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    元スレ八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - モバマス + - 俺ガイル + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    301 :

    隼人君をプロデュース?
    芸能界になれない隼人君をプロデューサが個人指導
    ぐ腐腐腐腐腐腐腐…

    302 :

    ホモはせっかち(確信)

    303 :


    期待してます

    304 :

    明日も来るのか、期待してます!

    乙。

    305 :

    いいよいいよー

    306 :

    >俺の同級生と担当アイドルが修羅場すぎる

    字面だけ見ると全く修羅場になりえないんけどなぁww

    307 :

    ほんとだwwwwお前と付き合ってる奴いねーじゃん、ってなるなww

    308 :

    >>301
    ひな鼻血ふけし

    309 :

    同級生がいるような歳なのに担当アイドルがいる、って生き様自体修羅場っぽいw

    原作的にはみんな「今の人間関係壊してまで自分の物にしたいわけではないが、他人の物になるのは嫌」ぐらいなんだろうか。

    ともかく乙です。ここ最近で一番の楽しみです。

    310 = 283 :

    取り合いに発展しようもんなら自然に逃げ出すのがヒッキー

    311 :

    どうせモバマスの女優遇で俺ガイルの女はかませ扱いだろ
    違ったら謝るけど

    312 :

    由比ヶ浜の中の人はアイドルもやってたし…(震え声

    313 :

    >>309
    嫌な友人関係だな……。

    314 = 309 :

    >>313
    ラブコメラノベの人間関係って、まとめに掛かるまでわりとそんなもんじゃね。
    終盤になったらギスギスしないよう順番イベント挟んで「友情の方を大事にしてメインとの恋を応援する」にシフトしてく感じ。

    315 :

    >>311
    そもそも凛のステマなんだから俺ガイルのメンバーはかませというか積極的には出ないだろ

    316 = 304 :

    >>311
    モバマス勢メインって言ってるし八幡以外はそんな出番ないと思うぞ。

    317 :

    今モバマスのキャラ調べてたらアナスタシアって子が戸塚とに過ぎて困惑した。

    318 :

    アナスタシアはロシアンハーフなんですがそれに似てるってどういうことなの……

    319 :

    >>318

    320 :

    たしか今日も来るって話だったな(正座)

    322 = 318 :

    >>319
    おと……こ? 社長が見たらアイドルにスカウトしだしそうでやばい

    323 :

    >>322
    むしろ静ちゃんをだな

    324 :

    平塚先生はラーメン屋でお姫ちんとニアミスしてそう

    325 :

    今日はくるかな?

    326 :

    凛ちゃんの中でもアイオライト凛ちゃんが特に好きな1です。

    それでは今日も投下していきます!

    327 :

    おっ待ってたかいがあった

    328 :

    同志よ!待ってた!

    329 = 63 :







    前回あった三つの出来事!


    なんと、本田は千葉出身アイドルだった! 世間って狭いね。

    久々の奉仕部! 起きた瞬間に目の合う恐怖。怖い。雪ノ下さん怖い。

    俺の同級生と担当アイドルが修羅場すぎる! いや別に修羅場になる要素無いよね?


    というわけで、(嘘であり悪である)青春スイッチ・オン!






    雪ノ下「比企谷くん? 黙ってないで何か言ったらどうかしら」

    由比ヶ浜「ヒッキー! 聞いてるの!?」

    「プロデューサー、その人たちは?」



    あ、やっぱりオープニングには飛ばないですか。そうですか。
    現実逃避、終わり。

    330 = 63 :


    八幡「あー……まぁアレだ、とりあえず場所を変えるか。凛、この後時間は大丈夫か?」


    由比ヶ浜「な、名前呼び!?」

    雪ノ下「……」



    俺がようやく言葉を発し、場を納めようとすると、由比ヶ浜が驚きの声を上げる。

    そこ? そこに食いついちゃうの?
    プロデューサーなんだから、おかしくはないだろ。……だぶん。

    それと、雪ノ下さん。そんなに睨んでも俺は石にはならないからね?

