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元スレ上条「これが幻想殺しだ」
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学園都市――インデックスという少女を救うためにイギリスから来た女、神裂。
彼女は驚愕していた。
神裂「なんなんですか・・・・・・あなた・・・・・・」
彼女は手に『折れた』刀を持っていた。
彼女の目の前には――――
上条「なにって?」
その男は凡そ、凡人ではなかった。
上条「決まってる」
身長凡そ230米。
上条「ただの――」
体重凡そ160瓩。
上条「幻想殺しだ」
まるで金剛力士のような男だった。
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神裂「なるほど、確かに強い。ステイルの頭がスイカのようになったのがよくわかります」
神裂はスイカのように頭が砕け、虫の息である同僚を思い出す。
上条「それはすまなかった。ただ、彼は脆かった。俺の幻想殺しに耐えられなかったんだ」
巨漢は言う。
絞り上げられた肉体は軋む。
上条「だから――」
拳がギリギリと軋む。
上条「もってくれよ?」
その一言と共に、上条という男が走り出す。
バキリ、という音と共にアスファルトが捲れた。
ぬん――という声と共に、神裂の目の前は暗くなった。
上条「済まない」
上条という男は、肩が薔薇のようになった神裂を、優しく抱き上げる。
まるで紙のように、抱き上げる。
上条「また――先生のお世話になる」
その足は、病院に向かっていた。
>>9 じゃあ刀夜パパはCV:内海賢二だね
Oh……昨日タイプミス&根落ちしました。
というわけで訂正版張ります
というわけで訂正版張ります
学園都市――インデックスという少女を救うためにイギリスから来た女、神裂。
彼女は驚愕していた。
神裂「なんなんですか・・・・・・あなた・・・・・・」
彼女は手に『折れた』刀を持っていた。
彼女の目の前には――――
上条「なにって?」
その男は凡そ、凡人ではなかった。
上条「決まってる」
身長凡そ230糎。
上条「ただの――」
体重凡そ160瓩。
上条「幻想殺しだ」
まるで金剛力士のような男だった。
彼女は驚愕していた。
神裂「なんなんですか・・・・・・あなた・・・・・・」
彼女は手に『折れた』刀を持っていた。
彼女の目の前には――――
上条「なにって?」
その男は凡そ、凡人ではなかった。
上条「決まってる」
身長凡そ230糎。
上条「ただの――」
体重凡そ160瓩。
上条「幻想殺しだ」
まるで金剛力士のような男だった。
神裂「なるほど、確かに強い。ステイルの頭がスイカのようになったのがよくわかります」
神裂はスイカのように頭が砕け、虫の息である同僚を思い出す。
上条「それはすまなかった。ただ、彼は脆かった。俺の幻想殺しに耐えられなかったんだ」
巨漢は言う。
絞り上げられた肉体は軋む。
上条「だから――」
拳がギリギリと軋む。
上条「もってくれよ?」
その一言と共に、上条という男が走り出す。
バキリ、という音と共にアスファルトが捲れた。
上条「済まない」
上条という男は、肩が薔薇のようになった神裂を、優しく抱き上げる。
まるで紙のように、抱き上げる。
上条「また――先生のお世話になる」
その足は、病院に向かっていた。
一方、学園都市のとある病院。
看護師「先生……方の筋肉がバラのように破裂した女性がいます」
カエル顔の男「……あのスイカ頭の子と同じだろうね」
カエル顔の男はため息をつく。
全く、手加減を覚えきれないか――心の中でそう思いながら、彼は立ち上がる。
カエル顔の男「幻想殺し、厄介だね」
そういって、彼は患者のもとに向かう。
頭スイカになっても生きてるとかステイル君すげぇwwwwwwwwwwwwwwww
上条「うーん」
学園都市の無能力者、上条当麻は考える。
今目の前で寝ているインデックスという少女――
昨晩窓の外に気配を感じて飛び出し、捕獲した少女だ。
上条「記憶の蓄積で頭がパンクして死ぬ、か」
上条当麻は神裂の言葉を思い出す。
