のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,866人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。

    元スレ美琴「とある幸福の上条当麻、始めるわよ!」上条「マジで!?」

    SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 前スレ→1352383214 + - 1373729989 + - とある魔術の禁書目録 + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    651 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:41:25.74 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    上条「せっかく特務支援課の活動でクリーンなイメージを獲得したんだ。それは最大限利用すべきだろう」

    食蜂「不本意だけどぉ、うちのチンピラ君や御坂さんは学園都市のヒーローだものね」

    上条「大衆ってのは正義の味方が大好きです。そして正義の味方はすでに用意されている」

    食蜂「あれれぇー? でもでも正義の味方だけじゃ物語を作れないゾー☆」

    上条「だったら悪も用意すればいいんじゃないか?」

    食蜂「わぁー、すっごぉーい! 上条さん冴えてるぅ!」

    上条「まずは暗部を掌握して、統括理事会が行った悪事に関する情報を、証拠込みで回収しちゃうぞー」

    食蜂「私の改竄力を使えば簡単っ☆」

    上条「そして全ての罪を統括理事長におっ被せて、愛と!」

    食蜂「勇気とぉ!」

    上条「正義の名の下に処断してしまえばいいんだよ。クックック」ニッコリ

    食蜂「やぁーん♪ 同じこと考えてたなんて、私たちの相性力バツグン♪」ニッコリ


    美琴「え、えっと……統括理事長を、その、殺すんじゃなかったの?」


    上条「簡単に殺してなんかやらないさ。骨の髄まで利用し尽くして、殺して下さいと懇願されるまでなァ」

    食蜂「それでも死なせてなんかあーげない♪」

    上条「統括理事長め、精々首を洗って待っているがいい」キリッ

    食蜂「待っているがいい☆」キラッ


    美琴「あ、あほかぁぁーーーーーー!!!」ギャース



    テッテレー



    上条当麻は、イギリス清教暗部時代(前回のループ)の経験をすべて取り戻した!

    上条当麻は、全ての性能を十全に発揮可能になった! ※ただしヒーロー属性はさらに薄まる

    652 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:43:47.20 ID:6JnIKTUP0 (+33,+30,+0)

    第七学区 窓のないビル――



    上条『統括理事長め、精々首を洗って待っているがいい』



    レイ「ひぃぃぃぃぃ!?!?」

    木原「あーあ、あれはヤルと言ったらヤル目だわ」

    レイ「何故だ!? ここにきて何故私がやり玉に挙げられねばならんのだ!?」

    木原「上条にも御坂にも、もちろん御坂妹も理事長を憎む理由は十分だからなぁ。因果応報ってヤツ?」ケラケラ

    レイ「笑い事かッ! 貴様も一蓮托生だろうに!!」


    Prrr Prrr


    木原「おう、上条か。分かってるって、俺はお前らの味方だ。可愛い部下の頼みは断れねーよ」pi

    レイ「き、貴様っ!! 自分だけ…」

    木原「そうだな、確か『スクール』と『アイテム』に火種があったはずだ。それを利用すれば早い段階で行動に移せるぜ」

    レイ「自分だけ助かろうというのか!!」

    木原「うっし、細かい段取りはこっちでやっとく。おう、お疲れさん」pi

    レイ「勝手は許さんぞ! かくなる上は…」


    キィィィィィィン


    木原「かくなる上は、なんですかね?」

    レイ「なっ!! 魔術が……発動しない、だと!?」

    木原「上条たちが良質なサンプルを大量に用意してくれたんですよ。いやはや、魔術ってのは実に興味深い」

    レイ「ま、まさか……」

    木原「ぎゃはははは!!! 王様気取りで引き籠ってるから足元をすくわれるんだよクソジジイ!!!」

    レイ「あり得ん……僅かな時で、魔術理論の根幹まで解析したというのか……」

    木原「木原を舐めんなロートルが」

    レイ「野心に狂ったか。必ず後悔するぞ」グヌヌ

    木原「後悔しないために上条についたんだ。沈む船に乗るバカが居るか、ボケ」ニタァァ



    テッテレー


    木原数多は、上条当麻と呼応してアレイスターを裏切った!

    木原数多及び食蜂操祈生存ルートにつき、暗部抗争編においてグループは圧倒的アドバンテージを得た!

    653 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:46:02.12 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    その日の夜


    第七学区 とあるファミレス――


    禁書「もぐもぐもぐ! んん~~、美味しいんだよ♪」ムシャムシャ

    テッラ「ふむ、ファミレスも案外侮れませんねー」モグモグ

    ローラ「ワインは水っぽいわね。味自体は悪くなしだけれど」コクコク

    アウ「憮然、私のオーダーのみ遅れているとはどういう了見か!」イライラ

    テッラ「大人しく待ちなさい。品がありませんよ」

    ローラ「そこなウエイター。ワインのおかわりを持ちてらっしゃい」

    禁書「私はハンバーグとドリアとチキンナゲット!」


    ??「…………」ゴゴゴゴゴ


    アウ「憤然、そこのウエイター! 返事をせんか!」

    禁書「お腹がぺこちゃんなんだよ! さっさとオーダーを通してほしいかも!」


    ??「オーダーを繰り返します。オーダーは錬金術師のハンバーグに最大主教のドリア、神の右席ナゲット、それに」ゴゴゴゴゴ


    テッラ「あなた、何者です?」

    ローラ「…………」

    禁書「えっ、この懐かしいプレッシャーは とう…」

    テッラ「ッ! いけません!!」ササッ


    上条「禁書目録のワイン。以上でよろしいですかクソッタレ」グオッ


    ゴキンッ!!!


