元スレ京太郎「このプロキツい……」はやり「わ、私じゃないよね!?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
501 = 1 :
「お待たせしました」
「あら、ありがとう……ってこれは」
「すいません、久先輩が食べられないのを忘れてオムライスを持って来てしまいました」
「そうなの?」
「ええ」
健夜さんからの質問に答える俺
「たしかひよこが死んじゃうって……」
「そ、そのことは忘れてって言ったでしょ!?」///
「え、オムライスを食べたらひよこさんが死んじゃうでしょ?」
うわあ……小鍛治プロも久先輩側なのか……
502 = 1 :
「健夜さん、オムライスを食べてもひよこは死なないんですよ?」
「え?」
健夜さんにひよこがうまれる卵とそうではない卵の違いを説明する
そしてその違いが分かってくるとどんどん顔が赤くなってきた
そして最終的にはうつむいてしまったのだ
本当に知らなかった健夜さんとネットの情報をそのまま実行した久先輩……
どっちもどっちだな、うん
どうやら俺の目的は達成できたようだ
その代償はあまりに大きかったが……
503 = 1 :
あまりのいたたまれなさに一旦トイレに立つことにした
べ、別に逃げ出したわけじゃないからな!?
誰に対してか分からない言い訳をしつつトイレに向かおうとウェイトレスに場所を聞く
「私もご一緒してよろしいですか?」
「和……」
そう声をかけてきたのは和だった
ちなみに昨日の一件以来まともに顔も見られていないわけだが……
なんとなく気まずいままトイレへついた
用を足して深呼吸をして帰ろうとして和を待とうか考える
場所も複雑なので一応待った方がいいだろうと思い待つことにする
504 = 1 :
「もしかして待っててくださったんですか?」
「和が迷子にならないようにな」
「私は咲さんではありませんよ?」
「いらないなら一人で戻るさ」
「ではせっかくなのでお願いできますか?」
「おまかせあれ」
「ではおまかせします」
「ところで顔が赤いみたいだけど大丈夫か?」
「ふぇ?」///
505 = 1 :
「もしかして昨日の熱がまた悪化したとか……」
「そ、そうじゃありません」
「そうなのか?」
「ええ、ただ昨日のことを思い出してしまって……」///
「あ」///
そう、俺たちがここまでこんなことになっていた理由
それは何もかも昨日の一件が原因だ
和の裸を見ただけでなくあんなことも……
506 = 1 :
「ご、ごめん!昨日のことなら……」
「忘れないでください」
「え?」
「病気で弱っていたとはいえ頼んだのは私です」
「そ、それはそうだけど……」
「それに嫌いな人にあんなことをされてもいいなんて思いません」
「え、つまり……」
「こ、これ以上はダメです!」///
「ちょ、ちょっと!?」
そういって先に行ってしまう和
しかしそれってもしかして……
507 = 1 :
「あまり小鍛治プロをいじめるのはバッドですよ……?」
「すいません……」
戻って早々料理を取りに行った俺は良子さんに注意されていた
「ただ健夜さんがしゅんとしてるのがかわいくて……」
「た、たしかにそうですけど……」
「それより良子さん」
「なんでしょう?」
「あの夜のことは二人だけの秘密にしませんか?」
「え?」
「そうしないとそれを聞いた人が良子さんを嫌いになってしまうかもしれませんよ?」
「そ、それはバッドですね……」
「それに二人きりの秘密って恋人みたいじゃないですか」
「わ、分かりました……」///
「じゃあそういうことで……」
「いえすです……」///
508 = 1 :
………ふぅ
なんだかどっと疲れた気がする
しかしここの料理は美味しいな
「きょ、京ちゃん、ちょっといいかな……?」
「どうしたんだ、咲?」
「ここじゃあ離しにくいからちょっと来てもらってもいい?」
「ああ」
「じゃあこっちに……」
509 = 1 :
「まさか俺を呼んだ理由がトイレに行くことだったとは……」
「ま、迷子になりそうだったから……」
「じゃあ戻るか?」
「ちょっとお話ししない?」
「どうしたんだ、急に」
「なんだか最近色々な人といるせいで京ちゃんと二人きりの時間が減っちゃったなあと思って……」
「たしかにそうだな」
「だからお話しようと思ったんだけどダメかな?」
「いいぜ」
