私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレほむら「思い出せない…私は何者だ?」2
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
杏子(身体中が痛い)
杏子(これ、全部…火傷なのか)
杏子(顔もとんでもなく……痛い)
杏子(息が苦しいのが、気にならねえ)
杏子(…水が、染みる)
杏子(胸糞悪い感覚が、傷口からも入って来る)
杏子(ああ、町の水って……こんなに汚れてるんだな)
杏子(そりゃあ、みんなの心が荒んでるわけだよな…)
杏子(ほむら……)
杏子(アタシ、そんなつもりはないのに)
杏子(…アタシのやってきたことって、そんなに悪い事だったの……?)
杏子(マミ……ほむ、ら……)
「……ん?」
「え?えっ!?」
「ちょっと、嘘でしょ…!」
「…く、…いや、それでも助けなきゃ!」
恭介「……?」
恭介(……もう夜か)
恭介「いや、違う」
恭介(変な時間に目覚めたからってわけじゃない…何か、おかしい)
恭介(懐かしいんだ、何かが…何か)
ゴソ
恭介「え?」
恭介(なんだ、この感覚…)
ググ・・・
恭介「そんな」
恭介(嘘だろう)
グッ・・・パ
恭介「たちの悪い夢を見させるなよ…!」
グッ・・・
恭介「う、うそ……そんな、ことが…!?」
母(やれやれ……私も年か、甘くなったのか……)
父「大変だったな、バラライk……ではなく、母さん」
母「フン、いつの間に帰った?」
父「時空間を繋げて戻った、私は一週間ぶりの帰宅だよ」
母「一週間も働いたのか?」
父「忙しくてな、ミレニアムとか学園都市とか言う組織を潰すのに手間取った」
父「母さん、食事は?」
母「何が食べたい」
父「何でもいいさ」
母「じゃあ時空間を繋げて五分後の台所に来てくれ」
父「うむ」
誤爆申し訳ありませんでしたああああああああああああああああ
すみませんでした……
すみませんでした……
まどか「ひどいよ、キュゥべえ……どうして嘘ついてたの?」
QB「嘘をついていたわけじゃないよ」
まどか「そんなのウソだよ…知ってるのに言わないなんて、騙してるのと同じだよ」
QB「僕は人間じゃないんだから、思考回路が全く同じだとは思ってほしくないな、まどか」
まどか「……」
QB「これでも僕は僕なりに最善を尽くしているつもりなんだよ?」
まどか「…ソウルジェムが濁りきると、グリーフシードになるなんて……」
まどか「それを知らずに契約しちゃってたら、私……!」
QB「けど君たちは暁美ほむらから、ソウルジェムは魂だということは聞かされているじゃないか」
まどか「聞いたけど、これはひどいよ…ひどすぎるよ」
QB「その魂が濁りきるのだから、僕は正直、ある程度の危機感は伝わっていたかと思っていたよ」
まどか「……無茶いわないでよ!」
まどか「私が知らずに契約しちゃったら…!魔女になったらどうするの!世界はどうなるの!?」
QB「大変なことになってしまうだろう」
QB「けれどそれは確実な未来じゃないんだ」
QB「要はソウルジェムが濁らなければいいだけの話だろう?」
まどか「……帰って」
QB「……」
まどか「キュゥべえって…もっと話が通じるかと思ってたのに…」
QB「やれやれ、嫌われちゃったか……まったく、困ったもんだよ」
QB「けどまどか、これだけは覚えておいてほしい」
QB「ワルプルギスの夜を倒すには、並大抵の力じゃ無理なんだ」
まどか「……」
QB「願い事を決めたら、いつでも僕を呼んで」
ほむら「ん?」
見慣れた天井。
起き上り、時計を確認する。
ほむら「…夜か」
どうやら眠っていたらしい。
私の身体には毛布がかけられ、適当な空きスペースに横たわっていた。
ほむら「?」
おかしい。こんな寝方をした覚えはない。
そもそも私は寝た覚えなどない。
確か最後に、ええと、なんだ。記憶喪失ではないはずだ。
確か、アイスクリームを食べて、OLと話して、それで…。
アパートまで戻ってきたのだろうか。曖昧だ。
ほむら「……っつ」
頭が痛む。こめかみの奥辺りの鈍痛を右手でさする。
ほむら「あ、これなんだか思い出す時のあれだな……」
別段思い出したくもない暁美ほむらの過去だが、それらしい兆候が出てきてしまった。
思い出したら思い出したで構わない。けれど新たな自分として、何のしがらみもなく今の生活を満喫したいものだ。
「……にゃぁ…」
ほむら「眠そうな鳴き声だな、よし、私も一緒に寝てやろうか」
「……にゃ…」
さて、明日も学校。
さやかの報告が楽しみだ。
ふと思ったんだが、上条恭介の名前って
とある魔術の上条と俺の妹の京介とにているよな。
その心は?
