私的良スレ書庫
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元スレ京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」
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iPS細胞による再生医療が最後の希望って人が知り合いにいるからこの手のネタムカついてしょうがねぇわ
まあ和がiPS細胞云々言ったのは事実だけど、優希「のどちゃんは私の嫁」に対しての和なりのジョークだと思うんだけどね
5巻のおまけ以降に言ったっけ?もし言ってたんなら本気かも知れんが誰か見た人いる?
5巻のおまけ以降に言ったっけ?もし言ってたんなら本気かも知れんが誰か見た人いる?
ジョークというよりかはKYな和さんが女性同士の結婚という
話題での子孫の可能性を示唆しただけのものだろうな
というか前後の脈絡があまりに稀薄な発言だし
以降の発言は見てないわ
話題での子孫の可能性を示唆しただけのものだろうな
というか前後の脈絡があまりに稀薄な発言だし
以降の発言は見てないわ
俺もジョークだと思ってるわ
ガチなら逆にあんなこと言わんと思うし
ガチなら逆にあんなこと言わんと思うし
シスタープリンセスならぬペアレンツクイーンズ……?いや両(親)恋か?
しかしアレだ、同世代が真偽はともかく血縁で伴侶にできないとなると
上の世代の女性プロ達やマホを始めとした下の世代にせざるをえんな
上の世代の女性プロ達やマホを始めとした下の世代にせざるをえんな
あのジョークには、優希普通に引いてたもんなぁ
本編ではないオマケとはいえ
本編ではないオマケとはいえ
【電話の相手さんと】
京太郎「……なんでお酒に弱いのにお姉さんぶるかなぁ、この人は」
耳元にかかる息遣い。背中で感じる体温。
これで酒臭さが無ければ最高のシチュエーションだったんだけどな。
加えて、相手がはやりんだったら尚良しだったが。
照「うぅ……ん…」
苦笑しながら、酔いつぶれて眠ってしまったその人……宮永照をおんぶして帰路に着く。
京太郎「……なんでお酒に弱いのにお姉さんぶるかなぁ、この人は」
耳元にかかる息遣い。背中で感じる体温。
これで酒臭さが無ければ最高のシチュエーションだったんだけどな。
加えて、相手がはやりんだったら尚良しだったが。
照「うぅ……ん…」
苦笑しながら、酔いつぶれて眠ってしまったその人……宮永照をおんぶして帰路に着く。
結局、俺たちの関係を他のみんなはまだ知らない。
あの後はやりと話し合って、俺たちの関係はまだメディアには伏せておくことに決めた。
タイトル戦や大会の解説が控えているといった仕事の都合もある。
だが、何よりも男としてキチンとケジメをつけたい。
始まりが勢いに流されてしまったものだとはいえ……男として、花嫁を迎えるならば、やはり自分から指輪を渡したい。
そう伝えると、はやりは「しょうがないなぁ、京くんは☆」と笑った。
いつまでたっても「このプロキツい」と言われていても。
この年になるまで嫁の貰い手がいなかったとしても。
やっぱり素敵なお姉さんだなぁと感じさせる微笑だった。
……そのあと滅茶苦茶搾り取られたけど。
あの後はやりと話し合って、俺たちの関係はまだメディアには伏せておくことに決めた。
タイトル戦や大会の解説が控えているといった仕事の都合もある。
だが、何よりも男としてキチンとケジメをつけたい。
始まりが勢いに流されてしまったものだとはいえ……男として、花嫁を迎えるならば、やはり自分から指輪を渡したい。
そう伝えると、はやりは「しょうがないなぁ、京くんは☆」と笑った。
いつまでたっても「このプロキツい」と言われていても。
この年になるまで嫁の貰い手がいなかったとしても。
やっぱり素敵なお姉さんだなぁと感じさせる微笑だった。
……そのあと滅茶苦茶搾り取られたけど。
旅館での出来事を胸に秘め、東京へと帰ってきた俺をみんなは暖かく迎えてくれた。
休んでしまった分の埋め合わせをするように張り切る俺を気遣ってくれた。
どこから聞きつけたのか、大学時代からの友人には電話で『本当は私に看病されたかったくせにー。このこのー』と言われた。本当に生意気なやつである。