510 = 1 :
とは言っても何か決まった話題があるわけじゃない
元々そんなに口数が多いわけでもないしな
それに話しているうちに自然に話題が出てくる
だから咲とは何時間話しても飽きないんだろうし咲もそう思っているんだろう
「ねえ、京ちゃん?」
「なんだ?」
「明日の決勝戦私は大丈夫かな……」
「俺は咲に比べたら麻雀弱いから当てになんねーかもしれねーけどよ」
「……うん」
「世界で一番頑張って来たお前だから大丈夫さ、麻雀のできない俺が保証してやるよ」
「なにそれ」
「あ、笑いやがったな!?」
「ほっへをひっはらないへー」
511 = 1 :
「元気でたか?」
「うん」
「だったらよかった」
「一つだけお願いしていい?」
「なんだ?」
「ぎゅってしてほしいな」
「これでいいか?」
「うん、私明日も頑張れそうだよ……」
「そうか……」
「……うん」
512 = 1 :
部屋に戻った俺たちはデザートを食べた
そしてちょうど満腹になった頃に時計も20時を過ぎていた
明日の団体戦の決勝戦に備えてもう帰ったほうがいいだろう
「えっとお会計は」
「おねえさんたちに任せてくれれば大丈夫だよ☆」
「え?さすがにそれは……」
「じゃあ明日優勝を逃したら払ってもらおうかな」
「応援行く!」
「ファイトです」
「ということで先に出といてくれるとありがたいんだけどねー」
「わかりました」
513 = 1 :
プロのみなさんにお礼を言って呼んでもらったタクシーがくるのを待った
「京太郎くん、ちょっといいかな☆」
「なんでしょう?」
「ちょっとお話があるから来てくれる?」
「久先輩……」
「ええ、タクシーには時間があるみたいだからいってらっしゃい」
「じゃあ少し行ってきますね」
「いいけどタクシーには遅れないようにね?」
「はい」
514 = 1 :
「おはなしってなんでしょう?」
「明日の牌のお兄さんはおやすみだよ☆」
「え?」
「だから明日の決勝戦はちゃんと応援に行ってあげてね?」
「……わかりました」
「じゃああとは……」
「な、なんで抱きついてるんですか……?」
「京太郎くん成分の補給だよ☆」
「は、はあ……」
「ちなみにこの服の下は下着を着けてないんだよ☆」
「え”!?」
「明日はみんなで応援に行くからね☆」
515 :
はやりさんたちに見送られて俺たちはホテルへ戻った
そして明日に備えて各自調整することになった
しかしはやりさんに言われた一言
『京太郎くんはいるだけで支えになる人もいるんだよ☆』
この言葉の意味が分からなかった……
だけどみんなのためにも俺ができることをしないとな
さて、今日はもう寝るか……
それにしても色々あった一日だったなあ……
………ふぅ
つづく
516 = 1 :
こんばんは
ようやくここまで書き終えました
ちなみに決勝戦の模様はばっさりカットで清澄の優勝にしようと思いますがよろしいでしょうか?
どうでもいいですがあったかもしれないルート
「昨日の須賀くんのせいで体がほてってしまって……」///
とか
「本当に下着を着けてないか試してみない☆」///
とかそっちよりのルートもありましたがやめました
あと京咲成分が強すぎたかもしれませんね
まあいいじゃないですか
次回の投下は個人戦のときのイベントからスタートの予定です
といっても咏さんとのデートからですかね?
次レスから少し情報整理をします
517 :
乙ー
京太郎賢者モード突入
518 :
乙
デートでうたたそも京ちゃんの餌食に…生乳見せてくれるのかな?
519 :
乙ですー
ここからどうなるのか
520 = 1 :
京太郎がやったこと
・はやりんの胸を見ただけでなく味わった
・良子さんにミルクを飲まれた
・部長の生乳を見た
・和の全裸をまさぐりまわして挿入した
確定しているイベント
・咏たんとのデート
・良子さんとのイベント(まだ秘密)
・温泉旅行
・水着回(テコ入れ)
時系列的には個人戦の最中で清澄は団体戦を制覇した
ちなみにあまりにも清澄キャラにいきすぎるとあれなので出番は減少して行く予定です
主に和と下着を買いに行ったり和に押し倒されたりとかです
ちなみにすこやんのルートはありません
攻略可能だと明言したのは良子さんだけです
また、和の下着(使用済)はまだ持ってます
こんな感じですね
>>480-483
こんな感じでしたがいかがだったでしょうか?
