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    元スレ京太郎「リーチ!!」

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    451 = 260 :

    >>450
    マジっすか!?
    すいません、見直して来ます!!

    452 :


    最近ここに来るのが寝る前の日課になってるわ

    453 :

    乙乙

    454 :

    すいません、見てみたんですが今一分からないのでこのまま進行します。
    心当たりある方はこことここの間じゃない? とか指摘貰えると嬉しいです

    今日再開するか分からないですが、再開するなら3時くらいに投下します

    455 :

    食後

    京太郎「満腹満腹」

    コンコン

    京太郎「はい?」

    透華「失礼します」

    京太郎「あれ、透華さん。どうかしましたか?」

    透華「大した事ではありませんわ。京太郎さんの事が気になって、顔を見に来ただけですの」

    京太郎「そうなんですか。……はい?」

    透華「最初に会った時、少しだけ引っ掛かりを覚えましたの。何の事だか分からなかったのですけど」

    透華「今回、貴方と麻雀をやり……そして、知る筈も無い私の過去…と言うのかしら? 少しだけ記憶が頭に流れて来て……」

    456 = 260 :

    京太郎「え!? ちょっちょっ!!(どういう事だ…?)」

    スーガ『あー、どこかで見た事あると思ったら。それに龍門渕か、成る程な』

    透華「それは、私が須賀さんと同じ顔をした人に、捨てられた記憶でしたの」

    京太郎「(ってスーガ!! お前まだいたのか!! というか何か知ってるのか!?)」

    スーガ『力が弱くなっただけだからな、俺は。別に消えはしないよ』

    スーガ『そして回答だが……俺が生きていた頃に、こいつと同じ顔をした女と一夜のみの恋人を演じて逃げた』

    透華「私、凄く悲しくて……そして私の事では無い筈なのに、京太郎さんが凄く恋しくてなってしまいました」

    京太郎「(は、はぁ!? 何してんだよお前!?)」

    スーガ『仕方ねぇだろ、ちょっとした遊びのつもりだったのにそのせいでそこの土地の奴らと揉めに揉めて面倒くさくなったんだよ』

    京太郎「(最低だ……)」

    透華「……いきなり訳の分からない事を聞かされて、混乱していますわよね。でも、これだけは…」

    透華「私、龍門渕透華は、京太郎さんに興味を抱いてしまいました。これは、愛情というものだと思います」

    457 = 260 :

    京太郎「お、落ち着いてください!! 俺が透華さんにそんな酷い事をする訳無いじゃないですか!!(どうなってやがる!?)」

    スーガ『うーん……俺の事を好き過ぎて、転生して忘れたってのにお前を見てついでに俺と間接的に触れて、数千年の恋心が再燃したのかな』

    京太郎「(なに冷静に推測してんだよおい!! やっぱりお前のせいか!!)」

    透華「分かっています!! 夢か幻覚か、私の頭がおかしくなってしまったのかも知れませんが……この想いは本物なんです!!」

    透華「……今すぐ受け入れて、とは言いません。……私…ずっと、ずぅっと……貴方の事をお待ちしていました、これからも…」

    透華「……ッ!! あ、あら? 私、何を……し、失礼します!!」バタン

    京太郎「………………………おい…どうすんだよ…」

    スーガ『とりあえず相手してしまえば良いじゃねぇか。器は違えど魂は同じ女、そんな女の処女を二回も奪えるなんて貴重な体験だぜ?』

    458 = 260 :

    京太郎「却下だ馬鹿野郎!!」

    スーガ『何故だ。俺が思わず手を出すくらいには良い女なんだ、お前が何をしても仕方ないし相手もその気……』

    京太郎「嫌なんだよ。そういう女の人を馬鹿にしたような行為は大嫌いなの。つーかお前はとっとと出てけ」

    スーガ『チッ……粗チン野郎…』

    京太郎「うるせー!! 俺は普通くらいだー!!」

    京太郎「はぁ……はぁ…。もう寝よう…」

    459 = 260 :

    次の日

    京太郎「……6時…。遅く寝たのになんでこんな早起きなんだ…6時間しか寝てないじゃんか…」

    京太郎「……メール…。来てる…」

    メール着信有り
    18件
    不在着信有り
    15件

    京太郎「不在15件…?」
    母さん
    母さん



    優希
    照さん
    優希


    照さん
    優希

    照さん
    照さん

    京太郎「咲から4件メール来てるな」

    460 = 260 :


    件名:了解だよ!!
    本文
    じゃあまた明日ね?
    あ、今日京ちゃんの家に遊びに行こうかな?
    泊まってそのまま行けば、京ちゃんも寝坊しないだろうし。

    京太郎「寝坊どころか早起きし過ぎたな…。というか常識的に考えて家に泊まりに来るのはまずいだろ…」


    件名:京ちゃーん?
    本文
    もう寝ちゃったかな?
    おばさんに連絡して勝手に行っちゃおうかなー
    起きてたら返信してね?