そしてこの人、照さんにはニラと卵と日本酒を渡された。
……いや、確かに風邪をひいた時には有効なものですけれども。
完治した後ではちょっと遅いのではないでしょうか。
休んでしまった分の埋め合わせをするように張り切る俺を気遣ってくれた。
どこから聞きつけたのか、大学時代からの友人には電話で『本当は私に看病されたかったくせにー。このこのー』と言われた。本当に生意気なやつである。
そしてこの人、照さんにはニラと卵と日本酒を渡された。
……いや、確かに風邪をひいた時には有効なものですけれども。
完治した後ではちょっと遅いのではないでしょうか。
こと麻雀に関しては天下無敵の実力を誇る照さん。
しかし日常生活においてはどこか抜けている、というか天然さんな部分がある。
宮永家ってそういう血筋なんだろうか。
照「むぅ……zz…」
そういうところも含めてこの人の魅力なんだろうけど、と苦笑すると背中の照さんがピクリと震えた。
寝心地が悪くならないようにそっと体勢を立て直し、照さんを支える。
しかし日常生活においてはどこか抜けている、というか天然さんな部分がある。
宮永家ってそういう血筋なんだろうか。
照「むぅ……zz…」
そういうところも含めてこの人の魅力なんだろうけど、と苦笑すると背中の照さんがピクリと震えた。
寝心地が悪くならないようにそっと体勢を立て直し、照さんを支える。
今夜は「お詫びとして今晩は驕りますよ」と職場のスタッフのみんなを食事に誘ったのだが、照さんはそれでも断固として「いや、私が払う」と譲らなかった。
「俺が払う」「いや私が払う」と押し問答をしているうちに注文が運ばれてきたので、話をいったん中断して食事を開始。
その時に照さんがジュースと勘違いして注文したお酒が運ばれてきたわけだが、またもや断固として「間違ってない。私が注文したのはこれ」と譲らなかった。
変なところで頑固なのも宮永の血筋か。
お酒に弱いんだから止めとけばと周囲の制止の声も聞かず、グイっと一気飲みをして、ギアを外し。
たった一杯の酒で自分を見失い、ペースも考えずに飲み続け、今に至る。
「俺が払う」「いや私が払う」と押し問答をしているうちに注文が運ばれてきたので、話をいったん中断して食事を開始。
その時に照さんがジュースと勘違いして注文したお酒が運ばれてきたわけだが、またもや断固として「間違ってない。私が注文したのはこれ」と譲らなかった。
変なところで頑固なのも宮永の血筋か。
お酒に弱いんだから止めとけばと周囲の制止の声も聞かず、グイっと一気飲みをして、ギアを外し。
たった一杯の酒で自分を見失い、ペースも考えずに飲み続け、今に至る。
『きょーたろーが連れ帰ってあげればいーじゃん! ご近所さんなんだし』
何の偶然かその場に居合わせたヤツにそんなことを言われ、周りのスタッフも悪ノリして同調したために俺が照さんをおぶって帰ることになった。
警戒心が足りないのか、男として見られていないのか、信頼されているのか。
出来れば最後であることを願いたいが。
……などと考えているうちに、照さん宅へと到着した。
照「……ん」
京太郎「起きてくださいよ、照さん」
中々起きてくれない。
鍵がないので、起きてくれないとせっかくここまで来た意味がない。
照「……ぅん…うぅ……っぷ……」
照「……家……?」
京太郎「お、起きましたか? そうです家ですよ、照さん」
照「……京、ちゃん」
京太郎「はい?」
照「………ごめん」
京太郎「起きてくださいよ、照さん」
中々起きてくれない。
鍵がないので、起きてくれないとせっかくここまで来た意味がない。
照「……ぅん…うぅ……っぷ……」
照「……家……?」
京太郎「お、起きましたか? そうです家ですよ、照さん」
照「……京、ちゃん」
京太郎「はい?」
照「………ごめん」
――この時、俺は。
二度と酔っ払った女性を背負わないと、心に決めた。
【テルーって恋愛は小学生以上中学生未満って感じだよね】
京ちゃんがシャワーを浴びている間に、酔いの覚めた私が代えのシャツを買ってくる。
せめてものお詫びにと提案したが、京ちゃんには「いや、大丈夫ですか本当に……?」と心配された。
確かに粗相をしてしまったが、今の私は自分を見失っていない。
