私的良スレ書庫
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元スレ上条「白いワンピース」
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「……え?」
「ん?」
「……とうま、ますますおかしくなってるんだよ」
「だよなー、俺でも何が何だか。で、その魔術とか伝説と何か関係ありそう?」
「見た目だけなら関係、というかそのまんまなんだよ」
「はははっ、そうか、じゃあ竜王の殺息ってやつを使えたりしてな」
「そんなのが出来るなら苦労しないんだよ」
「苦労って何にだよ……。でもさ、これだけ見た目がそっくりなら使えそうだよなー」
「そんなことあるわけないかも」
「でもさ、できそうじゃないか?ほらこうやって右手を引いて息を吸って……右手を突き出して息を吐き出す!」
「あ」
「えっ」
「……」
「……え?」
「……」
「……インデックス、なんか飲み物いるか?」
「え、いいの? ……でもとうまに悪いかも」
「インデックスが遠慮なんかするなよ。少しくらいわがまま言ってくれた方がインデックスらしく元気でかわいいぞ?」
「か、かわっ……」
「ん?」
「なななななんでもないんだよ! そうだ、私とうまのおすすめがいいなー……」
「? そうか、じゃあ適当に買ってくるから待ってろ」
「い、いってらっしゃいなんだよ」
「おー」
「まったく、とうまは……」
俺の返事の後、インデックスが何か言ってるように聞こえた。
俺の空耳かそんなに大したことじゃないのかは知らないがインデックスは俺を止めようとはしなかったのであまり気にせず自販機へ向かった。
それとあの力はもう使わない、本当の緊急事態の時だけにしよう。
あと、俺の不幸センサーが何か重大なものを壊したって知らせてくる……。
弁償とかないよな?
「はあ、不幸だ……」
いじょー
短くてごめんね、今3巻の途中まで書いてるんだよ
あと自己解釈やオリジナル設定多くてごめんね
インデックスの魔術の解説は17巻の絵の伝説の話です
ではー
こんばんはー
お久しぶりです
そろそろ原作との矛盾がどんどん大きくなっていく頃です。
原作では御坂が実験を止める最終手段前に大きな絶望をしていますが、ここではそれが無いです。
ですので、上条さんがそれを与える係。ちょっときついことを言います。そのため魔術のことを話したりしますが気にせず読んでください。
このままだと初期御坂のままになってしまうと思ったのでこうしました。
まあ何が言いたいかって言うと御坂好きにはちょっとあれかもです。
時間見つけ次第投下にきます、ではー
お久しぶりです
そろそろ原作との矛盾がどんどん大きくなっていく頃です。
原作では御坂が実験を止める最終手段前に大きな絶望をしていますが、ここではそれが無いです。
ですので、上条さんがそれを与える係。ちょっときついことを言います。そのため魔術のことを話したりしますが気にせず読んでください。
このままだと初期御坂のままになってしまうと思ったのでこうしました。
まあ何が言いたいかって言うと御坂好きにはちょっとあれかもです。
時間見つけ次第投下にきます、ではー
こんばんはー
投下します、内容はこの間予告した通りです、ご注意ください
投下します、内容はこの間予告した通りです、ご注意ください
「……忘れてた」
俺は今、とてもピンチな状況にいる。
ここの自販機、まともなのがねえ……。
「こんな変なモンばっかじゃインデックスの好みとか関係してくんのかわかんねえ……」
まあいいか、とりあえず1番ましだと思われるものにしよう。
そう考えて財布からお金を出す。
……はずだった。
「不幸だ……」
また重大なことを忘れていた。
この自販機。金のむやつじゃねーか!
