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元スレ京太郎「リーチ!!」

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401 = 260 :

その後……

京太郎「良し!! 準備完了!!」

ハギヨシ「お疲れ様でした」

透華「袋が三つ……いったい何を買いましたの?」

京太郎「秘密です」

京太郎「それにしても凄いですね、あんな量の荷物が全部入るなんて」

透華「龍門渕ですから!!」

京太郎「便利な言葉ですねー…」

透華「あら? ハギヨシ、今日はどことなく機嫌が良いですわね? 何かありましたの?」

ハギヨシ「いえ。特には」

透華「そう? っと、着きましたわよ」

京太郎「はいそりゃもう数分前くらいから気付いておりました。なんで敷地内に入ってからここまでにこんなに時間かかるの……」

ハギヨシ「龍門渕、ですので」

透華「ハギヨシ!! 私の決め台詞を横取りしないでくださいまし!!」

ハギヨシ「申し訳ありません透華お嬢様」

京太郎「(決め台詞だったんだ……)」

京太郎「じゃあ荷物を運び」

ハギヨシ「今の間に食材は台所の方に運びましたので、後は準備する物だけですね」

京太郎「執事って凄い、俺は改めてそう思った」

402 = 260 :

本日はここまで

407 :

おつ

409 :

>>408
そんな、男にフラグが立つなんて……ねぇ?
無いッスよ、うん

410 :

龍門渕別邸
会場

京太郎「えええええ……」

透華「どうかしましたの?」

京太郎「いやいや……こんな広さはいらないんじゃ……パーティーホールみたいになってますよ……」

透華「小さくても大会は大会……ならそれに見合う会場を用意するのが礼儀ですわ!!」

京太郎「いやいや……これは確実にスペース持て余し過ぎちゃいますよ……」

透華「備え有れば憂い無しですわ!!」

京太郎「備えすぎると憂いが生じる事もありますよ……」

透華「龍門渕故に致し方なしですわ!!」

411 = 260 :

京太郎「分かりました。もう少し狭い部屋はありませんか? 麻雀卓やら机やらを含めて20人くらいは余裕で入れる所」

ハギヨシ「ございます」

透華「だ、駄目ですわ!! 人を呼ぶのにあんな物置部屋予備みたいな所は!!」

京太郎「広すぎる空間を持て余す。なるべくいやすい空間、これ大事ね」

透華「何故片言? 仕方ないですわね……こちらですわ」

龍門渕別邸
真・大会会場

京太郎「良いですね、丁度良いくらいです」

透華「なんだが狭い感じがしますわね……ハギヨシ、増設準備を」

京太郎「俺の話聞いてますかー?」

ハギヨシ「このくらいの広さで十分かと思います、お嬢様」

透華「そうかしら? 龍門渕としてはもっとバーンとした方が良い気がするんですけど……」

京太郎「美しい物は大きさを選びませんよ。小さくても輝いている物はたくさんあります」

412 = 260 :

透華「………分かりましたわ。では飾り付けは私が」

京太郎「質素に!! シャンデリアいらない!!」

透華「あら?」

ハギヨシ「フッ……」クスクス

ハギヨシ「コホン。失礼しました」

京太郎「さぁてと……じゃあ改めて…ここを会場として使わせてください!!」

透華「改めてなんですの? 大丈夫ですわ」

京太郎「ありがとうございます!! あとちょっと準備させてください!!」

透華「お好きなようになさって」

京太郎「ありがとうございます!! ………まずは福袋に物入れないとな……」

透華「では私は自室にいますので。ハギヨシ、須賀さんのお手伝いをしてあげなさい」

ハギヨシ「畏まりました」

京太郎「いや大丈夫ですよ? ハギヨシさんにも仕事があるし……」

ハギヨシ「私の仕事は透華お嬢様の命令に従う事ですのでお気になさらず」

京太郎「ううん……すいません」

透華「今日はそのままオフにして良いですわ」

ハギヨシ「それは丁度良かった」

京太郎「あ、じゃあ」

ハギヨシ「ですね」

透華「…………?」

413 = 260 :