    テッラ「ぶべらっ!? ぐッ、ぬううう……!」フラフラ

    禁書「と、とうま!?」

    654 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:47:42.39 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    上条「へえ、一撃じゃ死なないか。並の聖人なら挽肉になる程度の威力があったのに」


    テッラ「生憎ですが並ではない、という事ですねー」キリッ

    禁書「いきなり襲ってくるなんて何を考えてるの!? つ、妻に暴力を振るうなんて許さ…」


    上条「ぬんッ!!!」シッ!!


    バキッ!!!!


    テッラ「うごあッ!! お、おあああああァァッ!!!」ブンッ!!


    メキョッ!!!


    上条「おぐッ!? ……らあッ!!!」グオッ!!


    メメタァァァ!!!!!


    テッラ「げひゅッ!? ぬ、ぬぐぅぅ……ハァ、ハァ、なんという攻撃密度。やりますねー」ニタァァ


    上条「お前もな。殴り返してきた奴は久しぶりだ」ニヤリ


    テッラ「それはそれは、フフッ、フフフ」


    上条「ハハッ、ハハハ」


    上条テッラ「「ぎゃははははははははーーーーっ!!!!!」」



    禁書「あわわわ……」ガクブル

    アウ「愕然! 聖女インデックス、お気を確かに!」

    ローラ「ワインはまだなのかしらー? もう、しかたなきねえ」ゴクゴク

    アウ「飲んどる場合かっ!! しかもそれはテッラの分ではないか!?」

    655 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:50:44.14 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    テッラ「ふぅ、楽しい余興はこれくらいにして、用件を伺いましょうかねー」

    上条「おお、そうだった。悪いな、白いのを見たらつい殺したくなっちまった」


    禁書「なんで!?」ガビーン


    上条「宣戦布告だ。俺、上条当麻は、その全戦力でもって禁書目録を撃滅する」

    テッラ「ほう」

    上条「今日はその事を伝えに来た」ギロッ


    禁書「に、睨むなんて生意気かも! 大体とうまは…」


    上条「うっ」フラッ


    禁書「とうま!? どうしたの!?」オロオロ

    上条「し、沈まれ上条さんの右手ッ!! まだだ、ここはまだ恨みを晴らすステージじゃねえ!!」プルプル

    禁書「ぎゃあ!! とうまが邪気眼にーー!?」

    上条「耐えるんだ右手に宿る暗黒竜よ。この白い悪魔だけは徹底的に嬲って殺すと決めただろ、ついさっき」

    禁書「そんな物騒なこと気軽に決めないでほしいかも!?」

    上条「熟考に熟考を重ねて出した結論だぞ。七秒も頭を悩ませてしまった」

    禁書「短っ!?」

    上条「まあ冗談ですけどね」ニコッ

    禁書「も、もうっ!! 真顔で言うからちょっと焦ったんだよ!」プンプン

    上条「いやー、お前の顔を見てると つい意地悪したくなったんだよ」

    禁書「まったく、とうまは子供なんだから。こ、好意は素直に表現してほしいかも///」テレテレ

    上条「ではでは受け取ってもらえるかな? ミーのフィーリングをライトしたレターでごんす」スッ

    禁書「ラ、ラブレター!? とうまが私に!?」

    上条「ハハ、少し照れるな。俺が帰ったあとで、ゆっくり読んでくれ。おやすみ、インデックス」テクテク


    禁書「おやすみなさい、とうま……///」ポケー

    656 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:52:36.84 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,-220)

    禁書「……///」ポケー

    アウ「そ、騒然! 幻想殺しめ、一体どういうつもりかッ!!」

    テッラ「まあまあ、良いではありませんか。敬愛する盟主インデックスの偉大さに、彼もようやく気付いたんですねー」

    ローラ「それより店員が一人も居なしなのは何故?」ハテ?

    テッラ「言われてみれば、客も我々以外は見当たりませんねー」

    禁書「えへへ……とうまからラブレターなんて初めてなんだよ」ペリペリ
















    手紙『ラブレターと思った? 残念! 不幸の手紙ちゃんでした!! この手紙を読んだ瞬間、お前は爆死しやがります』テテーン















    禁書「え」

    657 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:52:53.17 ID:TsS6kLC40 (+15,+25,-2)
    待ってました!!
    658 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:54:08.92 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    第七学区 裏路地――



    ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!



    木原「ターゲット爆破完了、ってな。ぎゃはははは!!!」

    上条「あれで始末できたとは思わないが、開戦の狼煙には充分だろ」

    木原「ファミレスの買取代、周辺の封鎖費用、爆薬その他諸々。高い狼煙だなぁオイ」

    上条「えっ、まさか借金に上乗せされんの!?」ガビーン

    木原「たりめーだろ」ヤレヤレ

    上条「べべっ別にいいさ。けけけ、経費で落とせるくらい偉くなる、よ、予定だし!」ガクガク

    木原「是非達成してもらいたいもんだ…………げっ」

    上条「げ?」チラッ



    禁書「とーうーまぁー……」ドドドドドドド



    上条「チッ、案の定ピンピンしてやがったか。まあいいや、木原さん、この場は撤退…」

    コツゼン

    上条「…って、もう居ねえ!?」


    禁書「フッ、フフフ……まさかラブはラブでも、殺し愛とは思わなかったんだよ」ドドドドドドド


    上条「俺がお前にラブレターなんて書くわけねーだろ。このクレイジーサイコシスターが」ゴゴゴゴゴゴゴ


    禁書「躊躇いもなくファミレスを爆破したとうまに言われたくないかも!!」プンスカ


    上条「仕方ないな、わかったよ」


    禁書「分かればいいんだよ。私の心は琵琶湖より広いから、今回は特別に許してあげ…」


    上条「次はコンマ02秒躊躇ってから爆破してやるよ」シレッ


    禁書「…る、ってそういう意味じゃないよ!? どうしてとうまは何の罪も無いインデックスを爆破したがるのかな!?」

    659 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:56:31.06 ID:6JnIKTUP0 (+35,+30,+0)

