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    元スレ京太郎「リーチ!!」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
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    351 :

    スーガか…
    サンガとかヒューガとかいそう

    352 :

    ゲートガーディアンになるんですかー

    353 :

    間違えは誰にでもあるでしょうがないよね


    てか予選って6月だったのか、7月かと思ってた

    354 :

    >>351
    三箇牧と風越だな

    355 :

    まこ「おーおー隅に置けん奴じゃのぅ」

    京太郎「そんなんじゃないですよ」

    「あらそう?」

    優希「そういえば京太郎、メールの件はどうなんだじぇ?」

    京太郎「あー……それがなぁ…」

    「メール?」

    京太郎「そういや咲もか。いや、優希からも土日遊ばないかってメール来たんだよ」

    「へー……」ピクピク

    優希「咲ちゃんも京太郎を誘ったのか…」

    「…………」

    356 = 260 :

    「あら、モテモテね」

    京太郎「いやーそれが二人以外にも七人からお誘い来てるんスよねぇ」

    「へ、へぇ? 何だか大変な事になってるわね……」

    まこ「で、京太郎はどうするんじゃ?」

    京太郎「うーん……やっぱり普段会い難い人と会いたいですよね」

    咲優「!!」

    京太郎「つーわけで咲、優希。悪いな、また今」
    「皆で会えば良いと思うな!!」
    優希「全面的に同意だじぇ!!!!」

    京太郎「え? うーん………」

    357 = 260 :

    京太郎「どういう風にだよ?」

    「……皆何か共通した趣味とかある?」

    京太郎「共通した趣味……趣味かどうかは知らんが皆麻雀やってるな、まぁ」

    「なら麻雀大会とかさ!!」

    京太郎「麻雀大会……」

    「良いよね?」

    京太郎「まぁ咲達も知らぬ仲って訳でも無いから良いんじゃないかなとは思うんだけど……」

    優希「そうと分かればメールするじぇ!!」

    京太郎「分かった分かった」

    358 = 260 :

    「何か面白そうな話になってきたわね。土日は用事あるから行けないのが残念だわ」

    まこ「わしも用事あるけん無理じゃのぅ……」

    「和ちゃんはどうする?」

    「……まぁどうせ暇ですから行っても良いですよ」

    京太郎「おっ、マジか。了解」

    京太郎「さて……どんな風にメールすりゃ良いかねぇ」

    件名:緊急速報!
    本文
    次の土日のどちらかで麻雀大会やります!
    場所とかまだ決まってません!
    参加自由なのでどうぞご友人をお誘いしてください!
    来れる人は土日の都合ある日を言ってくれると嬉しいです!
    申し訳ありませんが、開催日はできるだけ多くの人が来れる日、とさせていただきます!
    この度の急なお誘い誠に申し訳ありませんでした!
    1位から3位までの人には景品を、それ以外の方にも参加賞を用意しておきます。
    持ち物等も特に必要ないです。

    359 = 260 :

    京太郎「こんなもんかな」一斉送信

    「あ、私にも来た」

    優希「私にもだじぇ!!」

    京太郎「一応な。メール送っといてくれ」

    優希「この景品ってなんだじぇ?」

    京太郎「上位3人には何でも好きな事を一つ、参加賞はまぁ千円分の菓子詰め合わせとかかなぁ?」

    「京ちゃんお金大丈夫なの?」

    京太郎「大丈夫だよ別に。あんまり使い道無いのに結構な金額手に入れてな。友達の、それも可愛い女の子達の為に使えるなら安い安い」

    「随分口が上手くなったわね? 女の子の友達増えて余裕でも出来てきたのかしら?」

    京太郎「え? 普通に言ってるだけですよ?」

    優希「きょ、京太郎の癖に生意気だじぇ!!」

    京太郎「癖にってなんだよ、ひでぇな」

    360 = 260 :