あ、でもそれは紙幣だけなのかな? 硬貨は……、
「使えるのが150円しかない……」
缶は120円。自分は別にいらないんだし、インデックスのだけでも買えればよし。
俺はその100円玉と50円玉を自販機に入れた。
ガコン
「よかった……、買えた」
たまにはこんな幸運があってもいいよな。
「おーいインデックおわっ」
「はーい♪」
「み、御坂!? なんでここに?」
「失礼ね、私だって自販機くらい利用するわよ。それよりアンタ1人? なんか物凄い威力のありそうなビームがこの辺から見えたんだけど」
「あー……。ごめん、それ俺がやった。出せるかなーって試したら出ちゃった。あとそこにインデックスいる」
「ああそう、それは残念。勝負できないじゃない。…………って、は?」
「ん?」
「ん? じゃないわよ! え? さっきの本当にアンタなの?『出ちゃった、テヘッ♪』 って何!?」
「まあ落ち着け、とりあえずなにしにきたんだ?」
「落ち着けるわけッ……はあ、もういいわ。とりあえずジュースでも飲もうかなー、なんて」
「え? お前自販機使うの?」
「だからさっきも言ったでしょ、自販機くらい使うわよ」
「いや、そうじゃなくてさ、買うの?」
「な、何のことかしら?」
「まさかとは思うけど、学園都市第三位サマが自販機にケリ入れてジュースただ飲みなんてケチなことはしてないよな?」
「そ、そんなことするわけないデショー。っていうかアンタなんでそんなこと知ってるのよ!?」
「ん? どんなこと?」
「あっ」
「……」
「……」
「……ははっ」
「ちぇいさーっ!」
「……もしもし、警備員ですか?」
「ちょーっとまったー!」
「なんだよ」
「え? 何? 何しようとしたの?」
「そりゃあお前見たらわかるだろ?」
「……」
「そんな顔するなよ御坂。お前が悪いんだからしっかり反省して今後もそういうことや街での電撃の使用をだな……。今のも別に本当に通報してたわけじゃないし冗dってちょ、おいっ」
「アンタはやっぱりムカつくわねーッ!」
「危なかった……」
「チッ、たまにはくらいなさいよ」
「いや、一回でもくらったら死ぬからね?」
「そんなことかんk」
「風紀委員ですの! こちらで能力者が暴れているという通報が……ってあら? お姉様?」
「あ、黒子」
「そうなんだよ白井聞いてくれよ。こいつさあ……」
「ちょちょちょちょーい!」
「どうせお姉様が電撃を放ったってとこなのでしょう? そしてその殿方。あなたが『あの馬鹿』ですの?」
「あの馬鹿?」
「ですの。お姉様は毎日帰って来るなりあの馬鹿、あの馬鹿……と。それはもう楽しそうに話していらっしゃいますのよ」
「ちょ、黒子!?」
「電撃のダメージがないところを見るとあなたで間違いないのでしょうけど……。ところで何故わたくしの名前を知っているんですの?」
「それは……。……あれだよ、お前がこの辺じゃ有名な風紀委員だからだよ」
「あら、それは光栄ですの。わたくしお姉様の『露払い』をしている白井黒子といいますの」
「俺は上条当麻。よろしく、白井」
「はい、上条さん。じゃあお姉様。わたくしは見回りに戻りますので。今日は早く帰ってきてくださいな」
「わかってるわよ」
「毎日そう言ってるのに遅いからですの。ごまかすのもそろそろ限界ですのよ?」
「はいはい、じゃあね。早く戻りなさい」
「では失礼しますの、お姉様。上条さん」
「……」
帰るのが、遅い?