    上条「は?」キョトン

    禁書「ダメだコイツ、何もわかってねえ、みたいな目で見ないでっ!!」

    上条「ダメだコイツ、何もわかってねえ。マジでダメだコイツ、まるで何もわかっちゃいねえ」ヤレヤレ

    禁書「二回言った!?」ガビーン

    上条「ったく、さっきので死んどけよな。ホント空気の読めないヤツだ」

    禁書「ひどっ!? とうまの方こそさっきからなんなの!? 何か私に恨みでもあるというの!?」

    上条「…………」ギロッ

    禁書「無言で睨まないで!?」

    上条「…………」

    禁書「え、えっと……あっ、流れ星!」


    キラッ☆


    上条「クソシスターに死を! 暴虐シスターに死を! クレイジーサイコシスターに凄絶な死をッ!!!」

    禁書「なんて事願ってるの!?」ギャース

    上条「なぁインデックス、逆鱗って知ってるか?」

    禁書「し、知ってるよ。絶対に触れてはいけない竜のウロコなんだよ。それに触れるのは、竜の怒りに触れるのに等しい…」

    上条「そうなんだよ、大抵の事は殴りあえば許せるんだけどさ、今回はダメだ」

    禁書「と、とうま……?」


    上条「何回も何回も、俺の『幸せ(みこと)』を踏みにじったろ………テメエ」ゴゴゴゴゴゴゴ


    禁書「ッ、記憶が!」


    上条「つーわけでリゾンベだ。上条さんの本気に恐怖するが良いッ!!!」ドンッ!!


    禁書「それを言うならリベンジかも」


    上条「つーわけでリベンジだ。上条さんの本気に恐怖するが良いッ!!!」ドドンッ!!!


    禁書「言い直したー!?」ガビーン



    テッテレー



    上条当麻と禁書目録の関係が、修復不可能なまでにぶち壊れてしまった!!

    禁書目録はメンタルにひびが入り、ちょっぴり弱体化した!!

    660 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:57:53.93 ID:6JnIKTUP0 (+29,+29,-27)
    といったところで今回は終了
    上条さんの凄絶な復讐(笑)はここから始まるッ
    661 : VIPにかわりま - 2014/06/22(日) 23:59:20.30 ID:xu74bHfP0 (+25,+30,-59)
    今回はいつにも増して会話シーンが冴えまくってるww

    しかしスレイヤーズの詠唱とか宇宙人にキャトられるとか、また世代の特定されそうなネタをぶっ込んでくるな
    662 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 00:00:04.82 ID:7GaqYMbDO (+24,+29,-9)
    仲直りはしなくていいけど、せめて白い悪魔に救いを
    663 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 00:10:17.66 ID:F7rZxMPiO (+24,+29,-35)
    両親ズがはっちゃければみんな救われママレードになったかも
    664 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 01:07:15.07 ID:AzjTSI8W0 (+24,+29,-11)
    なんか上条さんがインデックス以上に暗黒面に堕ちつつあるような……
    665 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 04:21:52.07 ID:zmmIkrmHo (+24,+29,-14)
    乙したー

    今更特務支援課の元ネタに気づいた・・・
    Vita版碧やりてぇ
    666 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 06:49:02.38 ID:/7SEbVprO (+24,+29,-24)
    いいなぁ
    マジワクワクするわ
    これ終わったら他のルートだったらどうなるのかおしえて欲しいな
    667 : VIPにかわりま - 2014/06/23(月) 22:40:04.99 ID:x7spy+ea0 (+30,+30,-59)
    「オティヌスと面識ない」ってのは地味に伏線か・・・?
    オティヌスパート見るとありそうな感じだったが

    つっちーの方は有力魔術師に返り咲きフラグ立ったが
    ぶっちゃけ原作だと土御門のオートリバースより上条のリジェネの方がよっぽど能力じみてる(禁句)
    668 : VIPにかわりま - 2014/06/24(火) 07:29:54.78 ID:gPrHZyyJO (+24,+29,-11)
    大抵のことは殴れば許せる……ってどうなん?
    669 : VIPにかわりま - 2014/06/24(火) 16:55:06.38 ID:lYq0p6Bl0 (+27,+29,-57)
    乙でーす
    つっちー陰陽師復活フラグたったか
    にしても数多すげえな、(元)世界最強の魔術師を完全に抑えるとか。
    670 : VIPにかわりま - 2014/06/24(火) 16:58:15.50 ID:lYq0p6Bl0 (+28,+30,-74)
    更新乙です
    たしかに上条さんに能力消してもらえば陰陽師としての力完全に使えるもんな
    ぶっちゃけつっちーの肉体再生は上条さんよりも貧弱だしな…
    671 : VIPにかわりま - 2014/06/25(水) 02:49:29.45 ID:dr6M8I0G0 (+25,+30,-59)
    このSSでのアレイスターは絶対原作の10分の1の力もないだろw
    たかが魔神一人にびくびくしてるとか木原くンごときに抑え込まれるとか
    672 : VIPにかわりま - 2014/06/30(月) 23:10:22.73 ID:Q6Qm6+5H0 (+24,+29,-25)
    白い悪魔に屈した時点で☆の命運は定まってたんだよ…

