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元スレ京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」

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みんなの評価 : ★★★
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51 = 1 :

この日、この瞬間からである。

周囲の女性の態度が変わっていった。

収録後に携帯を開くと、先輩方からの飲みの誘いメールが6件も着ていた。

夜には咲から一緒に遊びに行かないかとの誘いがあり、大学時代からの友人とは急に付き合いが増えた。何故だか行く先々でハギヨシさんを見かけることが増えた。

ついに俺にもモテ期が来たか!? なんて浮かれたりもしたけれど――

52 = 1 :




はやり「白い屋根のおうちでー、子どもは3人でー、ペットはカピバラとかがいいよねっ☆」

ごらんの有様である。
モテ期の入り口は人生の墓場への片道切符だったのだ。

53 = 1 :

はやり「あー、ヤバい! すごくニヤけちゃう☆」

はやり「ほんと、幸せ☆」



……いやまぁ、色々言ったりはしたけれどこんな美人さんが相手なら男として悪い気はしないのだ。
大学生の頃からお世話になっていたし、プロになった後でも色々と面倒を見てくれた人でもあるし。
すばらなマシュマロおもちをお持ちだし、麻雀強いし、可愛いし。
自暴自棄になりかけた時には優しく抱きしめてくれたりもした。
師匠だと思っていたから今までそういう対象として見れなかっただけで、女性として惹かれる部分はかなりある。


……お腹をさすりながら「えへっ☆」と笑われると何故だか半身を底なし沼に沈められたような気分になるけれど。
そして、そんな時でもはやりんのおもちから手を離せない右手の正直っぷりに泣きたい。

54 = 34 :

別にええやん

55 :

それよりハギヨシが恐い

56 :

ハギヨシは、記者の言うところのリボンの子絡みだろう?

57 :

『中学生くらいの相手と腕を組んで歩いていたとかいう話もあるし』
つまりこの咲さんはノンケ
咲さん魔王フラグキテルデー

58 :

これは咲さんとの三角関係が…

59 = 1 :

心の中で溜息を吐きながらも、やっぱりマシュマロは美味しいもので。


京太郎(みんなにどう説明しようかなぁ……)

はやり(みんなに写メ送っちゃおっかな☆)



こうして、明日も黄色い太陽を眺めることになるのであった。

60 :

同期の女の子ってあわあわかな

61 = 1 :

すみません、はやりん視点の小話も入れようと思ったのですがここで中断します。

62 = 35 :

うぃ
リボンに着物…
ころたんと咏ちゃんかな

63 :

リボンはマホかと思ったけどそうか、ころたんか

64 = 33 :

京太郎の呼び方からして大学の同期って淡か穏乃あたりかな

65 :

和の出身校を若干貶すような発言には違和感ある
淡だろうな

66 :

この作品は未来編だから再三清澄と接戦繰り広げて大したことないって言うのに違和感が…

後、スレ違い承知でマジレスするけど、ハギー辺りが年齢的にもちょうど良いんじゃないかと思ったのは俺だけか?

67 :

自分で書けば?

68 :

自分で書けばいいんちゃう?

後、清澄大したことないではなく清澄出身なのに大したことないねという意味だろ

69 :

ハギヨシ相手だと普通の恋愛になって痛い大人じゃなくなるじゃん

70 :

ハギヨシはおそらく20後半~30前半だろうし、(28)との恋愛は普通になっちゃう

71 :

なんかハギヨシさんが老いる姿を想像できない

72 :

多分ウォルターさんみたいなナイスミドルになりそう

73 :

そして若返った挙句ショタになるのか

74 :

乙ー
こういう京はやも面白い

75 :

しょっぱなから3X年物のヴィンテージ処女破っちゃったのがいい
続きお待ちしております

76 :

11巻裏表紙のあれで28歳ならまだまだ食べごろ

77 :


【牌のおねえさんが拗らせるまで】

――きっかけは、番組の有力なアシスタントが電撃結婚からの寿退社でいなくなったこと。

その子とは番組が始まって以来の付き合いだったので、スタッフ一同でお祝いに行くことにしました。

78 = 1 :

最初は和やかなムードで始まって、みんなでプレゼントを渡しました。


『おめでとーっ!!』

『あ、ありがとうございます!! うぅ……っ』

お酒が入った途端、真っ赤な顔で泣き出しちゃった。
送り出すこちら側としても嬉しさもあり寂しさもあり、思わずもらい泣きしちゃいそう。

笑顔で送り出すって、みんなで決めていたのに。
その子の顔を見ていると、はやりもすっごくウルウルしてきちゃって。
どうやっても抑え切れなくなって、抱きつこうとした時に。


『良かった……! あのジンクスがあるから不安だったんです……!!』

『ジンクス?』

『巷ではあの番組のスタッフは牌のおねえさんに若さと婚期を吸い取られているなんて噂もあって……!』


ベロンベロンになったその子が、こんなことを言ってきたのでしたっ☆

79 = 1 :

パーティーが終わった後はみんなで久しぶりに徹夜で麻雀をすることに。


こんなにお祝いをしてもらって遠慮をしていたのか、その子は何度も首を横に振っていたけれど。
最後の最後だから、はやりもすっごくハリキリました☆


「はやりさん、その顔は色々とアウトです」と他のスタッフに言われたけど、何のことだかわからない。
ただお祝いしてあげようとしているだけなのに。

80 = 1 :

