私的良スレ書庫
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元スレ八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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>>547
だから名前が同じなだけのオリジナルだっつってんだろ!帰れボケ
だから名前が同じなだけのオリジナルだっつってんだろ!帰れボケ
雪乃SSならこれよりも小町と組んでるやつの方が「らしい」感じ出てるよね
やっぱり見てる人の反応も住人被ってるはずなのにここと全然違うし
やっぱり見てる人の反応も住人被ってるはずなのにここと全然違うし
はまち関係のスレはアンチ雪乃もアンチ結衣も対立厨も俺芋荒らしも全て同一人物ってことにしないと荒れるからな
出張、忘年会、外出と数日フラフラしてました
では、投下開始します
では、投下開始します
× × ×
雪ノ下陽乃と一戦を交えたおかげで、とてつもない疲労感を感じている。
やっぱりあの人の相手は疲れる。
茶番だと一言言い残して去って行ったが、後味の悪さは半端ではない。
事もあろうか守ろうとしたはずの雪ノ下雪乃から思わぬダメージを喰らってしまった。
こりゃもうパンさんを取りに行くって雰囲気ではない。
せっかく和解できたっていうのに雪ノ下との距離がまた一歩遠ざかった気分だ。
「なぁ、雪ノ下。今日は止めにしないか?」
「ええ、そうね……」
当然の流れだ。
でも、明日からまたどうやって接したらいいんだ?
考えるだけで気が重い。
雪ノ下に掛けた言葉とは裏腹にこのまま帰るわけにはいかないという心境になっている。
しかし、この流れで誘っても断られかねない。
そこでさり気なく雪ノ下の気持ちを探ることにした。
「腹減ったから飯買って帰るわ」
「カレーならまだ残っているわ……」
雪ノ下も同じことを思っていたのか、見事なまでの模範解答で喰いついてくれた。
とりあえずホッと胸を撫で下ろす。
さて、ここからが肝心だ。
「比企谷くん、お待たせ」
雪ノ下から紅茶を受け取ると食後の一服となった。
フルーティーだが、どことなく上品さを感じる味を楽しむ。
部屋の中には紅茶の芳香がほんのりと漂っている。
そのせいか、特に会話は交わしてはいないがリラックスした気分になる。
カップの中に残っていた最後の一口分を飲み干すと雪ノ下に声を掛けた。
「なぁ、雪ノ下……」
窓の外に広がる海を見つめながらカップに口をつけていた雪ノ下は静かにこちらを向いた。
「良かったらこれから改めて一緒にパンさんを取りに行かないか?」
それは想定外の質問だったのだろうか。
しばしの沈黙ののち答えた。
「……え、ええ。行きましょう……」
高層マンションのエントランスを出ると暖かな日差しが迎えてくれて、心地が良い。
しかし、アスファルトの上のシャーベットはさらにだらしなく溶けて全体が薄茶色に染まっていた。
まるで雪ノ下陽乃の置き土産のように感じられて、ちょっとした鬱を感じる。
煉瓦敷きの階段から歩道に降りると水をはじく音がした。
「雪ノ下、足元が悪いが付き合ってくれ」
一応、サービスで気遣いの言葉を掛けておく。
「私は底の高いブーツだから大丈夫よ。それよりも比企谷くんの方こそ、短靴だから濡れそうね」
とクスッと微笑んだ。
どうやら機嫌が直ったらしい。
このまま機嫌の良いうちにさっさとパンさんを取ってしまって後顧の憂いは断っておきたい。
左に曲がると駅に向かう道が続くがそちらには向かわず、右の方向へと体の向きを変えた。
「比企谷くん、駅とは反対方向なのだけれど……」
困惑した声色で雪ノ下は言った。
「ああ、お前ん家でのんびりし過ぎたから近場にするわ。それに昨日遅くまで付き合ってくれたからお前も疲れているだろ」
正直なところ俺も疲労を感じている。
昨晩のこともさることながら、さっきの雪ノ下雪乃との件でもかなりのエネルギーを使った。
「近場ってどこ……?」
雪ノ下はまさかという表情をしている。
ああ、そのまさかだ。
「近場ってイオンモールくらいしかないだ……」
「駄目よ!」