ハギヨシ「ではお嬢様、何かありましたらお呼びください」バタン

透華「……あら? さりげなく部屋から出されましたわ!?」

数時間後

京太郎「で、できたぁ……!! 残念賞京太郎君人形第一号……」

ハギヨシ「ふむ……かなり上手ですね。知り合いならば見ただけで京太郎さんと分かるくらいには似ています」

京太郎「ハギヨシさんに教えてもらいましたから……開けてこの人形が出て来たらがっかりするだろうなぁ…」ニヤッ

ハギヨシ「あくまで予想ではありますが、一部の人には御褒美になる気がします」

京太郎「さて、あと一つ作らないと……」

ハギヨシ「聞こえていませんか……。一度休憩しましょう。7時の夕食には間に合いませんでしたので、夜食を作ってきます」

京太郎「ってうわ!! もうそんな時間か!! 付き合わせてすいません!!」

ハギヨシ「構いませんよ。今はオフで、好きでやっているようなものですから。では少々お待ちを」

京太郎「じゃあ俺は少しだけ進めておきます」

ハギヨシ「はい」ガチャ

414 = 260 :

「………ねむい…」トボトボ

ハギヨシ「衣様、どうなさいましたか?」

「………ハギヨシこそどうしたのだ…」

ハギヨシ「私は夜食を作りに厨房へ。お手洗いでしょうか?」

「ちょっとした散歩だ……それよりもハギヨシが夜食と言うのも珍しい」

ハギヨシ「いえ。ちょっと作業をしていたら思ったより時間が進むのが早く、京太郎様もお腹が減ったみたいでしたので」

「そうか。………ん? 京太郎?」

ハギヨシ「はい、京太郎様です」

415 = 260 :

「今、いるのか?」

ハギヨシ「はい、作業をしています」

「場所は?」

ハギヨシ「玄関から入り右を突き当たりまでまっすぐ行った所に」

「何故衣に挨拶しに来ないのだ!!」ダッ

ハギヨシ「…………。少しだけ時間をかけて夜食を作りましょう」

龍門渕別邸
真・大会会場

「京太郎?」バン

京太郎「………完成!! 福袋の出来上がり!!」

「…………」ジトー

京太郎「………」

京太郎「………なんでお前がいるんだ?」

「ここは衣の家だからだ」

京太郎「へぇ知らなかった」

416 = 260 :

「それで京太郎は何をやってるんだ?」

京太郎「……大会の準備」

「ほー……それにしても顔を合わせるくらいはしてほしかったが」

京太郎「だから知らなかったんだって。……さてと、明日の事をメールしよう」プイ

「な……!?」

件名:麻雀大会について
本文
申し訳ありません、連絡が遅れました。
開催日は明日土曜日、時間は12時に場所は龍門渕高校前。あ、深夜の12時に来ないように!!
何か質問や不都合な事があったら言ってください。

京太郎「っと」一斉送信

417 = 260 :

「京太郎!!」

京太郎「うわっと!? な、なんだよ衣?」

「衣と話しているのに無視してケータイを弄るな!!」

京太郎「無視? いや、そんなつもりは……。……いや、そんなつもりは。そんなつもりは」

「京太郎?」

京太郎「………。っと、衣? いつの間にいたんだ? 気付かなかった……」

「は? 京太郎、何を…?」

京太郎「衣、なんで龍門渕家にいるんだ?」

「京太郎大丈夫か!? 様子がおかしいぞ!?」

京太郎「様子がおかしい……? 普通だと思うけど……そうだ、準備終わったから皆にメールしないと!! 明日やるからなるべく早く言わなきゃいけなかったんだった!!」

418 = 260 :

「今京太郎がメールしてたぞ!?」

京太郎「え? いやまだしてないよ?」

「送信履歴を見てみろ!!」

京太郎「…………。あれ、いつの間に…?」

「衣の前で衣を無視してメールしてた!!」

京太郎「………本当か?」

「そんなくだらない嘘はつかん!!」

京太郎「そうか………。まぁ良いじゃないか!! 俺は何にも問題ないから!!」

「問題無い事なんてないだろう!! 数秒前までの自分の行動を忘れて何故ヘラヘラと笑みを浮かべていられる!?」

京太郎「あ? ………普通だよ普通」

「普通な訳あるか!! ……衣には言えない何かがあるのか?」

京太郎「……? いや、無い。俺は大丈夫だ、普通だ。なんで俺が大丈夫だと言っているのに貴様は俺を責める?」

419 = 260 :

京太郎「俺は俺だ!! 自分の常識を押し付けるなよ。なんでそんな目で見るんだよ!! お前等とは出来が違う………。ッ!!」

「京太郎!?」

京太郎「あ、あれ……なんで俺は、異常を当然のように受け入れて……」

京太郎「衣!! 何故お前がここにいるんだ!! 俺に関わるな!! 『俺』はお前を恐れている!! 怖い!! 何なんだこの感情!!」

「落ち着け京太郎!!」パシッ!!

