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元スレ京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」
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「まぁだ分からないの? いつもきょーたろーにつっかかってたのも、さっきまで胸を押し付けてたのも!
私がきょーたろーの事が好きだからなんだよ!!ジャンジャジャ~~ン!今明かされる衝撃の真実ゥ///」
みたいな展開になるかと思ってました!
私がきょーたろーの事が好きだからなんだよ!!ジャンジャジャ~~ン!今明かされる衝撃の真実ゥ///」
みたいな展開になるかと思ってました!
>>560
最後「お前みたいなのと付き合えるかよ」とか言って死にそうなんですがそれは
最後「お前みたいなのと付き合えるかよ」とか言って死にそうなんですがそれは
>>562
大丈夫なんかすごい綺麗な目をして復活してなんかツンデレな台詞吐きつつ一緒に飛んでくれるから
大丈夫なんかすごい綺麗な目をして復活してなんかツンデレな台詞吐きつつ一緒に飛んでくれるから
ちなみにこのまま京太郎が誰も選ばずに卒業してプロ入りした場合
年々激化していく女の争いに疲れた京太郎が逃避するように旅行に出かけた先で出会った身長197cmの女の子に捕食される八尺様ENDを迎えます
もしくは女性関係から逃げるように麻雀に打ち込み、中国、フランス、グルジア、アメリカと渡り歩いた結果、最終的にニュージーランドで出会った金髪の子と結ばれるENDとなります
……みたいなのをエイプリルフールネタでやりたかったけど時間が無くて断念
淡編最終話は土日を予定しています
あとこの記事の28歳、32歳、30歳、29歳っていうのを見てネタに出来そうだと思った(小並感)
http://woman.mynavi.jp/article/140402-123/
年々激化していく女の争いに疲れた京太郎が逃避するように旅行に出かけた先で出会った身長197cmの女の子に捕食される八尺様ENDを迎えます
もしくは女性関係から逃げるように麻雀に打ち込み、中国、フランス、グルジア、アメリカと渡り歩いた結果、最終的にニュージーランドで出会った金髪の子と結ばれるENDとなります
……みたいなのをエイプリルフールネタでやりたかったけど時間が無くて断念
淡編最終話は土日を予定しています
あとこの記事の28歳、32歳、30歳、29歳っていうのを見てネタに出来そうだと思った(小並感)
http://woman.mynavi.jp/article/140402-123/
八尺様エンドも金髪のこエンドもどっちも気になる
実際に書いてもいいのよ|д゚)チラッ
実際に書いてもいいのよ|д゚)チラッ
【1万年先までも】
淡「きょーたろーの、わからずやーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ダダダダダダタッ!!
京太郎「あ、あわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
浩子「……なんや一体、騒々しい」
淡「きょーたろーの、わからずやーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ダダダダダダタッ!!