上条「筋肉をいくらつけても身がパンクすることはない・・・・・・それと同じで知識を身に付けたかといって脳がパンクするのか?」
上条当麻は疑問に思う。
上条「インデックス、起きてくれ」
インデックス「ん?どうしたのかな?」
上条「今日夜外出するから適当に出前をとってくれ、店には金をちゃんと渡してくれよ?」
そういって、上条当麻は3万円を渡す。
それは学園都市の無能力がポンと出して良い金ではなかった。
インデックス「う、うん。わかったんだよ」
インデックスは真面目な顔をする身長230糎の男に少しびくつきながら返事をした。
さて、再び学園都市の病院に戻る。
カエル顔の男「いつ見ても、凄まじい破壊だ。これが無能力者だなんて」
カエル顔の男は、感嘆していた。
目の前には肩の肉が薔薇のようになった神裂。
彼の腕を持ってしたら、この程度簡単に治せる。
カエル顔の男「とりあえず、昨日のスイカ君よりは治すのが簡単だ」
そう言って、カエル顔の男は治療を始める。
昨日運び込まれた、頭がスイカのようになった男――カエル顔の男がパスポートの顔から顔を再現したその男は、皮膚という皮膚が断裂し、筋組織がスイカ割りの後のスイカのようになっていた。
手加減したのだろう。
彼の骨は頭蓋骨に満遍なくヒビが入る程度ですんだ。
あの程度なら――一月もあれば退院できると彼はふんでいた。
カエル顔の男「まぁ、彼も手加減がうまくなったってことかな」
感慨深げにカエル顔の男は言った。
同時刻、上条当麻はとある場所にいた。
一見すると、そこはボロボロのビルだ。
上条「お久しぶりです」ペコリ
受付嬢「お久しぶりですです」ペコリ
上条当麻はそのビルの受付嬢に話しかける。
上条「今日、『入れ墨』は来ますか?」
受付嬢「はい、いらっしゃいますよ」
上条「では、5万円払うので参加します」
そう言って、上条当麻は5万円を受付嬢に渡す。
受付嬢「わかりました。お久しぶりですの参加なのでとても盛り上がるでしょう」
受付嬢は楽しそうに笑った。
上条「はぁ、久しぶりにここに頼ることになったか」
ビルから少し離れたところで、上条当麻は座り込む。
どっと、疲れたのだ。
上条「知識のつけすぎで頭がパンク、か」
そういった時だった
駒場「久しいな、上条当麻」
上条「お、駒場の兄さんじゃないか」
上条の目の前に、上半身裸の男が現れた。
身長は高々190ほど。上条のように天から与えられたような巨体ではない。
だが、その筋肉は目を引くものだった。
上条当麻の肉体が金剛力士のようならば、駒場の肉体はオリンピアの石像。
彫られたような筋肉が眩しかった。
駒場「なにか悩みがあるのか?」
上条「ええ」
上条は駒場に苦笑いしながらそういった。
上条は今までの経緯を話す。
窓の外を落下中の少女男を捕まえたこと。
そしたら赤髪の男が火炎放射機で襲いかかったので殴ったらスイカのように頭がはぜた事。
虫の息だった男を医者に運んだこと。
そしたら痴女がよくわからない事を言いながら切りかかって来たので大胸筋で受け止めたら刀が折れたこと。
そしたらなんかぺら回し初めて落下中に捕まえた少女が記憶を詰め込みすぎて頭がパーンとなり死ぬかもしれないということ。
そして、『彼』を頼ろうと思ったこと。
駒場に、全て話した。
上条「どう思いますか、兄さん(あにさん)」
駒場「俺にはよくわからん――だが・・・」
駒場「大胸筋を鍛えても筋肉によって心臓が潰れることはない。上腕二等筋を鍛えたからと言って腕が自壊することはない。ならば――」
駒場「きっと、その少女が記憶をなくすことなく生きれる道があるはずだ」
上条「俺も、そう思います」
そういいながら、二人は空を見た。
駒場と別れ、上条当麻は夜に備える。
上条「軽く走るか」
上条当麻は走り出す。
といっても、全身に血を巡らすためのジョギングだ。
適度な運動は筋肉に良い――
自らの信念に従ってつけたこの筋肉を、保つための運動だ。
ある程度走った、そのときだった。
「チェイサーっ!」
聞き覚えのある声。
横を見ると、見知った少女が自販機を蹴り砕いていた。
上条(ビリビリも今日も元気だな)
知り合いの犯罪行為を上条当麻は横目で流し、走り出す。
