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    元スレ京太郎「リーチ!!」

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    51 :

    >意味も無くリーチ

    52 :

    >>51

    リーチ出来るなら、役を考えないでリーチするってことじゃない?知らんけど

    53 :

    >>52
    それ今の俺じゃん

    54 :

    リーチで自分の手牌に蓋をするのは愚行だが、相手の手牌に蓋をするのもリーチの持ち味らしい

    55 :

    レストラン
    禁煙席

    店員「お冷やお持ちしました、前失礼しまーす」

    京太郎「ありがとうございます。あ、注文良いですか? ハンバーグ定食一つと」

    「あ、私もハンバーグ定食」

    京太郎「それとオレンジジュースお願いします」

    「私は食後にコーヒーを」

    店員「ハンバーグ定食お二つに、オレンジジュース。食後にコーヒーでよろしいでしょうかー?」

    京太郎「はい」

    店員「かしこまりましたー」

    56 = 55 :

    京太郎「…………E」

    「京ちゃん?」

    京太郎「何でもありません何でも…」

    「私といるのに他の女の胸を眺めるなんてね…」

    京太郎「あ、最近調子はどうでした?」

    「露骨過ぎない? まぁ良いけど…私は至って健康、麻雀の腕はめきめきと上達してるよ」

    「京ちゃんは……最近どう?」

    京太郎「あ、実は俺一ヶ月前くらいに麻雀始めたんですよ!!」

    「そうなの? ……京ちゃんと麻雀打てるのは楽しみだな、近い内に私と打たないか?」

    京太郎「照さんとッスか!? やりますやりますやりたいです!!」

    「(あ、嬉しい。なんか求められるって快感)」

    57 = 55 :

    京太郎「あ、でもまだまだ下手ですよ?」

    「基本的なルールは覚えてるんだろう? なら大丈夫だ」

    京太郎「まぁ、ちょっとした役は……大丈夫かな?」

    「じゃあ問題だ。ホンイツ、とはどんな役で何翻役?」

    京太郎「それくらいなら大丈夫ですよ!! ホンイツってのは、一種類と字牌だけで作る役ですよね? えーと、翻は……」

    「分からない?」

    京太郎「5翻くらい?」

    「まだまだ勉強が必要みたいのようだ。ホンイツの作り方は合ってるけど、鳴けば2翻、そうで無ければ3翻だ」

    「5翻なのは、チンイツの鳴いた時だね。そっちは鳴かなかったら6翻になるよ」

    58 = 55 :

    京太郎「そうなんですか? チンイツって結構高い役だったんだなぁ。前に咲がチンイツを嶺上開花してたから大した事無いと思ってましち、俺も最近それで和了ましたし。ちょっと高いってのは聞いていたけど」

    「京ちゃん?」

    京太郎「翻や点数計算分かりません……」

    「そっか。……私、次の三連休中はこっちにいるからその時に教えてあげようか?」

    京太郎「ま、ま、マジでつか…!? 男京太郎、嬉しすぎて涙が赤く…」

    「ならないから。嬉しいって言ってくれるのは嬉しいけど」

    京太郎「俺こそ嬉しいって言ってもらえて嬉しいッス!!」

    「ハハッ、京ちゃんは相変わらずだなぁ」

    「こんな事ならもう少し早くこんな風に接触してれば良かった…」ボソッ

    59 = 55 :

    京太郎「え? 何か言いましたか?」

    「ん? あ、いや何でもない」

    「それにしても、京ちゃんが私の事覚えていてくれて良かったよ」

    京太郎「いやいや忘れませんから!! 幼なじみのお姉さんでこんなに美人な人がいたら忘れようとしても無理です!!」

    「今私の胸を見た件について何か弁解は?」

    京太郎「ありません!! ごめんなさい!!」

    「私だって傷つくんだからな…」

    京太郎「ごめんなさい許してください他意は無かったんです!!」

    「本当は?」

    60 = 55 :

    京太郎「もう少し大きければ完璧なんだけどなぁ」

    「京ちゃんなんて嫌いだ」プイッ

    京太郎「!!!!!!!!」ガガーン

    京太郎「あ、すいません用事思い出したんで逝ってきます」

    「うわ京ちゃん!! その顔は本当にやりそうだから全力で止めさせてもらう!!」

    京太郎「照さんに嫌われて今後生きて行ける気がしません」

    「冗談だって!! 私は…京ちゃんの事、大好きだ」

    61 = 55 :

