私的良スレ書庫
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元スレ美琴「とある幸福の上条当麻、始めるわよ!」上条「マジで!?」
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上条さんをボコって焼きそばパンを巻き上げる作業が一段落したら投下しますんで
少々お待ち下さいませ
少々お待ち下さいませ
第七学区 とある大通り――
黄泉川『――銀行を襲った強盗の車両が第七学区駅前の大通りを逃走中じゃん。特務支援課、やれるか?』
浜面「今市民の避難誘導を終えたところだ。バリケードの構築には時間が…」
美琴「大丈夫よ、強盗の車を止めればいいんでしょ?」
浜面「そうだけど……み、御坂?」
美琴「危ないから浜面さんは下がって。お出ましみたいよ」バチバチッ
強盗「ひゃひゃひゃ!!! アンチスキルも大したことねえな……って、なんでガキが道路の真ん中につっ立ってやがるんだ?」
美琴「車両ナンバーは情報通り。警備員を撒ける程度はドラテクに自信あるんでしょうが――」
キーン
美琴「ここから先は進入禁止よ!!」ビリビリッ!!
強盗「あの制服……ッ! ま、まさか常盤台の超電磁うぎゃああああああああああああ!?!?」
ズドォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
美琴「ま、こんなもんかな?」
浜面「す、すげえ……。コイン一枚で暴走車両を止めちまいやがった」ポカーン
美琴「それじゃあパパっと事後処理して、黄泉川先生に報告しますか」
浜面「お、おう!(俺にも御坂の超電磁砲みたいな必殺技があれば……!)」
CASE 25 とある浜面の超必殺技伝授(はおーしょーこーけんを使わざるを得ない)
十月三日
第二学区 アンチスキルの訓練所――
浜面「てなわけで大将! 俺に必殺技を伝授してくれ!!」
上条「唐突だな、てか必殺技?」ハテ?
浜面「イギリスの一件で痛感したんだ! 今のままじゃ魔術師に対抗できねえって」
上条「そんな事ないと思うけど。俺たちはチームで戦ってるんだし、浜面は十分役割をこなせてるじゃねーか」
浜面「確かにそうだけど……俺にだって男のプライドがあるんだよ!!」
上条「なるほど、強くなってモテたいと申すか」フム
浜面「ちげーよ!? 俺はただ御坂妹にギャフンと…」
上条「なんだと! 御坂妹と交際したいなら俺を倒してからにしてもらおうかッ!!!」ゴゴゴゴゴゴ
浜面「こわっ!?」ビクッ
上条「心配すんな。すぐに怖くなくなる、つーか何も感じなくしてやる」ニッコリ
浜面「だからこえーよ!? 俺に御坂妹をどうこうするつもりは無いから落ち着いてくれ!!」ギャース
上条「は……?」
浜面「さすがに御坂妹に手を出すほど無謀じゃ…」ホッ
上条「テメェ……うちの可愛い御坂妹に、女の子として魅力がないというのか!?」ガァァ
浜面「この親バカめんどくせぇぇーーーー!!!」
数分後
上条「なんだ、御坂妹を見返してやりたいから必殺技を会得したいわけか」
浜面「やっと分かってくれた……」ゲンナリ
上条「必殺技ねぇ……で、具体的にどういう技を学びたいんだ?」
浜面「え?」
上条「必殺ってのは、単純に相手より速く動いて、相手より速く攻撃を当てればいいだけの話だろ?」
浜面「いやまあ……そうなんだろうけど」
上条「んじゃ実践してみますか。あそこに訓練用のダミー人形があるだろ?」
ダミー『』
浜面「おう」
上条「では攻撃開始」シュン!!
浜面「へ……?」
上条「ドラララララララララララララッ!!!!」
ダミー『!?!?』ドガガガガガガガガガガガッッ!!!!!!
上条「ドラァーッ!!!!」
ダミー『』パラパラパラ
浜面「ダ、ダミー人形が一瞬で粉々に……」
上条「ふぅ、簡単だろ?」
浜面「どこが簡単なんだよ!? なんだよさっきの!」
上条「普通にタコ殴りにしただけですよ。でも大抵の相手は瞬殺できる」
浜面「事もなげに言うなよ!? あんな人外パワーは普通じゃ出ねえから!!」ギャース
上条「ハハハ、数年も魔術師主催のトンデモ大戦に巻き込まれ続ければ、フツーに出来るようになるって」
浜面「マジかよ!?」ガビーン
上条「えらくマジです」ウン
浜面「か、仮にそうだとしても、俺は今すぐ強くなりたいんだよ」
上条「わがままですなぁ。強さなんてのは、一朝一夕で手に入るもんじゃないんだけどな」
浜面「それでも大将なら何か知ってるんじゃないか? フィクション的な、こう……魔力とか気とか使うヤツをさ!」
上条「う~ん、確かに使えるけど」
浜面「!」
上条「まず意識をカラダの内側に集中させる。ちょうど下腹の丹田辺りに」
浜面「下腹の辺り……」
上条「腹式呼吸をすると感覚を掴み易いぞ」
浜面「すぅー、はぁー」
上条「そうしてると何となくカラダが熱くなってこないか?」
浜面「た、たしかに」
上条「そこから更に感覚を研ぎ澄ませて、丹田に溜まりつつある名状しがたい力の塊を認識するんだ」
浜面「いや力の塊っつっても、……ダメだ、さっぱり分かんねえ」
上条「そこが一番の難所だからな。で、次は力の塊を右腕に這わせる感じで移して」ドドドドドドド
浜面「なんだ!? 大将の右手からとてつもないプレッシャーを感じる!?」
上条「一気に解放すると!!」カッ!