どちらも女からモテルリア充野郎
とある魔術の上条と俺の妹の京介とにているよな。
その心は?
どちらも女からモテルリア充野郎
>>227
一瞬お前に「京介」という名の妹がいると錯覚した
一瞬お前に「京介」という名の妹がいると錯覚した
杏子(……お父さん…お母さん)
杏子(…モモ……待ってよ、置いてかないでよ…アタシを)
杏子(いつか絶対にみんなで笑える日が…)
杏子「……ん?」
杏子「天井…」
杏子「ホテルじゃない…?ここは、一体…?」
さやか「スー…スー…」
杏子「…!?」
バッ
杏子「こ、こいつあの、バーガー屋にいたうるさい奴…!なんで隣…え!?ていうかアタシどうして…」
さやか「ん、ん~うるせぇ~…何よ一体…」
さやか「あ」
杏子「…ここは何だ」
さやか「あんた起きたんだ…良かった」
杏子「答えろよ!ここどこだよ、なんでアタシがここにいる」
さやか「はあ…助けてやった上に私の家まで運んでやったのに、そんな言い方はないでしょ」
杏子「助、なに?」
さやか「覚えてない?昨日びっくりしたんだから」
杏子「昨日…あ、昨日……」
杏子(…モモ……待ってよ、置いてかないでよ…アタシを)
杏子(いつか絶対にみんなで笑える日が…)
杏子「……ん?」
杏子「天井…」
杏子「ホテルじゃない…?ここは、一体…?」
さやか「スー…スー…」
杏子「…!?」
バッ
杏子「こ、こいつあの、バーガー屋にいたうるさい奴…!なんで隣…え!?ていうかアタシどうして…」
さやか「ん、ん~うるせぇ~…何よ一体…」
さやか「あ」
杏子「…ここは何だ」
さやか「あんた起きたんだ…良かった」
杏子「答えろよ!ここどこだよ、なんでアタシがここにいる」
さやか「はあ…助けてやった上に私の家まで運んでやったのに、そんな言い方はないでしょ」
杏子「助、なに?」
さやか「覚えてない?昨日びっくりしたんだから」
杏子「昨日…あ、昨日……」
さやか「せっかく魔法少女になったんだから、ってことで、ソウルジェムを持ちながら歩いてたらさ」
――気安く呼ばないで頂戴
さやか「川の中にヘンなものがぷかぷか浮いてるなあって思って見てみたら」
――惨めな姿ね、佐倉杏子
さやか「ボッロボロになったあんたが居たってわけ…死ぬほど驚いたんだよ?死体かと思って、涙も出ちゃったくらい」
――私はいつか、そんな貴女を殺したいと思っていたの
杏子「うっ、ぅあ…ぁ…」
さやか「! ご、ごめん、思い出したくないよねあんな事…」
杏子「な、なんで…なんであんな…」
さやか「ま、まぁ魔女だって強いの弱いの色々あるんだろうね…私も気をつけないといけないっていうかな…」
杏子「ぅう…うぐぐ…」
さやか「…もう、大丈夫だって」
ギュ
杏子「……」
さやか「あんたは生きてるから…生きてさえいれば大丈夫なんだから、ね」
さやか(震えてる…よほど怖い、強い魔女が相手だったのかな)
さやか(……まさか、ワルプルギス?いやいや、まだのはずだよね…)
ふたたび ほーむずと鉢合わせて、
怨みと恐怖(どちらがメインだろ?)から即座に臨戦態勢で攻撃する杏子と、
何があったか分からないでうろたえるほむほむ。
という場面が訪れるわけか。
一対一での鉢合わせじゃないことを祈る。
いや、ほんと先行きが楽しみだ。どうなるんだろ、ワクワク
怨みと恐怖(どちらがメインだろ?)から即座に臨戦態勢で攻撃する杏子と、
何があったか分からないでうろたえるほむほむ。
という場面が訪れるわけか。
一対一での鉢合わせじゃないことを祈る。