    つーか白い悪魔が輝きすぎてるだけで、どのみち☆も罰を受けるべきだし
    673 : VIPにかわりま - 2014/07/08(火) 01:13:58.74 ID:g67NFquhO (+19,+29,-4)
    まだかなまだかな
    674 : VIPにかわりま - 2014/07/12(土) 21:27:35.68 ID:s3ZuXUp20 (+17,+27,-4)
    追いついた。
    気体
    675 : VIPにかわりま - 2014/07/17(木) 00:20:37.44 ID:ASlyf7+w0 (+22,+29,-5)
    もう一週間切ったか・・・
    676 : VIPにかわりま - 2014/07/17(木) 02:09:43.04 ID:ASlyf7+w0 (+22,+29,-5)
    もう一週間切ったか・・・
    677 : VIPにかわりま - 2014/07/17(木) 02:12:03.96 ID:ASlyf7+w0 (+22,+29,-5)
    もう一週間切ったか・・・
    678 : VIPにかわりま - 2014/07/17(木) 19:31:50.30 ID:yeS6foxso (+12,+27,-1)
    待ってるぞー
    679 : VIPにかわりま - 2014/07/18(金) 22:42:00.02 ID:RRKjaKor0 (+19,+29,-3)
    まだだまだ終わらんよ!
    680 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:24:32.60 ID:bkuHOLSm0 (-17,-7,-2)
    投下ー
    681 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:27:32.46 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)


    上条当麻は地上最強の生物である。

    最強の天使と最強の悪魔の力、それらを基準点である幻想殺しを介して自在に振るう、文字通りの規格外だ。

    幻想殺しでも消しきれない説明不能な力が全身を覆い、あらゆる外的要因に耐えうる不可視の鎧を形成する。

    気合いさえ入れていれば、上条当麻は地球上の如何なる攻撃をも余裕で凌ぎきる。……凌ぎきるはずなのだが



    禁書「燃えちゃえ」テロレロレロ


    上条「おぎゃあああああ!!?? たんまっ! ちょろっとお待ちになってプリーーズ!?」


    禁書「フフフ、威勢よく啖呵を切ったくせにもう泣きごと?」


    上条「まだ口上の途中だったろ!? つーか熱いっ!! 死ぬほど熱いのでメラゾーマを止めてくださいお願いしまあちちちッ!?」


    禁書「何を言っているのかな? これは私のメラなんだよ」


    上条「メラっ!? 聖帝十字陵の如く天高く燃え盛りながら上条さんを炙ってるこの業火がメラですと!?」


    禁書「そしてこれがインデックスのメラゾーマだよ」


    上条「あらやだなんて美しい火の鳥ですこと!?」


    禁書「反抗なんて許さないんだよ。焼き尽くしてっ! カイザーフェニックス!!!」テロレロレロ


    上条「こ、これで勝ったと思うなよ? まだ『竜王の顎』をはじめ切り札を一つも切っていないというぎゃあああああああ!?!?」ピチューン





    そこはヒーロー補正を失った主人公。天界魔界あらゆる世界を含めて尚 最強の座に君臨する魔神に敵う道理はなかった。


    現実は無理ゲーである。


    682 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:29:52.68 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    十月七日


    第七学区 とある病院――


    上条「痛い……ぽんぽん痛いよぉ……たっけてラッパのマークぅぅ……」ボロボロ

    美琴「この短期間に、何回入退院を繰り返せば気が済むのよアンタは」

    上条「白い悪魔にケンカを売ったら、あっさり返り討ちにされた挙句、今朝の入院食の牛乳が痛んでいた模様です……はい」

    美琴「だ、大丈夫?」


    冥土帰し「彼なら問題ないね? すでに粗方の火傷は完治しているし、腹痛の原因は寝冷えだろう」


    上条「え、でも今朝飲んだ牛乳めちゃ酸っぱかったんですが……」

    美琴「酸っぱい? それってもしかして」


    冥土帰し「もしかしなくても飲むヨーグルトだね? 砂糖控え目の」


    上条「は? ヨーグルトは飲みものじゃなくて食べ物だろ」

    美琴「アンタ、まさか飲むヨーグルトを知らないんじゃ…」

    上条「知識としては知ってますよ!? ですが上条さん的に言わせてもらえば、ヨーグルトは飲みものじゃねーんだよ!!」

    美琴「…………」

    上条「ぎゃあー!! 可哀想な子を見つけたみたいな目で見ないでーっ!?」

    美琴「うん、なんかゴメンね。カレーは飲み物よね」ニッコリ

    上条「違うし! カレーはご飯にかけるものであって、スープカレーとやらも俺は認知してませんのことよ!!」

    美琴「うん、わかってるから」

    上条「くっそー! これも全部貧乏が悪いんだああーーー!!!」


    冥土帰し「もう退院していいよ? ちなみに僕は断然カレーうどん派だ」


    上条「知らねーよ!! つーか人が腹下してる時にカレーの話題を振るの止めろよ!?」ギャース


    683 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:32:43.28 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    第二十三学区 エンデュミオン――



