元スレ京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」

みんなの評価 : ★★★
701 :
変態はちょっと……前者で
702 :
変態の種類によるかなあ ネクロフィリアとかだったりしたら嫌すぎるが
703 :
生真面目な針生アナが好きなので前者で
704 :
前者の方が魅力的だと思うので前者で
705 :
もう歳の差とか自分の特殊性癖とかを気にする生真面目なえりちゃんでいいんじゃね?
706 :
頭の堅い人が慣れないことに直面して慌てふためくのがかわいいんじゃないか
圧倒的前者
707 :
酒の力借りてとかなら後者も有りかな
生真面目さないとえりちゃんとは別人になりそう
708 :
変態はちょっと…
生真面目えりちゃんかわいいってことで
709 :
>>664
なんて話?探してみたけどみっかんない
710 = 709 :
ごめん。あげてしまった
711 :
>>709
京太郎「タイム…リープ!?」
だと思う
712 :
前者でオナシャス
713 = 709 :
>>711
ありがとう。さっそく読んでみるよ
714 :
前者でお願いします
715 :
生真面目えりちゃん
717 :
【3×歳美人アナウンサーの憂鬱】
――このままでいいのか、私。
仕事帰りの電車内で揺れる吊革を眺めていると、ふと思うことがある。
718 = 1 :
えり「……ふぅ」
今の仕事に問題があるわけではない。
同期の友人に比べれば多忙な毎日を過ごしているが、それは女子アナとしての道を選んだ時点で承知している。
職場に不満がないと言えば嘘になるが、それも許容範囲内のものだ。
では、何が私の頭を悩ませているのかと言うと――
『夕飯のリクエストとかあります?』
たった今受信したメールの文面。
差出人は須賀京太郎。
一回り以上干支の離れた、私の彼氏である。
719 = 1 :
――あなたの好みで構いません、京太郎くんのご飯はなんでも美味しいですから。
えり「……っと」
メールの返信を終えて画面の明かりを落とすと、だらしなく頬の緩んだ私の顔が液晶に映っていた。
えり(いけないいけない……)
心の中でピシャリと頬を叩き、頭を振って気を引き締める。
こんな醜態をあの後輩に見られたらどれだけ弄くられることか。
720 :
彼との出会いは、仕事を通してのものだった。
大会の解説役として選ばれた彼と、実況役として選ばれた私。
プロデビューして間もないのに任された大役に挑む彼の姿は初々しさがあり、
懸命に解説役を務める姿勢は好感が持てた。
大会終了後の打ち上げでは普段から破天荒なプロたちに振り回されているもの同士で気が合い、それからプライベートでも会うようになって。
エスカレーターに乗る時は常に一段下に立っていたりだとか、
歩道を歩く時は自然に車道側を歩いていたりだとか、彼のさり気ない優しさに触れて。
『――えりさん』
何度か交流を重ねていくうちに、異性としての須賀京太郎に惹かれている自分に気付いた。
……だが、しかし。
721 = 1 :
こちとら三十路を超えるまでまともな恋愛などまるで経験してこなかった女である。
二十台前半の頃は「中途半端な男など認めん」と言っていた父が、
三十路に差し掛かる頃にはお見合いを薦めて来る程度には異性との縁がなかった女である。
当然ながらどうしていいのか分からず、周りに相談することもできず、一人悩みを抱える日々が続いた。
そして、彼と二人で買い物に出かけた日。
やっぱり彼の気遣いは嬉しくて、だからこそ私以上に相応しい人がいるだろうと考えて。
その日の別れ際、身を引こうとした瞬間に
『あなたを、ずっと側で支えたいです』
『俺と、結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?』
私の手をとって、彼がプロポーズしてくれたのだ。
722 = 1 :
ついその場で泣き崩れてしまった私を見て大慌てする彼の姿は記憶に新しい。
その日の晩に一線を超えて、心でも体でも結ばれて。
一緒に仕事をした後に、お互いの家に泊まることが自然と増えた。
互いの部屋に互いの私物が増えて、彼がいない時でも着替えの匂いを通じてその温もりを感じることができる。
――でも
えり(いいのかしら。このままで)
片や華の20代で絶賛活躍中の男子トッププロ、片やベテランアナウンサーと持て囃されていはいるがアラフォーに片足突っ込んでいる女。
もちろん彼のことは愛しているし、愛されていることも感じる。
それでも、彼にはもっと相応しい人がいるのではないか――と、考えてしまうのだ。
723 = 1 :
お互いに都合が合わず、会えない日が続くことも多い。
少しはしたない話になるが……夜の営みでも、彼を満足させられているとは思えない。
えり(別れた方が、いいのでしょうか)
帰ったら、彼と話し合おう。
その方が、お互いためになるはずだ。
724 = 1 :
駅から徒歩3分。一等地のマンション。
彼の待っている姿を思い浮かべ、合鍵を差し込む。
意を決して、ドアノブを回し――
京太郎「おかえりなさい」
――あ、無理。
725 = 1 :
ドアを開けた瞬間に漂う夕飯の匂い。
どんな時間に帰っても独りだった以前とは違い、出迎えてくれる人がいることの喜び。
そして何よりも、彼の笑顔に迎えられては。
えり「ただいま、です」
カバンを床に投げ出して、彼の胸に飛び込む以外の選択肢は、存在しないのである。
726 = 1 :
意外とたくましい胸板。
久しぶりに感じる彼の温もり。
えり「はぅ……」
こんなはしたない声、彼以外には聞かせられない。
京太郎「えりさん……?」
えり「もう少し、このままで……」
この安心感を一度味わってしまうと、最早引き返すことはできない。
彼は麻薬なのだ。
離れている期間が長ければ長いほど、より深みに嵌ってしまう。
727 :
> えり「はぅ……」
これはアラフォーこれはアラフォーこれはアラフォーこれはアラフォーこれはアラフォー・・・(自分に言い聞かせ)
728 :
京ちゃん新進プロなら年齢的にはまだアラサーだよ!