いや、ほんと先行きが楽しみだ。どうなるんだろ、ワクワク
席についているだけでも、クラスの皆が声をかけてくれるようになった。
まどか「おはよー!ほむらちゃん」
ほむら「おはようまどか、そのリボン良いね」
まどか「え、えへへ、いつも付けてるよう…」
仁美「おはようございます、ほむらさん」
ほむら「やあ仁美おはよう、口元に海苔がついてるよ」
仁美「!」
ほむら「冗談だよ、ごめんね」
仁美「も、もう、ひどいですわ」
「暁美ー、この間の問題答え教えてくれよっ」
ほむら「ふふん、もうギブアップということは、君の賭け金は私のものになるということだが」
「ひ、ヒントくれ!」
ほむら「じゃーあー…そうだな、200円くれたらヒントをあげよう」
「くそっ!もってけえ!」
ほむら「よしよし、ヒントは“コップの裏”だよ、ふふ、次の月曜までに答えられなければ私に千円だ」
男も女も分け隔てなく話しかけてくる。
なんとも退屈のしない日常だ。
さやか「おっはよーう!」
さやかも遅れて登場だ。
やはり彼女がいなければ、この教室は賑やかにならない。
まどか「あ、さやかちゃん!おはよう、今朝居なかったね、どうしたの?」
仁美「ごめんなさい、先に来てしまいましたわ」
さやか「ううん、こっちも何も連絡入れずにごめんね、色々あってさ」
ちらりと、彼女の目がこちらに向く。
彼女の手には指輪がはめられていた。
そして軽い秘密のウインク。
無事に契約は済ませたようだ。
ほむら「おはよう、さやか…調子はどうかな」
さやか「んーんー…絶好調!」
胸を張って、爛々と目を輝かせて。
さやか「って、感じかな?へへ」
ほむら「そっか、良い事だな」
私は、そんな彼女の踏み出した新たな一歩を、心から祝福しようと思う。
さやか「…あ、ねえホムラ、ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」
ほむら「ん?」
さやか「えっと……」
告げる前にガラスの扉は開かれた。
和子「はい静かにー、席についてー」
教鞭を取る先生の表情は固い。
また失恋でもしたのだろうか。機嫌がよくないこの先生は、非常に指名が厳しくなる。
私も最初のうちはなかなか当てられたものだ。
さやか「あー…おっけ、じゃあ次の休み時間!」
ほむら「良いよ、その時にね」
私に何か聞きたいことでもあるのだろうか。
昼休みに聞きたいことではないようなので、そこまで大事な事ではないのだろうが…。
ほむら(ふん、ふん)
右手の上に二百円を乗せてコインロールを楽しむ朝。
音はなくとも、鼻歌が交じる。
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★類似してるかもしれないスレッド
- ほむら「思い出せない…私は何者だ?」3 (675) - [98%] - 2012/6/8 6:15 ★★
- ほむら「思い出せない…私は何者だ?」 (1001) - [94%] - 2012/4/1 2:00 ★★★
- あかり「最近ごらく部にいてもつまらない」 (394) - [38%] - 2016/1/12 21:45 ☆
- ほむら「時間遡行にQBがついてきた」 (512) - [38%] - 2014/9/9 5:15 ★
- ほむら「拳でワルプルギス倒す」 (959) - [37%] - 2012/4/25 20:30 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について