それに……少し京ちゃんと離れて考えたいことがあった。
危なくなったらすぐに連絡することを約束するとようやく納得してくれた。
……防犯ブザーを握らせてきたのは、いくら何でも失礼だと怒ってもいいと思う。
酒気が大分抜けた体に夜風は心地がよい。
火照った頬を、程よい具合に冷ましてくれた。
思い出すのは京ちゃんのシャンプーの匂い。
京ちゃんの背中で嗅いだ髪の匂いからは、いつもの京ちゃんのシャンプーとは違う匂いがした。
正確には、京ちゃんのシャンプーの匂いに混ざって違う匂いがした。
あの匂いは、絶対に京ちゃんが使っているものではない。
京ちゃんが新しく買ってきたものでもないはずだ。
だってあの匂いは、女性が使う銘柄のものだから。
十代前半の女の子が使うようなブランド品。
そんなものを京ちゃんが使う機会は考えられない。
火照った頬を、程よい具合に冷ましてくれた。
思い出すのは京ちゃんのシャンプーの匂い。
京ちゃんの背中で嗅いだ髪の匂いからは、いつもの京ちゃんのシャンプーとは違う匂いがした。
正確には、京ちゃんのシャンプーの匂いに混ざって違う匂いがした。
あの匂いは、絶対に京ちゃんが使っているものではない。
京ちゃんが新しく買ってきたものでもないはずだ。
だってあの匂いは、女性が使う銘柄のものだから。
十代前半の女の子が使うようなブランド品。
そんなものを京ちゃんが使う機会は考えられない。
それに、京ちゃんがシャワールームに入る直前。
シャツを脱いだ上半身。露になった背中に、小さな赤い模様が見えた。
虫さされではない。この季節にそれは、ありえない。
体験はないけれど、あの模様の意味は私も知っている。
口で思いっ切り吸い付けることによって出来る内出血の痕。
その意味を、私は知っている。
シャツを脱いだ上半身。露になった背中に、小さな赤い模様が見えた。
虫さされではない。この季節にそれは、ありえない。
体験はないけれど、あの模様の意味は私も知っている。
口で思いっ切り吸い付けることによって出来る内出血の痕。
その意味を、私は知っている。
弟分。
『京ちゃん……うん、この呼び方はしっくり来る』
『は、はぁ……』
後輩。
『ここは、こう打った方がいい。そのほうが揺さぶりが大きい』
『おお、なるほど!』
恩人。
『……なに?』
『お願いです。あいつと、咲と会ってやってくれませんか』
友達。
『……京ちゃんの匂いがする』
『コート貸したくらいで変なこと言わないでくださいよ。臭いみたいじゃないですか』
『京ちゃん……うん、この呼び方はしっくり来る』
『は、はぁ……』
後輩。
『ここは、こう打った方がいい。そのほうが揺さぶりが大きい』
『おお、なるほど!』
恩人。
『……なに?』
『お願いです。あいつと、咲と会ってやってくれませんか』
友達。
『……京ちゃんの匂いがする』
『コート貸したくらいで変なこと言わないでくださいよ。臭いみたいじゃないですか』
友達。
『京ちゃん、年上が好きなの?』
友達。
『京ちゃん。お腹すいた』
友達。
『京ちゃん。このお菓子食べる?』
友達。
『京ちゃん。今度いっしょに旅行に行こう』
『京ちゃん、年上が好きなの?』
友達。
『京ちゃん。お腹すいた』
友達。
『京ちゃん。このお菓子食べる?』
友達。
『京ちゃん。今度いっしょに旅行に行こう』
京ちゃんとは、友達で。
友達にいい人が出来たのだから祝福してあげるべきなのだけど。
胸に広がる、この言葉にするのが難しい不快感はなんなんだろう。
友達にいい人が出来たのだから祝福してあげるべきなのだけど。
胸に広がる、この言葉にするのが難しい不快感はなんなんだろう。
いくら考えても答えは出ないまま。
コンビニでシャツを買って、自宅へ帰って。
様子がおかしいと思われたのか、京ちゃんに心配されて。
気遣いを嬉しく感じると同時に、胸の不快感が少し大きくなって。
結局、私が答えを得るのは。
ずっと、ずっと後になってからのことだった。
なんややるせなくなったわ……
はやりん大勝利、夫自慢でイチャラブコメディとは行きそうにないな。
はやりん大勝利、夫自慢でイチャラブコメディとは行きそうにないな。
誰も10代後半の女の子向けブランドについて触れてないけど優しさかな?