いやちょっと待て。
この頃は俺が毎日追いかけられてたはず。
そのことで門限破ったのは毎日じゃないはずだ。
ということは……
「どうしたのよ?」
「いや、お前なんで早く帰らないんだ? 俺を追いかける以外にもなんかあんの?」
「何でもいいでしょ? ほら、アンタも早く戻りなさい。きっとあの娘待ってるわよ」
「わかった、じゃあな」
御坂妹、探してみるか。
「いや、やっぱり私も行く」
「何で?」
「私もあの娘にいろいろ聞きたいことあるし……」
「そうか、じゃあ行くか」
「うん」
「あ、でもあいつの過去とか、あいつが何で能力効かないとか、あいつの能力とかは聞くなよ? あ、いや、後の二つは別に……。いやでも、うーん……」
「何でよ? いいじゃない」
「よくねえよ。あいつにも人に言えない事情ってのがあるんだ。お前にもあるだろ? 人には言えないようなこと」
「それは……あるけど」
「それにお前が聞いてもまず信じないだろうしな」
「何でよ?」
「じゃあ例えばさ。あいつが漫画に出てくるような魔法使いだって言われたときああそうですかって信じられるか?」
「いやいや、無理に決まってるでしょそんなの。何よ魔法って、そんなの本当に漫画の世界の話でしょ? 全然科学的じゃない」
「これくらいの話が信じられないなら多分あいつの話は一つも信じることができないぞ」
「何よ、魔法なんてものがあるっていうの!?」
「さあな、ただこっからはお前の踏み込んでいい話じゃない。俺が言えたもんじゃねえけどさ、やっぱりこっち側の人を巻き込むわけにはいかないんだよ」
「な、何のことかさっぱり分からないけど私は学園都市の第三位なのよ? 私に勝てる人なんてここにはそういないわよ」
「確かに、ここにはいないかもな。でもさ……」
「何よ?」
「実際俺に負けただろ? 無能力者の俺に」
「アンタの無能力は詐欺みたいなもんだからノーカンよ」
「……認めてるじゃねえか」
「何ですって?」
「科学じゃ説明できない力をさ。全然科学的じゃない俺の右手を、お前は何で信じてるんだよ」
「え……」
「世界は広いんだ。お前が一番強いわけじゃない。色んな能力だってある。それと俺は何回も敵にやられて入院してきた。でも御坂に怪我させられたことなんて一回もない」
「それは……私が」
「俺、手加減されてるのに死にかけたことあるんだよ。本当にこっちは一度も手を出せずに、な」
「……」
「それと御坂。お前もこの街でもお前より強いやつを見たことあるんじゃないのかよ?」
「な、何を……」
「心当たり、あるだろ? 俺以外にお前に勝ったもう一人が」
「っっ!?」
やっぱり……。御坂が実験について知るのが早すぎる。
何かがおかしい。
「詳しいことは聞かないし言わない。お前にとっては人には知られたくない話なのは分かってる? だからここでこの話は終わり」
「アンタがどこまで、何を、どうやって知ってるかは知らないけど、誰にも言わずにいてくれると嬉しいわ」
「言うわけねえだろ」
「そ、ありがと。早く戻りましょ」
「結局お前も来るんだな」
「詳しいことは聞かないことにするけどね」
「ああ、ありがとう。そうしてやってくれ。でもあいつがうっかり口滑らすかもしれないから先に言っておく。魔法、とは言えねえかもしれねえけど、魔術は本当にある。けどあいつに魔術は使えない。だから証拠は見せられないと思う」
「証拠がないとか尚更信じられないわよそんなの……。でもそのことを聞くのはあの娘から話してきたときだけにするわ」
「いや……」
「何よ?」
「あいつに一度質問したら延々と説明し続けるぞ」
「……」
「……」
「世間話でとどめておくわ」
「ああ」
「ところでアンタのビームは魔術ってやつ?」
「いや、俺にもあいつにも分からん。なんかいろいろと正体不明でさ」
「何よそれ……」
「悪いインデックス、遅くなった」
「いいんだよ、とうま。途中で短髪がきてくれたし……ってえ?」
「お姉様?」
「た、短髪が2人もいるんだよ」
「……」
「……」
「どうしたの? とうま、短髪」
「ーーーアンタ! 一体どうしてこんな所でブラブラしてんのよ!!」
「何かと問われれば、研修中です、とミサカは簡潔に答えます」
「けん、」
御坂が息を詰まらせ、目を逸らし、何かブツブツ呟いている。
「……おい妹、ちょろっとこっちにきてみよーかー?」
「は? いえミサカにもスケジュールはあります、とーーー」
「いいから、きなさい」
「んじゃ、私達はこっちの道だから。シスターも元気でね」
「う、うん。じゃあね短髪たち。……ねえとうま、短髪のお家は複雑な家庭なのかな?」
「……まて、お前ら」
「何? 私はもう行きたいんだけど」
「おい、妹の方。ちょっとこっち来い」
「ちょっとアンタ、勝手に何するつもり!?」
「……いいから来いっつってんだよ」