    禁書「まずいんだよ、緊急事態発生かも!!」

    テッラ「昨日の件ですか」

    禁書「まさか暗示が解けてるなんて……これじゃあとうまに嫌われちゃう!?」オロオロ


    アウ「必然、嫌われるも何も、何故今まで嫌われていないと思ったのか」ボソッ


    禁書「とうまは宇宙より広い心の持ち主だもん! ちょっとやそっとじゃ人を嫌ったりしないんだから!!」ガァァ

    テッラ「しかし明確な殺意を示してきました。これは嫌われましたねー」

    禁書「うぐっ」

    アウ「『熱狂的再征服(レコンキスタ)』の効果も望めまい。アレイスター=クロウリーはかなり弱体化しているようだが」

    テッラ「味方を狂信者化すると同時に、侵略地の戦力を弱体化させる超大規模魔術ですか」

    アウ「その上、征服してしまえば現地人も狂信者化するという便利仕様だ」

    禁書「……常時展開式だから消費魔力が膨大すぎるのがネックだけどね」

    テッラ「まあ幻想殺しとその仲間に効果が及ばないのは仕方ありません。彼は無意識に因果律を操作してますからねー」

    禁書「とうまが関わる事件で不思議と不幸になる人間が出ないのは、そのせいなんだよ」

    アウ「当然、上条当麻が健在であるなら超電磁砲を害する事は不可能。嫌がらせ程度なら可能だろうが……」

    テッラ「かといって彼を抹殺するわけにもいきません。痛し痒しですねー」ヤレヤレ


    禁書「そのせいで何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も」ドドドドドド


    アウテッラ「「!?」」


    禁書「何度も何度も何度も何度も短髪の暗殺に失敗してる。仕掛けるたびにとうまが颯爽と邪魔をするんだよ」ドドドドドド


    テッラ「……(いけませんねー。このままでは聖女インデックスがヤンデレとやらに……何か妙案はありませんか?)」

    アウ「……(唖然、コイツ直接脳内に……!?)」


    禁書「フ、フフフ、やっぱり短髪は不要なんだよ。クリーンでジャスティスな私の世界には」ニッコリ


    684 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:34:45.37 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    CASE 29 終盤にありがちな、所謂一つのクッション回


    第七学区 とある公園――


    一方通行「ハァ、何やってンだ俺は。自分のしでかした罪から目を背けて、ぬるま湯みてェな幸せに浸るなンてよォ」ブツブツ


    佐天「あ、白い悪魔……じゃなくて鈴科さん発見っ!」タッタッタ


    一方通行「罪は贖罪をもって雪ぐしかないだろ。けど今の無力な俺に何が出来るってンだ……?」ブツブツ

    佐天「こんちわっすー!」

    一方通行「わからねェ、わからねェな……」ブツブツ

    佐天「ちょ、無視しないでくださいよ!? てか虚ろな目で独り言ぶつぶつ呟いてる! こわっ!?」ギャース

    一方通行「あァン?」

    佐天「白昼堂々と公園でトリップ極めないでよ。友達じゃなかったら通報してるとこですよ!」

    一方通行「……それもアリかもなァ。俺みたいな咎人は警備員に逮捕されてレッツ貢献がお似合いだ」ブツブツ

    佐天「もう何ネガってんですか? そんなに貢献したいなら私に付き合ってください」

    一方通行「?」

    佐天「もう少ししたら駅前のスーパーで特売タイムなのよねー。いざ、食材を求めて戦場に赴きましょう!!」キリッ

    一方通行「なっ、オマエ……オマエも贖罪を求めてるのか……?」

    佐天「そりゃ求めまくりっすよ。日々を生き抜くために!」

    一方通行「生き抜くのが贖罪……」

    佐天「ほらほら! もたもたしてると特売が始まっちゃいますよ!!」グイグイ

    一方通行「お、おォ」


    685 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:37:09.28 ID:bkuHOLSm0 (+33,+30,+0)

    第七学区 駅前のスーパー ――



    佐天「とぉおうりゃああーーー!!! その豚肉もらったぁぁーー!!!」スパーン!!

    客A「ぬおっ!? この小娘、やるッ!!」

    佐天「卵お一人様一パック? だったらループ買いすればいいだけよ!!」キュピーン!!

    客B「それは禁じ手!? いいえ、一度レジ精算した後に再び並び直せば合法! まさに上級主婦テクニック……ッ」

    佐天「たまねぎ詰め放題は、詰める前に袋を拡張すれば……! おらーーーッ!!!」グググッ!!

    客C「ひィィィ!? せこすぎて見てられない!」

    佐天「プライドでおまんまが食えるかーー!! 佐天涙子、容赦せんッ!!」

    上条「やるじゃない」

    佐天「ッ、この人……デキる!!」

    上条「フッ、褒めても何も出ませんよ。しかしいいのか? こんな病み上がりに気を取られて」

    佐天「へ?」


    美琴「はあああーーーッ!!!」スココココココ!!!!


    佐天「な、なんて正確かつ隙のない詰め込み……!? まるでテトリスのようにたまねぎが袋に収まっていってる!!」

    上条「それだけじゃあない。御坂は良質なたまねぎだけを選別して袋詰めしているんだ!」デデーン

    佐天「バカなっ!? 御坂さんは主婦力もレベル5だというの!?」

    上条「必要に迫られただけさ。悲しいけど、俺たち貧乏なのよね」


    美琴「次はニンジンの詰め放題よ! 袋を拡張、ニンジンの侵入角を計算……よし、20本はいける!!」


    佐天「くッ、ま、負けるもんかぁぁーー!!!」グオッ!!