京太郎「あ、あわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
浩子「……なんや一体、騒々しい」
京太郎「あ、お疲れ様っす。お茶淹れてますよ」
浩子「お。サンキュ」ズズッ
浩子「……で、何があったん? 涙目の大星がもの凄い勢いで走ってったけど」
京太郎「あー、えー……まぁ、意見の相違といいますか」
浩子「なんや、痴情のもつれか? 痴話ゲンカは余所でやってくださいな」
京太郎「いやまぁ、それ程でも」
浩子「褒めとらん褒めとらん。あんまこういう事言いたくはないけど、活動に支障が出るようなら部内恋愛禁止にするで」
京太郎「んー……なんというか、そこまで深刻なものでもないんですけどね」
浩子「はぁ」
京太郎「このニュースなんですけど」
浩子「んー? 『宮永照怒涛の進撃! ついに世界ランク3位!』か」
京太郎「照さんって淡の高校時代の先輩だったんですけど」
浩子「知っとるよ。前の対戦高やったし」
京太郎「アイツやっぱり照さんには凄い憧れてるみたいで、このニュース見た瞬間スッゲー目ぇキラキラさせちゃって。『私も活躍するー!!』って」
浩子「ふんふん」
浩子「お。サンキュ」ズズッ
浩子「……で、何があったん? 涙目の大星がもの凄い勢いで走ってったけど」
京太郎「あー、えー……まぁ、意見の相違といいますか」
浩子「なんや、痴情のもつれか? 痴話ゲンカは余所でやってくださいな」
京太郎「いやまぁ、それ程でも」
浩子「褒めとらん褒めとらん。あんまこういう事言いたくはないけど、活動に支障が出るようなら部内恋愛禁止にするで」
京太郎「んー……なんというか、そこまで深刻なものでもないんですけどね」
浩子「はぁ」
京太郎「このニュースなんですけど」
浩子「んー? 『宮永照怒涛の進撃! ついに世界ランク3位!』か」
京太郎「照さんって淡の高校時代の先輩だったんですけど」
浩子「知っとるよ。前の対戦高やったし」
京太郎「アイツやっぱり照さんには凄い憧れてるみたいで、このニュース見た瞬間スッゲー目ぇキラキラさせちゃって。『私も活躍するー!!』って」
浩子「ふんふん」
京太郎「それでまぁ、こう言って来たんですよ」
浩子「?」
『ねね。卒業したらさ、私のマネージャーやってよ!』
浩子「打つよりも雑用してた方が様になっとるしなぁ、須賀」
京太郎「ハハ……」
浩子「で、それで? 何でそこからさっきに繋がるん?」
京太郎「いやー、俺にも夢があるといいますか。目指してるんですよ、プロ雀士」
浩子「ほう?」
京太郎「高校の時だったら全然考えられなかったんですけどね。今より全然弱かったですし」
浩子「それが今じゃあ、点棒毟られることにすら快感を覚えるように、と」
京太郎「その言い方はちょっと」
浩子「?」
『ねね。卒業したらさ、私のマネージャーやってよ!』
浩子「打つよりも雑用してた方が様になっとるしなぁ、須賀」
京太郎「ハハ……」
浩子「で、それで? 何でそこからさっきに繋がるん?」
京太郎「いやー、俺にも夢があるといいますか。目指してるんですよ、プロ雀士」
浩子「ほう?」
京太郎「高校の時だったら全然考えられなかったんですけどね。今より全然弱かったですし」
浩子「それが今じゃあ、点棒毟られることにすら快感を覚えるように、と」
京太郎「その言い方はちょっと」
浩子「まぁ確かに。須賀の上達っぷりは目を見張るもんがあるけど。それだけでやっていけるほどプロの世界は甘くないで?」
京太郎「それがですね。プロを目指すっていうなら、はやりさんたちも色々と面倒を見てくれるみたいで」
浩子「永世七冠や日本代表先鋒をはじめとするトッププロたちか……確かに申し分ないというか、あんた一人につけるにしては贅沢過ぎる面子やね」
京太郎「はい。そしたら淡のヤツ」
『ふーん?……きょーたろーは私と一緒にいるよりも、あのオバサンたちの方が大事なんだ?』