浜面「一体どうなるってんだ!?」
竜王の顎『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』
上条「ことほど左様に竜が出る」ドヤァ
浜面「え……ええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーー!?!?」ガビーン
上条「ふぅ、簡単だろ?」
浜面「ちょっと待てあり得ねーよ!? なに? 右手からドラゴン? とんだ万国ビックリ人間ショーだよ!?」
上条「失敬な。こんなの二万回くらい死線を越えれば、誰にだって出来るようになるっての」
浜面「アンタどんだけ修羅場潜ってんだ!?」ガビーン
上条「気にすんな。俺は気にしたら負けだと思ってる」ウン
浜面「……そういうもんかよ」ゲンナリ
上条「しかし困ったな。あとは超強力なレーザーで北半球をまるっと壊滅させる技とか、さっきのドラゴンで北半球をサクっと消滅させる技しかないぞ」
浜面「アンタ北半球に何か恨みでもあんのか!?」
上条「別に南半球もまとめてイケるけど?」
浜面「なお悪いわ!!」ガァァ
上条「やれやれ、近頃の若いモンは怒りっぽくて困るのう」
浜面「……人選間違えたかな」ガックリ
木原「そらそうよ。こういうのはクレバーで頭脳派な俺に聞くのが適任ってもんよ」ニタァ
浜面「もっとダメそうな人来ちゃったーー!?」ガビーン
上条「ふむ、ではお手並み拝見といこうかのぅ」
学園都市 第十三学区 あすなろ園――
アニェーゼ「寮監さん、掃除に洗濯ついでに買い出し完了しました」
アンジェレネ「日用雑貨だけでもスゴイ量でした……」グッタリ
ルチア「この程度で根を上げるなんて、だらしないですよシスター・アンジェレネ」
寮監「ふふっ、三人ともご苦労だったな。おやつにシュークリームを用意してあるから食べるといい」
アンジェレネ「シュークリーム!?」
ルチア「いただく前に、きちんと手洗いとうがいを……って、シスター・アンジェレネ!!」
アニェーゼ「冷蔵庫へ まっしぐらに駆けていきましたね」クスッ
ルチア「笑い事ではありません! ここには小さな子が大勢暮らしてるんですから、私たちが範を示さないといけないのに!」プンスカ
アニェーゼ「まあまあ、そう目くじらを立てなくてもいいでしょう」
ルチア「そうはいきません! 待ちなさい、シスター・アンジェレネ!」タッタッタ
寮監「今時珍しい生真面目な子だな」
アニェーゼ「確かにその通りなんですが、少しばかし融通が利かないってのが玉に瑕でして」
寮監「そんな事はない。彼女の厳しさは、ここの子供たちを見る上で欠かせない貴重な素養だろう」
アニェーゼ「置き去り(チャイルドエラー)でしたっけ……」
寮監「学園都市が抱える大きな闇だ。親が子を捨てるなど、あってはならんと言うのにな」
アニェーゼ「それが許されちまうのが世の中ってもんです。反吐が出ますがね」
寮監「君は……」
アニェーゼ「ここの子供らは恵まれてますよ。私の知る地獄って奴は、もっと惨めで孤独で救いようのないところでしたから」
寮監「…………」
アニェーゼ「日々の食糧や衣服、凍死しない寝床……そんなもんすら当たり前じゃなかった。度を越した貧困は人を荒ませるんです」
寮監「…………」
アニェーゼ「だから大丈夫ですよ。ここは地獄からは程遠い、寮監さんら大人が心を砕いてるうちは、ね」
寮監「そうか、だが君も勘違いしているようだ」
アニェーゼ「え?」
寮監「私からすれば、君たちも保護すべき子供という事さ」ギュッ
アニェーゼ「んなっ!?///」カァァ
寮監「ボランティアとして君らのことを上条君に紹介されたのだが、ふふっ、そういう事か」ナデナデ
アニェーゼ「ななな、なんで頭を撫でてんですか!?///」
寮監「遠慮はいらん。子供は子供らしく大人に甘えていいんだ」ナデナデ
アニェーゼ「私はもう大人なんですが!?///」
寮監「そう言ってるうちは子供だよ」ナデナデ
アニェーゼ「むぎゃああーーー!!! シスター・ルチア! シスター・アンジェレネ! 二人とも何とか言ってやってください!!///」
アンジェレネ「はむはむはむっ!!!」ムシャムシャ
ルチア「あっ、おいしい」パクパク
アンジェレネ「黒蜜堂のエクレアも最高でしたけど、このシュークリームも美味しいです!!」ムシャムシャ
アニェーゼ「……ダメだ、どう見ても一心不乱におやつを貪るクソガキです」ゲンナリ
寮監「おや? 君の分まで食べられてるようだが」
アニェーゼ「!?ッ、こらーーっ!!! 人様の分まで食い散らかすなんて、どういう了見してやがりますかーっ!!!」ガァァ
寮監「……(こうしてると年相応だな。やはり子供は子供らしくあるべきだ)」
第二十三学区 エンデュミオン――
禁書「フッフッフ、もう少しで完成するんだよ。とうまを救済するための大魔術が!!」デデン
ステイル「ああ……また胃痛の種が増えてしまうのか」ゲンナリ
ローラ「まだそうと決まったわけでは無きにしもあらずよ、ステイル」
ステイル「いいえ、僕にはわかるんですよ。彼女は碌でもない事件を引き起こそうとしているんだ……!」
ローラ「六でダメなら七にすれば善きじゃなくて?」
ステイル「ダメだ……緑の二人組は別件で留守。頼みの綱の腐れ元上司は脳まで腐っているときてる。僕がしっかりしないと……」
ローラ「人間諦めが肝心と言いけるでしょう? もう幻想殺しの少年に丸投げしたりなのよ」シレッ
ステイル「……心の折れた大人の理屈ですね」
ローラ「背かなければ栄達が約束されてるのだもの。考えようによってはチャンスではなかろうかしら?」
ステイル「知りませんよ……」
禁書「とうまには致命的なコンプレックスがあるからね。押してダメなら引いてみろ。要は、とうまを学園都市に居られないようにすれば万事解決かも」ニコニコ
ステイル「ハァ……その原因がキミだと知れたら元も子もないじゃないか」
ローラ「バレなければ問題なしよ」
禁書「そうなんだよ。どんな汚い手を使おうが、最終的にバレなければよかろうなんだよォォォォッ!!!」バァァァァン!!!