言い終わる前に雪ノ下が血相を変えて返してきた。
「だって……、一緒にいるところ……、誰に見られるかわからないわ……」
俯き加減に消え入りそうな声で続けた。
フラれたとはいえ「愛している」とまで言われた相手に拒絶されるのはちょっと辛い。
しかし、嫌がる雪ノ下を無理やり連れて行って元の木阿弥と化してしまうことだけは避けなけれ
ばならない。
「さいですか。昨日のゲーセンも街中にあるからダメだな。なら、ららぽーとでいいか?」
「ええ、そこならいいわ」
× × ×
「……」
「……」
俺と雪ノ下は息を殺してクレーンの挙動に目をやっている。
ここまでの釣果は無し。
しかし、あともう少しでパンさんがゲットできそうだ。
「あーーーー」
「あーーーー」
ふたり同時に落胆の声をあげる。
虚しくもあと一歩というところでパンさんは落下した。
だが、そのパンさんは次で確実に取れそうな姿勢で落下してくれた。
今度こそきっちりと仕留めてやる。
そう思って手元を見るとさっき積み上げたばかりの百円玉が瞬く間に無くなっていた。
両替機で千円札を崩して戻ってくると雪ノ下は勝ち誇った顔をして取ったばかりのパンさんを
見せつける。
「おい、雪ノ下…… 」
「何かしら、へたっぴさん。あなたがもたもたしている間に私はたった一回で手に入れたわよ」
雪ノ下はちゃっかりと漁夫の利を得ていやがった。
これまでの俺の千円はいったい何だったのか。
抗議をしたところで、「勝負とは非情なものなのよ」とか言われそうなので黙ることにした。
「比企谷くん、腐った目でボーっとしていないで早く次のを取りなさい── 」
× × ×
ワインレッドの帯のついた電車で俺たちは帰路についている。
行きに乗ったのとは違うタイプの新型車両だ。
新型といっても他の路線では既にメジャーになっているので京葉線に限っての話だ。
京葉線には同じラインカラーがついていても様々なタイプの車両が走っている。
こういうと聞こえはいいが、要は他路線のお下がりが宛がわれているだけだ。
そういえば京葉線を走っているのはワインレッドだけではないな。
中学の頃まではスカイブルー一色に全面塗装が施された旧型車両も走っていた。
ギシギシと軋みながら豪快なジェット音を立てていた。
ほかにも東京に近い辺りまで行くと武蔵野線のオレンジの帯の車両も同じ線路を走っている。
鉄ちゃんには夢のような路線なんだろうが、俺にはそういう趣味はない。
そんなことをおぼろげに考えながら睡魔と闘っている。
雪ノ下は正月限定のパンさんをフルコンプした充足感からか俺の肩にもたれながら
すやすやと眠っている。
眠りにおちながらも大事そうに抱えているトートバッグの中には7体のパンさんが
入っている。
昨晩は4種類あるうちの1体を雪ノ下にプレゼントした。
だから計算上はあと3体のはずだが、そうは問屋が卸さぬだ。
狙いを定めたはずなのにどういうわけか重複したものが取れてしまう。
そのたびに雪ノ下から「また同じものを取ってどうするつもりかしら」と痛罵される
のだが、「それはいらないわ」と決して言われない。
悪態をついておきながらちゃっかりバッグの中に収めていたのだ。
結局、一日分の労働の対価以上の金額を支払って俺は6体のパンさんを取った。
しかし、雪ノ下に労いの言葉は掛けられていない。
それは俺が直接取ったのは昨日の分を含めて3種類だったからだ。
残りの1種類は雪ノ下が手柄を横取りするように取ってしまった。
俺の多額の投資は決して報われることはなかったが、それでもいい。
雪ノ下が安心しきったように眠っているのだから。
× × ×
1月6日、放課後 ──
購買の自販機でMAXコーヒーを買った俺はいつもより時間をかけてその甘みを心ゆくまで
味わった。
その後、宛てもなく校舎内をブラブラした。
生徒会室の前を通ると一色いろはの声が漏れ聞こえてきた。
足を休ませてみると、一色の声がところどころ明瞭なものとして廊下まで届いてくる。
どうやら他の生徒会役員に指示を出しているようだ。
「会長、わかりました」
この返事が聞こえると、一色はさらにまた何か指示をしている。
一色の声が止むと再び、役員から甲斐甲斐しい返事が返ってくる。
