私的良スレ書庫
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元スレ八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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レスどもです
昨晩終わらせる予定だったところまでちょこっとだけ更新します
昨晩終わらせる予定だったところまでちょこっとだけ更新します
俺は雪ノ下の問いに対する解がなかったわけではない。
できるだけ自分の主観を排して客観的に考えようとすればするほど、主観が邪魔をしてくる。
えっ!……。
嘘だろ……。
そんなはずは……。
「ま、まさか……、ゆ、雪ノ下……。お、お前、俺のこと……」
ハァー……と雪ノ下が溜息をついた。
「ええ、そうよ。やっと私の気持ちに、私の想いに気付いてくれたのね、比企谷くん……」
嘘だろ……。
「私は比企谷八幡、あなたのことが好きよ。いいえ、そうでないわ。むしろ、好きというよりは愛してさえいるわ──」
「ゆ、雪ノ下……」
あまりにも突然の告白でどう返したら良いかわからない。
喜ぶべきところなのに実感が伴わず、口をパクパクさせてしまった。
>>337
あれ、勘違いしてましたすいません
あれ、勘違いしてましたすいません
前にも宣伝がとうのとか意味不明な言いがかりをつけられたからスレタイ検索したら
2ちゃんにここ晒しに行った奴がいるみたい
中身は開いてないから見てないけど
いい迷惑だわ
マジで鬱陶しい
とんだとばっちりだ
2ちゃんにここ晒しに行った奴がいるみたい
中身は開いてないから見てないけど
いい迷惑だわ
マジで鬱陶しい
とんだとばっちりだ
雪ノ下は呆れるような目を一瞬向けたが、
「まあ、いいわ……」
と溜息交じりに一言述べると話を続けた。
「私もあなたのことをずっとそばで見て来たのよ。文化祭や体育祭の時はなんだかんだ文句を
言いながら仕事を完璧にこなしてくれたし、私のことを救ってくれた。私のことを一番に想って
いてくれたことを知って内心嬉しかったわ……」
「ま、まぁー、何だ。潰れかかったお前や見事なまでの崩壊をした実行委員会を見たら、そんな
風に思うわな」
「三浦さんとのテニス勝負の時も見事に決めてくれた……」
「あれはたまたま狙い通りにうまくいっただけだ」
「鶴見留美さんの時も彼女が自分の意志で前へへ進むことを後押しした……」
「一番嫌な役回りを葉山たちに押し付けたけどな」
「でも、彼女はあれで少しは楽になったはず。私も小学生の時にあなたに出逢えたら……と心から
思ったわ……」
「そうだったら、お前の学校にぼっちが一人増えただけだ」
「いつだってそう。そうやって自分の手柄を誇らずあなたは謙遜する。
私に近寄ってきた男子はくだらないことを勝ち誇ったように語った。でもあなたは違った。
私に対していつも自然体で接してくれた。
私の暴言や失言も受け入れてひるむことなく真っ向から返してくれた。
あなたには申し訳ないと思いつつも初めて対等に話をすることができる相手が見つかって
嬉しかった。あなたと話している時自分でも驚くくらい笑顔になっていたわ……」
「対等とか言っちゃってかなり上から目線だろ。そんなの素直に喜べねーぞ」
フフフ…… と穏やかな笑みを見せる雪ノ下。
何これ直視できない。
ますます惚れてしまうだろ。
「そんな目で見ても何も出ねーぞ」
さっと視線を反らす。
「そうやってすぐに捻くれて照れ隠しをする。でも、捻くれ具合をこじらせすぎて卑屈になって
しまう部分は嫌い……」
「……」
図星だ。
何も言い返せない。
「でも、そんなあなたのことにいつしか信頼を寄せ始め、気付いたら好きになっていた。
そして、愛するようになった。監視だと口実を作ってあなたと一緒に回った文化祭は本当に楽しかった。
修学旅行の初日、ラーメン屋さんから戻る時あなたの後姿を見ながら歩いていて心がときめいた。
その時の気遣いからあなたの優しさを感じて幸せだった。自由行動の日も一日中そばに居られた。
ずっとこのままあなたの隣に居たいと思った。今もそうよ……」
「俺の目を見ながらそんなことを言わないでくれ……。反応に困る……」
「だから、あなたが汚れ役を買って出て傷つくのを見るのが嫌だった……」
「……、そんな目をして言わないでくれ。もうそういうのは止めにした……」
「でも、これだけは言わせて……。さっき、あなたのことをずっと見ていたといったわね」
「ああ」
「私は修学旅行の最終日もあなたのことを見ていた。海老名さんと話しているところを……」
「そっか……、見てたのか……」
「その時、察したわ。あなたの嘘の告白は海老名さんからの依頼に応えたのだということに……。
でも、比企谷くんもう止めて! 愛しい人がたとえ嘘だとしてもほかの女の人に告白しているのを
見るのは身を裂かれるくらい辛いの、苦しいの……。
いつもあなたのことを想っている私のことを見ていて欲しいの、想っていて欲しいの。私の想いを
受け止めて、考えてから物事に結論を出してほしいの」
「ああ、わかった。お前の想いは受け止めたわ」
ふと思い出した。
一色が会長に立候補する決意を固め依頼自体が消滅した時、失望の表情を見せた雪ノ下を見て思ったことを。
あの時俺は雪ノ下との間に本物が欲しかったのだ、それ以外はいらなかったのだ──
身の丈以上のものを欲することなくぼっちらしく慎ましく生きてきたつもりだった。
そんな俺にも人並みの欲が出た。
俺は雪ノ下雪乃との間に別の本物が欲しくなった。
「なぁ、雪ノ下……。俺と付き合ってください──」
雪ノ下は透き通った目で俺の目を見つめて言った。
「ごめんなさい──」と。
とりあえずここまでです
今回は平和にスレ進行してしまたが、アンチのお方にしてやられましたわ
今回は平和にスレ進行してしまたが、アンチのお方にしてやられましたわ
おつです
いつも楽しみにしてます、がんばってください!