    「おっと、時間も無いし練習するわよ!!」

    「咲、優希、まこ、和の4人ね」

    部活開始
    IN 咲 和 優希 まこ
    OUT 京太郎 久

    「不思議なものね。須賀君が入部してから一ヶ月くらいしか経ってないのに、もう皆慣れちゃって」

    京太郎「そうッスね。俺的には美少女集団の中にいれて幸せいっぱいですけどね」アハハ

    「そのうち刺されちゃうかもね」

    京太郎「その時はそいつの憎しみとか恨みとか受け止めますよ」

    「フフッ。須賀君って変な子ね」ガラガラ

    京太郎「そうですかね? って部長、麻雀牌混ぜ始めてどうしたんですか?」

    361 = 260 :

    「運試しゲーム。今から適当に13牌拾い、普通の麻雀の要領で拾っては捨てを10回繰り返すの」

    「それで和了できたら運が良いですね、って感じよ。ちゃんと得点も見てね」

    「須賀君もやる?」

    京太郎「あ、はい。やってみます」

    「せっかくだから二人麻雀みたいにやってみましょ」

    京太郎「よろしくお願いします」

    京太郎「えーと……まずは13牌っと」

    「一枚めくるわね。これがドラになるから」

    京太郎「リーチは?」

    「無いわよ」

    京太郎「了解です。13牌、っと」カチャ

    「………」カチャ

    京太郎「この手を10順でかぁ……難しいなぁ」

    「あまり変に考えすぎなくても良いわよ? 運試しなんだから、イーシャンテンとかテンパイとかでも良いんだしね」

    京太郎「はい。どれにしようかな……この辺!!」パッ

    362 = 260 :

    京太郎「お、良いね。んじゃあ中切り」

    「ポン。あ、言い忘れてたけどポンカンは有りだからね」

    京太郎「了解ッス!!」

    「………」コト

    京太郎「んー……来い!! 来た!!」

    京太郎「(そっか、リーチしないんだから俺が勝てるんじゃね?)」コト

    「ポン」

    京太郎「っと、鳴きますね」アハハ

    「そっちの方が早そうだしね」コト

    京太郎「(そういえば今まで鳴かれるって事が無かったよな? 俺が能力に目覚めてから初めてじゃないか?)」

    京太郎「(いや、結局はリーチをかけなければ良いんだ。うし!!)これ!! ………(イーシャンテンか。遠そうに見えたけど、やっぱり能力はでかいな。あと一枚持ってきて和了だ!!)」

    「………」コト

    363 = 260 :

    京太郎「………こっち? (………。よし、テンパイだ。次順で和了かな)」コト

    「ポン」

    京太郎「うへっ、マジッスか? 早いッスね」

    「そうかしら? 必死に手繰り寄せた細い糸よ、これでも」

    京太郎「こりゃ先に和了されるかもなぁ……(って事は無いよな、多分。後はこれを引いて和了と)」カタッ

    京太郎「……………!!!???(和了、できない…!? な、なんで!? 麻雀じゃないから能力が発動しない…!?)」コト

    「あらどうしたの? 焦ってるみたいだけど?」

    京太郎「い、いえ……結構良いのが来たんで驚いただけです…(た、たまたまだ。次で)」

    「残念だけど、それロンよ」

    364 = 260 :

    京太郎「な……ま、マジっすか!?」

    「えぇ。今日の私は運が良いみたいね?」

    京太郎「あ、はは……マジかぁ…」

    「………」

    「二回目やりましょ。まだ時間はあるし」ガラガラ

    京太郎「あ、はい…」ガラガラ

    京太郎「………」カタカタッ

    「………」カタカタッ

    京太郎「次は勝ちたいなぁ。ん? ……ッ!?

    京太郎「………フッ」

    「…………」

    「あら、良い手だったのかしら?」

    京太郎「さぁな。俺の配牌に聞いてくれ」

    「………。須賀君からよ」

    京太郎「そうか。とは言っても……既に和了したがな」

    365 = 260 :