    331 = 63 :


    「時間は特に問題ないけど……どこか行くの?」

    八幡「ああ。俺らも移動しようと思ってたからな、丁度いい」



    元々俺が行きたい所でよかったんだしな。ならば、あそこしかあるまい。



    由比ヶ浜「ヒッキー、行きたい所無かったんじゃないの?」

    八幡「いや、たった今出来た」



    というより、いつも行っている所なんだがな。
    こういう時は都合が良い。



    雪ノ下「……まさか」


    八幡「そう。学生の味方ーーサイゼリヤだ」




    332 = 63 :







    ドリンクバー。


    発明した人は偉大である。そう思わざるを得ない。

    とりあえずこれさえ頼んでおけば、いくらでも居られるからな。嫌な客である。
    裏にはGさんがいると聞いた事もあるが……世の中、知らない方が幸せな事もある。



    そういうわけで、俺たちはサイゼリヤに来ていた。
    窓際、コーナーの位置にある四人席。場所は良いが、ドリンクバーからは遠いな。めんどくせぇ……

    どうでもいいけど、入店した時のあの店員さんの微妙な笑顔はなんなんだ。


    「いらっしゃいませー♪ 四人……で、よろしかったですか?」


    よろしいですけど?
    なに、そんなに俺が美少女3人といるのが不思議ですかねぇ? 不思議ですね。
    ぶっちゃけ俺だって、今のこの状況に軽く呼吸困難になりそうです。

    333 = 63 :


    ちなみに席は俺と凛が隣、向かい側に由比ヶ浜と雪ノ下である。

    最初に俺が座った後、凛が何の躊躇いもなく隣に座ってちょっとビックリしちゃったが、考えてみれば当然か。俺の向かいに座ったら、見ず知らずの奴と隣になっちまうもんな。

    それにしたって、もう少し離れてもいいんじゃない? ちょっと肩が触れそうだよ? 


    俺がキョドりそうになるのを隠しながら平静を保っていると、その後に由比ヶ浜が若干不服そうにしながらも俺の前に、その隣に雪ノ下が(こっちも若干不機嫌そうな気もするが、いつもそんな顔だった気もする)座る。といった具合だ。そんなに俺の前は嫌なんか。


    さて。席についた所で、本題に入ろうか。




    八幡「いやー腹減ったな。何食うよ? 俺的にドリア290円は破格の…」

    由比ヶ浜「紹介は!? 先に紹介してくれないと、ご飯なんて喉通らないよ!」


    うむ。やはり由比ヶ浜のツッコミはひと味違うな。
    これだからボケ甲斐があるというものだ。

    334 = 63 :


    八幡「冗談だ。んじゃ先にこっちを紹介しとくか」


    そう言って俺は凛に向き直る。……なんか渋谷さん緊張してない? ちょっと怖いぞ。


    八幡「……あー、俺の担当アイドルの渋谷凛だ」

    「渋谷凛です。プロデューサーにはいつもお世話に……なってます」



    オイ。なんか今若干の間がなかったか。

    まぁ確かによく考えたら、プロデュースらしいプロデュースはまだやっていない。
    ……あれ、俺トラウマ話しかしてなくね?



    由比ヶ浜「あたしは由比ヶ浜結衣。結衣でいいよ! それでこっちが…」

    雪ノ下「雪ノ下雪乃です。よろしく」

    「よろしくお願いします」

    由比ヶ浜「えーっと、渋谷凛ちゃんだから……しぶりんだ!」

    「し、しぶりん?」

    335 = 63 :


    困惑した様子の凛。
    相変わらずのネーミングセンスである。



    雪ノ下「嫌だったら嫌って言ってくれていいのよ?」

    由比ヶ浜「むぅー、ゆきのんヒドーい!」

    「あはは」



    一応の自己紹介を終わらせると、雪ノ下が少しだけ関心したように呟いた。


    雪ノ下「でもまさか、比企谷くんから女の子を、それもアイドルを紹介される日が来るなんてね……」

    由比ヶ浜「ビックリだよねー」



    微妙に失礼な事を言われた気がする。
    お、俺だって? 小町とか紹介する時はあるし?