ステイル「さ、最低だ……!?」
第二学区 アンチスキルの訓練所――
木原「そんじゃ時間が勿体ねぇ事だし、手短に済ませるぜ」
浜面「おう!」
木原「今から教える技は、相手の防御を完全に無視して一撃の下に葬り去るって荒業だ」
浜面「す、すげぇ……! 一体どんな技なんだ」
木原「テメエのような馬鹿にも理解出来るほど理屈は至ってシンプルだ」
浜面「あ、ああ」ゴクリ
木原「よーく見てろよ。――――フンッ!!!」シッ!!!
ダミー『フカイナキバミ!?!?』ドガッ!! パラパラ……
浜面「ええーーっ!? ただ殴っただけなのに、ダミー人形が粉々になりやがった!?」
上条「ただのパンチじゃねえ。初撃がヒットした瞬間、間髪いれずに二撃目を打ちこんでた」
木原「見切ってやがったか」ニヤリ
浜面「どういう事だよ? 二撃目があったとしても、あんな風に粉々にはならねーだろ……」
木原「ちったぁ頭を使え。いいか、物体には抵抗力ってのがあってな、そのせいで普通に殴っても衝撃を分散緩和されちまうんだ」
浜面「そのくらい知ってるぜ」
木原「なら話は簡単だ。一撃目で対象の抵抗力を殺し、瞬時に二撃目を打ちこむことで完全に破壊する……簡単だろ?」
上条「楽勝ですな」ウン
浜面「なわけねーよ!? なんだよそのトンデモ理論!?」
木原「はあ? カラダから電撃だの火炎だのひり出しちまう方がトンデモだろうが。それに比べれば十分科学的だ」
浜面「なにその暴論」
木原「はぁー、ったく、アホのくせしやがって細かいコト気にしてんじゃねぇよ」ヤレヤレ
浜面「俺が悪いのかよ!?」ガビーン
上条「悪くないよ。けどさ、常識的な手段に頼ってるうちは非常識な連中に対抗できないんだよ」
浜面「そ、それは……」
上条「それに強すぎる力ってのは、時にソイツ自身を孤独にする。あまり拘るモンでもないと思うぞ」
浜面「孤独?」
上条「何でもかんでも一人で背負おうとする悪癖持ちを、二人ばかり知ってるんだ。……うち一人は上条さんの理解を超えてますが」ガクブル
木原「ま、心配いらねぇよ。そこのチンピラには異能の才能がまるでねえ。所詮は凡才凡骨の域を出る事はない」
浜面「凡才はともかく誰が凡骨だ!!」ガァァ
上条「ハハ、平凡なのが一番しあわせだと思うけどなぁ」
黄泉川「おっ、浜面じゃん。少し訓練に付き合わないか?」
浜面「へいへい……悪いな大将。ちょっと逝ってくるわ」
上条「おう」
木原「やだねぇ、スカしたツラして巨乳美人と個人レッスンかよ」ヒソヒソ
上条「胸の大きさに拘るとは、まだまだ青いのう」ヒソヒソ
浜面「うるせーよ!?」
黄泉川「お喋りはそこまでじゃん。ケガしたくなければ、訓練に集中しろ!!」
浜面「チッ、何時までも余裕かませると思うなよ。今日こそ一本取ってやる……!!」
上条「ほっほ、熱血ですなぁ」
木原「けっ、意気込みだけで強くなれたら世話ねえっての。……けどまぁ俺の研究のモルモットには最適か?」ニタァァ
テッテレー
木原数多生存ルートの特典により、浜面仕上パワーアップフラグが成立した!!