    京太郎「ツモ。天和」

    「………あら」

    京太郎「つまらん。こんな石遊びに運を試させるなど……」

    「須賀君、やるじゃない」

    京太郎「ククッ、女狐め…いつか本性を暴いてやる。……部長?」

    京太郎「あれ……俺何を…」

    「………。大丈夫?」

    京太郎「え? あ、はい!! で、えーと……何でしたっけ?」

    「忘れたの? 私が第一ツモで和了したのよ?」

    京太郎「えぇっ!? って天和四暗刻単騎じゃないですか!?」

    「私の運も捨てたもんじゃないって事ね」

    京太郎「うわぁ、凄いなぁ部長は。ちょっと自信喪失しました、一生敵わないかもですね」アハハ

    「……………」ボソッ

    366 = 260 :

    京太郎「え? 何か言いました?」

    「別に何にも? さて、あの子達は……」

    咲 0点
    和 0点
    まこ 0点
    優希 0点

    「えー……」

    京太郎「んなアホな……」

    「やるね、和ちゃん!! 私の点棒を消滅させるなんて凄いよ!!」

    「まこさんも凄いです……ブラックホールで点棒を彼方へ……」

    まこ「わしは駄目じゃて、優希点棒破壊には勝てんわ」

    優希「咲ちゃんの点棒を折れた花の支えにした時は心の底から驚いたじぇ!!」

    京太郎「皆何かテンションおかしくない? え? なに?」

    「おかしくないよ!! さぁ京ちゃんも宇宙を解き放って!!」

    「」ブチッ

    「……皆、正座」

    京太郎「じゃあ俺はこれで……」バタン

    <キャー!!
    <チガウンジャ!!
    <ゴメンダジェ!!

    367 = 260 :

    京太郎「触らぬ神に祟り無し……というかどうやったらあんな事になんだよ…」

    須賀家
    京太郎の部屋

    京太郎「眠い……何だろう、最近大した事してる訳でも無いのに眠くなるな…」

    メール着信有り
    9件


    件名:私は大丈夫だよ!!
    本文
    って知ってるよね(笑)
    土日のどっちも空いてるから、時間決まったら教えてね?
    あ、一応和ちゃんも土日は空いてるみたいだよ!

    京太郎
    件名:了解

    京太郎「とりあえず咲と和、と」


    件名:大会か
    本文
    個人主催のこじんまりとしたものもたまには良いな。
    京ちゃんが主催したものだ、行かない訳がないよ。
    京ちゃんの為なら私は年中暇を作ろう。
    友人も何人か誘ってみるよ。

    件名:ありがとうございます(笑)
    本文
    流石照さんです!
    いつもいつもありがとうございます!(笑)
    日時はまたメールしますね~
    そちらも来る人が確定したらまたメールください!

    京太郎「照さん+α……と」

    368 = 260 :

    ゆみ
    件名:モモ
    本文

    京太郎「あれ? どうしたんだろう? ミスかな?」

    桃子
    件名:はい、っという訳で先輩の代わりにモモッスよ
    本文
    なんか先輩が疲れた顔して私に須賀さんにメールしてとか言って来たッス。
    とりあえず私達二人も参加しますッスよ~
    先輩は丁度良い機会かも知れないって言ってたッス。
    知り合いにも声かけしてみるッス

    京太郎「こりゃそのうちマジでゆみさんにケータイの使い方教えないとなぁ……ゆみさん、モモ+αと」


    件名:ほう、面白い
    本文
    最強を決める大会、しかも京太郎が主催するとなれば引く手は無い。
    衣は参加するぞ!! そして、京太郎よりも衣の方が強い事を証明してやろう!!
    衣は二日とも休みだぞ!!

    件名:おう
    本文
    楽しみにしてるぜ
    また連絡するわ

    京太郎「衣も参加っと」

    369 = 260 :

    透華
    件名:麻雀大会ですか
    本文
    中々面白そうですわね……
    衣もはしゃいでいましたわ。
    場所がまだ決まってないのでしたら、龍門渕家をお使いになります? とは言っても別邸ではありますが。
    人数もそんなに多くはないでしょうし、別邸と言えど家も広いですので。
    麻雀牌もいくつか用意できますから。
    それと私とはじめ、純と智紀も行きます。
    それでは連絡待っていますわね。

    京太郎「おっ、龍門渕の家かぁ。ありがたい話だな。えーと……透華さんに一ちゃん、智紀さんに純さんと」

    件名:本当ですか!?
    本文
    それは助かります!! もし大丈夫なら是非そうさせてください!!
    日時決まったらまたメールしますね!!


