゃんの終わり方からハッピーエンドに持って行くのは無理ゲーにも程があったのに)

    小鳥「まさかあんな…誰もが予想しなかった、見る者の目を釘付けにさせる」

    小鳥「衝撃的で革新的…!それでいてしつこくなくあっさりとした、全米が号泣必至の流れの持って行き方があったなんて…!!!」

    785 = 783 :

    まじかよ次スレにこれじゃ入っちゃうなあ

    786 = 756 :

    小鳥「いやはや畏れ入りますぜ…」グビッ…

       ガチャッ

    小鳥「!」

    高木「おや、音無君。まだ残っていたのかね」

    小鳥「しゃ、社長!お帰りなさいませ!」ガタガタッ サササッ

    高木「?あぁ。とは言っても鞄を取りに来ただけで直ぐに帰るがね」

    高木「P君達もまだ残っているのかい?」

    小鳥「は、はい。まだちょっと背景用の撮影が…じゃなくてですね」アセアセ

    787 = 756 :

    高木「仕事熱心なのは結構だが、程々にしておきたまえよ。それでは失礼する」

      ガチャッ バタン

    小鳥「ふ、ふーー焦った…。わっいつの間にかこんな時間」

    小鳥「Pさん、放っておいたらいつまでもやってそうだし、帰るように声を掛けないと」スクッ 

      テクテクテクテク

    小鳥(レッスン室でも無かったということは、残るは屋上ね)

    小鳥「はぁ、ほろ酔いの身には階段が辛い…」ゼェゼェ

       スッ(ドアノブに手を掛ける)

    小鳥「プr…!」

      「~~~」

    小鳥(誰かと話してる…)ソッ…

    小鳥(プロデューサーと……律子さん?)



       「――私、プロデューサーが好きです」


     
    小鳥(ピヨッ!?!?!?) 

    788 :

    これはマジかそれとも演技か

    789 = 762 :

    演技って建前の素直になれない本音だな

    790 = 756 :

    小鳥(な、なななななっ!?り、律子さんがプロデューサーさんに告白っ!?ガチで!?)ピヨピヨ…!?


    P「っ……!」

    律子「さっきプロデューサー、言ってましたよね」

    律子「オーディションが終わる度に、私がプロデューサーに制裁を与えに行ったのは」

    律子「アイドルの心を傷付けた罪悪感。それを少しでも軽くしてあげる為だって」

    P「あ、あぁ」

    律子「それは私を買い被り過ぎですよ」フフッ

    律子「そりゃそういう気持ちが全く無かった訳じゃないですが…理由の殆どは、唯の腹いせです」

    P「腹いせって……」

    律子「だって……ムカツクじゃないですか」



         「――自分の好きな人が、他の娘の恋人役をやるなんて」


          

    791 = 788 :

    やはり律子はイイ!

    792 = 766 :

    なんと!

    793 = 783 :

    今なら!

    794 = 756 :

    小鳥(―――っ!?あ、あれはただの…やきもち!?)ピヨヨッ!!


    P「…おいおい、そんなじょうd「冗談だと思いますか?」ずいっ

    律子「…………」じっ

    P「り、律子…?」

    律子「幻滅しましたか?こんな美希でも言わない様な、子供みたいな理由」

    律子「けれどそれが…私の正直な気持ちです」

    律子「冷静な判断が出来なくなって、感情に身を任せないとどうしようもならないくらい」

    律子「私は……プ、プロデューサーのことが」ウルッ…


         「大好きなんですっ…!!」


    P「…………」  

    795 = 766 :

    ピヨッ!?

    796 = 788 :

    涙まで見せるだと

    797 = 762 :

    リッチャンハカワイイデスヨ?

    798 = 756 :

    小鳥(あの律子さんが…涙目で、あんなに顔を真っ赤にして……必死に想いを)

    小鳥(プロデューサーさんは……)


    律子「私じゃ…駄目ですか……?」

    P「…………」

    P「…さっき律子、言ったよな。俺がこのオーディションを開くことにした理由は」

    P「俺に振られる役をやらせることで……俺を『諦めさせる』為だって」

    律子「……はい」

    律子「貴方は生粋のプロデューサーだから、アイドルからの好意に応えることは出来ない」

    律子「それが複数ともなれば尚更…けれど、誤魔化し続けるのはもう限界に来ていると感じていた」

    律子「いつ誰が、勇気を振り絞るとも限らない…。だかr「だから俺は」

    P「間接的にみんなに教えることにした。俺と付き合っても幸せになんかなれやしないって」

    800 = 762 :

    そんなばななー!


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