テロロン……
木原幻生死亡ルートの弊害により、御坂美琴超絶パワーアップフラグが成立しなかった……
イタリア 某所――
フィアンマ「うっ……ここは……俺様は一体……」
??「気がついたようだな」
フィアンマ「お前は……ぐっ……!?」
??「無理をしないほうがいい。君は生きているのが不思議なくらい重傷だったんだ。特に右腕は切断され酷い有様だった」
フィアンマ「……俺様の右腕が無い、だと? ……そうだ、俺様はテッラと戦い……成す術なく……」ワナワナ
??「右方のフィアンマほどの魔術師が一方的に敗北を喫するとは、やはりイギリス清教の白き魔神の実力は本物か」
フィアンマ「……何者だ?」
??「名乗るほどのものじゃないさ。口の悪い聖人曰く、魔神になり損ねた間抜けな魔術師らしい」
シルビア「ほう、誰の口が悪いだって?」
??「えっ、居たのかい!?」ギョッ!?
シルビア「居るに決まってるだろうこの没落貴族。テメエが犬猫感覚で拾ってきやがった死に損いの手当ては誰がしたんだ?」
??「い、いやぁ……ちょっと買い出しに行ってる間に手当てが済んでたから、てっきり小人さんの仕業かなぁ、と」
シルビア「…………」キリキリキリ
??「ね、ねぇ。キリキリと不吉な音を立てながら何を巻いているのかな?」オロオロ
シルビア「イギリス清教の聖人御用達の鋼糸さ。ちょいとボンクラを亀甲縛りにして吊るそうと思ってな」
??「ひぃひ!? それって俺のことじゃないですよね!?」ビクッ
シルビア「他に誰が居るっていうんだこのボンクラがァァァあああああああああああああああああ!!!」ヒュン!!
クルクルクル!!
??「ぎぃぃやああああああああああああ!!?? いともたやすく行われるえげつない行為ィィィーーーー!?」ギッシギッシ!!
フィアンマ「なんだコイツら」ポカーン
といったところで今回は終了
結局ボロボロな上条さんから数えるのも馬鹿らしいほど焼きそばパンを強奪してやりましたよ!
なおミコっちゃんもゲーセンコインを巻きあげられた模様
結局ボロボロな上条さんから数えるのも馬鹿らしいほど焼きそばパンを強奪してやりましたよ!
なおミコっちゃんもゲーセンコインを巻きあげられた模様
ミコっちゃんの超絶パワーアップはなくて良かった。あったら、上条さんが怒りのあまり学園都市吹っ飛ばすだろう。
この様子だとオッさん&フィアンマも味方ルートいけるかな?
それにオティヌスをプラスしても充分か分からないあたりが恐ろしいが……。
それにオティヌスをプラスしても充分か分からないあたりが恐ろしいが……。
みこっちゃん超絶パワーアップってあのめちゃ怖いやつだろ
むしろ折れて良かったフラグじゃないかww
むしろ折れて良かったフラグじゃないかww
奇妙奇天烈摩訶不思議
奇想天外四捨五入
出前迅速落書無用
だっけ
奇想天外四捨五入
出前迅速落書無用
だっけ
何の話してんだお前らwwwwwwwwwwwwwwww
SSと関係ないやろ!
SSと関係ないやろ!
もしかしたらジーサン生きてた方が有利だったのか?
まあ木原くンが死んでげんなまを生存させるってのも何かあれだけど
まあ木原くンが死んでげんなまを生存させるってのも何かあれだけど
◆◆◆◆
学園都市 第一学区 行政府――
秘書「理事長、上条神父からの連絡通り複数の侵入者を確認しました」
美琴「法皇級の魔術師で構成された暗殺部隊ね。迎撃は?」
秘書「マグヌス隊長が対魔術師部隊を展開中ですが……」
美琴「何人か抜けて来る可能性が高いか。最悪の場合、私が直接相手するしかないわね」
秘書「おやめ下さい! 理事長にもしもの事があれば学園都市はどうなるのです!」
美琴「心配いらないわ」
秘書「ですがっ! 学園都市の独立が認められているのは、貴女と上条神父の緊密な繋がりがあるからです。それを失えば……!」
美琴「あはは、当麻も私も偉くなったもんよね」クスクス
秘書「笑い事ですか!? 十字教の白い悪魔は理事長に明確な殺意を向けているのですよ!」
美琴「難儀なことね、まったく」
秘書「ともかく安全な場所へ避難を!」
美琴「だから心配いらないって言ってるでしょ。私には最強無敵のヒーローがついてるんだから」
バンッ!!
魔術師「聖女インデックス様のために、ミサカミコトに死を!!」
秘書「もうここまで!? ッ、お逃げください理事長っ!!!」
魔術師「逃がしはしない。我らが聖女様の安寧の為、その女には死んでもら…」
バキッ!!!
魔術師「たわばっ!?!?」バターン
秘書「え……?」
美琴「遅刻よち・こ・く。レディを待たせるなんて、らしくないわよジェントルマン?」ニコッ
上条「ハハ、カーテンコールには間に合ったろ?」
上条「それに上条さんにも都合がありまして…」
美琴「言い訳しないの!」ツンツン
上条「おぐはぁっ!? みみみ、御坂さん!? 後生ですから脇腹をつつくのやめてマジで痛いからぁぁああああああ!?」ギャース
美琴「カッコつけてやせ我慢するからよ。……また無茶したんでしょ」
上条「さ、流石にインデックスを振り切って学園都市に来るのは命懸けでしたよ……ハハハ……」ズキズキ
美琴「…………」
上条「そんな顔すんな。俺は必要悪の教会を預かる者として、当然の義務を果たしてるだけだ」
美琴「うん……」
上条「科学と魔術がまた戦争状態になるのだけは阻止しなくちゃいけない。だから御坂が気に病む必要はないんだよ」
美琴「分かってる。でも……理由はそれだけ?」
上条「おまっ、せっかく大人らしく建前で済ませようとしてるのに!?」
美琴「あはは、冗談よじょーだん♪」クスクス
上条「ハァ……ったく、からかうなよなぁ。御坂にせつない顔で責められると、上条さんはドキドキしますことよ」
美琴「いやー、私もまだまだ捨てたもんじゃないって事か」ケラケラ
上条「そうだよ、御坂は魅力的な女性――むっ、この邪気は!?」キュピーン
ジャラジャラ!!