めぐり先輩の付きっ切りの後輩指導のたまものか、それともうまいこと葉山とお近づきになって
助言をもらったのか、もともとの一色自身の資質かは知らないが今のところうまく機能しているよ
うだ。
なら一色いろはを祭り上げて会長にしてしまったことを気に病む必要はない。
どうせ何か困ったことがあれば奉仕部に依頼しに来るだろうしな。
急に身が軽くなった感じがしたので、再び歩みを始める。
そろそろ部室に戻るとするか。
「おーい、戻ったぞー」
いつものようにぶっきらぼうに言って部室に入ると、そこは懐かしさを感じる在りし日の奉仕部
へと戻っていた。
「比企谷くん、あなた一体どこで油を売っていたのかしら。いえ、売っているのがあなただと
わかったら誰も近寄っては来ないわね。傷つくことを思い出させてしまってごめんなさい」
「むしろお前の言葉が一番俺を傷ついているんだが……」
いつもの雪ノ下に戻っていた。
由比ヶ浜とも和解したのだろう。
「そんなことよりもヒッキー、ゆきのんと仲直りしたんだよ」
そんなことって何ですか、そんなことって。
由比ヶ浜にも軽く傷つけられたが、本人は全く意に介していないようだ。
まあ、こいつはアホの子だから仕方がないか。
「ゆきのーん、大好きー」
そんな由比ヶ浜は雪ノ下に抱き付く。
いつも見ていたゆりゆりしい光景だ
「ちょっと、由比ヶ浜さん離れなさい。暑苦しいわ」
頬を真っ赤に染めながら、由比ヶ浜を振りほどこうとする。
ええではないか、ええではないかと悪代官風に応えてしまいたくなりそうなシチュエーションだ。
あなた方は本当に仲が良くていいことですねと自分の席について読書を始める。
紅茶の香りが再び漂うようになった奉仕部は今日も平常運転だ。
× × ×
「今日はもう終わりにしましょう」
いつものようにこう言って雪ノ下雪乃は本を閉じた。
本日の奉仕部もこれで店仕舞い、さっさと帰るとするか。
でも、今日はその前に……。
「ねーねー、ゆきのん、サブレの餌を買って帰るから一緒にペットショップに行かない?」
由比ヶ浜はいつものハイテンションでこう言った。
3学期初日から元気で結構なこと。
こいつは将来5時から女になりそうだな。
「今日は疲れているから遠慮するわ」
「そっかー。ゆきのんってあんまり体力ないもんね。で、ヒッキーは?」
「断る」
「即答だし。じゃあ、サブレがお腹を空かしているから帰るねー。ゆきのん、ヒッキー、また明日」
そう言うなり部室を飛び出しって行った。
「あいつはサブレが腹空かしているのわかっててペットショップでゆっくりするつもりだったのか」
「サブレが不憫でならないわ」
雪ノ下は額に手をやりながらそう答えた。
「それはそうと、私たちもそろそろ出ましょう、最終下校時刻よ」
「雪ノ下、ちょっと待ってくれ」
急いでカバンの中をまさぐる。
「どうしたの、比企谷く……」
「ほら、これでフルコンプだ。これで文句ないだろ」
昨日俺が取り損ねた最後の1種類のパンさんを差し出す。
「こ、これはどうしたの……?」
狼狽している雪ノ下の手に鋭い爪をとがらせているパンダを押し付ける。
「これか? あの後な小町に頼まれたお遣いついでにイオンモールで取って来たわ」
昨日は雪ノ下をマンションの前まで送った後、駅で自転車を回収してから 再びクレーンゲームに
挑戦したのだ。
小町のお遣いとはもちろんでまかせである。
追い金を払うこと1500円、何とか手に入れのだ。
「ひ、比企谷くん……。ありがとう……」
雪ノ下はパンさんを抱きしめると頬ずりしている。
何これ、自分がされているみたいでこそばゆいんだけど。
そんな雪ノ下を見ているうちに何かにあてられてしまった、そうとしか言いようがない。
俺は今はまだ我慢しなければならない雪ノ下雪乃との本物がどうしても欲しくなった。
「なぁ、雪ノ下……。俺と付き合ってください── 」
「── ごめんなさい。今は無理」
「ちゃんと最後まで聞いてくれるようにはなったんだな」
「ええ、そうよ。質問の内容次第では返答も異なるのだから」
「おいおい、今のは質問扱いかよ」
俺クラスの超S級のぼっちだと告白すら告白と受け取られないのね。
雪ノ下さん、それはちょっと酷過ぎませんか?