    336 = 63 :


    八幡「ほっとけ。そういうお前らこそ、俺に男の一人でも……いや、やっぱいい」


    由比ヶ浜「いいんだ!?」


    八幡「当たり前だ。知り合いに『私たち、付き合ってます♪』なんて紹介でもされてみろ。助走つけてシャイニング・ウィザードしたくなる」




    蘭ねぇちゃんだって出来たんだ。俺にだって……無理ですね。ごめんなさい。



    由比ヶ浜「あ、あたしは、紹介なんて、しないし……」


    由比ヶ浜がなんかモジモジしているが、シャイニング・ウィザードが分からんのだろうか。チョーイイネ! いやよくないか。

    337 = 63 :


    八幡「仮に友達的な理由で紹介されても、だ。友達の紹介なんて遠過ぎて気が合うかも分からん上に、そいつと紹介された奴が楽しく話している間はこっちは入り込む余地もなくなる」

    雪ノ下「妙に実感が籠ってるわね……」


    八幡「しかもその友達がトイレに行った時なんて最悪だ。気まずすぎて空気が重いなんてもんじゃない」



    ケータイを弄って誤摩化そうにも、時間を見るくらいしかする事もない。
    あれ程トイレからの帰りを懇願する事も中々ないぞ。



    雪ノ下「というか、今まさに紹介している最中に話す内容ではないわね」

    八幡「……確かに」

    由比ヶ浜「そうだよ! ヒッキー空気読んで!」


    なんだよ空気読むって。空気は吸うもんだろ?
    もしくは俺自身が空気。つまり空気を読むとは俺を知る事である。違うか。

    338 = 63 :


    「……仲良いですね」クスッ


    見ると、凛が微笑ましそうに笑っている。
    何処がだよ。



    「もしかしてお二人のどっちかが、プロデューサーの彼女なんですか?」


    雪ノ下「ッ!」


    由比ヶ浜「え、いやっ、そ、そんなんじゃないし!」




    目を見開く雪ノ下と、顔を真っ赤にする由比ヶ浜。


    おーおー慌てふためいておる。
    もう少し冷静でいられんのかね(貧乏揺すりがとまらない)。

    339 = 63 :


    雪ノ下「あなたには悪いけれど、的を外れているわ。それも盛大にね。私たちがこんな男と、こ、恋人同士だなんて、そんな事があるはずないでしょう。失礼も大概にしてほしいわね。そもそもなんでこんな目が腐った男と…」


    由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん落ち着いて!」


    「す、すみません」


    八幡「謝るな。俺の立つ瀬がなくなる」



    何もそこまで否定せんでもな。
    俺は奇策士の方が好きだ。

    340 = 63 :


    雪ノ下「私たちは奉仕部という部活に所属しているの」

    「奉仕部?」



    聞き慣れない単語に首を傾げる凛。まぁそりゃそうだよな。名前を聞いただけじゃどんな部活なのかさっぱり分からん。執事とメイドさんとかいそう。



    雪ノ下「簡単に言えば、生徒の問題の解決を手助けしてあげる部活よ」

    「相談事を受ける、って事ですか?」

    雪ノ下「そう思ってもらって構わないわ。最初は私一人でやっていたのだけれど、ある時そこの比企谷くんが入ってきて、その次に由比ヶ浜さんが入部してきたの」

    由比ヶ浜「あたしは元々依頼しに行ってたんだけどね」


    そんな事を言ったら、俺は平塚先生に無理矢理入部させられたんだけどな。まぁ舐め腐ったレポートの罰なんだが。いや、俺は真剣に書いたぞ?