    京太郎「なん…だと…!? 目茶苦茶感激です…!! 俺も照さんの事大好きッス!!」

    「えっ!?」

    京太郎「もう咲のお姉ちゃんなんて勿体無い!! 今日から俺、照さんの事姉さんって呼びます!!」

    「………」ゴスッ

    京太郎「あ痛い!! 地味に痛い!! 脛蹴り止めて姉さん!!」

    「~~~~~っ!!!!」ゴスゴスッゴスゴス

    京太郎「痛い痛い!! ごめんなさい冗談ですから許して!!」

    「……もう良いよ、ふんっ」

    店員「(バカップルタヒね)お待たせしましたー)」

    62 = 55 :

    食後

    京太郎「本日は、大変申し訳ありませんでした。今後は心を改めて、精一杯照様に尽くさせていただきます」

    「そこまでしなくても良いから!! ちょっと話さなかっただけでそこまで謝らないで!!」

    京太郎「そりゃ何話しても無言で終いにはお金置いてさっさと行こうとされたらこうもなりますよ!! トラウマになりかけましたもん!!」

    「まぁ京ちゃんが悪いんだけどね」

    京太郎「はい」

    「………あ、じゃあもう行くよ。……二日後ね?」

    京太郎「あ、分かりましたー。っと、忘れてた!! 照さん、アドレス貰えませんか!? すぐ連絡できるし」

    63 :

    「メールアドレス? ふふっ、仕方ないなぁ。京ちゃんは特別だからね?(計画通り…)」

    京太郎「ありがたき幸せ!! 照様万歳!!

    「も、もう…恥ずかしいなぁ…はいこれ」

    京太郎「ほい…受信っと」

    「………っし。じゃ、またね」

    京太郎「はい!!」

    京太郎「やった!! 照さんのアドレス手に入った…!! 意味の無いメールとかしたい!!」

    宮永 照の電話番号を手に入れた!!

    64 = 63 :

    「ふっ……ククク…。アーハッハッハ!! 順調!! ここまで完璧!! 百点満点!!」

    「予定外を予定内に組み込む女ァ!!」

    「京ちゃんのアドレスゲット!! ゲット!! ゲッツ!!」

    「ひゃっほーい!!」

    「………。よし、落ち着いた。さて、メールしよう。今すぐ。電話したい衝動を抑えてメールしよう」

    65 = 63 :

    京太郎「あ、そうだった。衣からメール来てたの放置してた……」

    件名:言っておくが
    本文
    透華に手を出そうと考えているなら容赦無く攻撃を加えるからな?

    京太郎「……手を出すって事は無いと思うけど…」

    件名:あぁ
    本文
    肝に命じておくよ
    まぁ手出しはしないから安心してくれ、ただ美人だなぁって本当、そう思っただけだからさ

    京太郎「おっ、照さんから早速メール来た!!」

    件名:メール…しちゃった
    本文
    なんてね。
    電話じゃないんだから意味無いか?
    京ちゃんはもう家に帰った?

    京太郎「可愛いなぁ。絵文字とかが無いのも照さんらしいや」

    件名:あはは(笑)
    本文
    電話なら嬉しかったんですけどね(笑)

    いえ、まだ家には着いてないですね。
    ちょっとどこか寄ろうかなとか考えている段階です。

    66 = 63 :

    京太郎「こんな所かな? いやぁ楽しみだなぁ照さんとの麻雀!!」

    京太郎「相手になる訳も無いけど、色々学びたいなぁ」

    ピピピピピ

    京太郎「ん? 電話? 誰だ?」

    京太郎「って優希か……なんだろ…………タコス…!?」

    京太郎「し、しもしも?」

    優希『犬!! 3分所か2時間待たせるとはどういう了見だじぇ!!』

    京太郎「わ、わりぃ!! ちょっと昔馴染みとたまたま会っちまってさ…」

    優希『言い訳は良いんだじぇ!! 部長もカンカンだじょ!! 一分以内に戻るんだじぇ!!!!』ピッ

    京太郎「ひぎぃっ!!!」

    67 = 63 :

    このあと……優希と部長に散々折檻されたのは言うまでもなかった。
    それよりも咲の「お姉ちゃんの匂いがする…」という発言が一番怖かった…。

    68 = 63 :

    今日はここまで。

    衣とイチャイチャしたかったのに照さんとイチャイチャしてる不思議!!
    そして照さんのキャラ崩壊も著しい!!