    一方通行「猫缶がコンビニの半額並、だと……!?」ワナワナ


    686 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:39:32.20 ID:bkuHOLSm0 (+12,+30,+0)

    第七学区 とある寮への帰り道――



    佐天「へっへー、大漁大漁♪」ホクホク

    一方通行「……一応聞いとくがよォ、オマエの言ってた贖罪ってのは」

    佐天「この両手のエコバックからあふれ出る戦利品ですがなにか?」ハテ?

    一方通行「なンでもねェ。あーぱー女に期待した俺の落ち度だ」

    佐天「あーぱー?」

    一方通行「オマエみたいな脳みそピンクちゃンの事だっつの」

    佐天「あーなるほど……って酷い!?」ガビーン

    一方通行「あ?」

    佐天「あたし馬鹿じゃないもん! たしかに無能力者だけど馬鹿じゃないですもん!!」プンスカ

    一方通行「オマエ、無能力者を馬鹿にすンな。失礼にも程があるぞ」

    佐天「ピンポイントで馬鹿にされてた!?」

    一方通行「佐天=馬鹿なのは疑いようが無ェ。けどよ、それが無能力者=馬鹿だっつゥ証明にはならねェだろうが。馬鹿かオマエ」

    佐天「ひどいよひどいよ! 何回も馬鹿バカ言われたら、本当にバカかもしれないって思えてきちゃったじゃん!!」

    一方通行「かもしれない? ……ハッ」

    佐天「かっちーん! もう怒った。あなたはあたしを怒らせた!!」

    一方通行「沸点低過ぎンだろ。カルシウム取ってるかァ?」

    佐天「そういう鈴科さんこそハイター風呂にでも入ったんですかぁ! 驚きの白さで全女の子にケンカ売ってんですかぁー!?」

    一方通行「ンだとコラッ!! 誰が漂白もやしだもう一遍言ってみやがれ!!」ガァァ

    佐天「ばーか、ばーか! 鈴科さんのヘタレもやしっ子!!」

    一方通行「もやしを馬鹿にすンじゃねェ!! 貧乏学生の主食だろォが!!」

    佐天「万能食材ですよね! あたしも重宝してますとも!!」

    一方通行「…………」

    佐天「…………」

    一方通行「なにやってンだ、俺」

    佐天「美少女中学生と楽しいデート?」

    687 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:43:48.75 ID:bkuHOLSm0 (+29,+30,+0)

    一方通行「俺とオマエの間には、絶対に超えられない美意識の壁があるってのは理解した」

    佐天「ふっふーん、女子中学生におしゃれで敵うと思わない事ですよ」

    一方通行「どう解釈したらそうなるンだ?」

    佐天「あははっ」

    一方通行「なに笑い出してンだ。気味わりィ」

    佐天「いえいえ、少しは元気になったなら特売に誘った甲斐があったかなって、ね♪」

    一方通行「!」

    佐天「どうだ! ただの馬鹿ではなかっただろう!」ドヤッ

    一方通行「……そこで自画自賛しなけりゃな」

    佐天「むしろ自画絶賛ですよ! いやぁ、涙子ちゃん良いコトした!」

    一方通行「ったく、色々考えてたのがバカみてェだな」

    佐天「『バカの考え休むに似たり』ってね。ンッン~、名言ですね、これは」

    一方通行「難しく考えるより一歩一歩、できる事を積み重ねろってか」

    佐天「そうですよ、あたし達は所詮ちっぽけな無能力者なんです。でもそれで良いじゃないですか」

    一方通行「…………」

    佐天「まず自分自身が幸せじゃないと始まんない。不幸な人は誰の力にもなれませんよ」

    一方通行「しあわせ、か。だが俺にそンな資格は無ェ……」

    佐天「■が無いなら▲でいいじゃない! 大体今日の鈴科さんってダウナーすぎですよ!」

    一方通行「お、おゥ……?」

    佐天「仕方ないなぁ。そんな不幸面なあなたに1涙を進呈しましょう!」

    一方通行「……なンだそりゃ」

    佐天「不幸な事があるたびに1涙が加算されます。ちなみに10,000涙集めると、位が上がって1笑になっちゃいます」

    一方通行「他人の不幸で笑うなっ!!」

    佐天「不幸も度が過ぎると笑うしかなくなりますもんねー」


    688 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:46:15.96 ID:bkuHOLSm0 (+31,+30,+0)

    一方通行「少し見直した俺がバカだった。やっぱオマエはアホだ、アホの子だ」

    佐天「えっ///」カァァ

    一方通行「どうして赤くなる? アホのうえマゾかよ、うわァ……」

    佐天「だ、だって……バカとアホでお似合い的なニュアンスを感じたというか///」モジモジ

    一方通行「……オマエのポジティブさを一摘まみでいいから分けて欲しいぜ」

    佐天「い、いいですよ!」

    一方通行「は?」

    佐天「こうやって手を繋いで……元気をそーしんっ!!!」

    一方通行「…………」

    佐天「どうです!? 涙子ちゃんパワーをキャッチできました!?」

    一方通行「いや、特に」

    佐天「おっかしいなー、初春には送れたんだけど。ハッ、もしかして鈴科さんのネガティブオーラに打ち消されてる?」

    一方通行「どうだろォなァ……」

    佐天「くっそー、負けるもんかーー!! スパムみたく元気を送信してやんぜー!!」

    一方通行「あ、10,000涙加算された」

    佐天「ええっ、なんで!?」

    一方通行「そりゃオマエ、アホが感染したら不幸だろ」

    佐天「あたしは病原菌かッ!!」

    一方通行「ククク、かもな」ニヤッ

    佐天「あ……」

    一方通行「特別に寮まで送ってやっから、さっさと帰ンぞ」テクテク


    佐天「ま、待ってよ! ていうかツンデレた? 鈴科さんがツンデレたー!?」ガビーン

    689 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:48:37.55 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    第七学区 とある学生寮 一方通行さンち――