    件名:もう知ってるとおもうけど
    本文
    ボクは行くからね。

    件名:聞いてるよ~
    本文
    何かあったらまたメールするぜ!!

    370 = 260 :

    美穂子
    件名:面白そうですね
    本文
    是非参加させてください。
    知り合いも誘ってみますね。
    京太郎さん、何か手が必要だったらいつでも呼んでくださいね?

    件名:ありがとうございます
    本文
    何かありましたら遠慮無く頼りますね!!
    日時決まり次第メールします

    華菜
    件名:麻雀大会……
    本文
    一瞬トラウマが蘇りかけたし…
    あたしは全然問題ないし!!

    件名:了解だ
    本文
    色々決まったらまたメールするぜー

    京太郎「結構集まった感じがするなぁ」

    京太郎「確定しているのは、っと」

    咲、和、照、衣、透華、一、ゆみ、桃子、美穂子、華菜

    京太郎「+αと。やっぱり内輪だけだとこんなもんだよなぁ」ハハッ

    京太郎「ま、良いさ。皆楽しめるようにがんばろう」

    京太郎「ふわぁっ……眠い…。おやすみなさい…」

    371 = 260 :

    本日はここまで~

    372 :

    かじゅって機械駄目だっけ?

    374 :

    おつ

    375 = 260 :

    >>372
    オリジナル設定です
    と言うか咲内でケータイ弄る場面が殆ど無いのにこのSSでは必需品になっているので各キャラクター毎に完全に想像でやってます

    376 :

    機械ダメなのってキャップだっけ?

    377 :

    >>376
    家電以上携帯未満だった気がする

    378 = 260 :

    そういえば各高校の位置関係忘れてた……
    白糸代以外は長野県で白糸代は西東京? って話だけど、割と近いのかな? そんな簡単に行き来出来る距離なのだろうか……
    まぁ良いや細かい事は皆瞬間移動できるって事にしますすいません

    379 :

    白糸台の位置は西東京で、東京新宿まで1時間以内には行けるだろうし、そこから長野まで新幹線や特急で数時間以内に着く
    リアルな問題だと、長野に入ってから咲の住む場所まで行くのが時間かかりそう

    380 :

    乙乙

    古代の王的なアレに人生乗っ取られかけてるのに京ちゃん暢気すぎて草生える

    381 :

    次の日

    須賀家
    居間

    京太郎「おはよー」

    京母「あらおはよう。今日は早いわね」

    京太郎「また朝飯食えなかったら嫌だからな」

    京太郎「父さんは?」

    京母「朝から『僕、用事できたからぁ!!』ってニヤけた顔して出ていったわよ」

    京太郎「うわぁ……」

    京母「とりあえず帰宅次第とっちめてやるわ。朝ご飯食べるわよ」

    京太郎「うん。いただきまーす」

    382 = 260 :

    清澄高校
    京太郎達の教室

    「それで明日か明後日か決まったの?」

    京太郎「ん? あー、まだだな。多分今日の夜には連絡できると思う」

    「分かったよ!! 今日はちゃんとご飯食べてきた?」

    京太郎「あぁ、一応な」

    「そうなんだ? じゃあお昼一緒に食べない? 京ちゃんの分も作ってきたんだよ~」

    京太郎「あー、そういう事か……母さんが『昼飯は学校に行けばある!!』って言ってた理由が分かったわ。悪いな」

    「別に大丈夫だよ!!」

    京太郎「さてと、授業の準備しないとな」

    「うん、そうだね~。居眠りしちゃ駄目だよ?」

    383 = 260 :

    昼休み

    メール着信有り
    5件


    件名:大会についてだが
    本文
    友人の菫、淡も参加したいとの事だ。
    そして京ちゃん、私ならいつでも家族になるからな。
    どんどん頼って甘えてくれ。

    京太郎「やっぱり照さんは優しいなぁ……ほんと咲には勿体ない姉さんだよ」

    京太郎「ええと……菫さんに淡さんか。前に会った二人かな?」


    件名:京太郎!!
    本文
    貴様衣を馬鹿にしていないか!?
    一度勝ったからと調子に乗るなよ!!