「!? ……わ、分かったわよ、行ってきなさい」
「分かりました、とミサカはお姉様に従います」
お姉様の所に行くのには渋ったくせに……。
相変わらず変わった奴だな。
「じゃあちょっと2人は外してくれ。御坂、インデックスにいろいろ聞きたかったんだろ?」
「今さらなにもないわよ。行けばいいんでしょ? 終わったら呼びなさい。ほら、行くわよ」
「え? 何? 何が起こってるのかな?」
「……悪いな、インデックス」
「で、何でしょう、とミサカは疑問を口にします」
「……お前、何号だ?」
「このミサカはミサカ10032号です、とミサカはあなたがミサカ達の存在を知っていることに驚きつつも答えます」
「ちょっとまて、じゃあ10031号は?」
「昨日実験が終わったところですが、とミサカは懇切丁寧に説明します」
「は……? もしかして実験場は路地裏か?」
「路地裏とは?とミサカは疑問を口にします」
「あの、古本屋の近くの」
「あなたは実験の関係者なのですか?」
「いや、ただ情報をたくさん知っているだけだ」
「不思議な方ですね、とミサカは少し自分達の情報がばれていることを気味悪がります」
「するとお前はどこで実験するんだ?」
「これ以上は実験の妨げになる恐れがあるのでお答えできません」
「まあいっか、多分あそこだろ。さ、御坂とインデックス呼びに行くぞ。あ、あとインデックスと話してくれてありがとな」
「いえ、いいんですよ、とミサカはめんどくさかったという本音を隠しつつ答えます」
「隠せてないぞー」
……そうか、実験は何故か1ヶ月ほど早くはじまってるみたいだな。
多分御坂妹は今日の夜実験だろう。20:30か……。
「インデックスー」
「あ、とうまが呼んでるよ、短髪」
「だから私の名前は御坂美琴だって何回も言ってるでしょうが」
「……なあ、御坂妹」
「それは私のことですか?」
「ああ。御坂妹、俺さ、学校通ってるし、馬鹿だし夏休み中も補習行ったりしてるからさ、昼間インデックスを一人にしちゃうんだよ。だからさ、今日が終わったら暇な時は俺の家遊びにきてくれよ」
「ですがミサカは……」
「それ以上は言うな。お前は実験動物なんかじゃない。お前は生きている。似た顔のやつがただ1万人ほどいるだけの人間なんだよ。それにミサカ10032号はこの世界に1人しかいないじゃないか。そしてそいつは俺やインデックスの友達で、御坂の自慢の妹だよ。それはお前が生まれた時から、今も、これからもずっと変わらないことなんだよ」
「……」
「何話してんのよ?」
「いーや、なんでも」
「じゃあインデックス、買い物行くか」
「うん、じゃあね、短髪、クールビューティ」
「何それ!? 私とこの子の差ひどくない?」
「お姉様、そういうところがクールではないのでは?とミサカは当たり前の指摘をします」
「ぐっ……」
「じゃあな御坂……そうだ御坂」
「何よ?」
「ちょっとこい……」
「え? 何?」
俺は御坂に小声で話しかける。
「今日の夜20:00に鉄橋に来てくれ、どんな用事があっても来てくれ」
御坂も小声で返事をする。
「いいけど……何で?」
「お前の毎日の夜更かしを終わらせる」
「え? 何する気よ!?」
「いいからこい、絶対だ。その時話してやる」
「……分かった」
「じゃあな」
「うん、また後で」
「んじゃ御坂妹もまたなー」
「……さようなら」
「……。さーてインデックス、今日は晩飯のおかずも買うぞー」
「任せて欲しいんだよ!」
「じゃあ多分袋多くなるだろうからいくつか持ってくれよ」
「ふっふーん、お安い御用かも」
「それはよかった」
「行ってしまわれましたね」
「……アンタ、あいつと何話してたの?」
「いや、特に何も話してませんが、とミサカは嘘をつきます」
「アンタの口癖って損ね」
「しょうがないことです」
「で、何話したの?」
「……ミサカはお姉様の妹でいていいんでしょうか?とミサカは質問します」
「何よ、当たり前じゃない。あんな酷いこと言っちゃったけど、私はどんなことをしてでもアンタ達を助けてみせるわ」
「そうですか……。でもミサカはただの実験動物です、とミサカは反論します」
「そんな、そんな悲しいこと言わないで!! アンタは私の妹よ、自慢の妹なのよ……。たった1万人の大切な妹」
「……そうですか。では、お姉様。ミサカはこれで」
「うん、じゃあ、またね」
「はい。……また…」
いじょー
なんか自分でも釈然としない感じがしてて投下が遅れちゃいました、すいません
本当は日曜日には出来てたんですけどどうしても納得できなくて、色々修正してたら……
多分次で3巻終わるかなーと思います
ではー
おつ
つよい上条さんがすきー
樹形図の設計者もぶっ潰したしあとはセロリをゲンコロするだけやな
つよい上条さんがすきー
樹形図の設計者もぶっ潰したしあとはセロリをゲンコロするだけやな
乙!