    オルソラ「おかえりなさいませ」ニコッ


    一方通行「ン」


    土御門「ご飯で毒殺にする? お風呂で溺死? それともベッドの上でセルフ・ふ・く・じょ・う・し?」ギロリ

    建宮「さあ、選べ」ギロリ


    一方通行「はァ?」


    土御門「はーいはい! オレ見たんだにゃー。学校帰りに、スズやんが美少女中学生といちゃいちゃチュッチュしてましたーっ!!」

    建宮「うらやま……げふん、けしからんのよな!」

    「お世話になってる手前、心苦しいのですが……犯罪はちょっと」オズオズ


    一方通行「おいこら金髪グラサン野郎、出鱈目ぬかしてンじゃねェ!」


    土御門「出鱈目ではありませーん。これがスモーキングガン(決定的証拠)ぜよ!!」pi

    建宮「ケータイ? ッ、こ、これは……!」

    「鈴科さんが嬉々として女の子の手を握っています!」

    土御門「んまあイヤらしい! スズやんの鬼畜ぅー!!」ゲラゲラ


    一方通行「小学生かオマエら……」

    オルソラ「…………」ジー

    一方通行「なンだよ?」

    オルソラ「ご飯になさいますか? お風呂になさいますか? そ、それとも……///」テレテレ

    一方通行「ああ、うン。じゃあメシで」

    オルソラ「はい! すぐに用意するのでございますよ」パァァ


    テッテレー


    一方通行さンちは今日も平和だった!!

    690 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:51:48.84 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    学園都市 グループアジト――



    美琴「…………」ムスー


    浜面「おい、お前の姉ちゃんが不機嫌MAXなんだけど」ヒソヒソ

    御坂「理由は明白でしょう、とミサカは視線で原因を指してみます」ヒソヒソ

    浜面「やっぱアレか……」チラッ



    上条「木原さん調べによると、早急に対処すべき暗部組織はこの三つで間違いなさそうだな」

    食蜂「ん~、有象無象の小組織なんて私の改竄力だけで十分よぉ。だけど第二位はちょーっと厄介ねぇ」

    上条「未現物質の垣根帝督ね。んじゃそれは上条さんが当たるって事で」

    食蜂「よろしくぅ~☆」

    上条「あとこれが外部と繋がってる連中をまとめたリスト」スッ

    食蜂「小物ばっかねぇ。大した利用価値もないしぃ……私はノータッチって事で」

    上条「てことは一括で猟犬部隊の始末リスト行きか。南無南無」

    食蜂「まったく管理がなってないわぁ。命令系統が一元化されてないから、どこの組織もやりたい放題じゃない」ヤレヤレ

    上条「正直、暗部としてまともに機能してない」

    食蜂「殺す必要のない人材が殺されてたり、生かしてちゃ不味い人間が平然と生かされてる。どういう事かしらぁ?」

    上条「金と資材の流れも不透明過ぎるぞ。これは裏全体を洗浄する必要がありますね」

    食蜂「ふふっ、なんだか楽しくなってきたゾ☆」キラッ

    上条「ククク、同感だ」ニッコリ




    浜面「こわっ!? 大将がフォースのダークサイド化待ったなし!?」ギャース

    御坂「しかも女王(笑)とすっかり意気投合した様子、とミサカはお姉様のご不満ポイントを指摘します」

    美琴「べっ、別に不満なんて感じてないわよ!!」ガァァ

    御坂「ツンデレ乙、とミサカは失笑を露わにしてみます」ニヘラ

    美琴「ツンデレじゃないっ!!!」

    691 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:53:43.12 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    浜面「落ち着けよ御坂。大将と食蜂のは、仕事上の親しさだろ?」

    美琴「そ、そうかもしれないけど」

    浜面「打ち合わせが終われば、すぐにでも構ってくるさ」

    美琴「…………ない」ボソッ

    浜面「え、何だって?」

    美琴「そんなの分かんないわよ! だって……ッ!!」

    浜面「だって?」

    美琴「だって昨日から一回も好きだとか可愛いだとか言ってくれないんだもん!!」デデン

    浜面「…………」

    御坂「ここ、笑うとこ? とミサカは困惑を隠せません」

    美琴「笑い事じゃねーっつの!! やっぱ胸かッ! 母性の塊がそんなに好きかこらーーーーッ!!!」

    浜面「…………」ジー

    美琴「どこ見てんのよ!」オレンジ!

    浜面「…………」チラッ



    食蜂「私の洗脳力にかかれば簡単よぉ」メロンエナジー!!

    上条「ここからは俺たちのステージってな」ハナミチ・オン・ステージ!



    浜面「勝てねえ……オレンジが強化型メロンに敵うはずがねえ。せめてレモンだったら……」

    御坂「残念ですが当然。お姉様らしい最後と言えます、とミサカは残念な胸部装甲に落胆を禁じ得ません。一応、Bはあるのですが」スカスカ

    美琴「誰が残念だっ!! ていうか勝手に終わらせるな!!」

    浜面「ははっ、まあガンバレ」ニヤニヤ

    美琴「ううぅ……こうなったら!」

    692 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:54:35.06 ID:bkuHOLSm0 (+30,+30,-53)





    美琴「ちょっとアンタ!!」




    上条「うん? どったのミコっちゃん」ハテ?