てか、ゆきのん!おい!
いつも楽しみにしてます、がんばってください!
てか、ゆきのん!おい!
ここまできてごめんなさいってよしもと新喜劇のようだ
続きが気になるビクンビクン
とばっちりについてはよくわからないけど気にすんなおつ
続きが気になるビクンビクン
とばっちりについてはよくわからないけど気にすんなおつ
ここでごめんなさいとかメンドクサイ女だな
1X年後には平塚先生みたいになるぞ
1X年後には平塚先生みたいになるぞ
なんかキレるほど荒らされてるってわけでもないのに、落ち着こうよ作者さん
レスどうもです
大人げなかった…… orz
酒場放浪記の後、投下します
大人げなかった…… orz
酒場放浪記の後、投下します
一気に読んだ
結衣の名作SSの人だね
相変わらず良い雰囲気でうっとりしちゃうね
結衣の名作SSの人だね
相変わらず良い雰囲気でうっとりしちゃうね
>>381
これ絶対わざとだろ
これ絶対わざとだろ
ごめん、なんか勘違いしてただけっす
どちらも上手い方なので混同してしまいました
どちらも上手い方なので混同してしまいました
な、何だと……。
この状況でこんな返事をもらうことを予想できる奴はいるだろうか?
頭を鈍器で殴られたかのような衝撃を受けた。
ハハハ……。
自分でもどういう類のものかわからない笑いが口からこぼれる。
笑いなのか嗤いなのかとにかくわからない。
「比企谷くん、比企谷くん……」
雪ノ下雪乃の声で我に返る。
そう、俺は雪ノ下雪乃にフラれてしまった。
「……比企谷くん、私の話をちゃんと聞いているのかしら?」
ムスッとした顔で言われる。
用が済んだらさっさと帰れとでも言っているのだろうか?
傍らに置いたカバンに手を伸ばそうとすると一言。
「私の話を最後まで聞いていたのかしら?」
とても疑問文だとは思えないドスの利いた声とともにギロリと睨まれる。
「あ、あ……、前半しか聞いてない……。あとは……、頭に入らなかったわ……」
実際のところは耳に入ってきた記憶もない。
放心状態だったからだ。
ハァー……と深いため息をついた雪ノ下は、額に手をやり呆れかえっている。
「どこまで聞いていたのかしら?」
ジトっとした目を向けながら呆れ果てた口調で訊ねてきた。
「前半しか聞いてない……」
トラウマになりそうなので、「ごめんなさい」という言葉だけは意地でも口にはしたくない。
「そう、『ごめんなさい』までは聞いていたのね」
雪ノ下は容赦がない。
一番聞きたくない言葉をさらりと言いやがった。
俺の砕け散ったガラスのハートのかけらを思いっきり踏みつけるなよ。
「あ、ああー……」
やべー、俺泣きそうだ……。
早く家に帰って小町に慰めてもらいたい……。
「仕方ないわね……。もう一度だけ言うわよ。しっかりと最後まで聞きなさい」
本当にこいつは容赦がない。
睨みつけながらこう言いやがった。
はぁー……。
これ以上聞きたくないんだが……。
「じゃあ、言うわよ……。 ごめんなさい……」
「うわー……!!」
思わず大声が出てしまう。
なんでそっから言うんだよ!
「比企谷くん! あなた、私の話を聞く気があるのかしら!」
いや、その口調、人に物を訊く言い方じゃねーぞ。
「頼むから、その後からにしてくれ……」
あまりにも雪ノ下が怖いので目をそらしながら答える。
こんな怖い思いをするのなら、いっそそのままフッてくれた方が気が楽だ。
「ごめんなさい。今は無理」
俺が反応できないようにノーモーションでいきなり言った。
「さすがにあなたでもここまで言えばわかるでしょ……」
なぜお前ががもじもじするんだ?
雪ノ下はそっぽに向けて赤面していた。
「何のことかさっぱりわからんのだが……」
頭が混乱してきた。
「あなた、本当に馬鹿なのかしら。国語学年3位のくせにこんなこともわからないのかしら。
あなたの目が腐っていることは知っていたのだけれど、ついに頭まで……」
一気に畳みかけるように口撃を開始してきた。
「おい、ちょっと待て! お前も国語学年1位のくせに俺の心情を読み取れんかっただろ」
雪ノ下は「うっ……」と言葉を詰まらせた。
ヤバイ……、俺こいつのこと泣かしてしまうかもしれない。
そうなる前に早々に立ち去った方がよさそうだ。
ぼっちの持つ第六感がそう言っている。
「これ以上、話してもまた喧嘩しそうだから今日のところは帰るぞ」
そう言いながら立ち上がると、
「待ちなさい!」
と腕を思いっきり引っ張られる。
その反動で体がよろめいてしまう。
「あ、危ねーな。何だよ」
「お願い……、ちゃんと話を聞いてもらえるかしら……」
さっきまでの態度が一変し、急にか細い声で言われた。
何だよ、そんな目で見ないでくれないか。
泣きたいのは俺の方なんだけど。
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