729 = 1 :
できればずっと彼の温もりを味わっていたいが、物理的な空腹感までは満たせないようで。
――くぅ。
えり「っ!!」
私のお腹から、空腹を主張する控えめな音が玄関に響いた。
京太郎「あはは……冷める前に、ご飯にしますか」
えり「……はい」
頬の熱が耳たぶまで広がっていくのを感じる。
どれだけ取り繕っていようと、彼といると素の自分が曝け出されてしまう。
それに一種の心地よさすら感じてしまうのだから、恋は盲目とはよく言ったものだ。
730 :
家事万能、高収入、イケメンの3拍子揃った彼氏いたら別れられんよね
731 = 1 :
ご飯を食べて、入浴で肌を磨き、互いの予定を確認する。
その全てが終わって二人一緒にベッドに入れば、後は恋人としての時間。
詳細は伏せるが、夜の彼は凄まじい。
獰猛性、洞察力、スタミナ、技術。
そのどれをとっても彼は私の上を行く。
この実力がそのまま麻雀に反映されれば世界1位も不可能ではないだろう。
『年上なのだから、私がリードしなくては』という意識は開始5分で吹き飛んだ。
ダメなお姉ちゃんでごめんなさい……。
732 = 1 :
行為を終えれば、俗に言うピロートーク。
行為の最中に感じる快感は何事にも変え難いものだが、
シーツに包まって静かに互いを感じるこの時間も幸せの余韻を味わえる至福の一時だ。
京太郎「やっぱり綺麗ですよね、えりさんの肌」
えり「努力していますから。あなたのために」
絡んだ指、感じた吐息、息遣い。
その全てが私を虜にして離さない。
733 = 1 :
一度は諦めかけた女としての幸せ。
それを味わってしまっては、もう手放すことなど出来るハズもなかった。
――が。
734 = 1 :
それは、ある日の出来事。
仕事前の化粧室でのやり取り。
「あー、センパイセンパイ」
えり「? なに?」
「ここ、気を付けた方がいいですよ?」
トントン、と指先で首元を示す後輩の女子アナ。
釣られて視線を落とすと、そこには赤い斑点が――
えり「あっ!?」
「やっぱり訳アリですね? 虫刺されじゃないですよね?」
『面白いネタを見つけた』と言わんばかりに目を輝かせて迫る後輩アナウンサー。
えり「こ、これは……」
「ふっふっふ……とことん話を聞かせてもらいますよ!」
こうなれば、この後輩はかなりしつこい。
この後に待ち構えているであろう文字通りの密着取材を考え、私は深く溜息を吐いた。
735 = 1 :
――どうやらこのまま幸せまで一直線とは、いかないようである。
736 = 1 :
というわけで簡易版えりちゃんのお話でした
次から照ルートに入ります
他のプロ雀士のifとか淡編での咲の話とかは照√が終わった後で
咲ルートは魔法使いの夜の完結編が出るかDDDが終わった頃に
それでは、ありがとうございました
737 :
乙です
誕生日ギリギリで良いものが読めました
738 :
すばらっ
740 :
乙
咲ルートは幻となるということですね分かります(白目)
741 :
おーしまい!
最初っから即興で先のこと何にも考えてなかったけど、終わりだけはハッピーエンド以外は考えてなかった!
じゃあまた別の作品で。
742 :
えりちゃんかわいい!!!
744 :
一応照ルート前の注意点をば
・プロ編に戻ります
・作中季節は冬です。
・私生活が忙しいので更新は不定期です
あとリクエストとかシチュネタみたいなのがあれば拾うかも
何事も無ければ明日には投下できるかとー
745 :
把握
746 :
了解
748 :
リクがOKならはやりんVS照の京ちゃん争奪麻雀は見たい
749 :
小ネタでもいいんで照√終わった後にでも
各ヒロインが記憶継承して出会ったら、というのをお願いします
750 :
【彼女】
宮永照。
元インハイチャンプにして現トッププロ。
この名前を聞いた時、返って来る反応は人によって様々である。
麻雀界における彼女の立ち位置は語るまでもない。
彼女と打ったことのある雀士は多かれ少なかれこの名前に対して恐れに近い感情を抱き、
営業スマイルしか知らない彼女のファンは整った容姿と圧倒的な強さに憧れを抱く。
しかし、私生活の彼女は、意外と抜けたところが多い。
いい年してとんでもないお菓子好き。
変人というよりかは天然といった方が近い。
卓上で圧倒的な強さを見せ付ける彼女も、プライベートで天然な一面を見せる彼女も、どちらも同じ宮永照で。
では、俺にとっての彼女はというと――
みんなの評価 : ★★★
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