上条「うおっ!? こ、虚空から妙ちきりんな鎖が……って、痛たたたたた縛られてるぅぅーーー!?!?」グルグル
美琴「当麻っ!!」
上条「クソっ、こんなの右手で……あ、あれー? 何気に幻想殺しの処理限界を超えてますよこの鎖!?」
禁書『高い神性を持つとうまに、その鎖は千切れないよ』
上条「そそそ、その声はインデックスさん!?」
美琴「ッ!!」ギリッ
禁書『天の鎖よ! 私の大切なとうまをイギリスまで連れ帰るんだよ!!』
ジャラジャラジャラ!!
上条「ひぎゃあああああ!!! イギリスから上条さんを一本釣りなんてあぎゃぎゃぎゃぎゃこれは濃密な死の予感がしますぞーーー!?」ピューーン!!
美琴「と、当麻ぁぁーーーー!?」ガビーン
◆◆◆◆
学園都市 グループのアジト――
上条「――やめてぇ……ノーバウンドで強制帰国だなんて普通死んじゃいますからぁ……ぐぅ……」ウーンウーン
美琴「もう、ソファーで寝ないでよね。寝るなら自分の部屋で寝ろっつーの」ファサ
上条「お許しください……俺はただ御坂を守りたかっただけなんですぅ……ぐぅ……」ウーンウーン
美琴「……ど、どんな夢見てるのよこのバカ///」カァァ
上条「だからどうか焼き土下座だけは……焼き土下座だけは……ぐぅ……」ウーンウーン
美琴「……///」モジモジ
浜面「居眠りしてる大将に毛布をかけに行っただけなのに、お前の姉ちゃんは何であんなに嬉しそうなんだ?」ヒソヒソ
御坂妹「大方嬉しい寝言でも飛び出したのしょう、とミサカは分析します」ヒソヒソ
食蜂「あり得ないしつまんなぁーい」ブーブー
打ち止め「ねぇねぇお腹空いた! ってミサカはミサカは晩御飯を要求してみたり!」ブーブー
美琴「ご、ごめんごめん! すぐに夕飯の支度するから!///」アセアセ
打ち止め「わぁーい♪ お姉様のごはんだー! ってミサカはミサカは小躍りして喜びを露わにしてみる」キャッホーウ
食蜂「御坂さぁーん、食後のスイーツもよろしくぅ☆」
浜面「俺はご飯とおかずを大盛りで」
御坂妹「カロリー控えめのヘルシーメニューでお願いします、とミサカは注文をつけてみます」
美琴「アンタら少しは手伝いなさいよ!?」ガビーン
CASE 26 とある物語の分水嶺
十月五日
学園都市 第二十三学区 エンデュミオン――
禁書「鏡よ鏡よ鏡さん。この世でとうまに一番ふさわしい女性はだぁーれ?」
鏡「御坂美琴です」
ガシャーン!!
禁書「次」
アウ「ハッ」スッ
禁書「鏡よ鏡よ鏡さん。この世でとうまに一番ふさわしい女性はだぁーれ?」
鏡Ⅱ「御坂美琴です」
ガシャーン!!
禁書「次」
アウ「只今」スッ
禁書「鏡よ鏡よ鏡Ⅲ。この世でとうまに一番ふさわしい女性はだぁーれ?」
鏡Ⅲ「御坂み…」
禁書「みさかぁ?」ギロッ!!
鏡Ⅲ「ご、ごほんっ!! イ、インデックス様です!」
禁書「そうでしょうそうでしょう♪ うん、私以外なんてあり得ないんだよ♪」ニコニコ
鏡Ⅲ「…………」ホッ
ステイル「あーあ、床が鏡の破片で滅茶苦茶じゃないか」ヤレヤレ
テッラ「実に可愛らしい乙女心ではないですか」
ローラ「ちりとりは何処にありけるかしらー?」ハテ?
禁書「今日はとても気分がいいから、とうまにも幸せをお裾わけしてくるんだよ」ニコニコ
ローラ「ふむん、暇を持て余すのも勿体なきだから、学園都市の学生を使うてひとつ実験をしようかしら?」
アウ「当然、聖女インデックスの忠実なる僕たる私はフランスの切り取りに参ろうか」
テッラ「ではこちらはドイツを攻略しておきますかねー」
ステイル「……暇つぶし感覚で世界征服が着実に進んでいくなんて」ズーン
テッテレー
『熱狂的再征服(レコンキスタ)』発動中につき、インデックス率いる神聖インデックス帝国によるヨーロッパ侵略が着実に進行した!!