    京太郎「うわっと、勘違いさせちまったか」

    件名:悪い悪い
    本文
    結構メール来てたから適当にメールしちまったわ。
    ごめん、別に馬鹿にしてる訳じゃないんだ
    衣が強いのは知ってるし、馬鹿にできない強さだってのは分かってるから
    冗談抜きでやべーってさ

    京太郎「メールでの返信も気をつけないとな。ちょっとした事で女の子は傷つく」

    384 = 260 :

    透華
    件名:全く問題ないですわね
    本文
    どうぞお使いになってくださいませ。
    準備はこちらでやっておきますので御安心なさって?
    あとは日にちだけですが、明日でもこちらは大丈夫ですわよ?
    すぐに終わりますので。

    件名:えっ!?
    本文
    大丈夫なんですか?
    やっぱり悪い気もしますし……
    そうだ、今日龍門渕の家の別邸に行っても良いですか?

    京太郎「流石に悪いもんな。色々買って来よう」

    京太郎「んじゃあ決まったのは……」

    咲、和、照、衣、透華、一、ゆみ、桃子、美穂子、華菜、菫、淡、妹尾、蒲原

    京太郎「こんなもんか。俺入れて15人か……一卓だけ三人麻雀になるな」

    「京ちゃん!! お昼食べよ?」

    京太郎「おう。今行く」

    子A「何だよ京太郎、また夫婦で弁当かよぉ……俺ぁ寂しいよぅ……たまにはこっちで食べようぜ?」ガシッ

    京太郎「………」バシッ

    京太郎「頭が高い。俺を誰だと………。…あっ」ハッ

    385 = 260 :

    「な、なんだよ…?」

    京太郎「貴様等とは違うんだよ!! 俺は勝ち組、お前等は負け組!! ハーハッハッハ!! 悔しかったら彼女の一人でも作ってみやがれ!! その時は……全力で応援してやるからよ?」

    子B「な、何だと…!? あの罵倒から一転したイケメンスピーチ!?」

    子C「馬鹿な……あんな状況が一瞬でイケメンの独壇場と化した!!」

    子A「………へっ。おう、お前に負けないくらい可愛い彼女掴まえてやるからな!!」

    子B「返したぁ!? ライバル宣言する事で自らもイケメンの境地に図々しくも入ろうという魂胆!!」

    子C「必死だぁ!! こいつ、必死過ぎる!!」

    京太郎「いや、俺に彼女はいないけど」

    子A「…………」

    子B「何と無情な言葉……周りに可愛い女の子がいっぱいいるのにも関わらず、真顔で彼女いない宣言!!」

    子C「イケメン度が違い過ぎたぁ!! これには堪らず…?」

    子A「ご……ごゆっくりぃ~~~!!!」

    子B「逃~げ~た~!!」

    子C「一気に脇役に転落!! 格の差を見せ付けられたぁ!!」

    京太郎「ハハッ。あいつに今度一緒に食べようって言っておいてくれよ」

    子B「おーう。帰ってきたら煽りがてら言っておく~」

    386 = 260 :

    一旦ここまでー

    388 :

    乙乙

    391 = 260 :

    桃子
    件名:ッス
    本文
    友達にも声かけてみたッス。
    部長の蒲原先輩と妹尾先輩が行きたいって言ってたッス。
    よろしくお願いするッス。

    京太郎「お、増えた」

    件名:おーう
    本文
    ありがとうよ!!
    人数は全然大丈夫だから、是非来てくれって言っておいてほしい。
    頼むぜ~

    美穂子
    件名:そう言ってもらえると嬉しいです
    本文
    京太郎さんが望むならどんな事でもやります
    添い寝とか、膝枕とか、一緒にお風呂とか……