京太郎「って」
浩子「あー、そらあんたのデリカシーが足り取らんわ。あいつも面倒くさいけど」
京太郎「それがですね。プロを目指すっていうなら、はやりさんたちも色々と面倒を見てくれるみたいで」
浩子「永世七冠や日本代表先鋒をはじめとするトッププロたちか……確かに申し分ないというか、あんた一人につけるにしては贅沢過ぎる面子やね」
京太郎「はい。そしたら淡のヤツ」
『ふーん?……きょーたろーは私と一緒にいるよりも、あのオバサンたちの方が大事なんだ?』
京太郎「って」
浩子「あー、そらあんたのデリカシーが足り取らんわ。あいつも面倒くさいけど」
浩子「で、こんなとこでのほほんとしててええんか?」
京太郎「淡がこんな風にヘソ曲げるのはしょっちゅうですからね、付き合い始めてからは。慣れたもんですよ」
浩子「はぁ」
京太郎「そういうところも含めて好きですから。アイツのこと」
浩子「あんたも大概やね」
京太郎「それほどでも」
浩子「褒めとらんからな」
京太郎「それじゃま、行って来ますわ」
浩子「どこ行ったかもお見通し?」
京太郎「ええ、こういう時は大体――」
ちゃり、とポケットの中で金属が擦れる音がした。
京太郎「ベッドの上でジタバタしてるんですよ、アイツ」
京太郎「淡がこんな風にヘソ曲げるのはしょっちゅうですからね、付き合い始めてからは。慣れたもんですよ」
浩子「はぁ」
京太郎「そういうところも含めて好きですから。アイツのこと」
浩子「あんたも大概やね」
京太郎「それほどでも」
浩子「褒めとらんからな」
京太郎「それじゃま、行って来ますわ」
浩子「どこ行ったかもお見通し?」
京太郎「ええ、こういう時は大体――」
ちゃり、とポケットの中で金属が擦れる音がした。
京太郎「ベッドの上でジタバタしてるんですよ、アイツ」
・・・・・・・・・・・
サークルメンバーに盛大に冷やかされ、大学を後にする。
京太郎「ふう」
見慣れた玄関を前にして一息つく。
彼女の家。初めて来た時は中々に緊張したが、何回も繰り返し訪れているうちにここまでの道のりも慣れたもので。
今では自宅以上の気安さで上がりこむことができる。
京太郎「んじゃ、お邪魔しまーす」
流れるようにポケットから合鍵を取り出し、彼女の家へ。
靴を脱いで、いかにも女の子といった感じの可愛らしいスリッパに履き替え、奥へと進んでいく。
ツーショットの写真や、一緒にプラネタリウムに行った時の記念で買った射手座のペンダント。
その他諸々の思い出の証が飾られているリビングを通り過ぎて、彼女が待っているであろう寝室のドアノブへと手をかける。
京太郎「淡? 入るぞ?」
コンコンコンとノックを3回。
返事はないが、びくりと何かが動いた気配。
中で待ち構えている膨れっ面をイメージしながらドアを開くと――
/ { / ヽ
{ l / }
\ V /
. - ァ ー- 、
xく / /ヽ\
// \/_ / \ l ヽ.
/l/if_テテ ff_テテ V ∧
/ { ‘ー' /^\ ‘ー' / ハ
, \ r-------‐'´ }
| `¨| |
', | ,'
', ', ,
> \ ∧
, -‐ ァ'´ \ }` ー- 、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※イメージです
淡「……」
京太郎「……おおう」
まるでデッカイ繭のように布団にくるまっている淡の姿。
ひょっこり覗いているぶすっとした顔が不覚にもかわいいと思った。
コンコンコンとノックを3回。
返事はないが、びくりと何かが動いた気配。
中で待ち構えている膨れっ面をイメージしながらドアを開くと――
/ { / ヽ
{ l / }
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. - ァ ー- 、
xく / /ヽ\
// \/_ / \ l ヽ.