樹形樹の設計者どうするんだろって思ってたらそう来たかwwwwwwww
樹形樹の設計者どうするんだろって思ってたらそう来たかwwwwwwww
そんなこんなで俺とインデックスは今スーパーにいる。
時刻は11:30。
「インデックスー。このエリアのおかずなら何買ってもいいぞ」
「本当に!? 本当に何でもいいんだね、とうま!!」
「あ、ああ。まあ……」
「じゃあこれとこれとこれと……」
「あのー、インデックスさーん。3品程度にしていただけるとありがたいんですが……」
「あ、これも……。むむー。どっちにしよう……。どっちもいれちゃえ」
「聞いてねえ……」
「何かな、とうま? 私は今忙しいんだよ」
「たくさん買ってもいいけど、その時は晩飯とかにもまわすぞ」
「……つまりどういうことなのかな?」
「つまりだな、インデックスが10品買ったとするだろ? すると3品は昼、3品は夜。って感じになるけどいいかってことだ」
「そ、それは……。その間手作りが食べれない分辛いかも」
「……じゃあ俺の分も決めてくれ、一緒に食べよう。な、インデックス?」
「とうま、ありがとう!」
やっぱりインデックスに甘い俺であった。
「「ただいまーっ」」
「さあインデックス、おかずはそこおいとけ。まずは冷蔵庫に買ってきたもんいれるぞー」
「わかったんだよ!」
「元気だな」
「ふっふーん。それはとうまと一緒にご飯作るのが楽しみだからかも!」
「そっか、それはよかった」
「だから何をすればいいのかな?」
「じゃあまずは冷蔵庫の使い方をもう一回説明するぞ」
「そんなの覚えてるんだよ、ここが野菜でここがお肉、ここが卵でしょ?」
「おおー、さすがインデックス」
「じゃあいれていくんだよ。ほいっほいっ」
「ちょーとまてー! 考えて入れろよ!」
「ん?」
「そんな入れ方したら全部入らないだろ?」
「え? でも入っちゃったかも」
「Oh……」
「じゃあ、次はお肉いくんだよー!」
「……」
「ふぅ、これもなんとか入ったんだよ」
「なんか才能を感じるな」
「えへへー」
「いや、別の才能な」
「むー、それはどういう意味かな?」
「なんでもねーよ。ほら、オムライスの材料出してくれ」
「分かったんだよ、これとこれかな?」
「ああ、じゃあ作るか」
「はやくするんだよ!」
「お、おう……」
「「いただきまーす!!」」
「卵がふわふわじゃないんだよ!」
「そりゃインデックスは初めてだからな。そんだけできれば十分だ」
「とうまの卵ずるいかも」
「インデックスも慣れたらこれくらい出来るようになるさ」
「もっとがんばるんだよ!」
「それは楽しみだ。ほらインデックス口開けろ」
「?」
「卵ちょっとやるよ」
「!! あーん」
「あーん」
「おいしいね、とうま」
「だろ? 上条さんにかかればこんなことちょちょいのちょいだ」
「ふっふーん、もうすぐ私、とうまを抜くもんねー」
「はいはい」
「……その余裕が気に入らないんだよ」
「ん? おいインデックス、口にケチャップついてる」
「んー、とれた?」
「いや、逆」
「これでどうかな?」
「もうちょい下かな」
「よし、これで!」
「下行きすぎだ」
「もー! とうまの説明が悪いかも!」
「悪かったな。ほら、うーってしろ」
「うー」
「はい、食べてよし」
「えへへ、ありがとね」
「はいよ、しゃべりながら食べたらまたつくぞ?」
「うん!」
「「ごちそうさまー!」」
「ふう、食った食った」
「私はまだまだいけるんだよ」
「相変わらずだな、お前は」
「そんなに褒めないで欲しいかも」
「褒めてねえよ、それより用意出来たのか?」
「へ? 何の?」
「何の?ってお前……。服買いにいくんだろ?」