    件名:京ちゃん今どこにいるの!?
    本文
    今おばさんから電話来たよ!!
    今どこにいるの!?
    何回電話してもでないし!!
    大丈夫!?


    件名:京ちゃん!!
    どこにいるの!!
    電話出てよ!!
    お願い!!

    京太郎「……うわー…何か大事になってら…。母さんにメールしたから多分咲に伝わってる筈…だけど…」

    件名:悪い
    本文
    友達の家に泊まりに来たんだが、充電切れてさ…
    本当悪い!!
    心配してくれてありがとうな

    461 = 260 :

    京太郎「えーと……照さんから3件か」


    件名:了解
    本文
    明日、京ちゃんに会えるのを楽しみにしているよ。
    明日こそは京ちゃんに勝たないとな


    件名:今どこにいるんだ!?
    本文
    咲から京ちゃんが行方不明と聞いたぞ!!
    電話に出てくれ京ちゃん!!


    件名:もし京ちゃんに何かあったら
    本文
    私も死のう
    連絡待っている

    京太郎「ひぃぃぃぃ!!! そんな事にまでなってるの!?」

    件名:心配かけてすいません!!
    本文
    俺は無事です!!
    友人の家に泊まりに来たんですが充電切れちゃってて!!
    本当すいませんでした!!
    あと死ぬとか止めてください!!
    照さんに死なれたら俺は地獄行き確定になりますから!!

    462 = 260 :

    優希
    件名:分かったじぇ
    本文
    楽しみにしているじょ!!
    また明日な!!

    優希
    件名:今咲ちゃんから連絡あったじぇ
    本文
    こんな時間までどこほっつき歩いてるじぇ、京太郎!!
    そんな悪い子に育てた覚えは無いじぇ!!
    さっさと私に連絡するじぇ!!

    優希
    件名:京太郎!!
    本文
    冗談は止めるじぇ!!
    今どこにいるんだじょ!?

    京太郎
    件名:悪い…
    本文
    ちょっと色々あって連絡できなかった。
    俺は大丈夫だぞ、心配してくれてありがとうな

    463 = 260 :


    件名:先程咲さんからメールが来たのですが
    本文
    今どちらに?
    私には関係ありませんが、あまり知り合いに心配させないようにしてください

    京太郎「和からメールが来た……だと? アドレス交換以来2回くらいしかやり取りせず、用事があれば電話くらいだったのに…」

    件名:すまん
    本文
    用事あって連絡とれなかった
    迷惑かけてすまん…

    京太郎「……うん、後は全部了解のメールだけだな」

    京太郎「ちょっとくらい連絡いれておけば良かったなぁ……なんで気付いたあの時にそのちょっとが出来なかったのか…」

    コンコン

    ハギヨシ「おはようございます、失礼します」ガチャ

    京太郎「あ、おはようございます。早いですね」

    464 = 260 :

    ハギヨシ「執事ですので」

    京太郎「凄いですね」

    ハギヨシ「食器の回収と朝の挨拶に来ました」

    京太郎「もしかして俺が起きたのに気付いて?」

    ハギヨシ「はい、そうです。ではお邪魔方が起床するまで少々お待ちください」ガチャ

    京太郎「あ、俺も起きます!!」バタン

    ハギヨシ「どうかしましたか?」

    京太郎「あーいや……何か寝てるのも変な感じがして…」

    ハギヨシ「別に気にしなくても」

    京太郎「そう言われても気にしちゃうんですよ。空き部屋貸してもらった上に泊まらせてもらっちゃって……」

    ハギヨシ「ふむ」

    京太郎「何か俺に出来る事はありませんか?」

    ハギヨシ「そうですね……では是非、今日の催し事を成功させてください」

    京太郎「え?」

    ハギヨシ「衣様も透華お嬢様も、少なからず楽しみにしていましたので。京太郎様の仕事は、お嬢様方を楽しませる事…という事で」

    465 = 260 :