◇ ◇ ◇ ◇
学園都市 グループアジト――
美琴「へぇー」ヨミヨミ
上条「何してるんですかミコっちゃん?」
美琴「ん、ちょろっと情報収集をね。あとミコっちゃん言うな」
上条「目ぼしいのはあった?」
美琴「グループ的に有用な情報は見当たんない。あ、ただ……」
上条「ただ?」
美琴「イギリスのクーデター政権が、神聖インデックス帝国を僭称してるって」
上条「ぶふぉっ!?!?」
美琴「ちょ、どうしたの!?」
上条「あ、あのバカタレは……!」
上条「なんつー頭の悪い国名つけてんだ……」
美琴「ま、まあ子供の考えることだし」
上条「見た目はな……本当に見た目だけは神聖っぽいんだよな」ゲンナリ
禁書「ふっふーん、もっと褒めていいんだよ」シュン!
美琴「わわっ!?」
上条「性懲りも無く現れやがって……。てか褒めてねーから」
禁書「もう! とうまの照れ屋さん♪」
上条「一ミリも照れてねぇ。目が腐ってんじゃないの? つーか老眼? 一遍眼科行って来い眼科」シッシ
禁書「素直じゃないんだから。好きな子にイジワルするなんて、とうまってばカワイイね♪」
上条「上条さんがイジワルしたいのはミコっちゃんです。断じてお前じゃねえ」
美琴「なにする気だアンタ!///」
上条「グへへ、嫌がる御坂を無理やりデートに連れ回したり。抵抗する御坂の頭をこれでもかと撫でまくってやる所存」キリッ
美琴「や、やめなさいよ! 絶対にやめなさいよ!!///」テレテレ
上条「最近上条さんは気付きました。御坂は押しに弱い! さあ行こう、冷静と情熱の間にッ!!」グイグイ
美琴「アホかーーっ!!///」ギャース
禁書「…………」プルプル
上条「よいではないか、よいではないかー♪」
美琴「し、仕事はどーすんのよ! 真面目に働かないと借金が減らないでしょ!?///」アウアウ
上条「うんうん、そういう真面目なトコも凄くイイ! 御坂さんマジ良妻賢母っ!!」
美琴「な、ななな、何言ってるのよバカっ!?///」
禁書「……ふっ、ふ、フフフ、ここっ、ここここんな程度じゃ、わわ、わたしのへへへ、へいじょーしんは揺らがないかももも」ガクガク
上条「平常心? 平邪心の間違いでは?」
禁書「いい加減怒るよ!? ……こほん、まあツンデレさんなとうまの本心なんて、この鏡にかかれば丸裸なんだよ」
鏡Ⅳ『』テッテレー
上条「そ、その鏡は……!」
美琴「え、何か特別な鏡なの?」ハテ?
上条「あれは真実の鏡といって、使用者の質問に正しい答えを教えてくれる霊装なんだ」
禁書「一国の王妃を狂わせた危険なアイテムでもあるけどね」ニッコリ
鏡Ⅳ『』キラン
禁書「フフフ、この鏡でもってとうまの本心を暴き、短髪に現実の厳しさを教えてあげるんだよ!」
美琴「へ……?」
上条「……(上条さんは御坂が好き! 上条さんは御坂が好き!! 上条さんは御坂が好き!!!)」
禁書「鏡よ鏡よ鏡さん。この世で一番とうまに相応しい女性はだぁーれ?」
鏡Ⅳ『御坂美琴です』シレッ
禁書「…………」
美琴「なっ……!?///」カァァ
上条「上条さんは御坂が好きィィィィィィィッ!!!!!!!!」
美琴「~~~~~~~~ッ!!!///」
禁書「か……鏡よ鏡よ鏡さん。この世で一番とうまが愛している女性はだぁーれ?」ギギギ
鏡Ⅳ「御坂美琴です」シレッ
上条「やったな御坂!」ヒャッホー!
美琴「う、うん…………じゃねーっつの!?///」アワワワ
上条「インデックスもたまには良いコトする……ってオイ!?」
ガシャーン!!
禁書「ムキーーっ!!! せっかく良い気分だったのが台無しなんだよ!!」プンスカ
上条「なんで人ンちで鏡を割るんですかーっ!?」ギャース
美琴「そ、掃除機をかけなくっちゃ!」アセアセ
禁書「短髪っ!!」
美琴「えっ、わ、わたし?」
禁書「少しばかりとうまの心を掴んでるからって、いい気にならないでよね!」ズズイ
美琴「えと、その、別にいい気になんてなってないけど……」
禁書「余裕? このインデックスに対して勝者の余裕を見せつけているつもり!?」
美琴「そ、そんなんじゃ…」
禁書「四半世紀すら生きていない小娘が、このインデックスに勝った気でいるなんて……!! もう許さないっ!!」ゴゴゴゴ
上条「もうも何も端から許すつもりないだろオマエ」
禁書「70万2170年前からとうまは私の婿なんだよ。これは決定事項なんだよ」
美琴「へ、へぇ……」イラッ
禁書「だというのに毎度毎度ダニのように湧き出て邪魔をするなんて、一体何様のつもりなのかな!」プンスカ
美琴「……邪魔してるのはどっちかしら?」ムカムカ
禁書「なに? 言いたい事があるならハッキリ言えば?」
美琴「じゃあハッキリ言わせてもらうけど、アンタの身勝手な振る舞いにアイツはうんざりしてる。そんな事も気付かないの?」
禁書「んなっ!? うんざりなんてしてないもんっ!!」ガァァ
上条「してますよ?」
美琴「ほら、本人が認めてるじゃない」
禁書「あなたが言わせてるんでしょ!! そうだよね、とうま!!」クンッ!!