京太郎「あ………」

「………大丈夫か…?」

京太郎「あ、あぁ……すまん…俺は一体どうなって……」

420 = 260 :

「京太郎、何故衣が怖いんだ?」

京太郎「わかんねぇ……俺の中にいる奴が…」

京太郎「俺の中にいる奴……?」

京太郎「なんで俺はあっさりとあいつを受け入れてんだ? 皆に危害を加えるかもしれないあいつを……」

「何があったのか、話してくれ」

数分後……

「かつて世界を雀力で支配した男、雀王スーガ………」

京太郎「荒唐無稽だろうけどな。全部本当の話だ」

京太郎「……何とかしなきゃいけなかったのに、何故か全部当たり前になってて、それを疑えなくなってた……また暫くしたらこれが当然だと受け入れちまうのかな……」

「……そうだったのか…大丈夫だ!! 衣が側にいておかしくなったら叩いてやる!!」

421 = 260 :

京太郎「頼もしいな。……悪かった、衣。色々と失礼な事しちまって…」

「気にするな。京太郎ではなくそのスーガとかいうはた迷惑な先祖を恨む事にする」

京太郎「だな。って、大分時間ヤバいな。そろそろ帰らないと」

透華「その心配はありませんわ!!」

「透華?」

透華「須賀さんの為に部屋を準備しましたから!!」

京太郎「ええっ!? いやいや、悪いですよそんな!!」

透華「遠慮なさらず。私もスーガとかいう小物に興味がありますわ!!」

京太郎「話、聞いてたんですか」

透華「部屋に入ったら深刻そうに話していましたので、椅子に座りながら紅茶を飲んでいたら勝手に耳に入ってきただけですわ」

透華「そんな事より!! 須賀さん、そのスーガとか言うのと話しはできますの?」

422 = 260 :

京太郎「いつも勝手に出て来ては麻雀で他人をボコボコにしていなくなるって感じで……」

「麻雀をしていると出て来るのか?」

京太郎「いや……基本的にはそうかな…?」

透華「麻雀と言うのがキーワードですわね。ハギヨシ!!」

ハギヨシ「はい。夜食を作ってまいりました」

京太郎「あ、ありがとうございます」

ハギヨシ「味の保障はしますので、ゆっくりとお食べください」

京太郎「いただきます!!」

透華「ハギヨシ。麻雀卓と牌の準備をしてくださいませ」

ハギヨシ「既に」

透華「流石ですわね。さぁ、須賀さん!! 麻雀を始めましょう!!」

京太郎「………」モグモグ…ゴクン

京太郎「…………ええええええ!!!!!」

423 = 260 :

本日はここまday

426 :

闘牌開始

東 ハギヨシ
南 透華
西 京太郎
北 衣

東一局

ハギヨシ「急で申し訳ありませんが、お付き合いください」

透華「泊まりがけなら問題ありませわよね?」イーシャンテン

京太郎「いや、まぁ大丈夫は大丈夫なんですけど……」バラバラ

「スーガとか言う奴を引きずり出してやろう!!」テンパイ

ハギヨシ「ふむ。ではまずは様子見と言う事で、ダブルリーチ」

透華「まぁ、随分早いですわね?」

京太郎「…………」サンシャンテン

427 = 260 :

「………(京太郎の様子がおかしい…。目つきが変わったな…)」

ハギヨシ「………」

透華「(もう少し様子を見てからですわね……)」テンパイ

京太郎「………クク。つまらぬ事はするな、男」

ハギヨシ「…………」

京太郎「そのリーチはブラフ。嘘の塊だ」

ハギヨシ「……フッ」バラバラ

京太郎「ククク………俺を試したかったようだが……甘すぎるな…」イーシャンテン

「………(この感じ……以前にどこかで……)」

ハギヨシ「………」

透華「……(待ちが良くなりましたわ。……ですが、もう少し伸びる気配……)」

京太郎「くだらぬ、下々のお前達にはやはり王からの施しをやらねばな……」

京太郎「リーチ」

「成る程、貴様がスーガとか言う得体の知れない奴か」

428 = 260 :