    京太郎「あ、あんた……イケメンや…」

    ハギヨシ「え?」

    京太郎「外見も中身もイケメンとか、もう俺に勝てる要素は無いな……」ズーン

    ハギヨシ「……あ、ありがとうございます…?」

    ハギヨシ「私からすれば、京太郎様の方がかっこいい方だと思います」

    京太郎「謙遜までできる、流石や……今日から兄貴と呼ばせてください!!」

    ハギヨシ「あ、兄貴? ……いえ、お友達でお願いします」

    京太郎「くっ!! 眩しい……眩し過ぎるよ兄貴!! 『上下関係は友達の間にはいらない』って事ですか…!!」

    ハギヨシ「…………。はい、その通りです。私と京太郎様は昨日友人になりましたから。対等な立場でいたいですね」

    京太郎「あざます!! 俺…ハギヨシさんの足引っ張らない友人目指しますから!!」

    ハギヨシ「はい。では、私は少しやることがありますので失礼します」

    京太郎「あ、俺は会場の方に行ってますんで」

    ハギヨシ「分かりました」

    466 = 260 :

    今日はここまで

    照の設定ですが、俺の中で照は好きになったら一直線で少し盲信的になるんじゃないかと思ってます
    原作ファンの人たちは申し訳ありませんが、このスレの照さんはこれからもこんな感じで行きますのでよろしくお願いします

    467 :

    おつーこうゆう照も悪くない

    468 :

    乙なのよー

    470 :

    すいません、展開に無理が生じた為に書き直してます。

    あと健夜さんについての俺の情報が少な過ぎるので、ちょっと調べてからになります。
    なので明日か明後日に続けます。
    喋り方とかのアドバイスあれば嬉しいです

    471 :

    麻雀大会会場

    京太郎「さてと……別にとくにやる事は無いかな? 卓とか拭いたり……あー掃除が行き届いてるなぁ…」

    PPPPPPPP

    京太郎「おっと、咲から電話か」

    京太郎「もし」
    『京ちゃん!!!!!!』

    京太郎「ファッ!?」

    『大丈夫なの!?』

    京太郎「あー…あれ? 母さんから大丈夫だって聞いてない?」

    『聞いたよ!! おばさんも怒ってたよ!?』

    472 = 260 :

    京太郎「悪い……そうだ、照さんと優希と和にも俺の事聞いてくれたのか?」

    『もしかしたら一緒にいるかと思ってね……おばさんから京ちゃんの事聞いた後に皆には言っておいたから…』

    京太郎「いや、本当に悪かったと思ってる」

    『良いんだけどね……それで何? 今、龍門渕さんの所にいるんだよね?』

    京太郎「あぁ、ちょっとした準備とかしてたら遅くなっちゃって。色々あって泊まる事になりました」

    『ふぅん……色々って何?』

    京太郎「いや、まぁ色々だよ」

    『……透華さんと何かあったの?』

    京太郎「まぁ透華さんと衣、あとハギヨシさんかな」

    『…あっそ。じゃあまた後でね』

    京太郎「あ、咲。流石に俺の家に泊まりに来るのは止めた方が良いんじゃないかな?」

    『え……』

    京太郎「いや、流石にそんな所見られたら変な噂されるかも知れないだろ? 好きでもない奴とそういう噂されたら嫌だろ? もし本命の耳に入ったら冗談じゃなくなるし」

    『………』

    京太郎「だから」
    ぷつっ……

    473 = 260 :

    京太郎「あれ、切れた。どうしたんだろ?」

    PPPPPPPP

    京太郎「も」
    優希『京太郎ぉ!!!!!!』

    京太郎「ファッ!?」

    京太郎「み、耳がぁ……!!」キィーン

    優希『心配したんだからな!! この馬鹿犬!!』

    京太郎「わ、悪かったよ!! まさかこんな大事になるとは思ってなかったからさ…」

    優希『連絡くらいしろ馬鹿!!』

    京太郎「今度から気をつける」

    優希『……まぁ良いじぇ…』

    京太郎「いや、連絡しなくても大丈夫かなとか思ってたんだけどさ。まさか母さんから咲、咲から優希達に行くとは思ってなかった」

    優希『……まぁ京太郎が大丈夫なら別に良いじぇ…じゃあ後でだじぇ…』ピッ

    474 = 260 :