    341 = 63 :


    「へぇ、どういう依頼があったんですか?」


    雪ノ下「そうね。最初は由比ヶ浜さんの依頼だったのだけれど…」


    八幡「あれは大変だったな」


    由比ヶ浜「ちょっとヒッキー! それどういう意味!?」




    その後も雑談や世間話をしながら、飯を食べてのんびり過ごした。
    最初はどうなる事かと思ったが、なんだかんだでゆったりしてしまったな。

    リスペクト、サイゼリヤ。

    342 = 63 :




    夜の8時過ぎ。



    明日も仕事と学校がお互いにあるという事で、あまり遅くならない内に変える事にした。

    そっか仕事か……またドリンクを勧められる日々に戻るのか。もう買っちゃおうかな。




    「それじゃあ雪乃さんに結衣さん、今日はありがとうございました」


    雪ノ下「ええ。アイドル活動頑張ってね。応援しているわ」

    結衣「あたしも! また遊ぼうね!」



    ……なんか、俺とよりも仲良くなってないか?
    プロデューサー涙目である。

    343 = 63 :


    雪ノ下「あなたは駅まで送ってあげなさい」

    由比ヶ浜「そうだよヒッキー。女の子を一人で帰らせちゃダメだよ!」

    八幡「へいへい……」



    お前らは俺のオカンか。
    というよりも小町が言いそうだ。こんな妹が二人もいたら俺が保たん。

    サイゼリヤ前で別れ、凛を送っていく。
    しかし少し歩いた所で、後ろから声が飛んできた。



    由比ヶ浜「ヒッキーも! 頑張ってねーっ!」

    雪ノ下「……」



    振り返ってみると、ぶんぶん手を振る由比ヶ浜と微笑む雪ノ下が遠目に見える。

    俺は少しばかり気恥ずかしく頭を掻き、後ろ手に手を挙げて、また歩きだした。

    344 = 63 :


    「……ホントに、仲が良いね」


    八幡「そんなんじゃねーよ。俺とあいつらは」



    俺とあの二人の関係。
    それは上手く言葉には出来ないが、きっと、するような事でもないのだろう。

    そんな簡単に、一言で片付けたくない。




    「……プロデューサーは、彼女いないの?」


    八幡「むしろいるように見えんのかよ。お前には」


    「……それもそうだね」

    345 = 63 :


    納得されてもそれはそれで嫌だなおい。
    こいつまで雪ノ下みたいになったらどうしよう……



    八幡「少なくとも、プロデューサーやってる内はそんな事にかまけてらんねぇだろ」



    まぁ、どっちにしろ彼女が出来るかは分からんが。
    か、可能性は0ではない。0ではないんだ!




    「……そっか。それなら」



    少しだけ歩みを早めて、俺の前に立つ凛。






    「今は、私の隣にいて」



    346 = 63 :




    キラキラと夜の街の光を浴びて、凛の笑顔が目に映る。






    「隣で私のこと……見ててね」






    その笑顔に、思わず見蕩れてしまった。



    ……こいつは、こういう事を無自覚で言ってるんだろうか。
    だとしたら、アイドルには向いてるのかもな。


    347 = 63 :



    八幡「……当たり前だろ」




    止まっていた足をまた動かし、凛の隣に立つ。




    八幡「ちゃんと見てないと、プロデュースなんて出来るわけないしな」




    今が夜で良かった。
    こんな顔、明るい所で見せれるかよ。




    「……うんっ」



    そして、また二人で歩き出す。

    348 = 63 :




    俺がアイドルのプロデューサーなんてやっているのも、企画の内だ。


    いつまで隣にいられるかは分からない。
    一年を過ぎれば、そこで終わり。



    でも、今は違う。


    俺は、凛のプロデューサーなんだしな。
    隣にいて、見ててやるよ。

    歩いていく。



    先の見えない、この道を。



    349 = 63 :

    めーっちゃ短いですけど、ここまでです。

    次回はモバマスサイド!


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