    スレ内で少し話に出ている事についてなんですが、京太郎の一ヶ月設定は自分が麻雀を初めてやってから一ヶ月くらいのレベルで書いているので初心者丸出しです。
    これから本編内でも勘違い発言が出てきますのでご了承願います。

    71 = 63 :

    件名:それなら良い
    本文
    そうだ、明日からは暇か?
    京太郎はどうやら麻雀についてはあまり詳しく無いみたいだから、衣が教えても良いぞ!!
    せっかくの三連休、衣も別段用事がある訳でも無いからな

    京太郎「………うぅん…明日は照さんと用事あるしなぁ。連休二日目でも大丈夫かな?」

    件名:あぁ
    本文
    それは是非お願いしたい。
    ただ明日は用事あるから明後日でも良いか?

    京太郎「衣も強いしな、もっと戦ってみたい相手だ」

    京太郎「さて、もう寝ようかな」

    72 = 63 :

    次の日

    ピンポーン

    京母「京太郎ー!! 咲ちゃんよー!!」

    京太郎「ふわぁ……んー…」

    須賀家
    玄関

    「あ、京ちゃんおはよう!!」

    京太郎「んあー……朝っぱらからどうしたんだよ咲…」

    「昨日の夜にメールしたのに気付かないし、電話も出てくれないから来ちゃったよ」

    京太郎「あー……着拒してたー…」

    「えー!?」

    京太郎「まぁ嘘だけどなー…んで、何だよ?」

    「今日一緒に遊びたいなーとか思って?」

    京太郎「あ、悪い。今日は用事ある」

    「そっかぁ……まぁされなら仕方ないよね」

    京太郎「いや、咲なら大丈夫なのかな?」

    73 = 63 :

    「え? もしかして用事って、優希ちゃんとかと?」

    京太郎「いや違う。照さんと麻雀やるって話を」

    「ほお」ズンッ

    京太郎「ひぎぃっ!!」

    「やっぱりお姉ちゃん、戻って来てたんだ……気のせいじゃなかった…。京ちゃんの事盗みに来たのかな…」ブツブツ

    京太郎「咲さん?」

    「京ちゃん、私も行くから」

    京太郎「え? でも照さんに聞いてみな」

    「……………」ニコッ

    京太郎「申し訳ありませんでした」

    74 :

    イッチガキタデー

    75 = 63 :

    須賀家
    京太郎の部屋

    京太郎「さて困った。どうしよう…とりあえずケータイ…」

    京太郎「おっ? 照さんと衣、優希に咲からメールが来てる。咲から電話が2回っと」


    件名:うむ、そうか
    本文
    では二日後に会おう
    楽しみにしてる
    次は負けないからな

    京太郎「うん、これには返信いらないかな」

    優希
    件名:休みは暇だじょ
    本文
    犬ー私に付き合うじぇ!!

    件名:残念だったな
    本文
    俺は忙しいのだ。
    また今度な。

    76 = 63 :


    件名:起きてるかな?
    本文
    今私は京ちゃんの家の近くにいるんだが、起きたらメールしてくれ。

    京太郎「さてこれに何て返そうか」

    「京ちゃん?」コンコン

    京太郎「ひぃっ!! 今メールしますんで待ってください!!」

    「なんで敬語? まぁ分かったよー」

    京母「咲ちゃんちょっと来てー」

    「あ、はーい!!」

    「じゃあ京ちゃんも早く降りて来てね?」トン トン

    77 = 63 :

    京太郎「ふぃー……」

    件名:その事についてなんですが
    本文
    何か咲が絶対着いて行くとか言い出しちゃって……。
    本当すいません、連れてっても良いですか?

    京太郎「………大丈夫だとは思うけど…」

    ピピピピピ

    京太郎「照さんからの電話か…」ピッ

    京太郎「もしもし?」

    『京ちゃん? 咲も来るって?』

    京太郎「あ、はい。何回か俺に連絡してたらしいんですけど俺寝てて……さっき家に来た時に照さんと会う事を話したら…」

    『……まぁ別に良いんじゃないかな? 咲も連れてって』

    京太郎「本当ですか? 良かった…断られたらどうしようかと思ってました」

    78 = 63 :

    『じゃあ街に来てくれないか? 今、雀と言う名前の雀荘近くの喫茶店に友人といるから』

    京太郎「あぁ、あそこか。分かりましたー」

    『じゃあ後でね』ピッ

    京太郎「本当良かったぁ。じゃあ下に下りるか」

    須賀家
    居間

    京太郎「……サキサン、ソノカッコウハ?」

    「……京ちゃん…裸エプロンだよ…?」

    京太郎「ばー!!! 何やってんだお前はー!!!!」

    「なんちゃって♪ 中に来てたタンクトップにスパッツだよ~?」

    京太郎「………チッ…貧乳が調子乗りやがって…」

    「京ちゃんがあまりのガッカリ具合にやさぐれた!?」

    79 = 63 :