>十代前半の女の子が使うようなブランド品
>十代前半
はやりんは若いからね
>十代前半
はやりんは若いからね
【同期のヤツと】
京太郎「うーむむむ……」
指輪を買った。もちろん給料3ヶ月分。
ペットのカピバラ……は、実家から連れてくれば問題なし。
屋根の白いお家については……まぁ、これから2人で探していけばいいだろう。
子どもは3人……こればっかりは、これからの頑張りに全てがかかっているので現時点ではノーコメント。
残る問題はシチュエーション……出来るだけロマンチックに告白したいという男の浪漫である。
いやまぁ、始まりがアレな時点でロマンチックさの欠片も無いような気はするがそこはそれ。
高校時代に和の花嫁姿の妄想をしていた身としては、長年の夢が叶えられる機会は大事にしたい。
京太郎「ぬーん……ッつ!?」
そんなわけで箱を片手に唸りながらアレコレ考えていると、バシリと背中に衝撃が走った。
淡「なんか元気ないねー。そんなんじゃ次のタイトル戦負けちゃうよー?」
京太郎「あ、あわっ!?」
慌てて箱を服の内側にしまい、振り替える。
ふわり広がる柔らかそうな金髪。人懐っこそうな笑み。いつまでたっても小ぶりなおもち。
白糸台の元大将――そして、大学時代からの友人でもある大星淡がイタズラっぽく笑っていた。
京太郎「あ、あわっ!?」
慌てて箱を服の内側にしまい、振り替える。
ふわり広がる柔らかそうな金髪。人懐っこそうな笑み。いつまでたっても小ぶりなおもち。
白糸台の元大将――そして、大学時代からの友人でもある大星淡がイタズラっぽく笑っていた。
モコモコのダッフルコートを着込みマフラーですっぽり首元を覆う姿は年齢不相応に子どもっぽい。
いつもならオシャレ重視の格好をするコイツも、この寒さには勝てなかったというわけか。
最近は仕事の都合もあり中々一緒になる機会は少なく、こうしてオフの日に会うことは久しぶりだった。
京太郎「久しぶりだな」
淡「ん。きょーたろーは今一人?」
キョロキョロと周りを見る淡。
子どもっぽい仕草もあざとさがなく、どこか微笑ましい。
健夜さんもマスコミ向けに作ろうとした笑顔を見なければ未だに二十台に見えるし、この世界の強豪雀士は老化が止まる魔法でもかかっているのだろうか。
京太郎「ああ、そうだけど」
淡「じゃ、ちょーどいいや」
京太郎「はい?」
淡「ちょっと付き合ってよ」
と、俺の手を掴み、有無を言わさず歩き出した。
いつもならオシャレ重視の格好をするコイツも、この寒さには勝てなかったというわけか。
最近は仕事の都合もあり中々一緒になる機会は少なく、こうしてオフの日に会うことは久しぶりだった。
京太郎「久しぶりだな」
淡「ん。きょーたろーは今一人?」
キョロキョロと周りを見る淡。
子どもっぽい仕草もあざとさがなく、どこか微笑ましい。
健夜さんもマスコミ向けに作ろうとした笑顔を見なければ未だに二十台に見えるし、この世界の強豪雀士は老化が止まる魔法でもかかっているのだろうか。
京太郎「ああ、そうだけど」
淡「じゃ、ちょーどいいや」
京太郎「はい?」
淡「ちょっと付き合ってよ」
と、俺の手を掴み、有無を言わさず歩き出した。
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