一方、残されたインデックス。
インデックス「暇なんだよ」
上条当麻の部屋は、年頃の女の子にとっては殺風景なものだろう。
筋トレグッズと格闘技の教材本とDVD、それに少しばかりの雑誌。
完全記憶能力を持つ彼女にとっては、1時間たっぷり時間を掛ければ読める雑誌だ。
インデックス「暇かもなんだよ」
そこでインデックスは思った。
インデックス「そうだ、この『明日から君も黒タイツの暗殺者を返り討ちにできる。マジカル八極拳』(マスター☆コトミー)を読むんだよ!」
あまりにも暇すぎて、インデックスは上条当麻の部屋にある本を一心不乱に読み始めた。
一方上条当麻は、たっぷりジョギングで体を温めた。
上条「ぬっ」
ぐっと拳を握り――
上条「ふんっ!」
近くに放置してあった鉄板を殴り砕く。
上条「・・・・・・上々――行くか」
上条当麻は再びボロビルに向かう。
ボロボロのビルの地下――そこにはリングがあった。
八角形の、地面が砂のリング。
それを囲むのは数多の観客。
彼らは、皆一様に騒いでいた。
「幻想殺しだ・・・今日の一番人気、入れ墨を倒せるのは彼だけだ」
「いや、あいつも可能性はある。バランスの良い浜面だ」
「今回は幻想殺し、入れ墨、バランスの良い浜面、駒場、この四人しかいないのか?」
「入れ墨が参加するのに加えて、バランスの良い浜面がいるから大半の闘士は棄権。残ってた命知らずも幻想殺しの久しぶりの参戦に棄権したようだ」
「そうか」
彼らは皆一様に金持ち。
彼らは――此処でスリル溢れるギャンブルを行っていた。
そう、此処は地下闘技場学園都市支部である。
上条当麻は無能力者だ。
だから貧乏である。
故に金がほしい。
地下闘技場で闘うのは当然だった。
久しぶりの地下闘技場。
上条当麻はシャワーを浴びる。
筋肉が張った体を、シャワーの水がつたう。
上条「ふぅ」
汗を流し、出ようとすると――
「なるほど、あんたが幻想殺しか」
上条「ん?」
チンピラ――であるがバランスがいい。
そんな男が上条に話しかけた。
バランスがいい――打撃間接持久、格闘技における戦闘のバランスがいい筋肉のつき方だ。
バランスがいい男は、上条に頭を下げる。
浜面「駒場さんに世話になってる、浜面仕上だ。今日はいいファイトをしようぜ」
そういって、奥の浴槽に向かう。
上条「バランスがいい筋肉だ」
上条は感心した。
あぁ、すまない
筋肉で物理を超越して爆砕点穴みたいなことしたのかと…
筋肉で物理を超越して爆砕点穴みたいなことしたのかと…
上条「ふぅ」
さて、上条当麻の目的は別にバランスのいい浜面ではない。
この地下闘技場学園都市支部に、上条当麻と並ぶ強さの男が居る。
上条「お久しぶりです。木原博士」
風呂の入り口に、その男は居た。
木原「久しぶりだな幻想殺しぁ」
顔に入れ墨、筋骨隆々。
みての通り、頭がいい。
科学的な理論によって絞られた、魅せるためではなく戦うための筋肉は、筋肉から知性を醸し出す。
だから、みての通り頭がいい。
木原「相変わらず野蛮な筋肉だなぁ。うちの馬鹿餓鬼にも見倣わせたいほど、野蛮だ」
それは木原数多なりの誉め言葉だった。
上条「はは、俺はただの餓鬼ですよ。所で木原博士――少し相談が」
上条当麻の顔を見て、木原数多は何かを悟る。
木原「何があった?」
上条当麻は木原数多に事情を話す。
全て聞いた後――
木原「あひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwww! はwwwwwwwwww腹が捩れるwwwwwww!」
大爆笑した
木原「記憶で頭がパンクだあ?んなことしてたらうちの馬鹿餓鬼なんぞ演算で頭がパァンだ」
木原「幻想殺しぁ、此処の連中には事情を話しておいてやる」
木原「速くその嬢ちゃんのとこに行ってやりな」
上条当麻は頷き走る。
木原「さぁて、観客のお詫びに木原流丸太神拳で浜面くんと駒場くんを倒しますか」
バランスのいい浜面と金剛力士駒場はこの後丸太を振り回す木原数多に負けた。
見ていた観客曰く――
「スゲェ」
だったらしい
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