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※イメージです
淡「……」
京太郎「……おおう」
まるでデッカイ繭のように布団にくるまっている淡の姿。
ひょっこり覗いているぶすっとした顔が不覚にもかわいいと思った。
京太郎「ごめん、淡」
淡「……」
呼びかけても返事がない。
意を決して淡へと近づくと――
淡「てえいっ!!」
京太郎「わっ!?」
乙女とは言いがたい掛け声と共に、足首を掴まれて布団の中へと引き摺りこまれた。
淡「とう!」
京太郎「ぐえっ」
そのままマウントポジションを取られ、体重をかけられてベッドの中に体が沈む。
さっきまで淡が寝転がっていたのであろう柔らかい感触に包まれて、いい匂いがした。
淡「……」
呼びかけても返事がない。
意を決して淡へと近づくと――
淡「てえいっ!!」
京太郎「わっ!?」
乙女とは言いがたい掛け声と共に、足首を掴まれて布団の中へと引き摺りこまれた。
淡「とう!」
京太郎「ぐえっ」
そのままマウントポジションを取られ、体重をかけられてベッドの中に体が沈む。
さっきまで淡が寝転がっていたのであろう柔らかい感触に包まれて、いい匂いがした。
京太郎「な、なんだよ……?」
淡「うー……」
見下ろす淡と見上げる俺。
見詰めうと、頬を赤く染めた淡がふいっと目を逸らした。
つい勢いで動いてしまったが、その後どうするかは何も考えていなかったということか。
淡「……遅かった」
京太郎「え?」
淡「遅いよ、きょーたろー! ソワソワしながら待ってたのに!」
京太郎「ごめん」
淡「きょーたろーは私に飽きちゃったの?って、不安だったんだからね!」
京太郎「ごめん。だけど、それは絶対にない。ありえないから」
淡「スミレ先輩が言ってたもん。こーして愛は冷めてくんだーって、ちょっとしたマンネリから男女の仲は終わるんだーって」
京太郎「誰だよそれ。何があっても俺の中の一番はお前だぞ」
淡「わわっ……」
淡「うー……」
見下ろす淡と見上げる俺。
見詰めうと、頬を赤く染めた淡がふいっと目を逸らした。
つい勢いで動いてしまったが、その後どうするかは何も考えていなかったということか。
淡「……遅かった」
京太郎「え?」
淡「遅いよ、きょーたろー! ソワソワしながら待ってたのに!」
京太郎「ごめん」
淡「きょーたろーは私に飽きちゃったの?って、不安だったんだからね!」
京太郎「ごめん。だけど、それは絶対にない。ありえないから」
淡「スミレ先輩が言ってたもん。こーして愛は冷めてくんだーって、ちょっとしたマンネリから男女の仲は終わるんだーって」
京太郎「誰だよそれ。何があっても俺の中の一番はお前だぞ」
淡「わわっ……」
淡の頬が緩み、俺を抑える力も弱くなる。
京太郎「よっと」
淡「あう」
上体を起こし、淡を抱きしめる。
京太郎「確かに俺はあの人たちに告白されたこともあるけど……」
淡「……」ビクッ
京太郎「けど、あの人たちは恩師であって、恋人じゃない。俺が愛してるのはお前だ」
淡「……ほんと?」
京太郎「うん」
淡「でも私、おっぱい大きくないよ?」
京太郎「でも可愛いぞ」
淡「ひぇ」
京太郎「うん、めっちゃ可愛い。こうしてプルプル震えてるところとかもめっちゃ可愛い」
淡「へ、へんたいっ」
京太郎「何とでも言え。離さないけどな」
淡「……」モジモジ
縮こまって俺の胸にのの字を書く淡。
少しくすぐったい。
京太郎「よっと」
淡「あう」
上体を起こし、淡を抱きしめる。
京太郎「確かに俺はあの人たちに告白されたこともあるけど……」
淡「……」ビクッ
京太郎「けど、あの人たちは恩師であって、恋人じゃない。俺が愛してるのはお前だ」