    京太郎「うーん……こりゃ皆に悪い事したなぁ…」

    PPPPPPPP

    京太郎「っと、照さんか。………」ピッ

    京太郎「…………」サッ

    京太郎「…ん? もしもーし?」

    『おはよう……』

    京太郎「あ、おはようございます照さん」

    『無事で、良かったよ……』

    京太郎「いやぁ…起きてからメール見たんですが照さん!! 死ぬとか簡単に言っちゃ駄目ですよ!!」

    『京ちゃんがいないこんな世界に未練なんて無い』

    京太郎「えええぇぇぇ……もう、本当に驚いたんですから…」

    『……私も凄く焦ったから…これでお互い様だよね…』

    475 = 260 :

    京太郎「あと照さん、ごめんなさい。俺がちょっと連絡すれば良かったんですけど忘れてて……」

    『………ずるい』ピッ

    京太郎「あれ? 切れちゃった……」

    ガチャ

    京太郎「ん?」

    「………」

    京太郎「あれ? 衣、どうした?」

    「………んにゅ…」トテ…トテ…

    京太郎「おい、衣? ちょっ…落ち着きたまえよ…?」

    「ん…あ…」ドサッ

    京太郎「ちょっ!? なんで覆いかぶさって来る!?」

    「うあー………」ハムハム

    京太郎「うわぁぁぁ!! 俺は食い物じゃねぇぞ!!」

    京太郎「ん? 甘噛み? って衣さん、もしかして寝ぼけて……」

    「くぅ……くぅ…」

    京太郎「ましたね。まったく……なんでこっちまで来てるんだよ…よっと」

    476 = 260 :

    京太郎「おーい衣ー、起きろー」

    「ん……?」

    京太郎「衣?」

    パチン!!!!!!


    説明中………

    京太郎「と言う訳なんですよはい」

    「す、すまん!! 衣が悪いのに京太郎を叩いてしまった…」

    京太郎「まぁ大丈夫だよ。衣は力あんま無くて助かった」

    「うう……すまん…」

    京太郎「まぁ気をつけろよ? 寝ぼけて襲われたのが俺だから良かったけど、男子なんて性欲の塊みたいなもんなんだから」

    477 = 260 :

    京太郎「衣みたいな可愛い子に迫られたら襲っちまうって」

    「…朝からそんな事言わないでくれ……」

    京太郎「ん?」

    「な、なんでもない!! 部屋に戻る!!」

    京太郎「あぁ。足元に気をつけろよー」

    京太郎「うーん……やっぱり女の子の住んでる家に泊まるのは危険だな。今度からは気をつけよう」

    「京太郎……」ソッ

    京太郎「ん? 何かあったか?」

    「京太郎は……何故衣の事を襲わなかった…?」

    京太郎「え……いや、襲ったら問題だろ…それに友達に酷い事したくないしな」

    「衣に魅力が無いとか、そういう事では無いか…?」

    478 = 260 :

    京太郎「あぁ成る程。心配しなくて大丈夫だぞ、衣は十分可愛いから。それに男に襲われる=魅力があるって訳でも無いからな?」

    「そんな事は分かっている!! 京太郎から見た衣が知りたいんだ!!」

    京太郎「俺から見た衣? うぅん…可愛くて麻雀強くて少し子供っぽいけど……うん、魅力的な女の子だよ」

    「………」プイッ トテトテ

    京太郎「ありゃ? 行っちゃった。うぅん、怒っちゃったかな? 女心ってのは分からないもんだ」

    朝食

    京太郎「うわっ、目茶苦茶美味しいですね!!」

    透華「それは良かったですわ。京太郎さん、今日の御予定は?」

    京太郎「12時に龍門渕高校前に皆を迎えに行かないといけない、ってくらいなんでほぼやる事は無いですね」

    479 = 260 :

    透華「……で、では少し私と」
    京太郎「あー、でもいつまでもここにいたら失礼なんで時間まで外にいますよ。時間になったらこっち来ますね」

    透華「……………」

    ハギヨシ「……京太郎様」

    京太郎「ん? なんですか?」

    ハギヨシ「……いえ。なんでも」

    京太郎「そうですか? あ、俺で良ければ何でもするんで手が必要ならなんでも言ってください!!」

    ハギヨシ「……うぅん…その気が使える所をもう少し…」ボソッ

    京太郎「はい?」

    ハギヨシ「いえ、なんでもありません」

    京太郎「ごちそうさまでした!! じゃあありがとうございました、また後で!!」

    透華「…………」

    ハギヨシ「透華お嬢様?」

    透華「………ふっ…おーほっほっほ!! 流石は私が認めた男!! 一筋縄では行きませんわね!!」

    ハギヨシ「………ふむ。あまり、私が心配する必要はなさそうな気がしてきました」

    480 = 260 :