京太郎「天江 衣……お前は何故俺の前にまた存在した…」

「………何?」

京太郎「姿形を変えても未だ力衰えず……お前など、大嫌いだ」

「………」←ちょっとショック

「ふん!! 何のことだか分からんが衣こそ貴様のような奴など嫌いだ!!」

京太郎「………女神」ボソッ

7順目

透華「ロンですわ!! リーチ平和イーペーコードラドラ、マンガン!!」

京太郎「………」

ハギヨシ 25000
透華 33000
京太郎 18000
衣 25000

429 = 260 :

東二局

透華「なんですの? この程度で雀王? 笑えますわね!!」

京太郎「喋るな。雑魚が粋がってもくだらない」

透華「な、なんですって!? 負けている貴方に言われたくありませんわ!!」

「こいつはこれからだろう……前回から変わり無ければこれから訳のわからない和了り方を始める……」

京太郎「追い詰められる程、血が巡りを良くするんだ……」

4順目

ハギヨシ「……リーチ」

京太郎「ぬ……まだ続けるか…ならばリーチ」

透華「………(見えないですわ……どれが当たり…?)」

「………(何故だ、危険牌が分からない!! 全て危険じゃないのか……? ……京太郎の能力……リーチをかけると負ける……)」

「(………大丈夫なのか、これは……)」パタッ

ハギヨシ「………フフッ…」パタッ

透華「ハギヨシ、ロンですわ」

京太郎「なっ……に…?」

透華「タンヤオドラ……2900」

ハギヨシ 22100
透華 32900
京太郎 18000
衣 25000

430 = 260 :

東二局 一本場

京太郎「何の真似だ、貴様……」

ハギヨシ「さて……私には分かりかねます」

京太郎「そうか……ならば…」

透華「………オーホッホッホ!! 口しか回らないんですの? これならまだ須賀さんに打たせた方がお強いのではなくて?」イーシャンテン

京太郎「あんな才能のカケラも無い奴はこの場に相応しく無いな」???

「才能のカケラも無い……? そんな筈は無い!! 衣は京太郎に秘められた物を感じた事があった!! お前の事じゃない、京太郎自身の物だ!!」テンパイ

京太郎「あいつ自身の力…? ハッ!! あっても精々リーチをかける事ができるくらいだろう。何度も言うが、あいつは麻雀に勝つ力は無い」

「そんな事……!!」

京太郎「喋るな。貴様と話すとツキが去る」

「………!!」

431 = 260 :

10順目

京太郎「(不思議と手が重い……しかし)リーチ(さぁ、俺を攻撃しろ。自らの首を絞めるが良い)」

ラス

京太郎「何故だ……!! 何故誰も和了しない……!!」

透華「テンパイですわ」

京太郎「……テンパイ」

「テンパイ」

ハギヨシ「ノーテン」

ハギヨシ 19100
透華 33900
京太郎 19000
衣 26000

東二局 二本場

透華「このまま私の一人勝ちですわ!!」サンシャンテン

京太郎「認めんぞ……貴様のような存在は…!!」???

「衣こそ貴様のような異常な存在を認めん!!」サンシャンテン

ハギヨシ「………」バラバラ

432 = 260 :

今回はここまで

ちょっと展開に行き詰まって来た……
少し時間ください

433 :

乙なのよー


PSPo2の太陽王を思い出してるのは俺だけか?

434 :

俺もだ

435 :

おつー
俺もだよ

436 :

5順目

ハギヨシ「リーチ」

京太郎「その小細工を止めろと言っているのだ!!」

ハギヨシ「……続けてください」

8順目

京太郎「リーチ!! 貴様の小細工は俺には通用しない!!」

ハギヨシ「………目が濁って来ていますよ。貴方のその全てを諦めたような目では……何も見えないでしょうね……」

ハギヨシ「ロン」

京太郎「な……そんな、ば……かな…!!」

ハギヨシ「リーチ三暗刻タンヤオドラ3……裏三つですね。倍満です」

ハギヨシ 35100
透華 33900
京太郎 3000
衣 26000

437 = 260 :

京太郎「どうなっている……こんな異常な事が連続して起こるのか…?」

透華「何をぶつぶつ言っていますの?」

「フン……やはり京太郎の方が何倍も強いな…」

京太郎「(…そうか……貴様か……貴様が…貴様がいるから……衣…コロモォォォ……!!!)…クク………」プツン

ハギヨシ「(空気が変わりましたか……私では抑えきれないかも知れませんね…)」

東三局

京太郎「………ダブルリーチ」

京太郎「簡単な事だったな……今夜は不自然な夜だったが…それに乗じれば良い………」

「ぬ………!!(空気が変わった……本気か!!)ならば、衣も全力だ!!」ズズズッ

ハギヨシ「………(衣様の支配が始まりましたか……京太郎様の方も底知れぬ拘束力を放っていますね……私の出番は終了でしょう)」

透華「…………」

ハギヨシ「(透華お嬢様も話さなくなりましたか……)」

京太郎「ツモ。ダブリー一発ツモ清一一通……3倍満だ」

ハギヨシ 23100
透華 21900
京太郎 39000
衣 14000

438 = 260 :