>>496
旅行先や出張先に○タフクソースがないとかなりへこむくらい好きですね
>>517
一息ついただけですからね
>>518
なぜそんな発想に……
少なくともこのスレはそんなスレではないはずなんですけどね
>>519
一応大雑把な内容は決めてあるのと最終回は書き溜めてありますよ
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
521 :
のどっちを乳首でイカせてマンゴーに指突っ込んだんだから京ちゃんは責任とらなきゃ
523 :
おつー
よかったなんとかKENZENなデートのまま終了できた…
525 :
幕間1
「いよいよ決勝戦の大将戦まで来たな」
「うん……泣いても笑ってもこれが最後の半荘だよ……」
「大丈夫か……?」
「う、うん……」
「もしかして余計なこと考えてねーか?」
「そ、そんなこと考えてないよ!?」
「負けたらどうしようって顔に書いてるぞ?」
「そ、それは……」
526 = 1 :
「大丈夫だって」
「え?」
「昨日も言ったけど咲が世界で一番頑張ってきたのは知ってるからさ」
「精一杯楽しんでくればいいんじゃねーの?」
「あはは、麻雀が弱い京ちゃんが保証してくれるんだ」
「弱いけど俺は麻雀を楽しんでるからな!」
「なにそのキメ顔……」
「うっせー、少しはかっこつけさせてくれよ」
「………」
「無言1?」
「京ちゃんはいつだってかっこいいよ……」
「……何か言ったか?」
「べーつに」
527 = 1 :
「そろそろ休憩終わるぞ?」
「うん、行って来るよ」
「……迷子になるなよ?」
「いくら私でもこんなところで迷子になるわけないじゃん!」
「ちなみにそっちは反対方向だぞ?」
「さ、散歩をして体をほぐそうと思っただけだから……」
「ふうん……」
「素で間違えました……」
「迷子で失格なんてシャレにならねえ冗談はやめてくれよ?」
「た、多分大丈夫……」
528 = 1 :
「まったく……ほら手出せ」
「え?」
「会場まで連れてってやるよ」
「そ、そこまでしなくても大丈夫だよ」
「ふうん?」
「か、かわりに昨日みたいにギュってしてほしいな……」
「……ああ、いいぜ」ギュ
「ふふ、あったかいね」
「そうか?」
「うん、これだけで頑張れるよ」
「じゃあ改めて……いってきます」
「おお、行って来い」
幕間1 カンッ
529 = 1 :
幕間2
「優勝おめでとうございます、久先輩」
「まさか初出場初優勝を成し遂げちゃうなんてね……」
「あまり嬉しそうじゃないですね」
「正直まだ実感が沸かないしね……」
「でもこれからインタビューとかあるじゃないですか」
「あまり多くの人の前に出るのは得意じゃないんだけどね……」
「とてもそうは見えませんが?」
「私だってデリケートな乙女なのよ?」
「…………」
「無言はやめてよ!」
530 = 1 :
「でも私の3年間もこれで終わりかあ……」
「短い間でしたがお世話になりました」
「といっても卒業まではまだ引退するつもりはないわよ?」
「そうなんですか?」
「ええ、今まで頑張ってくれたあなたに恩返しもしたいしね」
「雑用なら俺が自主的に……」
「それでもよ」
「え?」
「それでもただでさえ部員が少ないうちであなたのしてくれたことはかけがえがないことなの」
「本当なら夏休みに選手でもないあなたが東京までわざわざ来なくてもよかったのよ?」
「それは……」
531 = 1 :
「だから本当にありがとう」
「部長……」
「それにまだまだ文化祭なんかも残ってるしね!」
「え?」
「昨日のお好み焼きなんかをやってもいいかもね」
「あ、あの……」
「なんだったらみんなでメイド服で接客してもいいかもね!」
「ぶ、部長……?」
「あら、インタビューの時間みたい……私行くわね!」
532 = 1 :
あいかわらず慌ただしい人だなあ……
「あ、一つだけ忘れてたわ」
「え?」
「ふふ、お礼の手付金代わりよ」///
「私の初めてなんだからね!」///
「部長……」
ほおに残る柔らかい唇の感触
それに免じてまっかな部長の頬を伝っていた二本の痕は俺の心にしまっておこう
幕間2 カンッ
533 = 1 :
こんばんは
今日は幕間だけです
さすがにインターハイが何も無しなのは寂しいので……
本編で語られるのは何年後になるんでしょうね……
一応ちょっとしたプランです
温泉旅行は秋にしようと思っています
その間に文化祭をはさもうかと思っています
プロ勢がお忍びでくるというのもありかもしれませんしね
ただいらないようならカットの予定です
相変わらず京久は上手く書けないですね……
かわいく書ける人は尊敬します
>>521
ふ、不可抗力ですから……
>>522
>>1がスキル的に書けないのでハーレムはなしですね
>>523
今までKENZENじゃないことがありましたっけ……?(前スレ最後から目を反らしつつ)
今夜の更新はここまでです
おつきあいいただきありがとうございました
おやすみなさい
535 :
乙!