淡「……ほんと?」
京太郎「うん」
淡「でも私、おっぱい大きくないよ?」
京太郎「でも可愛いぞ」
淡「ひぇ」
京太郎「うん、めっちゃ可愛い。こうしてプルプル震えてるところとかもめっちゃ可愛い」
淡「へ、へんたいっ」
京太郎「何とでも言え。離さないけどな」
淡「……」モジモジ
縮こまって俺の胸にのの字を書く淡。
少しくすぐったい。
そうして暫く経ったころ。
俺の胸に顔を押し付けたまま、淡がポツリと口を開いた。
淡「じゃあさ」
京太郎「ん?」
淡「どうして、私のマネージャー、やってくんないの?」
京太郎「あー……」
淡「私がプロになったら大活躍は間違いなし、じゃん? 世界大会とかガンガン出ちゃったりして」
京太郎「そうだな」
淡「そしたら一緒にいられる時間は減っちゃうけど……きょーたろーが私の専属マネージャーとかやってくれたら、問題解決じゃん。
私は活躍できて、きょーたろーは私と一緒にいられて、一石二鳥じゃん」
京太郎「……」
淡「やっぱり、あのオバ」
京太郎「だからそれはないって」
京太郎「……その、覚えてるか? かなり前に、お前が俺に言ったこと」
淡「どんな?」
京太郎「『清澄っても、案外大したことないんだね』って」
淡「……うん」
京太郎「確かにあの頃の俺は大して強くなかったし、お前をガッカリさせちゃったけど……けど、だからこそ。
あの一言があったからこそ、ここまで麻雀にハマり込んだ」
淡「……」
京太郎「だから、なんつーか……お前はさ、俺の……目標、なんだよ」
淡「目標?」
淡「どんな?」
京太郎「『清澄っても、案外大したことないんだね』って」
淡「……うん」
京太郎「確かにあの頃の俺は大して強くなかったし、お前をガッカリさせちゃったけど……けど、だからこそ。
あの一言があったからこそ、ここまで麻雀にハマり込んだ」
淡「……」
京太郎「だから、なんつーか……お前はさ、俺の……目標、なんだよ」
淡「目標?」
京太郎「今は、まだ。お前の方が俺よりずっと強いけど」
京太郎「けどいつか、大学を卒業してプロになったら。お前に追いつきたい。お前の隣に立っていたい」
京太郎「こういうところで隣にいるお前も大好きだけど、麻雀で本気出した時の格好いいお前も好きだ」
京太郎「だから、麻雀の中でも、プロとしても……俺は、お前の側にいたいんだ」
淡「……」グリグリ
京太郎「うん。照れてる姿もめっちゃ可愛い」
淡「……いじわる」
京太郎「悪い悪い」
淡「もー……」
京太郎「けどいつか、大学を卒業してプロになったら。お前に追いつきたい。お前の隣に立っていたい」
京太郎「こういうところで隣にいるお前も大好きだけど、麻雀で本気出した時の格好いいお前も好きだ」
京太郎「だから、麻雀の中でも、プロとしても……俺は、お前の側にいたいんだ」
淡「……」グリグリ
京太郎「うん。照れてる姿もめっちゃ可愛い」
淡「……いじわる」
京太郎「悪い悪い」
淡「もー……」
京太郎「それにさ。そっちの方が格好良くないか?」
淡「カッコイイ?」
京太郎「『トップ美人雀士とイケメン雀士! 二人揃って世界制覇!!』」
淡「あっ」
京太郎「健夜さんとか照さんとかぶっ倒してさ。トロフィー貰うんだよ」
淡「おお……」
京太郎「んでんで。優勝インタビューの時に、二人一緒に指輪付けてさ、発表するんだよ。
『私たち、結婚します!』ってな。全世界釘付けだぜ」
京太郎「どうだ? めっちゃ凄そうだろ」
淡「うん! うんうん!! めっちゃイケてんじゃん、ソレ!!」
京太郎「な?」
淡「カッコイイ?」
京太郎「『トップ美人雀士とイケメン雀士! 二人揃って世界制覇!!』」
淡「あっ」
京太郎「健夜さんとか照さんとかぶっ倒してさ。トロフィー貰うんだよ」