上条「んなわけねー……おぎゃっ!?」メリッ!!
禁書「やっぱり……。首を縦にふったのが動かぬ証拠なんだよ」ウン
美琴「アンタが無理やりふらせたんでしょーが!! あり得ない角度から床に頭をめり込ませてたわよ!!」
禁書「何を言ってるのか分からないかも」シレッ
美琴「ちょっと大丈夫!?」
上条「ぷはっ……ハァハァ……し、死ぬかと思った」ボコッ
美琴「よかった、ケガはないみたい」ホッ
禁書「この程度でケガしてたら私の夫は務まらないんだよ」
美琴「アンタねえ……!」
上条「まあまあ怒らない怒らない。せっかくのカワイイお顔が台無しですよ」
美琴「だって!!」ギリッ
上条「誰であれ尋ねて来たならおもてなしせねば紳士の名折れ。コーヒーでいいか?」
禁書「紅茶がいいかも」
上条「はいはい、少々お待ちを」
◇ ◇ ◇ ◇
上条「お紅茶でございます」コトッ
禁書「ふふっ、とうまの淹れたお茶を飲むのも久しぶりだね」
美琴「あ、美味しい」コクコク
禁書「当然だよ。わ た し の と う ま が 淹 れ た ん だ も の」ゴックンゴックン
上条「…………」ニヤリ
美琴「あーあ、もっとゆっくり楽しみなさいよー」
禁書「余計なお世話なんだよ。とうま、おかわり……あ、あれ……?」パタリ
美琴「へ……ちょっ、どうしたの!?」
上条「クックック、薬が効いたようだな」
美琴「クスリ!?」ガビーン
禁書「むにゃむにゃ……まだまだ食べれるんだよ……」スヤスヤ
上条「象も一瞬でコロリってシロモノだ。それを通常の100倍の濃度で盛ってやった」
美琴「なにしてんのよ!? てかどっから用意した!?」
上条「これでも一応暗部組織のリーダーですからね。そういった秘密道具は木原さんから貰ってる」
美琴「あんの刺青中年……ッ!」
上条「それにしても敵地で出されたものを食うなんて、コイツも耄碌したもんだな」ニタァ
美琴「ま、まさか酷いコトするつもりじゃ……」
上条「敵の心配をするなんて、御坂は優しいなぁ」ナデナデ
美琴「誤魔化さないでっ!! ……木原さんに引き渡すの?」
上条「まさか。こんな危険物はさっさと捨てるに限ります」
ガシッ
禁書「うにゅ……?」プラーン
カラカラ
美琴「え、なんでベランダの窓を開けて……ってまさか!?」
上条「おらぁぁーーー!!! インデックスミサイル発射ああああああああああああああああ!!!!」ブンッ!!!
禁書「」ドビューーーーーン!!!
美琴「ぎゃあああ!? 白いのがスゴイ勢いで飛んでったーーー!?」ガビーン
上条「せめてもの情けだ。川を下って海へ還るがよい」
美琴「ここから川めがけて投げ飛ばしたというの!?」
テッテレー
インデックスさんは睡眠薬がぶ飲みのうえ、最寄りの川へ放流されました。
とある鏡の尊い犠牲により、上条当麻は1ミコポイントを取得した!! ※現在の取得ミコポイント=5
第七学区 河川敷――
土御門「にゃー、中々釣れないにゃー」
青ピ「……どうして僕ら、雁首そろえて河原で釣りしとるん?」
土御門「そりゃスズやんちの台所事情が火の車だからぜよ。オルソラの主婦力をもってしても出血大赤字だぜい!」
青ピ「スズやんハーレムの維持費かぁー。……ハーレムとかッ!!!」ガァァ
一方通行「もれなくむさい野郎共も付属するけどなァ。なンなら代わってやろうか?」
土御門青ピ「「お断りします」」キリッ
一方通行「チッ…………うおっ!?」グイグイ
バシャバシャ!!!
土御門「スズや~ん! デカイのがヒットしてるぜよ!」
青ピ「グイグイ来とるで!? これは大物の予感……!」
一方通行「スフィンクスちゃンの為ならえンやこらァってな!! フィィィィィィィィィィッシュ!!!」グオッ!!
ザパーーーン!!!
禁書「痛い痛い痛ぁーい!? 口の中に釣り針がががががッ!?!?」ピチピチピチ
一方通行「………………はァ?」ポカーン
土御門「ま、魔道図書館だと!?」ガビーン
青ピ「うっひょおおーー!! かわいい女の子を一本釣りやなんてスズやんサイコー!!!」ヒャッフー
数分後
禁書「ふぅ、酷い目にあったんだよ」
一方通行「お、おい! とンでもねェもン釣り上げちまったぞ……」ヒソヒソ
土御門「ヤツの恐ろしさが分かるのなら話が早い。下手に刺激しないようにやり過ごして……」ヒソヒソ
青ピ「つっちースズやん、銀髪シスターさんやで!!」ハァハァ
土御門「…………」
青ピ「しかもロリ! あざといわぁ~、でもそこがイイ!!」ハァハァ
禁書「うん? あなたたちは……よく見ると とうまのお友達じゃないのかな?」
土御門「人違い…」
青ピ「はいはーい! 僕らカミやんの友達やっとりまーす!」
一方通行「バカ野郎っ!! オマエは少し黙ってやがれ!!」シュッ
ペキッ!!