    すいません、本日はここまで

    自覚無かったんですけど、見直してみて初めて気付きました
    これが今流行りのちょろいんって奴ですね

    481 :

    お疲れっす

    482 :


    京太郎もげろ

    485 :


    森林公園

    京太郎「さてと、目的も無くぶらぶらするのも悪くは無いよな。適当に時間潰してから、ちょっと街の方に寄るかな」

    京太郎「まぁ、その前に……」

    京太郎「貴方がいましたよね、健夜さん」

    健夜「や、久しぶり京太郎君」

    京太郎「……マジかよ、信じたくなかったなぁ……健夜さんが俺を脅迫してくるなんて」

    健夜「いやぁ、良く気付いたね? メールしたのが私だって事と、私が今貴方を尾行していたって事」

    京太郎「……まぁアドレスが『皆大好き健夜んやん』とか痛々しかったんで、最初は信じられませんでしたけど。今ここに至ってようやく確信したって感じです」

    健夜「へぇ? なら及第点くらいならあげてもいいね」

    486 = 260 :

    京太郎「―――それで? 貴方は俺の中に眠るスーガの血について知っていた、そしてその血が誰かを危険に晒すかも知れない事も……」

    京太郎「でも貴方はもう不要だ、俺はスーガの血を克服して少しでも自分の力にしましたから」

    健夜「分かってないなぁ、京太郎君は」

    京太郎「…………」

    健夜「スーガの血があるかどうかが問題なんだよ、この問題は。……君がいれば、周りの人が…いや、世界中の人が不幸になる」

    京太郎「確信あるんですね」

    健夜「………貴方のお父さんの時もそうだし今までにも色々あったからね。今まで何とかなったけど、今回は何が起きるか予測がつかない。だから…」

    京太郎「俺に死ねと?」

    健夜「まぁそれが一番良いだろうね。でも、京太郎君は一応昔なじみだからさ……君の力を信じてみたんだよ?」

    健夜「もしかしたら京太郎君なら自分で何とかしちゃうかも、ってね」

    健夜「でも、駄目だったから。スーガの運命を消滅させる事に失敗したから。君に鎖を付けたいなって私の我が儘」

    487 = 260 :

    健夜「京太郎君、選択肢をあげるよ。死ぬか、私の側で一生を終えるか」

    京太郎「おかしいな……まだ一週間後には二日早い気がしますけど」

    健夜「君が女の子達とイチャイチャしてるのを見てて、イラッと来ちゃって?」

    京太郎「イチャイチャ…? いや、普通でしたよ?」

    健夜「………まだその病気、治ってなかったかー。まぁ良いや。さ、早く選んで?」

    京太郎「じゃあ選びます。お引き取りください、俺は俺の力で何とかしますから」

    健夜「………。やっぱそうだよねぇ」

    京太郎「すいません」

    488 = 260 :

    健夜「………仕方ない、あと二日だけ猶予をあげる」

    京太郎「……元々貰ってた猶予ですけどね。その二日後、貴方は何をするつもりですか?」

    健夜「……それは、『京ちゃん』次第かな? できれば私に着いてきて欲しいけどね」

    京太郎「前向きに検討しますよ、『すこやんねぇねぇ』」

    京太郎「……京ちゃんって言われたの、久しぶりですね」

    健夜「私も、すこやんねぇねぇなんて……恥ずかしくて爆発しちゃいそうだよ」

    京太郎「…………健夜さんが相手でも俺、負けませんから」

    健夜「京太郎君には悪いけど、私にも守らないといけない人達がいるの」

    健夜「……咲ちゃんと照ちゃんも守りたい人」

    京太郎「…………それじゃあ」

    健夜「ばいばい」

    489 = 260 :