    食蜂「め、目が据わってるわよ?」




    美琴「耳の穴かっぽじってよく聞きなさい! 少しは私にも――」






    693 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:57:12.82 ID:bkuHOLSm0 (+33,+30,+0)

    学園都市 某所――



    神裂「これは……!」

    ステイル「大規模な儀式魔術の布石だね。見た事のない術式だが、おそらく彼女か最大主教の仕業だろう」

    神裂「解体しましょう。今なら発動を未然に防げるはずです」

    ステイル「……どうだろうね。何かトラップが仕込まれていそうなものだが」

    神裂「むっ、否定できません」

    ステイル「まあ、それでもやるしかないか」

    神裂「しかし魔術の詳細すら掴めていない。リスクが高い気もします」

    ステイル「何であれ、術者に任意のタイミングで発動されるよりはマシだ。一応、土御門と上条当麻にも立ち会ってもらえば…」



    ローラ「それには及ばなしなのだけれど」



    神裂「ッ!? あなたは」

    ステイル「ちっ、流石に見張られていたか」



    ローラ「バレてしまっては仕様が無い。独立記念日まで温存しておきたるのが最善なれど、解体さるるのも業腹」



    ステイル「ッ、魔術を強制起動するつもりか!」

    神裂「ならば、布石諸共切り崩すまで!!」キンッ!!

    ステイル「やむを得ない! ――吸血殺しの紅十字!!」ブオッ!!



    ローラ「ふふん、左様な児戯でこの私に手向かうなんて愚かね。――赤い精霊たちよ、その怒れる火炎の力をもって悪を塵に還せ『終わる世界』」スッ




    ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!




    ステイル「!?」

    神裂「ち、近寄れない! なんですかこの馬鹿げた火力は!?」

    ステイル「この業火の魔術は囮だ! 本命は大規模魔術の起動…」



    ローラ「さあ踊れ雑念。このローラ=スチュアートが指揮の下、喜劇を演じよ大根役者ども! おーほっほっほ!!」スタコラサッサー



    ステイル「あのボンクラ主教め! 魔術を起動するだけして逃げやがった!」ガビーン

    神裂「腐っても実力は最上ですか。しかし、どういった効果の魔術なのか皆目見当がつきません」

    ステイル「幸い僕らは防御できたからね。面倒だが事態の収拾を図る必要がありそうだ」

    694 : VIPにかわりま - 2014/07/20(日) 23:59:53.78 ID:bkuHOLSm0 (+35,+30,+0)

    学園都市 グループアジト――




    美琴「耳の穴かっぽじってよく聞きなさい! 少しは私にも構いなさいよ!! と処女は恥じらいを捨て抗議します」


    食蜂「み、御坂さん?」

    上条「女の子が処女とか叫んだらダメでしょ!? と童帝の分際で注意してみたり……って、なんじゃこりゃーー!?」

    美琴「しょ、しょ、しょじょって、えっ、なにこれ!?///」

    上条「どどどど童貞ちゃうわー!? と童帝は虚偽の申告をしてみたり。ぎゃあ、お口が反抗期にー!?」

    美琴「どーなってんのよ! と処女は動揺を隠せません、いやああーーーー!!!///」

    上条「はっ! まさか新手の魔術師の攻撃かっ!! と童帝は小賢しく事態を察知してみる。ぐわああーー!! 幻想殺し仕事しろ!!」

    食蜂「大惨事ねぇ、と処女は他人事だと思い苦笑いしてみたりぃ。って私もぉぉーー!?///」



    浜面「こいつぁ酷い有様だぜ。一体全体なにが起こってんだ?」

    御坂「さあ? と処女は動揺を隠しクールに返答します。…………!?」

    浜面「お前もか!」



    上条「オーケー把握した! これは未経験者に自己申告させるだけの大魔術に違いねえ!! と童帝は経験則から割り出してみたり」

    美琴「なんて残酷な魔術なの!? と処女は驚愕を露わにしてみます、って言うなああああああ!!!///」

    食蜂「……///」

    美琴「そ、そうか! 喋らなければ問題ないって、あ……と処女は己の迂闊さを呪います。もうやめてぇぇ!!!///」



    浜面「何やってんだか」ヤレヤレ

    御坂「同僚だけが普通に喋れてる件について、と処女は恨みがましく問題提起します」

    浜面「あ」ギクッ



    上条美琴食蜂「!?」



    テッテレー



    ローラ=スチュアートのしょーもない大規模魔術により、学園都市全域で大暴露大会が開催された!!

    695 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 00:01:37.40 ID:3mJlmuTY0 (+20,+30,-41)
    といったところで今回は終了
    次回、沈黙の学園都市で熾烈なる暗部抗争が勃発する模様ー
    696 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 00:42:30.32 ID:dlgYCxLSO (+16,+27,-5)
    乙 なんで帝?
    697 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 02:08:49.52 ID:jI0OMqY5O (+27,+29,-14)
    乙です!
    そして非童貞の浜面爆発しろ


    ≫696
    今までのループ全て童貞だからじゃないかと予想
    698 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 08:11:42.72 ID:XWqaHapRO (+24,+29,-7)
    次も期待しています。と童貞は>>1にエールを送ります。
    699 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 08:17:11.06 ID:4WmAaAp3O (+19,+29,-5)
    おつおつと童貞は応援します
    700 : VIPにかわりま - 2014/07/21(月) 09:19:49.77 ID:9tol/EXeo (+24,+29,-26)
    口調が妹達のようになるのも嫌がらせの一部なのでしょうかと童貞は考えてみます
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 前スレ→1352383214 + - 1373729989 + - とある魔術の禁書目録 + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について