ハギヨシ「……(完全に支配をしましたか……さて、どうしますか)」

「~~~~ッ!!!」

透華「…………」

ハギヨシ「(衣様は熱く、透華お嬢様は冷たくなっていますね。援護しつつ様子見をしてみましょう)」

東三局 一本場

京太郎「………ぬ…?(とんでもない不快感だ……まるで自分の領域を踏み荒らされているかのような……)」

京太郎「(今の俺の領域について来るか……化け物め…)」リャンシャンテン

「………!!!」ズズズッ…ズズズズッ

透華「…………」

三順目

透華「リーチ」カッ

京太郎「……俺の支配が完全では無い…? 何故お前達はまだ生きていられる…?」

「………!!」ズ……グワッ!!

京太郎「づっ……(支配領域が奪われた!?)」

透華「ツモ。リーチ一発ツモイーペーコードラ1。4000-2000」

京太郎「……クッ…」

ハギヨシ 21100
透華 29900
京太郎 35000
衣 12000

439 = 260 :

東四局

「宣言しよう。この親番で衣が一位をとり、そしてそのまま終局させると」

透華「………」

京太郎「出来る訳が無い……ハハハハハ!! 俺が負ける事は有り得ん!!」

8順目

ハギヨシ「………」コト

透華「………」

京太郎「(………クハ、クハハ!! やはり愉快だ、追い詰められるこの感覚!!)」

「リーチだ!!」

ハギヨシ「………」

透華「………」

京太郎「(さぁ俺を殺せ!! 完膚無きまでに!!)」コト

「カン!!」

京太郎「(ドラ4枚カンして更にドラを重ねやがった……こんな芸当までしてきやがるのか……面白い…)」コト

「……!! ロン!!」

「リーチタンヤオドラ8!! 24000!!」

京太郎「………あぁ」

ハギヨシ 21100
透華 29900
京太郎 11000
衣 36000

440 = 260 :

東四局 一本場

「オーガ……京太郎から出ていけ!!」テンパイ

京太郎「………」???

ハギヨシ「(後は衣様に任せておきましょう。………おや?)」

透華「………」ギラッ

5順目

京太郎「………まさか……。この俺が支配されるなんてな……」

ハギヨシ「京太郎様。今日は綺麗な満月ですね」

京太郎「………。あぁ、本当だな」

海底牌

「ツモ。三暗刻海底ドラ1」

ハギヨシ 17100
透華 25900
京太郎 7000
衣 48000

東四局 二本場

京太郎「キラキラと空に、デカデカと存在感を示している。……羨ましいなぁ、その輝き。俺もそんなに輝きたかったなぁ……こんな訳の分からねぇ力でじゃなくて、俺自身の力でさ……」

「………!! 京太郎なら大丈夫だ!! 衣が保障しよう!!」

京太郎「ハハッ、衣の保障なら完璧だな…」

「あぁ!! ……ツモ!! 海底ツモ三色イーペーコードラドラ!!」

ハギヨシ 11100
透華 19900
京太郎 1000
衣 66000

441 = 260 :

東四局 三本場

京太郎「本当迷惑かけたな。出会って一ヶ月も経ってないのにさ。……感謝してるぜ、衣」

「……時間とか関係無い。大切なのは今、友人であるか否かだ」

京太郎「…へっ、だな。お前みたいな友人と会えて良かったぜ」

「衣もだ!!」

京太郎「今までの寝ぼけた俺じゃねぇ、これからの俺の成長を見てくれよな!!」

京太郎「リーチ!!」

442 = 260 :

スーガの能力、『背水の陣』が京太郎の真の能力『絶骨の刃』になりました。
能力が変動します。
「自分の点数が少なければ少ない程自分の和了できる点数が高くなる。変わりにリーチでの和了がしにくくなる。」

スーガの能力、『絶対王政』が使えなくなりました。

京太郎の真の能力、『絶勝の祝福』が解放されました。
「勝つ事を絶対とされ、ありとあらゆる場面で勝つ事を約束されている。勝ちたいと強く願った場面で使えるが、使用すると使用者に何らかの異常が起こります。」【封印中】