青ピ「?」
一方通行「~~~~~~~~ッッ!!!」ゴロゴロ
土御門「殴ったほうがダメージ受けてるぜよ」ヤレヤレ
禁書「少しは身体を鍛えたほうがいいんだよ。ところで まいかは元気かな?」
土御門「はい? 舞夏さん? オレの知り合いにそんな名前はいないにゃー」
禁書「ふぅーん、じゃあ私がメイドとして雇っても問題ないね」ニッコリ
土御門「き、貴様……ッ」
禁書「生活の向上は急務なんだよ。その点、まいかのご飯は美味しいからナイスアイデアかも」
土御門「……(どうする、油断している今なら……)」
禁書「止めておいた方がいいよ、陰陽師」ニッコリ
土御門「!」
禁書「枷のない貴方ならともかく、銃(ガラクタ)に頼らざるを得ない半端者が出る幕じゃないよ」クスクス
土御門「…………」
青ピ「あ、あの野郎……ッ!!」ギリッ
一方通行「堪えろ。オマエがキレるのも尤もだが、相手が悪すぎる」
青ピ「絶対に許さんぞ土御門元春ッ!! 銀髪ロリシスターを独占やと!? 僕らデルタフォースの絆も今日この日までや!!」プンスカ
一方通行「……時々、オマエを見てると自分が酷く矮小に思えて仕方ねェ」
美琴「まったく、何考えてんのよアンタは!」テクテク
上条「そうは申されましてもですね、あんな危険物は一刻も早く投げ捨てる必要が…」テクテク
美琴「その危険物がよそ様に迷惑かけてたらどうするの! ってほら早速一般学生を恫喝してるじゃない!?」ガビーン
上条「ん?」
土御門「か、カミやん!」
禁書「あ、とうまだ! うう~~、私を捨てるなんて許されないんだよ!!」ガァァ
青ピ「カミやんまで!? しかも銀髪ロリ美少女を捨てたやと!?」ガビーン
一方通行「いや、多分オマエが考えてるのとはニュアンスが違う」
青ピ「あんまりや! 友達が二人も裏切っとったなんてあんまりやないか!!」
一方通行「めンどくせェ」
青ピ「こうなったらナンパや! スズやん、僕らもカワイイ女の子をゲットするしかあらへん!!」グイグイ
一方通行「ナンパ……まァそれもいいかもな」ズルズル
上条「オイこらボンクラシスター、土御門から離れろ」
禁書「と、とうまが私に暴言を!? 短髪の毒の回りがこんなに早いなんて……!」ガビーン
上条「学園都市では好きにさせないって言ったよな」
禁書「これは由々しき事態かも。とうまを毒婦から助けなくっちゃ!」
上条「もう一度だけ忠告するぞ。これ以上学園都市を荒らすっていうのなら、俺のこの手でお前をぶちのめす!」キリッ
禁書「とうま! 私と一緒に来るんだよ!!」キリッ
美琴「ま、まるで会話が噛み合ってない。ていうか誰が毒婦よ!?」
土御門「超電磁砲! 避難するぞ、ここは危険だ!」
美琴「金髪グラサンアロハ……? ッ、スキルアウト!?」
土御門「にゃー!? オレは品行方正な学生ぜよ!!」ガァァ
美琴「うそつけー! そんなカッコーした学生がいるかー!!」ガァァ
土御門「人を見た目で判断するなって、ママに習わなかったのかにゃー!?」
美琴「一昔前のヤンキーみたいな見た目して、内面を知る以前の問題でしょーが!」
トゥルルル トゥルルル
禁書「む、とうまのケータイ?」
上条「はいはい、こちら上条」pi
木原『お勤めご苦労! 喜べ、久々の侵入者(イントルーダー)だ』
上条「場所は?」
木原『第十一学区の大型資材搬入路。現在アニェーゼ部隊と数人の妹達が交戦中だ』
上条「ッ、急行する!」pi
上条「御坂、侵入者だ。すぐに第十一学区に向かうぞ!」
美琴「りょーかいっ!!」
土御門「居合わせたのも何かの縁だ。オレも協力するぜい!」
上条「サンキュー! んじゃ魔術師退治に行きますか!」
禁書「とうま」
上条「……えっ、どうしたんだ珍しく真面目な顔して?」
美琴「……(真面目な顔?)」ハテ?
土御門「……(さっきまでとの違いが分からないんだが、カミやんにはその機微が読み取れるのか)」フム
禁書「侵入者と戦うなら気をつけて。相手はTDN魔術師じゃない……不完全だけど魔神の領域に片足を突っ込んでる」
上条「関係ねーよ。瞬殺出来なくても、しつこく殴ってれば そのうち動かなくなるだろ」タッタッタ
美琴「あ、待ちなさいよ!」タッタッタ
土御門「魔神級の魔術師か……。オレも覚悟を決める必要がありそうだ」タッタッタ
禁書「フフフ、もう存在しない宿敵を追い求める哀れなガラクタ、その名の由来通り精々無様に踊ってみせてよ。――オッレルス」ニッコリ
テッテレー
鳴護アリサ防衛戦で共闘していなかったため、今回のインデックスさん共闘選択肢は未発生になった!!
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