淡「おお……」
京太郎「んでんで。優勝インタビューの時に、二人一緒に指輪付けてさ、発表するんだよ。
『私たち、結婚します!』ってな。全世界釘付けだぜ」
京太郎「どうだ? めっちゃ凄そうだろ」
淡「うん! うんうん!! めっちゃイケてんじゃん、ソレ!!」
京太郎「な?」
京太郎「だからさ、俺も――お?」
淡「えいっ!!」
思いっきり力を込めて押し倒される。
ボフンッと音を立てて、再びマウントポジションを取られた。
京太郎「ど、どうした?」
淡「えっへへー」
一体なんだと見上げてみれば、そこにあるのは満面の笑み。
淡「マーキングするの」
京太郎「マーキン、ぐ!?」
喋っている途中で、口を口で塞がれる。
淡「アラフォーの人たち、しゅーねん深いし。やっぱりおっぱい好きのきょーたろーは心配だし」
京太郎「おいおい」
淡「だからね、いーっぱい。顔にも体にも。私のものだよーって、マークをつけるの」
淡「覚悟してね、今夜は寝かさないからっ♪」
京太郎「いや、それは俺のセリフ――」
淡「だーい好きだよっ! きょーたろー!!」
淡「えいっ!!」
思いっきり力を込めて押し倒される。
ボフンッと音を立てて、再びマウントポジションを取られた。
京太郎「ど、どうした?」
淡「えっへへー」
一体なんだと見上げてみれば、そこにあるのは満面の笑み。
淡「マーキングするの」
京太郎「マーキン、ぐ!?」
喋っている途中で、口を口で塞がれる。
淡「アラフォーの人たち、しゅーねん深いし。やっぱりおっぱい好きのきょーたろーは心配だし」
京太郎「おいおい」
淡「だからね、いーっぱい。顔にも体にも。私のものだよーって、マークをつけるの」
淡「覚悟してね、今夜は寝かさないからっ♪」
京太郎「いや、それは俺のセリフ――」
淡「だーい好きだよっ! きょーたろー!!」
……何だかんだで、コイツには主導権を握られっぱなしで。
俺の夢が叶うのは、当分先になりそうで。
淡「楽しみだなー……えへへ♪」
10年先でも、20年先でも。
俺の夢が叶った後でも、俺はコイツに振り回されっぱなしなのだろう。
京太郎「……まぁ、でも」
それで、淡の笑顔を隣で見続けることが出来るのなら。
悪くはないと、思っている俺がいた――
これから大事な試合があるというのに、人の膝の上で眠り続けていられる図太さ。
付き合ってから何年も経つが、こいつの性格が変わることはない。
淡「……ふぇ? あれ? トロフィーは? 指輪は?」
京太郎「まだ寝ぼけてるのか? トロフィーはこれから取りに行くものだし、指輪は」
ぎゅっと、淡の手を握ってやる。
京太郎「ここに、あるだろうが」
淡「……あ」
女雀士の頂点を決める大会。
瑞原はやり。小鍛治健夜。宮永照。
魔物の域を超え最早魔王とまで呼ばれる彼女たちとの対局を前にして、人の膝の上にヨダレを垂らして眠っていられる神経は、
ある意味見習いたいものがあるかもしれない。
京太郎「そんなんで大丈夫か?」
淡の勝利を疑っているわけではないが、今回は相手が相手なだけに不安になる。
そして、そんな俺の心配を根こそぎ吹き飛ばすように、淡は花の咲いたような笑顔を浮かべた。
淡「超よゆー! きょーたろーと一緒に考えた対策はちゃーんと覚えてるし、それに」
淡「こっちはきょーたろーの他にも、一緒にいてくれる子がいるんだから! ここに、ね♪」
瑞原はやり。小鍛治健夜。宮永照。
魔物の域を超え最早魔王とまで呼ばれる彼女たちとの対局を前にして、人の膝の上にヨダレを垂らして眠っていられる神経は、
ある意味見習いたいものがあるかもしれない。
京太郎「そんなんで大丈夫か?」
淡の勝利を疑っているわけではないが、今回は相手が相手なだけに不安になる。