    京太郎「へーへーどーせオイラは変態ですが何か? あん?」

    「ごめんってー」

    京太郎「良いもん、咲に期待した俺が馬鹿でしたよ…」

    「むくれないでよーご飯作ってあげたんだからー」

    京母「お、やってるねー。咲ちゃんどうだった?」

    「裸じゃないって分かったら拗ねちゃって…」

    京母「我が子ながら本当に馬鹿息子だわ…」

    京太郎「うっせー!! 母さんの差し金か!!」

    京母「べっつにー?」

    京太郎「純情な少年を弄びやがって……」

    京母「さ、馬鹿は放っておいて食べましょ?」

    「はい♪」

    京太郎「あーもー俺も食う!!」

    80 = 63 :

    京太郎「あ、咲。照さん大丈夫って言ってたぞ?」

    「え? ……ふーん」

    京母「照ちゃん帰ってるの? 久しぶりに会いたいなー」

    京太郎「今日照さんと麻雀やりに行くんだぜー。咲も連れていってな」

    京母「は……? 京太郎、あんた麻雀始めたの?」

    京太郎「あれ、言わなかったっけ?」

    京母「………そっか。まぁいずれこうなるとは思ってたけどね。近くに咲ちゃんとか照ちゃんもいたし…」

    京太郎「どうかしたのか?」

    京母「うーん……個人的にはぶってでも止めたいけど、あんたには咲ちゃんが着いてるし大丈夫かなと思える私もいるんだよね」

    京太郎「だから何の話だよ?」

    81 = 63 :

    京母「京太郎。自分を見失わないで真っすぐ前を見つめて歩きなさい。道に迷いそうになったら、あんたの周りにいる人達を思い出しなさい」

    京太郎「いやだから」

    京母「良いわね?」

    京太郎「……何か真面目っぽいな…。分かった、ちゃんとする」

    京母「咲ちゃん。私の馬鹿息子がこれからいっぱい迷惑かけると思うけどよろしくね?」

    「あ、は、はい!!」

    京母「京太郎、誰かを傷つけたりしたら、私が死んででもあんたを止めるからね」

    京太郎「怖い事言うなよ……何なんだ?」

    京母「さ、飯食ったんなら早く行きな。照ちゃん待ってるんでしょ?」

    京太郎「っとやべっ、もう9時じゃん!! 咲行くぞ!!」バタバタ

    「あ、待ってよ京ちゃん!!」

    82 = 63 :

    京母「咲ちゃん。……泣きたくなったり死にたくなるくらい辛くても、絶対に目をつむらないでね。何かあったらいつでも相談していいから」

    「……? は、はい!!」バタバタ


    雀近くの喫茶店

    京太郎「着いた!! 照さんは……」

    「京ちゃーん!!」

    京太郎「咲、遅いぞ!!」

    店員「お客様、お二人様ですか?」

    京太郎「あ、知り合いと待ち合わせしてて…」

    「京ちゃーん」

    京太郎「あ、いました!!」

    店員「かしこまりました」

    京太郎「遅くなってすいません!!」

    「いや、気にしてないよ。……久しぶり、咲」

    「お姉ちゃん。……うん」

    83 = 63 :

    「君が咲か? 私は弘世 菫だ、よろしく。そっちのかっこいい彼は?」

    京太郎「あ、須賀 京太郎って言います!! よろしくお願いします!!」

    「大星 淡だよ、よろしく」

    京太郎「あ、はい」

    「思いがけず5人になってしまったが、何…問題は無い」

    「行こうか」

    「………」

    84 = 63 :




    「(何となく雰囲気が重くなった気がする。照と宮永妹から負のオーラが漂っている気がするのは気のせいか?)」

    「(やりづらいなー。イケメン一人いるのは良いんだけどさー)」

    京太郎「(照さんと咲、もしかして喧嘩してるのか? よし、ここは俺が空気を和ませよう!!)」

    京太郎「いやー、にしてもこんな美人達に囲まれるなんて俺も幸せ者だなぁ」

    「フフッ、京ちゃんは正直者だな」
    「やだな京ちゃんったら…美人だなんて」

    「………」
    「………」

    「(余計に空気が悪くなったな)」

    「(顔が良いだけの残念系男子っぽい)」

    京太郎「………つ、着きましたね。入りますよ?」

    雀荘-雀-

    「さて、早速始めようか」

    「どうする? 一人は見学になるが」

    85 = 63 :

    今日はここまで

    87 :

    乙だよー

    88 :

    正直、>>1に同意

    咲のキャラは魅力的でみんな大好きなんだけど
    自分自身、百合が苦手で受け入れられないというジレンマ

    まぁ一巻の表紙が咲でタイトルも”咲”なのに
    京太郎が主人公なんてありえないんですけどね・・・

    89 :

    今日の23時くらいに開始します

    そしてアドバイス頂きたいんですが、淡と菫の喋り方に詳しい人ちょっとで良いので教えて貰えると嬉しいです…

    90 :

    淡は敬称付けないで名前呼びじゃなかったっけ?