「そういえばそんな話もあったかも」
「……お前、実は魔道書何冊か忘れてるだろ」
「ば、ばかにしないでほしいかも! えっとね、一冊目はね……」
「悪かった、俺が悪かったからもう用意してさっさと行こう! な?」
「とうまから言い出したくせに……」
「あー! あー! 何も聞こえねー。さ、インデックス、買い物だぞ? タノシミダナー」
「……」
「……」
「一冊目はね…」
「あーまじごめんって!」
「許してあげないこともないんだよ」
「っていうか用意出来てるの?」
「あ……」
「お前やっぱり」
「一冊m」
「いいから用意してこい!」
「「いってきまーす!」」
「忘れ物ないか?」
「服を着替えただけで何を忘れる物があるのかこっちが聞きたいくらいかも」
「ま、その調子だったら大丈夫だろ、行くか」
「うん!」
「さてと、着いた訳だけど、まずは何にする?」
「まずはね……下着?」
「あー、そういや普通の服着るならいるよなー……って!?」
「ん? どうしたのかな」
「おおおおおまえ、ワンピースの時し、下着……」
「とうまー!!」
「痛いっ、痛いからやめてインデックスさん! 叩かないで、ここ店ん中ー!」
「まったくとうまは……」
「と、とりあえず好きなの選んでこい」
「とうまは来てくれないの?」
「行けるわけないだろ!?」
「だめ……?」
「そんな可愛い顔してもだめー!」
「わかったんだよ……」
やれやれ。上条さんも男子高校生なんですよ。
そんなとこにいたら周りからどんな目で見られることか……。
「とうまー!」
「お、早かったじゃねえか」
「うん、うん! 早く買お!」
「……なんかいいことあったのか?」
「あっちのほうに可愛い服がいっぱいあったんだよ!」
「そうか、それは早く行かないとな」
「だいぶ買ったな」
「満足かも、ありがとね」
「いいんだよ」
「えへへ」
「……じゃあ帰るか」
「うん♪」
「あ、ちょっとだけ待ってろ」
「え、どこ行くの?」
「すぐ戻ってくるから」
「う、うん」
「悪いな、インデックス」
「ううん、そんなことないんだよ」
「ありがとうな」
「あれ、その白いワンピース……」
「これか? 舞夏に返そうと思ってな」
「それ買いにいってたんだね」
「ああ、じゃあ今度こそ帰るぞ」
「そろそろおやつの時間かも」
「帰りにクレープ買ってやるから今は我慢な」
「やったー、クレープ♪クレープ♪」
あと、携帯も買わなきゃな。
とりあえずは電話の使い方だけ覚えてもらえばいいだけだし……。
そういえばペア契約にすれば電話代が……、これはインデックスとペア契約にしないとな。
そして、
「「ただいまーっ」」
「おいしかったね、クレープ」
「あそこは上条さんのオススメなんだ」
「また行きたいんだよ」
「また、な」
「そんなことはわかってるかも。あと、このけーたいっていうのもありがとう」
「それは連絡用に必要だろ? 俺だって学校行ったりするんだしさ 」
「うん、そうだね。あと使い方はなんとか覚えたんだよ」
「じゃあ俺にかけてみろ」
「えーっとね……。もしもし?」
「『もしもし?』」
「おおー、つながったんだよ!」
「じゃあ次はこっちから、もしもし?」
「『もしもし?』」
「一応ちゃんと使えてるな」
「また今度メールっていうのも教えてね」
「ああ。それより昨日の今日でだいぶ疲れたな」
「私はそれほどかも」
「若いのは元気だなー」
「とうま、なんか親父くさい」
「何だとーッ」
そこで俺は思い出す。
「っと、ちょっと隣いってくる。服渡してくるわ」
「いってらっしゃーい」
「眠そうだな、やっぱり疲れてるんじゃねえか」
「そ、そんなことはない……かも……」
「休んでていいぞ、晩飯作るときには起こしてやるから」