そして、そんな俺の心配を根こそぎ吹き飛ばすように、淡は花の咲いたような笑顔を浮かべた。
淡「超よゆー! きょーたろーと一緒に考えた対策はちゃーんと覚えてるし、それに」
淡「こっちはきょーたろーの他にも、一緒にいてくれる子がいるんだから! ここに、ね♪」
京太郎「そうか。それなら、安心だな」
淡「うん!」
髪を撫でると、淡は嬉しそうに身を寄せた。
淡「今の私は100人力なんでものじゃないから! 相手がアラフォーだっていうなら私は――」
淡「アラウンド・ハンドレッドくらいの力があるからねっ!!」
京太郎「すげぇババアじゃねえか」
……やっぱり、ちょっと心配かもしれない。
淡「うん!」
髪を撫でると、淡は嬉しそうに身を寄せた。
淡「今の私は100人力なんでものじゃないから! 相手がアラフォーだっていうなら私は――」
淡「アラウンド・ハンドレッドくらいの力があるからねっ!!」
京太郎「すげぇババアじゃねえか」
……やっぱり、ちょっと心配かもしれない。
京太郎「それじゃあ、待ってる。お前の勝利を信じてるよ」
淡「一瞬たりとも目を離しちゃ駄目だよ!!」
京太郎「わかってる。今日の対局は一生忘れないからな」
俺は解説席へ、淡は対局のために卓へ。
それぞれの役割のため、別々の方向に足を向けた。
「今日はよろしくお願いしますね」
京太郎「こちらこそ、よろしくお願いします」
実況席に座るアナウンサーと挨拶を済ませ、モニターに目を向ける。
小鍛治健夜、宮永照、瑞原はやり、そして大星淡。
画面越しだというのに凄まじいプレッシャーが伝わってくる。
もし高校時代の俺があの場にいたのなら、二度と麻雀を打てなくなっているだろう。
そんな大舞台でありながら、淡は一歩も引くことなく、堂々としていた。
淡「一瞬たりとも目を離しちゃ駄目だよ!!」
京太郎「わかってる。今日の対局は一生忘れないからな」
俺は解説席へ、淡は対局のために卓へ。
それぞれの役割のため、別々の方向に足を向けた。
「今日はよろしくお願いしますね」
京太郎「こちらこそ、よろしくお願いします」
実況席に座るアナウンサーと挨拶を済ませ、モニターに目を向ける。
小鍛治健夜、宮永照、瑞原はやり、そして大星淡。
画面越しだというのに凄まじいプレッシャーが伝わってくる。
もし高校時代の俺があの場にいたのなら、二度と麻雀を打てなくなっているだろう。
そんな大舞台でありながら、淡は一歩も引くことなく、堂々としていた。
健夜「よろしくお願いします」
照「よろしく、お願いします」
はやり「よろしくお願いしますねっ」
淡「よろしくっ!!」
照「……? 淡?」
淡「どったのテルー?」
照「いや、その指輪。どうしたの?」
健夜「あ」
はやり「え?」
淡「あ? 気付いた? 気付いちゃった?」フフンッ
京太郎「対局前に外しておけって言うの、忘れてた……」ダラダラ
「須賀プロ……?」
照「よろしく、お願いします」
はやり「よろしくお願いしますねっ」
淡「よろしくっ!!」
照「……? 淡?」
淡「どったのテルー?」
照「いや、その指輪。どうしたの?」
健夜「あ」
はやり「え?」
淡「あ? 気付いた? 気付いちゃった?」フフンッ
京太郎「対局前に外しておけって言うの、忘れてた……」ダラダラ
「須賀プロ……?」
「おや、大星選手が勢いよく立ち上がりましたね。カメラに向かって指を突きつけています……トラッシュ・トークというわけではないようですが」
京太郎「自信満々な表情ですね……少し、嫌な予感がします」
淡「私! 大星淡はっ!!」
淡「この度晴れて、須賀淡になりますっ!!!」
照「え」
健夜「えっ」
はやり「ええっ」
京太郎「自信満々な表情ですね……少し、嫌な予感がします」
淡「私! 大星淡はっ!!」