    京太郎「なん……だ……と……!? おいおいおいおいいきなり何の話にチェンジしちゃってんだ!? 我が世の春が来た…!?」

    京太郎「いや落ち着け京太郎。罠かも知れん、ここで誘いに乗って痛い目に会うやも知れん……いや、福路さんを疑ってる訳じゃないけど……」

    京太郎「今までこの手の誘いに乗ってロクな目に合わなかったからな……」

    京太郎「と、とりあえずフォルダ確保!! 保存だ……保存しておこう!! 返信はまだ早い……抑えるんだ須賀京太郎!!」

    392 = 260 :

    放課後

    清澄高校
    麻雀部室

    京太郎「……………」

    「……(京ちゃん、さっきから元気無い……大丈夫かな…?)」

    メール着信有り
    2件


    件名:いや
    本文
    そんな本気になられると衣が悪いみたいじゃないか……
    確かに京太郎の反応は癪に障ったが、京太郎が衣を馬鹿にするなどと思っていないからな
    ただ……もう少しくらい構ってほしいぞ

    京太郎「何だかんだ言って寂しいのかな?」

    件名:悪かった!!
    本文
    衣に嫌われないように最大限の努力するようにする!!

    桃子
    件名:先輩の様子がおかしいッス
    本文
    妙にそわそわしてるッス
    何度も鏡見て笑ってるッス……
    何が起こってるんスかね?

    件名:それって所謂恋する乙女って奴なんじゃ?
    本文
    おかしいなぁどこでフラグ立てしてたっけなぁ?
    なんてね、俺な訳ねーよな(笑)
    ちょっと様子見してみてケータイ弄ってはため息なんてしてたらクロだぜ……

    393 = 260 :

    ブーブー!!

    京太郎「電話? 透華さんか」

    京太郎「はい、京太郎です」

    透華『私ですわ。家に来たいと会ったので連絡したのですが、準備は必要な物を言っていただければこちらで全て調いますわよ?』

    京太郎「あぁ、いえ。一応主催者だから自分で色々揃えたいなぁっていう願望が……」

    透華『衣がお世話になっている御礼みたいなのもあります』

    京太郎「それこそおかしいですよ? 俺と衣は友達ですから」

    透華『ああ言えばこう言う人ですわね…』

    京太郎「場所貸して貰って準備までしてもらうんじゃあ俺はいらない子になっちゃいますからね」

    透華『そうですわねぇ……では荷物持ちくらいはやりますわよ』

    394 = 260 :

    京太郎「いやぁ、女性に荷物持ちは流石に…」

    透華『人数は何人くらいいますの?』

    京太郎「え? えーと……15人ですね」

    透華『そんな人数分の食料やらを持つ事は出来ますの? まさかあれだけ言って持参してもらうなんて事はないでしょう?』

    京太郎「……な、何回かに分ければ……」

    透華『車を出しますわ。そちらへ伺いますので少々お待ちを』プツッ

    京太郎「透華さん!? 切られた……」

    「誰だったのかな?」

    京太郎「透華さんだよ。麻雀大会で使う場所を貸してくれるって話でさ」

    「ふぅん……そうなんだ」

    ガチャ

    「あら、早いわね」

    優希「二人きりの部室……まさか!?」

    「飛躍し過ぎだよー……」

    395 = 260 :

    京太郎「皆来るの待ってたんだよ。変な風にとるな馬鹿」

    「悪いわね、待たせて」

    京太郎「あ、部長。俺これから用事あるから途中で帰るかも知れません」

    「そうなの? もしかして女の子とデートとか?」

    咲優「!?」

    京太郎「なら良かったんですけどねぇ。残念ながら麻雀大会の買い出しみたいなものです」

    咲優「………」ホッ

    「なら仕方ないわね。こっちも多分須賀君は麻雀させられそうに無いし大丈夫よ」

    京太郎「いつ来るかは分からないですけどね」

    ハギヨシ「お迎えに参りました。須賀 京太郎様、透華お嬢様がお待ちです、こちらへ」

    京太郎「ハヤーイ。あ、はいすぐ行きます……」

    396 = 260 :