「ええ、そうよ」
ちょっと拗ねて身支度を始めようとすると、
「ちょっと待ちなさい」
と雪ノ下に呼び止められた。
雪ノ下の方に顔を向けると俺の目をしっかりと見つめながらこう言った。
「あなたとは友達になるつもりはないわ。いえ、むしろ友達程度で終わるつもりはないわ── 」
その澄んだ瞳に吸い込まれそうになる。
「だから、今はこれで我慢なさい。これは、あなたにだけしか見せない私の姿よ── 」
その時の雪ノ下の姿は一生忘れることはないだろう。
とびっきりの笑みを浮かべたかと思うと、ゆっくりと片目をつむり、軽やかに小首を傾げた。
みるみる間に俺の体温が上がっていく。
これ以上直視できない眩しさだ。
思わず目を背けてしまう。
「……比企谷くん、この私がこんな恥ずかしいことをしたのに目を反らすとはいったいどういう了見かしら?」
ムスッとした口調で突っかかってきた。
「いや……、その……、なんていうかぼっちはこういうのには弱いんだわ……」
今の心境をと訊ねられたところで的確な表現が見当たらない。
言葉にならないってこういうことなのか。
「雪ノ下……、悪いがもう一回……」
「嫌よ。断るわ」
間髪を入れず即答しやがった。
「ああ、そうですか」
「ええ、そうよ」
そう言いながら雪ノ下は満面の笑みを見せる。
これでも十分に目を反らしてしまいたくなりそうな笑顔だからもうこれ以上の贅沢は望まない
でおくか。
そう考えながらやっぱり目が泳いでしまっている俺。
こりゃ通報されても仕方ないくらいきょどっているなと自分でもわかってしまう。
そんな俺を見ながら雪ノ下はクスクスと笑う。
「比企谷くん、さっきの姿が見たいのならこれから精進なさい── 」
× × ×
部室を出ると特別棟の廊下には暗がりが広がっていた。
朝に出た三日月はまだ空に輝いているはずだか、その月明かりはまだ弱々しいせいか廊下には差し込んで来ていない。
慣れた手つきで施錠しながら雪ノ下はいつものように言った。
「私は鍵を返してくるからここでいいわ」
「じゃあな、雪ノ下」
「さようなら、比企谷くん。また明日」
雪ノ下に背を向けて暗がりの中を突き進んで行く。
雪ノ下とは完全にこれまでの関係に戻ったことを再認識した次第だ。
「待って、比企谷くん!」
「何した?」
振り返ってこう答えると、雪ノ下は言った。
「やっぱり職員室までついてきてもらえるかしら。平塚先生に『元の』奉仕部に戻ったことを報告したいから」
「ああ、平塚先生にも心配かけたからな。『元の』奉仕部に戻ったことを伝えた方がいいな。『元の』な」
「ええ、そうよ。『元の』よ」
雪ノ下と俺は繰り返して「元の」という言葉を強調して言った。
俺も雪ノ下も互いに嫌っているはずの嘘をついている。
確かに表面的には奉仕部は元の姿に戻った。
いや、表面的なことを指すのであれば既に生徒会役員選挙の後には元の姿に戻っていた。
だが、同じ表面的なものでも今とその時とは意味合いが全く異なる。
由比ヶ浜結衣は比企谷八幡と雪ノ下雪乃のやり取りを知らない。
由比ヶ浜結衣が最も恐れているふたりのやり取りを知らない。
嘘、偽りに塗られた馴れ合いはいつかは綻びを生み出して全ては灰燼に帰してしまう。
そんなことはわかっている。
馴れ合いは比企谷八幡も雪ノ下雪乃も最も嫌っているはずの関係性だった。