    スーガ『……奴は?』

    京太郎「健夜さん。俺と咲、照さんが小さかった頃に良くしてくれた人。皆のお姉さんって感じの人だった」

    京太郎「健夜さんが家庭の事情で引っ越してそれっきりだったけどな」

    スーガ『……あの女は、麻雀をやっているな?』

    スーガ『あの女の麻雀の才能は恐ろしい。……が俺の力の前では敵じゃない……しかしあの尋常じゃない程の執念…あれは何だ?』

    京太郎「さぁな。もしかしたら小さい俺が健夜さんに何か失礼な事して嫌われたのかもな」

    スーガ『嫌いだという理由だけで生きる死ぬの話を持ち出す女は間違いなく狂ってる』

    京太郎「…………変な気分になっちまったな。なぁスーガ、今の俺の力で健夜さんに勝てると思うか?」

    スーガ『無理だ』

    京太郎「……やっぱり?」

    スーガ『俺の経験上、勝利に貪欲な奴と、その勝負に勝つ事に命を燃やす奴程に厄介な相手はいない』

    490 = 260 :

    京太郎「俺も死ぬ気で応えないと駄目って事か」

    京太郎「つーか!! お前がいなくなれば万事解決する話じゃないか!!」

    スーガ『……少しは反省しているんだ。生前の俺が何を考えて血に呪いを加えたのか、今の俺には分からない』

    スーガ『しかし子孫に害を為す先祖なんぞ、悪霊と変わらないからな……すまん』

    京太郎「急にしおらしい…まぁ良いんだけどさ……にしても健夜さんは何をそんなに警戒しているんだ? スーガにも自我はあって反省もできるんだ、人に害を及ぼすなんて事……」

    スーガ『或いは、血の暴走……」

    京太郎「暴走なんてするのか?」

    スーガ『……過ぎた力は身を滅ぼす』

    京太郎「………」

    スーガ『正直俺にも何が起こるかなど分からんよ。何かが起こる、それを誰かが知っている』

    491 = 260 :

    京太郎「……大丈夫だ。俺が何とかするさ。お前は成仏する方法でも考えとけ」

    スーガ『……(何か忘れている気がする…)』

    京太郎「さて、うろうろして行くか…」

    健夜「ばぁ?」

    京太郎「どわぁ!?」

    健夜「あはは♪ そんなに驚くとは思わなかったよ」

    京太郎「健夜、さん……? 何しに…」

    健夜「言っておきたい事があったからさ。京ちゃんが誤解してそうな事」

    京太郎「………?」

    健夜「私は京ちゃんの事、大好きだから」

    健夜「だから、京ちゃんには死んで欲しくないよ、できればさ」

    京太郎「………??? あ、ありがとうございます?」

    健夜「ここまで言っても無駄なんだよね……皆苦労してるんだろうなぁ…」

    京太郎「えーと……それで?」

    492 = 260 :

    健夜「京ちゃんの事も守りたいから……だからさ、なるべく私が望む返事、待ってるから」

    チュッ

    !!!???

    京太郎「なぁ!? く、くくく唇にチュウ!? 初めてのチュウ!?」

    健夜「初めてだったの?」

    健夜「だったら良かった。私も初めてだから大丈夫だね」

    健夜「じゃあね」

    京太郎「…………」

    スーガ『ひゅう、色男~』

    京太郎「うるさい馬鹿!!」

    ガサガサッ

    京太郎「だ、誰だ!?」

    京太郎「気のせいか……」

    スーガ『(気のせいでは無いな……)』

    493 = 260 :

    「(京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃんキスしたキスしたキスしたキスしたキスしたキスしたキスした)」

    「(ファーストキス)」

    「(落ち着け私、素数を数える作業に戻るんだ。1、2、3、4、5、6、7、9、11………)」

    「(ふぅ、落ち着いた。素数は私に勇気をアババババ)」

    数時間後……

    京太郎「さてと、11時40分……そろそろ龍門渕の前に行きますか」

    494 = 260 :

    お疲れ様でした、本日はここまでになります!!
    間が開きました、すいません!!

    健夜さんちょろいっす!!
    あと健夜さんの喋り方おかしいかも知れないです…

    495 :

    乙なのよー


    ただ数を数えただけで落ち着くとか、照よ……

    496 :

    おつー
    これは怒涛のすこやん!

    497 :

    素数ってなんだっけ・・・?

    498 :

    乙乙

    素…数…?

    499 :

    >健夜「ばぁ?」
    すこやん自虐しなくてもいいのよ乙

    500 :

    すいません、ケータイが壊れたのでこれからはパソコンになるか、ケータイ直るまで続きできません
    三日以内に投下できるよう頑張ります


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