    車内

    京太郎「随分早かったですね」

    透華「当然ですわ、なんたって龍門渕ですもの」

    京太郎「理由になってないですねー」

    透華「それでどこに行けば良いのかしら?」

    京太郎「近場の商店街で十分事足りるんでお願いします」

    透華「分かりましたわ、商店街へ向かってくださいませ」

    運転手「かしこまりました」

    京太郎「いやぁ、場所貸してくれる上に荷物運んでもらうのまで手伝ってもらう事になってすいません……」

    透華「問題ありませんわ!! 私は龍門渕ですから!! オーホッホッホ!!」

    京太郎「だから理由になってませんって……あ、ここで良いですよ」

    397 = 260 :


    商店街前

    京太郎「買い物終わったらすぐ戻るんで少しだけ時間潰しててください?」

    透華「何を言っていますの? 一緒に行きますわよ?」

    京太郎「え? いや…」

    透華「私のやりたい事に文句でも?」

    京太郎「あ……。ありがとうございます、よろしくお願いします!!」

    京太郎「透華さんって少し怖そうで近寄り難い雰囲気出てますけど、凄く優しいですよね……衣の事も目茶苦茶心配してるし」

    透華「な……何を言ってますの!? さっさと行きますわよ!!」テレッ

    京太郎「あ、はい!!」

    京太郎「まずは……飲み物とかかな」

    398 = 260 :

    商店街通り
    スーパー飲食宝庫

    京太郎「こんなもんかな。何でも揃うこのスーパーは本当大助かりですよ」

    透華「そうですわね。私も見たことも無い物が多くありましたわ。あ、お会計はこのカードでしてください」

    京太郎「大丈夫ですよ。俺今結構金持ちですから」

    透華「まぁ無理にとは言いませんが……」

    京太郎「いや本当、使い道の無い金が転がり込んで来たんで使っていこうかなと」

    透華「あら、そうなんですの」

    京太郎「さてと……あとは…。透華さん、ちょっと買う物あるんでどこかで待っててくれませんか?」

    透華「買う物? 良いですわ、一緒に行きましょう」

    京太郎「あ、いや……景品とかなんで出来れば透華さんには見せたくないなぁと…」

    透華「成る程、分かりましたわ。ハギヨシ」パチン

    ハギヨシ「こちらに」

    透華「須賀さんに着いてあげなさい」

    ハギヨシ「畏まりました」

    399 = 260 :

    京太郎「えっ? ハギヨシさんは透華さんの専属執事なんじゃ?」

    透華「その私の命令ですのでお気になさらず」

    商店街通り
    買い物中…

    京太郎「いや、すいません。何か俺のせいで」

    ハギヨシ「問題ありません。どんな事にも対応するのが我々の仕事ですから」

    京太郎「凄いなぁ執事。かっこいいですね」

    ハギヨシ「……いえ」

    京太郎「おっと、福袋紙発見。さぁてと、中身を買わないとな」

    ハギヨシ「何をお買いに?」

    京太郎「菓子で良いかなと思ったんだけどそれだけじゃ味気ないから適当に見て回ろうかなと」

    ハギヨシ「畏まりました」

    400 = 260 :

    京太郎「んー……ハギヨシさんは何か面白そうな物とかありませんか?」

    ハギヨシ「私ですか? そうですね……手編みのぬいぐるみなどはいかがでしょうか?」

    京太郎「手編みのぬいぐるみかぁ……そうだ! どうせなら何個か外れを作るって意味で俺特製の京太郎ちゃんぬいぐるみでも作ろう!!」

    ハギヨシ「え?」

    京太郎「あーでもぬいぐるみなんて作った事無いなぁ。ハギヨシさんは作り方とか知ってます?」

    ハギヨシ「嗜み程度には」

    京太郎「あ、じゃあ軽くで良いんで教えてください!!」

    ハギヨシ「別に問題ありません。仕事時間外になってしまいますが……」

    京太郎「全然問題無いッスよ!! 良かったらアドレス教えてください!!」

    ハギヨシ「はい。………こちらのアドレスに送っていただければ」

    京太郎「ありがとうございます!! ……何が必要なのかとか分かります?」

    ハギヨシ「はい。確かこの店ならあちらに……着いてきてください」


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