「今日はとうまに買った服を着て、見せたいんだよ」
「そうか、ありがとうな」
「えへへ」
「じゃあとりあえずいってくるよ」
「うん」
「舞夏ー、いるかー?」
「人の義妹を呼び捨てするなよカミやん」
「んなことどうでもいいけどいるのか?」
「ど、どうでも……」
「落ち込んでねえでさっさと言えよ、こっちは急いでるんだよ」
いや、特に急いでないけど。
「今はいないぜよ。何か用かにゃー? ……はっ、まさかカミやん!」
「あーもう……。お前の思ってるようなことは何もないから」
「ほんとかにゃー? で、もう一回聞くが何の用ぜよ」
「これ、舞夏に渡しといてくれ」
「なっ……これは舞夏が持ってたはずのワンピース……! 上条当麻、貴様!」
「コイツめんどくせえ……。借りてたから返しにきたんだよ」
「借りてた……だと……?」
「あーもう! うちの同居人の服を買いにいくまで借りてただけだよ」
「何!? 同居人だと、カミやん! オレ達が補習受けてる間にカミやんは女の子と……」
……お前は知ってるだろうが、俺の同居人。
「そんないいもんじゃねえよ」
「どんな娘ぜよ? カミやん?」
「銀髪の外国人のシスターで、今お前が頭に思い浮かべた人物だよ」
「……、外国人か、羨ましいぜよカミやん」
「はいはい、分かったからとりあえずそれ渡しといてくれ」
「っくぅーーカミやん! 今日という今日は!」
「うっせえ!!」
疲れた……。
ほんとに疲れた。
「ただいま、インデックス」
「……」
「あれ? インデックスー?」
「……寝てる」
しかもちゃっかり着替えてるし。
「似合ってるぞ、インデックス」
そういって頭をなでる。
「えへへ、ありがと……」
「……起きてるの?」
「……」
「……びっくりさせんなよ」
俺も少し寝ようかな、1時間寝たら17:00だし晩飯作り始めるのにちょうどいいだろ。
それに今日は一方通行とも話さなきゃいけないし……な…………。
─────ありがと、とうま。それと、おやすみ。
インデックスの声を聞いた、気がした。
……ま! きて、……!
「起きて、とうま!」
「うわっ」
「とうま、おはよう」
「やば、俺すっかり寝ちゃってたな」
「うん、ぐっすりだったよ」
「今何時だ?」
「18:00なんだよ」
「悪い、インデックス! 飯すぐ用意するから……ってあれ?」
机の上にはご飯とおかずが2人分並べてあった。
「これ、インデックスがやったのか?」
「うん、そうなんだよ!」
「へー、ありがとうな」
「あ、でもまだご飯の炊き方しか分からなかったから、おかずはお昼買ってきたやつの残りなんだよ……」
「それでも十分だよ、おいしそうじゃないか」
「……うん、そうだね!」
「「いただきまーす!」」
「うええ、ご飯がちょっと水っぽいんだよ……」
「そんなことないぞ、インデックス。ちゃんとおいしいぞ」
「そうかな?」
「そうだ、インデックスが炊いてくれた米だからな」
「そう言われるとそんな気がしてくるんだよ」
「だろ? 自分で作ったご飯はおいしいもんなんだよ」
「早くおかずも作れるようになりたいかも」
「焦らなくても大丈夫だ」
「そうだね」
「あ、インデックス、飯終わったらどうする?」
「どうするって?」
「いやー俺バカだからさ、補習行かなきゃなんねーんだけど行ってないんだわ。だから先生ん家行ってくるんだけどさ……」
「ふーん……」
「な、なんだよ」
「ううん、じゃあ私はお風呂入るね」
「そっか、わかし方は……」
「ちゃんと覚えてるよ」
「くれぐれも洗剤の使い方を間違えるなよ」
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