翌週の収録。

本番前に調子を確かめようと牌を触っていると、隣にいたスタッフが青い顔をしていた。

どうしたのと聞いてみると、まるであの徹麻の時のような威圧感を放っているとのこと。

自分では全然わからないけど、他のスタッフの顔を見ても、同じように感じているみたいで。

当然こんな様子はちっちゃい子たちの前では見せられないので収録は中止。

すぐに緊急会議が開かれることになりました。

81 = 1 :

【こうなった原因は、彼女が気付かぬうちに抱えていたストレスである。
 先週のことがきっかけとなって今まで溜まっていたものが溢れ出し、威圧感という形で麻雀に現れてしまったのだ。

 この症状を一朝一夕で治すことは難しいが、和らげる方法はある。
 彼女が安心できる相手をサポートとして付けることだ。

 出来ればそこそこ麻雀の腕が立ち、初心者の子にもわかりやすく、優しく教えられる人材。
 尚且つ男性であることが望ましい。女性でははやりんの威圧に耐えられないか、もしくははやりんと同調してより悲惨な事態を招きかねない。

 よって、新しい人材を探す必要がある。】

82 = 1 :

そんな判断が、長い会議の中で下されたのでした。

最初は失礼しちゃうと思ったし、そんなことは間違ってるとも思った。
プンスコッとキャラが違うと言われながらもほっぺを膨らませた。
だってまるで、はやりが結婚できなくて焦ってるみたいなんだもん。


だけど事実として威圧感が麻雀に現れてしまっている以上、プロとして改善しなくちゃダメ。
……納得はいかないけど。


そんな気持ちが麻雀にも出ちゃったのか、テストを受けた子たちはみんな泣きながら帰っちゃった。
隣でその様子を見た子が「まるですこやんみたい」と言ったので、その子と一緒に徹麻までしたけれど、はやりは何も悪くないよねっ

83 = 1 :

そんなことを繰り返して、いよいよもってこれはピンチだという空気になって……彼が、やってきたのです。

84 = 1 :

高い身長と、ちょっと女の子っぽく見える顔立ち。名前は須賀京太郎くん。


きれいな金髪だったけれど、その色はつい先日退社したあの子に似ていて――


気がついたら、京太郎くんの箱割れで、対局が終了していたのでした。

85 = 1 :


まるで、お通夜みたいなムード。
背景のセットの☆が落ちたのはきっと偶然。

京太郎くんは、俯いてプルプルしてる。
様子を見守っていたスタッフは、「ああやっぱり」とでも言いたげな顔。
何か、声をかけようと手を伸ばしたら――

京太郎「す……っげえ!!」
はやり「はややっ!?」

両手で思いっきりつかまれちゃった☆

86 = 1 :

ちいさな男の子みたいにワクワクした顔。
じっと近くで見つめられるとイケメンさんだなぁってドキドキ。

京太郎「本当に強いんですね! どうやったら俺もこんなに強くなれますかっ!?」

はやり「え、えと、その……」

京太郎「よろしくお願いします! 俺、頑張りますから!!」

みんながみんな、ポカンとしてた。
「あんなはやりんの顔は見たことがない」とかなんとか。

87 = 1 :

「あの」清澄高校出身で。

彼個人でもインターハイ入賞するくらいには強くって。

はやりの威圧にも負けないで。

何よりも、とっても楽しそうに麻雀をする子。

そんな彼だから、満場一致で採用が決まった。

88 = 1 :

パーティーの夜から胸のすみっこで燻っていたモヤモヤも、彼と打っていると忘れることができた。


視線が正直だけれど、からかってみると可愛くて。

麻雀について指導している時は、とっても真剣で。

差し入れに持って来てくれた手作りタコスはとっても美味しくて。

よしこちゃんやはるえちゃんともすぐに仲良くなって。

みんなといっしょにいる時でも、はやりのことを見てくれる。


そんな彼に、はやりのハートはキュンキュンなのでした☆

89 :

あそこもキュンキュンしちゃったかー

90 = 1 :

きっとこの胸の高鳴りは、ずぅっと、ずーっと昔にどこかで失くした落し物。

それを今になって、彼が拾ってきてくれた。

自覚すると、もう止まらない。朝も昼も夜にも、夢を見ている時だって、彼のことが忘れられない。

91 = 1 :


あの時の手の熱は、今でも指先に残っている。

その指先で、そっと下腹部に手を添えると今までの人生の中で一番幸せな気持ちになれた。

この気持ちを知っちゃったら……きっともう、彼なしには生きられない。

92 = 1 :

――だからねぇ、京くん。


はやり「式はいつにしよっか☆」

京太郎「えっ!?」


はやりをこんな風にした責任は、とってもらわないとね☆

93 :

出会った時点で三十路歩いてるんだよな…
ん?誰か客が

94 = 1 :

女のコはいつだって夢見る乙女なの(月島きらり感)
というわけで、はやりん小話でした。ちなみに寿退社した子はただのモブです。本編には出ません

今回はここで中断します

95 :

美魔女という便利な言葉

96 :

乙ー
はやいい

97 :

(アカン)
恋は盲目+後のないアラフォー
で恐ろしさ10倍だなwwww

98 :

アラフォーは盲目…?

99 :

目のレンズの部分が白く濁っちゃったのかな

100 :

乙ー
挙式待ったなし!


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