しかし、今は違う── 。
俺が守りたかったのは……いや、一番守りたいのは雪ノ下雪乃だ。
そのことに気付いてしまった。
そして、そう……、比企谷八幡も雪ノ下雪乃も互いに相手に求めていた本物が全く同じものだということに
気付き、それをわかり合っている。
── だから、今はこのままでいい
改めて自分の気持ちを確認すると雪ノ下の隣に並んで職員室に向かった。
─完─
これで空白の時間を書いたおまけは終了です
レスをくれた皆さん、最後まで読んでくれた皆さん、どうもありがです
レスをくれた皆さん、最後まで読んでくれた皆さん、どうもありがです
>>569修正版
左に曲がると駅に向かう道が続くがそちらには向かわず、右の方向へと体の向きを変えた。
「比企谷くん、駅とは反対方向なのだけれど……」
困惑した声色で雪ノ下は言った。
「ああ、お前ん家でのんびりし過ぎたから近場にするわ。それに昨日遅くまで付き合ってくれたからお前も疲れているだろ」
正直なところ俺も疲労を感じている。
昨晩のこともさることながら、さっきの雪ノ下陽乃との件でもかなりのエネルギーを使った。
「近場ってどこ……?」
雪ノ下はまさかという表情をしている。
ああ、そのまさかだ。
「近場ってイオンモールくらいしかないだ……」
「駄目よ!」
言い終わる前に雪ノ下が血相を変えて返してきた。
左に曲がると駅に向かう道が続くがそちらには向かわず、右の方向へと体の向きを変えた。
「比企谷くん、駅とは反対方向なのだけれど……」
困惑した声色で雪ノ下は言った。
「ああ、お前ん家でのんびりし過ぎたから近場にするわ。それに昨日遅くまで付き合ってくれたからお前も疲れているだろ」
正直なところ俺も疲労を感じている。
昨晩のこともさることながら、さっきの雪ノ下陽乃との件でもかなりのエネルギーを使った。
「近場ってどこ……?」
雪ノ下はまさかという表情をしている。
ああ、そのまさかだ。
「近場ってイオンモールくらいしかないだ……」
「駄目よ!」
言い終わる前に雪ノ下が血相を変えて返してきた。
>>577修正版
「おーい、戻ったぞー」
いつものようにぶっきらぼうに言って部室に入ると、そこは懐かしさを感じる在りし日の奉仕部
へと戻っていた。
「比企谷くん、あなた一体どこで油を売っていたのかしら。いえ、売っているのがあなただと
わかったら誰も近寄っては来ないわね。傷つくことを思い出させてしまってごめんなさい」
「むしろお前の言葉が一番俺を傷つけているんだが……」
いつもの雪ノ下に戻っていた。
由比ヶ浜とも和解したのだろう。
「おーい、戻ったぞー」
いつものようにぶっきらぼうに言って部室に入ると、そこは懐かしさを感じる在りし日の奉仕部
へと戻っていた。
「比企谷くん、あなた一体どこで油を売っていたのかしら。いえ、売っているのがあなただと
わかったら誰も近寄っては来ないわね。傷つくことを思い出させてしまってごめんなさい」
「むしろお前の言葉が一番俺を傷つけているんだが……」
いつもの雪ノ下に戻っていた。
由比ヶ浜とも和解したのだろう。
>>598
いつものことだ、いちいち文句言わないの
いつものことだ、いちいち文句言わないの
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