京太郎の真の能力、『絶対の覇者』が解放されました。
「他の能力の干渉を受けない」

スーガの能力、『必勝の価値』が京太郎に受け継がれました。
「必勝の女神の加護を受けている人間が同卓にいる場合、絶対の覇者の効果はうち消える。」

443 = 260 :

京太郎「ツモ!! リーヅモ三色タンヤオドラ3!!」

ハギヨシ 7100
透華 15900
京太郎 17000
衣 58000

南一局

ハギヨシ「……うん。良い笑顔になりましたね、私はそちらの顔の方が好ましく思います」

京太郎「ハギヨシさんも迷惑かけてすいませんっした!!」

ハギヨシ「いえ、私は京太郎様に迷惑はかけられていませんよ。それに私達も、もう友達ですから」

京太郎「あぁ!! ありがとう!!」コト

透華「ロン」

三人「!?」

透華「………!! 私の時代が来ましたわ!? 大三元四暗刻単騎待ちです!!」

京太郎?「(成る程な……どうも衣から感じないからおかしいとは思ったが、こちらが女神持ちだったのか……)」

444 = 260 :

「空気が読めない……と言うか衣達の会話を聞いていたのかすら怪しい奴が一位か…」

ハギヨシ「申し訳ありません、京太郎様」

透華「これが龍門渕の実力ですわ!! オーホッホッホ!!」

「……すまん」

京太郎「クックック……やっぱ面白いわ、麻雀。何が起こるか分かったもんじゃない。透華さんも、俺にとっては高い壁だったんだ。いつかは越えたい壁。そうだよな、こうでなくちゃ」

「………フッ。負けてもキラキラと輝くその瞳は、一時の物かも知れぬが遥かに衣の輝きを凌いでいるぞ……」

京太郎「え? 何か言ったか?」

445 = 260 :

「何でも無い。さて……衣は眠いぞ」

京太郎「うわ、もう10時かよ!! 何か三、四日くらいかかった気がする東風だったな」

「うむ。ではまた明日な、京太郎」

京太郎「おやすみ衣」

透華「ハギヨシ、須賀さんに部屋へご案内してさしあげて?」

ハギヨシ「畏まりました」

客室

京太郎「………え…」

ハギヨシ「どうかしましたか?」

京太郎「いや……余ってる部屋にしては部屋が広すぎる気が……」

ハギヨシ「こちらにはあまり人が住んでいないにも関わらず、部屋の数は多いですからね」

京太郎「成る程」

ハギヨシ「ではおやすみなさいませ」ガチャ

京太郎「………ここに一人は寂しい気がするな…」

京太郎「メール……あれ? 電源落ちてる……何故だ?」

446 = 260 :

京太郎「……寝るか…」

ハギヨシ「はい、こんな事もあろうかと充電器をお持ちいたしました」

京太郎「また音も無く……いや、ありがとうございます」

ハギヨシ「それと先程はあまり食べる時間がなかったのでお腹が減っているかと思い、夜食を作り直して来ました」

京太郎「わざわざ? さっき手をつけて無かった奴で良かったのに……」グゥ…

京太郎「……あと数秒遅ければ俺が「お腹減った」とか言ってましたね、流石です」

ハギヨシ「執事ですから。では改めて、おやすみなさい」

京太郎「ありがとうございます、おやすみ」

京太郎「ケータイ充電して、っと……いただきまーす」

447 :

正直よくわからない

448 = 260 :

本日はここまで

ようやくチート能力の数々を何とかできた気がする。

さて、そろそろ共通ルートが終わるので今後の話を。
今まで登場したメインキャラクターとこれから登場するメインキャラクター全員にエンディングを用意する事にしました。BADとHAPPを一つずつです。
あと軽い選択肢も作ります。

咲を題材に京太郎を主人公にしたギャルゲー的SSだったのです!!
ドヤ顔で言う事ではありませんが。
何人見てくれてるか正確には分からないので、どういう選択肢の選び方になるか分かりませんが、最後までお付き合いください。

後失踪はしませんので大丈夫です。
少し時間貰ったりはするかも知れませんが、絶対に続けます。

こういうSSってPart2に続けても良いのかな……

449 = 260 :

>>447
是非その分からない所を指摘していただければ嬉しいです。

450 = 447 :

>>449
なんか会話が繋がってない気がするんだが


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