>>1の書く久は充分かわいいと思うけどな~
あと温泉旅行&文化祭は必要(真顔)
537 :
おつー
健全と不健全のバランスが重要よ
539 :
清澄が初出場で初優勝という快挙を成し遂げた翌日
幸いなことに今日は休みだ
はやりさんたちの祝勝会の華やかさは凄まじく、思わず夢に出てきてしまったくらいだ
ただやけにみんなにくっつかれたような……
だけどあんな楽しいことならたまには悪くないかもな
そんなことを思いつつテレビ局へと向かった
はやりさんは休んでいいと言ってくれたが俺自身気に入ってるのだ
それに余韻に浸っている女子たちの中に一人だけいるのもなんとなく気が引けたのもあるのだが……
そんなこんなで無事に牌のお兄さんの仕事が終わった
540 = 1 :
「お疲れさま☆」
「お疲れさまです」
「でも本当におやすみでよかったのに……」
「いえいえ、はやりさんと一緒に仕事をするのも楽しいので」
「ふふ、嬉しいことを言ってくれるね☆」
スタジオを出てはやりさんとそんなとりとめのない会話をしていた
「お、きょーたろーじゃん」
「こんにちは、咏さん」
別の仕事のためにはやりさんと別れてテレビ局を出ようとしたところでちょうど咏さんに出会った
541 = 1 :
「こないだ言ってた買い物だけど今日は大丈夫か?」
「ええ、特に用事はないですけど……」
「だったら居心地の悪いホテルに帰らずこれからあたしと行かないかい?」
「い、居心地が悪いだなんて……」
「図星だろ?」
「……はい」
「それでどうする?」
「お願いします」
「よし、30分後に駅でな」
「今すぐじゃダメなんですか?」
「女には色々準備があるんだよ、男にはわっかんねーだろうけどさ」
「はあ……」
「じゃあまた後でな」
「ええ」
542 = 1 :
ああは言ったが特に俺がすることはない
早々と待ち合わせ場所についてしまい近くのコンビニで涼みがてら時間つぶしをすることにした
今号も『裂-Saki-』は救済か……
決勝はいつになったら書かれるんだろうなあ……
伏線は張ってもそれを回収しきれるんだろうか……
なんてことを思いつつ雑誌をパラパラめくる
ふと時計を見ると待ち合わせ時間が近づいていた
コンビニを出て待ち合わせ場所へと向かうとちょうど咏さんも来たところだった
543 = 1 :
「待ったか?」
「いえ……え!?」
「どうしたよ?」
「な、なんでそんな格好なんですか……?」
「あたしだってたまには着物以外も着るって」
「は、はあ……」
「ほら、さっさと行くぞ?」
「え、ええ……」
参考画像:
544 = 1 :
一旦中断です
続きはまた夜にでも書けたら……
>>542
『救済』を『休載』に補完してください
546 :
乙ー
はやりーん
547 :
乙はやりーん
548 :
ぶちょーかよ!!wwww
そりゃ詠たんもかわいいわ!!
549 :
「奢ってやるから何でも好きなものを頼めよ」
「はあ……」
咏さんに連れられて入ったファミレス
お昼時を少し過ぎていたおかげで待たずに座ることができた
案内された禁煙席に向かい合って座り、出された水で舌を湿らせつつメニューを眺める
「咏さんはもう注文は決まってるんですか?」
「ああ、いいぜー」
「では……」
ピンポーン
備え付けのチャイムを鳴らすとウェイトレスが注文を聞きにきた
550 = 1 :
「ご注文はお決まりでしょうか?」
俺に注文するように合図する咏さん
「えと……日替わりランチをお願いします……」
「咏はねー……お子様ランチにするの!」
は!?
思わず声に出しそうになるのをなんとか我慢した
「あとねー、お兄ちゃんにもドリンクバーが欲しいな♪」
「かしこまりました……日替わりランチとお子様ランチとそれぞれドリンクバーでよろしいですね?」
「うん♪」
「かしこまりました……少々お待ちくださいませ」
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