    91 :

    原作嫁ks

    92 :

    あわあわは誰にでもタメ口だよな?
    菫さんは…
    お菓子大好きおばちゃんwww

    93 = 89 :

    「私は見ていよう。何かあれば京ちゃんに教えられるように」

    「むっ………私が見てるよ? お姉ちゃんは打てば良いからさ」

    「弱い咲に教えてもらうのは可哀相だろう、京ちゃんが」

    「お姉ちゃんみたいに傲慢な人に教えて貰えるよりはマシじゃないかなぁ?」

    バチバチバチバチ

    京太郎「照さん、咲は弱くなんか無いッスよ?」

    「え?」

    京太郎「咲は凄いんスから。インターハイの県予選、女子団体戦で大将任されて、優勝しちまったんですから。俺、咲の事すげー尊敬してるんですよ。いくら照さんでも、咲の事悪く言われたら嫌です」

    「う……」

    94 = 89 :

    京太郎「咲も咲だぞ? 自分のお姉ちゃんに酷い事言ったら駄目だと思うぞ。俺、照さんも咲と同じくらいに好きなんだから」

    「あう…」

    京太郎「ほらほら、お互いに謝っておあいこって事にしましょう!! 咲もな!!」

    「………すまんな」

    「私も、ごめん…」

    京太郎「うんうん。やっぱり兄弟姉妹は仲良くするに限るな。偉いぞー咲」ナデナデ

    「えへへ……」テレテレ

    「京ちゃん!! あ、わ、私も…」

    京太郎「良いんスか!? んじゃ……」ナデナデ

    「………///」テレテレ

    95 = 89 :

    「(テルがこんなになるなんて……チッ)」

    「そうだな、私が見ていよう。それが最善策だと思う」

    「む、そうか。分かった」

    東 淡
    南 咲
    西 照
    北 京太郎

    京太郎「えーと……」

    「あ、そこじゃないぞ京ちゃん。その一つ左だ」

    京太郎「あれ? 6じゃ……7だ…」

    「(…………ふむ。須賀君の動きは殆ど素人と言った所だが……何故だろう、嫌な予感がする)」

    96 = 89 :

    東一局

    「(須賀君は……酷いものだな、何だこの致命的な運の悪さは……バラバラだ)」

    「(照は……流石、既にイーシャンテンか。だがこの局は見に回るだろうな)」

    「(宮永妹は……暗刻が三つ? 訳が分からん)」

    「(淡は………良いか別に)」

    「ちょっ!! スミレなんで私の方には来ないの!?」

    「お前はなるようにしかならんだろ」

    「えぇっ!?」

    97 = 89 :

    5順目

    「…………(これは…。彼は一度も不要牌を握る事無くイーシャンテンまで昇華した…?)」

    「(対して他の三人はあまり状況は良くなさそうだ)」

    「(おかしい。見に回ったは良いが、開始イーシャンテンから一歩も前に進まないなんて事があるのか?)」

    「……(カン出来ないよー…)」

    「何これ…凄い変な感じ…」

    「(須賀君が何かしてるのか…?)」

    京太郎「(うーん………)」

    ポイッ

    「(な、何故そこを切る…!? そこは広く受ける場面だろう…!!)」

    98 = 89 :

    京太郎「(よしよし、上手く打ててるな♪)」

    7順目

    京太郎「(うっしテンパイ!! ……うーん…今日は大丈夫なんじゃないかな?)」

    「(何故テンパイに…まさか、彼には何か見えているのか…?)」

    京太郎「リーチ!!」

    「ん?」

    「(嫌な雰囲気が消え去った?)」

    「あ、それロン」

    京太郎「ぐっは…やっぱり今日も駄目なのか…」

    「三倍満ー」

    京太郎「ぶるあっ!!」

    「京ちゃん!!」ガバッ

    京太郎「はべ?」

    「な、なんで京ちゃんが……そんな能力を使っているんだ!!?」

    99 = 89 :

    今日はここまで


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