淡「この度晴れて、須賀淡になりますっ!!!」
照「え」
健夜「えっ」
はやり「ええっ」
やりやがった。
やらかしやがった。
終わった後であれば問題はなかったのだが。
今から戦いに赴くとなれば、また話が変わってくる。
『この対局』を『この戦争』とも言い換えることができる舞台を前にして、一番言ってはいけないことを、口にしてしまった。
健夜「……ふ、ふふふ」
淡「……?」
照「……淡。それだけは駄目。言っちゃ駄目だった」
淡「え?」
はやり「……無事に、終われると思う?」
淡「え、ええ?」
会場のプレッシャーがより一層強くなる。
3人の魔王の圧力が、全て淡へと圧しかかっている。
淡「ふぇ!? あ、あわわ……」
これには流石のアイツも平常ではいられないらしい。
慌てた様子で涙目となり、俺がいる実況・解説席への方向へと視線を向けた。
淡「た、助けてきょーたろー!!!」
京太郎「ちょっ!?」
3人の魔王の圧力が、全て淡へと圧しかかっている。
淡「ふぇ!? あ、あわわ……」
これには流石のアイツも平常ではいられないらしい。
慌てた様子で涙目となり、俺がいる実況・解説席への方向へと視線を向けた。
淡「た、助けてきょーたろー!!!」
京太郎「ちょっ!?」
こんな状態で俺の名前を呼ぶとは。
ギラリとした6つの眼光が、淡から外れて俺たちへと向けられる。
「ひぇっ!?」
隣のアナウンサーさんから怯えた震え声が漏れる。
無理もない。プロになって場数を踏んだ俺も、この空気はかなりキツい。
京太郎「あー、もう……」
こうなったら、もう。
どうにだって、してやろうじゃないかっ
ギラリとした6つの眼光が、淡から外れて俺たちへと向けられる。
「ひぇっ!?」
隣のアナウンサーさんから怯えた震え声が漏れる。
無理もない。プロになって場数を踏んだ俺も、この空気はかなりキツい。
京太郎「あー、もう……」
こうなったら、もう。
どうにだって、してやろうじゃないかっ
京太郎「淡ーっ!!」
マイクを思いっきり握り締め、力の限り叫ぶ。
京太郎「愛してる! 大好きだっ!! お前に夢中だっ!!!」
淡「!!」
京太郎「だから、お前らしく打て! 俺の人生を決めた、あの時みたいにっ!!!」
淡「うんっ! うんっ!!」
マイクを思いっきり握り締め、力の限り叫ぶ。
京太郎「愛してる! 大好きだっ!! お前に夢中だっ!!!」
淡「!!」
京太郎「だから、お前らしく打て! 俺の人生を決めた、あの時みたいにっ!!!」
淡「うんっ! うんっ!!」
「す、須賀プロ!!??」
京太郎「は、ははは……」
もうこうなってしまったら解説もクソもない。
学生時代からずっと、淡には振り回されてばっかりだ。
そしてこれからも死ぬまで振り回され続けるのだろう。
だけど、それは――
淡「私もっ! 私も、大好きで、愛してるから!! きょーたろーっ!!!」
きっととても、幸せなことなのだと思う。
京太郎「は、ははは……」
もうこうなってしまったら解説もクソもない。
学生時代からずっと、淡には振り回されてばっかりだ。
そしてこれからも死ぬまで振り回され続けるのだろう。
だけど、それは――
淡「私もっ! 私も、大好きで、愛してるから!! きょーたろーっ!!!」
きっととても、幸せなことなのだと思う。
というわけで同期のヤツのお話でした
淡編はここで終了となりますが、このスレはまだ続きます
それでは、ありがとうございました
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それでは、ありがとうございました
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